JPH10264641A - 車両用補助熱源装置 - Google Patents

車両用補助熱源装置

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JPH10264641A
JPH10264641A JP7032097A JP7032097A JPH10264641A JP H10264641 A JPH10264641 A JP H10264641A JP 7032097 A JP7032097 A JP 7032097A JP 7032097 A JP7032097 A JP 7032097A JP H10264641 A JPH10264641 A JP H10264641A
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JP
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engine
heat
cooling water
heating
vehicle
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JP7032097A
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English (en)
Inventor
Shinji Aoki
青木  新治
Yuji Aoki
裕次 青木
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Hajime Ito
肇 伊藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に電磁クラッチを廃止することにより、車
両への搭載性の向上および部品点数の削減を達成するこ
とのできる暖房用補助熱源装置3を提供する。 【解決手段】 発熱室54内の高粘性流体の発生熱を冷
却水に吸熱するビスカスヒータ6の駆動軸10をエンジ
ンにより直接ベルト駆動している。これにより、エンジ
ンルームの小型化に伴ってエンジン補機類の搭載スペー
スが狭いエンジンの周辺に、容易にビスカスヒータ6を
取り付けることができるので、車両への搭載性を向上で
きる。さらに、電磁クラッチを廃止することによりベル
ト伝動機構2の部品点数を低減できる。そして、ビスカ
スヒータ6の発熱室54内の高粘性流体の発生熱を暖房
用補助熱源として利用することにより、エンジンの発熱
量の小さいディーゼルエンジン車であっても充分な暖房
能力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剪断発熱器内の粘
性流体の発生熱を利用することにより車室内の暖房を行
う車両用補助熱源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用暖房装置としては、水
冷式のエンジンを冷却する冷却水をダクト内のヒータコ
アに供給して、このヒータコアを通過することにより加
熱された空気を送風機によって車室内に送り込んで、車
室内の暖房を行う車両用温水式暖房装置が一般的であ
る。
【0003】ところが、例えばディーゼルエンジン車や
リーンバーンエンジン車のように、エンジンの発熱量が
少なくてエンジンの排熱により冷却水を充分に加熱する
ことができない車両の場合には、冷却水回路内の冷却水
温を所定冷却水温(例えば80℃)に維持することが困
難であるため、車室内の暖房能力が不足するという不具
合があった。
【0004】上記のような不具合を解消する目的で、従
来より、特開平2−246823号公報または特開平3
−57877号公報において次のような補助熱源装置を
備えた車両用暖房装置が提案されている。それは、エン
ジンからヒータコアに冷却水を供給するための冷却水回
路の途中に剪断発熱器を設置し、その冷却水回路中の冷
却水温が設定冷却水温以下の時に剪断発熱器を作動させ
ることによって、車室内の暖房能力を向上させるように
した車両用補助熱源装置(以下従来の技術と呼ぶ)であ
る。
【0005】ここで、剪断発熱器は、エンジンの回転動
力をベルト伝動機構および電磁クラッチを介してシャフ
トに伝達し、ケース内に発熱室を設けて、その発熱室の
外周に冷却水路を形成し、更に発熱室内にシャフトと一
体的に回転するロータを配置すると共に、ロータの回転
によりその発熱室内に封入された高粘性シリコンオイル
等の粘性流体に剪断力を作用させて熱を発生させ、その
