JP3344693B2 - シャトル搬送装置 - Google Patents

シャトル搬送装置

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JP3344693B2 JP14965397A JP14965397A JP3344693B2 JP 3344693 B2 JP3344693 B2 JP 3344693B2 JP 14965397 A JP14965397 A JP 14965397A JP 14965397 A JP14965397 A JP 14965397A JP 3344693 B2 JP3344693 B2 JP 3344693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車製造工場の
自動車ボデー製造作業ライン等に設置されるシャトル搬
送装置で、詳しくは作業ラインに沿って等間隔で設置さ
れた複数のワーク加工用治具定盤に、自動車ボデー等の
ワークをシャトルビームを使って間欠移送するシャトル
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボデーの製造作業ラインにおいて
は、作業ラインに沿って等間隔に設置された複数のワー
ク加工用治具定盤に自動車ボデーのワークを順に移送
し、各治具定盤でワークを所定の作業工程位置に位置決
め保持して、治具定盤の周辺に設置された溶接ロボット
等でワークに溶接等のワーク加工作業を順に行ってい
る。このような作業ラインにおけるワークの自動搬送装
置として、作業ラインに沿って定ピッチで前後移動する
シャトルビームを使ったシャトル搬送装置があり、その
従来例を図6及び図7を参照して説明する。
【0003】同図に示されるシャトル搬送装置は、略水
平に配置された長尺なシャトルビーム21を上昇、前
進、下降、後退させてワーク1を作業ラインに沿って定
ピッチで間欠前進移動させるリフトアンドキャリィコン
ベア方式のものである。シャトルビーム21は、作業ラ
インに沿って等間隔で設置された複数の治具定盤4の在
る全区間に一連に設置されて、前後で隣接する2台の治
具定盤4の中心間の配列ピッチPで前進及び後退する。
各治具定盤4は工場等のフロアFL上に固定され、各々上
面にワーク1を所定の作業工程位置A、B、…に脱着可
能に位置決め保持する固定式或いは上下駆動式の治具受
4’を有する。各治具定盤4の上方にシャトルビーム2
1が設置され、このシャトルビーム21上にはワーク1
を下から脱着可能に保持する固定式或いは上下駆動式の
ワーク受21’が設置される。
【0004】シャトルビーム21は、上下からガイドビ
ーム22で作業ライン方向に前後移動可能に支持され
る。シャトルビーム21の前後駆動は、シャトルビーム
21に連結されたドライブモータ23で行われる。例え
ばシャトルビーム21の下面にビーム長さ方向にラック
(図示せず)が形成され、このラックにドライブモータ
23で正逆両方向に回転可能なピニオン(図示せず)が
噛合して、ドライブモータ23でピニオンを正逆回転さ
せることでシャトルビーム21がガイドビーム22に支
持された状態で前進及び後退する。ガイドビーム22は
作業ラインの全長に亘る長さの例えばカムフォロア形式
のガイドレールで、これの複数箇所に昇降シリンダ24
が連結され、この複数の昇降シリンダ24を同期運転さ
せることでガイドビーム22がシャトルビーム21とド
ライブモータ23と共に所定の下段位置S1 と上段位置
2 との間で上下動する。
【0005】図6実線位置のシャトルビーム21は、下
段位置S1 に静止した状態が示される。図6及び図7
は、ワーク1を保持する前段の治具定盤4から1つ後段
の治具定盤4へとワーク1を移送する際の動作を説明す
るものである。図6実線に示すように、前段の治具定盤
4の治具受4’でワーク1が所定の作業工程位置Aに位
置決め保持された状態で溶接等の所定のワーク加工作業
が行われると、昇降シリンダ24が作動して図6鎖線に
示すように、シャトルビーム21がガイドビーム22と
ドライブモータ23と共に上段位置S2 まで上昇する。
このビーム上昇時に前段の治具定盤4で作業工程位置A
に保持されていたワーク1がシャトルビーム21のワー
ク受21’に受け渡されて、ワーク1が作業工程位置A
より少し上の定位置A’まで上昇する。
【0006】次に、ドライブモータ23が正回転して、
図7実線に示すように上段位置S2のシャトルビーム2
1がガイドビーム22にガイドされて定盤配列ピッチP
だけ前進し、この前進でワーク1が後段の治具定盤4の
上方の定位置B’まで移送される。図7実線の状態で昇
降シリンダ24が作動して、図7鎖線に示すようにシャ
トルビーム21をガイドビーム22とドライブモータ2
