JP3340546B2 - 中空構造物の中空部遮断用発泡性加工体の取り付け構造 - Google Patents

中空構造物の中空部遮断用発泡性加工体の取り付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ピラ−等の中空
構造物内の所定部位に配置し、その部位で発泡させて、
中空部を遮断して防音及び制振等の効果を発揮させるた
めの中空構造物の中空部遮断用発泡性加工体の取り付け
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の発泡性材料の従来の取り付け構
造は、図9に示すように内部ピラ−部分12と外部ピラ
−部分14にて形成される中空部16に内部ピラ−部分
12の外側から挿通したねじ(ねじボルト)11にワッ
シャ−15を介して発泡性材料10を差し込んだ状態と
され、発泡性材料10は内部ピラ−部分12の外側から
挿通したねじ11により固定されていた。固定した発泡
性材料10を外部からの加熱により、発泡させ、ピラ−
内部の中空部16を満たしたものとなし、中空部16を
満たす発泡体により、ピラ−に防音及び制振効果を付与
するようにしている。なお、図9において13は内部ピ
ラ−部分12と外部ピラ−部分14を組み付け固定する
ボルト締め部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の発泡性材
料10の取り付け構造は内部ピラ−部分12にねじ孔を
設け、発泡性材料10を止着するねじ11をこのねじ孔
に挿通するため、ねじ孔より発泡樹脂が漏れるためこれ
を取り除く必要があった。またねじ孔の形成は面倒であ
り、ねじ11の取り付け作業も面倒であった。さらには
デッピング塗装時に塗料の浮力により、ねじ11が外れ
る場合もあった。そこで本発明の課題は、車両ピラ−等
の中空構造物の中空部所定部位への取り付けが容易であ
り、また取り付けが確実な中空構造物の中空部遮断用発
泡性加工体の取り付け構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために請
求項1に記載の中空構造物の中空部遮断用発泡性加工体
の取り付け構造は、中空構造物の中空部に配置されかつ
外部加熱によって発泡し発泡体となることで前記中空部
を遮断する中空部遮断用発泡性加工体の取り付け構造で
あって、前記未発泡の発泡性加工体は、外部加熱によっ
て発泡する発泡性材料より形成されるとともに、前記中
空部内に弾性変形して配置される弾性変形部と、その弾
性変形部の弾性変形に基づく押圧により前記中空部の内
面に接触して滑り止めをなす滑り止め部を有しているこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1に記載の中空構造物の中空部遮断用発
泡性加工体の取り付け構造よると、発泡性材料よりなる
未発泡の発泡性加工体の弾性変形部の弾性変形による押
圧力により滑り止め部が中空部の内面に接触すること
で、発泡性加工体が中空部の所定位置から滑ることが防
止される。
【0006】
【実施例】実施例1 本発明の第一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
本例1の発泡性材料よりなる中空部遮断用発泡性加工体
は、図1に示されるように、略直方体形状の中心部1の
図1における上下面の左右に突設された上下左右対象の
計四個の弾性片2を有し、この四個の弾性片2(この発
明の弾性変形部に相当する)の先端部の外表面上にはす
べり止め部3が形成されている。四個の弾性片2の形状
は、中心部1の上下面の平行な二長辺に各々沿って連続
して前記上下面よりも外側(上下側)に丸みをもって形
成された一定の長さ及び厚さを有する直方体の板形状と
され、その長手方向の長さは中心部1の上下面の長辺と
略同じであり、短い方向の長さは、本例1の発泡性加工
を車両ピラ−内部の中空部16に取り付け、本例1の
