JP3341627B2 - ごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法 - Google Patents

ごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法

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    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火格子式ごみ焼却
炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法、特に、
炉内温度の安定化、排ガス中のNOx、CO、ダイオキ
シン類等を含む未燃成分を低減することを目的とした水
噴霧量及び二次燃焼空気量の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ焼却炉は、社会生活において排
出される様々な廃棄物を処理するという重要な役割を担
っている。近年、廃棄物であるごみの焼却処理によって
発生する排ガス中のNOx濃度及びダイオキシンと相関
が高いと言われているCO濃度を低減することが重要な
課題となっている。そのため、NOx濃度を低減するた
めに、アンモニアを用いた無触媒脱硝、触媒脱硝法又は
炉内に水を噴霧する方法が取られている。一方、CO濃
度の低減には次のような各要素を管理する運転がよいと
されている。 800℃以上の排ガス温度を維持する。 高温状態で排ガスの長い滞留時間を確保する。 煙道において排ガスが十分撹拌される。
【0003】上記のCO濃度を低減するための運転方法
として、二次燃焼空気量を操作する方法が取り入れられ
ている。例えば、具体的な方法として、特開平7−33
2642号公報では、炉出口温度及び排ガス中の酸素濃
度を測定し、それぞれの測定値が目標値に維持されるよ
うに二次燃焼空気量を操作することにより、ごみの完全
燃焼をより促進させて排ガス中のCO濃度を低減する方
法が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】焼却炉のホッパに投入
されたごみの性状や成分は一定していない。したがっ
て、ホッパ内のごみが炉内に供給された場合には、ごみ
の供給熱量は一定化しないために、ごみの燃焼によって
発生した排ガス温度も変動し、CO等の未燃ガスやNO
xの発生につながるという問題がある。しかも、排ガス
中のCO等の未燃成分の抑制とNOxの抑制とには相反
する側面があり、燃焼制御によってCO濃度とNOx濃
度とを同時に低減することは難しい問題であるとされて
きた。
【0005】図2の炉出口温度とCO濃度及びNOx濃
度との関係を示した特性図に示されるように、排ガス中
のCO等の未燃成分を完全燃焼させるために、炉出口温
度を高温に維持すると、CO濃度は低減されるが、NO
x濃度が増加してしまう。また、図3の二次燃焼空気量
とCO濃度、NOx濃度及び炉出口温度との関係を示し
た特性図に示されるように、二次燃焼空気を増やすとN
Ox濃度が増加するため、燃焼状態によっては完全燃焼
させるために、過度の二次燃焼空気が供給されるとNO
x濃度が増加するという問題がある。一方、NOx濃度
を低減するために、図4の水噴霧量と炉出口温度との関
係を示した特性図に示されるように、炉内への水噴霧量
を増やして燃焼温度を下げ、炉出口温度を下げると、排
ガス中のCO等の未燃成分が発生し易くなる。
【0006】そのため、従来の制御技術では、二次燃焼
空気量を操作することにより排ガス中のCO等の未燃成
分のみを低減することを目的とした制御方法を提案して
いるものの、CO濃度の低減を目的とした燃焼制御方法
では、同時にNOx濃度も低減させることには限界があ
る。また、排ガス中のダイオキシンの計測結果は、4時
間吸引した排ガスを分析することによって得られる。し
たがって、炉内の燃焼状態が頻繁に変化しても、4時間
の排ガス吸引は長時間であり、排ガス吸引中のどの時点
の燃焼状態変化が最もダイオキシン発生に寄与している
かを明確につかむことができないという問題がある。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決する為にな
