JP3338548B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JP3338548B2
JP3338548B2 JP04131294A JP4131294A JP3338548B2 JP 3338548 B2 JP3338548 B2 JP 3338548B2 JP 04131294 A JP04131294 A JP 04131294A JP 4131294 A JP4131294 A JP 4131294A JP 3338548 B2 JP3338548 B2 JP 3338548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準電圧発生回路に関
し、特に、素子の特性のばらつき、電源電圧の変動、温
度変動に対して安定な一定電圧を供給する基準電圧発生
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路内で基準電圧を発生する
には、接地電位と電源電圧とを抵抗で分割する方法、ま
たは抵抗の代わりにnチャネルMOSトランジスタ(n
MOSトランジスタ)とpチャネルMOSトランジスタ
(pMOSトランジスタ)との直列回路により電圧を分
割する方法等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例による基準
電圧発生回路では、回路に使用されている抵抗の値また
はMOSトランジスタの特性のばらつき等により出力電
圧が設計値からずれる。また、電源電圧の変動、温度変
化等によっても出力電圧が大きく影響される。
【0004】本発明の目的は、素子特性のばらつき、電
源電圧の変動または温度変化によって出力電圧が影響さ
れにくい基準電圧発生回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の基準電圧発生回
路は、電流値を制御するための制御信号が入力される第
1の電流源(CS1)を有し、入力信号が与えられて電
流値を変化させる電流スイッチを含む2つの電流分岐回
路が並列に接続された回路であって前記第1の電流源に
直列に接続された電流スイッチ回路を含む増幅器(OP
1、CS1)と、前記増幅器の出力信号を基に、前記第
1の電流源の制御信号を発生する第1の帰還回路(BC
1)とを含み、前記第1の電流源(CS1)は、制御信
号がゲート電極に入力されるnMOSトランジスタ(M
N3)であり、前記増幅器の電流スイッチの各々は、入
力信号がゲート電極に与えられるnMOSトランジスタ
(MN1、MN2)であり、前記増幅器の2つの電流分
岐回路は、ともに前記電流スイッチとpMOSトランジ
スタ(MP1、MP2)との直列回路であり、前記増幅
器の2つの電流分岐回路のpMOSトランジスタ(MP
1、MP2)のゲート電極は相互に接続され、前記増幅
器の一方の電流分岐回路の電流スイッチとpMOSトラ
ンジスタとの相互接続点(P1)に接続されており、前
記増幅器の出力信号が、該増幅器の他方の電流分岐回路
の電流スイッチとpMOSトランジスタとの相互接続点
(P2)の電位に基づいて形成される。
【0006】さらに、電流値を制御するための制御信号
が入力される第2の電流源を含み、前記増幅器の一方の
電流スイッチの入力信号を形成する入力信号形成回路
と、前記増幅器の出力信号を基に、前記第2の電流源の
制御信号を発生する第2の帰還回路とを含んでもよい。
【0007】
【作用】増幅器の入力信号が変動し、電流スイッチ回路
を流れる電流が変化すると、出力信号が変動する。この
出力信号の変動分を電流スイッチ回路の電流を発生する
ための電流源にフィードバックすることにより、電流ス
イッチ回路を流れる電流の変動を抑制することができ
る。電流の変動が抑制されると、増幅器の出力信号の変
動も抑制され、入力信号の変動に対して安定な基準電圧
を得ることができる。
【0008】また、回路の素子特性のばらつきまたは温
度変化等により、回路内の各部の電圧が設計値からずれ
ると、増幅器の出力電圧も設計値からずれる。この出力
電圧の設計値からのずれを電流源にフィードバックする
ことにより、設計値からのずれを抑制することができ
る。従って、素子特性のばらつきまたは温度変化等に対
して安定な基準電圧を得ることができる。
【0009】増幅器の一方の入力信号を、電流値を制御
可能な電流源を含む回路により発生することにより、出
力信号を入力側にフィードバックすることができる。こ
れにより、入力信号の変動に対して出力信号の変動をさ
らに抑制することが可能になる。
【0010】
【実施例】図1を参照して本発明の第1の実施例につい
て説明する。図1(A)は、第1の実施例による基準電
圧発生回路の回路図を示す。オペアンプOP1は、電流
スイッチを含む回路であり、オペアンプOP1内の電流
スイッチには電流源CS1から一定の電流が供給されて
いる。オペアンプOP1の非反転入力端子A及び反転入
力端子Bには、所定の電圧が供給されている。
