JP3339346B2 - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JP3339346B2 JP01083697A JP1083697A JP3339346B2 JP 3339346 B2 JP3339346 B2 JP 3339346B2 JP 01083697 A JP01083697 A JP 01083697A JP 1083697 A JP1083697 A JP 1083697A JP 3339346 B2 JP3339346 B2 JP 3339346B2
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    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を冷却す
る冷却水を前席側熱交換器に循環させる前席側ヒータ回
路と、内燃機関を冷却する冷却水を後席側熱交換器に循
環させる後席側ヒータ回路とを備えた車両用暖房装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、前席側ヒータを通過して加熱
された空気を前席側ダクトの吹出口から車室内に吹き出
すことにより車室内の前席側空調ゾーンの暖房を行うと
共に、後席側ヒータを通過して加熱された空気を後席側
ダクトの吹出口から車室内に吹き出すことにより車室内
の後席側空調ゾーンの暖房を行うようにした車両用暖房
装置(所謂デュアルエアコン、ツインエアコン)があ
る。このような車両用暖房装置には、エンジンの排熱に
より温められた冷却水を前席側ヒータに流し、再度エン
ジンに戻す前席側冷却水回路と、エンジンの排熱により
温められた冷却水を後席側ヒータに流し、再度エンジン
に戻す後席側冷却水回路とが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えばディ
ーゼルエンジン車やリーンバーンエンジン車のように、
エンジンの発熱量が少なくてエンジンを冷却する冷却水
を充分に加熱することができない車両の場合には、冷却
水回路内の冷却水温を所定冷却水温(例えば80℃)に
維持することができないので、車室内の暖房能力が不足
するという不具合があった。
【0004】上記のような不具合を解消する目的で、エ
ンジン下流側、つまり後席側ヒータと直列に暖房補助熱
源を接続することが考えられる。ところが、エンジンは
通常車両前方側に配されるので、前席側冷却水回路の通
路長よりも後席側冷却水回路の通路長の方が長いため、
後席側冷却水回路の方が通水抵抗がもともと大きい。こ
のため、前席側冷却水回路の通水抵抗に対して後席側冷
却水回路の通水抵抗が増大し、暖房補助熱源を取り付け
たのにも拘わらず、前席側冷却水回路中を流れる冷却水
の流量に対して後席側冷却水回路中を流れる冷却水の流
量が大幅に減少する。これにより、前席側空調ゾーンの
暖房能力に対して後席側空調ゾーンの暖房能力が低下す
るという問題が生じている。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、第1循環回路または第
2循環回路のうちの抵抗の大きい循環回路内に供給され
る熱媒体の流量の低下による暖房能力の低下を防止する
ことができる車両用暖房装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、第1循環回路または第2循環回路のうちの抵抗
の小さい方の循環回路に暖房補助熱源を加えることによ
り、第1循環回路または第2循環回路のうちの抵抗の大
きい循環回路が更に抵抗が増大することを防止すること
ができる。これにより、抵抗の大きい循環回路中を流れ
る流量が大幅に減少することを抑えることができるの
で、抵抗の小さい側の加熱用熱交換器の暖房能力に対し
て抵抗の大きい側の加熱用熱交換器の暖房能力の低下を
抑えることができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、例えば内
燃機関の発熱量が少なくて熱媒体を内燃機関で充分に温
めることができない車両の場合でも、第1循環回路また
は第2循環回路中の熱媒体の温度を所定温度に維持する
ことができるので、車室内の暖房能力の不足を抑えるこ
とができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、内燃機関