されたものであり、排ガス中のNOxとCO,ダイオキ
シン類等の未燃成分とを同時に低減できるようにしたご
み焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係るごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の
抑制方法は、炉出口に設置された温度計によって炉出口
温度を周期的に計測し、煙道に設置された排ガス分析計
によって排ガス中のNOx濃度、CO濃度及びO2濃度
をそれぞれ周期的に計測し、炉出口温度、NOx濃度、
CO濃度及びO2濃度の各計測値とそれぞれの基準値と
を比較し、その比較結果に基づいて、燃焼室に向けて噴
射する二次燃焼空気量を調整し、定常的には、火格子上
で燃焼しているごみに向けて一定量の水を噴霧し、そし
て、炉出口温度が所定の基準値を超える大きな値になっ
た場合には、炉出口温度及びNOx濃度の各計測値とそ
れぞれの基準値とを比較し、その比較結果に基づいて、
前記水の噴霧量を調整する。
【0009】図4に示される水噴霧量と炉出口温度との
関係及び図2に示される炉出口温度とNOx濃度との関
係から、火格子上で燃焼しているごみに向けて噴霧する
水量を増やして火格子上のごみの燃焼温度を下げ、炉出
口温度を下げると排ガス中のNOx発生量を抑えること
ができる。しかし、NOxの発生量を抑えるために、水
噴霧量を増やしすぎると炉出口温度が低下するために、
図2に示されるようにCO濃度が高くなってしまう。そ
のため、周期的に計測された炉出口温度及びNOx濃度
の各測定値と炉出口温度及びNOx濃度の各基準値を比
較し、炉出口温度が基準値を維持するように水噴霧量を
調整することで、NOxとCOの発生量を抑える。
【0010】図3に示されるように、二次燃焼空気量に
対する炉出口温度、NOx濃度及びCO濃度の関係か
ら、斜線領域では炉出口温度が最も高く、二次燃焼が活
発なためにCO濃度が低い状態となっている。斜線領域
の左側のように、二次燃焼空気量が少ない場合には、二
次燃焼に必要な酸素が不足するため、酸欠状態となって
二次燃焼が行われずにCO濃度が高くなり、炉出口温度
も低くなる。また、斜線領域の右側のように、二次燃焼
空気量が多い場合には、炉内が冷却され炉出口温度が下
がり、二次燃焼に必要な酸素が十分あるにもかかわらず
不完全燃焼を起こしてCO濃度が高くなる。また、NO
x濃度は二次燃焼空気に比例して高くなる。このため、
二次燃焼空気の運転を斜線領域に維持すれば、NOx濃
度とCO濃度とを同時に低い状態にすることができる。
【0011】上記の二次燃焼空気量に対する炉出口温
度、NOx濃度及びCO濃度の関係から、炉出口温度、
NOx濃度、CO濃度及びO2 濃度を周期的に計測し、
各々の計測値と基準値を比較し、その比較結果に基づい
て、図3の斜線領域を維持するように二次燃焼空気量を
調整する。また、炉出口温度、NOx濃度等を周期的に
計測を測定を行うことは、常に燃焼状態を監視すること
になり、燃焼状態の変化に迅速に対処することができ
る。そして、測定の周期が短ければ短いほど制御頻度が
高くなり、きめ細かな制御が可能となる。
【0012】(2)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(1)において、CO濃度の計測値が目標CO
濃度を超過している単位時間当たりの割合を目標CO発
生割合以下に抑える。
【0013】炉内の燃焼状態が悪化したときのCO濃度
の挙動は、一般的に図5の炉口温度等の時間的な変化を
示した特性図に示されるように、数分から数十分間のス
パイク状の高い濃度が発生する。このCO濃度のスパイ
ク状の部分をダイオキシン濃度計測中(4時間)の時間
当たりの発生割合として計算し、バグフィルタ入口ダイ
オキシン濃度との関係を調べると、これは図7のバグフ
ィルタ入口ダイオキシン濃度の特性図のに相当する。
また、図6の特性図に示されるような燃焼状態は図7の
特性図のに相当する。CO濃度のスパイクが発生して
いる割合が高いほど、ダイオキシン濃度も高くなる。ス
パイク状のCOが発生しているときは、不完全燃焼を起
