JP3340062B2 - ドライクリーニング用洗浄剤組成物 - Google Patents

ドライクリーニング用洗浄剤組成物

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JP3340062B2 JP30443897A JP30443897A JP3340062B2 JP 3340062 B2 JP3340062 B2 JP 3340062B2 JP 30443897 A JP30443897 A JP 30443897A JP 30443897 A JP30443897 A JP 30443897A JP 3340062 B2 JP3340062 B2 JP 3340062B2
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    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L1/00Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
    • D06L1/02Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using organic solvents
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライクリーニン
グ用洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、本発明
は、洗浄性と再汚染防止性に優れ、被洗物に帯電防止性
と柔軟性を与えることができるドライクリーニング用洗
浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】衣類などの洗濯には、水を用いる中性洗
濯のウエットクリーニング、アルカリ性洗濯のランドリ
ークリーニング、石油系溶剤、パークロロエチレン、C
FC−113、1,1,1−トリクロロエタン、代替フロ
ン溶剤などを用いるドライクリーニングがある。199
5年末をもってトリクロロエタン、特定フロンの生産が
中止され、代替フロン溶剤として、HCFC−225、
HCFC−141bなどの溶剤が、ドライクリーニング
用溶剤として使用されている。しかしながら、これらの
溶剤は、沸点が低く、乾燥は容易で速く、衣類に対する
乾燥時の機械的損傷は比較的小さいものの、オゾン破壊
係数、地球温暖化係数が大きく、使用可能な期間が限定
されている。また、HCFC−225には、アクリル樹
脂などを損傷するケミカルアタックがある。特開平6−
158531号公報には、化学的な障害を被洗物に与え
ることなく汚れを除去することが可能な洗濯方法とし
て、FC−51−14、FC−61−16、FC−71
−18などのフッ化炭素液体類に、フッ素系界面活性剤
を添加した液体を洗浄液として使用する洗濯方法が提案
されている。しかし、このようなフッ化炭素液体類は洗
浄力が弱く、フッ素系界面活性剤を添加しても、満足す
べき洗浄性を得ることは困難である。従来のドライクリ
ーニング用洗浄剤組成物は、炭化水素を親油基とするカ
チオン系界面活性剤若しくはアニオン系界面活性剤及び
ノニオン系界面活性剤を主成分とし、洗浄性や再汚染防
止性、帯電防止性、柔軟性、抗菌性などの性能を有して
いて、さらに新規な界面活性剤を使用する必要はなかっ
た。近年、オゾン破壊係数と地球温暖化係数が小さいフ
ッ化炭化水素系のいわゆる第三世代フロン系溶剤が、H
CFC系溶剤を代替する溶剤として、金属部品、電子部
材の洗浄などで使用され始めており、ドライクリーニン
グ用代替フロン溶剤としても使用が予定されている。し
かし、これらの第三世代フロン系溶剤は、従来のドライ
クリーニング用溶剤に比較してKB値(カウリブタノー
ル値)がかなり小さく、溶解力が極めて弱いために、従
来ドライクリーニング用洗浄剤組成物に使用されてきた
炭化水素系界面活性剤を用いることができない。このた
め、洗浄性と再汚染防止性に優れ、しかも被洗物に帯電
防止性と柔軟性を与え、第三世代の代替フロン溶剤に添
加して使用することができるドライクリーニング用洗浄
剤組成物が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドライクリ
ーニング用洗浄剤に要求される洗浄性などの性能を損な
うことなく、再汚染防止性や帯電防止性及び柔軟性など
に優れ、第三世代のフロン系溶剤に添加して使用するこ
とができるドライクリーニング用洗浄剤組成物を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定構造を有す