3と共に下段位置S1まで下降させる。この下降時に定
位置B’のワーク1が後段の治具定盤4の治具受4’に
受け渡されて次の作業工程位置Bに位置決めされ保持さ
れる。この後、図7鎖線のドライブモータ23を逆回転
させてシャトルビーム21を定盤配列ピッチPだけ後退
させると、シャトルビーム21が図6実線に示す上昇前
の元の位置に戻る。以後、シャトルビーム21の上昇、
前進、下降、後退のビーム動作が繰り返し行われて、ワ
ーク1が作業ラインに沿った作業工程位置A、B、…に
順に間欠移送され、各作業工程位置A、B、…で所望の
ワーク加工が流れ作業的に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】シャトルビーム21と
ガイドビーム22は、複数の治具定盤4が一連に設置さ
れる作業ラインの全長に相当する長尺なものであるた
め、前後で隣接する治具定盤4の間の工程間空間を作業
員が横断しようとする場合に、この工程間空間に在るシ
ャトルビーム21とガイドビーム22が邪魔になって横
断ができない不便さがあった。即ち、治具定盤4の周囲
には溶接ロボット等の自動機が設置されて、溶接等のワ
ーク加工作業の多くが自動的に行われるが、自動機の保
守点検や修理、手作業によるワーク加工等の作業を作業
員が行うために作業ラインの工程間空間を横断したい場
合がある。しかし、工程間空間のシャトルビーム21と
ガイドビーム22が乗越え困難な高さ位置にあって作業
員が横断し難く、仕方なく作業員は長い作業ラインの端
を迂回せねばならない不便さがあった。
【0008】それ故に、本発明の目的は、作業員が作業
ラインを容易に横断できるようにしたシャトル搬送装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを所定
の作業工程位置に脱着可能に保持するワーク加工用治具
定盤の複数が定ピッチで一連に並ぶ作業ラインに沿って
設置されたシャトルビームを、このシャトルビームを作
業ライン方向に前後動可能に支持するガイドビームと共
に所定の下段位置から上段位置まで上昇させ、上段位置
でシャトルビームだけを前後で隣接する治具定盤の配列
ピッチで前進させ、前進したシャトルビームをガイドビ
ームと共に元の下段位置に下降させ、下段位置でシャト
ルビームだけを前記配列ピッチで元の位置まで後退させ
て、シャトルビーム上昇時にシャトルビームで前後で隣
接する治具定盤の前段の治具定盤からワークを受け取
り、シャトルビーム前進で後段の治具定盤までワークを
移送し、シャトルビーム下降時にシャトルビームのワー
クを後段の治具定盤に受け渡すようにしたことにより、
上記目的を達成するものである。
【0010】ここで、シャトルビームのシャトル本体部
と分離可能なシャトル連結部、及び、ガイドビームのガ
イド本体部と分離可能なガイド連結部は、平常時におい
ては作業ラインに一連に並ぶ治具定盤の間の工程間空間
に存在する部分であり、この工程間空間のシャトル連結
部とガイド連結部をシャトルビーム下段位置から更に下
方に下げることで、作業ラインにおける工程間空間がよ
り広く空いて作業員の横断を容易なものにする。
【0011】また、本発明は、上記シャトル本体部とこ
れを支持するガイド本体部をシャトルビームの上段位置
と下段位置の間で上下動させる本体部昇降機構と、シャ
トル連結部とこれを支持するガイド連結部をシャトル本
体部と同じ上段位置と下段位置、及び、同下段位置より
所定距離下がった下限位置の間で間欠的に上下動させる
連結部昇降機構を具備した構造にする。
【0012】ここで、本体部昇降機構は、既設のシャト
ル搬送装置のシャトルビーム上下動用昇降シリンダを適
用すればよい。また、連結部昇降機構は、シャトルビー
ムの分割により新設される昇降シリンダ等が適用され、
これでシャトル連結部とガイド連結部だけを工場のフロ
ア位置以下の下限位置をに設定すれば、作業員はシャト
ルビームを跨ぐこと無く作業ラインを横断できる。
【0013】また、本発明においては、上記分割型のシ
ャトルビームに、このシャトルビームを前方に引っ張る
ワイヤーと後方に引っ張るワイヤーを連結し、シャトル
本体部にシャトル連結部を連結して一本化されたシャト
ルビームを前後の各ワイヤーで前進及び後退させるよう
にすることが、分割型シャトルビームの前後移動を円滑
に行わしめる上で望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】図6と同様な形式のシャトル搬送
装置に適用した実施形態を図1乃至図5を参照して説明
する。尚、図1乃至図5の図6及び図7と同一又は相当
部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0015】図1乃至図3のシャトル搬送装置の図6装