【0011】オペアンプOP1は、出力電圧VOUT を形
成出力する。出力電圧VOUT は帰還回路BC1を介して
電流源CS1に与えられている。電流源CS1の電流は
出力電圧VOUT により制御される。帰還回路BC1は、
例えばインバータまたはレベルシフト回路等である。
【0012】なお、通常の回路図では、オペアンプ内の
電流源はオペアンプに含めて記載するが、本明細書にお
いては、オペアンプ内の電流源を制御する方法を明示す
るためオペアンプ外に記載している。
【0013】図1(B)は、図1(A)の基準電圧発生
回路をMOSトランジスタで構成した例を示す。負荷用
pMOSトランジスタMP1と電流スイッチ用nMOS
トランジスタMN1との直列回路、及び負荷用pMOS
トランジスタMP2と電流スイッチ用nMOSトランジ
スタMN2との直列回路が並列接続され、電流スイッチ
回路を構成している。
【0014】電流スイッチ回路のpMOSトランジスタ
MP1、MP2側端子は電源電圧V DDに接続されてい
る。また、他方のnMOSトランジスタMN1、MN2
側端子は、電流源として働くnMOSトランジスタMN
3を介して接地電位VSSに接続されている。
【0015】pMOSトランジスタMP1、MP2のゲ
ート電極は、共にpMOSトランジスタMP1とnMO
SトランジスタMN1との相互接続点P1に接続されて
おり、カレントミラー回路を構成している。nMOSト
ランジスタMN1のゲート電極は反転入力端子Bとな
り、nMOSトランジスタMN2のゲート電極は非反転
入力端子Aとなる。非反転入力端子A及び反転入力端子
Bには、それぞれ所定の入力電圧VA 、VB が与えられ
ている。
【0016】pMOSトランジスタMP3とnMOSト
ランジスタMN4との直列回路のpMOSトランジスタ
MP3側端子が電源電圧VDDに、nMOSトランジスタ
MN4側端子が接地電位VSSに接続されている。pMO
SトランジスタMP3のゲート電極は、pMOSトラン
ジスタMP2とnMOSトランジスタMN2との相互接
続点P2に接続されている。
【0017】nMOSトランジスタMN4のゲート電極
は、pMOSトランジスタMP3とnMOSトランジス
タMN4との相互接続点P3に接続されており、pMO
SトランジスタMP3の負荷として働く。相互接続点P
3は出力電圧VOUT を形成出力する。出力電圧V
OUT は、nMOSトランジスタMN3のゲート電極に与
えられており、電流スイッチ回路の電流源にフィードバ
ックされている。
【0018】pMOSトランジスタMP1、MP2、M
P3のチャネル領域は電源電圧VDDに接続され、nMO
SトランジスタMN1、MN2、MN3、MN4のチャ
ネル領域は接地電位VSSに接続されている。
【0019】次に、図1(B)に示す基準電圧発生回路
の動作について説明する。電源電圧VDDを5V、入力電
圧VA 、VB を3Vとし、出力電圧VOUT に1.5Vを
出力するように設計されているとする。入力電圧VA
B にばらつきが生じ、入力電圧VB が入力電圧VA
りも若干高くなったとする。nMOSトランジスタMN
1には、nMOSトランジスタMN2よりも多くの電流
が流れる。このため、負荷のpMOSトランジスタMP
1により多くの電流が流れ、相互接続点P1の電位が下
がる。
【0020】相互接続点P1の電位が下がると、pMO
SトランジスタMP2のゲート電極の電位も下がり、p
MOSトランジスタMP2のソース・ドレイン間電圧が
減少する。このため、相互接続点P2の電位が上昇す
る。
【0021】相互接続点P2に接続されているpMOS
トランジスタMP3のゲート電極の電位も上昇するた
め、pMOSトランジスタMP3のソース・ドレイン間
電圧が大きくなり、出力電圧VOUT が下がる。すると、
nMOSトランジスタMN3のゲート電位が下がり、n
MOSトランジスタMN3のドレイン電流が減少する。
従って、nMOSトランジスタMN1を流れる電流が減
少する。
【0022】すなわち、出力電圧VOUT をフィードバッ
クして電流源となるnMOSトランジスタMN3の電流
を制御することにより、nMOSトランジスタMN1を
流れる電流の増加を抑制することができる。このように
して、入力電圧VB が上昇しても出力電圧VOUT の低下
分を抑制することができる。
【0023】次に、素子特性のばらつきによる影響につ
いて説明する。pMOSトランジスタMP3の閾値電圧
Vthが設計値よりも若干低くなったとする。pMOSト
ランジスタMP3のソース・ドレイン間電圧が減少し、
出力電圧VOUT が上昇する。出力電圧VOUT が上昇する
と、nMOSトランジスタMN3のゲート電位も上昇
し、nMOSトランジスタMN3のドレイン電流が増加
する。
【0024】このため、pMOSトランジスタMP1を
流れる電流も増加し、相互接続点P1の電位が低下す
る。相互接続点P1に接続されたpMOSトランジスタ
MP2のゲート電位も低下し、pMOSトランジスタM
P2のソース・ドレイン間電圧が減少する。このため、