こしているためにダイオキシンも分解しないで排出され
てしまう。このため、目標CO濃度を超過しないよう
に、上記の抑制方法(1)によって水噴霧量と二次燃焼
空気量とを制御することで、スパイク状のCOを発生さ
せない運転を行う。
【0014】(3)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(1)において、炉出口温度の計測値を目標下
限温度以上に運転する。
【0015】炉内の燃焼変化による炉出口温度の挙動と
バグフィルタ入口ダイオキシン濃度との関係を調べる
と、図8のバグフィルタ入口ダイオキシン濃度の特性図
に示されるように、ダイオキシン濃度計測中(4時間)
の炉出口温度最低値が高いほど、バグフィルタ入口ダイ
オキシン濃度は低く抑えられている。ダイオキシン濃度
計測中に炉出口温度が低下していないときは、完全燃焼
が維持されていることになるので、排ガス中のダイオキ
シンが分解される。このため、炉出口温度の計測値を目
標下限温度以上に運転するように、上記の抑制方法
(1)によって、水噴霧量と二次燃焼空気量とを制御す
ることで、炉出口温度を目標下限温度以上に維持する運
転を行う。
【0016】(4)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(1)において、炉出口温度の計測値の平均値
を目標下限平均値と目標上限平均値の範囲内に運転す
る。炉内の燃焼変化による炉出口温度の平均値の挙動と
バグフィルタ入口ダイオキシン濃度およびNOx濃度と
の関係を調べると、図12の特性図に示されるように、
炉出口温度の平均値が高いほど未燃成分は分解されるた
めにダイオキシン濃度は低くなるが、排ガスの燃焼温度
が高くなるためにNOx濃度が高くなる。逆に炉出口温
度の平均値が低いほど、ダイオキシン濃度は高くなり、
NOx濃度は低くなる。このため、炉出口温度の平均値
を目標下限平均値と目標上限平均値の範囲内に運転する
ように、上記の抑制方法(1)によって、水噴霧量と二
次燃焼空気量とを制御することで、炉出口温度の平均値
を目標下限平均値以上に、しかも目標上限平均値以下に
維持する運転を行う。
【0017】(5)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(1)において、CO濃度の計測値が目標CO
濃度を超過している単位時間当たりの割合を目標CO発
生割合以下に抑え、かつ、炉出口温度の計測値を目標下
限温度以上に運転する。
【0018】スパイク状のCOを発生させず、しかも炉
出口温度を目標下限温度以上に維持するように、上記の
抑制方法(1)によって、水噴霧量と二次燃焼空気量と
を制御することで、確実に排ガス中のダイオキシンを分
解する。
【0019】(6)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(1)において、CO濃度の計測値が目標CO
濃度を超過している単位時間当たりの割合を目標CO発
生割合以下に抑え、炉出口温度の計測値を目標下限温度
以上に運転し、かつ、炉出口温度の計測値の平均値を目
標下限平均値と目標上限平均値の範囲内に運転する。ス
パイク状のCOを発生させず、しかも炉出口温度を目標
下限値以上に維持し、同時に炉出口温度の平均値を目標
下限平均値と目標上限平均値の範囲内で運転するよう
に、上記の抑制方法(1)によって、水噴霧量と二次燃
焼空気量とを制御することで、確実に排ガス中のダイオ
キシンとNOxを抑えることができる。
【0020】(7)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(2)又は(5)において、目標CO濃度を3
0ppm、目標CO発生割合を2%に設定する。図7の
特性図に示されるように、目標CO濃度を30ppm、
目標CO発生割合を2%に設定すると、ダイオキシン濃
度を効果的に低減させることができる。
【0021】(8)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(3)又は(5)において、目標下限温度を約
850℃に設定する。図8の特性図に示されるように、
目標下限温度を約850℃にすると、ダイオキシン濃度
