JP3344492B2 - ウレタン系樹脂フォーム - Google Patents

ウレタン系樹脂フォーム

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JP3344492B2
JP3344492B2 JP31186292A JP31186292A JP3344492B2 JP 3344492 B2 JP3344492 B2 JP 3344492B2 JP 31186292 A JP31186292 A JP 31186292A JP 31186292 A JP31186292 A JP 31186292A JP 3344492 B2 JP3344492 B2 JP 3344492B2
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    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/4009Two or more macromolecular compounds not provided for in one single group of groups C08G18/42 - C08G18/64
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、冷蔵庫、冷凍庫、建材等に用い
る発泡断熱材用ウレタン樹脂フォーム用組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】硬質ポリウレタンフォームは一般に断熱
性、耐水性、強度及び面材との接着性、成形性が優れて
いるため、断熱材用途に広く産業界で使用されている。
しかし、フェノール樹脂フォームに比べ難燃性が劣るた
め、建材用としては用途が限定されていた。
【0003】一方、フェノール樹脂フォームは難燃性に
優れるものの、非常に脆く、又、他材料との接着性に劣
ることにより、用途が限定されていた。このような、ポ
リウレタンフォームとフェノール樹脂フォームの欠点を
補うものとして、ポリオール成分に芳香族環を導入し、
ポリイソシアネートで硬化させる難燃性フェノール変性
ウレタンフォームが各種検討されている。
【0004】ポリオールとしてベンジリックエーテル系
フェノール樹脂を用いる方法、例えば特公昭55ー27
039、特公昭58ー69218等が見られるが、フェ
ノールをベースとするベンジリックエーテル系フェノー
ル樹脂は、ポリオールの発泡剤であるフロンとの相溶性
が悪く、発泡体成形時のホルマリン、フェノール臭等の
問題が残っており、又、フォームの脆さの改善も不十分
である。
【0005】又、ベンジリックエーテル系フェノール樹
脂のフロンとの相溶性改良として、ヘット酸エステル等
のハロゲン化ポリエステルポリオールとの組み合わせも
特開平3ー162412等で検討されているが、その改
良効果は充分なものではない。
【0006】特公昭59ー11607に見られるような
ノボラック系フェノール樹脂にアルキレンオキサイドを
付加したものをポリオールとして用いる場合は、難燃性
を維持しようとアルキレンオキサイド付加量を減少させ
ると、ポリオール粘度が上昇し、作業性が悪くなり、逆
にポリオールの粘度を低下させると難燃性が不十分な問
題を抱えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリウレタ
ンフォームの断熱性、耐水性、強度、面材との接着性及
び優れた成形性を維持したまま、耐炎性、低発煙性に優
れるポリウレタン樹脂系フォーム用組成物に関するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み種々研究の結果、本研究を完成するに至ったもの
である。
【0009】即ち、本発明は、(a)ポリオールと
(b)ポリイソシアネートとからなるウレタン系樹脂フ
ォーム用組成物においてポリオール(a)が、フェノ
ール系化合物から得られたベンジリックエーテル系樹脂
で、そのフェノール性水酸基の水素が活性水素を含む有
機基で置換されたものであり、その有機基がアルキレン
オキサイド、ラクトン、ラクタムから選ばれる化合物を
フェノール性水酸基に開環付加して得られた水酸基また
はアミノ基からなるベンジリックエーテル系樹脂とハロ
ゲン化ポリエステルポリオールとからなることを特徴と
するウレタン系樹脂フォーム用組成物を提供するもので
ある。
【0010】本発明のウレタン系樹脂フォームは、ウレ
タンフォームの断熱性、耐水性、強度、面材との接着性
及び優れた成形性を維持したまま、優れた耐炎性、低発
煙性を発現し得る。
【0011】
【構成】本発明でのフェノール系化合物から得られるベ
ンジリックエーテル系樹脂としては、フェノール類とア
