JPH10238764A - 燃焼制御方法および燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御方法および燃焼制御装置

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JPH10238764A
JPH10238764A JP4340397A JP4340397A JPH10238764A JP H10238764 A JPH10238764 A JP H10238764A JP 4340397 A JP4340397 A JP 4340397A JP 4340397 A JP4340397 A JP 4340397A JP H10238764 A JPH10238764 A JP H10238764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後燃焼帯でのゴミ等の灰化を十分に行いなが
ら、過剰な空気供給による炉の冷却、NOxの増大など
の支障を防止した燃焼制御装置を提供する。 【解決手段】 後燃焼帯Nの炎の状態をカラー画像デー
タとして入力する撮像手段21、得られた画像データを
RGBの各色成分に分解する分解手段、得られたG成分
の強度が設定値を超える画素で定義される炎領域の面積
を演算して結果を設定値と比較する面積判定手段CA
備え、さらに、B成分の強度のG成分の強度に対する比
率が所定の閾値を超える画素で高温炎領域を定義してお
いて、高温炎領域の炎領域に対する面積比で定義される
燃焼強度を演算して結果を設定値と比較する燃焼強度判
定手段CB を備え、これら判定手段CA ,CB の少なく
とも一方の判定に基づいて、後燃焼帯Nのストーカ速度
および後燃焼帯Nへの空気供給量を調節する操作手段を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼制御方法およ
び燃焼制御装置に関し、より具体的には、主燃焼帯と後
燃焼帯を備えた焼却炉の燃焼制御方法および燃焼制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃焼制御としては、後燃
焼帯に炎の存在が認められた場合には、後燃焼帯におけ
る未灰化の焼却対象物の燃焼を促進して、灰化をほぼ完
全に進ませるために、後燃焼帯のストーカ速度を通常値
よりも下げる、あるいは、後燃焼帯に対する空気供給量
を増やすなどの操作を行うものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の燃焼制御では、後燃焼帯のストーカ速度を通常値より
も下げたり、後燃焼帯に対する空気供給量を増やしたり
したものの、後燃焼帯内の炎の規模が実は予想外に小さ
かったために、結果的に過剰量の空気を供給したことに
なり、冷却作用により炉内燃焼温度が低下する、あるい
は逆に、異常に高温燃焼してNOx発生量が増えるとい
った支障が生じる場合があった。本発明の目的は、上に
例示した従来構成の燃焼制御に見られる上記欠点に鑑
み、後燃焼帯における焼却対象物の灰化をほぼ完全に進
ませることが可能でありながら、しかも、結果的に過剰
量の空気を供給して、炉が冷却される、NOx発生量が
増えるといった支障が起き難い燃焼制御方法および燃焼
制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〈1〉上記目的を達成するために、本発明の請求項1に
記載された燃焼制御方法では、後燃焼帯における炎の状
態をカラー画像データとして入力する撮像手段を用意
し、前記撮像手段によって得られる前記カラー画像デー
タを赤色(R)緑色(G)青色(B)の各色成分に分解
し、緑色(G)成分の強度が所定値を超える画素で前記
後燃焼帯の炎領域を定義しておき、前記定義に基づく前
記炎領域の面積が設定値を超えると後燃焼帯のストーカ
速度を通常値よりも下げることを特徴構成としている。
【0005】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明の請求項1に記載された燃焼制御方法では、後燃
焼帯の炎領域の面積が設定値を超えた場合に始めて後燃
焼帯における燃焼の促進の操作に入ることになり、しか