を効果的に低減させることができる。
【0022】(9)本発明の他の態様に係るごみ焼却炉
の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記の
抑制方法(4)又は(6)において、目標下限平均値を
約900℃に設定し、目標上限平均値を約950℃に設
定する。図12の特性図に示されるように、目標下限平
均値を約900℃に、目標上限平均値を約950℃にす
ると排ガス中のダイオキシン濃度とNOx濃度を効果的
に抑えることができる。
【0023】(10)本発明の他の態様に係るごみ焼却
炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法は、上記
の抑制方法(1)において、ファジィ推論を用いて水噴
霧量と二次燃焼空気量とを制御する。その際に、水噴霧
量を推論するための前件部の条件を設定するためのパラ
メータ及び前件部メンバーシップ関数の形状と、二次燃
焼空気量を推論するための前件部の条件を設定するため
のパラメータ及び前件部メンバーシップ関数の形状とを
異なったものにする。例えば、定常的には二次燃焼空気
量を調整することによりNOx及び未燃成分を抑制す
る。そして、炉出口温度が所定の基準値を超える大きな
値になった場合において、二次燃焼空気量の他に水噴霧
量も調整して、NOx及び炉出口温度の上昇を抑制す
る。このように水噴霧量の調整(増加)を制限したこと
により、水を噴霧したときの弊害が極力避けられる。図
13に示される水噴霧量の標準偏差とボイラ出口ダイオ
キシン濃度の関係から、水噴霧量の変動が大きいほどダ
イオキシン濃度が高くなっている。したがって、炉内を
冷やすために、水を大量に吹き込み、噴霧量を変動させ
ると、全てが水蒸気になって炉内を冷やすわけではな
く、一部の水はごみの上に付着する。そして、水が付着
したごみが燃焼したときに、燃焼状態を悪化させてダイ
オキシンやCO等の未燃成分を発生させる要因になる
が、上記のように水噴霧量の調整(増加)を制限したこ
とにより、そのような弊害が避けられる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
ごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃焼成分の抑制方
法が適用されたごみ焼却炉及びその制御系の概念図であ
る。ごみ焼却炉1の上部にはホッパ2が設けられてお
り、このホッパ2から投入されたごみは、燃焼室1a内
に装備された乾燥火格子3a、燃焼火格子3b、後燃焼
火格子3cと順に送られる。各火格子3a,3b,3c
の下には、一次燃焼空気ファン5により供給される乾燥
或いは燃焼用の一次燃焼空気が送られる。乾燥火格子3
aではごみが主として乾燥され、燃焼火格子3bではご
みが燃焼し、後燃焼火格子3cではごみが完全に燃焼さ
れ灰となる。この灰は落下口4から落下して炉外へ排出
される。
【0025】一方、燃焼帯(3b,3c)の上方には、
二次燃焼空気ファン10から供給される二次燃焼空気が
二次燃焼空気吹き込み口9より吹き込まれている。同様
にして、燃焼帯(3b,3c)の上方には、水噴霧量調
節器13から供給される水噴霧ノズル13aより水が吹
き込まれている。炉出口6を出た燃焼排ガスは、炉出口
6から煙突7に導かれて炉外へ放出される。その際に、
その高温の燃焼排ガスは熱交換器8aを加熱してボイラ
8b内の水を沸騰させてその蒸気を熱供給、発電等に用
いている。
【0026】このごみ焼却炉には二次燃焼空気制御手段
17及び水噴霧制御手段18が装備されており、この二
次燃焼空気制御手段17には、炉出口温度計12、排ガ
スNOx濃度計14、排ガスCO濃度計15及び排ガス
2 濃度計16の各信号を入力とし、所定の演算処理を
施して制御信号を生成し、二次燃焼空気ファン10に出
力する。水噴霧制御手段18には、炉出口温度計12及
び排ガスNOx濃度計14の各信号を入力とし、所定の
演算処理を施して制御信号を生成し、水噴霧調節器13
に出力する。これらの制御手段17,18には、例えば
コンピュータが使用されている。制御手段17,18で
の入力信号に基づく制御値の計算は周期的に行う。炉出
口温度や排ガス成分の変動は、数10秒後から数分後で