ルデヒド類を、亜鉛、コバルト、マンガン、錫、カドニ
ウム、鉛の塩の一種叉は2種以上よりなる触媒を使用し
て反応させたものである。
【0012】本発明において有用なフェノール類は従来
のフェノール系樹脂類の生成に用いられた2個のオルト
位置が未置換で、残ったフェノール環の炭素原子のいず
れか、あるいは全部が置換してもよい。置換フェノール
類としては、アルキル置換フェノール類、アリール置換
フェノール類、シクロアルキル置換フェノール類、アル
ケニル置換フェノール類、アルコキシ置換フェノール
類、アリールオキシ置換フェノール類およびハロゲン置
換フェノール類がある。ハロゲン置換フェノール類以外
の上述の置換基は1〜26個好ましくは1〜6個の炭素
原子を有する。
【0013】他の好ましい置換フェノール類としては、
例えば、m-クレゾール、p-クレゾール、3,5ーキシレノー
ル、3,4ーキシレノール、2,3,4ートリメチルフェノール、
3ーエチルフェノール、3,5ージメチルフェノール、p-ブチル
フェノール、3,5ージブチルフェノール、p-アミノフェノ
ール、p-シクロヘキシルフェノール、p-クロロフェノー
ル、3,5ージメトキシフェノール、3,4,5ートリメトキシフ
ェノール、p-エトキシフェノール、p-ブトキシフェノー
ル、3ーメチルー4ーメトキシフェノール、およびp-フェノ
キシフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールS等がある。又、未置換フェノール
としては勿論フェノールがある。耐炎性、低発煙性の面
からみれば、未置換フェノールが最も好ましい。
【0014】本発明で用いるフェノール類は単独で用い
てもよいし、2種以上の混合で用いてもよい。
【0015】本発明において有用なアルデヒド類として
は、従来のフェノール樹脂を生成するのに用いたアルデ
ヒド類、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、
プロピオンズアルデヒド、フルフリルアルデヒド、およ
びベンズアルデヒドなどがある。最も好ましいアルデヒ
ドはホルムアルデヒドである。アルデヒド類は水溶液タ
イプでも、パラホルムアルデヒドのような低分子重合体
でもかまわない。最終的には反応時に水を取り除くこと
により、パラホルムアルデヒドのような低分子重合体の
方がより好ましい。尚、本発明で用いるアルデヒド類は
単独で用いてもよいし、2種以上の混合で用いてもよ
い。
【0016】本発明で用いるアルデヒド類とフェノール
類のモル比は0.2:1〜3:1の比が適当で、特に好
ましくは0.5:1〜1.5:1である。アルデヒド類
のモル比が0.2:1より小さい時はアルデヒド類によ
るフェノール類の結合が少なく、モノオールが多く発生
し、フォームが脆くなる。一方、かかるモル比が3:1
より大きい時は、未反応のアルデヒド類が多くなり、ア
ルデヒド臭が強くなる。
【0017】本発明のフェノール類とアルデヒド類の反
応に用いる触媒としての亜鉛、カルシウム、コバルト、
マンガン、スズ、カドニウム、鉛の塩としては、これら
の金属のカルボン酸およびナフテン酸塩からなる群から
選定した1種叉は2種以上の二価金属塩である。例え
ば、適当な例として、酢酸亜鉛、酢酸カルシウム、酢酸
コバルト、酢酸マンガン、酢酸スズ、酢酸カドミウム、
酢酸鉛、プロピオン酸亜鉛、プロピオン酸カルシウム、
プロピオン酸コバルト、プロピオン酸スズ、プロピオン
酸カドミウム、プロピオン酸鉛、オクタン酸亜鉛、オク
タン酸カルシウム、オクタン酸コバルト、オクタン酸マ
ンガン、オクタン酸スズ、オクタン酸カドミウム、オク
タン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、ナ
フテン酸コバルト、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸ス
ズ、ナフテン酸カドミウム、ナフテン酸鉛等があげられ
る。
【0018】本発明のフェノール系化合物から得られる
ベンジリックエーテル系樹脂を得るためのフェノール類
とアルデヒド類との反応条件は、一般のベンジリックエ
ーテルを合成する際の反応条件で差し支えない。例え
ば、フェノール類とアルデヒド類を上記比率で反応容器
に仕込み、これに0.1〜1.0%の上記触媒を加え、
攪拌しつつ温度を60〜130℃に昇温し、30分以上
反応を行う。反応は触媒量の多いほど、又反応温度が高
いほど速やかに進む。反応温度60℃以下では著しく遅
くなり、又反応温度130℃以上では反応途中で内容物
がゲル化することがあり好ましくない。
【0019】本発明のフェノール系化合物から得られる
ベンジリックエーテル系樹脂中の水酸基の水素を置換
活性水素を含む有機基としては、アルキレンオキサイ