発生熱により冷却水路内を還流する冷却水を加熱してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
では、比較的に高価で、体格や重量の大きい電磁クラッ
チを介してエンジンによりベルト駆動されているので、
製品価格が非常に高くなると共に、エンジンの周囲には
種々のエンジン補機が架装されている関係上、電磁クラ
ッチが設けられているとエンジンの周囲にさらに大きな
搭載スペースが必要となる。このため、車両への搭載性
が非常に悪いという問題が生じている。
【0007】また、剪断発熱器の発熱室内に封入された
粘性流体の油温は、冷却水路内を還流する冷却水温に関
係なく、エンジンの回転速度が高速であればある程上昇
する。すなわち、粘性流体の油温は、剪断発熱器のロー
タの回転速度が高速であればある程上昇する。特に、粘
性流体として高粘性シリコンオイルを使用した場合に
は、高粘性シリコンオイルの物性としてオイル自体の油
温が例えば200℃以上に過上昇すると、シリコンオイ
ルの熱劣化および剪断による機械的劣化が発生する可能
性がある。このようにシリコンオイルの熱劣化および機
械的劣化が発生すると、シリコンオイルの粘度が低下す
ることにより、エンジンの回転速度が低速のときのシリ
コンオイルの発熱効率が低下し、車室内の暖房能力が低
下するという問題が生じる。
【0008】
【発明の目的】本発明は、電磁クラッチを廃止すること
により、車両への搭載性の向上および部品点数の削減を
達成することのできる車両用補助熱源装置の提供を目的
とする。また、粘性流体の熱劣化および機械的劣化の発
生を防止することにより粘性流体の発熱効率の低下を抑
えることのできる車両用補助熱源装置の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、駆動源と剪断発熱器のロータとの間の電磁クラ
ッチを廃止して、動力伝達手段によって駆動源とロータ
とを直結することにより、剪断発熱器のロータと駆動源
とを連結する動力伝達手段の部品点数を削減できる。そ
れによって、車両用補助熱源装置の製品価格を低減でき
ると共に、エンジンの周囲に存する各種エンジン補機の
搭載スペースを小さくすることができ、車両用補助熱源
装置の車両への搭載性を向上できるという効果が得られ
る。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、剪断発熱
器に発熱量調整手段を設けることによって、剪断発熱器
の発熱室内の粘性流体の量を調節して、発熱室内の粘性
流体の発熱量を調整することにより、動力伝達手段によ
って駆動源とロータとを直結していても、すなわち、電
磁クラッチを設けなくても、粘性流体の温度の過上昇を
抑えることができるので、粘性流体の熱劣化および機械
的劣化を抑えることができる。それによって、ロータの
回転速度が低速になっても発熱室内の粘性流体の発熱効
率の低下を抑制できるため、熱媒体の加熱効率の低下を
抑えることができるという効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1ないし図3は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1は暖房用補助熱源装置を
示した図で、図2はエンジンとベルト伝動機構を示した
図で、図3は車両用空気調和装置の冷却水回路を示した
図である。
【0012】本実施形態の車両用空気調和装置1は、水
冷式のディーゼルエンジン(以下エンジンと略す)Eを
車両前部に搭載するフロントエンジン車に設けられ、フ
ロントエアコンユニット(以下エアコンユニットと略
す)FおよびリヤヒータユニットRを、図示しないエア
コン制御装置によって制御するように構成されたデュア
ルエアコン(車両用暖房装置)である。さらに、車両用
空気調和装置1には、エンジンEに駆動連結されたベル
ト伝動機構2と、このベルト伝動機構2を介してエンジ
ンEの回転動力が与えられるとエンジンEを冷却する冷
却水を加熱する暖房用補助熱源装置3と、この暖房用補
助熱源装置3を制御するビスカス制御装置4(図5参
照)が設けられている。
【0013】エンジンEは、本発明の駆動源に相当する
もので、車両前部に設けられたエンジンルーム(図示せ
ず)内に搭載され、運転されることにより排熱を発生
し、その排熱により冷却水を温めるウォータジャケット
を有している。そのウォータジャケットには、エンジン
Eを暖房用主熱源とする温水式暖房装置に使用される冷
却水回路5が接続されている。
【0014】なお、冷却水回路5には、この冷却水回路