も、後燃焼帯の炎領域の面積が設定値を超えたという判
断に基づいて行う後燃焼帯における燃焼の促進を、後燃
焼帯のストーカ速度を通常値よりも下げて燃焼時間を確
保するという手段によって行い、空気供給量を積極的に
増加させるという手段によらないので、前記設定値を適
切に設定しておけば、後燃焼帯に過剰量の空気が供給さ
れて炉が冷却される、あるいはNOx発生量が増えると
いった支障が起き難いという特有の効果が生じる。
【0006】さらに、上記請求項1の特徴構成に加え
て、請求項2に記載されているように、後燃焼帯の前記
炎領域における青色(B)成分の強度の緑色(G)成分
の強度に対する比率が所定の閾値を超える画素で後燃焼
帯の高温炎領域を定義し、さらに、後燃焼帯の高温炎領
域の炎領域に対する面積比で後燃焼帯の燃焼強度を定義
しておき、この燃焼強度が設定値を超えていると、(後
燃焼帯での灰化が目下進行中であると判断して、)後燃
焼帯への空気供給量を通常値よりも増加するという特徴
構成を加えれば、燃焼を促進して迅速に灰化することが
でき、結果的に後燃焼帯での灰化をほぼ完全に行うこと
ができて都合が良い。
【0007】〈2〉上記目的を達成するために、本発明
の請求項3に記載された燃焼制御方法では、後燃焼帯に
おける炎の状態をカラー画像データとして入力する撮像
手段を用意し、前記撮像手段によって得られる前記カラ
ー画像データを赤色(R)緑色(G)青色(B)の各色
成分に分解し、緑色(G)成分の強度が所定値を超える
画素で前記後燃焼帯の炎領域を定義しておき、前記定義
に基づく前記炎領域の面積が設定値を超えると前記後燃
焼帯への空気供給量を通常値よりも高めることを特徴構
成としている。
【0008】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明の請求項3に記載された燃焼制御方法では、後燃
焼帯の炎領域の面積が設定値を超えた場合に始めて後燃
焼帯における燃焼の促進の操作に入って、後燃焼帯への
空気供給量を通常値よりも高めることになるので、前記
設定値を適切に設定しておきさえすれば、後燃焼帯に過
剰量の空気が供給されて炉が冷却される、あるいはNO
x発生量が増えるといった支障が起き難いという特有の
効果が生じる。
【0009】さらに、上記請求項3の特徴構成に加え
て、請求項4に記載されているように、後燃焼帯の前記
炎領域における青色(B)成分の強度の緑色(G)成分
の強度に対する比率が所定の閾値を超える画素で後燃焼
帯の高温炎領域を定義し、さらに、後燃焼帯の高温炎領
域の炎領域に対する面積比で後燃焼帯の燃焼強度を定義
しておき、前記燃焼強度が設定値を下回っていると、
(後燃焼帯での灰化が終了しつつあると判断して、)後
燃焼帯への空気供給量を通常値に戻すという特徴構成を
加えれば、灰化が終了しつつあって、燃焼をもはや促進
させる必要のない後燃焼帯に不要な空気が供給されて炉
が冷却される、あるいはNOx発生量が増えるといった
支障が起き難いという特有の効果が生じる。
【0010】〈3〉上記目的を達成するために、本発明
の請求項5に記載された燃焼制御装置では、後燃焼帯に
おける炎の状態をカラー画像データとして入力する撮像
手段、前記撮像手段によって得られる前記カラー画像デ
ータを赤色(R)緑色(G)青色(B)の各色成分に分
解する分解手段、前記分解手段によって得られる緑色
(G)成分の強度が設定値を超える画素で定義される後
燃焼帯の炎領域の面積を演算して結果を設定値と比較す
る面積判定手段、および、前記後燃焼帯の前記炎領域に
おける青色(B)成分の強度の緑色(G)成分の強度に
対する比率が所定の閾値を超える画素で前記後燃焼帯の
高温炎領域を定義しておいて、前記後燃焼帯における前
記高温炎領域の前記炎領域に対する面積比で定義される
後燃焼帯の燃焼強度を演算して結果を設定値と比較する
燃焼強度判定手段を備え、さらに、前記面積判定手段と
前記燃焼強度判定手段の少なくとも一方の判定結果に基
づいて、後燃焼帯のストーカ速度および前記後燃焼帯へ
の空気供給量を調節可能な操作手段を有することを特徴
構成としている。
【0011】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係る燃焼制御装置では、後燃焼帯の炎領域の面
積判定手段の判定結果、および、燃焼強度判定手段の判