るフッ素系界面活性剤とフッ化炭化水素系溶剤及び/又
は溶解助剤を含有するドライクリーニング用洗浄剤組成
物が、KB値が低い第三世代のフロン系溶剤であるメチ
ルパーフロロブチルエーテル、エチルパーフロロブチル
エーテルなどのアルコキシパーフロロアルカン及びオク
タフロロシクロペンタンなどのフロン系溶剤に可溶であ
り、優れた洗浄性、再汚染防止性、帯電防止性、柔軟性
などを発揮することを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、 (1)フッ素系界面活性剤並びにフッ化炭化水素系溶剤
及び/又は溶解助剤を含有するドライクリーニング用洗
浄剤組成物において、フッ素系界面活性剤が、一般式
[1]で表されるフッ素系ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルリン酸エステル、一般式[2]で表されるフ
ッ素系ポリオキシアルキレンアルキルスルホンアミドエ
ーテルリン酸エステル、一般式[3]で表されるフッ素
系アルキルスルホンアミドカルボン酸、一般式[4]で
表されるフッ素系アルキルカルボン酸、一般式[5]で
表されるフッ素系アルキルスルホン酸及び一般式[6]
で表されるフッ素系リン酸エステルから選ばれる少なく
とも1種のフッ素系化合物の塩であり、かつ、該フッ素
系界面活性剤が、一般式[7]で表されるアミン、一般
式[8]で表されるジアミン、一般式[9]で表される
トリアミン、一般式[10]で表されるアルコキシアル
キルアミン又はこれらの化合物のアルキレンオキサイド
付加物の塩であって、フッ素系界面活性剤の含有量が1
〜90重量%であり、フッ化炭化水素系溶剤及び/又は
溶解助剤の含有量が10〜99重量%であることを特徴
とするドライクリーニング用洗浄剤組成物、 [R1CH2CH2O(R2O)o]pPO(OH)3-p …[1] (ただし、式中、R1は炭素数3〜12のパーフロロア
ルキル基であり、R2は炭素数2〜4のアルキレン基で
あり、oは0〜10であり、pは1〜2である。)
【化7】 (ただし、式中、R3は炭素数3〜12のパーフロロア
ルキル基であり、R4は炭素数1〜5のアルキル基であ
り、R5は炭素数2〜4のアルキレン基であり、qは0
〜10であり、rは1〜2である。)
【化8】 (ただし、式中、R6は炭素数3〜12のパーフロロア
ルキル基であり、R7は炭素数1〜5のアルキル基であ
る。) R8CH2COOH …[4] (ただし、式中、R8は炭素数3〜12のパーフロロア
ルキル基である。) R9SO3H …[5] (ただし、式中、R9は炭素数6〜12のパーフロロア
ルキル基である。)
【化9】 (ただし、式中、R10は炭素数2〜4のアルキレン基で
あり、sは1〜10であり、tは0〜1であり、uは1
〜10である。)
【化10】 (ただし、式中、R11及びR12は水素、炭素数1〜12
のアルキル基、シクロヘキシル基、ベンジル基又は炭素
数1〜4のヒドロキシアルキル基であり、R11とR12
同一でも、異なっていてもよい。)
【化11】 (ただし、式中、R13及びR14は水素又は炭素数1〜6
のアルキル基であり、R13とR14は同一でも異なってい
てもよく、R15は炭素数1〜10のアルキレン基、−C
24OC24−、−C24OC24OC24−、−C3
6OCH2C(CH3)2CH2OC36−又は−C36
24(OC24)kOC36−であり、kは0〜5であ
る。)
【化12】 (ただし、式中、R16は水素又は炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、R17及びR18は炭素数2〜6のアルキレン
基であり、R17とR18は同一でも異なっていてもよ
い。) R19−O−R20NH2 …[10] (ただし、式中、R19は炭素数1〜14のアルキル基で
あり、R20は炭素数2〜6のアルキレン基である。) (2)フッ化炭化水素系溶剤が、一般式[11]で表さ
れるアルコキシパーフロロアルカン及び/又は一般式
[12]で表されるオクタフロロシクロペンタンである
第1項記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物、 Cn2n+1OCm2m+1 …[11] (ただし、式中、nは3〜4であり、mは1〜3であ
る。) C528 …[12] 及び (3)溶解助剤が、アルコール系溶剤、アルコールのア
ルキレンオキサイド付加物からなるエーテル系溶剤、グ
リコール系溶剤、炭化水素系溶剤、ケトン系溶剤から選
ばれる1種又は2種以上の混合物である第1項又は第2