あるため、計算は数10秒から数分の周期で行うのが適
当である。
【0027】図1の水噴霧制御手段18において、炉出
口温度及びNOx濃度の計測値を基にした水噴霧量制御
をファジィ制御によって実施する場合について、表1及
び表2に基づいて説明する。表1はファジィ制御によっ
て実施される場合のファジィルールを示した表であり、
表2は表1のルール(1)〜(5)を整理して示した表
である。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】表2において、前件部(入力)は炉出口温
度及びNOx濃度であり、後件部(出力)は水噴霧量の
増減分である。各規則の演算は、図9に示したメンバー
シップ関数に基づいて行われる。炉出口温度の演算は図
9(a)に、NOx濃度の演算は図9(b)に各々示し
た関数に基づいて行われる。次に、ルール(1)〜
(5)の各演算結果の和によって水噴霧量の増減分を算
出する。ただし、条件を満たさなければ、その出力を零
として演算する。
【0031】図1の水噴霧量制御手段18では上記の演
算処理を行い、求めた各ルールの後件部推論結果を統合
して、ルール全体の推論結果を出力する。各ルールの後
件部推論結果の統合には、ファジィ演算の一般的な手
法、例えばmin-max 重心法或いはproduct-sum 重心法等
が用いられる。そして、水噴霧量制御手段18で得られ
た推論結果が水噴霧調整器13に出力され、水噴霧量が
調整される。
【0032】次に、具体的なファジィ制御適用形態とし
て、計算量が少なく、制御に適したシングルトン法につ
いて図9を用いて説明する。まず、前件部メンバーシッ
プ関数によって適合度が算出される。図9(a)は炉出
口温度の前件部メンバーシップ関数であり、炉出口温度
の測定値がTeであるとき、「炉出口温度が低い」とい
う条件に対する適合度はa 1である。「炉出口温度が適
切」という条件に対する適合度はa 2である。「炉出口
温度が高い」という条件に対する適合度はa 3である。
【0033】また、図9(b)はNOx濃度の前件部メ
ンバーシップ関数であり、NOx濃度の測定値がNOx で
あるとき、「NOx濃度が適切」という条件に対する適
合度はb 1である。「NOx濃度が高い」という条件に
対する適合度はb 2である。
【0034】これらの前件部メンバーシップ関数から表
2の規則に対する適合度X1を式(1)により計算す
る。規則は、「炉出口温度が低い」であるから、適合
度X1(=a 1)である。同様にして、規則の適合度
X2(=a 2)は式(2)、規則の適合度X3(=b
1)は式(3)、規則の適合度X4(=a 3)は式
(4)となる。規則の適合度X5は、「炉出口温度が
高くかつNOx濃度が高い」であるから、式(5)のよ
うにa 3×b 2となる。
【0035】 規則の適合度 X1 = a 1 …(1) 規則の適合度 X2 = a 2 …(2) 規則の適合度 X3 = b 1 …(3) 規則の適合度 X4 = a 3 …(4) 規則の適合度 X5 = a 3 × b2 …(5)
【0036】次に、後件部において推論を行うために、
水噴霧量変更分y1〜y5を定める。そして、式(6)
により推論を行って、推論結果zを得る。
【0037】
【数1】
【0038】式(6)に基づく推論結果zと水噴霧量出
力値の前回値(vk-1 )とから水噴霧量出力の今回値
(vk )が得られる。 vk =vk-1 + z (7)
【0039】図1の二次燃焼空気制御手段17におい
て、炉出口温度、二次燃焼空気量、CO濃度、NOx濃
度及びO2 濃度の計測値を基にした二次燃焼空気量制御
をファジィ制御によって実施する場合の説明を行う。表
3はファジィ制御によって実施される場合のファジィル
ールを示す表であり、表4は表3のルール(1)〜(1
2)を整理して示した表である。
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】具体的なファジィ制御を適用した場合の二
次燃焼空気の制御部の演算方法を図10を用いて示す。
まず、前件部適合度について計算する。図10(a)
で、炉出口温度の測定値がTeであり、「炉出口温度が低
である」と言う条件に対する適合度はa 1である。同じ