5中に冷却水を循環させるウォータポンプ11が設けら
れている。また、エンジンEのクランク軸(出力軸)1
2には、ベルト伝動機構2と駆動連結するためのクラン
クプーリ13が取り付けられている。ここで、冷却水と
しては、エチレングリコール水溶液等の不凍液を添加し
た冷却水、不凍液や防錆剤等の混合したロングライフク
ーラント(L.L.C)などを使用しても良い。また、
冷却水の代わりに、熱媒体としてオイル等の冷却液を使
用しても良い。
【0015】エアコンユニットFは、車両の車室内の前
席側空調ゾーンを空調(冷房または暖房)する前席側空
調ユニットであり、車室内の前席側空調ゾーンに向けて
空気を送るための前席側空調ダクト(以下フロントダク
トと言う)14を配設している。このフロントダクト1
4は、空気の流れ方向の上流側から下流側に向かって、
フロントファン15、冷凍サイクルのエバポレータ1
6、冷却水回路5のフロントヒータ17等が設置されて
いる。
【0016】そして、フロントダクト14の最上流側で
は、外気吸込口18aおよび外気吸込口18bが開口し
ている。そして、外気吸込口18aおよび外気吸込口1
8bは、内外気切替ドア18により選択的に開閉されて
吸込口モードが切り替えられる。また、フロントダクト
14の最下流側では、デフロスタ吹出口19a、フェイ
ス吹出口19bおよびフロントフット吹出口19cが開
口している。そして、デフロスタ吹出口19a、フェイ
ス吹出口19bおよびフロントフット吹出口19cは、
吹出口モード切替ドア19により選択的に開閉されて吹
出口モードが切り替えられる。フロントファン15は、
ブロワモータ20により回転駆動されて、フロントダク
ト14内において車室内へ向かう空気流を発生する送風
機である。
【0017】エバポレータ16は、フロントダクト14
内を流れる空気を冷却する空気冷却手段(冷媒蒸発器、
冷却用熱交換器)で、コンプレッサ21、コンデンサ
(冷媒凝縮器)、レシーバ(気液分離器)、エキスパン
ション・バルブ(膨張弁、減圧手段)と共に冷凍サイク
ルを構成する。コンプレッサ21は、図示しない電磁ク
ラッチを介してエンジンEの回転動力が与えられると冷
媒を圧縮し吐出する冷媒圧縮機である。このコンプレッ
サ21の入力軸に駆動連結された電磁クラッチのVプー
リ22は、後記するベルト伝動機構2のVベルトを介し
てエンジンEのクランクプーリ13に駆動連結してい
る。
【0018】フロントヒータ17は、フロントダクト1
4内においてエバポレータ16よりも空気の流れ方向の
下流側(風下側)に設置され、且つ冷却水回路5におい
て暖房用補助熱源装置3よりも冷却水の流れ方向の下流
側のフロントヒータ回路41の途中に設けられている。
フロントヒータ17は、エバポレータ16を通過した空
気と冷却水とを熱交換して空気を加熱する空気加熱手段
(暖房用熱交換器)である。なお、フロントヒータ17
の風上側には、エアミックスドア23が回動自在に取り
付けられている。このエアミックスドア23は、開度に
応じて、フロントヒータ17を通過する空気量(温風
量)とフロントヒータ17を迂回する空気量(冷風量)
とを調節して車室内に吹き出す空気の吹出温度を調節す
る吹出温度調節手段である。
【0019】リヤヒータユニットRは、車室内の後席側
空調ゾーンを空調する後席側空調ユニットであり、車室
内の後席側空調ゾーンに向けて空気を送るための後席側
空調ダクト(以下リヤダクトと言う)31を配設してい
る。このリヤダクト31は、空気の流れ方向の上流側か
ら下流側に向かって、リヤファン32およびリヤヒータ
33等が設置され、最下流側にはリヤフット吹出口34
が開口している。リヤファン32はブロワモータ35に
より回転駆動される。
【0020】リヤヒータ33は、フロントヒータ回路4
1に並列接続されたリヤヒータ回路42の途中に設けら
れ、内部にウォータバルブ36によって流入量が調節さ
れる冷却水が流れ、この冷却水を熱源としてリヤダクト
31内を流れる空気を加熱する空気加熱手段(暖房用熱
交換器)である。
【0021】本実施形態の暖房用補助熱源装置3は、本
発明の車両用補助熱源装置に相当するもので、エンジン
Eの回転動力が伝達されると発生する熱を暖房用補助熱
源として利用されるものである。そして、暖房用補助熱
源装置3は、冷却水回路5に連結する冷却水路7内を還
流する冷却水を加熱するビスカスヒータ6と、このビス
カスヒータ6にエンジンEの回転動力を伝達するベルト
伝動機構2とを備えている。
【0022】ベルト伝動機構2は、本発明の動力伝達手