項記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物、を提供す
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のドライクリーニング用洗
浄剤組成物は、ドライクリーニング用溶剤に添加溶解し
て用いることができる。本発明組成物は、ドライクリー
ニング用溶剤として第三世代のフロン系溶剤を使用する
場合には特に有用である。本発明組成物は、フッ素系界
面活性剤1〜90重量%並びにフッ化炭化水素系溶剤及
び/又は溶解助剤10〜99重量%を含有し、より好ま
しくは、フッ素系界面活性剤5〜70重量%並びにフッ
化炭化水素溶剤及び/又は溶解助剤30〜95重量%を
含有する。本発明組成物において、フッ素系界面活性剤
の含有量が1重量%未満であると、洗浄力、帯電防止
性、柔軟性が十分に発現しないおそれがある。フッ素系
界面活性剤の含有量が90重量%を超えると、ドライク
リーニング用洗浄剤組成物の粘性、安定性、使い易さに
難点が生ずるおそれがある。
【0006】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物において、フッ素系界面活性剤は、一般式[1]〜
[6]で表される構造を有するリン酸エステル、カルボ
ン酸及びスルホン酸から選ばれる少なくとも1種のフッ
素系化合物の塩である。 (1)一般式[1]で表されるフッ素系ポリオキシアル
キレンアルキルエーテルリン酸エステル、 [R1CH2CH2O(R2O)o]pPO(OH)3-p …[1] ただし、一般式[1]において、R1は炭素数3〜1
2、より好ましくは炭素数6〜8のパーフロロアルキル
基であり、R2は炭素数2〜4、より好ましくは炭素数
2〜3のアルキレン基であり、oは0〜10、より好ま
しくは1〜5であり、pは1〜2、より好ましくは1で
ある。
【0007】(2)一般式[2]で表されるフッ素系ポ
リオキシアルキレンアルキルスルホンアミドエーテルリ
ン酸エステル、
【化13】 ただし、一般式[2]において、R3は炭素数3〜1
2、より好ましくは炭素数6〜8のパーフロロアルキル
基であり、R4は炭素数1〜5、より好ましくは炭素数
1〜3のアルキル基であり、R5は炭素数2〜4、より
好ましくは2〜3のアルキレン基であり、qは0〜1
0、より好ましくは1〜5であり、rは1〜2、より好
ましくは1である。 (3)一般式[3]で表されるフッ素系アルキルスルホ
ンアミドカルボン酸、
【化14】 ただし、一般式[3]において、R6は炭素数3〜1
2、より好ましくは炭素数6〜8のパーフロロアルキル
基であり、R7は炭素数1〜5、より好ましくは炭素数
1〜3のアルキル基である。 (4)一般式[4]で表されるフッ素系アルキルカルボ
ン酸、 R8CH2COOH …[4] ただし、一般式[4]において、R8は炭素数3〜1
2、より好ましくは炭素数6〜10のパーフロロアルキ
ル基である。
【0008】(5)一般式[5]で表されるフッ素系ア
ルキルスルホン酸、 R9SO3H …[5] ただし、一般式[5]において、R9は炭素数6〜1
2、より好ましくは炭素数6〜8のパーフロロアルキル
基である。及び、 (6)一般式[6]で表されるフッ素系リン酸エステ
ル、
【化15】 ただし、一般式[6]において、R10は炭素数2〜4、
より好ましくは炭素数2〜3のアルキレン基であり、s
は1〜10、より好ましくは3〜6であり、tは0〜1
であり、uは1〜10、より好ましくは3〜5である。
【0009】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物においては、フッ素系界面活性剤が、一般式[7]〜
[10]で表されるアミン又はこれらの化合物のアルキ
レンオキサイド付加物の塩であることが好ましい。 (7)一般式[7]で表されるアミン、
【化16】 ただし、一般式[7]において、R11及びR12は水素、
炭素数1〜12のアルキル基、シクロヘキシル基、ベン
ジル基又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であ
り、R11とR12は同一でも、異なっていてもよい。一般
式[7]において、R11又はR12の少なくとも一方が、
炭素数1〜10のアルキル基、シクロヘキシル基、ベン
ジル基又は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基である
ことがより好ましい。 (8)一般式[8]で表されるジアミン、
【化17】 ただし、一般式[8]において、R13及びR14は水素又
