JP3342765B2

JP3342765B2 - 画像表示装置

Info

Publication number: JP3342765B2
Application number: JP04020994A
Authority: JP
Inventors: 利幸坪田; 伸夫寺田
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1994-03-11
Filing date: 1994-03-11
Publication date: 2002-11-11
Anticipated expiration: 2017-11-11
Also published as: JPH07250295A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、表容器と裏容器とを有
する真空外囲器によって構成される画像表示素子と、前
記画像表示素子から出ている金属製の端子、駆動回路プ
リント配線板を備えた構成の画像表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ブラウン管のように映像を映し出
す画像表示素子で、表容器と裏容器という２個のガラス
製の容器と、その間から複数の金属製の線が出ている画
像表示素子が開発されている。

【０００３】以下に従来の画像表示素子の構造について
説明する。図１１〜１２図は従来の画像表示素子と端子
プリント配線板、画像表示素子を駆動する駆動回路プリ
ント配線板の構成図を示すものである。構成要素として
１はガラス製の表容器１ａ、裏容器１ｂから構成され、
ブラウン管のように映像を映し出す画像表示素子であ
る。２は画像表示素子１のガラス製の表容器１ａと裏容
器１ｂの間から上下、左右４方向から出てくる金属線よ
りなる複数の金属端子である。３は端子プリント配線板
で、複数の第２の金属製の端子３ａを有している。４は
駆動回路プリント配線板で、画像表示素子１を駆動する
ための電気回路が搭載されている。５はカプラである。

【０００４】前記構成要素による画像表示装置の組み立
ては、まず、画像表示素子１のガラス製の表容器１ａと
裏容器１ｂの間で、かつ上下、左右４方向に出ている複
数の金属製端子２を端子プリント配線板３にある複数の
金属製の端子３ａに溶接によって接続する。その後、複
数の金属製の端子３ａを折り曲げて４枚の端子プリント
配線板３が画像表示素子１の後方で周囲を囲むような形
になったところに駆動回路プリント配線板４を配置し
て、この駆動回路プリント配線板４を４枚の端子プリン
ト配線板３と複数のカプラ５によって接続している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の画像表示素子１と複数の端子プリント配線板３、駆
動回路プリント配線板４の構成では、複数の金属製の端
子２、３ａを折り曲げ複数の端子プリント配線板３をカ
プラ５で駆動回路プリント配線板４に取り付けるときに
複数の金属製の端子どうしが接触することがある。ま
た、端子プリント配線板３を取り付けた後も画像表示素
子１の周囲から複数の金属製の端子３ａが変形を受ける
と接触することがあるため、複数の金属製の端子３ａど
うしが接触しないようにしなければならない。また、複
数のカプラ５や複数の端子プリント配線板３を使用して
いるので、コストが非常に高くなるという問題点を有し
ていた。

【０００６】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、周囲から力を受けても複数の金属製の端子３に変形
が生じないような構造にして、複数の金属製の端子３に
変形接触が生じなく、しかも複数のカプラ、複数の端子
プリント配線板を使用しない画像表示装置を提供するこ
とを第１の目的とする。

【０００７】また、複数の金属製の端子と駆動プリント
配線板のハンダ付けのためのランド部（以下ランド部と
記す）との接触不良が生じない画像表示装置を提供する
ことを第２の目的とする。

【０００８】また、複数の金属製の端子と駆動プリント
配線板を直接ハンダ付けで取付けたり、取り外したりで
きるような画像表示装置を提供することを第３の目的と
する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために本発明の画像表示装置は表容器と裏容器とを有
する真空外囲器から構成される画像表示素子と、表容器
と裏容器の間から出ている複数の端子と、その複数の端
子に接合された折り曲げ部を持つ複数の第２の端子と、
少なくともリブを有し、画像表示素子裏面で複数の端子
を保持する枠体と、前記画像表示素子の裏面に配置され
て、前記枠体に取付けられた駆動回路プリント配線板
と、前記駆動回路プリント配線板と複数の第２の端子と
を押え付ける第２の枠体から構成される。

【００１０】また第２の目的を達成するために本発明の
画像表示装置は、前記第２の複数の端子と、駆動回路プ
リント配線板の間にスリット状の導通部を持つ両面テー
プを入れて、複数の第２の端子と駆動回路プリント配線
板を接着した構成とする。