段に相当するもので、エンジンEのクランクプーリ13
とコンプレッサ(エンジン補機)21のVプーリ22と
を駆動連結する多段式のVベルト8、このVベルト8に
Vプーリ22と一緒に共掛けされたVプーリ9、および
このVプーリ9に回転駆動される駆動軸10を有してい
る。
【0023】Vベルト8は、エンジンEの回転動力をビ
スカスヒータ6とコンプレッサ21とに与えるベルト伝
動手段である。また、Vベルト8には、エンジン補機
(例えばエンジンEの潤滑油を汲み上げるオイルポン
プ、または自動変速機の作動油を汲み上げるオイルポン
プ)24のVプーリ25も共掛けされている。なお、V
ベルト8にウォータポンプ11のVプーリや、エンジン
Eおよびラジエータを空冷するための冷却ファンを駆動
するVプーリを共掛けしても良い。駆動軸10は、先端
部にVプーリ9が締結部材により締め付け固定されてい
る。なお、駆動軸10をエンジンEのクランク軸12等
の出力軸に直接連結しても良く、さらに駆動軸10とエ
ンジンEの出力軸との間に一段以上の歯車変速機やVベ
ルト式無段変速機等の動力伝達手段を連結しても良い。
【0024】本実施形態のビスカスヒータ6は、上述し
た駆動軸10と、この駆動軸10の前端側を軸受(図示
せず)を介して回転自在に支持するハウジング51と、
駆動軸10の後端側を軸受50を介して回転自在に支持
するケーシング52と、このケーシング52内に回転可
能に配されたロータ53と、熱媒体流路としての冷却水
路7と、発熱室54内の高粘性流体の発熱量を調整する
発熱量調整装置(油温自己制御機構)90とから構成さ
れている。
【0025】ハウジング51は、後端側が開口した容器
形状の第1ハウジング(フロントハウジング)51aと
この第1ハウジング51aの開口を液密的に塞ぐ第2ハ
ウジング(リヤハウジング)51bとから構成され、両
者はボルト等の締結具51cを用いて固定されている。
ケーシング52は、後端側に略円板形状の溝部が形成さ
れた第1ケーシング(フロントケーシング)52aとこ
の第1ケーシング52aの溝部を液密的に塞ぐ第2ケー
シング(リヤケーシング)52bとから構成されてい
る。
【0026】ケーシング52は、アルミニウム合金等の
熱伝導性に優れた金属部材よりなり、外周面がハウジン
グ51の内周面に溶接等の接合手段を用いて部分的に接
合されている。このケーシング52の内部には、剪断力
が作用すると発熱する高粘性流体(例えば高粘性シリコ
ンオイル等の高粘性オイル)が封入された発熱室(剪断
室)54が形成されている。そして、ケーシング52の
周囲には、高粘性流体の熱を冷却水に効率良く伝達する
ための多数の板状フィン55が一体成形されている。
【0027】なお、板状フィン55の代わりにケーシン
グ52の外壁面を凸凹にしたり、コルゲートフィンや微
細ピンフィン等の熱伝達促進部材をケーシング52の外
壁面に設けたりしても良い。また、ケーシング52とロ
ータ53との間でラビリンスシールを形成して、そのラ
ビリンスシールを発熱室としても良い。
【0028】ロータ53は、発熱室54内に回転可能に
配され、駆動軸10の後端部の外周に固定されている。
このロータ53の外周面または両側壁面には、複数の溝
部(図示せず)が形成され、隣設する溝部間に突起部が
形成されている。そして、ロータ53は、駆動軸10に
エンジンEの回転動力が与えられると駆動軸10と一体
的に回転して発熱室54内に封入されている高粘性流体
に剪断力を作用させる。
【0029】冷却水路7は、第1ハウジング51aと第
2ハウジング51bとの間に形成され、内部をエンジン
Eのウォータジャケットより流出した冷却水が還流す
る。この冷却水路7の入口ポート(図示せず)は、エン
ジンEのウォータジャケットと冷却水配管を介して連結
している。また、冷却水路7の出口ポート(図示せず)
は、フロントヒータ17およびリヤヒータ33と冷却水
配管を介して連結している。
【0030】発熱量調整装置90は、本発明の発熱量調
整手段に相当するもので、第2ハウジング51bと第2
ケーシング52bとの間に、高粘性流体が一時的に貯留
される貯油室56を有している。この貯油室56は、第
2ケーシング52bに形成された油出口57および油入
口(給油口、油出入口)58を介して発熱室54に連通
している。
【0031】なお、発熱室54および貯油室56の両方
で、約30gの高粘性流体を貯えるようになっている。
そして、油出口57は、駆動軸10付近で開口してお
り、油入口58は、貯油室56の地方向側で開口してい
る。また、第2ケーシング52bの内側面には、図4に
