JP3343482B2 - 調速機用ロープの端末処理方法 - Google Patents

調速機用ロープの端末処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガバナロープとも
称されるエレベータの調速機用ロープに伸びが生じてロ
ープ長の調整が必要となった際に適用される、調速機用
ロープの端末処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2ないし図4は調速機用ロープの概略
を説明するためのもので、図2は調速機用ロープを備え
たエレベータの全体構成図、図3は図2のA部拡大図、
図4は図2のB部拡大図である。
【0003】これらの図において、昇降体30は、昇降
路天井24と昇降路床25との間に立設されているガイ
ドレール9に案内されながら、昇降路内を昇降するよう
になっている。この昇降体30には、ピン26を介して
リンク8が係合されており、このリンク8の一端がピン
7を介してブラケット5に係合されている。また、リン
ク8は、リンク18,19,20と互いに係合関係にあ
り、リンク20の下端が非常止め21のウエッジ22に
係合されている。
【0004】調速機用ロープ1は、昇降路天井24付近
で調速機23に巻き掛けられているとともに、昇降路床
25付近でプーリー16に巻き掛けられており、ピン1
5を介して該プーリー16を軸支しているアーム14の
先端には、張力を付与するための錘17が設けられてい
る。また、この調速機用ロープ1の端末部どうしは、昇
降体30に係合されている前記ブラケット5を介して、
上下方向に連結されている。したがって図2に示すよう
に、調速機用ロープ1は昇降路内において、調速機23
とプーリー16との間で回動自在に張設された状態に保
たれており、昇降体30の昇降動作に追従して該ロープ
1が回動するようになっている。なお、図4に示すよう
に、前記アーム14は錘17側とは逆側の端部がピン1
3を介してブラケット10に保持されており、このブラ
ケット10はレールクリップ11やボルト12によって
前記ガイドレール9に固定されている。
【0005】また、図3に示すように、調速機用ロープ
1の各端末部には、輪状に折り返されてブラケット5の
ピン6に係止される輪状部1cが形成されており、この
輪状部1cからさらに端末側へ延びる折返し延出部1b
が、該輪状部1cから反端末側へ延びて張力が付与され
る張設部1aに対し、バインド線2やロープクリップ4
を用いて束ねるように締結されている。なお、折返し延
出部1bの先端部分はロープ製造時の切断個所でほつれ
やすいため、シージングワイヤ3によるシージング処理
がなされている。
【0006】かかる調速機用ロープ1は、昇降体30が
危険な速度で下降したときにこれを非常停止させるとい
う機能を有する。すなわち、昇降体30の下降速度は、
調速機用ロープ1が巻き掛けられている調速機23によ
って検出可能であり、この調速機23が所定値以上の下
降速度を検出すると、図示せぬロック機構が動作して調
速機用ロープ1をロックするようになっている。その結
果、リンク8が上に引き上げられるので、該リンク8と
係合関係にあるリンク18,19,20を介して、非常
止め21のウエッジ22が上に引き上げられてガイドレ
ール9に咬止された状態となり、よって昇降体30が非
常停止されるようになっている。
【0007】ところで、このような調速機用ロープ1に
は、張力や自重によりロープ長が伸びるという経時変化
が起こり、それに伴い、錘17を付設したアーム14が
ピン13を支点として図4の仮想線で示すように傾いて
くる。そして、アーム14の傾きが大きくなって、同図
における錘17と昇降路床25との間隔Hが規定寸法を
越えた場合には、ガイドレール9に固定するブラケット
10の取付位置を下げることによって、間隔Hが規定寸
法内に収まるように該アーム14の傾きを修正するが、
調速機用ロープ1の伸びがある程度大きくなってしまう
と、ブラケット10の取付位置を下げても間隔Hを規定
寸法内に収めることができなくなる。したがってその場
合には、調速機用ロープ1の端末部を処理することによ
って、張力が付与されるロープ長そのものを短縮させる
必要がある。
【0008】従来、調速機用ロープ1に対するこのよう
なロープ長の調整作業は、次のようにして行われてい
た。
【0009】まず、ブラケット5からリンク8を外した
後、このブラケット5で連結されている調速機用ロープ
1の端末部を昇降路床25まで下降させる。次いで、錘
17やプーリー16を持ち上げて、調速機用ロープ1の
張力を除去した状態を保ちつつ、いずれか一方の端末部
に対して、バインド線2を外してロープクリップ4を緩
めることにより、張設部1aに束ねてあった折返し延出
部1bの締結を解除する。そして、この折返し延出部1
bを、ピン6を折返し点としてロープ長の調整代分だけ
端末側へ引き送ったなら、当該端末部をロープ長調整前
と同じ状態にするため、折返し延出部1bを先端から前