ド、ラクトン、ラクタム等を開環付加した末端に水酸基
又は、アミノ基を有する有機基が用いられる。
【0020】上記アルキレンオキサイドとしては、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、スチレンオキサイド、エピクロルビドリン、ラ
クトンとしてはγ−カプロラクトン、ε−カプロラクト
ン、ラクタムとしてはγ−カプロラクタム、ε−カプロ
ラクタム等が用いられる。特に好ましくは、プロピレン
オキサイド、エチレンオキサイド、ブチレンオキサイド
等のアルキレンオキサイドが用いられる。これらのアル
キレンオキサイド、ラクトン、ラクタム等は通常の方法
でベンジリックエーテル系樹脂に開環付加することが出
来る。
【0021】本発明でのハロゲン化ポリエステルポリオ
ールは、ポリカルボキシル化合物とポリヒドロキシル化
合物とのエステル化反応により得られるものである。両
化合物のうちの少なくとも1種類は分子中にハロゲン原
子を有し、ハロゲン原子を有するポリカルボキシル化合
物及びハロゲン原子を有するポリヒドロキシル化合物は
酸成分及びアルコール成分の一部若しくは全部として使
用される。
【0022】ハロゲン原子を有するポリカルボキシル化
合物としては、例えばヘット酸(ヘキサクロロエンドメ
チレンテトラハイドロフタル酸)、テトラクロロフタル
酸、ヘキサブロモエンドメチレンテトラハイドロフタル
酸)、テトラブロモフタル酸及びそれらのアルキルエス
テルなどが挙げられ、好ましくは、ヘット酸等の二塩基
酸及びそのアルキルエステルが挙げられる。
【0023】本発明では、ハロゲン化ポリエステルポリ
オールの酸成分として上記ハロゲン原子を有するポリカ
ルボキシル化合物以外に、例えばテレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸及びそれらのアルキルエステルなどのポリカルボキ
シル化合物、好ましくは二塩基酸及びそのアルキルエス
テルを併用することができる。
【0024】ハロゲン原子を有するポリヒドロキシル化
合物としては、低分子ポリヒドロキシル化合物と同一の
化合物の炭素原子と結合している水素原子の一部をハロ
ゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原
子)で置換した化合物が使用できる。例えば、ハロゲン
化エチレングリコール、モノハロゲン化プロピレングリ
コール、ジハロゲン化プロピレングリコール、ジハロゲ
ン化エチレングリコール、モノハロゲン化ブチレングリ
コール、ジハロゲン化ブチレングリコール、モノハロゲ
ン化ブチングリコール、ジハロゲン化ブチングリコー
ル、テトラハロゲン化ブチレングリコール、モノハロゲ
ン化ヘキサメチレングリコール、ジハロゲン化ヘキサメ
チレングリコール、トリハロゲン化ヘキサメチレングリ
コール、テトラハロゲン化ヘキサメチレングリコール、
モノハロゲン化ネオペンチルグリコール、ジハロゲン化
ネオペンチルグリコールなどが使用できる。好ましく
は、ハロゲン原子の安定性より、ハロゲン原子と結合し
た炭素の隣りの炭素に水素原子が結合していない、モノ
ハロゲン化ネオペンチルグリコール、ジハロゲン化ネオ
ペンチルグリコールなどが挙げられる。
【0025】本発明では、ハロゲン化ポリエステルポリ
オールのアルコール成分として上記ハロゲン原子を有す
るポリヒドロキシル化合物以外に、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール、ブチレングリコール、ジブチレン
グリコール、ブチングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、グリコールにアルキレンオキサイド
(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド)を付加したもの、ポリジエン系ポリオー
ルなどのポリヒドロキシル化合物、好ましくは二価アル
コールを併用できる。
【0026】本発明のハロゲン化ポリエステルポリオー
ルは、真空および/または触媒を用いて行う従来公知の
エステル化技術が採用できるものであり、そのうちでも
代表的なものとしては、常圧下でポリヒドロキシル化合
物とポリカルボキシル化合物を反応させる方法とか、真
空下でエステル化せしめる方法とか、トルエンの如き不
活性溶剤の存在下にエステル化を行った後、縮合水と溶
剤と共沸させて反応系外に除去せしめる方法などがあ
る。
【0027】触媒の存在しない系で反応を行うことも無
論可能であるが、通常は、エステル化反応を円滑に進行
させるために、無機酸または有機酸類;Li,Na
K,Rb,Ca,Mg,Sr,Zn,Al,Ti,V,
Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zr,Pd,S
n,SbもしくはPbなどの金属の塩化物、酸化物、水
酸化物または酢酸、シュウ酸、オクチル酸、ラウリル酸
もしくはナフテン酸などの脂肪酸塩類;ナトリウムメチ
ラート、ナトリウムエチラート、アルミニウムトリイソ
プロポキサイド、イソプロピルチタネートもしくはn−
ブチルチタネートなどのアルコラート類;ナトリウムフ
ェノラートなどのフェノラート類;あるいはAl,T
i,Zn,Sn,ZrもしくはPbなどの金属のその他
の有機金属化合物などの如き、通常のエステル化用およ
びエステル交換用に使用されている全ての触媒を用いて
行うのが望ましい。その際の触媒の使用量は、前記ハロ
ゲン化ポリエステルポリオール調整用諸原料総量に対し
て0.00001〜約5重量%なる範囲内、好ましくは
0.001〜2重量%なる範囲内が適当である。そし
て、その際の反応温度は通常、100〜250℃の範囲
である。
【0028】本発明の水酸基の水素が活性水素を含む有
機基で置換されたフェノール系化合物から得られるベン
ジリックエーテル系樹脂とハロゲン化ポリエステルポリ
オールの混合割合は特に限定するものではないが、好ま
しくは1/9〜9/1、更に好ましくは3/7〜7/3
である。
【0029】本発明で使用するポリイソシアネートは特
に限定されるものではなく、2,4−トリレンジイソシ
アネートもしくは、2,6−トリレンジイソシアネート
又はこれらの混合物、m−もしくはp−フェニレンジイ
ソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、エチレ
ンジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジイソ
シアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート、
3,3´ジメチル−ジフェニルメタン−4,4´−ジイ
ソシアネート、3,3´−ジメチル−4,4´−ビフェ
ニレンジイソシアネート、3,3´ジクロル−4,4´
ビフェニレンジイソシアネート、4,4´−ビフェニレ
ンジイソシアネートまたは1,5−ナフタレンジイソシ
アネート、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(ク
ルードMDI)及びジフェニルメタンジイソシアネート
の各種誘導体を用いることが出来る。
【0030】本発明のNCO/OHの当量比は特に限定
するものではなく、通常50/100〜1000/10
0までの範囲で自由に選定でき、三量化触媒によるイソ
シアヌレート化も行える。好ましいNCO/OHの当量
比は、100/100〜500/100である。
【0031】本発明のフォームを製造する時には、通常
発泡剤が使用される。かかる発泡剤としては、例えばク
ロロフルオロカーボン類、ハイドロクロロフルオロカー
ボン類、ハイドロフルオロカーボン類が用いられる。
【0032】クロロフルオロカーボン類としては、トリ
クロロフルオロメタン(CFC−11)、ジクロロジフ
ルオロメタン(CFC−12)などが挙げられる。ハイ
ドロクロロフルオロカーボン類としては、2、2−ジク
ロロ−1、1、1−トリフルオロエタン(HCFC−1
23)、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HC
FC−141b)、モノクロロジフルオロメタン(HC
FC−22)、1−クロロ−1、1−ジフルオロメタン
(HCFC−142b)、トリフロロメチル−1、1−
ジフロロエチルエーテルなどが挙げられる。また、ハイ
ドロフルオロカーボン類としては、1、1、1、2−テ
トラフルオロエタン(HFC−134a)、ペンタフル
オロエタン(HFC−125)、1、1−ジフロロエタ
ン(HFC−152a)、1、1、1、4、4、4−ヘ
キサフルオロブタン(HFC−356)などが挙げられ
る。これらは単独又は2種以上混合して用いられる。
【0033】又、必要により、上記発泡剤には、水及び
/又は低沸点化合物、これらを含む発泡助剤を併用する
ことができる。水を使用する場合には、発泡樹脂原液1
00重量部に対して0.1〜5重量部の使用量が好まし
い。又、低沸点化合物としては、メチレンクロライド、
低沸点炭素水素類(沸点10〜50℃)など及びこれら
の混合物が挙げられる。尚、他の発泡助剤としては、通
常使用されるものが挙げられる。
【0034】また、本発明のフォームの製造の際には通
常触媒、例えばトリエチルアミン、トリブチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、ジ
エチレントリアミン、N、N、N’、N’−テトラメチ
ルエチレンジアミン、N、N、N’、N’−テトラメチ