発泡性加工体の取り付け構造とした場合において、四個
の弾性片2の先端部の各々が中空部16の四隅に各々位
置する様に設計されている。また本例1の発泡性加工体
の高さ(上下面における両弾性片2の先端部間の距離)
は本例1の発泡性加工体が取り付けられるべき車両ピラ
−の中空部16の高さよりも少し高く設計され、かつ弾
性片2を有することにより、車両ピラ−の組み付けに際
しては、図2に示すように、内部ピラ−部分12と外部
ピラ−部分14間において取り付け用加工体の弾性片2
は中空部16となる内面による押圧により、弾性変形可
能とされている。この四個の弾性片2の先端部の外表面
上、すなわち、中空部16の内面に本例1の発泡性加工
が接触する部分には、弾性片2の長手方向の全長に渡
る長さを有し、その横断面がのこぎり歯形状である溝が
複数本、略平行に形成され、すべり止め部3とされてい
る。
【0007】図2は車両ピラ−内部の中空部16内に本
例1の発泡性加工体を載置した、内部ピラ−部分12及
び外部ピラ−部分14を組み付け固定する前工程の横断
面図である。本例1の発泡性加工体を車両ピラ−内部の
中空部16内に取り付けて本例1の発泡性加工体の取り
付け構造を得るためには、内部ピラ−部分12及び外部
ピラ−部分14を組み付け固定する前に、内部ピラ−部
分12上の配置位置に本例1の発泡性加工体を載置す
る。この時、弾性片2が内部ピラ−部分12及び外部ピ
ラ−部分14の各々、図2における下面及び上面に接す
るように置く。次に外部ピラ−部分14を本例1の発泡
性加工体を押さえ付ける様に内部ピラ−部分12と組み
合わせる。その後、内部ピラ−部分12及び外部ピラ−
部分14とをスポット溶接17により固定し、ピラ−を
組み立てる。図3は車両ピラ−内部の中空部16内に本
例1の発泡性加工体を取り付けた状態すなわち、本例1
発泡性加工体の取り付け構造を示しており、加熱前で
発泡性材料が未発泡のものである。
【0008】図3に示されるように、本例1の発泡性加
工体は内部ピラ−部分12及び外部ピラ−部分14によ
り形成された中空部16に弾性圧着され、ピラ−中空部
16の配置位置に固定される。すなわち弾性片2は中心
部1の平行する上下面よりも外側に丸みをもって形成さ
れているので、内部ピラ−部分12及び外部ピラ−部分
14を組み合わせることにより、これらの四個の弾性片
2は中心部1の上下面の方向に押さえ付けられ、弾性片
2の先端が中空部16の四隅に位置する。この場合、弾
性片2の外表面上に形成されているすべり止め部3が中
空部16の四隅の内面(内部ピラ−部分12及び外部ピ
ラ−部分14の内壁)と接触するので、本例1の発泡性
加工体が中空部16内部において滑り、その配置位置か
らずれて移動することが防止される。従って、本例1の
発泡性加工体の車両ピラ−内部の中空部16内への取り
付けがより確実とされる。
【0009】実施例2 本発明の第二実施例を図4及び図5に基づいて説明す
る。本例2の発泡性加工体は、図4に示されるように、
弾性変形形状部5(この発明の弾性変形部に相当する)
の上部と下部に直方体板形状の接触部4を略平行に有し
てなるものである。この弾性変形形状部5は六角形柱の
形状であり、その平行な上下の二平面が図4における上
下の接触部4、4に連続して形成されている。そして弾
性変形形状部5の中心部においては、その断面が略菱形
形状の空洞部5Aが弾性変形形状部5の長手方向の全長
に渡って貫通して形成され、本例2の発泡性加工体の高
さ(二個の接触部4の外表面間の距離)はこの発泡性加
工体が取り付けられるべき車両ピラ−の中空部16の高
さよりも少し高く設計されることにより、本例2の発泡
性加工体は中空部16の内面による押圧により、弾性変
形可能とされている。接触部4、4の上下の外表面、す
なわち、中空部16の内面に接触する部分には接触部
4、4の全長に渡る略平行な複数本の溝により横断面が
のこぎり歯形状に設けられてすべり止め部3とされてい
る。