記調整代分だけ専用のワイヤカッターで切断し、新たに
形成された先端部分(切断個所)にシージングワイヤ3
によるシージング処理を施す。さらに、切断処理した折
返し延出部1bを、ロープ長の伸びが修正された張設部
1aに沿わせて束ねるため、バインド線2やロープクリ
ップ4による締結を行う。しかる後、持ち上げていた錘
17やプーリー16を本来の位置に戻して、調速機用ロ
ープ1の張力を回復させるとともに、ブラケット5に再
びリンク8を係合させて、ロープ長の調整作業を完了さ
せる。
【0010】なお、このような調速機用ロープ1のロー
プ長の調整作業は、ブラケット10の取付位置や間隔H
に応じて適宜実施されるが、特に納入当初はロープ長の
伸びが顕著なため、例えば3か月ごとに調速機用ロープ
1を切り詰めてロープ長の調整を行わねばならないこと
もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術で調速機用ロープ1の端末処理を行おうとす
ると、直径8mm以上もある該ロープ1を切断するため
に必ず専用の工具(ワイヤカッター)を持参しなければ
ならず、切断に要する時間も長かった。また、切断した
後で折返し延出部1bの先端部分に施すシージング処理
は、細い亜鉛メッキ鋼線からなるシージングワイヤ3を
巻きつけてほつれを防止するという熟練を要する作業な
ので、作業効率の劣化により作業時間が一層増大して、
エレベータの不稼働時間を長引かせやすいという不具合
があった。さらにまた、切断処理した折返し延出部1b
を張設部1aに対して確実に締結させるためには、従
来、使用するロープクリップ4の数を増やす必要がある
ので、部品コストも嵩んでしまった。
【0012】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、調速機用ロープのロー
プ長の調整作業が特別な工具を用いることなく簡単に短
時間で行える、調速機用ロープの端末処理方法を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、調速機とプーリーとに巻き掛けられた
状態で昇降路内に回動自在に張設され、且つ端末部どう
しが、昇降体に係合されているブラケットを介して上下
方向に連結されているロープ体であって、各端末部には
輪状に折り返されて前記ブラケットに係止される輪状部
が形成されているとともに、この輪状部からさらに端末
側へ延びる折返し延出部を、該輪状部から反端末側へ延
びる張設部に対してロープクリップおよびバインド線を
用いて締結せしめた調速機用ロープにおいて、増大した
ロープ長を調整する際に、張力を除去した状態で、前記
張設部に対する前記折返し延出部の締結を解除してか
ら、該折返し延出部の長さがロープ長の調整代分だけ増
大するように新たな輪状部を形成して該輪状部を前記ブ
ラケットに係止せしめ、且つ、該調整代分だけ長さが増
した折返し延出部を、新たに形成した輪状部から反端末
側へ延びる張設部に対して、ロープクリップおよびバイ
ンド線を用いて締結し、しかる後、張力を回復させるよ
うにした。
【0014】このような手法で調速機用ロープの増大し
たロープ長の調整作業を行えば、該ロープの切断作業が
不要なので、特別な工具をわざわざ持参したり切断に手
間取るということがなくなり、また、新たにシージング
処理を施す必要もないので、作業時間が大幅に短縮でき
る。
【0015】また、上述した調整作業において、調整代
分だけ長さを増した折返し延出部を張設部に締結させる
際に、ロープ長調整前は前記ブラケットに係止されてい
てロープ長調整後は折返し延出部の一部となる旧輪状部
の凸状部と、新たに形成した輪状部との間に、締結用の
ロープクリップを取り付けてやれば、何らかの事情でロ
ープクリップの締結力が不足した場合にも該ロープクリ
ップは該凸状部に係止されることになるので、使用する
ロープクリップの数を増やすなどしなくとも、張設部に
対する折返し延出部の締結状態を維持することが可能と
なる。
【0016】また、前記ブラケットが前記昇降体の上部
に配置されているときには該ブラケットの下方に位置す
る一方の端末部の処理を行うことでロープ長を調整する
ようにし、且つ、前記ブラケットが前記昇降体の下部に
配置されているときには該ブラケットの上方に位置する
他方の端末部の処理を行うことでロープ長を調整するよ
うにしてやれば、調速機やプーリーに制約されることな
く折返し延出部の長さ寸法が増やせるので、ロープ長の
調整代が多くとれる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1に
基づいて説明する。ここで、図1は、本発明方法による
ロープ長の調整作業が完了した状態を示す調速機用ロー
プの端末部の正面図であり、先に説明した図3と対応す
る部分には同一符号が付してある。
【0018】図1において、符号1で総括的に示す調速
機用ロープは、図示せぬ調速機とプーリーとに巻き掛け
られた状態で昇降路内に回動自在に張設されていて、該