定結果に基づいて、後燃焼帯のストーカ速度を下げる、
あるいは、後燃焼帯への空気供給量を増やすなどの灰化
促進操作をおこなうことができるので、単純に後燃焼帯
に炎が存在するか否かに基づいて後燃焼帯のストーカ速
度を下げる、あるいは、後燃焼帯への空気供給量を増や
す構成の燃焼制御装置で見られるような、後燃焼帯に過
剰な空気が供給されて炉が冷却される、あるいはNOx
発生量が増えるといった支障が起き難いという特有の効
果が生じる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃焼制御装置
とその装置を用いた燃焼制御方法について、図面に基づ
いて解説する。
【0013】(燃焼制御装置の構成)図1に示すよう
に、本発明に係る燃焼制御装置を備えた都市ごみ焼却炉
は、焼却対象物としての都市ごみを受け入れるホッパ
3、ホッパ3内のごみを炉内に押し出すプッシャ4、押
し出されたごみを炉内の奥側へ搬送しながら焼却処理す
るストーカ式の焼却処理帯5、焼却処理帯5の下方から
前記ごみに向けて一次燃焼用の空気を供給する空気供給
手段6を備えている。焼却処理帯5は、最もプッシャ4
に近接した第1処理部5aに始まり、以降第2処理部5
b、第3処理部5c、第4処理部5dの四つに分割され
ており、これら四つの処理部の各々は水平な火格子面を
備えており、四つの処理部の個々同士は互いに連続して
配置されているが、炉内の奥にいくほどレベルが下がる
ように階段状に構成されている。また、個々の処理部の
使用目的から、第1処理部5aは前記ごみを乾燥させな
がら搬送するので乾燥帯Lと呼ばれ、第2と第3処理部
5b,5cは合わせて、乾燥帯Lから受け取った乾燥し
た前記ごみを燃焼させながら搬送するので燃焼帯Mと呼
ばれ、第4処理部5dは原則的にほぼ燃焼し切った前記
ごみの燃えかすを完全に灰化するので後燃焼帯Nと呼ば
れる。
【0014】空気供給手段6は、ブロアファン6aによ
る誘引空気を前記各処理部5a,5b,5c,5dの下
方に各別に設けた風箱6cに送風路6bを介して供給可
能に構成されており、さらに、送風路6bの一部に設け
られたダンパ機構6dにより、各処理部への送風量を調
節可能である。焼却処理帯5の上方は、前記ごみを焼却
処理するための一次燃焼領域1であり、その更に上方に
煙道状に形成された空間は、一次燃焼領域1で発生した
燃焼ガスを完全燃焼させる二次燃焼領域2である。二次
燃焼領域2の上流部の一方の端には外気を炉内に供給す
るための二次燃焼用空気供給機構13を設けており、こ
れはノズル13aとブロアファン13bを含む。また、
二次燃焼領域2の上流部の他方の端には炉内の燃焼ガス
を加熱するためのバーナ機構14を設けている。二次燃
焼領域2の下流部には廃熱ボイラ12があり、燃焼によ
って生じた熱量を蒸気の形で発電装置11に送る。炉内
で生じた排ガスは、廃熱ボイラ12の更に下流にある排
ガス路7からバグフィルタ8と洗煙装置9を通り、煙突
10に到達する。
【0015】焼却処理帯5の下流側の側壁中央上部に
は、炉内の炎の状態をカラー画像データとして入力する
撮像手段として、カラーCCDカメラ(ITV)20を
設けてある。別途用意されているマイクロコンピュータ
を利用した画像処理手段21は、カラーCCDカメラ2
0が入力したカラー画像データに基づいて後燃焼帯Nに
おける燃焼の炎の状態を検出することができる。画像処
理手段21は、図2に示すように、後燃焼帯Nに関して
得られた前記カラー画像データを赤色(R)緑色(G)
青色(B)の各色成分に分解する分解手段と、前記分解
によって得られた緑色(G)成分の強度が所定値を超え
る画素を後燃焼帯Nの炎領域として抽出し、その炎領域
の面積SF を演算する第1面積演算手段と、得られた面
積SF の値を所定の閾値STHと比較する面積比較手段C
Aと、後燃焼帯Nの前記炎領域における青色(B)成分
の強度の緑色(G)成分の強度に対する比率IB /IG
が所定の閾値を超える画素を後燃焼帯Nの高温炎領域と
して抽出し、その高温炎領域の面積SHFを演算する第2
面積演算手段と、高温炎領域の面積SHFの炎領域の面積
F に対する比SHF/SF で定義される後燃焼帯Nの燃
焼強度Bpを演算する燃焼強度演算手段と、得られた燃
焼強度Bpを所定の閾値BTHと比較する燃焼強度比較手