【0010】図5は、車両ピラ−の中空部内に本例2の
発泡性加工体を取り付けた本例2の発泡性加工体の取り
付け構造であり、加熱前で発泡性加工体が未発泡の状態
の横断面を示している。本例2の発泡性加工体を車両ピ
ラ−内部の中空部16内に取り付けて取り付け構造を得
るためには、内部ピラ−部分12及び外部ピラ−部分1
4を組み付け固定する前に、内部ピラ−部分12上の配
置位置に本例2の発泡性加工体を載置する。この時、図
5に示すように、接触部4、4が内部ピラ−部分12及
び外部ピラ−部分14の下面及び上面に接するように置
く。次に外部ピラ−部分14を本例2の取り付け用加工
体を押さえ付ける様に内部ピラ−部分12と組み合わせ
る。この時、弾性変形形状部5が押さえ付けられて変形
し、その高さが縮められる。その後、内部ピラ−部分1
2及び外部ピラ−部分14とをスポット溶接17により
固定し、ピラ−を組み立てる。すると本例2の発泡性加
工体は、内部ピラ−部分12及び外部ピラ−部分14に
より、その中空部16に弾性圧着され、ピラ−中空部1
6の配置位置に固定される。この場合、接触部4、4の
外表面上に形成されているすべり止め部3が中空部16
の内面と接触するので、本例2の取り付け用加工体が中
空部16内部において滑り、その配置位置からずれて移
動することが防止される。
【0011】実施例3 本発明の第三実施例を図6及び図7に基づいて説明す
る。本例3の発泡性加工体は、図6に示されるように、
上下対象の側面位置においてすべり止め部3、3を有す
る円柱形状部6(この発明の弾性変形部に相当する)
らなり、円柱形状部6の中心部には円柱形状の空洞6A
がその長手方向の全長に渡って貫通して形成され、円柱
形状部6の高さ(すべり止め部3、3間の距離)は本例
3の発泡性加工体が取り付けられるべき車両ピラ−の中
空部16の高さよりも少し高く設計されることにより、
本例3の発泡性加工体は中空部16の内面による押圧に
より、弾性変形可能とされている。また、すべり止め部
3、3は円柱形状部6の長手方向の全長に渡る略平行な
複数本の溝により、その横断面がのこぎり歯形状とされ
ている。
【0012】図7は、車両ピラ−の中空部内に本例3の
発泡性加工体を取り付けた構造であり、加熱前で発泡性
加工体が未発泡の状態の横断面を示している。本例3の
発泡性加工体を車両ピラ−内部の中空部16内に取り付
けて取り付け構造を得るためには、本例3の発泡性加工
は内部ピラ−部分12及び外部ピラ−部分14を組み
付ける前に、内部ピラ−部分12上の配置位置に本例3
発泡性加工体を載置する。この際、すべり止め部3、
3を有する上下の側面が図7における内部ピラ−部分1
2及び外部ピラ−部分14の各々、下面及び上面に接す
るように置く。次に外部ピラ−部分14を本例3の発泡
性加工体を押さえ付ける様に内部ピラ−部分12と組み
合わせる。この時、本例3の発泡性加工体が押さえ付け
られて円柱形状部6が変形し、その高さが縮められる。
その後、内部ピラ−部分12及び外部ピラ−部分14と
をスポット溶接17により固定し、ピラ−を組み立て
る。この場合、すべり止め部3、3が中空部16の周囲
と接触するので、本例3の発泡性加工体が中空部16内
部において滑り、その配置位置からずれて移動すること
が防止される。
【0013】本例1ないし本例3において発泡性加工体
を形成するための発泡性材料としては特開平2−276
836に開示されている配合の材料を使用した。すなわ
ちこの配合はエチレンとメチルアクリレ−トのコポリマ
−MI0.7,MA15重量% 63.55, LDPE(融点1.5
℃、密度0.919 )27.15 ,4,4-ジ- tertブチルベルオキ
シn-ブチルバレレ−ト(トリゴノックス(Trigonox)29
/40 )0.63,ビス(tert−ブチルベルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン(パ−カドックス(Perkadox)14/40 )1.
