JP3345938B2 - エアバッグ - Google Patents

エアバッグ

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JP3345938B2
JP3345938B2 JP02259993A JP2259993A JP3345938B2 JP 3345938 B2 JP3345938 B2 JP 3345938B2 JP 02259993 A JP02259993 A JP 02259993A JP 2259993 A JP2259993 A JP 2259993A JP 3345938 B2 JP3345938 B2 JP 3345938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信頼性の高いノンコー
ト基布からなるエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車における乗員の安全確保の
ためのエアバッグの実用化が急激に高まりつつある。エ
アバッグは、自動車の衝突事故の際、衝突のショックを
センサーが受けて、高圧ガスを発生させ、この高圧ガス
によってエアバッグを瞬間的に膨脹し、衝突時に、乗員
の特に顔面を保護しようとするものである。従来、エア
バッグには300〜1000デニールのナイロン6・6
フィラメント糸を用いた平織物に、耐熱性、空気遮断性
などの向上のため、クロロプレンゴム、クロルスルホン
化オレフィンゴム、シリコーンゴムなどのエラストマー
を塗布、積層した基布を裁断、縫製して作られていた。
【0003】エアバッグを瞬間的に膨脹させる高圧ガス
は、一般的に、窒素ガスであり、該窒素ガスは窒素ガス
発生剤であるアジ化ナトリウムを火薬で瞬間的に加熱し
発生させるため、500℃程度の高温のガスになる。こ
のため、顔面側では、この高温の窒素ガスがエアバッグ
基布を通して顔面に吹き出すと、火傷するので、このよ
うな事故が惹起しないように、非通気性の基布が求めら
れている。
【0004】一方、非顔面側では、窒素ガスで膨脹した
エアバッグに顔面が接触した際に、顔面への衝撃を緩和
するため、一般に、ベントホールと称する排気孔が設け
られている。ベントホールを有するタイプのエアバッグ
では、顔面側、非顔面側ともクロロプレンゴムやシリコ
ーンゴムなどをコーティングした非通気性の同一基布を
用い、非顔面側の基布にベントホールが設けられてい
た。しかし、高温の窒素ガス中には、火薬残査などの人
体に有害なミストが含有されており、該ミストがベント
ホールを通して自動車の車内に排出されると、車内の空
気を汚染するという問題があった。このため、ベントホ
ールを有しない通気性の高い基布を用いて、火薬残査な
どの人体に有害なミストを該基布で濾過するタイプのエ
アバッグが求められていた。例えば、実公昭48−16
761号公報には、火薬の爆発で発生したガスにより膨
脹されるエアバッグを通気性布材で構成し、その完全膨
脹時の垂直方向最大幅を通る垂直線を挟んで乗員側筒面
にシート状非通気性材料を設けてなるノンコート基布と
コーティング基布の組み合わせからなるエアバッグが提
案されている。該エアバッグはミストによる車内の空気
を汚染を軽減するという面では好ましいものであるが、
コーティング基布を用いるため重く、厚いので、衝撃力
の大きいものとなるし、ハンドルのブレを大きくする上
に、さらに、コーティング加工であることから、高価な
エアバッグになる欠点を有していた。
【0005】特開平4ー228339号公報には、これ
らの欠点を解消するため、合成樹脂糸、好ましくはポリ
アミド系から平織で仕上げた織布からなるエアバッグシ
ステム用ガスバッグにおいて、該織布がガスバッグ下部
で16〜23本/cmの糸を有し、かつ該織布の糸が47
0dtex 以下であり、さらに該織布の糸がガスバッグ下
部で低収縮性の糸であって、ガスバッグ上部で伸長性の
糸であるガスバッグ(エアバッグ)が提案されている。
該ガスバッグは特性の異なるノンコート基布を組み合わ
せたエアバッグであり、16〜23本/cmの平織で仕上
げた織布からなるガスバッグ下部から排気させ、火薬残
査などの人体に有害なミストを基布で濾過させることを
狙ったものであるが、平織組織のもので、織密度が16
本/cm程度のものは、極めて目ずれしやすく、通気性が
高くなりすぎ、エアバッグ膨脹時にバースト圧が低くな
る欠点があった。一方、織密度が23本/cm程度の高密
度のものは、目ずれしにくいものであるが、通気性が低
いので、排気作用に欠ける欠点を有していた。また、織
密度が16本/cmを越え23本/cm未満のものは、排気
作用と目ずれの両面でバランスの取れたものが得られな
い欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑み、特性の異なるノンコート基布を組み合わせ
ることにより、高い排気作用と高いバースト圧とが共に
達成されるバランスのとれた信頼性の高いエアバッグを
提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次のような構成を有する。すなわち、本発明
のエアバッグは、合成繊維布帛からなるノンコートエア
バッグにおいて、該布帛が平織組織の基布とリップスト
ップ組織の基布の組み合わせからなり、平織組織の基布
をエアバッグの顔面側に、平織組織を構成する経糸およ
び/または緯糸のうち、特定のピッチで、2本以上の糸
