JPH10332121A - ごみ焼却炉の燃焼制御方法 - Google Patents

ごみ焼却炉の燃焼制御方法

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JPH10332121A
JPH10332121A JP14410497A JP14410497A JPH10332121A JP H10332121 A JPH10332121 A JP H10332121A JP 14410497 A JP14410497 A JP 14410497A JP 14410497 A JP14410497 A JP 14410497A JP H10332121 A JPH10332121 A JP H10332121A
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JP
Japan
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grate
combustion
post
temperature
pressure
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Pending
Application number
JP14410497A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fujii
聡 藤井
Manabu Kuroda
学 黒田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ焼却炉の火格子速度、火格子のストロー
ク長および後燃焼火格子下空気ダンパを操作することに
より、安定した蒸気発生量を維持しつつ、未燃ごみの発
生を低減することができる、ごみ焼却炉の燃焼制御方法
を提供する。 【解決手段】 ごみ焼却炉において、蒸気発生量(12)、
ならびに、ITV画像(14)の輝度情報、後燃焼火格子(1
5)下圧力と炉内圧力との間の圧力差、後燃焼火格子温度
(17)および主煙道温度(18)を測定し、これらの測定値の
いずれか一つまたは複数の測定値を用いて、火格子速度
および火格子のストローク長、および/または、後燃焼
火格子下空気ダンパを制御するごみ焼却炉の燃焼制御方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉の燃焼
制御方法に関し、特に、ごみ焼却炉の火格子速度、火格
子のストローク長および後燃焼火格子下空気ダンパを制
御することによって、安定した蒸気発生量を維持しつ
つ、未燃ごみの発生を低減することができる、ごみ焼却
炉の燃焼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ焼却炉は、社会生活において排
出される様々な廃棄物を処理するという重要な役割を担
っている。これに加え、ごみ焼却炉においては、ごみの
燃焼により発生する熱を利用して蒸気発電を行うなど、
ごみ燃焼熱エネルギの有効な活用が図られている。
【0003】炉内のごみの燃焼は、通常、火格子速度、
火格子下から送られる燃焼空気量および燃焼空気温度を
調整することによって、安定的に行われる。具体的なご
みの燃焼方法として、例えば、特開平7−145922
には、蒸気発生量が設定蒸発量よりも低いときには、P
ID制御に基づいて、ごみの搬送速度を調節して蒸気発
生量が設定蒸気量に達するように制御され、蒸気発生量
が設定蒸発量に達すると火格子速度を急減速することに
より、過剰な蒸気発生を阻止して、安定した蒸気発生量
を維持する方法が開示されている(以下、「先行技術
1」という)。特開平7−4625には、燃焼帯におけ
る燃焼効率を損なわず、且つ、後燃焼帯における未燃ご
みの発生を低減するために、乾燥帯および後燃焼帯の燃
焼空気温度を高温にし、そして、燃焼帯の燃焼空気温度
を常温にする送風機構を有する焼却炉が開示されている
(以下、「先行技術2」という)。特開平5−1132
11には、火格子(ストーカ)速度を一定に保ちながら
ストーカのストローク長を短くすることによって、撹拌
効果を損なうことなくごみの送り量を減少させて、炉内
のごみの量を減らし、燃焼を促進する方法が開示されて
いる(以下、「先行技術3」という)。更に、特開昭6
0−196512には、廃棄物の流れ方向における上流
側と下流側にそれぞれ設けられた火格子温度検出器の出
力信号の相対値により、燃え切り点を演算し、演算値に
基づいて、移動した燃え切り点を予め設定した範囲内に
戻すように燃焼状態を制御する方法が開示されている
(以下、「先行技術4」という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ごみの燃焼によって得
られる熱エネルギを蒸気として回収し、発電に利用する