ルプロピレンジアミン、N、N、N’、N’−テトラメ
チルブチレンジアミン、N、N、N’、N’−テトラメ
チル−1、3−ブタンジアミン、N、N、N’、N’−
テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビス〔2−
(N、N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、N、N
−ジメチルベンジルアミン、N、N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N、N、N’、N’−ペンタメチルジエ
チレントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレ
ンジアミンの蟻酸塩及びその他の塩、第1及び2級のア
ミンのオキシアルキレン付加物、N、N−ジアルキルピ
ペラジン類のようなアザ環状化合物、N、N’、
N’’、N’’’−トリアルキルアミノアルキルヘキサ
ヒドロトリアジン類などのアミン系触;酢酸錫、オク
チル酸錫、オレイン酸錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジク
ロライド、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニ
ッケル、ナフテン酸コバルト、酢酸カリ、オレイン酸カ
リ、オクチル酸カリ、ラウリン酸カリなどの有機金属塩
触媒などが使用される。
【0035】これらの触媒は単独又は混合して用いら
れ、その使用量は通常ポリオール成分100重量部に対
して0.0001〜10重量部である。
【0036】本発明のウレタン系樹脂フォームは、水酸
基の水素が活性水素を含む有機基で置換されたフェノー
ル系化合物から得られるベンジリックエーテル系樹脂と
ハロゲン化ポリエステルポリオールの混合ポリオールを
ポリオールの必須成分として、これにポリイソシアネー
ト、発泡剤、触媒等を加え、通常のウレタン系樹脂フォ
ームを製造する方法で製造することが出来る。又、フォ
ーム製造時に、他のポリオール、難燃剤、充填剤、着色
剤等を併用してもかまわない。
【0037】本発明のウレタン系樹脂フォームは、ポリ
ウレタン樹脂フォームまたはウレタン変性イソシアヌレ
ート樹脂フォームであり、特に制限されないが、通常密
度が10〜100Kg/m3、セルの大きさが10ミク
ロン〜3mm、圧縮強度が0.3〜6Kg/m2であ
る。
【0038】
【実施例】次に本発明の実施例により説明するが、これ
らに限定するものではない。文中「部」、「%」は重量
基準であるものとする。
【0039】〔ポリオールの調整〕ポリオール(A) フェノール940部、パラホルムアルデヒド150部に
ベンジリックエーテル生成用触媒として酢酸亜鉛4.0
部を攪拌混合し、110℃にて3時間反応した後、80
℃に冷却し10〜50mmHgで約1時間減圧脱水し
て、ベンジリックエーテル系樹脂を調整後、4.0部の
KOHを加え、1742部のプロピレンオキサイドを付
加させ、中和、脱触媒して、VIS(25℃)=15,000cps、
OHV=332の水酸基の水素が活性水素を含む有機で置
換されたベンジリックエーテル系樹脂ポリオール(A)
を得た。
【0040】ポリオール(B) ジエチレングリコール975部、トリメチロールプロパ
ン2010部、アジピン酸1000部、ヘット酸108
0部に、エステル化触媒としてテトラn−ブチルチタネ
ート0.5部を加え、200℃で約10時間かけて、V
IS(25℃)=5000cps、OHV=500のハロゲン化ポリエス
テルポリオール(B)を得た。
【0041】ポリオール(C) フェノール940部、パラホルムアルデヒド480部、
酢酸亜鉛4.26部を攪拌混合し、110℃にて2時間
反応した後、80℃まで冷却し、10〜50mmHgで約1
時間減圧脱水して、Vis(25℃)=15,000cps、
OHV=630のベンジリックエーテル系樹脂(C)を
得た。
【0042】ポリオール(D) MDA(ジフェニルメタン−4,4’−ジアミン)にプ
ロピレンオキサイドを重合させたVis(25℃)=5
0,000cps、OHV=480のポリエーテルポリオール。
【0043】〔実施例1〕ポリオール(A)50部、ポ
リオール(B)35部、難燃剤(TCEP)15部、シ
リコンSH−193 1部、TMHDA 1部、トリク
ロロモノフロロメタン33部を均一混合後、20〜25
℃でNCO Index110でクルードMDIを加
え、2500rpmで7秒攪拌後、木箱に注ぎ、ウレタ
ンフォームを得た。下記試験を行い、その結果を表1に
示した。
【0044】<フォーム成形性>フォーム成形時の成形
性を外観で判断した。○:良好、×:悪い