で温められた熱媒体が第1加熱用熱交換器に供給され、
その第1加熱用熱交換器を通過することにより加熱され
た空気を第1空気通路から第1空調ゾーンに送り込むこ
とによって第1空調ゾーンが暖房される。また、内燃機
関で温められた熱媒体が第2加熱用熱交換器に供給さ
れ、その第2加熱用熱交換器を通過することにより加熱
された空気を第2空気通路から第2空調ゾーンに送り込
むことによって第2空調ゾーンが暖房される。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、内燃機関
が車両の前方側に設けられ、第1空調ゾーンが車室内の
前席側空調ゾーンであり、第2空調ゾーンが車室内の後
席側空調ゾーンであるので、第1循環回路の抵抗に対し
て第2循環回路の抵抗の方が大きくなる。したがって、
第1循環回路に暖房補助熱源を加えることにより、第2
循環回路が更に抵抗が増大することを防止することがで
きる。これにより、第2循環回路中を流れる絶対流量が
大幅に減少することを抑えることができるので、第1加
熱用熱交換器で加熱された空気が送り込まれる前席側空
調ゾーンの暖房能力に対して、第2加熱用熱交換器で加
熱された空気が送り込まれる後席側空調ゾーンの暖房能
力の低下を抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1および図2は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1は車両用空気調和装置の
冷却水回路を示した図で、図2はエンジンとビスカスヒ
ータを示した図である。
【0011】本実施形態の車両用空気調和装置1は、車
両のエンジンルームに設置された水冷式のディーゼルエ
ンジン(以下エンジンと略す)2を暖房主熱源とする温
水式暖房装置を備えている。そして、車両用空気調和装
置1は、車室内の前席側空調ゾーン(本発明の第1空調
ゾーンに相当する)に向けて吹き出す空気の温度と車室
内の後席側空調ゾーン(本発明の第2空調ゾーンに相当
する)に向けて吹き出す空気の温度とを互いに独立して
調節することが可能なデュアルエアコン、オーバーヘッ
ドデュアルエアコンまたはツインエアコンに最適なもの
である。
【0012】車両用空気調和装置1の温水式暖房装置に
使用される冷却水回路(温水回路)には、ウォータポン
プ3と、エンジン2を冷却した冷却水が循環するフロン
トヒータ回路4と、このフロントヒータ回路4に並列に
接続され、エンジン2を冷却した冷却水が循環するリヤ
ヒータ回路5とが連結されている。
【0013】エンジン2は、本発明の内燃機関であっ
て、車両の前方側に配設され、運転されることにより排
熱を発生し、その排熱により冷却水を加熱するウォータ
ジャケット11を有している。このエンジン2のクラン
クシャフト12のクランクプーリ13には、エンジン補
機に回転動力を伝達するためのベルト14が掛け渡され
ている。ウォータポンプ3は、エンジン2により回転駆
動され、冷却水回路中に冷却水を循環させる部品であ
る。
【0014】フロントヒータ回路4は、本発明の第1循
環回路であって、エンジン2のウォータジャケット11
で温められた冷却水をビスカスヒータ6およびフロント
ヒータ7に順に流し、再度エンジン2に戻す第1冷却水
回路である。
【0015】ビスカスヒータ6は、本発明の暖房補助熱
源であって、電磁クラッチ15を介してエンジン2の回
転動力が加わると回転するシャフト16、内部に高粘性
流体(例えば高粘性シリコンオイル等)を収容する発熱
室(図示せず)、ロータに回転動力が加わると発熱室内
の粘性流体に剪断力を作用させるロータ(図示せず)、
および発熱室との区画壁(図示せず)を介して設けら
れ、フロントヒータ回路4に連通する冷却水路(図示せ
ず)を有する剪断発熱器である。
【0016】電磁クラッチ15は、エンジン2からビス
カスヒータ6への回転動力の伝達を断続するクラッチ手
段である。この電磁クラッチ15は、図示しないエアコ
ン制御装置により通電制御され、通電されるとクランク
シャフト12に掛け渡されたベルト14およびプーリ1
7を介してエンジン2の回転動力をビスカスヒータ6の
シャフト16に伝達する。
【0017】フロントヒータ7は、本発明の第1加熱用
熱交換器であって、フロントダクト21内においてエバ
ポレータ22よりも空気の流れ方向の下流側に設置さ
