JP3340634B2 - 電流制御式減圧弁の携帯型検査装置 - Google Patents

電流制御式減圧弁の携帯型検査装置

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JP3340634B2 JP29436896A JP29436896A JP3340634B2 JP 3340634 B2 JP3340634 B2 JP 3340634B2 JP 29436896 A JP29436896 A JP 29436896A JP 29436896 A JP29436896 A JP 29436896A JP 3340634 B2 JP3340634 B2 JP 3340634B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルに電流を流
すことにより生じる電磁力でパイロット圧を制御して供
給空気を減圧制御するようになった電流制御式減圧弁を
検査するための携帯型検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種の電流制御式減圧弁を例示
すもので、給気路11から供給空気が固定絞り11aを
通ってパイロット室12に流れ、そのノズル12aに対
するムービングコイル13で駆動される絞り弁13aの
絞り度合によってパイロット室12のパイロット圧が調
整される。ムービングコイル13に電流が流れない場
合、絞りは最小、即ちパイロット圧は最小となり、外気
圧との圧力差がなくなり、ダイアフラム12bの反発力
で吊り合った位置で静止する。したがって、給気路11
は、スプリング15aで閉鎖方向へ付勢され、かつ外気
圧室16に連通したパイプ15bを介して下段のダイア
フラム12cに連結した弁15で閉鎖されている。
【0003】ムービングコイル13に電流が流れると、
それに比例した駆動力が発生して絞り弁13aの絞り度
合が増加し、パイロット室12内の圧力が上昇する。し
たがって、ダイアフラム12bは下方へ移動し、連動し
て弁15が下降して給気路11を開き、入口10aの空
気圧が減圧されて出口10bから出力される。つまり、
ダイアフラム12bはパイロット圧及び出力圧室17間
の圧力で平衡する位置に下降し、電流に比例して減圧さ
れた圧力の空気が出力される。このような装置は、電空
変換器或は電空レギュレータの名称でも市販されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような減圧弁が故
障した際には、電源、電流計及び圧力計を用いることに
より電流に対する出力空気圧を測定して検査できるが、
エアモータの回転制御、スポット溶接機の加圧制御等の
ために制御盤に組込まれて周辺に充分なスペースがなか
ったり、或は電源コンセント等がない場合、検査にかな
りの準備時間を要し、緊急時の素早い対応は困難であ
る。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて、冒頭に
説明した類の電流制御式減圧弁に対するユニット化され
た専用の携帯型検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、パイロット室のノズル
に付属した絞り弁の絞り度合をコイルに電流を流して生
じる電磁力で制御することにより、絞り弁で設定された
パイロット圧に応じて給気路の途中に設けられた弁の開
放度を制御して出力空気圧を減圧制御するようになった
電流制御式減圧弁を検査するための携帯型検査装置であ
って、携帯可能なケースに、電流値が複数段階に切換わ
る電流をコイルに供給する電流発生手段と、電流値を手
動操作により複数段階に設定する電流設定スイッチと、
供給された電流に対応する減圧弁の出力空気圧を電気信
号として検知する圧力センサと、出力空気圧及び電流値
を数値表示する表示手段と、電流発生手段及び表示手段
に給電するバッテリとを設けたことを特徴とする。
【0007】電流発生手段からの電流設定スイッチによ
り設定された電流でパイロット圧が制御され、供給空気
が減圧制御されて給気路から出力される。その出力空気
圧は表示手段で電流値と共にモニタでき、コイル電流に
対する出力空気圧が正常であるか否かが判断できる。前
述したパイロット室のノズルとフラッパとの密着不良、
給気路の弁の動作不良、給気路に連通する固定絞りの目
詰まり等の故障が生じる場合、入出力の空気圧特性の直
線性が乱れたり、或はその勾配が変化する。このような
現象は、電流値が複数段階に切換わる電流に対する出力
空気圧をモニタすることにより、確認できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態の一例による電流制御式減圧弁の携帯型検査装置
を説明する。この装置は携帯可能なケース39(図2)
に構成されると共に、前述したような構成の減圧弁10
の空気入力路のチューブ19に接続した三方向のワンタ
ッチ式管継手28に接続する給気用チューブ29、空気
出力路の同様な管継手28aに接続する給気用チューブ
29a及びパイロット圧調整用ムービングコイル13の
給電端子28bに接続するリード線コード24aが導出
されている。
【0009】図1において、21はチューブ29を経由
して供給される供給空気圧を電気信号として検知する圧
力センサ、21aはチューブ29aを経由して供給され
る出力空気圧を検知する圧力センサである。22、22
aは、これらの空気圧を数値表示する数値表示器であ
る。
【0010】24は電流発生手段であり、電流設定スイ
ッチとしての押しボタンスイッチ25により出力電流を
例えば10mAから5mA間隔で30mAまで5段階に
切換えるようになっている。26は、これらの5段階の
電流値の電流を自動的に再度押圧操作するまで繰り返し
発生させる押しボタンスイッチである。27は、ムービ
ングコイル13に供給される電流値を数値表示する数値
表示器である。
【0011】30は設定した電流に対する出力空気圧が
許容範囲内、例えば標準出力空気圧に対する誤差が3%
以内にあるか否かを判断する判断手段であり、その範囲
が正常であるか否かを表示器31に表示させる。尚、判
断結果は電子ブザーで報知させることもできる。32
は、前述の各部に給電する充電式のバッテリである。
【0012】ケース39の正面パネル39aには、図2
に示すように、前述の押しボタンスイッチ25、26
と、数値表示器22、22a、27と、表示器31、電
源スイッチ37等が取付けられている。
【0013】このように構成された携帯型検査装置の使
用方法及び動作は次の通りである。ケース39から導出
された給気用チューブ29を管継手28に接続して分岐
路を開放させ、チューブ29aをチューブ19aに代え
て管継手28aに接続し、リード線コード24aをムー
ビングコイル13の給電端子28bに接続する。数値表
示器22でモニタすることにより、供給空気圧を検査用
の標準値、例えば7kg/cm2に設定する。
【0014】次いで、押しボタンスイッチ25を通常の
使用状態での出力空気圧に対応する例えば最大電流に設
定し、数値表示器22aで対応する出力空気圧が得られ
るか否かを確認する。
【0015】このような最大電流値での動作が正常であ
っても押しボタンスイッチ25により順に電流を最小値
から増大させてその都度数値表示器22aで出力空気圧
をモニタすることにより、電流に対する出力空気圧の直
線性を検査する。例えば図3に示すように、パイロット
室12のノズル12aとフラッパ13aとの密着不良の
場合、点線で示すように、パイロット室12の圧力が最
大まで上昇せず管理幅から外れた直線状になる可能性が
ある。このような特性の予兆が検知されることにより、
故障を予知することも可能である。給気路11の弁15
が動作不良の場合、パイロット室12の圧力に対する弁
15の移動量が比例せず、一点鎖線示すような二次曲線
状になる可能性がある。このような特性の予兆を検知す
ることもできる。
【0016】給気路11に連通する固定絞り11aに目
詰まりが生じた場合、パイロット室12に空気が供給さ
れず、その圧力が上昇しないことにより弁15はスプリ
ング15aの力に打ち勝てず、圧力は二点鎖線で示すよ
うに殆ど発生しなくなる。したがって、最大電流値での
動作が異常な場合にこのような特性或は前述の特性を確
認することにより故障原因も分る。押しボタンスイッチ
26を押圧操作すると、大約の直線性の自動的な確認が
可能になる。また、このような直線性の検査を定期的に
行うと異常の予知も可能になる。このような検査過程
で、出力空気圧に異常がある場合、表示器31の表示で
異常が報知されるために、異常を確実に検出できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電流制御式減
圧弁専用のコンパクトな携帯型検査装置が実現される。
したがって、故障時或は定期的に検査を素早く行うこと
ができ、周囲に充分なスペースがなかったり、或は近く
に電源コンセントがない場合でも容易に検査できる。手
動操作により、複数ポイントのコイル電流に対する出力
空気圧をモニタできるためにコイル電流に対する出力空
気圧の直線性を検査でき、したがって信頼度の高い検
査、或はその特性の変化の特徴から故障原因が分り、そ
の特徴の予兆を検知することにより故障の予知も可能に
なる。
【0018】請求項2の発明によれば、電流値が自動的
に複数段階に設定されるために、直線性に異常があるか
否かが容易に確認できる。請求項3の発明によれば、電
流に対する出力空気圧の異常が自動的に報知されるため
に、異常を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電流制御式減圧弁の
携帯型検査装置の構成を示す図である。
【図2】同検査装置のケースの正面図である。
【図3】同検査装置の動作を説明する図である。
【図4】同減圧弁の内部構成を例示する図である。
【符号の説明】
10 減圧弁 11 給気路 13 ムービングコイル 22、22a、27 数値表示器 25、26 押しボタンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/00 F16K 51/00 G01L 7/00 G05D