ためには常に安定した量の蒸気を発生させないと、電力
を安定的に発生させることができない。一方、燃え難い
ごみが投入された場合に、火格子速度を速くすることに
よって撹拌を積極的に行って、燃焼を活発化させると、
燃え切らないごみが灰と共に排出される可能性がある。
その結果、未燃ごみの割合が高い灰となり、処理すべき
灰の量が増加するという問題が生じる。
【0005】先行技術1−4には次の問題がある。安定
した蒸気発生量を得るために、火格子速度を増速する
と、未燃ごみが下流側へ搬送されるが、先行技術1に
は、その対策について何ら開示されていない。先行技術
2には、高温および常温の燃焼空気のための配管と送風
機構とを設けるために、設備に必要なスペースが多く、
そして、建設コストが従来よりも高くなる。先行技術3
には、ストロークの操作を具体的にどの計測信号に基づ
いて制御するかについて何ら開示されていない。先行技
術4には、未燃ごみの位置を検出することは開示されて
いるけれども、炉から排出される前に未燃ごみを燃焼さ
せる具体的な方法は何ら開示されていない。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決して、ご
み焼却炉の火格子速度、火格子のストローク長および後
燃焼火格子下空気ダンパを制御することによって、安定
した蒸気発生量を維持しつつ、未燃ごみの発生を低減す
ることができる、ごみ焼却炉の燃焼制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、発明者は鋭意研究を重ねた。その結果、以下の知見
を得た。即ち、蒸気発生量を測定し、その測定値に基づ
いて火格子速度を制御することによって、ごみ燃焼を安
定化することができる。更に、炉内の燃焼状況を監視し
ているITVの映像を画像処理することによって得られ
る画像上の輝度を用いることによって、火格子の下流側
に未燃ごみが存在するかどうかを判定することができ
る。更に、燃焼火格子の下流側に位置する後燃焼火格子
下の圧力と炉内圧力との圧力差を測定することによっ
て、圧力差が小さいとき後燃焼火格子上のごみは灰であ
ると判断でき、圧力差が大きいほど未燃ごみが多いと判
断できる。更に、後燃焼火格子温度を測定することによ
って、温度が高いとき、炎がある燃え切らないごみが後
燃焼火格子上にあると判断できる。更に、主煙道温度を
測定することによって、主煙道の温度が高いとき、炎が
ある燃え切らないごみが後燃焼火格子上にあると判断で
きる。
【0008】このように下流側に未燃のごみが存在する
ときには、火格子のストローク長および/または後燃焼
火格子下ダンパの開度を操作することにより、主燃焼部
分の燃焼に影響を与えることなく未燃ごみを解消するこ
とができる。 (1)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、ごみ焼却炉に
おいて、蒸気発生量、ならびに、ITV(工業用テレビ
ジョン)画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉内圧
力との間の圧力差、後燃焼火格子温度および主煙道温度
を測定し、これらの測定値のいずれか一つまたは複数の
測定値を用いて、火格子速度および火格子のストローク
長、および/または、後燃焼火格子下空気ダンパを制御
することを特徴とするものである。
【0009】更に、以下の知見を得た。即ち、蒸気発生
量と所定の値に設定した設定蒸気発生量(以下、「設定
蒸発量」という)との差に基づいて、設定蒸発量よりも
蒸気発生量が小さい場合には、火格子速度を増速するこ
とによって、ごみの燃焼を活発化して蒸気発生量を増や
すことができる。また、設定蒸発量よりも蒸気発生量が
大きい場合には火格子速度を減速することによって、ご
みの燃焼を抑えて蒸気発生量を減らすことができる。ま
た、同時に、蒸気発生量の差分を用いれば、蒸気発生量
が設定蒸発量を下回っていても差分が正であれば、蒸気
発生量が増加傾向にあるので、設定蒸発量に近づくにし
たがって、火格子速度を減速すれば、設定蒸発量を上回
ることなく、ごみ焼却炉の運転ができる。また、蒸気発
生量が設定蒸発量を下回り、さらに差分も負である場合
には、蒸気発生量が設定蒸発量を大きく下回る可能性が
あるので、火格子速度を大きく増速することによって、
燃焼を早く回復させ、蒸気発生量を早く設定蒸発量に追
従させることができる。逆に、蒸気発生量が設定蒸発量
を上回り、差分が負の場合には、燃焼が悪化する傾向に
あるので早めに増速することが必要である。また、蒸気
発生量が設定蒸発量を上回っているが、差分が正の場合
には、燃焼がますます活発になっているので、火格子速
度を大きく減速することが必要である。 (2)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記燃焼制御