く、「零」に対してa 2であり、「高」に対してa 3で
ある。同様にして、炉出口O2 濃度については、図10
(b)で、測定値がO2であり、「高」に対してb 1であ
り、「適」に対してb 2であり、「低」に対してb 3で
ある。二次燃焼空気量現在値については、図10(c)
図で、測定値がF2now であり、「少」に対してc 1であ
り、「中」に対してc 2であり、「多」に対してc 3で
ある。炉出口NOx濃度については、図10(d)で、
測定値がNOx であり、「高い」に対してd 1であり、
「適」に対してd 2である。炉出口CO濃度について
は、図10(e)で、測定値がCOであり、「高い」に対
してe 1であり、「適」に対してe 2である。
【0042】これからの結果から、表4の規則に対す
る適合度X 1を式(8)により計算する。規則は、
「炉出口温度が低、二次燃焼空気量現在値が多」である
から、a 1かつc 3である。同様にして、規則〜(12)
に対する適合度X 2〜X 12を式(9)〜(19)により
計算する。
【0043】 規則の適合度 X 1 = a1*c3 …(8) 規則の適合度 X 2 = a3*c3 …(9) 規則の適合度 X 3 = a1*c1 …(10) 規則の適合度 X 4 = a3*c1 …(11) 規則の適合度 X 5 = a3*c2*b1 …(12) 規則の適合度 X 6 = a3*c2*b2 …(13) 規則の適合度 X 7 = a1*c2 …(14) 規則の適合度 X 8 = d1 …(15) 規則の適合度 X 9 = c1*e1 …(16) 規則(10)の適合度 X 10= b 3 …(17) 規則(11)の適合度 X 11= a 3*e1 …(18) 規則(12)の適合度 X 12= e 2*d2 …(19)
【0044】次に、後件部において推論を行うために、
二次燃焼空気量変更分Y 1〜Y 12を定める。そして、
次の式(20)により推論を行い、推論結果zを得る。
【0045】
【数2】
【0046】最後に、推論結果zと二次燃焼空気量出力
値の前回値(uk-1 )とから二次燃焼空気量出力値の今
回値(uk )を得る。 uk = uk-1 + z …(21)
【0047】ここで、炉出口平均温度とバグフィルタ出
口TEQ濃度及びNOx濃度との関係について見ると、
図12の特性図に示されるように、炉出口温度の平均値
が高いほど未燃成分は分解されるためにダイオキシン濃
度は低くなるが、排ガスの燃焼温度が高くなるためにN
Ox濃度が高くなる。逆に炉出口温度の平均値が低いほ
ど、ダイオキシン濃度は高くなり、NOx濃度は低くな
っている。このため、本実施形態においては、目標下限
平均値を約900℃に設定し、目標上限平均値を約95
0℃に設定している。このように設定することにより、
排ガス中のダイオキシン濃度とNOx濃度とを同時に効
果的に抑えることができる。
【0048】また、二次燃焼空気制御手段17による二
次燃焼空気量と水噴霧制御手段18による水噴霧量との
関係について見ると、二次燃焼空気制御手段17の計測
入力と水噴霧制御手段18の計測入力、すなわち、ファ
ジイ推論する際の前件部の条件を設定するパラメータが
異なっており(表4,表2)、また、前件部メンバーシ
ップ関数の形状も異なっている(図10,図9)ので、
これらの制御が相互干渉することはない。この実施の形
態においては、定常的には二次燃焼空気量を調整するこ
とによりNOx及び未燃成分を抑制している。そして、
炉出口温度が所定の基準値を超える大きな値になった場
合において、二次燃焼空気量の他に水噴霧量も調整し
て、NOx及び未燃成分を抑制する。このように水噴霧
量の調整(増加)を制限したことにより、水を噴霧した
ときの弊害を極力避けるようにしている。すなわち、水
を大量に吹き込んで炉内を冷やすときには、全てが水蒸
気になって炉内を冷やすわけではなく、一部の水はごみ
の上に付着する。そして、水が付着したごみが燃焼した
ときに、燃焼状態を悪化させてCOを発生させる要因に
なる。このことは、図5の特性図に示されるように、炉
出口温度が上昇したことで水噴霧を2.5KL/H、3
0分程度維持すると、その後に、100ppm以上の高
いCO濃度が発生していることからも分かる。ところ