相互接続点P2の電位が上昇する。
【0025】相互接続点P2に接続されたpMOSトラ
ンジスタMP3のゲート電位も上昇し、pMOSトラン
ジスタMP3のソース・ドレイン間電圧が大きくなる。
従って、出力電圧VOUT が低下する。
【0026】このように、出力電圧VOUT をフィードバ
ックして電流源となるnMOSトランジスタMN3の電
流を制御することにより、出力電圧VOUT の上昇を抑制
することができる。
【0027】また、温度変化によって、MOSトランジ
スタの閾値電圧が変動した場合にも、出力電圧VOUT
電流源を流れる電流にフィードバックすることにより、
出力電圧VOUT の変動を抑制することができる。
【0028】上記実施例では、MOSトランジスタを使
用した場合について説明したが、バイポーラトランジス
タを使用しても同様の回路を構成することができる。図
2は、図1(A)の基準電圧発生回路をバイポーラトラ
ンジスタを使用して構成した例を示す。図1(B)のp
MOSトランジスタMP1、MP2、MP3の代わりに
pnpバイポーラトランジスタBN1、BN2、BN3
が使用され、nMOSトランジスタMN1、MN2、M
N3の代わりにnpnバイポーラトランジスタBP1、
BP2、BP3が使用され、nMOSトランジスタMN
4の代わりにダイオードD1と抵抗R10との直列回路
が使用されている。
【0029】ダイオードD1を接続したのは、npnト
ランジスタBP3のベース・エミッタ間電圧と同等の電
位差を発生させるためである。また、抵抗値を定めるこ
とによって所望の電流値を得るために、npnトランジ
スタBP3に直列に抵抗R11が接続されている。
【0030】例えばnpnトランジスタBP1のベース
電流が若干増加すれば、pnpトランジスタBN1を流
れるコレクタ電流が増加し相互接続点P1の電位が低下
する。相互接続点P1に接続されているpnpトランジ
スタBN2のベース電位も下がり、pnpトランジスタ
BN2のコレクタ・エミッタ間電圧が減少する。このた
め、相互接続点P2の電位が上昇する。
【0031】相互接続点P2に接続されているpnpト
ランジスタBN3のベース電位も上昇しコレクタ電流が
減少する。すると、抵抗R10による電圧降下が減少し
出力電圧VOUT が低下する。出力電圧VOUT が与えられ
ているnpnトランジスタBP3のベース電位も低下し
コレクタ電流が減少する。従って、pnpトランジスタ
BN1を流れる電流も減少する。
【0032】このように、図1(B)の基準電圧発生回
路のMOSトランジスタの代わりにバイポーラトランジ
スタを使用しても同様の効果を得ることができる。ま
た、npnトランジスタBP1、BP2、BP3のみを
バイポーラトランジスタで構成し、pnpトランジスタ
BN1、BN2、BN3の代わりにMOSトランジスタ
を使用してたBiCMOSとしてもよい。バイポーラト
ランジスタは、MOSトランジスタに比べて素子特性の
ばらつきを小さくすることが容易であるため、特に素子
特性の均一性が必要とされる電流源及び電流スイッチ回
路の駆動用トランジスタにバイポーラトランジスタを使
用すると効果が大である。
【0033】上記第1の実施例では、オペアンプOP1
の電流源が、接地電位VSS側に設けられている場合につ
いて説明したが、電流源を電源電圧VDD側に設けてもよ
い。図3(A)は、オペアンプOP1の電流源を電源電
圧VDD側に設けた第1の実施例の変形例を示す。図1
(A)に示す基準電圧発生回路とは、電流源CS1が電
源電圧VDD側に設けられている点が異なる。出力電圧V
OUT を帰還回路BC1を介して電流源CS1にフィード
バックする構成は図1(A)に示す基準電圧発生回路と
同様である。
【0034】図3(B)は、図3(A)の基準電圧発生
回路をMOSトランジスタで構成した例を示す。図1
(B)の電流スイッチ回路の電流スイッチ用nMOSト
ランジスタMN1、MN2の代わりに、pMOSトラン
ジスタMP4、MP5を使用し、負荷用pMOSトラン
ジスタMP1、MP2の代わりに、nMOSトランジス
タMN6、MN7を使用している。
【0035】電流源としては、nMOSトランジスタM
N3の代わりに、pMOSトランジスタMP6を使用し
ている。電流スイッチ回路のnMOSトランジスタMN
6、MN7側端子が接地電位VSSに接続され、他方のp
MOSトランジスタMP4、MP5側端子がpMOSト
ランジスタMP6を介して電源電圧VDDに接続されてい
る。
【0036】出力段の駆動用pMOSトランジスタMP
3の代わりにnMOSトランジスタMN8を使用し、負
荷用nMOSトランジスタMN4の代わりにpMOSト
ランジスタMP7を使用している。このように、nMO
SトランジスタとpMOSトランジスタとを相互に置き
換えて回路を構成することにより、電流源が電源電圧V
DD側に接続された基準電圧発生回路を構成することがで
きる。
【0037】図3に示す第1の実施例の変形例によって
も、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。次