れ、フロントダクト21内を通過する空気と流入する冷
却水とを熱交換して空気を加熱する第1ヒータコアであ
る。このフロントヒータ7の上流側には、フロントヒー
タ7を通過する空気量とフロントヒータ7を迂回する空
気量とを調節するエアミックスドア23が設けられてい
る。また、フロントヒータ7は、フロントヒータ回路4
においてビスカスヒータ6内の冷却水路よりも冷却水の
流れ方向の下流側に接続されている。
【0018】フロントダクト21の内部には、車室内の
前席側空調ゾーン(本発明の第1空調ゾーンに相当す
る)に向けて空気を送るための第1空気通路24が形成
されている。第1空気通路24の上流側には、遠心式送
風機および内外気切替手段が配設されている。遠心式送
風機は、フロントダクト21と一体化されたスクロール
ケーシング、このスクロールケーシング内で回転自在に
支持された遠心式ファン(本発明の第1送風手段に相当
する)25、およびこの遠心式ファン25を回転駆動す
るブロワモータ26等から構成されている。
【0019】内外気切替手段は、外気吸込口27と内気
吸込口28とを選択的に開閉する内外気切替ドア29等
から構成されている。第1空気通路24の下流側には、
吹出口切替手段が配設されている。吹出口切替手段は、
デフロスタ吹出口31、フェイス吹出口32およびフロ
ントフット吹出口33を選択的に開閉する2個の吹出口
切替ドア34、35等から構成されている。
【0020】リヤヒータ回路5は、本発明の第2循環回
路であって、エンジン2のウォータジャケット11で温
められた冷却水をウォータバルブ8およびリヤヒータ9
に順に流し、再度エンジン2に戻す第2冷却水回路であ
る。ここで、リヤヒータ回路5は、フロントヒータ7に
対してリヤヒータ9が車両の後方側に配設されているた
め、車両の前方側に設置された暖房熱源であるエンジン
2との距離がフロントヒータ7に対してリヤヒータ9の
方が長い。
【0021】したがって、ビスカスヒータ6を接続して
いない状態では、リヤヒータ回路5の通水抵抗(流路抵
抗)の方がフロントヒータ回路4の通水抵抗(流路抵
抗)よりも大きい。また、リヤヒータ回路5の各配管の
内径がフロントヒータ回路4の各配管の内径よりも小さ
い場合や、リヤヒータ9の各流路管(チューブ)内の流
路抵抗がフロントヒータ7の各流路管(チューブ)内の
流路抵抗よりも大きい場合も、同様に、リヤヒータ回路
5の通水抵抗(流路抵抗)の方がフロントヒータ回路4
の通水抵抗(流路抵抗)よりも大きくなる。
【0022】ウォータバルブ8は、エアコン制御装置に
より開度が調節され、開度に応じてリヤヒータ9に供給
される冷却水の水量を調節する水量調節手段である。リ
ヤヒータ9は、本発明の第2加熱用熱交換器であって、
リヤダクト41内に設置され、リヤダクト41内を通過
する空気と流入する冷却水とを熱交換して空気を加熱す
る第2ヒータコアである。また、リヤヒータ9は、リヤ
ヒータ回路5においてウォータバルブ8よりも冷却水の
流れ方向の下流側に接続されている。
【0023】リヤダクト41の内部には、車室内の後席
側空調ゾーン(本発明の第2空調ゾーンに相当する)に
向けて空気を送るための第2空気通路42が形成されて
いる。第2空気通路42の上流側には、遠心式送風機が
配設されている。遠心式送風機は、リヤダクト41と一
体化されたスクロールケーシング、このスクロールケー
シング内で回転自在に支持された遠心式ファン(本発明
の第2送風手段に相当する)43、およびこの遠心式フ
ァン43を回転駆動するブロワモータ44等から構成さ
れている。また、第2空気通路42の下流側には、車室
内の後席側空調ゾーン内に空気を吹き出すリヤフット吹
出口45が形成されている。
【0024】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の車両用空気調和装置1の作用を図1および図2に基づ
いて簡単に説明する。
【0025】車両の前席側の乗員によって前席側空調ゾ
ーンの暖房が指示され、且つ車両の後席側の乗員によっ
て後席側空調ゾーンの暖房が指示されると、エンジン2
のウォータジャケット11内で温められた冷却水は、ウ
ォータポンプ3の作用によってフロントヒータ回路4お
よびリヤヒータ回路5に送り込まれる。
【0026】フロントヒータ回路4に送り込まれた冷却
水は、電磁クラッチ15が通電されてビスカスヒータ6
がエンジン2にベルト駆動されている場合にはビスカス