段CB を備えている。画像処理手段21は、面積比較手
段CA からの出力データと、燃焼強度比較手段CB から
の出力データに基づいて後燃焼帯Nの燃焼制御を行う。
尚、炎領域を判断するに際して、カラー画像データをR
GBの各色成分に分解し、赤色(R)成分を除外するの
は、赤色(R)成分のデータには、炉内の赤熱した壁面
やごみなどの影響が含まれ易く、それらの物体と炎とを
識別する際の障害になるからであり、青色(B)成分を
除外するのは、青色(B)成分のデータは、炎の温度に
よる影響を大きく受け易いため、炎の温度を判断するの
には有効であっても、炎領域の範囲自体を判断する際の
障害になるからである。一方、青色(B)成分のデータ
は、後燃焼帯Nの燃焼状態を表す燃焼強度Bpを演算す
る際に用いられている。
【0016】(燃焼制御方法の構成)以下、本発明に係
る、焼却対象物の灰化をほぼ完全に進ませながら、しか
も、結果的に過剰量の空気を供給して、炉が冷却され
る、NOx発生量が増えるといった支障が起き難い後燃
焼帯Nにおける燃焼制御方法の一実施形態について、図
3に示すフローチャートに基づいてより具体的に説明す
る。
【0017】<#1>:先ず、後燃焼帯Nにおける炎の
状態を含む画像を、撮像手段20によってカラー画像デ
ータとして入力する。 <#2>:撮像手段20によって得られた前記カラー画
像データを、画像処理手段21の分解手段で赤色(R)
緑色(G)青色(B)の各色成分に分解する。 <#3>:前記分解によって得られた緑色(G)成分を
抽出し、<#4>:緑色(G)成分の強度が所定値を超
える画素を炎領域として抽出して、その炎領域の面積S
F を第1面積演算手段で演算する。 <#5>:第2面積演算手段によって、前記炎領域にお
ける青色(B)成分の強度の緑色(G)成分の強度に対
する比率IB /IG が所定の閾値を超える画素を高温炎
領域として抽出し、その高温炎領域の面積SHFを演算す
る。 <#6>:燃焼強度演算手段によって、高温炎領域の面
積SHFの炎領域の面積SF に対する比SHF/SF で定義
される後燃焼帯Nの燃焼強度Bpを演算する。 <#7>:面積比較手段CA によって炎領域の面積SF
の値を所定の閾値STHと比較する。 <#8>:ステップ<#7>での比較の結果、もし炎領
域の面積SF が閾値S THを超えていれば(Yes)、後
燃焼帯Nのストーカ速度を低速側(Low)に設定す
る。 <#9>:ステップ<#8>でストーカ速度を低速側に
設定してから1分間のインターバル(インターバルの時
間長さは炉の規模、ごみ質等により適宜設定され得る)
の後、燃焼強度比較手段CB によって燃焼強度Bpを閾
値BTHと比較する。 <#10>:ステップ<#9>での比較の結果、もし燃
焼強度Bpが閾値BTHを超えていれば(Yes)、後燃
焼帯Nへの空気供給量を増大側(High)に設定し、
フロー図のスタート地点に戻る。
【0018】<#11>:一方、ステップ<#9>での
比較の結果、もし燃焼強度Bpが閾値BTHを超えていな
ければ(No)、後燃焼帯Nへの空気供給量を通常側
(Regular)に設定し、フロー図のスタート地点
に戻る。 <#12>:また、もしステップ<#7>での比較の結
果、もし炎領域の面積SF が閾値STHを超えていなけれ
ば(No)、後燃焼帯Nのストーカ速度を通常側(Re
gular)に設定し、フロー図のスタート地点に戻
る。
【0019】以上の燃焼制御操作の結果、ステップ<#
7>での炎領域の面積SF の値が閾値STHを超えたとの
判断に基づいて、ステップ<#8>で後燃焼帯のストー
カ速度を通常値よりも一旦下げた時から1分間のインタ
ーバル(インターバルの時間長さは炉の規模、ごみ質等
により適宜設定され得る)を経て後、炎領域面積SF
閾値STHと等しいか又はそれを下回れば、<#12>で
後燃焼帯Nのストーカ速度を通常値に戻すことになる。
【0020】〔別実施形態〕 〈1〉上記実施形態のステップ<#8>では、ステップ
<#7>での比較の結果がもし炎領域の面積SF が閾値
THを超えている(Yes)というものなら、後燃焼帯
Nのストーカ速度を低速側(Low)に設定する操作を
とっているが、代わりに、後燃焼帯Nへの空気供給量を
増大側(High)に設定するという操作にする、ある
いは、ストーカ速度を低速側(Low)に設定する操作