に、図4を参照して第2の実施例について説明する。
【0038】図4(A)は、第2の実施例による基準電
圧発生回路の回路図を示す。オペアンプOP1、電流源
CS1、帰還回路BC1の構成は、図1(A)の基準電
圧発生回路の構成と同様である。インピーダンスZ1と
電流源CS2との直列回路が入力側に設けられ、インピ
ーダンスZ1側端子が電源電圧VDDに、電流源CS2側
端子が接地電位VSSに接続されている。インピーダンス
Z1と電流源CS2との相互接続点P4がオペアンプO
P1の非反転入力端子Aに接続されており、オペアンプ
OP1の非反転入力端子Aには、インピーダンスZ1と
電流源CS2によって分圧された電圧が供給されてい
る。
【0039】電流源CS2の制御端子には、帰還回路B
C1の出力が供給されており、出力電圧VOUT によって
電流源CS2の電流が制御される。図4(B)は、図4
(A)の基準電圧発生回路をMOSトランジスタを使用
して構成した例を示す。pMOSトランジスタMP1、
MP2、nMOSトランジスタMN1、MN2からなる
電流スイッチ回路、電流源として動作するnMOSトラ
ンジスタMN3、出力段の駆動用pMOSトランジスタ
MP3及び負荷用nMOSトランジスタMN4の構成
は、図1(B)の基準電圧発生回路の構成と同様であ
る。
【0040】図4(A)のインピーダンスZ1は抵抗R
3で構成され、電流源CS2はnMOSトランジスタM
N5で構成されている。nMOSトランジスタMN5の
ゲート電極には出力電圧VOUT が与えられている。オペ
アンプの非反転入力端子AとなるnMOSトランジスタ
MN2のゲート電極には、抵抗R3とnMOSトランジ
スタMN5との相互接続点P4の電位が与えられてい
る。
【0041】また、オペアンプの反転入力端子Bとなる
nMOSトランジスタMN1のゲート電極には、電源電
圧VDDを抵抗R1、R2で分圧して所定の電圧が与えら
れている。
【0042】以下に、図4(B)の基準電圧発生回路の
動作について説明する。例えば、電源電圧VDDが5V、
入力電圧VA 、VB が3V、出力電圧VOUT が1.5V
になるように設計されている。抵抗R1、R2の抵抗値
のばらつきにより、入力電圧VB が入力電圧VA よりも
高くなったとする。図1(B)に示す第1の実施例で説
明したように、出力電圧VOUT が低下する。
【0043】出力電圧VOUT が低下するとnMOSトラ
ンジスタMN5のゲート電位も低下し、nMOSトラン
ジスタMN5を流れる電流が減少する。抵抗R3を流れ
る電流も減少し、相互接続点P4の電位が上昇する。
【0044】このように、入力電圧VB が設計値よりも
若干上昇すると、入力電圧VA も上昇するようにフィー
ドバック機能が働く。従って、出力電圧VOUT の低下を
抑制することができる。
【0045】上記第2の実施例では、出力電圧V
OUT を、オペアンプOP1の入力電圧VAにフィードバ
ックする例について説明したが、オペアンプOP1の反
転入力端子Bに与えられる入力電圧VB にフィードバッ
クしてもよい。この場合には、インピーダンスZ1と電
流源CS2の相互接続点をオペアンプOP1の反転入力
端子Bに接続すればよい。
【0046】また、上記第2の実施例では、電流源が接
地電位VSS側に接続されている場合について説明した
が、電源電圧VDD側に接続してもよい。図5は、電流源
を電源電圧VDD側に接続した第2の実施例の変形例を示
す。
【0047】図5(A)に示すように、オペアンプOP
1、電流源CS1及び帰還回路BC1で構成された回路
は、図3(A)の基準電圧発生回路と同様の構成であ
る。また、図4(A)と同様に、インピーダンスZ1と
電流源CS2の直列回路の相互接続点P4がオペアンプ
OP1の非反転入力端子Aに接続されている。図4
(A)と異なるのは、電流源CS2側端子が電源電圧V
DDに接続され、インピーダンスZ1側端子が接地電位V
SSに接続されている点である。
【0048】図5(B)は、図5(A)の基準電圧発生
回路をMOSトランジスタで構成した例を示す。電流ス
イッチ回路を構成するpMOSトランジスタMP4、M
P5、nMOSトランジスタMN6、MN7、電流源と
して動作するpMOSトランジスタMP6、出力段の直
列回路を構成するpMOSトランジスタMP7、nMO
SトランジスタMN8は図3(B)に示す基準電圧発生
回路と同様の構成である。
【0049】図5(A)のインピーダンスZ1は抵抗R
4で構成され、電流源CS2はpMOSトランジスタM
P8で構成されている。pMOSトランジスタMP8の
ゲート電極には出力電圧VOUT が与えられている。オペ
アンプの非反転入力端子AとなるpMOSトランジスタ
MP5のゲート電極には、抵抗R4とpMOSトランジ
スタMP8との相互接続点P4の電位が与えられてい
る。
【0050】また、オペアンプの反転入力端子Bとなる
pMOSトランジスタMP4のゲート電極には、電源電