63,ベンゼンスルホニルヒドラジド(セロ−ゲン(Cell
ogen)OT)3.62,アゾジカ−ボンアミド(ポロフォ−
(Porofor )ADC-K )1.81,及びジ−エチレングリコ−
ル(DEG)1.81(全比率は重量基準)である。ポロフォ−
成分は発泡活性を活性化する亜鉛を含む。この配合をド
ライブレンドし、押出すことにより、または押出機にペ
ルオキシまたは発泡剤を添加することにより、調整し
た。押出は2回行ない、1回は小さいダイオリフィスを
使用して低剪断混合を得るために行い、ついで2回目の
押出は必要とされる形状にするためにに行い、特定形状
のロムビック(rombic)ブロック中へ押出し、必要とさ
れる特定形状の発泡性材料を形成する。発泡性材料は1
10℃〜190℃の温度で発泡、硬化でき、独立気泡発
泡体を与えることを特徴とするが、本発明においてはこ
の発泡性材料に限定するものではなく、加熱により発泡
する発泡体が広く使用可能である。本例1、2又は本例
3の発泡性加工体を車両ピラ−内部の中空部内に取り付
けた本例1、2又は本例3の発泡性加工体の取り付け構
造は外部から加熱する。加熱温度は発泡性加工体を形成
している発泡性材料の発泡する温度であり、本例では約
160℃とされる。加熱により、発泡性加工体は発泡
し、生じた発泡体がピラ−の中空部を満たす。この状態
は図8に示す通りである。図8は車両ピラ−の中空部に
おいて本例1、2又は本例3の発泡性加工体が存在する
部分の横断面が示されている。中空部16の発泡体は硬
化し、中空部の内壁に接着する。本例1、2又は本例3
発泡性加工体をピラ−の中空部16に複数箇所設置し
て、ピラ−の中空部16内の全体を満たしても良く、ま
たはピラ−の中空部16内を部分的に満たしても良く、
この両場合において発泡体がピラ−の中空部16を遮断
することとなる。なお遮断した発泡体により防音、防振
の効果を得ることができる。
【0014】本例1、本例2又は本例3の発泡性加工体
の取り付け構造は、内部ピラ−部分12上の所定位置に
本例1、2又は3の発泡性加工体を置き、ピラ−を組み
立てる際に、外部ピラ−部分14によって本例1、2又
は3の発泡性加工体を中空構造物の中空部16内に弾性
圧着することにより、形成され、発泡性材料10をピラ
−内部の中空部16内に容易に取り付けることができ
る。前記した従来の場合とは異なり、ねじの取り付け用
のねじ孔を内部ピラ−部分12に設ける必要もないの
で、ねじ孔より発泡樹脂が漏れることはなく、またねじ
が外れることもない。そして本例1、2又は3の発泡性
加工体が中空部内面による押圧により弾性変形可能な形
状を有しているので、その反発力がピラ−内壁に向かっ
て働き、強力に固定される。なお発泡性加工体を車両ピ
ラ−中空部16に組み込んで固定する手段は本各実施例
の場合に限定するものではなく、ピラ−を組み立てて形
成した中空部16に発泡性加工体を挿入し固定するよう
にしてもよい。さらに本例1、本例2又は本例3の発泡
性加工体の取り付け構造は、本例1、2又は3の発泡性
加工体のすべり止め部3が中空部16の周囲と接触する
ので、本例1、本例2又は本例3の発泡性加工体が中空
部16内部において滑り、その配置位置からずれて移動
することが防止されため、その取り付けがより確実とさ
れる。そして本例1、本例2又は本例3の発泡性加工体
の取り付け構造は、発泡性加工体が部分的にピラ−内壁
に接触する形状とされているので、外部からピラ−を加
熱し、発泡性加工体を発泡させる場合に外部からの熱が
ピラ−内壁からすみやかに発泡性加工体に伝達されると
いう利点がある。なお本例2及び本例3の発泡性加工体
は各々空洞部5A及び空洞部6Aを有するので、発泡性
加工体を形成する発泡性材料の使用量が本例1よりもよ
り少なくされるため、コストが安くされる利点がある。
【0015】本実施例の発泡性加工体の形状は例示であ
り、これらの他にも中空構造物の中空部内面による押圧