【００１１】また第３の目的を達成するために本発明の
画像表示装置は、前記駆動回路プリント配線板で複数の
第２の端子との接触部分をスルーホールとした構成とす
る。

【００１２】

【作用】上記の構成において、画像表示素子から上下、
左右４方向に出ている複数の金属製の端子と溶接されて
いる複数の第２の金属製の端子どうしが接触することな
く駆動回路プリント配線板のランド部に接続させること
ができるとともに、画像表示素子周囲から加えられる力
によって金属製の端子、第２の金属製の端子が変形した
り、接触したりすることを防ぐことができる。また、複
数の第２の金属製の端子を駆動回路プリント配線板のラ
ンド部に確実に接続することができる。また、複数の第
２の金属製の端子と駆動回路プリント配線板を確実にハ
ンダ付けできるとともにハンダを外しやすくすることが
できる。

【００１３】

【実施例】

（実施例１）以下、本発明の一実施例について、図１〜
図６を参照しながら説明する。

【００１４】構成要素として６は、ブラウン管のように
映像を映し出す画像表示素子で、ガラス製の表容器６ａ
と裏容器６ｂから構成されている。７は画像表示素子６
のガラス製の表容器６ａと裏容器６ｂの間から上下、左
右４方向に出ている複数の金属線よりなる端子である。
８は複数の金属製の端子７と溶接されている金属線より
なる第２の金属製端子である。８ａは第２の金属製の端
子８のバネ部で、例えば端子の先端の形状を半円状にす
ることによってバネ性を持たせている。９は画像表示素
子６の前面の両端を押さえている台である。１０はフラ
ンジ部１０ａ、複数のボス１０ｂ、複数のリブ１０ｃを
もつ枠体である。１１は画像表示素子６を駆動するため
の電気回路を搭載している駆動回路プリント配線板であ
る。１１ａは駆動回路プリント配線板１１の裏面に設け
られた複数のランド部である。１２は端子カバー１２
ａ、端子押さえ１２ｂ、駆動回路プリント配線板押さえ
１２ｃをもつ第２の枠体である。

【００１５】これらの構成要素の組み立ては、まず、枠
体１０を画像表示素子６の裏容器６ｂの後方からはめ込
み、ガラス製の表容器６ａの前方両端を押さえている２
個の台９に枠体１０のフランジ部１０ａでビスによって
固定する。このようにして、画像表示素子６を台９と枠
体１０で挟み込む構造にしている。複数の金属製の端子
７に溶接された複数の第２の金属製の端子８を画像表示
素子６の後方に折り曲げて、ここで枠体１０に設けられ
ている複数のリブ１０ｃの間に第２の金属製の端子が入
るように折り曲げる。第２の金属製の端子８は複数のリ
ブ１０ｃによって端子どうしが接触しない。駆動回路プ
リント配線板１１を枠体１０のボス１０ｂを利用して枠
体１０に取り付ける。第２の端子８にはバネ部８ａがあ
るので、駆動回路プリント配線板１１を枠体１０に取り
付けるとバネ部８ａが駆動回路プリント配線板１１の裏
面のランド部１１ａにバネ力によって接触することにな
る。このようにして、画像表示素子６と駆動回路プリン
ト配線板１１を接続することができる。第２の枠体１２
は枠体１０の後方から取り付け、第２の複数の端子８と
駆動回路プリント配線板１１が確実に接触するように枠
体１０に押えつけるとともに、第２の枠体１２を枠体１
０に取り付けると、端子カバー１２ａが画像表示素子６
の上下、左右から出ている金属製の端子７、第２の金属
製の端子８を覆うことができる。したがって、画像表示
素子６の周囲からの押えつけられることによる金属製の
端子７、第２の金属製の端子８の変形を防ぐことがで
き、第１の目的を達成することができる。（実施例２）以下、本発明の他の実施例について、図
７、図８を参照しながら説明する。

