JP3346972B2 - コンクリ−トミキサ車のドラム積載重量の自重計 - Google Patents

コンクリ−トミキサ車のドラム積載重量の自重計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリ−トミキ
サ車に関し、特に、ドラム内積載物の重量を検知し、表
示する自重計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリ−トミキサ車におけるド
ラム内の生コン量を検知する検知装置として、たとえ
ば、実開昭62−13607号公報に記載されたものが
ある。
【0003】これについて説明すると、図5に示すよう
に、ミキサ車のドラム20の後部に形成した負荷円周面
21に転接した一対の転子22、23を支承している軸
受枠24、25のうち、一方の軸受枠25を転子23に
かかるドラム20の荷重によって変位するようにし、こ
の軸受枠25と車体27との間にロ−ドセル26を介在
させて、ロードセル26の検出値に基づいてドラム20
内の生コン重量を検知するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この検知装
置にあっては、ミキサ車のドラムの後部に形成した負荷
円周面に転接した左右一対の転子の内の一方の転子にか
かる荷重を検出することにより、ドラム内の生コン量を
推定するようにしているが、ドラム内の生コンの全重量
をこの軸受枠のみで支えているわけではなく、また、生
コンを撹拌するブレードの位置によりドラム内で生コン
に偏りがあると、左右の転子にかかる荷重の分担が変わ
ってしまい、さらには荷重測定時にミキサ車が傾斜して
停車しているかによっても、転子にかかるドラムの荷重
が変わってしまうこともあり、これらのため軸受枠と車
体との間の1箇所に設けたロ−ドセルだけでは、必ずし
もドラム内の生コンの全積載重量を正確に反映した測定
を行うことが難しいという問題があった。
【0005】そこで、本発明はドラム内の生コンの積載
状態によらず、全積載重量を正確に検知することのでき
るコンクリートミキサ車の自重計を提供する。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車体上に
設けた前方ドラム受部及び左右一対の後方ドラム受部
と、これら前方ドラム受部と左右一対の後方ドラム受部
とにより前下がりに傾斜した状態で回転可能に支持され
たドラムとを備え、ドラムが前方ドラム受部と左右一対
の後方ドラム受部の3ヶ所で実質的にその荷重を支持さ
れているコンクリ−トミキサ車において、前記前方ドラ
ム受部に設置した荷重センサと、この荷重センサの検出
値と予め求めた前方ドラム受部と後方ドラム受部とのド
ラム荷重の分担率とに基づいてドラム積載重量を算出す
る演算部と、演算部の演算結果を表示する表示部とから
なる。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】第1の発明では、前方ドラム受部と後方ドラム
受部との荷重の分担率を求めておくことにより、前方ド
ラム受部にのみ設けた荷重センサの検出値から後方ドラ
ム受部の分担荷重を推定し、これらに基づいて全体のド
ラム積載重量を算出するので、荷重センサの設置数は1
個ですみ、生産コストの低減が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0013】図1、図2に示すように、この実施の形態
に関わるコンクリ−トミキサ車において、車体1上には
前方ドラム受部2と、左右一対の後方ドラム受部3、4
とを設け、前方ドラム受部2とそれぞれガイドロ−ラ
5、6を設けた左右一対の後方ドラム受部3、4とでド
ラム7を前下がりに傾斜した状態で回転可能に支持して
いる。前方ドラム受部2はドラム7の回転軸心の延長上
にあり、また後方ドラム受部3、4は回転軸心を中心と
した左右の対称位置にあり、これらによりドラム7を実
質的に3点支持している。
【0014】なお、生コンが投入積載されるドラム7
は、図示しない油圧モ−タによって可逆的に回転駆動さ
れるようになっている。
【0015】前方ドラム受部2には荷重センサとしての
ロ−ドセルA11が、また左右の後方ドラム受部3、4
には同じくロ−ドセルB12、ロ−ドセルC13がそれ
ぞれ設置してあり、図3のブロック線図に示すように、
これらロ−ドセルA、B、C11、12、13はケ−ブ
ル14を介して自重計15の演算部16に接続され、演
算部16は電源17と接続される。
【0016】演算部16は各ロードセルA、B、C1
1、12、13の検出値の総和としてドラム7の積載重
量を算出するもので、この演算部16での演算結果が図
4に示すような表示部18に表示される。
【0017】なお、荷重センサとして、ロードセルの他
に、ひずみケージ等を用いることもできる。
【0018】自重計15は、運転台キャブの外側の右側
架装物の前方に設置しているが、必要に応じて操作上見
やすい場所に適宜に設置することで、操作者は自重計1
5の表示部18を見ながら操作できる。
【0019】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0020】ミキサ車のドラム7内に積載物が何も積載
されていない状態で、各ロ−ドセルA11、ロードセル
B12、ロードセルC13からの信号が積載重量ゼロに
成るように自重計15のゼロ調整をするとともにゲイン
を調整しておく。
【0021】ミキサ車のドラム7に図示しない混合機か
ら生コンが投入されると、ドラム7を支持する各ドラム
受部2、3、4に積載荷重が掛かり、この荷重により発
生するひずみを前方ドラム受部2に設けたロ−ドセルA
11と、左右一対の後方ドラム受部3、4に設けたロ−
ドセルB12、C13との3点で検出し、これらの総和