圧VDDを抵抗R5、R6で分圧した所定の電圧が与えら
れている。このように構成することにより、電流源を電
源電圧VDD側に接続しても図4(B)に示す第2の実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0051】次に、上記第1〜第2の実施例による基準
電圧発生回路を2段直列に接続する例について説明す
る。図6(A)は、第1の実施例による基準電圧発生回
路を2段直列に接続した例を示す。オペアンプOP1
a、電流源CS1a、帰還回路BC1aからなる第1段
目の基準電圧発生回路、及びオペアンプOP1b、電流
源CS1b、帰還回路BC1bからなる第2段目の基準
電圧発生回路は、図1(A)の基準電圧発生回路と同様
の構成である。第1段目の出力電圧VOUT aが第2段目
のオペアンプOP1bの反転入力端子Bbに接続されて
いる。
【0052】図6(B)は、第1段目の出力電圧VOUT
を第2段目のオペアンプOP1bの非反転入力端子Ab
に接続した場合を示す。図7は、図3(A)に示す第1
の実施例の変形例による基準電圧発生回路を2段直列に
接続した例を示す。図7(A)は、第1段目の出力電圧
OUT aを第2段目のオペアンプOP1bの反転入力端
子Bbに入力する場合、図7(B)は、非反転入力端子
Abに入力する場合を示す。
【0053】図8は、図4(A)に示す第2の実施例に
よる基準電圧発生回路を2段直列に接続した例を示す。
図8(A)は、第1段目の出力電圧VOUT aを第2段目
のオペアンプOP1bの反転入力端子Bbに入力する場
合、図8(B)は、非反転入力端子Abに入力する場合
を示す。
【0054】図9は、図5(A)に示す第2の実施例の
変形例による基準電圧発生回路を2段直列に接続した例
を示す。図9(A)は、第1段目の出力電圧VOUT aを
第2段目のオペアンプOP1bの反転入力端子Bbに入
力する場合、図9(B)は、非反転入力端子Abに入力
する場合を示す。
【0055】図10は、図8(A)に示す基準電圧発生
回路をMOSトランジスタを使用して構成した例を示
す。図10の第1段目の基準電圧発生回路は、図4
(B)の基準電圧発生回路とほぼ同様の構成である。対
応する回路部品には図4(B)中の符号にaを付して示
している。
【0056】図10の構成が図4(A)の構成と異なる
のは、第1段目の出力電圧VOUT aが直接nMOSトラ
ンジスタMN3a、MN5aに供給されているのではな
く、インピーダンスZ2aを介して電圧降下されて供給
されている点である。このように、出力電圧をレベルシ
フトさせて電流源にフィードバックすることにより、出
力電圧変動抑制の効果が最適になるように調整すること
ができる。
【0057】図10の第2段目の基準電圧発生回路は、
図4(B)のnMOSトランジスタMN1のゲート電極
に抵抗R1、R2で分圧された電圧を与える代わりに、
第1段目の基準電圧発生回路の出力電圧VOUT aを与え
ている点、及び出力電圧VOU T bをインピーダンスZ2
bを介して電圧降下させてフィードバックしている点が
異なり、その他の構成は図4(B)の基準電圧発生回路
と同様の構成である。対応する回路部品には図4(B)
中の符号にbを付して示している。
【0058】図6〜図10に示すように、第1〜第2の
実施例による基準電圧発生回路を2段直列に接続するこ
とにより、第1段目の入力電圧が変動しても第2段目の
入力電圧を安定化させることができる。このため、第1
段目の入力電圧の変動等に対して出力電圧VOUT をさら
に安定化させることができる。
【0059】上記実施例では、MOSトランジスタまた
はバイポーラトランジスタを使用して基準電圧発生回路
を構成した場合について説明したが、GaAsMESF
ET、ジョセフソン素子等を使用してもよい。
【0060】上記第1及び第2の実施例では、入力電圧
の変動に対して出力電圧の変動を抑えることができる点
に着目して効果を説明したが、出力電圧のわずかな変動
を積極的に利用してもよい。以下に、出力電圧の変動を
積極的に利用した例について説明する。
【0061】図11は、図4(A)の基準電圧発生回路
を使用したD/Aコンバータを示す。オペアンプOP
1、電流源CS1、CS2、抵抗R12は図4の基準電
圧発生回路と同様の構成である。ここで、インピーダン
スZ1の代わりに抵抗R12を使用し、帰還回路BC1
は、出力電圧VOUT aを直接電流源CS1、CS2に帰
還している。
【0062】所定の一定電流を流す電流源I1 〜Im
それぞれスイッチSW1 〜SWm と直列に接続されてい
る。これらm個の直列回路が並列に接続された電流発生
回路Iと抵抗R13が直列に接続され、抵抗R13側の
端子が電源電圧VDDに、電流発生回路I側の端子が接地
電位VSSに接続されている。抵抗R13と電流発生回路
Iとの相互接続点P5の電位がオペアンプOP1の反転
入力端子に与えられている。
【0063】抵抗R14とnMOSトランジスタMN9
との直列回路の抵抗R14側の端子が電源電圧VDDに、