により弾性変形可能な種々の形状を有する発泡性加工体
を本発明において使用できる。そして本各実施例のすべ
り止め部の形状も例示であり、発泡性加工体と中空構造
物の中空部内面との摩擦係数を大きくする種々の形状を
発泡性加工体に形成し、すべり止め部とするか又は摩擦
係数の大きい材質をすべり止め部として発泡性 加工体
取り付け得る。しかし本例1、本例2又は本例3の発泡
性加工体のすべり止め部3は容易に形成でき、別の材質
を使用する場合と比べてコストも安くされる利点があ
る。また本各実施例で使用した発泡性加工体は自動車の
焼き付け塗装時の温度(約160℃)により発泡及び硬
化でき、独立気泡発泡体を与えるので、特別に加熱工程
を設ける必要がなく便利である。しかし、別に加熱工程
を設け、発泡性加工体を発泡及び硬化してもよく、発泡
性加工体が発泡及び硬化して周囲金属に接着し、ピラ−
内部の中空部内を満たすことにより、車両ピラ−には防
音及び制振効果が付与される。なお本各実施例において
は、本発明の発泡性加工体を車両ピラ−の中空部内に使
用する場合及びこの場合に得られる発泡性加工体の取り
付け構造物について説明したが、本発明の発泡性加工体
はその他の中空構造物の中空部内に使用し、発泡性加工
の取り付け構造物とし、中空構造物に防音、防水、制
振等の効果を付与することもできる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の中空構造物の中空部遮断用発
泡性加工体の取り付け構造によると、中空部内に弾性圧
着させることにより、発泡性加工体を中空構造物内の所
定位置に配置し得る。そして、発泡性加工体の滑り止め
部によって、中空部内における配置位置からの滑りが防
止される。このため、中空構造物の周囲にねじ用のねじ
孔を設立する必要がなく、ねじ孔から発泡体が漏れるこ
という問題も当然生じない。また従来のねじによって取
り付ける場合と比べて取り付け作業も容易である。そし
てデッピング塗装時に塗料の浮力により、発泡性加工体
の取り付けが外れる事態も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の発泡性加工体の斜視図である。
【図2】実施例1における発泡性加工体の取り付け方法
の説明図である。
【図3】実施例1の発泡性加工体の取り付け構造を示す
断面図である。
【図4】実施例2における発泡性加工体の斜視図であ
る。
【図5】実施例2の発泡性加工体の取り付け構造を示す
断面図である。
【図6】実施例3における発泡性加工体の斜視図であ
る。
【図7】実施例3の発泡性加工体の取り付け構造を示す
断面図である。
【図8】実施例1、2又は3においてピラ−の中空部を
満たした発泡体の状態図である。
【図9】従来の発泡性材料の取り付け状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 中心部 2 弾性片(弾性変形部) 3 すべり止め部 4 接触部 5 弾性変形形状部(弾性変形部) 6 円柱形状部(弾性変形部) 12 内部ピラ−部分 14 外部ピラ−部分 16 中空部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造物の中空部に配置されかつ外部
    加熱によって発泡し発泡体となることで前記中空部を遮
    断する中空部遮断用発泡性加工体の取り付け構造であっ
    て、 前記未発泡の発泡性加工体は、外部加熱によって発泡す
    る発泡性材料より形成されるとともに、前記中空部内に
    弾性変形して配置される弾性変形部と、その弾性変形部
    の弾性変形に基づく押圧により前記中空部の内面に接触
    して滑り止めをなす滑り止め部を有していることを特徴
    とする中空構造物の中空部遮断用発泡性加工体の取り付
    け構造。
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