置と大きく相違するところは、シャトルビーム2とガイ
ドビーム3を分割型にしたことである。即ち、ワーク1
を脱着可能に所定の作業工程位置A、B、…に位置決め
保持するワーク加工用治具定盤4の複数が定ピッチPで
一連に並ぶ作業ラインに沿って設置されたシャトルビー
ム2を、各治具定盤4の作業工程区間に相当する長さの
シャトル本体部2a,2a…と、隣接する治具定盤4の
間の工程間区間に相当する長さのシャトル連結部2b,
2b…に分割する。また、シャトルビーム2を上下から
支持するガイドビーム3を、分割型シャトルビーム2に
対応させて各治具定盤4の作業工程区間に相当する長さ
のガイド本体部3a,3a…と、隣接する治具定盤4の
間の工程間区間に相当する長さのガイド連結部3b,3
b…に分割する。
【0016】図1実線に示すように分割型のシャトルビ
ーム2が上昇前の下段位置S1 にあるとき、シャトル本
体部2aが対応するガイド本体部3aに支持され、シャ
トル連結部2bが対応するガイド連結部3bに支持され
る。シャトル本体部2aの端にシャトル連結部2bの端
が下方向に分離可能なように連結され、同様にガイド本
体部3aの端にガイド連結部3bの端が下方向に分離可
能なように連結される。
【0017】分割型のシャトルビーム2とガイドビーム
3の具体例を図4及び図5に示すと、シャトル本体部2
aの両端の中央に台形の切欠き5が形成され、シャトル
連結部2bの両端の中央に台形の突起6が形成されて、
突起6を切欠き5に脱着可能に嵌合させることでシャト
ル本体部2aとシャトル連結部2bが上下方向に分離可
能に連結される。また、図5に示すようにシャトル連結
部2bの両端面をハ字状のテーパ面mに形成し、対応す
るシャトル本体部2aの端面もテーパ面nにして、シャ
トル本体部2aのテーパ面nに真下方向からシャトル連
結部2bのテーパ面mが接合するようにして、シャトル
本体部2aにシャトル連結部2bを連結する。この両テ
ーパ面n、mを利用した連結構造で、シャトル本体部2
aに連結されたシャトル連結部2bがシャトル本体部2
aより上にズレることが無くなり、安定した正確な連結
が簡単に実行される。
【0018】分割型のガイドビーム3は、例えばカムフ
ォロア形式のもので、シャトルビーム2の下面を複数点
で支持する複数の下側カムフォロア7と、シャトルビー
ム2の上面を複数点で支持する複数の上側カムフォロア
8を有し、これらカムフォロア7、8がシャトル連結部
2bの長さより十分に短い定ピッチで一連に並んで分割
型ガイドビーム3を構成する。
【0019】分割型ガイドビーム3のガイド本体部3a
は、本体部昇降機構11で図1実線の下段位置S1 と図
1鎖線の上段位置S2 の間を上下動する。本体部昇降機
構11は、例えば図6装置と同様な複数の昇降シリンダ
12を有する。ガイド連結部3bは、連結部昇降機構1
3でガイド本体部3aと同じ上段位置S1 と下段位置S
2 、及び、この下段位置S1 から更に下方の下限位置S
0 、例えばフロアFLの在るフロア位置の間で間欠的に上
下動する。連結部昇降機構13は、例えばガイド連結部
3bを下から支持して上下動させる工程間用昇降シリン
ダ14であり、ガイド本体部3aの昇降シリンダ12と
共にフロアFLより下に設置される。
【0020】分割型シャトルビーム2の前進と後退は、
次に説明するワイヤ15、16と巻取モータ17、18
で行うようにすればよい。シャトル本体部2aにシャト
ル連結部2bを連結して一本化されたシャトルビーム2
に前後方向に延びる各ワイヤ15、16を連結し、前方
に延びるワイヤ15をシャトル前進用巻取モータ17で
巻き取ることで一本化されたシャトルビーム2を前方に
引っ張って前進させ、後方に延びるワイヤ16をシャト
ル後退用巻取モータ18で巻き取ることで一本化された
シャトルビーム2を後方に引っ張って後退させる。
【0021】以上の分割型のシャトルビーム2とガイド
ビーム3を有するシャトル搬送装置によるワーク搬送
は、次のように行われる。図1実線は一本化されたシャ
トルビーム2とガイドビーム3が下段位置S1 にある状
態が示される。この場合、工程間用昇降シリンダ14が
ガイド連結部3bとシャトル連結部2bを下段位置S1
に保持して、シャトル連結部2bをシャトル本体部2a
に連結させ、ガイド連結部3bをガイド本体部3aに連
結させている。この一本化されたシャトルビーム2とガ
イドビーム3は、一本化されたままの状態で上昇、前
進、下降、後退の一連の各動作を繰り返し行って、ワー
ク1を作業ラインに沿って定ピッチ間欠移送し、必要時
だけ図2に示すようにビーム分離分割が行われる。
【0022】図1実線の状態で各昇降シリンダ12、1
4が同期同速でビーム上昇動作をして、図3実線に示す