が、図6の特性図(本発明の実施の形態)では、炉出口
温度が870〜960゜Cの範囲(図9(a)参照)で
変動しているので、水噴霧量は現状維持となっており、
変化はない。
【0049】図13は上述の水噴霧量の標準偏差とボイ
ラ出口ダイオキシン濃度との関係を示した特性図であ
る。この特性図からも明らかなように、水噴霧量の変動
が大きいほどダイオキシン濃度が高くなっており、上記
のように水噴霧量の調整(増加)を制限したことによ
り、ボイラ出口ダイオキシン濃度の増加が避けられてい
ることが分かる。
【0050】
【実施例】図1に示した制御手段17,18により、二
次燃焼空気量及び水噴霧量を制御した場合のCO濃度及
びNOx濃度を調べた。図11は本発明の実施例と二次
燃焼空気量のみを制御した場合の例を調べた結果を示す
特性図である。図11(a)は本発明の実施例における
CO濃度とNOx濃度の6時間分の計測結果である。図
11(b)は二次燃焼空気量のみを制御した場合のCO
濃度とNOx濃度の6時間分の計測結果である。図11
(a),(b)ともスパイク状の高いCO濃度は発生し
ていない。しかし、NOx濃度においては、図11
(b)では平均70ppmに対して、実施例の図11
(a)では平均50ppmに抑えられていることが分か
る。
【0051】
【発明の効果】上記で説明したように本発明によれば、
炉出口温度及びNOx濃度の各計測値とそれぞれの基準
値とを比較し、その比較結果に基づいて水噴霧量を調整
するようにしたので、炉出口温度が安定化しかつNOx
濃度が所定の値に制御され、また、炉出口温度、NOx
濃度、CO濃度及びO2 濃度の各計測値とそれぞれの基
準値とを比較し、その比較結果に基づいて二次燃焼空気
量を調整するようにしたので、炉出口温度及びO2 濃度
が安定化しかつCO濃度及びNOx濃度がそれぞれ所定
の値に制御される。このため、NOx及び未燃焼成分の
発生が抑制され、ダイオキシン類等の有害成分発生が抑
制されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るごみ焼却炉の排ガス
中のNOx及び未燃焼成分の抑制方法が適用されたごみ
焼却炉及びその制御系の概念図である。
【図2】炉出口温度とNOx濃度及びCO濃度との関係
を示す特性図である。
【図3】二次燃焼空気量とCO濃度、NOx濃度及び炉
出口温度との関係を示す特性図である。
【図4】水噴霧量と炉出口温度との関係を示す特性図で
ある。
【図5】炉出口温度、CO濃度及びNOx濃度の時間的
変化とそのときの水噴霧量及び二次燃焼空気量の制御量
の時間的変化とを示した特性図である。
【図6】本発明の実施の形態による炉出口温度、CO濃
度及びNOx濃度の時間的変化とそのときの水噴霧量及
び二次燃焼空気量の制御量の時間的変化とを示した特性
図である。
【図7】DXN計測中のCO濃度が30ppm以上発生
した時間割合とバグフィルタ入口DXN濃度の関係を示
す特性図である。
【図8】DXN計測中の炉出口温度最小値とバグフィル
タ入口DXN濃度の関係を示す特性図である。
【図9】本発明の実施の形態における水噴霧量の前件部
メンバーシップ関数を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における二次燃焼空気量
の前件部メンバーシップ関数を示す図である。
【図11】本発明に係る実施例と従来例を示す特性図で
ある。
【図12】炉出口温度とバグフィルタ入口DXN濃度及
びNOx濃度の関係を示す特性図である。
【図13】水噴霧量の標準偏差とボイラ出口DXN濃度
との関係を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野上 祐一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 坪井 晴人 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 金丸 恭教 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−49111(JP,A) 特開 平5−99411(JP,A) 特開 平6−300239(JP,A) 特開 昭58−37415(JP,A) 特公 昭43−27319(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/50 ZAB