方法(1)において、前記蒸気発生量と所定の値に設定
した設定蒸気発生量との間の差および/または差分に基
づいて前記火格子速度を制御することを特徴とするもの
である。
【0010】更に、以下の知見を得た。即ち、 蒸気発
生量を測定し、蒸気発生量と所定の値に設定した設定蒸
発量との差および/または差分に基づいて火格子速度を
制御すれば、(2)の発明で示したように、蒸気発生量
の変動を抑えることができる。火格子の下流側に未燃ご
みが存在するかどうかを判定するためには、炉内の燃焼
状況を監視しているITVの映像を画像処理することに
よって、あらかじめ決められた後燃焼側の領域内の基準
輝度以上の輝度分布を求め、次いで、このようにして求
めた輝度分布から、火格子の下流側にある基準輝度以上
の画素数を求め、その画素数があらかじめ決められた基
準画素数以上の数であれば、下流側の火格子上に炎の出
ているごみがあると判断できる。そのときには、火格子
のストローク長を短くしてごみの送りを遅くし、および
/または基準輝度以上の画素数に応じて後燃焼火格子空
気ダンパの開度を大きくすることによって、効果的に未
燃ごみを燃焼させることができる。 (3)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記(1)お
よび(2)のこの発明の燃焼制御方法において、前記蒸
気発生量および前記ITV画像の輝度情報を測定し、測
定した蒸気発生量に基づいて火格子速度を制御し、そし
て、ITV画像の予め決められた基準輝度以上の画素数
が予め決められた基準画素数以上のときに、火格子のス
トローク長を短くし、および/または、後燃焼火格子空
気ダンパの開度を大きくすることを特徴とするものであ
る。
【0011】更に、以下の知見を得た。即ち、蒸気発生
量を測定し、蒸気発生量と設定蒸発量との差および/ま
たは差分に基づいて火格子速度を制御すれば、(2)の
発明で示したように、蒸気発生量の変動を抑えることが
できる。火格子の下流側に未燃ごみが存在するかどうか
を判定するために、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との
圧力差を測定し、この圧力差があらかじめ決められた基
準圧力差以上であるか否かを判定することによって、下
流側の火格子上に未燃のごみがあるかどうかが判断でき
る。通常、下流側の火格子上には、灰が堆積しているた
め、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差は、ほと
んど火格子下から流れる燃焼空気の通過抵抗だけである
が、火格子上に未燃のごみが堆積してくるとごみの通過
抵抗も加わるため、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との
圧力差が大きくなる。したがって、後燃焼火格子下圧力
と炉内圧力との圧力差が基準値よりも大きい場合に、火
格子のストローク長を短くしてごみの送りを遅くし、お
よび/または、圧力差と基準値との差に応じて後燃焼火
格子空気ダンパの開度を大きくすることによって、効果
的に未燃ごみを燃焼させることができる。 (4)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記(1)お
よび(2)のこの発明の燃焼制御方法において、前記蒸
気発生量、前記後燃焼火格子下圧力および前記炉内圧力
を測定し、測定した蒸気発生量に基づいて火格子速度を
制御し、そして、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧
力差が予め決められた基準圧力差以上のときに、火格子
のストローク長を短くし、および/または、後燃焼火格
子空気ダンパの開度を大きくすることを特徴とするもの
である。
【0012】更に、以下の知見を得た。即ち、蒸気発生
量を測定し、蒸気発生量と設定蒸発量との差および/ま
たは差分に基づいて火格子速度を制御するすれば、
(2)の発明で示したように、蒸気発生量の変動を抑え
ることができる。火格子の下流側に未燃ごみが存在する
かどうかを判定するために、後燃焼火格子温度を測定
し、この温度があらかじめ決められた基準温度以上であ
るか否かを判定することによって、下流側の火格子上に
未燃のごみがあるかどうかが判断できる。通常、下流側
の火格子上には、灰が堆積しているため、後燃焼火格子
温度は低いが、火格子上に未燃のごみが堆積してくると
後燃焼火格子上でごみが燃焼するため、後燃焼火格子温
度が高くなる。したがって、後燃焼火格子温度が基準値
よりも大きい場合に、火格子のストローク長を短くして
ごみの送りを遅くし、および/または、後燃焼火格子温
度と基準値との差に応じて後燃焼火格子空気ダンパの開
度を大きくすることによって、効果的に未燃ごみを燃焼