nMOSトランジスタMN9側の端子が接地電位VSS
接続され、増幅回路を構成している。nMOSトランジ
スタMN9のゲート電極には、オペアンプOP1の出力
電圧VOUT aが与えられている。抵抗R14とnMOS
トランジスタMN9との相互接続点P6は出力電圧V
OUT を形成出力する。
【0064】電流発生回路IのスイッチSW1〜SWm
の所望のスイッチを閉成すると、閉成されたスイッチに
対応する電流が流れる。この電流により抵抗R13の両
端に電圧降下が生じ、オペアンプOP1の反転入力端子
に閉成したスイッチに対応する電圧が印加される。
【0065】図4(A)の第2の実施例で説明したよう
に、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧が所定量変
化すると、非反転入力端子の電圧もある程度それに追随
して変化し、出力電圧VOUT aの変化が抑制される。出
力電圧VOUT aの変化量は、入力電圧の変化量に対して
わずかである。すなわち、入力電圧の比較的大きな変化
を、所定の割合の微小な電圧変化として取り出すことが
できる。
【0066】出力電圧VOUT aの変化量を電流源CS
1、CS2の電流変化量に帰還する割合を適当に設定す
ることにより、出力電圧VOUT aの変化量を所望の電圧
幅に収めることができる。出力電圧VOUT aの微小な電
圧変化は、抵抗R14とnMOSトランジスタMN9で
構成された増幅回路により増幅され、所望の変化量の出
力電圧VOUT を得ることができる。
【0067】このように、図11に示すD/Aコンバー
タにより、閉成されたスイッチに対応した安定な出力電
圧を得ることができる。なお、上記実施例では、図4
(A)の基準電圧発生回路を使用した場合について説明
したが、図5(A)、図8及び図9の基準電圧発生回路
を使用してもよい。また、スイッチSW1 〜SWm には
MOSトランジスタ等の能動素子を使用してもよい。
【0068】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基準電圧
発生回路によれば、素子特性のばらつき、温度変化及び
入力電圧、電源電圧の変動に対して安定な基準電圧を発
生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による基準電圧発生回路
の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例による基準電圧発生回路
の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施例の変形例による基準電圧
発生回路の回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例による基準電圧発生回路
の回路図である。
【図5】本発明の第2の実施例の変形例による基準電圧
発生回路の回路図である。
【図6】図1に示す基準電圧発生回路を2段直列に接続
した基準電圧発生回路の回路図である。
【図7】図2に示す基準電圧発生回路を2段直列に接続
した基準電圧発生回路の回路図である。
【図8】図4に示す基準電圧発生回路を2段直列に接続
した基準電圧発生回路の回路図である。
【図9】図4に示す基準電圧発生回路を2段直列に接続
した基準電圧発生回路の回路図である。
【図10】図8に示す基準電圧発生回路をMOSトラン
ジスタで構成した場合の回路図である。
【図11】図4(A)の基準電圧発生回路を使用したD
/Aコンバータの回路図である。
【符号の説明】
OP オペアンプ MP pMOSトランジスタ MN nMOSトランジスタ BN pnpトランジスタ BP npnトランジスタ CS 電流源 BC 帰還回路 D ダイオード Z インピーダンス R 抵抗 I 電流発生回路 SW スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−101824(JP,A) 特開 平3−116309(JP,A) 実開 昭60−61842(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 3/24

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流値を制御するための制御信号が入力
    される第1の電流源(CS1)を有し、入力信号が与え
    られて電流値を変化させる電流スイッチを含む2つの電
    流分岐回路が並列に接続された回路であって前記第1の
    電流源に直列に接続された電流スイッチ回路を含む増幅
    器(OP1、CS1)と、 前記増幅器の出力信号を基に、前記第1の電流源の制御
    信号を発生する第1の帰還回路(BC1)とを含み、 前記第1の電流源(CS1)は、制御信号がゲート電極
    に入力されるnMOSトランジスタ(MN3)であり、 前記増幅器の電流スイッチの各々は、入力信号がゲート
    電極に与えられるnMOSトランジスタ(MN1、MN