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット室のノズルに付属した絞り弁
    の絞り度合をコイルに電流を流して生じる電磁力で制御
    することにより、前記絞り弁で設定されたパイロット圧
    に応じて給気路の途中に設けられた弁の開放度を制御し
    て出力空気圧を減圧制御するようになった電流制御式減
    圧弁を検査するための携帯型検査装置であって、 携帯可能なケースに、電流値が複数段階に切換わる電流
    を前記コイルに供給する電流発生手段と、前記電流値を
    手動操作により複数段階に設定する電流設定スイッチ
    と、供給された電流に対応する前記減圧弁の前記出力空
    気圧を電気信号として検知する圧力センサと、前記出力
    空気圧及び前記電流値を数値表示する表示手段と、前記
    電流発生手段及び前記表示手段に給電するバッテリとを
    設けたことを特徴とする電流制御式減圧弁の携帯型検査
    装置。
  2. 【請求項2】 電流発生手段に、その出力電流を自動的
    に順に複数段階に設定するスイッチが付属したことを特
    徴とする請求項1の電流制御式減圧弁の携帯型検査装
    置。
  3. 【請求項3】 コイルに供給される電流に対する出力空
    気圧が正常範囲に在るか否かを判断する判断手段と、そ
    の判断結果を表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1の電流制御式減圧弁の携帯型検査装置。
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