または地糸よりも繊度の太い糸を用いて製織したうね組
織を有するリップストップ組織のノンコート基布を非顔
面側に用いることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は、エアバッグ用基布として最適特性を
有する平織組織の織物を、顔面側と非顔面側の両面に使
用するために工夫されたものであり、特に非顔面側の基
布として、通気性、排気性に優れているもので、しかも
バースト圧を低下させない平織組織について鋭意検討し
たところ、リップストップ組織を有する平織組織に到達
したものである。この平織組織の織物は、優れた通気
性、排気性を有する織目密度に構成したにも拘らず、目
標のバースト圧を維持する特徴を発揮することを究明し
たものである。すなわち、本発明者らは、目ずれ現象を
阻止する度合が、バースト圧の低下を阻止する度合に大
きく関係することを究明して、本発明を完成したもので
ある。
【0009】本発明における合成繊維としては、エアバ
ッグ用基布としての必要な特性を満足するものであれば
特に制約を受けないが、たとえば、ナイロン6、ナイロ
ン6・6、ナイロン12、ナイロン4、ナイロン4・6
およびナイロン6とナイロン6・6重合体、ナイロンに
ポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミン類な
どを共重合した共重合ポリアミドなどのポリアミド系樹
脂からなる繊維、ポリエチレンテレフタレートなどのホ
モポリエステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成す
る酸成分にイソフタル酸、5ーナトリウムスルホイソフ
タル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸など
を共重合した共重合ポリエステルなどのポリエステル系
樹脂からなる繊維、パラフェニレンテレフタルアミドお
よび芳香族エーテルとの共重合体などに代表されるアラ
ミド系樹脂からなる繊維、その他、レーヨン繊維、超高
分子量ポリエチレン繊維、パラフェニレンサルフォン、
ポリサルフォンなどのサルフォン系樹脂からなる繊維、
ポリエーテルケトン樹脂からなる繊維などを使用するこ
とができる。これらの繊維の中でもポリアミド系樹脂繊
維が、柔軟性、耐衝撃性などの特性面から特に好ましく
使用される。
【0010】上述した各繊維には、原糸糸条の製造工程
や加工工程での生産性あるいは、特性改善のために通常
使用されている各種添加物を含んでいてもよい。たとえ
ば、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防
止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有せしめ
ることができる。
【0011】布帛を構成する単繊維の強度は、特に制約
を受けないが、好ましくは6 g/デニール以上、更に好
ましくは7 g/デニール以上である。布帛を構成する単
繊維の繊度およびトータル繊度は、エアバッグとしての
必要な機械的特性を満足するものであれば特に制約を受
けないが、好ましくは、単糸繊度は1〜7デニール、ト
ータル繊度は200〜1000デニールがよい。また、
布帛を構成する糸条が、難燃化合物を含んでいると更に
好ましい。
【0012】かかる難燃化合物を含有させる方法として
は、原糸製造段階または後加工段階で含有せしめること
ができる。難燃化合物としては、ハロゲン化合物、白金
化合物、酸化銅、酸化チタンがより好ましい。形状とし
てはフィラメント、およびステープルのいずれも用いる
ことが出来るが、機械的特性面からフィラメントで用い
る方が好ましい。
【0013】本発明における布帛は、平織組織およびリ
ップストップ組織の織物の組み合わせからなるものであ
る。本発明におけるリップストップ組織は、平織組織を
構成する経糸および/または緯糸のうち、特定のピッチ
で、製織時に2本以上の糸(リップストップ糸)を並べ
てうね組織にするか、あるいは製織前に地糸の繊度に比
べて太い繊度の糸(リップストップ糸)を準備した後、
製織したうね組織の織物を意味する。本発明では、平組
織の基布をエアバッグの顔面側に用いるため、平組織の
基布のJIS L−1096(6.27.1A法)によ
る通気度が0.8cc/cm2/sec 未満であることが重要
であり、通気度が0.8cc/cm2/sec 未満の基布を形
成するためには、経糸繊度の平方根と経糸繊度の密度の
緯糸繊度の平方根と緯糸繊度の密度の積との和で
表されるカバーファクターが2000以上であることが
好ましい。一方、非顔面側に用いられるリップストップ
組織の基布は、窒素ガスで膨脹したエアバッグに顔面が
接触した際に、顔面への衝撃を緩和するための排気作用
を有するものであり、JIS L−1096(6.2
7.1A法)による通気度が0.8cc/cm2 /sec 以上
であることが好ましい。該通気度は用いる経糸および緯
糸の繊度、リップストップ糸の地糸との相対的な太さ、
リップストップピッチおよびカバーファクターにより異
なるため、適宜選択する必要がある。通気度が0.8cc
/cm2 /sec 以上の基布を得るためのリップストップ糸
の地糸との相対的な太さは、リップストップ糸の太さが
地糸と太さの1.2 倍以上であることが好ましく、更に好
ましくは1.5〜3.0倍であることが好ましい。3.