させることができる。 (5)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記(1)お
よび(2)のこの発明の燃焼制御方法において、前記蒸
気発生量および前記後燃焼火格子温度を測定し、測定さ
れた蒸気発生量に基づいて火格子速度を制御し、そし
て、後燃焼火格子温度が予め決められた基準温度以上の
ときに、火格子のストローク長を短くし、および/また
は、後燃焼火格子下空気ダンパの開度を大きくすること
を特徴とするものである。
【0013】更に、以下の知見を得た。即ち、蒸気発生
量を測定し、蒸気発生量と設定蒸発量との差および/ま
たは差分に基づいて火格子速度を制御すれば、(2)の
発明で示したように、蒸気発生量の変動を抑えることが
できる。火格子の下流側に未燃ごみが存在するかどうか
を判定するために、主煙道温度を測定し、この温度があ
らかじめ決められた基準温度以上であるか否かを判定す
ることによって、下流側の火格子上に未燃のごみがある
かどうかが判断できる。通常、下流側の火格子上には、
灰が堆積しているため、主煙道温度は排ガスの温度を測
定している。後燃焼側の火格子上に未燃ごみが燃焼して
いると、その炎が主煙道温度計にふれるため主煙道温度
が高くなる。したがって、主煙道温度が基準温度よりも
大きい場合に、火格子のストローク長を短くしてごみの
送りを遅くし、および/または、主煙道温度と基準温度
との差に応じて後燃焼火格子空気ダンパの開度を大きく
することによって、効果的に未燃ごみを燃焼させること
ができる。 (6)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記(1)お
よび(2)のこの発明の燃焼制御方法において、前記蒸
気発生量および前記主煙道温度を測定し、測定された蒸
気発生量に基づいて火格子速度を制御し、そして、主煙
道温度が予め決められた基準温度以上のときに、火格子
のストローク長を短くし、および/または、後燃焼火格
子下空気ダンパの開度を大きくすることを特徴とするも
のである。
【0014】更に、以下の知見を得た。即ち、蒸気発生
量を測定し、蒸気発生量と設定蒸発量との差および/ま
たは差分に基づいて火格子速度を制御すれば、(2)の
発明で示したように、蒸気発生量の変動を抑えることが
できる。ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と
炉内圧力との圧力差、後燃焼火格子温度および主煙道温
度を測定し、上記(3)〜(6)の発明で示したこれら
の4つの測定値から複数の測定値を選択し、それらの測
定値に基づいて火格子のストローク長および/または後
燃焼火格子下空気ダンパを制御することによって、燃焼
制御の信頼性が高まる。 (7)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記(1)か
ら(6)のこの発明の燃焼制御方法において、前記蒸気
発生量を測定し、測定された蒸気発生量に基づいて火格
子速度を制御し、そして、ITV画像の輝度情報、後燃
焼火格子下圧力と炉内圧力の圧力差、後燃焼火格子温度
および主煙道温度を測定し、このように測定した複数の
測定値の、それぞれの測定値に基づいた火格子のストロ
ーク長の最小値を選択し、および/または、それぞれの
測定値に基づいた燃焼火格子下空気ダンパの平均値を用
いて、火格子のストローク長および後燃焼火格子下空気
ダンパの開度を制御することを特徴とするものである。
【0015】更に、以下の知見を得た。即ち、火格子の
下流側に未燃ごみがどの程度存在するかを直接測定する
ことができない。このため、炉内の燃焼状況を監視して
いるITVの映像を画像処理することにより得られる画
像上の輝度、後燃焼火格子下の圧力と炉内圧力との圧力
差、後燃焼火格子温度および主煙道温度を測定し、これ
らの複数の測定値を用いることによって、火格子の下流
側に未燃ごみがどの程度存在するかを推定することによ
って、推定の信頼性が高まる。
【0016】複数の測定値から総合的に火格子の下流側
に未燃ごみがどの程度存在するかどうかを推定するため
には、多数の情報からある判断をすることに適したファ
ジィ推論を用いれば、更に確度の高い推定を実現するこ
とができる。 (8)この発明のごみ焼却炉の燃焼制御方法は、上述し
た知見に基づいてなされたものであって、上記(1)の
この発明の燃焼制御方法において、前記ITV画像の輝
度情報、前記後燃焼火格子下圧力と前記炉内圧力の圧力
差、前記後燃焼火格子温度および前記主煙道温度を測定
し、そして、このようにして測定した複数の測定値に基
づいてファジィ推論を用いて、未燃ごみの発生量を推定
することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、ごみ焼却炉
と制御系の概念図を示す図である。1はごみ焼却炉であ
り、ごみ投入口2から投入されたごみは、給塵装置3に