は炭素数1〜6のアルキル基であり、R13とR14は同一
でも異なっていてもよく、R15は炭素数1〜10のアル
キレン基、−C24OC24−、−C24OC24OC
24−、−C36OCH2C(CH3)2CH2OC36−又
は−C36OC24(OC24)kOC36−であり、k
は0〜5である。一般式[8]において、R13及びR14
が水素又は炭素数1〜2のアルキル基であることがより
好ましい。
【0010】(9)一般式[9]で表されるトリアミ
ン、
【化18】 ただし、一般式[9]において、R16は水素又は炭素数
1〜4のアルキル基であり、R17及びR18は炭素数2〜
6のアルキレン基であり、R17とR18は同一であって
も、異なっていてもよい。一般式[9]において、R16
が水素又は炭素数1〜2のアルキル基であることがより
好ましい。及び、 (10)一般式[10]で表されるアルコキシアルキル
アミン、 R19−O−R20NH2 …[10] ただし、一般式[10]において、R19は炭素数1〜1
4のアルキル基であり、R20は炭素数2〜6のアルキレ
ン基である。一般式[10]において、R20が炭素数2
〜4のアルキレン基であることがより好ましい。
【0011】一般式[1]〜[6]で表されるフッ素系
のリン酸エステル、カルボン酸及びスルホン酸から選ば
れる化合物と、一般式[7]〜[10]で表されるアミ
ン又はそれらのアルキレンオキサイド付加物の塩からな
るフッ素系界面活性剤を用いることにより、ドライクリ
ーニング用洗浄剤組成物の洗浄性と再汚染防止性を高
め、被洗物に優れた帯電防止性と柔軟性を与えることが
可能となるとともに、ドライクリーニング用洗浄剤組成
物のドライクリーニング用溶剤に対する溶解性を高め、
臭気を抑えることができる。
【0012】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物においては、フッ化炭化水素系溶剤が、一般式[1
1]で表されるアルコキシパーフロロアルカン及び/又
は一般式[12]で表されるオクタフロロシクロペンタ
ンであることが好ましい。 Cn2n+1OCm2m+1 …[11] ただし、一般式[11]において、nは3〜4であり、
mは1〜3である。 C528 …[12] 本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物において
は、溶解助剤が、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノールなどのアルコール系溶剤、アルコールのアルキレ
ンオキサイド付加物からなるエーテル系溶剤、グリコー
ル系溶剤、炭化水素系溶剤又はケトン系溶剤であること
が好ましい。これらの溶解助剤は、1種を単独で使用す
ることができ、あるいは2種以上を混合して使用するこ
とができる。本発明組成物において、溶解助剤を含有せ
しめることにより、ドライクリーニング用洗浄剤組成物
の粘度を下げ、安定性を向上することができる。溶解助
剤の中では、毒性が低く、引火点が比較的高い3−メチ
ル−3−メトキシブタノールを特に好適に用いることが
できる。本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物に
おいては、必要に応じて、さらにポリオキシプロピレン
(7モル)パーフロロアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン(2モル)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レン(3モル)ラウリルエーテルなどのノニオン界面活性
剤、シリコーンオイル、防錆剤などを適宜配合すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て、評価は下記の方法により行った。 (1)洗浄率及び再汚染率 容量500mlのステンレスポットを用いて、メチルパー
フロロブチルエーテル(溶剤1)又はエチルパーフロロ
ブチルエーテル(溶剤2)100mlに、洗浄剤組成物を
0.3容量%添加溶解して洗浄液を調製する。ラウンダ
・オ・メーター[大栄科学精器製作所(株)、L−20]
を用いて、40番綿ブロード、ウールモスリン、アクリ
ルメリヤス及びポリエステルジャージの4cm×8cmの大
きさの白布及び日本油化学協会法に準じて作製した4cm
×8cmの大きさの汚染布を、洗浄液で20℃×10分間
洗浄する。その後、遠心脱水機[英光産業(株)、H−1
20A]を用いて、1分間脱液し、60分間風乾する。
洗浄前後の白布及び汚染布について、色彩計[(株)村上