    2)であり、 前記増幅器の2つの電流分岐回路は、ともに前記電流ス
    イッチとpMOSトランジスタ(MP1、MP2)との
    直列回路であり、 前記増幅器の2つの電流分岐回路のpMOSトランジス
    タ(MP1、MP2)のゲート電極は相互に接続され、
    前記増幅器の一方の電流分岐回路の電流スイッチとpM
    OSトランジスタとの相互接続点(P1)に接続されて
    おり、 前記増幅器の出力信号が、該増幅器の他方の電流分岐回
    路の電流スイッチとpMOSトランジスタとの相互接続
    点(P2)の電位に基づいて形成される基準電圧発生回
    路。
  2. 【請求項2】 前記増幅器は、さらに、前記電流スイッ
    チ回路の他方の電流分岐回路の電流スイッチとpMOS
    トランジスタとの相互接続点(P2)の電位により制御
    される他のpMOSトランジスタ(MP3)と負荷(M
    N4)との直列回路を含み、 前記他のpMOSトランジスタと前記負荷との相互接続
    点(P3)の電圧を出力信号とする請求項1記載の基準
    電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 記第1の帰還回路は、前記他のpMOS
    トランジスタと前記負荷との相互接続点(P3)と前記
    第1の電流源を構成するnMOSトランジスタ(MN
    3)のゲート電極とを接続する配線である請求項2記載
    の基準電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 電流値を制御するための制御信号が入力
    される第1の電流源(CS1)を有し、入力信号が与え
    られて電流値を変化させる電流スイッチを含む2つの電
    流分岐回路が並列に接続された回路であって前記第1の
    電流源に直列に接続された電流スイッチ回路を含む増幅
    器(OP1、CS1)と、 前記増幅器の出力信号を基に、前記第1の電流源の制御
    信号を発生する第1の帰還回路(BC1)とを含み、 前記第1の電流源は、制御信号がゲート電極に入力され
    るpMOSトランジスタ(MP6)であり、 前記増幅器の電流スイッチの各々は、入力信号がゲート
    電極に与えられるpMOSトランジスタ(MP4、MP
    5)であり、 前記増幅器の2つの電流分岐回路は、ともに前記電流ス
    イッチとnMOSトランジスタ(MN6、MN7)との
    直列回路であり、 前記増幅器の2つの電流分岐回路のnMOSトランジス
    タ(MN6、MN7)のゲート電極は相互に接続され、
    前記増幅器の一方の電流分岐回路の電流スイッチとnM
    OSトランジスタとの相互接続点(P1)に接続されて
    おり、 前記増幅器の出力信号が、該増幅器の他方の電流分岐回
    路の電流スイッチとnMOSトランジスタとの相互接続
    点(P2)の電位に基づいて形成される基準電圧発生回
    路。
  5. 【請求項5】 前記増幅器は、さらに、前記電流スイッ
    チ回路の他方の電流分岐回路の電流スイッチとnMOS
    トランジスタとの相互接続点(P2)の電位により制御
    される他のnMOSトランジスタ(MN8)と負荷(M
    P7)との直列回路を含み、 前記他のnMOSトランジスタと前記負荷との相互接続
    点(P3)の電圧を出力信号とする請求項4記載の基準
    電圧発生回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の帰還回路は、前記他のnMO
    Sトランジスタと前記負荷との相互接続点(P3)と前
    記第1の電流源を構成するpMOSトランジスタ(MP
    6)のゲート電極とを接続する配線である請求項5記載
    の基準電圧発生回路。
  7. 【請求項7】 さらに、電流値を制御するための制御信
    号が入力される第2の電流源(CS2)を含み、前記増
    幅器の一方の電流スイッチの入力信号を形成する入力信
    号形成回路(CS2、Z1)と、 前記増幅器の出力信号を基に、前記第2の電流源の制御
    信号を発生する第2の帰還回路とを含む請求項1〜6の
    いずれかに記載の基準電圧発生回路。
  8. 【請求項8】 前記入力信号形成回路は、前記第2の電
    流源(CS2)と負荷インピーダンス(Z1)との直列
    回路であり、 前記第2の電流源と負荷インピーダンスとの相互接続点
    (P4)の電位が前記増幅器の一方の電流スイッチの入
    力信号を形成する請求項7記載の基準電圧発生回路。
  9. 【請求項9】 前記第2の電流源はMOSトランジスタ
    であり、 前記第2の帰還回路は前記増幅器の出力信号を該MOS
    トランジスタのゲート電極に与える配線である請求項8
    記載の基準電圧発生回路。
  10. 【請求項10】 さらに、電流値を制御するための制御
