JP3339618B2 - 複合サッシにおける金属部と合成樹脂部との結合構造 - Google Patents

複合サッシにおける金属部と合成樹脂部との結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部と合成樹脂
部とを結合ネジで一体に結合した複合サッシにおいて、
上記結合ネジを外側の金属部から内側の合成樹脂部に向
けて螺合した金属部と合成樹脂部との結合構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】一般に金属製のサッシは結露を生じ易いの
で、特に寒い地方では金属部と合成樹脂部とを一体に結
合した複合サッシが好まれている。断熱性の高い合成樹
脂を使用することによって結露の発生が防止されるから
である。ところで、このような複合サッシとしては、2
つの金属部を合成樹脂部を介して一体に結合したもの
と、外側の金属部と内側の合成樹脂部とを結合ネジで一
体に結合したものが知られている。そして、後者におい
ては金属部と合成樹脂部との結合は、従来は内側の合成
樹脂部から外側の金属部に結合ネジをねじ込むことによ
って行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結合ネ
ジを内側から外側にねじ込むと、複合サッシの内側には
ネジの頭部が露出することになり、複合サッシを室内側
からみたときに露出したネジ頭部によって内観上の美観
が損なわれるという欠点があった。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、室内側からネ
ジの頭部が見えないようにすることによって複合サッシ
の美観を向上させ、商品性を高めることができる複合サ
ッシにおける金属部と合成樹脂部との結合構造を提供す
ることをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明に係る複合サッシにおける金属部と合成樹脂
部との結合構造は、それぞれ外側の金属部と内側の合成
樹脂部とを一体に結合してなる上下枠と両側縦枠とを方
形に枠組みし、建屋躯体の開口部に取り付ける複合サッ
シにおいて、上記金属部と合成樹脂部とを結合ネジによ
り一体に結合し、結合ネジにより一体に結合する際に
上記両側縦枠と下枠において、上記結合ネジを外側の金
属部の外側から内側の合成樹脂部に向けてねじ込んで上
記結合ネジを室内側に露出しないようにするとともに、
上記金属部には上記結合ネジのねじ込み部の近傍に上記
結合ネジの頭部が建屋躯体の開口部の周縁材に干渉しな
いようにする脚部を形成し、上記結合ネジの頭部を上記
周縁材で覆い、上記上枠において、上記結合ネジを上記
合成樹脂部から金属部にねじ込むとともに、上記結合ネ
ジの室内側には、この結合ネジのネジ頭部を室内側から
隠蔽する目隠し壁を形成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2はそれぞれ複合サッ
シの縦断面と横断面を示すもので、この複合サッシは上
枠1と下枠2と左右両側の縦枠3とを方形に枠組みして
成り、建屋躯体の開口部Pに木ネジ4で止着され、内側
には障子5と網戸6が摺動自在に収容されている。
【0007】上記上枠1と下枠2と左右両側の縦枠3は
それぞれ外側の金属部aと内側の合成樹脂部bとを一体
に結合してなるもので、屋外側に面する部分と開口部P
の周縁材に止着される部分、つまり各枠の本体ともいう
べき部分は金属によって構成され、その内側の部分で建
屋躯体の開口部Pに取り付けられたときに室内から見え
る部分は合成樹脂によって構成されている。金属部aは
主にアルミニウム又はその合金の押出し型材により、合
成樹脂部bは主に塩化ビニルによって構成されている。
【0008】すなわち、図3に示されるように、上枠1
の金属部aは、中空部7と網戸6・障子5の案内縁8と
外側障子5aの案内縁9の屋外側部分と建屋躯体の上部
開口周縁材10aに対する取付縁11とを含む本体部分
であり、合成樹脂部bは外側障子の案内縁12の室内側
部分と内側障子5bの案内縁13とである。そして、金
属部aと合成樹脂部bとは20a部、20b部の2ケ所
で互いに係止している。
【0009】また、図4に示されるように、下枠2の金
属部aは中空部14と網戸6・障子5のレール部14と
内側障子5bのレール部14の屋外側部分と下部開口周
縁材10bに対する2つの取付縁15、16と室内側の
立ち上げ縁17とを含む本体部分であり、合成樹脂部b
は内側障子5bのレール部14と立ち上げ縁17との間
及び取付縁16の内側の2つの部分である。そして、金
属部aと合成樹脂部bとは20c部、20d部、20e
部、20f部で、また合成樹脂部bも20g部で互いに
係止している。
【0010】さらに、図5に示されるように、縦枠3の
金属部aは外側障子5aの案内縁18の屋外側部分と側
部開口周縁材10cに沿う平板部19と上記周縁材10
cに対する2つの取付縁21、22とを含む本体部分で
あり、合成樹脂部bは1対の内側障子用案内縁23、2
4の間の部分である。そして、金属部aと合成樹脂部b
とは20h部、20i部で互いに係止している。
【0011】このように、各枠は外側に金属部aが、内
側に合成樹脂部bが配され、互いに係止しているが、金
属部aと合成樹脂部bとは一体に結合している。つま
り、上枠1においては金属部aの室内側端部とこれに当
接する合成樹脂部bの一部26とが木ネジ4によって一
体に結合されている。下枠2においては金属部aの取付
縁15、16とこれに当接する合成樹脂部bの一部27
とが結合ネジ25によって結合している。縦枠3におい
ては金属部aの平板部19とこれに当接する合成樹脂部