と、空気供給量を増大側(High)に設定する操作と
を同時に行うなどの変形例が実施可能である。 〈2〉また、炎領域の面積あるいは燃焼強度が各々の閾
値を超えている場合に、その超えた偏差量に応じて、ス
トーカ速度の減速量あるいは空気供給量の増大量を調整
し、負荷に応じた後燃焼の促進を実施することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼制御装置を備えた都市ごみ焼
却炉の概略縦断側面図
【図2】図1の燃焼制御装置の画像処理手段の構成を示
す略図
【図3】図1の燃焼制御装置による後燃焼帯の燃焼制御
方法を示すフロー図
【符号の説明】
1 一次燃焼領域 2 二次燃焼領域 3 ホッパ 5 焼却処理帯 6 空気供給手段 20 撮像手段 21 画像処理手段 L 乾燥帯 M 燃焼帯 N 後燃焼帯 CA 面積比較手段 CB 燃焼強度比較手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後燃焼帯における炎の状態をカラー画像
    データとして入力する撮像手段を用意し、前記撮像手段
    によって得られる前記カラー画像データを赤色(R)緑
    色(G)青色(B)の各色成分に分解し、緑色(G)成
    分の強度が所定の閾値を超える画素で前記後燃焼帯の炎
    領域を定義しておき、前記炎領域の面積が設定値を超え
    ると後燃焼帯のストーカ速度を通常値よりも下げる燃焼
    制御方法。
  2. 【請求項2】 前記後燃焼帯の前記炎領域における青色
    (B)成分の強度の緑色(G)成分の強度に対する比率
    が所定の閾値を超える画素で前記後燃焼帯の高温炎領域
    を定義し、さらに、前記後燃焼帯の前記高温炎領域の前
    記炎領域に対する面積比で燃焼強度を定義しておき、前
    記燃焼強度が設定値を超えているとの判断に基づいて後
    燃焼帯への空気供給量を通常値よりも増加する請求項1
    に記載の燃焼制御方法。
  3. 【請求項3】 後燃焼帯における炎の状態をカラー画像
    データとして入力する撮像手段を用意し、前記撮像手段
    によって得られる前記カラー画像データを赤色(R)緑
    色(G)青色(B)の各色成分に分解し、緑色(G)成
    分の強度が所定値を超える画素で前記後燃焼帯の炎領域
    を定義しておき、前記炎領域の面積が設定値を超えると
    前記後燃焼帯への空気供給量を通常値よりも高める燃焼
    制御方法。
  4. 【請求項4】 前記後燃焼帯の前記炎領域における青色
    (B)成分の強度の緑色(G)成分の強度に対する比率
    が所定の閾値を超える画素で前記後燃焼帯の高温炎領域
    を定義し、さらに、前記後燃焼帯の前記高温炎領域の前
    記炎領域に対する面積比で燃焼強度を定義しておき、前
    記燃焼強度が設定値を下回っているとの判断に基づいて
    後燃焼帯への空気供給量を通常値に戻す請求項3に記載
    の燃焼制御方法。
  5. 【請求項5】 後燃焼帯における炎の状態をカラー画像
    データとして入力する撮像手段、前記撮像手段によって
    得られる前記カラー画像データを赤色(R)緑色(G)
    青色(B)の各色成分に分解する分解手段、前記分解手
    段によって得られる緑色(G)成分の強度が設定値を超
    える画素で定義される後燃焼帯の炎領域の面積を演算し
    て結果を設定値と比較する面積比較手段を備え、さら
    に、前記後燃焼帯の前記炎領域における青色(B)成分
    の強度の緑色(G)成分の強度に対する比率が所定の閾
    値を超える画素で前記後燃焼帯の高温炎領域を定義して
    おいて、前記後燃焼帯における前記高温炎領域の前記炎
    領域に対する面積比で表されるる燃焼強度を演算して結
    果を設定値と比較する燃焼強度比較手段を備え、さら
    に、前記面積比較手段と前記燃焼強度比較手段の少なく
    とも一方の判定結果に基づいて、後燃焼帯のストーカ速
    度および前記後燃焼帯への空気供給量を調節可能な操作
    手段を有する燃焼制御装置。
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