色彩技術研究所、クリーンマスターCM−53D]を用
いて、550nmにおける反射率を測定し、次式にしたが
って洗浄率と再汚染率を算出する。 洗浄率(%)={(S2−S1)/(W1−S1)}×10
0 再汚染率(%)={(W1−W2)/W1}×100 ただし、S1:洗浄前の汚染布反射率、S2:洗浄後の汚
染布反射率、W1:洗浄前の白布反射率、W2:洗浄後の
白布反射率である。 (2)帯電防止性 ドライクリーニング用洗浄剤組成物を、エチルパーフロ
ロブチルエーテル10リットルに0.2容量%添加して
溶解し、ドライクリーニングテスター[(株)大栄科学精
器製作所、テスターDC−2]を用いて、着用により汚
れた紳士用ズボン(ウール100%品)及び婦人用スカ
ート(ポリエステル100%品)を半分に裁断した試験
布を、室温で15分間洗浄する。次いで、遠心脱液機を
用いて1分間脱液する。その後、50℃に保った熱風循
環式乾燥機で10分間乾燥し、取り出した直後の表面抵
抗値を絶縁抵抗計[東亜電波(株)、SM−8210]を
用いて測定する。 (3)柔軟性 帯電防止性を評価した後の試験布を室内に1時間放置し
たのち、触感法により次の5段階で柔軟性を評価する。 1(粗硬) 2(やや硬い) 3(柔らかい) 4(かなり柔らかい) 5(非常に柔らかい) 柔らかいほど皺の発生が少なく、仕上げ性が良好で、着
用感にも優れる。 (4)洗浄性 柔軟性を評価した後の試験布の汚れ部分を、洗浄前の試
験布と目視にて比較する。また 、実施例及び比較例に
おいて使用した化合物の構造式を、以下に示す。 (1)パーフロロヘプチル酢酸のジエタノールアミン塩 C715CH2COOH・NH(C24OH)2 …[13] (2)N−エチルパーフロロオクチルスルホンアミド酢
酸のオクチルジエタノールアミン塩
【化19】 (3)N−エチルパーフロロオクチルスルホンアミドエ
チルリン酸のシクロヘキシルジプロパノールアミン塩
【化20】 (4)2−パーフロロヘキシルエトキシエチルリン酸の
N,N,N',N'−テトラプロパノールエチレンジアミン
【化21】 (5)ポリオキシプロピレン(7モル)−2−パーフロロヘキシルエチルエーテル C61324O(C36O)7H …[17] (6)ポリオキシエチレン(3モル)ラウリルエーテル C1225O(C24O)3H …[18] (7)ドデシルベンゼンスルホン酸のトリエタノールアミン塩
【化22】 (8)N−エチルパーフロロオクチルスルホンアミドエトキシエトキシエチルリ ン酸のメチルビス(ジヒドロキシプロピルアミノメチル)アミン塩
【化23】 実施例1 式[13]で表されるペンタデカフロロカプリル酸のジ
エタノールアミン塩10重量部、3−メチル−3−メト
キシブタノール50重量部及びエチルパーフロロブチル
エーテル40重量部を混合して、ドライクリーニング用
洗浄剤組成物を調製し、洗浄率と再汚染率の評価を行っ
た。溶剤1を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが11
%、ウールモスリンが13%、アクリルメリヤスが6
%、ポリエステルジャージが8%であり、再汚染率は、
綿ブロードが4.1%、ウールモスリンが4.0%、アク
リルメリヤスが7.3%、ポリエステルジャージが12.
2%であった。溶剤2を用いた場合、洗浄率は、綿ブロ
ードが14%、ウールモスリンが23%、アクリルメリ
ヤスが10%、ポリエステルジャージが11%であり、
再汚染率は、綿ブロードが5.4%、ウールモスリンが
5.2%、アクリルメリヤスが10.7%、ポリエステル
ジャージが15.3%であった。 実施例2 式[14]で表されるN−エチルパーフロロオクチルス
ルホンアミド酢酸のオクチルジエタノールアミン塩70
重量部及び3−メチル−3−メトキシブタノール30重
量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤組成物を
調製し、洗浄率と再汚染率の評価を行った。溶剤1を用
いた場合、洗浄率は、綿ブロードが11%、ウールモス
リンが13%、アクリルメリヤスが7%、ポリエステル
ジャージが7%であり、再汚染率は、綿ブロードが3.
7%、ウールモスリンが5.0%、アクリルメリヤスが
7.9%、ポリエステルジャージが11.6%であった。
溶剤2を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが13%、
ウールモスリンが23%、アクリルメリヤスが10%、
ポリエステルジャージが10%であり、再汚染率は、綿
ブロードが4.9%、ウールモスリンが5.1%、アクリ
ルメリヤスが11.5%、ポリエステルジャージが16.