としてドラム積載重量を演算部16で演算し、これをド
ラム7内に投入された生コンの全積載重量として表示部
18で表示する。
【0022】この場合、ドラム7内の積載物がどの箇所
に集中して積載された状態にあっても、各ドラム受部
2、3、4にかかるドラム7の荷重の総和としては変わ
ることはなく、また、生コンの量を検出する際、ミキサ
車が傾斜面に停車している状態にあって、ドラム7内の
生コンが移動することがあっても、各ドラム受部2、
3、4にかかるドラム7の荷重の和としては変わってし
まうことはなく、ドラム7内の生コンの全積載重量を正
確に検知できる。
【0023】ところで、このようなミキサ車で、生コン
のほかに砂利や砂等の骨材を積載、搬送する場合には、
法的に要求される積載重量の検知装置の許容誤差が25
%以下とそれほど高い精度を必要としない。
【0024】そこでこのような場合には、前方ドラム受
部2と後方ドラム受部3、4の3ヶ所にロ−ドセルを設
置しなくても、次ぎのようにして要求に対応した測定精
度を維持することができる。
【0025】すなわち、前方ドラム受部2にロードセル
A11と、左右一対の後方ドラム受部3または4のうち
いずれか一方にロードセルB12またはロードセルC1
3を設け、演算部16において、これら2カ所のロード
セルのうち、後方ドラム受部に設けたロードセルB12
またはロードセルC13の検出値を2倍にすることによ
り、ドラム全体の積載重量を計測するのである。
【0026】左右一対の後方ドラム受部3と4にはほぼ
等しい荷重が作用し、このためいずれかの検出値を2倍
することにより、左右の後方ドラム受部3と4にかかる
荷重を推定することができる。
【0027】したがって、この場合にはロードセルの数
が少なくなり、それだけ生産コストの低減が図れる。
【0028】また、前方ドラム受部2に設けたロードセ
ルA11のみにより、演算部16においてドラム全体の
積載重量を推定することもできる。
【0029】前方ドラム受部2と左右一対の後方ドラム
受部3、4とで受け持つドラム荷重の分担率は、積載重
量にかかわらずほぼ一定となる。したがってこの分担率
を予め求めておくことにより、前方ドラム受部2の支持
荷重の検出値から、後方ドラム受部3、4の支持荷重を
推定することができ、これらに基づいてドラム全体の積
載重量を測定できる。
【0030】ところで、左右一対の後方ドラム受部3ま
たは4のいずれか一方の荷重のみを検出して全体の積載
重量を測定する場合には、ドラム内のブレードの停止位
置により内容積載物に偏りがあるときなど、左右の後方
ドラム受部3と4で検出される荷重は相違し、このた
め、後方ドラム受部3または4の1カ所のみで荷重測定
すると、その誤差が大きくなるが、このように前方ドラ
ム受部2で検出した荷重を用いると、積載物に左右の偏
りがあっても、前方ドラム受部2の受け持つ分担荷重に
は大きな変動がないため、測定精度が著しく高められ
る。
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、前方ドラム受部と
後方ドラム受部との荷重の分担率を求めておくことによ
り、前方ドラム受部にのみ設けた荷重センサの検出値か
ら後方ドラム受部の分担荷重を推定し、これらに基づい
て全体のドラム積載重量を算出するので、荷重センサの
設置数は1個ですみ、生産コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すコンクリ−トミキサ
車の側面図である。
【図2】同じく図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同じくブロック線図である。
【図4】同じく自重計の正面図である。
【図5】従来例を示すコンクリ−トミキサ車の背面図で
ある。
【符号の説明】
1 車体 2 前方ドラム受部 3 後方ドラム受部 4 後方ドラム受部 5 ガイドロ−ラ 6 ガイドロ−ラ 7 ドラム 11 ロ−ドセルA 12 ロ−ドセルB 13 ロ−ドセルC 14 ケ−ブル 15 自重計 16 演算部 17 電源 18 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 省三 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (72)発明者 鈴木 邦久 神奈川県川崎市川崎区港町7番10号 三 酵物流株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−73508(JP,A) 実開 平6−22074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28C 5/42 B60P 3/16 B60P 5/00 G01G 19/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に設けた前方ドラム受部及び左右
    一対の後方ドラム受部と、これら前方ドラム受部と左右
    一対の後方ドラム受部とにより前下がりに傾斜した状態
    で回転可能に支持されたドラムとを備え、ドラムが前方
    ドラム受部と左右一対の後方ドラム受部の3ヶ所で実質
    的にその荷重を支持されているコンクリ−トミキサ車に
    おいて、前記前方ドラム受部に設置した荷重センサと、
    この荷重センサの検出値と予め求めた前方ドラム受部と
    後方ドラム受部とのドラム荷重の分担比率とに基づいて
    ドラム積載重量を算出する演算部と、演算部の演算結果
    を表示する表示部とからなることを特徴とするコンクリ
    −トミキサ車のドラム積載重量の自重計。
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