示したように、油出口57と発熱室54の外周側とを連
通する連通溝91が形成されている。この連通溝91
は、駆動軸10を中心にして放射状に複数個設けられて
いても良い。
【0032】そして、油出口57内には、螺旋状の特殊
ギヤ92が差し込まれている。その特殊ギヤ92は、駆
動手段としての電動モータ93により正転方向または逆
転方向に駆動されることによって、螺旋状の溝部分に高
粘性流体が絡まって油出口57を往復し、貯油室56内
の高粘性流体を発熱室54内に戻したり、発熱室54内
の高粘性流体を貯油室56内に吸引したりする高粘性流
体搬送手段である。ここで、その特殊ギヤ92の電動モ
ータ93は、ビスカス制御装置4により通電制御され
る。
【0033】次に、ビスカス制御装置4を図1および図
5に基づいて説明する。ここで、図5はビスカス制御装
置4を示した図である。このビスカス制御装置4は、例
えばCPU、ROM、RAMを備えたコンピュータで、
エンジンEの回転速度を検出する回転速度センサ(回転
速度検出手段)95、冷却水回路5内の冷却水温を検出
する冷却水温センサ(熱媒体検出手段)96、および発
熱室54内の高粘性流体の油温を検出する油温センサ
(高粘性流体温度検出手段)97等からのセンサ信号
や、図示しない各種スイッチからのスイッチ信号に基づ
いて、特殊ギヤ92の電動モータ93の回転速度および
回転方向を制御する。
【0034】ビスカス制御装置4による電動モータ93
の制御の一例を示すと、回転速度センサ95で検出した
エンジンEの回転速度が所定回転速度(例えば800r
pm)以下の時に、電動モータ93を高速で正回転させ
て貯油室56内の高粘性流体を発熱室54内に急速に戻
す。そして、エンジンEの回転速度が所定回転速度(例
えば1500rpm)以下の時には、電動モータ93を
低速で正回転させる。また、エンジンEの回転速度が所
定回転速度(例えば2500rpm)以上の時には、電
動モータ93を低速で逆回転させて発熱室54内の高粘
性流体を貯油室56内に吸引する。そして、エンジンE
の回転速度が所定回転速度(例えば3500rpm)以
上の時には、電動モータ93を高速で逆回転させる。な
お、回転速度センサ95の代わりに、ビスカスヒータ6
の駆動軸10やロータ53の回転速度を検出する回転速
度センサを使用しても良い。
【0035】さらに、冷却水温センサ96で検出した冷
却水回路5の冷却水温が所定冷却水温(例えば50℃)
以下の時には、電動モータ93を高速で正回転させる。
そして、冷却水回路5の冷却水温が所定冷却水温(例え
ば75℃)以下の時には、電動モータ93を低速で正回
転させる。また、冷却水回路5の冷却水温が所定冷却水
温(例えば80℃)以上の時には、電動モータ93を低
速で逆回転させる。そして、冷却水回路5の冷却水温が
所定冷却水温(例えば85℃)以上の時には、電動モー
タ93を高速で逆回転させる。
【0036】さらに、油温センサ97で検出した高粘性
流体の油温が所定油温(例えば140℃)以下の時に
は、電動モータ93を高速で正回転させる。そして、高
粘性流体の油温が所定油温(例えば160℃)以下の時
には、電動モータ93を低速で正回転させる。また、高
粘性流体の油温が所定油温(例えば180℃)以上の時
には、電動モータ93を低速で逆回転させる。そして、
高粘性流体の油温が所定油温(例えば200℃)以上の
時には、電動モータ93を高速で逆回転させる。
【0037】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の車両用空気調和装置1の作用を図1ないし図5に基づ
いて簡単に説明する。
【0038】エンジンEが始動されると、クランクプー
リ13、Vベルト8およびVプーリ22を介してコンプ
レッサ21にエンジンEの回転動力が伝達される。これ
により、冷凍サイクル中に冷媒が循環して、フロントダ
クト14内を流れる空気がエバポレータ16を通過する
際に冷却される。
【0039】また、Vプーリ9を介して駆動軸10にエ
ンジンEの回転動力が与えられ、駆動軸10が回転する
ことにより、ビスカスヒータ6のロータ53が回転す
る。そして、ウォータポンプ11にもエンジンEの回転
動力が伝達されることにより、エンジンEを冷却した冷
却水は、ウォータジャケットより流出して、冷却水配管
を通ってハウジング51内の冷却水路7内に流入する。
【0040】このとき、ビスカスヒータ6では、駆動軸
10と一体的にロータ53が回転しているので、発熱室
54内の高粘性流体に剪断力が作用することにより、高
粘性流体が発熱している。したがって、冷却水路7内に