0%であった。 実施例3 式[15]で表されるN−エチルパーフロロオクチルス
ルホンアミドエチルリン酸のシクロヘキシルジプロパノ
ールアミン塩30重量部、3−メチル−3−メトキシブ
タノール20重量部及びエチルパーフロロブチルエーテ
ル50重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤
組成物を調製し、洗浄率と再汚染率の評価を行った。溶
剤1を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが12%、ウ
ールモスリンが14%、アクリルメリヤスが7%、ポリ
エステルジャージが7%であり、再汚染率は、綿ブロー
ドが3.8%、ウールモスリンが4.8%、アクリルメリ
ヤスが6.6%、ポリエステルジャージが9.0%であっ
た。溶剤2を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが15
%、ウールモスリンが24%、アクリルメリヤスが11
%、ポリエステルジャージが11%であり、再汚染率
は、綿ブロードが4.0%、ウールモスリンが4.3%、
アクリルメリヤスが9.8%、ポリエステルジャージが
17.6%であった。 実施例4 式[16]で表される2−パーフロロヘキシルエトキシ
エチルリン酸のN,N,N',N'−テトラプロパノールエ
チレンジアミン塩30重量部、3−メチル−3−メトキ
シブタノール40重量部及びエチルパーフロロブチルエ
ーテル30重量部を混合して、ドライクリーニング用洗
浄剤組成物を調製し、洗浄率と再汚染率の評価を行っ
た。溶剤1を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが12
%、ウールモスリンが12%、アクリルメリヤスが6
%、ポリエステルジャージが7%であり、再汚染率は、
綿ブロードが3.5%、ウールモスリンが4.1%、アク
リルメリヤスが8.2%、ポリエステルジャージが10.
3%であった。溶剤2を用いた場合、洗浄率は、綿ブロ
ードが13%、ウールモスリンが21%、アクリルメリ
ヤスが9%、ポリエステルジャージが9%であり、再汚
染率は、綿ブロードが4.5%、ウールモスリンが4.0
%、アクリルメリヤスが12.8%、ポリエステルジャ
ージが17.7%であった。 比較例1 式[17]で表されるポリオキシプロピレン(7モル)−
2−パーフロロヘキシルエチルエーテル50重量部及び
3−メチル−3−メトキシブタノール50重量部を混合
して、ドライクリーニング用洗浄剤組成物を調製し、洗
浄率と再汚染率の評価を行った。溶剤1を用いた場合、
洗浄率は、綿ブロードが9%、ウールモスリンが10
%、アクリルメリヤスが4%、ポリエステルジャージが
4%であり、再汚染率は、綿ブロードが6.2%、ウー
ルモスリンが6.3%、アクリルメリヤスが10.9%、
ポリエステルジャージが17.3%であった。溶剤2を
用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが12%、ウールモ
スリンが20%、アクリルメリヤスが8%、ポリエステ
ルジャージが8%であり、再汚染率は、綿ブロードが
6.9%、ウールモスリンが5.6%、アクリルメリヤス
が17.1%、ポリエステルジャージが24.3%であっ
た。 比較例2 式[18]で表されるポリオキシエチレン(3モル)ラウ
リルエーテル30重量部及び3−メチル−3−メトキシ
ブタノール70重量部を混合して、ドライクリーニング
用洗浄剤組成物を調製し、洗浄率と再汚染率の評価を行
った。溶剤1を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが8
%、ウールモスリンが10%、アクリルメリヤスが5
%、ポリエステルジャージが5%であり、再汚染率は、
綿ブロードが6.2%、ウールモスリンが5.4%、アク
リルメリヤスが10.7%、ポリエステルジャージが1
6.6%であった。溶剤2を用いた場合、洗浄率は、綿
ブロードが11%、ウールモスリンが20%、アクリル
メリヤスが7%、ポリエステルジャージが7%であり、
再汚染率は、綿ブロードが7.5%、ウールモスリンが
6.0%、アクリルメリヤスが16.3%、ポリエステル
ジャージが23.5%であった。 比較例3 式[19]で表されるドデシルベンゼンスルホン酸のト
リエタノールアミン塩20重量部、3−メチル−3−メ
トキシブタノール30重量部及びエチルパーフロロブチ
ルエーテル50重量部を混合して、ドライクリーニング
用洗浄剤組成物を調製し、洗浄率と再汚染率の評価を試
みた。しかし、調製したドライクリーニング用洗浄剤組
成物は、溶剤1(メチルパーフロロブチルエーテル)に
も、溶剤2(エチルパーフロロブチルエーテル)にも不
溶であり、洗浄試験を行うことができなかった。 比較例4 ドライクリーニング用洗浄剤組成物を添加することな