よって燃焼火格子19へ送り込まれる。燃焼火格子19
は往復運動し、そして、その往復運動によって撹拌およ
び移動が行われながら、ごみは燃焼して灰となる。灰
は、落下口4から取り出される。燃焼火格子は、燃焼火
格子駆動装置20によって駆動され、定められた速度で
往復運動する。往復するときのストローク(往復の距
離)の長さは、操作によって、調整することができる。
【0018】燃焼空気ファン5に供給される乾燥または
燃焼用の空気が燃焼火格子の下から送られる。燃焼空気
は燃焼火格子の下で4つに分割され、分割された燃焼空
気のそれぞれの流量は、乾燥火格子下空気ダンパ13
a、燃焼火格子上部下空気ダンパ13b、燃焼火格子下
部下空気ダンパ13c、後燃焼火格子下空気ダンパ13
dによって制御される。
【0019】一方、燃焼帯の上方には、冷却空気ファン
10から供給される冷却空気が吹き込み口9から吹き込
まれて、排ガス中の未燃成分を酸化するとともに炉の過
熱を防ぐ。燃焼した排ガスがよく混ざるように、吹き込
み口9の上方に、傾斜した中間天井11が設けられてい
る。中間天井11の給塵装置側に位置する通路が副煙
道、灰落下口側に位置する通路が主煙道である。両煙道
を通った排ガスは中間天井11の上方の炉出口6におい
て再度混ざりあう。
【0020】炉出口6を出た排ガスは、熱交換器8aを
通って、熱エネルギーを回収された後に排気される。2
1は燃焼制御装置であり、蒸気流量計12、ITVカメ
ラ14、後燃焼火格子下圧力計15、炉内圧力計16、
後燃焼火格子温度計17、主煙道温度計18の各信号を
入力し、そして、後燃焼火格子下空気ダンパ13d、燃
焼火格子駆動装置20に制御信号を出力する。燃焼制御
装置21には、例えば、コンピュータが使用されてい
る。燃焼制御装置21における入力信号に基づく制御値
の計算は周期的に行い、信号の入出力は数10秒から数分
周期で行う。
【0021】燃焼制御装置21における制御値の算出は
決められた周期で行われるが、その手順は次の通りであ
る。蒸気発生量と所定の設定蒸発量との差および差分に
基づいて燃焼火格子速度を制御するときには、次の
(1)式で制御値uvが算出される。
【0022】 uv(k) = k1Es(k) + k2△Es(k) (1) ただし、k1,k2は制御パラメータである。また、Es、△
Esはそれぞれ蒸気発生量と設定蒸発量との差および差分
を表し、kは現時刻、k-1は現時刻から1周期前の時刻を
表す。STMNOWは蒸気発生量、STMSETは設定蒸発量を表
す。
【0023】 Es(k) = STMSET - STMNOW(k) (2) △Es(k) = STMNOW(k) - STMNOW(k-1) (3) ITV画像の基準輝度以上の画素数に基づいて火格子の
ストローク長を制御する場合は、(4)式の関数g1に基
づいて制御値usが算出される。ストローク長は、通
常、離散的に100,150,200mmと与えられるので、g1は図
2に示すような関数で与える。EiはITV画像の基準輝
度以上の画素数と基準画素数の差を表す。
【0024】 us = g1(Ei(k)) (4) また、ITV画像の基準輝度以上の画素数に基づいて後
燃焼火格子下空気ダンパの開度の制御値udを算出する
場合には、基準ダンパ開度udrに対して補正する方式を
とり、(5-1)、(5)式で表される。w1は補正量であ
る。k3は制御パラメータである。
【0025】 w1 = k3Ei(k) (5-1) ud = (1 + w1)udr (5) 次に、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差に基づ
いて、火格子のストローク長を制御する場合は、(6)
式の関数g2に基づいて制御値usが算出される。ストロ
ーク長は、通常、離散的に100 、150 、200mm と与えら
れるので、g2は図3に示すような関数で与える。Epは後
燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差と、そして、基
準圧力差との差を表す。ただし、P1は後燃焼火格子下圧
力、P0は炉内圧力、Prは基準圧力差をそれぞれ表す。
【0026】 us = g2(Ep(k)) (6) Ep(k) = ((P1(k)−P0(k))− Pr) (7) また、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差に基づ
いて、後燃焼火格子下空気ダンパの開度の制御値ud
算出する場合には、基準ダンパ開度udrに対して補正す
る方式をとり、(8-1)、(8)式で表される。w2は補
正量である。k4は制御パラメータである。
【0027】 w2 = k4Ep(k) (8-1) ud = (1 + w2) udr (8) 次に、後燃焼火格子温度に基づいて、火格子のストロー
ク長を制御する場合は、(9)式の関数g3に基づいて制