ロープ1の端末部どうしは、ピン7を用いてリンク8の
一端に係合されているブラケット5を介して、上下方向
に連結されている。ただし、このリンク8は図示せぬ昇
降体に係合されているので、調速機用ロープ1はブラケ
ット5を介して、該昇降体の昇降動作に追従して回動す
るようになっている。そして、この調速機用ロープ1の
各端末部には、輪状に折り返されてブラケット5のピン
6に係止される輪状部1cが形成されており、この輪状
部1cからさらに端末側へ延びる折返し延出部1bが、
該輪状部1cから反端末側へ延びる張設部1aに対し、
ロープクリップ4やバインド線2を用いて束ねるように
締結されている。なお、折返し延出部1bの先端部分は
ロープ製造時の切断個所でほつれやすいため、シージン
グワイヤ3によるシージング処理がなされている。ま
た、図中の符号27はロープ長調整前にブラケット5の
ピン6に係止されていた旧輪状部の凸状部、符号Lは増
大したロープ長の調整代を示している。
【0019】かかる調速機用ロープ1のロープ長が張力
や自重により伸び過ぎて、増大したロープ長の調整が必
要になった際に、本実施形態では次のような手順で調整
作業を行う。
【0020】すなわち、まず、ブラケット5からリンク
8を外した後、このブラケット5で連結されている調速
機用ロープ1の端末部を昇降路床25まで下降させる。
次いで、この調速機用ロープ1の下端部を巻き掛けてい
るプーリーや該プーリーを下方へ付勢して張力を付与す
る錘(共に図示せず)を持ち上げて、調速機用ロープ1
の張力を除去した状態を保ちつつ、ブラケット5の下方
に位置する一方の端末部に対して、バインド線2を外し
てロープクリップ4を緩めることにより、張設部1aに
束ねてあった折返し延出部1bの締結を解除する。な
お、本実施形態ではブラケット5が前記昇降体の上部に
配置されている場合について例示しているので、該ブラ
ケット5の下方に位置する端末部の処理を行うが、ブラ
ケット5が前記昇降体の下部に配置されている場合に
は、該ブラケット5の上方に位置する他方の端末部の処
理を行うことが好ましい。
【0021】この後、締結を解除した折返し延出部1b
を、ブラケット5のピン6を折返し点として、ロープ長
の調整代であるL寸法分だけ端末側へ引き送り、該ピン
6の周囲に新たな輪状部1cを形成したなら、この輪状
部1cを該ピン6に係止させる。そして、L寸法分だけ
長さが増したこの折返し延出部1bを、新たに形成した
輪状部1cから反端末側へ延びる張設部1aに対して、
ロープクリップ4およびバインド線2を用いて締結する
が、このとき、ロープクリップ4を、ロープ長調整前は
ピン6に係止されていた前記凸状部27と、新たに形成
した輪状部1cとの間で、好ましくは該凸状部27のす
ぐ近くに取り付けるようにした。これにより、何らかの
事情でロープクリップ4の締結力が不足した場合にも、
該ロープクリップ4は凸状部27に係止されることにな
るので、使用するロープクリップの数を増やすなどしな
くとも、張設部1aに対する折返し延出部1bの締結状
態を維持することができる。
【0022】しかる後、持ち上げていた前記プーリーや
前記錘を本来の位置に戻して、調速機用ロープ1の張力
を回復させるとともに、ブラケット5で連結されている
該ロープ1の端末部を昇降路床25から上昇させて、該
ブラケット5に再びリンク8を係合させ、ロープ長の調
整作業を完了させる。
【0023】なお、上述したように、ブラケット5が昇
降体の上部に配置されているときには該ブラケット5の
下方に位置する一方の端末部の処理を行うことでロープ
長を調整するようにし、且つ、ブラケット5が昇降体の
下部に配置されているときには該ブラケット5の上方に
位置する他方の端末部の処理を行うことでロープ長を調
整するようにしてやれば、前記調速機や前記プーリーに
制約されることなく折返し延出部1bの長さ寸法が増や
せるので、ロープ長の調整代が多くとれるという利点が
ある。ただし、使用している調速機用ロープ1の伸びが
1m程度になるとロープ径が許容限界を越えて細くなっ
てしまうような場合には、上下いずれの端末部の処理を
行っても、ロープ長の最大調整代はほとんど変わらな
い。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】エレベータの調速機用ロープの端末部にお
いて、折返し延出部の長さがロープ長の調整代分だけ増
大するように新たな輪状部を形成して該輪状部をブラケ
ットに係止せしめ、且つ、該調整代分だけ長さが増した
折返し延出部を、新たに形成した輪状部から反端末側へ
延びる張設部に対して締結するようにしたので、増大し
たロープ長の調整作業時に調速機用ロープの切断作業が
不要となって、特別な工具をわざわざ持参したり切断に
手間取るということがなくなるとともに、新たにシージ
ング処理を施す必要もないので、調整作業が簡単になっ
て作業時間も大幅に短縮できる。
【0026】また、かかる調整作業において、調整代分
だけ長さを増した折返し延出部を張設部に締結させる際