ヒータ6の冷却水路を通過する際に更に加熱された後
に、フロントヒータ7内に流入する。また、電磁クラッ
チ15の通電が停止されてビスカスヒータ6がエンジン
2にベルト駆動されていない場合にはビスカスヒータ6
の冷却水路を単なる通路として通過した後に、フロント
ヒータ7内に流入する。フロントヒータ7内に流入した
冷却水は、第1空気通路24を流れる空気を加熱する。
ここで、フロントヒータ7で加熱された空気は、主にフ
ロントフット吹出口33から車室内の前席側空調ゾーン
内に吹き出されて、車室内の前席側空調ゾーンが暖房さ
れる。
【0027】一方、リヤヒータ回路5に送り込まれた冷
却水は、ウォータバルブ8を通過した後に、リヤヒータ
9内に流入する。リヤヒータ9内に流入した冷却水は、
第2空気通路42を流れる空気を加熱する。ここで、リ
ヤヒータ9で加熱された空気は、リヤフット吹出口45
から車室内の後席側空調ゾーン内に吹き出されて、車室
内の後席側空調ゾーンが暖房される。
【0028】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の車両用空気調和装置1は、リヤヒータ回路5
よりも通水抵抗の小さいフロントヒータ回路4にビスカ
スヒータ6を介在させることにより、フロントヒータ回
路4内を循環する冷却水の流量とリヤヒータ回路5内を
循環する冷却水の流量とがバランスのとれた流量配分と
なり、リヤヒータ回路5の通水抵抗の増大を防止するこ
とができる。これにより、リヤヒータ回路5中を流れる
絶対水量の大幅な減少を抑えることができるので、前席
側空調ゾーンの暖房能力に対して後席側空調ゾーンの暖
房能力の低下を防止できる。
【0029】また、本実施形態のように、エンジン2の
発熱量が少なくて熱媒体をエンジン2で充分に温めるこ
とができないディーゼルエンジン車の場合でも、例えば
0.3kW〜5kwの熱量のビスカスヒータ6で得られ
た上昇分の熱量によって、フロントヒータ回路4中の冷
却水温を所定水温(例えば80℃)に維持することがで
きる。これにより、車室内の暖房能力を上昇させること
ができる。
【0030】そして、本実施形態では、暖房補助熱源と
してビスカスヒータ6のようなベルト駆動式のエンジン
補機をフロントヒータ回路4に組み込んでいる。これに
より、ビスカスヒータ6等のエンジン補機を駆動する駆
動トルクの上昇によりエンジン負荷が増大する。したが
って、ビスカスヒータ6と並列接続されたリヤヒータ回
路5の暖房能力がエンジン負荷の増大分だけエンジン2
の排熱量(発熱量)が大きくなり冷却水温が上昇するこ
とにより、後席側空調ゾーンの暖房能力も向上する。
【0031】〔第2実施形態〕図3は本発明の第2実施
形態を示したもので、車両用空気調和装置の冷却水回路
を示した図である。
【0032】本実施形態の冷却水回路は、ビスカスヒー
タ6およびフロントヒータ7にエンジン2の冷却水を循
環させるフロントヒータ回路4と、ウォータバルブ8お
よびリヤヒータ9にエンジン2の冷却水を循環させるリ
ヤヒータ回路5と、ラジエータ10にエンジン2の冷却
水を循環させる放熱回路51と、エンジン2の冷却水を
ラジエータ10から迂回させるバイパス回路52とを備
えている。
【0033】なお、バイパス回路52には、エンジン2
の冷却水の温度(冷却水温)が所定水温以下の時にバイ
パス回路52を開くサーモスタット53が接続されてい
る。また、フロントヒータ回路4とリヤヒータ回路5と
は並列接続されている。本実施形態でも、第1実施形態
と同様な作用および効果を備える。
【0034】〔変形例〕本実施形態では、暖房補助熱源
としてビスカスヒータ6を使用したが、暖房補助熱源と
して燃焼式ヒータ、水冷式オルタネータ、電気ヒータ、
PTCヒータ、歯車ポンプヒータのいずれかを使用して
も良く、またこれらのうち、いずれか2つ以上を併用し
ても良い。本実施形態では、熱媒体としてエンジン2を
冷却する冷却水を用いたが、熱媒体としてエンジン2を
潤滑する潤滑油等のオイルを用いても良い。
【0035】本実施形態では、リヤヒータ回路5にウォ
ータバルブ8が連結されているが、フロントヒータ回路
4にウォータバルブ8が連結されていても良い。また、
ウォータバルブ8は、フロントヒータ回路4およびリヤ
ヒータ回路5の両方に取り付けられていても、両方とも
取り付けられていなくてもどちらでも良い。
【0036】本実施形態では、エンジン2のウォータジ