御値usが算出される。ストローク長は、通常、離散的
に100 、150 、200mmと与えられるので、g3は図4に示
すような関数で与える。Etaは後燃焼火格子温度と基準
温度との温度差を表す。ただし、Taは後燃焼火格子温
度、Tarは基準温度を表す。
【0028】 us = g3(Eta(k)) (9) Eta(k) = Ta(k) −Tar (10) また、後燃焼火格子温度に基づいて、後燃焼火格子下空
気ダンパの開度の制御値udを算出する場合には、基準
ダンパ開度udrに対して補正する方式をとり、(11-
1)、(11)式で表される。w3は補正量である。k5は制
御パラメータである。
【0029】 w3 = k5Ep(k) (11-1) ud = (1 + w3) udr (11) 次に、主煙道温度に基づいて、火格子のストローク長を
制御する場合は、(12)式の関数g4に基づいて制御値u
sが算出される。ストローク長は、通常、離散的に100
、150 、200mmと与えられるので、g4は図5に示すよう
な関数で与える。Etsは主煙道温度と基準温度との温度
差を表す。ただし、Tsは主煙道温度、Tsrは基準温度を
表す。
【0030】 us = g4(Ets(k)) (12) Ets(k) = Ts(k) −Tsr (13) また、主煙道温度に基づいて、後燃焼火格子下空気ダン
パの開度の制御値udを算出する場合には、基準ダンパ
開度udrに対して補正する方式をとり、(14-1)、(1
4)式で表される。w4は補正量である。k6は制御パラメ
ータである。
【0031】 w4 = k6Ets(k) (14-1) ud = (1 + w4) udr (14) 次に、ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉
内圧力との圧力差、後燃焼火格子温度、主煙道温度を測
定し、このように測定した複数の測定値を用いて火格子
のストローク長、後燃焼火格子下空気ダンパの制御値を
求める場合を説明する。
【0032】ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧
力と炉内圧力との圧力差、後燃焼火格子温度、主煙道温
度を測定し、これらの測定値の複数を用いた火格子のス
トローク長の制御値usは、式(4)、(6)、(9)、(12)から
得られた制御値の最小値とする。例えば、ITV画像の
輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差、
後燃焼火格子温度を用いて火格子のストローク長の制御
値usを決める場合は、式(14-2)となる。
【0033】 us = min(g1(Ei(k)),g2(Ep(k)),g3(Eta(k)) (14-2) また、ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉
内圧力の圧力差、後燃焼火格子温度、主煙道温度を測定
し、これらの測定値の複数を用いた後燃焼火格子下空気
ダンパの制御値udは、式(5-1)、(8-1)、(11-1)、(14-
1)から得られた制御値の平均値とする。例えば、ITV
画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力の差、
後燃焼火格子温度を用いて後燃焼火格子下空気ダンパの
制御値udを決める場合は、式(14-3)、(14-4)から求ま
る。
【0034】 wAVE = (w1 + w2 + w3)/3 (14-3) ud = (1 + wAVE) udr (14-4) 次に、ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉
内圧力の差、後燃焼火格子温度、主煙道温度を測定し、
これらの複数の測定値を用いて未燃ごみの発生量を推定
するためにファジィ推論を用いる場合を説明する。
【0035】炉内の燃焼状況を監視しているITVの映
像を画像処理することにより得られる画像上の輝度、後
燃焼火格子下の圧力と炉内圧力の差、後燃焼火格子温度
および主煙道温度を測定し、これらの複数の測定値から
未燃ごみの量を推定する規則を表1に示す。これらのル
ールから未燃ごみの量を推定するために、前件部の適合
度を図6〜図9のメンバーシップ関数を用いて求める。
規則1〜8までのそれぞれの適合度の計算を式(15)〜式
(22)から算出し、後件部のパラメータy1〜y8を用いて、
最終的な未燃ごみの推定量zを式(23)から推定する。こ
こでの推論演算では、計算時間が短時間であるシングル
トン法を用いている。
【0036】
【表1】
