JP3340192B2 - 硬質発泡合成樹脂の製造方法 - Google Patents
硬質発泡合成樹脂の製造方法Info
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Description
ームなどの硬質発泡合成樹脂を製造する方法に関し、詳
しくは、特定の活性水素化合物組成物を用いた硬質発泡
合成樹脂の製造方法に関する。
含有官能基を2以上有する活性水素化合物とポリイソシ
アネート化合物とを触媒及び発泡剤の存在下に反応させ
て硬質発泡合成樹脂を製造することは、広く行われてい
る。
ロキシ化合物やポリアミン化合物がある。得られる硬質
発泡合成樹脂としては、例えば硬質ポリウレタンフォー
ム、硬質ポリイソシアヌレートフォームなどがある。
フォームは平均水酸基価280〜750のポリヒドロキ
シ化合物、触媒、発泡剤、及びその他充填剤を混合した
原料とポリイソシアネートを発泡させて製造されてい
る。しかし上記方法により得た硬質ポリウレタンフォー
ムは圧縮強度が必ずしも充分ではないため、ボードフォ
ーム、スプレーフォーム、サイジングフォームなどとし
て用いる場合その適用範囲が制限される欠点があった。
解決べくなされたものであり、イソシアネート基と反応
しうる活性水素含有官能基を2以上有する活性水素化合
物とポリイソシアネート化合物を発泡剤及び触媒の存在
下で反応させて硬質発泡合成樹脂を製造する方法におい
て、活性水素化合物が、エチレングリコール(a)1〜
50重量%、及び、シュークロース及び脂肪族アミンの
混合物をイニシエーターとしてアルキレンオキシドを開
環重合させて得られるポリエーテルポリオール(b)5
0〜99重量%からなり、かつ、ポリエーテルポリオー
ル(b)中5重量%以上が、オキシエチレン基含量5〜
40重量%のポリエーテルポリオールであることを特徴
とする硬質発泡合成樹脂の製造方法を提供する。
ール(a)3〜20重量%及びポリエーテルポリオール
(b)80〜97重量%からなることが特に好ましい。
(a)を使用する。
ル(a)以外に、イソシアネート基と反応しうる活性水
素含有官能基を2以上有する活性水素化合物のうち、ポ
リエーテルポリオール(b)を使用する。ここでポリエ
ーテルポリオール(b)とは シュークロース及び脂肪族
アミンの混合物をイニシエーターとしてアルキレンオキ
シドを開環重合させて得られるポリエーテルポリオール
であり、かつ、ポリエーテルポリオール(b)中5重量
%以上が、オキシエチレン基含量5〜40重量%のポリ
エーテルポリオールであることを特徴とする。
レンオキシドやエチレンオキシドやブチレンオキシドが
好ましい。
ル又はグラフトポリオールと呼ばれる主にポリエーテル
ポリオール中にビニルポリマーの微粒子が分散したポリ
オール組成物も使用できる。ポリエステルポリオールと
しては多価アルコール、多価カルボン酸縮合系のポリオ
ールや環状エステル開環重合体型ポリオールがある。
の水酸基価は約20以上、1000未満が好ましい。特
に180〜800、最も好ましくは280〜750のも
のから目的に応じて選択されることが好ましい。
による発泡体強度向上を効果的に引き出すために、ポリ
エーテルポリオール(b)として、特にエチレンオキシ
ドを多く反応させて得られたポリエーテルポリオールを
使用する。
キシエチレン基含量5〜40重量%のポリエーテルポリ
オールを使用する。オキシエチレン基含量5〜40重量
%のポリエーテルポリオールの使用量は、ポリエーテル
ポリオール(b)中5重量%以上であり、特に10重量
%以上が好ましい。
が好ましい。その使用量は全活性水素化合物に対して1
〜10重量%が好ましい。また、本発明における技術は
水を単独の発泡剤として使用する処方にも使用できる
が、発泡剤として低沸点ハロゲン化炭化水素を併用する
ことが好ましい。
l3F(R−11),CCl2F2(R−12),CHC
lF2(R−22),CCl2FCClF2(R−11
3),CClF2CClF2(R−114),CClF2
CF3(R−115),CHCl2CF3(R−12
3),CHClFCClF2(R−123a),CCl2
FCH3(R−141b),CClF2CH3(R−14
2b),CHCl2CF2CF3(R−225ca),C
HClFCF2CClF2(R−225cb),CHCl
FCF2CHF2(R−235ca),CCl2FCF2C
H3(R−243cc),CH2ClCF2CHF2(R−
244ca),CHClFCF2CH2F(R−244c
b)などの塩素化フッ素化炭化水素;CF4(R−1
4),CH2F2(R−32),CHF2CF3(R−12
5),CF3CH3(R−143a),CHF2CH3(R
−152a),CF3CF3(R−116),CF3CH
FCHF2(R−236ea),CF3CHFCH2F
(R−245eb),CHF2CF2CH2F(R245
ca),CF3CHFCH3(R−254eb),CF3
CH2CH2F(R−254fb),CH2FCF2CH2
F(R−254ca),CHF2CHFCH2F(R−2
54ea),CF3CF2CF3(R−218),CF3C
HFCHFCF3,CF3CF2CF2CH2F,CF3CF
2CHFCHF2,CF3CF2CF2CH3,CF3CHF
CH2CF3,CF3CF2CH2CHF2,CF3CH(C
F3)CH3,CH3CF(CF3)CHF2,CH2FCF
(CF3)CH2F,CF3CH2CH2CF3,CH3CF2
CF2CHF2,CH3CH(CF3)CH2F,CH3CH
(CF3)CHF2,CH3CF(CHF2)CHF2,C
F3CH2CF2CH3,CF3CHFCHFCH3,CF3
CF2CF2CF3,CF3CF2CF2CF2CF3,CF3
CF2CF2CF2CF2CF3,CF3CF2CF2CF2C
F2CF2CF3,cyclo−C6F12,C6F6などのフ
ッ素化炭化水素がある。
を含まないハロゲン化炭化水素や、前記以外のフッ素化
炭化水素、ブタン、ヘキサン、シクロペンタン、イソペ
ンタンなどの低沸点炭化水素、空気や窒素などの不活性
ガスがある。これらの発泡剤は単独で使用することも組
み合わせて使用することもできる。
剤の使用量は、活性水素化合物に対して5〜150重量
%、特に5〜60重量%程度が適当である。
アネート基を2以上有する芳香族系、脂環族系及び脂肪
族系のポリイソシアネート並びにそれらを変性して得ら
れる変性ポリイソシアネートがある。ポリイソシアネー
ト化合物は1種を使用してもよいし、2種以上の混合物
を使用してもよい。