流入した冷却水は、ケーシング52の周囲を巡るとき
に、ケーシング52の板状フィン55を介して高粘性流
体の発生熱を吸熱することにより加熱される。
【0041】そして、ビスカスヒータ6の発生熱を回収
して充分加熱された冷却水は、冷却水配管を通ってフロ
ントヒータ17およびリヤヒータ33に供給される。こ
れにより、フロントダクト14内のエバポレータ16よ
り流出した空気は、フロントヒータ17内を流れる高温
の冷却水と熱交換して再加熱(リヒート)され、フロン
トフット吹出口19cより前席側空調ゾーン内に吹き出
される。また、リヤダクト31内に吸い込まれた空気
は、リヤヒータ33内を流れる高温の冷却水と熱交換し
て加熱され、リヤフット吹出口34より後席側空調ゾー
ン内に吹き出される。したがって、充分な暖房能力で車
室内の暖房が行われる。
【0042】なお、ビスカスヒータ6の発熱能力は、発
熱室54内に封入された高粘性流体の粘性係数により予
め任意に設定することができる。すなわち、粘性係数の
高い高粘性流体程、ロータ53の回転により作用する剪
断力が大きくなるため、ビスカスヒータ6の発熱能力が
高くなり、エンジンEの負荷および燃料消費率が大きく
なる。一方、粘性係数の低い高粘性流体程、ロータ53
の回転により作用する剪断力が小さくなるため、ビスカ
スヒータ6の発熱能力が低くなり、エンジンEの負荷お
よび燃料消費率が小さくなる。
【0043】また、本実施形態では、電磁クラッチを設
けていないのでビスカスヒータ6に常にエンジンEの回
転動力が伝わる構造になっている。したがって、ビスカ
スヒータ6のロータ53は常時回転しており、エンジン
Eの回転速度が増速されればされる程ロータ53は高速
回転する。ビスカスヒータ6の発熱能力は、ロータ53
が高速回転する程大きくなるので、高粘性流体の温度
(油温)が高温化することになる。本実施形態では高粘
性流体として高粘性シリコンオイルを使用しているの
で、高粘性流体の油温が高くなり過ぎると高粘性流体が
熱劣化および機械的劣化するという不具合が生じる可能
性がある。
【0044】しかし、本実施形態では、発熱室54内の
高粘性流体は、剪断応力下で剪断応力に対して垂直方向
に流動する(ワイセンベルグ効果)ことにより回転の中
心側に集まり、油出口57より貯油室56に抜ける。こ
れにより、発熱室54内の高粘性流体の量が減少するの
で、高粘性流体の油温が例えば200℃以上に高くなり
過ぎることはない。そして、貯油室56内に流入した高
粘性流体は自重により貯油室56の下部に溜まる。その
後、電動モータ93を正回転させることにより、油入口
58より発熱室54内に戻ってロータ53に付着しなが
ら発熱室54全体に介在するようになる。
【0045】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態では、エンジンEとビスカスヒータ6の駆動軸
10との間の電磁クラッチを廃止して、ベルト伝動機構
2によってエンジンEと駆動軸10とを直結することに
より、ビスカスヒータ6のロータ53とエンジンEとを
連結するベルト伝動機構2の部品点数を削減できる。
【0046】それによって、暖房用補助熱源装置3全体
の製品価格を低減できると共に、ベルト伝動機構2のV
ベルト8の取回しに大きな設置(作業)スペースが不要
となる。これにより、エンジンルームの小型化に伴って
エンジン補機類の搭載スペースが狭く、しかも非常に制
約の大きいエンジンEの周辺に、容易にビスカスヒータ
6を取り付けることができるので、車両への搭載性を向
上できる。
【0047】そして、本実施形態では、ビスカスヒータ
6に、発熱室54内の高粘性流体の油温を制御する油温
自己制御機構としての発熱量調整装置90を設けてい
る。したがって、エンジンEの回転速度、冷却水温また
は高粘性流体の油温に基づいて、特殊ギヤ92の回転速
度および回転方向を調整することにより、発熱室54内
の高粘性流体の量を増減して、発熱室54内の高粘性流
体の発熱量を調整している。
【0048】したがって、エンジンEによりビスカスヒ
ータ6を直接ベルト駆動していても、すなわち、エンジ
ンEとビスカスヒータ6との間に比較的に高価で、体格
や重量の大きい電磁クラッチを介在させなくても、高粘
性流体の油温の過上昇を抑えることができるので、部品
点数や組付工数を軽減でき、暖房用補助熱源装置3の製
品価格を低減することができる。さらに、高粘性流体の
熱劣化および機械的劣化を抑えることができる。
【0049】それによって、部品点数や組付工数を軽減