【0037】 規則1の適合度 X1 = a2 ×c1 (15) 規則2の適合度 X2 = a2 ×b2 (16) 規則3の適合度 X3 = b1 ×d2 (17) 規則4の適合度 X4 = c2 (18) 規則5の適合度 X5 = b2 ×c2 (19) 規則6の適合度 X6 = b2 ×d1 (20) 規則7の適合度 X7 = a2 ×b1×d1 (21) 規則8の適合度 X8 = a1 (22) ファジィ推論で求めた未燃ごみの推定量zに基づいて、
火格子のストローク長を制御する場合は、(24)式の関
数g5に基づいて制御値usが算出される。ストローク長
は、通常、離散的に100 、150 、200mmと与えられるの
で、g5は図10に示すような関数で与える。
【0038】 us = g5(z(k)) (24) 同様に、ファジィ推論で求めた未燃ごみの推定量zに基
づいて、後燃焼火格子下空気ダンパの開度の制御値ud
を算出する場合には、基準ダンパ開度udrに対して補正
する方式をとり、(25)式で表される。k7は制御パラメ
ータである。
【0039】 ud = (1 + k7z(k))udr (25)
【0040】
【実施例】図1に示した燃焼制御装置を用いてごみ焼却
を行い、蒸気発生量の変動を調べた。図11に本発明の燃
焼制御方法を適用してごみ焼却炉を運転した場合、およ
び、図12に従来の燃焼制御方法を適用してごみ焼却炉を
運転した場合における、時間と蒸気発生量との間の関係
を、それぞれ示す。このときのごみ焼却炉の運転条件
は、設定蒸発量が14t/h、演算周期が10秒であり、それ
ぞれ4時間の運転を行った結果の測定を行った。
【0041】図11においては、未燃ごみが発生しないよ
うに制御されているために、蒸気発生量の変動が±1t/h
以内に抑えられている。一方、図12においては、未燃ご
みが発生しているために蒸気発生量が変動し、設定蒸発
量に対して最大2t/hの蒸気発生量の落ち込みが発生し
た。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、蒸気発生量および、
ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力
との圧力差、後燃焼火格子温度、主煙道温度を測定し、
これらの測定値のいずれか一つもしくは複数の測定値を
用いて、火格子速度および、火格子のストローク長およ
び/または後燃焼火格子下空気ダンパを制御することに
よって、安定した蒸気発生量を維持しつつ、後燃焼側の
火格子上の未燃ごみの発生を抑えることができる。従っ
て、ごみの燃焼によって得られる熱エネルギーを蒸気と
して効率的に回収でき、しかも灰に燃え切らないごみが
混入する割合を低く抑えることができる。このように、
ごみの完全燃焼を達成するとともにごみエネルギーの効
率的な活用を可能であり、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施態様を説明するごみ焼却
炉とその制御系の概念図である。
【図2】ITV画像における基準輝度以上の画素数と基
準画素数との差と、そして、ストローク長の制御値との
間の関係を示す図である。
【図3】後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差と、
そして、ストローク長の制御値との間の関係を示す図で
ある。
【図4】後燃焼火格子温度とストローク長の制御値との
間の関係を示す図である。
【図5】主煙道温度とストローク長の制御値との間の関
係を示す図である。
【図6】ITVの輝度数のメンバーシップ関数を示す図で
ある。
【図7】後燃焼火格子下圧力と炉内圧力との圧力差のメ
ンバーシップ関数を示す図である。
【図8】後燃焼火格子温度のメンバーシップ関数を示す
図である。
【図9】主煙道温度のメンバーシップ関数を示す図であ
る。
【図10】未燃ごみ推定値とストローク長の制御値との間
の関係を示す図である。
【図11】本発明の燃焼制御方法の一実施態様によって、
ごみ焼却炉を運転した場合の蒸気発生量を示す図であ
る。
【図12】従来の方法によって、ごみ焼却炉を運転した場
合の蒸気発生量を示す図である。
【符号の説明】
1. ごみ焼却炉 2. ごみ投入口 3. 給塵装置 4. 灰落下口 5. 燃焼空気ファン 6. 炉出口 7. 煙突 8a. 熱交換器 8b. ボイラ 9. 冷却空気吹き込み口 10. 冷却空気ファン 11. 中間天井 12. 蒸気流量計 13a.乾燥火格子下空気ダンパ 13b.燃焼火格子上部下空気ダンパ 13c.燃焼火格子下部下空気ダンパ 13d.燃焼火格子下空気ダンパ 14. ITVカメラ 15. 後燃焼火格子下圧力計 16. 炉内圧力計 17. 後燃焼火格子温度計 18. 主煙道温度計 19. 燃焼火格子 20. 燃焼火格子駆動装置 21. 燃焼制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/50 ZAB F23G 5/50 ZABN ZABP ZABR

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ごみ焼却炉において、蒸気発生量、ならび