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉出口に設置された温度計によって炉出
    口温度を周期的に計測し、煙道に設置された排ガス分析
    計によって排ガス中のNOx濃度、CO濃度及びO2
    度をそれぞれ周期的に計測し、 炉出口温度、NOx濃度、CO濃度及びO2濃度の各計
    測値とそれぞれの基準値とを比較し、その比較結果に基
    づいて、燃焼室に向けて噴射する二次燃焼空気量を調整
    し、定常的には、火格子上で燃焼しているごみに向けて一定
    量の水を噴霧し、 そして、炉出口温度が所定の基準値を
    超える大きな値になった場合には、炉出口温度及びNO
    x濃度の各計測値とそれぞれの基準値とを比較し、その
    比較結果に基づいて、前記水の噴霧量を調整することを
    特徴とするごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分
    の抑制方法。』
  2. 【請求項2】 CO濃度の計測値が目標CO濃度を超過
    している単位時間当たりの割合を目標CO発生割合以下
    に抑える請求項1記載のごみ焼却炉の排ガス中のNOx
    及び未燃成分の抑制方法。
  3. 【請求項3】 炉出口温度の計測値を目標下限温度以上
    に運転する請求項1記載のごみ焼却炉の排ガス中のNO
    x及び未燃成分の抑制方法。
  4. 【請求項4】 炉出口温度の計測値の平均値を目標下限
    平均値と目標上限平均値の範囲内に運転する請求項1記
    載のごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制
    方法。
  5. 【請求項5】 CO濃度の計測値が目標CO濃度を超過
    している単位時間当たりの割合を目標CO発生割合以下
    に抑え、かつ、炉出口温度の計測値を目標下限温度以上
    に運転する請求項1記載のごみ焼却炉の排ガス中のNO
    x及び未燃成分の抑制方法。
  6. 【請求項6】 CO濃度の計測値が目標CO濃度を超過
    している単位時間当たりの割合を目標CO発生割合以下
    に抑え、炉出口温度の計測値を目標下限温度以上に運転
    し、かつ、炉出口温度の計測値の平均値を目標下限平均
    値と目標上限平均値の範囲内に運転する請求項1記載の
    ごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方
    法。
  7. 【請求項7】 前記目標CO濃度が30ppm、目標C
    O発生割合が2%である請求項2又は5記載のごみ焼却
    炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑制方法。
  8. 【請求項8】 前記目標下限温度が約850℃である請
    求項3又は5記載のごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び
    未燃成分の抑制方法。
  9. 【請求項9】 前記目標下限平均値が約900℃であ
    り、目標上限平均値が約950℃である請求項4又は6
    記載のごみ焼却炉の排ガス中のNOx及び未燃成分の抑
    制方法。
  10. 【請求項10】 ファジイ推論を用いて水噴霧量と二次
    燃焼空気量とを制御し、水噴霧量を推論するための前件
    部の条件を設定するためのパラメータ及び前件部メンバ
    ーシップ関数の形状と、二次燃焼空気量を推論するため
    の前件部の条件を設定するためのパラメータ及び前件部
    メンバーシップ関数の形状とを異なったものにすること
    を特徴とする請求項1記載のごみ焼却炉の排ガス中のN
    Ox及び未燃成分の抑制方法。
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