0倍を越えると通気度の面では問題ないが、リップスト
ップ部の厚さが大きいものになるため、エアバッグとし
ての収納性に欠けるものになり好ましくない。リップス
トップ糸は、製織時に2本以上並べるか、あるいはあら
かじめ2本以上の糸を地糸を引き揃えて用いることもで
きるし、地糸より太い引き揃えていない糸を用いること
もできるが、いずれの方法にしても、リップストップ糸
の太さが、地糸の太さの1.2倍以上であるものが好ま
しい。また、リップストップ糸は地糸と同一素材、地糸
と異素材あるいは同一素材と異素材の組み合わせであっ
てもよい。また、リップストップピッチは2〜20mmで
あることが好ましく、通気度に関係する他の要因との関
係で設定する。リップストップは織物のタテ、ヨコ両方
向、タテ方向のみ、ヨコ方向のみのいずれでもよいが、
エアバッグとして求められる等方性の面でタテ、ヨコ両
方向のリップストップのものが特に好ましい。本発明の
エアバッグは樹脂などをコーティングしないノンコート
基布からなるエアバッグであり、エアバッグ膨脹時に、
特に外周縫製部で目ずれしないことが、顔面側に用いる
平織基布および非顔面側に用いられるリップストップ組
織基布とも重要であり、JIS L−1096(6.2
1.3のピン引掛け法)で30kg以上であることが好ま
しく、前記カバーファクターが2000以上であること
が好ましい。このためリップストップ組織基布のカバー
ファクターも2000以上に設定し、通気度が0.8cc
/cm2 /sec 以上の基布が得られるように、前記リップ
ストップ糸の太さ、およびリップストップピッチを選定
される。
【0014】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、実施例中のエアバッグの織密度、カバ
ーファクター、通気度、目ずれは下記の方法により測定
した。
【0015】(織密度) JIS L1096 6.6に準じて求めた。 (カバーファクター) 経糸繊度の平方根と経糸繊度の密度の積緯糸繊度の
平方根と緯糸繊度の密度の積との和から求めた。 (通気度) JIS L1096 6.27.1A法の通気度測定法
に準じて求めた。 (目ずれ) JIS L1096 6.21.3ピン引掛け法による
滑脱抵抗をタテ、ヨコ方向について測定し、タテ、ヨコ
方向の平均値を求めた。
【0016】実施例1、2、3 トータル繊度420デニール、72フィラメント、強度
9.0 g/デニールのナイロン6・6フィラメント糸を
用いて、エアバッグの顔面側用基布として、経、緯糸各
53本/インチの密度を持つ平織物を、非顔面側用基布
として、地糸に該糸を用い、リップストップ糸として地
糸と同一の糸を、製織時に2本並べて、表1に示すピッ
チで経、緯方向に配し、経、緯糸各55本/インチの密
度を持つリップストップ組織の織物を得た。該エアバッ
グの評価結果を表1に示した。実施例4、5、6 実施例1のナイロン6・6糸を用いて、エアバッグの顔
面側用基布として、経、緯糸各53本/インチの密度を
持つ平織物を、非顔面側用基布として、地糸に該糸を用
い、リップストップ糸として地糸と同一の糸を、製織時
に2本並べて、表1に示すピッチで経方向のみに配し、
経、緯糸各55本/インチの密度を持つリップストップ
組織の織物を得た。該エアバッグの評価結果を表1に示
した。
【0017】実施例7 実施例1のナイロン6・6糸を用いて、エアバッグの顔
面側用基布として、経、緯糸各46本/インチの密度を
持つ平織物を、非顔面側用基布として、地糸に該糸を用
い、リップストップ糸として地糸と同一の糸を、製織時
に2本並べて、5mmピッチで経、緯方向に配し、経、
緯糸各46本/インチの密度を持つリップストップ組織
の織物を得た。該エアバッグの評価結果を表1に示し
た。
【0018】実施例8 トータル繊度420デニール、144フィラメント、強
度9.1 g/デニールのポリエチレンテレフタレート糸
を用いて、エアバッグの顔面側用基布として、経、緯糸
各55本/インチの密度を持つ平織物を、非顔面側用基
布として、地糸に該糸を用い、リップストップ糸として
地糸と同一の糸を、製織時に2本並べて、経、緯方向に
5mmピッチに配し、経、緯糸各55本/インチの密度を
持つリップストップ組織の織物を得た。該エアバッグの
評価結果を表1に示した。
【0019】比較例1 トータル繊度420デニール、72フィラメント、強度
9.0 g/デニールのナイロン6・6フィラメント糸を
用いて、エアバッグの顔面側用基布として、経、緯糸各
55本/インチの密度を持つ平織物を、非顔面側用基布