    に、ITV画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉内
    圧力との間の圧力差、後燃焼火格子温度および主煙道温
    度を測定し、これらの測定値のいずれか一つまたは複数
    の測定値を用いて、火格子速度および火格子のストロー
    ク長、および/または、後燃焼火格子下空気ダンパを制
    御することを特徴とする、ごみ焼却炉の燃焼制御方法。
  2. 【請求項2】前記蒸気発生量と所定の値に設定した設定
    蒸気発生量との間の差および/または差分に基づいて前
    記火格子速度を制御することを特徴とする、請求項1に
    記載のごみ焼却炉の燃焼制御方法。
  3. 【請求項3】前記蒸気発生量および前記ITV画像の輝
    度情報を測定し、測定した蒸気発生量に基づいて火格子
    速度を制御し、そして、ITV画像の予め決められた基
    準輝度以上の画素数が予め決められた基準画素数以上の
    ときに、火格子のストローク長を短くし、および/また
    は、後燃焼火格子空気ダンパの開度を大きくすることを
    特徴とする、請求項1または請求項2に記載のごみ焼却
    炉の燃焼制御方法。
  4. 【請求項4】前記蒸気発生量、前記後燃焼火格子下圧力
    および前記炉内圧力を測定し、測定した蒸気発生量に基
    づいて火格子速度を制御し、そして、後燃焼火格子下圧
    力と炉内圧力との圧力差が予め決められた基準圧力差以
    上のときに、火格子のストローク長を短くし、および/
    または、後燃焼火格子空気ダンパの開度を大きくするこ
    とを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のごみ
    焼却炉の燃焼制御方法。
  5. 【請求項5】前記蒸気発生量および前記後燃焼火格子温
    度を測定し、測定された蒸気発生量に基づいて火格子速
    度を制御し、そして、後燃焼火格子温度が予め決められ
    た基準温度以上のときに、火格子のストローク長を短く
    し、および/または、後燃焼火格子下空気ダンパの開度
    を大きくすることを特徴とする、請求項1または請求項
    2に記載のごみ焼却炉の燃焼制御方法。
  6. 【請求項6】前記蒸気発生量および前記主煙道温度を測
    定し、測定された蒸気発生量に基づいて火格子速度を制
    御し、そして、主煙道温度が予め決められた基準温度以
    上のときに、火格子のストローク長を短くし、および/
    または後燃焼火格子下空気ダンパの開度を大きくするこ
    とを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のごみ
    焼却炉の燃焼制御方法。
  7. 【請求項7】前記蒸気発生量を測定し、測定された蒸気
    発生量に基づいて火格子速度を制御し、そして、ITV
    画像の輝度情報、後燃焼火格子下圧力と炉内圧力の圧力
    差、後燃焼火格子温度および主煙道温度を測定し、この
    ように測定した複数の測定値の、それぞれの測定値に基
    づいた火格子のストローク長の最小値を選択し、および
    /または、それぞれの測定値に基づいた燃焼火格子下空
    気ダンパの平均値を用いて、火格子のストローク長およ
    び後燃焼火格子下空気ダンパの開度を制御することを特
    徴とする、請求項1から請求項6の何れかに記載のごみ
    焼却炉の燃焼制御方法。
  8. 【請求項8】前記ITV画像の輝度情報、前記後燃焼火
    格子下圧力と前記炉内圧力の圧力差、前記後燃焼火格子
    温度および前記主煙道温度を測定し、そして、このよう
    にして測定した複数の測定値に基づいてファジィ推論を
    用いて、未燃ごみの発生量を推定することを特徴とす
    る、請求項1に記載のごみ焼却炉の燃焼制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100448533B1 (ko) * 2002-03-19 2004-09-14 현대중공업 주식회사 화격자식 쓰레기 소각로에서 연소공기의 압력손실계수를이용한 증기 발생량 및 연소 제어방법
JP2013178008A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd 焼却設備及び焼却設備の制御方法
WO2022032483A1 (zh) * 2020-08-11 2022-02-17 潮州深能环保有限公司 一种垃圾焚烧炉第一烟道烟气主控温度的测算方法

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