く、溶剤のみを用いて、洗浄率と再汚染率の評価を行っ
た。溶剤1を用いた場合、洗浄率は、綿ブロードが8
%、ウールモスリンが9%、アクリルメリヤスが4%、
ポリエステルジャージが4%であり、再汚染率は、綿ブ
ロードが6.7%、ウールモスリンが6.1%、アクリル
メリヤスが12.5%、ポリエステルジャージが19.3
%であった。溶剤2を用いた場合、洗浄率は、綿ブロー
ドが10%、ウールモスリンが19%、アクリルメリヤ
スが7%、ポリエステルジャージが7%であり、再汚染
率は、綿ブロードが7.1%、ウールモスリンが6.8
%、アクリルメリヤスが18.1%、ポリエステルジャ
ージが25.6%であった。実施例1〜4及び比較例1
〜3のドライクリーニング用洗浄剤組成物の配合組成を
第1表に、実施例1〜4及び比較例1〜4の洗浄率及び
再汚染率の評価結果を第2表に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】第2表の結果を、同一繊維素材及び同一溶
剤について比較すると、洗浄率は、本発明のドライクリ
ーニング用洗浄剤組成物を用いた実施例の方が、従来の
ドライクリーニング用洗浄剤組成物を用いた比較例より
も約3%高く、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組
成物が、優れた洗浄性を有することが分かる。また、再
汚染率は、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物
を用いた実施例の方が、従来のドライクリーニング用洗
浄剤組成物を用いた比較例よりも1〜8%低く、本発明
のドライクリーニング用洗浄剤組成物が、優れた再汚染
防止性を有することが分かる。 実施例5 式[20]で表されるN−エチルパーフロロオクチルス
ルホンアミドエトキシエトキシエチルリン酸のメチルビ
ス(ジヒドロキシプロピルアミノプロピル)アミン塩30
重量部、メチルパーフロロブチルエーテル60重量部及
びイソプロピルアルコール10重量部を混合して、ドラ
イクリーニング用洗浄剤組成物を調製した。このドライ
クリーニング用洗浄剤組成物の帯電防止性は、ズボンに
ついて4×1012Ω、スカートについて2×1011Ωで
あり、柔軟性は、ズボンについて4、スカートについて
4であった。また、洗浄性はズボン、スカートとも、洗
浄前の汚れが洗浄後においてほぼ除去されていた。 比較例5 ポリオキシエチレン(2モル)−2−エチルヘキシルエー
テル15重量部、ポリオキシエチレン(2モル)ノニルフ
ェニルエーテル15重量部及びイソプロピルアルコール
70重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤組
成物を調製した。このドライクリーニング用洗浄剤組成
物の帯電防止性は、ズボンについて2×1013Ω、スカ
ートについて1014Ω以上であり、柔軟性は、ズボンに
ついて3、スカートについて3であった。また、洗浄性
はズボン、スカートとも、洗浄前の汚れが洗浄後におい
ても多く残留していた。実施例5及び比較例5の結果
を、第3表に示す。
【0017】
【表3】
【0018】一般式[4]で表されるN−アルキルパー
フロロアルキルスルホンアミドアルキルポリオキシアル
キレンリン酸エステルと一般式[11]で表されるトリ
アミンのプロピレンオキサイド付加物の塩を含有する実
施例5のドライクリーニング用洗浄剤組成物を、エチル
パーフロロブチルエーテル溶剤に0.2容量%添加溶解
してドライクリーニングに用いたとき、ズボン、スカー
トともに帯電防止性、柔軟性及び洗浄性に優れている。
これに対して、比較例5の炭化水素系洗浄剤組成物は、
エチルパーフロロブチルエーテル溶剤に0.2容量%添
加溶解してドライクリーニングに用いたとき、ズボン、
スカートともに帯電防止性が劣り、風合いがやや硬い。
また洗浄性にも劣っている。
【0019】
【発明の効果】本発明のドライクリーニング用洗浄剤組
成物を、第三世代のフロン系溶剤といわれるアルコキシ
パーフロロアルカン、オクタフロロシクロペンタンなど
のドライクリーニング溶剤に添加して洗濯することによ
り、優れた洗浄性と再汚染防止性が得られ、洗濯物に帯
電防止性と柔軟性を付与することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 3/43 C11D 3/43 7/50 7/50 (56)参考文献 特開 平6−158531(JP,A) 特開 平6−240299(JP,A) 特開 昭57−119999(JP,A) 特開 平9−111653(JP,A) 特開 平5−239767(JP,A) 特開 平4−25598(JP,A) 特開 平2−255900(JP,A) 特開 平6−136579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06L 1/00 - 1/22 C11D 1/00 - 17/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素系界面活性剤並びにフッ化炭化水素