に、ロープ長調整前は前記ブラケットに係止されていて
ロープ長調整後は折返し延出部の一部となる旧輪状部の
凸状部と、新たに形成した輪状部との間に、締結用のロ
ープクリップを取り付けてやれば、何らかの事情でロー
プクリップの締結力が不足した場合にも該ロープクリッ
プは該凸状部に係止されることになるので、使用するロ
ープクリップの数を増やすなどしなくとも、張設部に対
する折返し延出部の締結状態を維持することができる。
【0027】また、前記ブラケットが前記昇降体の上部
に配置されているときには該ブラケットの下方に位置す
る一方の端末部の処理を行うことでロープ長を調整する
ようにし、且つ、前記ブラケットが前記昇降体の下部に
配置されているときには該ブラケットの上方に位置する
他方の端末部の処理を行うことでロープ長を調整するよ
うにしてやれば、調速機やプーリーに制約されることな
く折返し延出部の長さ寸法が増やせるので、ロープ長の
調整代が多くとれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によるロープ長の調整作業が完了し
た状態を示す調速機用ロープの端末部の正面図である。
【図2】調速機用ロープを備えたエレベータの全体構成
図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図2のB部拡大図である。
【符号の説明】
1 調速機用ロープ 1a 張設部 1b 折返し延出部 1c 輪状部 2 バインド線 3 シージングワイヤ 4 ロープクリップ 5 ブラケット 6,7 ピン 8 リンク 9 ガイドレール 10 ブラケット 14 アーム 16 プーリー 17 錘 18,19,20 リンク 21 非常止め 22 ウエッジ 23 調速機 24 昇降路天井 25 昇降路床 27 凸状部 30 昇降体 L 調整代
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊豫田 洋海 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式 会社 日立製作所 水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭56−78783(JP,A) 特開 平8−175771(JP,A) 特開 平7−10417(JP,A) 特開 昭59−26877(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 5/00 - 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調速機とプーリーとに巻き掛けられた状
    態で昇降路内に回動自在に張設され、且つ端末部どうし
    が、昇降体に係合されているブラケットを介して上下方
    向に連結されているロープ体であって、各端末部には輪
    状に折り返されて前記ブラケットに係止される輪状部が
    形成されているとともに、この輪状部からさらに端末側
    へ延びる折返し延出部を、該輪状部から反端末側へ延び
    る張設部に対してロープクリップおよびバインド線を用
    いて締結せしめた調速機用ロープにおいて、増大したロ
    ープ長を調整する際に、張力を除去した状態で、前記張
    設部に対する前記折返し延出部の締結を解除してから、
    該折返し延出部の長さがロープ長の調整代分だけ増大す
    るように新たな輪状部を形成して該輪状部を前記ブラケ
    ットに係止せしめ、且つ、該調整代分だけ長さが増した
    折返し延出部を、新たに形成した輪状部から反端末側へ
    延びる張設部に対して、ロープクリップおよびバインド
    線を用いて締結し、しかる後、張力を回復させるように
    したことを特徴とする調速機用ロープの端末処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、ロープ長調整
    前は前記ブラケットに係止されていてロープ長調整後は
    折返し延出部の一部となる旧輪状部の凸状部と、新たに
    形成した輪状部との間に、締結用のロープクリップを取
    り付けるようにしたことを特徴とする調速機用ロープの
    端末処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    ブラケットが前記昇降体の上部に配置されているときに
    は該ブラケットの下方に位置する一方の端末部の処理を
    行うことでロープ長を調整するようにし、且つ、前記ブ
    ラケットが前記昇降体の下部に配置されているときには
    該ブラケットの上方に位置する他方の端末部の処理を行
    うことでロープ長を調整するようにしたことを特徴とす
    る調速機用ロープの端末処理方法。
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