でき、暖房用補助熱源装置3の製品価格を低減すること
ができる。さらに、エンジンEの回転速度、すなわち、
ビスカスヒータ6のロータ53の回転速度が低速になっ
ても発熱室54内の高粘性流体の発熱効率の低下を抑制
できるため、冷却水の加熱効率の低下を抑えることがで
きるので、車室内の暖房能力の低下を抑えることができ
る。
【0050】また、発熱室54内の高粘性流体の発熱量
(油温)を任意の値に調整することができるので、例え
ばエンジンEの始動時、車両の加速時または車両の登坂
時のようにエンジンEの負荷が大きくなる時に、エンジ
ンEの負荷を軽減するために、電動モータ93を高速で
逆回転させて発熱室54内の高粘性流体を急速に貯油室
56内に吸引するようにすることもできる。
【0051】また、暖房用主熱源としてのエンジンEに
対して、ビスカスヒータ6の発生熱を暖房用補助熱源と
して利用してフロントヒータ17に供給される冷却水を
充分加熱することができる。したがって、例えばディー
ゼルエンジン車やリーンバーンエンジン車のように、エ
ンジンEの発熱量が少なくてエンジンEの排熱により冷
却水を充分に加熱することができない車両であっても、
冷却水回路5内の冷却水温を所定冷却水温(例えば80
℃)程度に維持することができ、車室内の暖房能力が不
足することを防止できる。
【0052】〔第2実施形態〕図6は本発明の第2実施
形態を示したもので、暖房用補助熱源装置を示した図で
ある。
【0053】本実施形態では、第1実施形態のケーシン
グ52の下方に副貯油室56aを設けて、この副貯油室
56aと発熱室54との間を高粘性流体が往復移動する
ように特殊ギヤ98および電動モータ99を設けてい
る。本実施形態の場合には、発熱室54内の全ての高粘
性流体を貯油室56および副貯油室56aに吸引するこ
ともできるので、ビスカスヒータ6を使用する必要のな
い(例えば冷房運転等)時にエンジンEの負荷を軽減す
ることができる。なお、副貯油室56aは、ケーシング
52の地方向で、且つ駆動軸10の軸心を中心にして円
弧形状に設けられている。58aは油出入口である。
【0054】〔第3実施形態〕図7は本発明の第3実施
形態を示したもので、図7(a)、(b)は油温自己制
御機構の作動状態を示した図である。
【0055】本実施形態では、ビスカスヒータ6の油温
自己制御機構(本発明の発熱量調整手段に相当する)と
して、高粘性流体の油温が高温(例えば200℃)以上
に上昇すると開弁するバイメタル66、および高粘性流
体の油温が低温(例えば100℃)以下に低下すると開
弁するバイメタル67をケーシング52の油出口57お
よび油入口58に取り付けている。
【0056】本実施形態では、エンジンEの回転速度が
高速となって、ビスカスヒータ6のロータ53の回転速
度も高速となることにより、発熱室54内の高粘性流体
の油温が高温化すると、図7(a)に示したように、バ
イメタル66が油出口57を開くので、発熱室54内の
高粘性流体が貯油室56内に流出する。そして、貯油室
56内の高粘性流体の油温が自然冷却により低温化する
と、図7(b)に示したように、バイメタル67が油入
口58を開くので、貯油室56内の高粘性流体が発熱室
54内に戻る。これにより、発熱室54内の高粘性流体
が熱劣化および機械的劣化することを防止できるので、
第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0057】〔第4実施形態〕図8は本発明の第4実施
形態を示したもので、油温自己制御機構の作動状態を示
した図である。
【0058】本実施形態では、ビスカスヒータ6の油温
自己制御機構(本発明の発熱量調整手段に相当する)と
して、ビスカスヒータ6の貯油室56内に支軸68を中
心に回動するアルミニウム合金製のロータリバルブ6
9、およびこのロータリバルブ69を駆動する渦巻き型
板ばね状のバイメタル(図示せず)を配設している。ロ
ータリバルブ69には、ケーシング52の油出口57ま
たは油入口58を選択的に開閉する略円弧形状の窓部7
1が形成されている。
【0059】本実施形態では、バイメタルの周囲の雰囲
気温度(高粘性流体の油温を含む)が高温化すると、図
8(a)に示したように、バイメタルがロータリバルブ
69を駆動することにより窓部71が油出口57と一致
するので、発熱室54内の高粘性流体が貯油室56内に
流出する。そして、貯油室56内の高粘性流体の油温が
自然冷却により低温化して、バイメタルの雰囲気温度が
低温化すると、図8(b)に示したように、バイメタル
がロータリバルブ69を戻すことにより窓部71が油入