    系溶剤及び/又は溶解助剤を含有するドライクリーニン
    グ用洗浄剤組成物において、フッ素系界面活性剤が、一
    般式[1]で表されるフッ素系ポリオキシアルキレンア
    ルキルエーテルリン酸エステル、一般式[2]で表され
    るフッ素系ポリオキシアルキレンアルキルスルホンアミ
    ドエーテルリン酸エステル、一般式[3]で表されるフ
    ッ素系アルキルスルホンアミドカルボン酸、一般式
    [4]で表されるフッ素系アルキルカルボン酸、一般式
    [5]で表されるフッ素系アルキルスルホン酸及び一般
    式[6]で表されるフッ素系リン酸エステルから選ばれ
    る少なくとも1種のフッ素系化合物の塩であり、かつ、
    該フッ素系界面活性剤が、一般式[7]で表されるアミ
    ン、一般式[8]で表されるジアミン、一般式[9]で
    表されるトリアミン、一般式[10]で表されるアルコ
    キシアルキルアミン又はこれらの化合物のアルキレンオ
    キサイド付加物の塩であって、フッ素系界面活性剤の含
    有量が1〜90重量%であり、フッ化炭化水素系溶剤及
    び/又は溶解助剤の含有量が10〜99重量%であるこ
    とを特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物。 [R1CH2CH2O(R2O)o]pPO(OH)3-p …[1] (ただし、式中、R1は炭素数3〜12のパーフロロア
    ルキル基であり、R2は炭素数2〜4のアルキレン基で
    あり、oは0〜10であり、pは1〜2である。) 【化1】 (ただし、式中、R3は炭素数3〜12のパーフロロア
    ルキル基であり、R4は炭素数1〜5のアルキル基であ
    り、R5は炭素数2〜4のアルキレン基であり、qは0
    〜10であり、rは1〜2である。) 【化2】 (ただし、式中、R6は炭素数3〜12のパーフロロア
    ルキル基であり、R7は炭素数1〜5のアルキル基であ
    る。) R8CH2COOH …[4] (ただし、式中、R8は炭素数3〜12のパーフロロア
    ルキル基である。) R9SO3H …[5] (ただし、式中、R9は炭素数6〜12のパーフロロア
    ルキル基である。) 【化3】 (ただし、式中、R10は炭素数2〜4のアルキレン基で
    あり、sは1〜10であり、tは0〜1であり、uは1
    〜10である。) 【化4】 (ただし、式中、R 11 及びR 12 は水素、炭素数1〜12
    のアルキル基、シクロヘキシル基、ベンジル基又は炭素
    数1〜4のヒドロキシアルキル基であり、R 11 とR 12
    同一でも、異なっていてもよい。) 【化5】 (ただし、式中、R 13 及びR 14 は水素又は炭素数1〜6
    のアルキル基であり、R 13 とR 14 は同一でも異なってい
    てもよく、R 15 は炭素数1〜10のアルキレン基、−C
    2 4 OC 2 4 −、−C 2 4 OC 2 4 OC 2 4 −、−C 3
    6 OCH 2 C(CH 3 ) 2 CH 2 OC 3 6 −又は−C 3 6
    2 4 (OC 2 4 ) k OC 3 6 −であり、kは0〜5であ
    る。) 【化6】 (ただし、式中、R 16 は水素又は炭素数1〜4のアルキ
    ル基であり、R 17 及びR 18 は炭素数2〜6のアルキレン
    基であり、R 17 とR 18 は同一でも異なっていてもよ
    い。) 19 −O−R 20 NH 2 …[10] (ただし、式中、R 19 は炭素数1〜14のアルキル基で
    あり、R 20 は炭素数2〜6のアルキレン基である。)
  2. 【請求項2】フッ化炭化水素系溶剤が、一般式[11]
    で表されるアルコキシパーフロロアルカン及び/又は一
    般式[12]で表されるオクタフロロシクロペンタンで
    ある請求項1記載のドライクリーニング用洗浄剤組成
    物。 n 2n+1 OC m 2m+1 …[11] (ただし、式中、nは3〜4であり、mは1〜3であ
    る。) 5 2 8 …[12]
  3. 【請求項3】溶解助剤が、アルコール系溶剤、アルコー
    ルのアルキレンオキサイド付加物からなるエーテル系溶
    剤、グリコール系溶剤、炭化水素系溶剤、ケトン系溶剤
    から選ばれる1種又は2種以上の混合物である請求項1
    又は請求項2記載のドライクリーニング用洗浄剤組成
    物。
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