ように一本化されたガイドビーム3とシャトルビーム2
が上段位置S2 まで上昇し、各ワイヤ15、16と各巻
取モータ17、18も上昇する。かかるビーム上昇は図
6装置の場合と同様に行われて、前段の治具定盤4に作
業工程位置Aで保持されたワーク1がシャトルビーム2
のシャトル本体部2aに受け渡されて、ワーク1が定位
置A’まで上昇する。
【0023】次に、シャトル前進用巻取モータ17を駆
動させて一本化されたシャトルビーム2を定盤配列ピッ
チPだけ前進させる。このときのシャトルビーム2は、
一本化されたガイドビーム3にガイドされて前進して、
ワーク1を定位置A’から定位置B’へ移送する。次
に、各昇降シリンダ12、14が同期同速でビーム下降
動作をして、一本化されたガイドビーム3とシャトルビ
ーム2が下段位置S1 まで下降し、各ワイヤ15、16
と各巻取モータ17、18も下降する。このビーム下降
時にワーク1が後段の治具定盤4に受け渡されて、ワー
ク1が作業工程位置Bに位置決めされる。この後、シャ
トル後退用巻取モータ18を駆動させて一本化されたま
まのシャトルビーム2を定盤配列ピッチPで後退させ
て、図3鎖線で示す元の上昇前の定位置に戻す。
【0024】以後、シャトルビーム2は一本化されたま
ま上記の上昇、前進、下降、後退の動作を繰り返し、ガ
イドビーム3は一本化されたまま上昇と下降の動作を繰
り返して、図6装置と同様なワーク1の各作業工程位置
A、B、…への間欠移送が行われる。そして、作業ライ
ンの修理点検等で作業員が作業ラインを横断したい場合
や、シャトル分解等の必要時に図2に示すようにシャト
ルビーム2とガイドビーム3の分離分割が行われる。
【0025】即ち、一本化されたシャトルビーム2とガ
イドビーム3が下段位置S1 の上昇前の定位置(図1実
線位置)に在るとき、工程間用昇降シリンダ14だけを
作動させてガイドビーム3のガイド連結部3bと、これ
に支持されたシャトルビーム2のシャトル連結部2bを
下段位置S1 から下限位置S0 まで下降させる。これに
よりシャトル連結部2bが下段位置S1 のシャトル本体
部2aから下方に分離し、ガイド連結部3bが下段位置
1 のガイド本体部3aから下方に分離して、下段位置
1 のシャトル本体部2aとガイド本体部3aの間の工
程間空間が広く空き、このときシャトル連結部2bとガ
イド連結部3bはフロアFLの位置の下限位置S0 まで下
降しているので、作業員は空いた工程間空間のフロアFL
上を歩いて容易に横断することができる。
【0026】また、図2に示すようにシャトルビーム2
とガイドビーム3を分離分割すると、シャトル本体部2
aとガイド本体部3a、及び、シャトル連結部2bとガ
イド連結部3bが短尺で軽量な物品として扱えて、図6
装置における長尺なシャトルビームとガイドビームに比
べて分解等の取り扱いが便利になる。
【0027】尚、分割型のシャトルビーム2とガイドビ
ーム3におけるシャトル連結部2bとガイド連結部3b
は、作業ラインに複数在る工程間区間の全てに設置され
るか、或いは、作業ラインを作業員が横断する必要区間
だけに設置される。また、一本化されたシャトルビーム
2の前進と後退をワイヤ15、16と巻取モータ17、
18で行うようにしたが、他の方法、例えば図6装置と
同様にドライブモータを使用したラック・ピニオン機構
で行うようにしてもよい。ただし、ラック・ピニオン機
構の場合は、分割型シャトルビームの連結部分でのラッ
クとピニオンの噛合が常に正確になるよう注意する必要
があるが、このような注意は上記ワイヤを使用したシャ
トルビーム前進、後退動作では不要となる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載のシャトル搬送装置によれ
ば、シャトルビームとガイドビームが作業ラインの下段
位置に在るときに、シャトルビームのシャトル連結部を
シャトル本体部より、ガイドビームのガイド連結部をガ
イド本体部より、それぞれ下方に分離させることで、作
業ラインの治具定盤の間の工程間空間が広く空いて、こ
の工程間空間を作業員が歩いて横断することができるよ
うになり、作業員による作業ラインの保守点検等の作業
が便利で時間的高能率で行えるようになる。また、シャ
トルビームとガイドビームを分割型にすることで、長尺
なシャトルビームとガイドビームの分解等の取り扱いが
便利になる。
【0029】請求項2記載のシャトル搬送装置によれ
ば、シャトルビームとガイドビームのシャトル本体部と
ガイド本体部を上下動させる本体部昇降機構に既設の昇
降シリンダ等が使用できて、既設のシャトル搬送装置の
有効利用が可能となる。また、連結部昇降機構でシャト
ル連結部とガイド連結部を工場のフロアの高さの下限位
置まで下降させるようにすると、作業ラインの工程間空