口58と一致するので、貯油室56内の高粘性流体が発
熱室54内に戻る。これにより、発熱室54内の高粘性
流体が熱劣化および機械的劣化することを防止できるの
で、第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0060】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を車室内の暖房と冷房とを行うことが可能な車両用空気
調和装置1に適用したが、本発明を車室内の暖房のみを
行うことが可能な車両用暖房装置に適用しても良い。ま
た、水冷式のエンジンEの即効暖機を行うエンジン暖機
装置に本発明を適用しても良い。
【0061】本実施形態では、暖房用主熱源、駆動源と
して水冷式のエンジンEを使用したが、駆動源としてモ
ータを使用しても良い。また、本実施形態では、暖房用
補助熱源装置として、冷却水回路5にビスカスヒータ6
のみを設けたが、水冷式オルタネータ、電気ヒータやモ
ータ等の電気部品の排熱を回収する排熱回収器などを併
用しても良い。
【0062】本実施形態では、螺旋状の特殊ギヤ92と
この特殊ギヤ92を駆動する電動モータ93とから発熱
室54と貯油室56との間で高粘性流体を往復移動させ
る高粘性流体搬送手段を構成したが、ベルトコンベアと
このベルトコンベアを駆動する駆動手段とから高粘性流
体搬送手段を構成しても良い。
【0063】また、ビスカスヒータ6の油温自己制御機
構(本発明の発熱量調整手段に相当する)として、第3
実施形態のバイメタル66、67の代わりに、高粘性流
体の油温に応じてケーシング52の油出口57または油
入口58を選択的に開閉するサーモワックス(温度作動
式開閉弁)を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】暖房用補助熱源装置を示した断面図である(第
1実施形態)。
【図2】エンジンとベルト伝動機構を示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図3】車両用空気調和装置の冷却水回路を示した概略
図である(第1実施形態)。
【図4】第2ケーシングを示した平面図である(第1実
施形態)。
【図5】ビスカス制御装置を示したブロック図である
(第1実施形態)。
【図6】暖房用補助熱源装置を示した断面図である(第
2実施形態)。
【図7】(a)、(b)は油温自己制御機構の作動状態
を示した図である(第3実施形態)。
【図8】(a)、(b)は油温自己制御機構の作動状態
を示した図である(第4実施形態)。
【符号の説明】
E エンジン(駆動源) F エアコンユニット R リヤヒータユニット 1 車両用空気調和装置 2 ベルト伝動機構(動力伝達手段) 3 暖房用補助熱源装置(車両用補助熱源装置) 4 ビスカス制御装置 5 冷却水回路 6 ビスカスヒータ(剪断発熱器) 7 冷却水路 8 Vベルト 9 Vプーリ 10 駆動軸 17 フロントヒータ 33 リヤヒータ 53 ロータ 54 発熱室 56 貯油室 57 油出口 58 油入口 90 発熱量調整装置(発熱量調整手段) 92 特殊ギヤ 93 電動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 肇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)駆動源の回転動力が加わると回転す
    るロータ、およびこのロータに回転動力が加わると剪断
    力が作用されて熱を発生する粘性流体を内部に収容した
    発熱室を有し、この発熱室内の粘性流体の発生熱により
    熱媒体を加熱する剪断発熱器と、 (b)前記駆動源と前記ロータとを直結すると共に、前
    記駆動源の回転動力を前記ロータに伝達する動力伝達手
    段とを備えた車両用補助熱源装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用補助熱源装置にお
    いて、 前記剪断発熱器は、前記発熱室内の粘性流体の量を調節
    することにより、前記発熱室内の粘性流体の発熱量を調
    整する発熱量調整手段を有することを特徴とする車両用
    補助熱源装置。
JP7032097A 1997-03-25 1997-03-25 車両用補助熱源装置 Pending JPH10264641A (ja)

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