bの一部28とが結合ネジ25によって結合している。
そして、これらの結合ネジ25は外側の金属部aから内
側の合成樹脂部bに向けてねじ込まれている。いずれの
場合も、結合ネジ25の先端は合成樹脂部bを貫通しな
いように形成されている。なお、上記金属部aには上記
結合ネジ25のねじ込み部の近傍に上記結合ネジ25の
頭部が建屋躯体の開口部の周縁材10b、10cに干渉
しないようにする脚部30が形成されている(図4、図
5(a)(b)及び図6参照)。
【0012】なお、上記上枠1の場合は、金属部aと合
成樹脂部bとを一体に結合する木ネジ4は、同時に後述
のように上枠1を開口周縁材10a等に止着するネジを
兼用している。しかし、木ネジ4のほかに図6のよう
に、金属部aと合成樹脂部bとを上記下枠2と縦枠3の
ように結合ネジ25によって一体に結合してもよい。
【0013】上記構成によれば、下枠2と縦枠3におい
ては、結合ネジ25は外側の金属部aから内側の合成樹
脂部bに向けてねじ込まれている。結合ネジ25の先端
は内側に飛び出すことはないから、複合サッシを建屋開
口部Pに取り付けたとき、結合ネジ25の頭部が内側に
露出することはない。
【0014】また、合成樹脂部bは強度的に金属部aよ
り弱いので、上記各枠のように補強用の中空部を設ける
場合が多い。金属部aの外側からねじ込む場合は中空部
がネジで押し潰されることがない。
【0015】次に、上記の複合構成の上枠1、下枠2及
び縦枠3は方形に枠組みされ、各枠の取付縁から建屋躯
体の開口部Pの周縁材に木ネジ4で止着されている。上
枠1は取付縁のほか金属部aと合成樹脂部bの結合部分
が木ネジ4で止着されている。上枠1の木ネジ4の頭部
は内側に露出することになるが、このネジ頭部は合成樹
脂部bの室内側に垂下形成された目隠し縁29によって
隠蔽されるから、実質的には室内側から見えることはな
い。
【0016】また、複合サッシの室内側には窓額縁30
が連続的に装着されている。窓額縁は複数の額縁材30
a、30b、30c・・・を嵌込みによって結合したも
ので、各額縁材30a、30b、30c・・・は合成樹
脂によって形成されている。下枠2と縦枠3の室内側の
取付縁を止着する木ネジ4は、上記窓額縁30によって
隠蔽されるので、内観上の問題はない。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、金属部と合成
樹脂部とを結合する結合ネジは外側の金属部から内側の
合成樹脂部に向けてねじ込まれているから、結合ネジは
室内側に露出することがないので、複合サッシを建屋開
口部に取り付けたとき、室内側から結合ネジが見えず、
したがって複合サッシの美観をさらに向上させ、商品性
を高めることができる。
【0018】また、強度的に金属部より弱い合成樹脂部
を補強するため、合成樹脂部に中空部を設ける場合が多
く、従来のように結合ネジを内側の合成樹脂部の中空部
側から外側の金属部にねじ込むと、中空部はねじ込まれ
る結合ネジの頭部の圧力によってつぶされて変形するこ
とがあるが、しかし結合ネジは金属部の外側から中空部
にねじ込まれるので、中空部は金属部側に引き寄せられ
るだけであるから、変形することがない。
【0019】さらに、金属部には、結合ネジのねじ込み
部の近傍に結合ネジの頭部が建屋躯体の開口部の周縁材
に干渉しないようにする脚部を形成したので、金属部を
上記周縁材に確実にとりつけることができる。
【0020】さらに、結合ネジの室内側には、この結合
ネジのネジ頭部を室内側から隠蔽する目隠し壁が形成さ
れているから、結合ネジは室内側に露出することがな
く、上述と同じく、複合サッシの美観をさらに向上させ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合サッシの縦断面図
【図2】上記複合サッシの横断面図
【図3】上記複合サッシの上枠の断面図
【図4】上記複合サッシの下枠の断面図
【図5】(a)(b)は上記複合サッシの縦枠の断面図
【図6】上記上枠の他の例の断面図
【符号の説明】
a 金属部 b 合成樹脂部 1 上枠 2 下枠 3 側枠 25 結合ネジ
フロントページの続き (72)発明者 柴崎 裕二 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−189555(JP,A) 実公 昭63−32296(JP,Y2) 実公 平4−22690(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ外側の金属部と内側の合成樹脂
    部とを一体に結合してなる上下枠と両側縦枠とを方形に
    枠組みし、建屋躯体の開口部に取り付ける複合サッシに
    おいて、上記金属部と合成樹脂部とを結合ネジにより一
    体に結合し、結合ネジにより一体に結合する際に、上記
    両側縦枠と下枠において、上記結合ネジを外側の金属部
    の外側から内側の合成樹脂部に向けてねじ込んで上記結
    合ネジを室内側に露出しないようにするとともに、上記
    金属部には上記結合ネジのねじ込み部の近傍に上記結合
    ネジの頭部が建屋躯体の開口部の周縁材に干渉しないよ
    うにする脚部を形成し、上記結合ネジの頭部を上記周縁
    材で覆い、上記上枠において、上記結合ネジを上記合成
    樹脂部から金属部にねじ込むとともに、上記結合ネジの
    室内側には、この結合ネジのネジ頭部を室内側から隠蔽
    する目隠し壁を形成したことを特徴とする複合サッシに
    おける金属部と合成樹脂部との結合構造。
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