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート(通称:クルードMD
I)、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポ
リイソシアネートやそれらのプレポリマー型変性体、ヌ
レート変性体、ウレア変性体などがある。
物を反応させる際、触媒の使用が必要である。触媒とし
ては、活性水素含有基とイソシアネート基の反応を促進
させる有機スズ化合物などの金属化合物系触媒や、トリ
エチレンジアミンなどの3級アミン触媒が使用されう
る。また、カルボン酸金属塩などのイソシアネート基ど
うしを反応させる多量化触媒が目的に応じて使用されう
る。
剤も多くの場合使用される。整泡剤としては、例えばシ
リコーン系整泡剤や含フッ素化合物系整泡剤などがあ
る。その他、任意に使用しうる配合剤としては、例えば
充填剤、安定剤、着色剤、難燃剤などがある。
kg/m3以下であることが好ましい。このような範囲
の密度を有する場合において特にその強度が発揮され
る。また、本発明は、強度を必要とする硬質ポリウレタ
ンフォーム、ウレタン変性ポリイソシアヌレートフォー
ム、その他の硬質フォームの製造において有用である。
特に、本発明の硬質発泡合成樹脂はその強度によりスプ
レーフォーム用、連続生産ラミネートボードフォーム
用、又は連続生産サイジングフォーム用に最適である。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
った。 ポリオールA:シユークロースとトリエタノールアミン
の混合物にプロピレンオキシドを反応させた水酸基価3
00のポリエーテルポリオール。 ポリオールB:シュークロースとトリエタノールアミン
の混合物にプロピレンオキシド、エチレンオキシドを反
応させたエチレンオキシドに基づく単位を30重量%含
有する、水酸基価300のポリエーテルポリオール。 ポリオールC:ソルビトールとトリエタノールアミンの
混合物にプロピレンオキシド、エチレンオキシドを反応
させたエチレンオキシドに基づく単位を10重量%含有
する、水酸基価380のポリエーテルポリオール。 ポリオールD:エチレンジアミンにプロピレンオキシド
を反応させた水酸基価730のポリエーテルポリオー
ル。
てポリオールA80重量部、ポリオールD20重量部、
シリコーン系整泡剤(東レシリコーン社製:商品名「S
H−193」)1.5重量部、触媒としてN,N−ジメ
チルシクロヘキシルアミンをゲルタイムが約30秒とな
るための必要量、ならびに表1、3、5、7及び9に示
す種類と重量部数の発泡剤を加えた混合液と、全活性水
素含有基に対して1.05倍当量のイソシアネート基を
含む量のポリメチレンポリフェニルイソシアネート(日
本ポリウレタン工業社製:商品名「MR−200」)
を、液温20℃で混合し、200mm×200mm×2
00mmの木製のボックス内に投入し、発泡させ評価し
た。評価結果を表1、3、5、7及び9に示す。
種類と重量部数のポリオール、ならびに発泡剤を使用
し、比較例と同様に発泡させ評価した。評価結果を表1
〜10に示す。
ームを得ることができるという効果を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】イソシアネート基と反応しうる活性水素含
有官能基を2以上有する活性水素化合物とポリイソシア
ネート化合物を発泡剤及び触媒の存在下で反応させて硬
質発泡合成樹脂を製造する方法において、活性水素化合
物が、エチレングリコール(a)1〜50重量%、及
び、シュークロース及び脂肪族アミンの混合物をイニシ
エーターとしてアルキレンオキシドを開環重合させて得
られるポリエーテルポリオール(b)50〜99重量%
からなり、かつ、ポリエーテルポリオール(b)中5重
量%以上が、オキシエチレン基含量5〜40重量%のポ
リエーテルポリオールであることを特徴とする硬質発泡
合成樹脂の製造方法。 - 【請求項2】硬質発泡合成樹脂がスプレーフォーム用、
連続生産ラミネートボードフォーム用、又は連続生産サ
イジングフォーム用である、請求項1に記載の製造方
法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17623193A JP3340192B2 (ja) | 1992-06-24 | 1993-06-23 | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19009592 | 1992-06-24 | ||
JP4-190095 | 1992-06-24 | ||
JP17623193A JP3340192B2 (ja) | 1992-06-24 | 1993-06-23 | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673151A JPH0673151A (ja) | 1994-03-15 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17623193A Expired - Fee Related JP3340192B2 (ja) | 1992-06-24 | 1993-06-23 | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 |
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Country | Link |
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JP4531539B2 (ja) * | 2004-12-01 | 2010-08-25 | 旭有機材工業株式会社 | 硬質ポリウレタンフォーム用原料組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
JP2009084411A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
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-
1993
- 1993-06-23 JP JP17623193A patent/JP3340192B2/ja not_active Expired - Fee Related
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