ャケット11の1個の冷却水出口と1個の冷却水入口と
の間にフロントヒータ回路4とリヤヒータ回路5とを接
続することにより、フロントヒータ回路4とリヤヒータ
回路5とを並列接続したが、エンジン2に2個の冷却水
出口と2個の冷却水入口とを設け、一方の冷却水出口と
一方の冷却水入口との間にフロントヒータ回路4を接続
し、他方の冷却水出口と他方の冷却水入口との間にリヤ
ヒータ回路5を接続することにより、フロントヒータ回
路4とリヤヒータ回路5とを並列接続しても良い。この
場合には、エンジンが2個設けられていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の冷却水回路を示した構成
図である(第1実施形態)。
【図2】エンジンとビスカスヒータを示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図3】車両用空気調和装置の冷却水回路を示した構成
図である(第2実施形態)。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置(車両用暖房装置) 2 エンジン(内燃機関) 4 フロントヒータ回路(第1循環回路) 5 リヤヒータ回路(第2循環回路) 6 ビスカスヒータ(暖房補助熱源) 7 フロントヒータ(第1加熱用熱交換器) 9 リヤヒータ(第2加熱用熱交換器) 24 第1空気通路 25 遠心式ファン(第1送風手段) 42 第2空気通路 43 遠心式ファン(第2送風手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉 光 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 平2−63917(JP,A) 特開 平2−246823(JP,A) 特開 平10−35258(JP,A) 実開 平1−142307(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 611 B60H 1/03 B60H 1/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排熱によって温められた熱媒体
    を第1加熱用熱交換器に流し、再度前記内燃機関に戻す
    第1循環回路と、この第1循環回路に並列接続され、前
    記内燃機関の排熱によって温められた熱媒体を第2加熱
    用熱交換器に流し、再度前記内燃機関に戻す第2循環回
    路とを備えた車両用暖房装置において、 前記第1循環回路または前記第2循環回路のうちの抵抗
    の小さい方の循環回路には、熱媒体を加熱する暖房補助
    熱源が設けられたことを特徴とする車両用暖房装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用暖房装置におい
    て、 前記暖房補助熱源は、内燃機関の回転動力が加わると剪
    断力が作用されて熱を発生する粘性流体を内部に収納
    し、この粘性流体の発生熱により熱媒体を加熱するビス
    カスヒータであることを特徴とする車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用暖
    房装置において、 前記第1加熱用熱交換器で加熱された空気を車室内の第
    1空調ゾーンに向けて送るための第1空気通路と、 前記第2加熱用熱交換器で加熱された空気を前記第1空
    調ゾーンと異なる車室内の第2空調ゾーンに向けて送る
    ための第2空気通路と、 前記第1空気通路内において前記第1空調ゾーンに向か
    う空気流を発生させる第1送風手段と、 前記第2空気通路内において前記第2空調ゾーンに向か
    う空気流を発生させる第2送風手段とを備えたことを特
    徴とする車両用暖房装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の車両用暖房装置におい
    て、 前記内燃機関は、車両の前方側に設けられ、 前記第1空調ゾーンは、車室内の前席側空調ゾーンであ
    り、 前記第2空調ゾーンは、車室内の後席側空調ゾーンであ
    ることを特徴とする車両用暖房装置。
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