として、経、緯糸各53本/インチの密度を持つ平織物
を得た。該エアバッグの評価結果を表1に示した。 比較例2 トータル繊度420デニール、72フィラメント、強度
9.0 g/デニールのナイロン6・6フィラメント糸を
用いて、エアバッグの顔面側用基布として、経、緯糸各
55本/インチの密度を持つ平織物を、非顔面側用基布
として、経、緯糸各46本/インチの密度を持つ平織物
を得た。該エアバッグの評価結果を表1に示した。
【0020】比較例3 トータル繊度420デニール、72フィラメント、強度
9.0 g/デニールのナイロン6・6フィラメント糸を
用いて、地糸に該糸を用い、リップストップ糸として地
糸と同一の糸を、製織時に2本並べて、経、緯方向に1
0mmピッチに配し、エアバッグの顔面側用基布として
経、緯糸各55本/インチの密度を持つリップストップ
組織の織物を得た。非顔面側用基布として、地糸に該糸
を用い、リップストップ糸として地糸と同一の糸を、製
織時に2本並べて、経、緯方向に5mmピッチに配し、エ
アバッグの顔面側用基布として経、緯糸各55本/イン
チの密度を持つリップストップ組織の織物を得た。該エ
アバッグの評価結果を表1に示した。
【0021】
【表1】 表1から明らかなように、比較例1、2の平組織の織物
を組み合わせたものは、織密度を変えても、非顔面側用
基布として必要な通気度と目ずれのバランスのとれたも
のが得られず、比較例3のリップストップ組織の織物を
組み合わせたものは、顔面側用基布として必要な通気度
の低いものが得られなかった。本発明品は、いずれもエ
アバッグとして必要な通気度と目ずれのバランスのとれ
たものであり、特に、実施例1、2、3、4、5、8の
ものは、顔面側用基布および非顔面側用基布とも滑脱抵
抗が30Kg以上であり、顔面側用基布の通気度が0.8
cc/cm2 /sec 未満、非顔面側用基布の通気度が0.8
cc/cm2 /sec 以上のもので、エアバッグとして好まし
いものであった。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、火薬残査による自動車
の車内汚染が軽減でき、かつ、高温の窒素ガスによる火
傷防止が可能でになる。また、排気作用と目ずれの両面
でバランスの取れたものであり、非顔面側用基布に用い
るリップストップ組織の織物は、目ずれ防止機能が極め
て高く、もって引裂強力も高いので、高バースト圧が得
られ、かつ、製織時の縫目部分の目ずれが少なく、エア
バッグの膨脹がスムーズであり、信頼性の高いエアバッ
グを提供することができる。また、ノンコートのエアバ
ッグであるため生産性、コスト面でも優位なエアバッグ
を与えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−262938(JP,A) 特開 平2−234943(JP,A) 特開 平5−16301(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32 D03D 1/00,1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成繊維布帛からなるノンコートエアバッ
    グにおいて、該布帛が平織組織の基布とリップストップ
    組織の基布の組み合わせからなり、平織組織の基布をエ
    アバッグの顔面側に、平織組織を構成する経糸および/
    または緯糸のうち、特定のピッチで、2本以上の糸また
    は地糸よりも繊度の太い糸を用いて製織したうね組織を
    有するリップストップ組織のノンコート基布を非顔面側
    に用いることを特徴とするエアバッグ。
  2. 【請求項2】平織組織の基布の通気度が0.8cc/cm2
    /sec 未満であり、リップストップ組織の基布の通気度
    が0.8cc/cm2/sec 以上であることを特徴とする請
    求項1記載のエアバッグ。
  3. 【請求項3】平織組織の基布およびリップストップ組織
    の基布のカバーファクターが2000以上であることを
    特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  4. 【請求項4】平織組織の基布およびリップストップ組織
    の基布の滑脱抵抗が30kg以上であることを特徴とする
    請求項1記載のエアバッグ。
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