    信号が入力される第3の電流源(CS1b)を有し、入
    力信号が与えられて電流値を変化させる電流スイッチを
    含む2つの電流分岐回路が並列に接続された回路であっ
    て前記第3の電流源に直列に接続された電流スイッチ回
    路を含む他の増幅器(OP1b、CS1b)と、 前記他の増幅器の出力信号を基に、前記第3の電流源の
    制御信号を発生する第3の帰還回路(BC1b)とを含
    み、 前記第3の電流源は、制御信号がゲート電極に入力され
    るnMOSトランジスタであり、 前記他の増幅器の電流スイッチの各々は、入力信号がゲ
    ート電極に与えられるnMOSトランジスタであり、 前記他の増幅器の2つの電流分岐回路は、ともに電流ス
    イッチとpMOSトランジスタとの直列回路であり、 前記他の増幅器の2つの電流分岐回路のpMOSトラン
    ジスタのゲート電極は相互に接続され、前記他の増幅器
    の一方の電流分岐回路の電流スイッチとpMOSトラン
    ジスタとの相互接続点に接続されており、 前記増幅器の出力信号が前記他の増幅器の一方の電流ス
    イッチの入力信号として入力される請求項3記載の基準
    電圧発生回路。
  11. 【請求項11】 さらに、電流値を制御するための制御
    信号が入力される第2の電流源(CS2a)を含み、前
    記増幅器の一方の電流スイッチの入力信号を形成する入
    力信号形成回路(CS2a、Z1a)と、前記増幅器の
    出力信号を基に、前記第2の電流源の制御信号を発生す
    る第2の帰還回路(BC1a)と、 電流値を制御するための制御信号が入力される第4の電
    流源(CS2b)を含み、前記他の増幅器の他方の電流
    スイッチの入力信号を形成する他の入力信号形成回路
    (CS2b、Z1b)と、前記他の増幅器の出力信号を
    基に、前記第4の電流源の制御信号を発生する第4の帰
    還回路(BC1b)とを含む請求項10記載の基準電圧
    発生回路。
  12. 【請求項12】 さらに、電流値を制御するための制御
    信号が入力される第3の電流源(CS1b)を有し、入
    力信号が与えられて電流値を変化させる電流スイッチを
    含む2つの電流分岐回路が並列に接続された回路であっ
    て前記第3の電流源に直列に接続された電流スイッチ回
    路を含む他の増幅器(OP1b、CS1b)と、 前記他の増幅器の出力信号を基に、前記第3の電流源の
    制御信号を発生する第3の帰還回路(BC1b)とを含
    み、 前記第3の電流源は、制御信号がゲート電極に入力され
    るpMOSトランジスタであり、 前記他の増幅器の電流スイッチの各々は、入力信号がゲ
    ート電極に与えられるpMOSトランジスタであり、 前記他の増幅器の2つの電流分岐回路は、ともに電流ス
    イッチとnMOSトランジスタとの直列回路であり、 前記他の増幅器の2つの電流分岐回路のnMOSトラン
    ジスタのゲート電極は相互に接続され、前記他の増幅器
    の一方の電流分岐回路の電流スイッチとnMOSトラン
    ジスタとの相互接続点に接続されており、 前記増幅器の出力信号が前記他の増幅器の一方の電流ス
    イッチの入力信号として入力される請求項4記載の基準
    電圧発生回路。
  13. 【請求項13】 さらに、電流値を制御するための制御
    信号が入力される第2の電流源(CS2a)を含み、前
    記増幅器の一方の電流スイッチの入力信号を形成する入
    力信号形成回路(CS2a、Z1a)と、前記増幅器の
    出力信号を基に、前記第2の電流源の制御信号を発生す
    る第2の帰還回路(BC1a)と、 電流値を制御するための制御信号が入力される第4の電
    流源(CS2b)を含み、前記他の増幅器の他方の電流
    スイッチの入力信号を形成する他の入力信号形成回路
    (CS2b、Z1b)と、前記他の増幅器の出力信号を
    基に、前記第4の電流源の制御信号を発生する第4の帰
    還回路(BC1b)とを含む請求項12記載の基準電圧
    発生回路。
  14. 【請求項14】さらに、複数のスイッチ手段(SW)を
    有し、該スイッチ手段を制御して所望の電圧を発生する
    ための入力信号発生手段(I、R13)を含み、 該入力信号発生手段により発生した電圧が、前記増幅器
    の他方の電流スイッチの入力信号として与えられる請求
    項7、8、9、11、または13のいずれかに記載の基
    準電圧発生回路。
  15. 【請求項15】 前記入力信号発生手段は、前記複数の
    スイッチ手段にそれぞれ定電流源が直列に接続された複
    数の直列回路が並列に接続された電流発生回路(I)を
    含む請求項14記載の基準電圧発生回路。
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