間での作業員の横断がより便利に行えるようになる。
【0030】請求項3記載のシャトル搬送装置によれ
ば、シャトル本体部にシャトル連結部を連結して一本化
したシャトルビームのワイヤによる前進後退動作が正確
に行えるようになり、分割型シャトルビームの動作の信
頼性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシャトル搬送装置の要
部の側面図である。
【図2】図1装置のワーク上昇動作時での側面図であ
る。
【図3】図1装置のシャトルビームとガイドビームの分
離分割時での側面図である。
【図4】(I)は図1装置におけるシャトル本体部とシ
ャトル連結部の部分拡大平面図、(II)は(I)のシ
ャトル本体部とシャトル連結部の側面図である。
【図5】図4(II)のシャトル本体部からシャトル連
結部を分離したときの側面図である。
【図6】従来のシャトル搬送装置の要部の側面図であ
る。
【図7】図6装置のワーク移動動作時の側面図である。
【符号の説明】
1 シャトル 2 シャトルビーム 2a シャトル本体部 2b シャトル連結部 3 ガイドビーム 3a ガイド本体部 3b ガイド連結部 4 治具定盤 11 本体部昇降機構 13 連結部昇降機構 15 シャトル前進用ワイヤ 16 シャトル後退用ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−23778(JP,A) 特開 昭62−110579(JP,A) 特開 平3−66531(JP,A) 特開 昭61−257726(JP,A) 特開 昭48−65575(JP,A) 特開 平5−17019(JP,A) 実開 平5−31853(JP,U) 実開 平1−58521(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 B62D 65/18 B65G 25/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを所定の作業工程位置に脱着可能
    に保持するワーク加工用治具定盤の複数が定ピッチで一
    連に並ぶ作業ラインに沿って設置されたシャトルビーム
    を、このシャトルビームを作業ライン方向に前後動可能
    に支持するガイドビームと共に所定の下段位置から上段
    位置まで上昇させ、上段位置でシャトルビームだけを前
    後で隣接する治具定盤の配列ピッチで前進させ、前進し
    たシャトルビームをガイドビームと共に元の下段位置に
    下降させ、下段位置でシャトルビームだけを前記配列ピ
    ッチで元の位置まで後退させて、シャトルビーム上昇時
    にシャトルビームで前後で隣接する治具定盤の前段の治
    具定盤からワークを受け取り、シャトルビーム前進で後
    段の治具定盤までワークを移送し、シャトルビーム下降
    時にシャトルビームのワークを後段の治具定盤に受け渡
    すようにしたシャトル搬送装置において、 静止時のシャトルビームを、各治具定盤の作業工程区間
    に相当する長さのシャトル本体部と、隣接する治具定盤
    の間の工程間区間に相当する長さのシャトル連結部に区
    分し、ガイドビームを前記シャトル本体部を支持するガ
    イド本体部と前記シャトル連結部を支持するガイド連結
    部に区分して、シャトル連結部とガイド連結部を対応す
    るシャトル本体部とガイド本体部に対して上下方向に分
    離可能に連結したことを特徴とするシャトル搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記シャトル本体部とこれを支持するガ
    イド本体部をシャトルビームの上段位置と下段位置で上
    下動させる本体部昇降機構と、シャトル連結部とこれを
    支持するガイド連結部をシャトル本体部と同じ上段位置
    と下段位置、及び、同下段位置より所定距離下がった下
    限位置の間で間欠的に上下動させる連結部昇降機構を具
    備したことを特徴とする請求項1記載のシャトル搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記シャトルビームに、このシャトルビ
    ームを前方に引っ張るワイヤーと後方に引っ張るワイヤ
    ーを連結し、シャトル本体部にシャトル連結部を連結し
    て一本化されたシャトルビームを前記各ワイヤーで前進
    及び後退させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    シャトル搬送装置。
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