【００１６】本実施例の特徴はスリット状に導通部分を
持っており、導通部分と絶縁部分とが交互に並んでいる
両面テープ１３を用いたことにある。具体的にはまず、
枠体１０を裏容器１ｂの後方から画像表示素子１にはめ
込み、第２の金属製の端子８を裏容器１ｂの後方に折り
曲げる。駆動回路プリント配線板１１の裏面の複数のラ
ンド部１１ａの並び方に合わせてスリット状に導通部分
を持っている両面テープ１３を貼り付ける。この状態
で、枠体１０に駆動回路プリント配線板１１を取り付け
ると第２の金属製の端子８のバネ部８ａが両面テープ１
３によって駆動回路プリント配線板１１のランド部１１
ａに接着されるので第２の金属製の端子８を確実に駆動
回路プリント配線板１１に接続することができ、第２の
目的を達成することができる。（実施例３）以下、本発明の他の実施例について、図
９、図１０を参照しながら説明する。本実施例の特徴は
駆動回路プリント配線板１１にスルーホール１１ｂを設
け、このスルーホール１１ｂを利用してハンダ１４をつ
けたことにある。

【００１７】具体的にはまず、枠体１０を裏容器１ｂの
後方から画像表示素子１にはめ込み、第２の金属製の端
子８を裏容器１ｂの後方に折り曲げる。枠体１０に駆動
回路プリント配線板１１を取り付けると第２の金属製の
端子８のバネ部８ａが駆動回路プリント配線板１１のス
ルーホール１１ｂに入り、駆動回路プリント配線板１１
を枠体１０に取り付けた後から第２の金属製の端子８を
駆動回路プリント配線板１１にハンダ付けで接合するこ
とができる。また、スルーホールになっているので、ハ
ンダを容易に取ることができ、第３の目的を達成するこ
とができる。

【００１８】

【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明の画像表示装置は、画像表示素子から上下、左右
４方向に出ている複数の金属製の端子と溶接されている
複数の第２の金属製の端子どうしが接触することなく駆
動回路プリント配線板のランド部に接続させることがで
きるとともに、画像表示素子周囲から加えられる力によ
って金属製の端子、第２の金属製の端子が変形したり、
接触したりすることを防ぐことができる。

【００１９】また、複数の第２の金属製の端子を駆動回
路プリント配線板のランド部に確実に接続することがで
きる。さらに、複数の第２の金属製の端子と駆動回路プ
リント配線板を確実にハンダ付けできるとともにハンダ
を外しやすくすることができるので大いに有効なもので
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の画像表示装置の正面側
の分解斜視図

【図２】同画像表示装置の裏面側分解斜視図

【図３】同画像表示装置の正面側斜視図

【図４】同画像表示装置の裏面側斜視図

【図５】同画像表示装置の部分斜視図

【図６】同画像表示装置の部分断面図

【図７】本発明の第２の実施例の画像表示装置の部分斜
視図

【図８】同画像表示装置の部分断面図

【図９】本発明の第３の実施例の画像表示装置の部分斜
視図

【図１０】同画像表示装置の部分断面図

【図１１】従来の画像表示装置の正面側斜視図

【図１２】同画像表示装置の裏面側斜視図

【符号の説明】

６画像表示素子６ａガラス製の表容器６ｂ裏容器７金属製の端子８第２の金属製の端子８ａバネ部９台１０枠体１０ａフランジ部１０ｂボス部１０ｃリブ１１駆動回路プリント配線板１１ａランド部１１ｂスルーホール１２第２の枠体１２ａ端子カバー１２ｂ端子押さえ１２ｃ駆動回路プリント配線板押さえ１３両面テープ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04N 5/645

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】表容器と裏容器とを有する真空外囲器か
ら構成される画像表示素子と、表容器と裏容器の間から
出ている複数の端子と、その複数の端子に接合された折
り曲げ部を持つ複数の第２の端子と、少なくともリブを
有し、画像表示素子裏面で複数の端子を保持する枠体
と、前記画像表示素子の裏面に配置されて、前記枠体に
取付けられた駆動回路プリント配線板と、前記駆動回路
プリント配線板と複数の第２の端子とを押え付ける第２
の枠体から構成される画像表示装置。
【請求項２】第２の複数の端子と、駆動回路プリント
配線板の間にスリット状の導通部を持つ両面テープを入
れ、複数の第２の端子と駆動回路プリント配線板を接着
した請求項１記載の画像表示装置。
【請求項３】駆動回路プリント配線板における複数の
第２の端子との接触部分をスルーホールとした請求項１
記載の画像表示装置。