【0045】<相溶性>フレオンとの相溶性を目視で観
察した。○:相溶性良好、×:悪い
【0046】〔難燃性試験〕得られたフォームを6inch
×6inch×1inchにカットサンプリングし、垂直に立
て、LPGガスバーナー炎をあて、炎が貫通するまでの
時間と、発生する煙の量を観察した。
【0047】〔実施例2〕ポリオール(A)30部、ポ
リオール(B)55部、難燃剤(TCEP)15部、シ
リコンSH−193 1部、TMHDA 1部、ジクロ
ロモノフロロエタン30部を均一混合後、20〜25℃
でNCO Index110でクルードMDIを加え、
2500rpmで7秒攪拌後、木箱に注ぎ、ウレタンフ
ォームを得た。実施例1と同様に試験し、その結果を表
1に示した。
【0048】〔実施例3〕ポリオール(A)30部、ポ
リオール(B)55部、難燃剤(TCEP)15部、シ
リコンSH−193 1部、TMHDA 1部、オクチ
ル酸カリ 3部、ジクロロモノフロロエタン45部を均
一混合後、20〜25℃でNCO Index230で
クルードMDIを加え、2500rpmで7秒攪拌後、
木箱に注ぎ、ウレタン変性イソシアヌレートフォームを
得た。実施例1と同様に試験し、その結果を表1に示し
た。
【0049】〔比較例1〕ポリオール(C)85部、難
燃剤(TCEP)15部、シリコンSH−1931部、
TMHDA 0.5部、トリクロロモノフロロメタン33部
を均一混合後、20〜25℃でNCOIndex110
でクルードMDIを加え2500rpmで7秒攪拌後、
木箱中に注ぎウレタンフォームを得た。実施例1と同様
に試験し、その結果を表1に示した。尚、得られたフォ
ームのフライアビリテイが大であった。
【0050】〔比較例2〕ポリオール(C)50部、ポ
リオール(B)35部、難燃剤(TCEP)15部、シ
リコンSH−193 1部、TMHDA 0.5部、トリク
ロロモノフロロメタン33部を均一混合後、20〜25
℃でNCOIndex110でクルードMDIを加え2
500rpmで7秒攪拌後、木箱中に注ぎウレタンフォ
ームを得た。実施例1と同様に試験し、その結果を表1
に示した。
【0051】〔比較例3〕ポリオール(D)85部、難
燃剤(TCEP)15部、シリコンSH−1931部、
TMHDA 1部、トリクロロモノフロロメタン33部
を均一混合後、20〜25℃でNCOIndex110
でクルードMDIを加え2500rpmで7秒攪拌後、
木箱中に注ぎウレタンフォームを得た。実施例1と同様
に試験し、その結果を表1に示した。
【0052】
【表1】 CFC-11:トリクロロモノフロロメタン,HCFC-141b:ジク
ロロモノフロロエタン
【0053】
【発明の効果】本発明のウレタン樹脂フォームは、ポリ
ウレタンフォームの断熱性、耐水性、強度、面材との接
着性および優れた成形性を維持し、耐炎性、低発煙性等
の難燃性に優れるので、冷蔵庫、冷凍庫、建材等の発泡
断熱材用途の硬質ポリウレタンフォーム用に適する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−123121(JP,A) 特開 平1−259028(JP,A) 特開 昭63−213512(JP,A) 特開 平5−163327(JP,A) 特公 昭44−4798(JP,B1) 特公 昭38−19444(JP,B1) 特表 昭59−500968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポリオールと(b)ポリイソシアネ
    ートとからなるウレタン系樹脂フォーム用組成物におい
    ポリオール(a)が、フェノール系化合物から得ら
    れたベンジリックエーテル系樹脂で、そのフェノール性
    水酸基の水素が活性水素を含む有機基で置換されたもの
    であり、その有機基がアルキレンオキサイド、ラクト
    ン、ラクタムから選ばれる化合物をフェノール性水酸基
    に開環付加して得られた水酸基またはアミノ基からなる
    ベンジリックエーテル系樹脂とハロゲン化ポリエステル
    ポリオールとからなることを特徴とするウレタン系樹脂
    フォーム用組成物
  2. 【請求項2】 ハロゲン化ポリエステルポリオールが
    ポリカルボキシル化合物としてハロゲン化ポリカルボキ
    シル化合物を用いて得られることを特徴とする請求項
    載のウレタン系樹脂フォーム用組成物
  3. 【請求項3】 ハロゲン化ポリエステルポリオールが
    ポリヒドロキシル化合物としてハロゲン化ポリヒドロキ
    シル化合物を用いて得られることを特徴とする請求項
    載のウレタン系樹脂フォーム用組成物
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