JP3338515B2 - ホットモールド用ポリマーポリオールおよびその製造法並びにホットモールドポリウレタンフォーム - Google Patents
ホットモールド用ポリマーポリオールおよびその製造法並びにホットモールドポリウレタンフォームInfo
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Description
マーポリオール、その製造法、およびそれを使用したホ
ットモールドポリウレタンフォームに関する。さらに詳
しくは、ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を重合
させてポリマーポリオールを製造する方法において、連
鎖移動剤としてのアミン類の存在下で該重合を行うこと
によりポリマーのガラス転移温度を105〜115℃に
調節することを特徴とするホットモールド用ポリマーポ
リオール、その製造法、およびそれを使用したホットモ
ールドポリウレタンフォームに関するものである。
を重合させてポリマーポリオールを製造する方法は公知
である。ポリマーポリオールは、一般に分散安定性が悪
く、粘度が高い。これを解決するため、連鎖移動剤とし
てアルキルメルカプタンを用い、低粘度なポリマーポリ
オールを得る方法が提案されている(米国特許第395
3393号公報、特開平01−221403号公報)。
しかしながら、これらの方法では得られたポリマーポリ
オールの臭気の問題があり、また、ポリマー濃度を高く
した場合の急激な粘度上昇を抑えることができないた
め、実用的なポリマーポリオールを得ることは困難であ
る。また、連鎖移動剤としてメルカプタン、ケトン、ア
ルコール、アルデヒド、ハロゲン化合物、ベンゼン誘導
体、特にイソプロピルアルコールを用いる方法が提案さ
れている(特開昭58−210917号公報)。しか
し、この方法では、高濃度のポリマーポリオールを低粘
度化するには不十分である。
度かつ分散安定性の良いホットモールド用ポリマーポリ
オール、その製造法、ならびにこれを用いてなる脱型時
のフォーム硬度などの物性に優れたホットモールドポリ
ウレタンフォームを提供することにある。
を達成するために鋭意検討した結果、特定の条件を具備
するポリマー粒子を含有するポリマーポリオールが低粘
度であり、分散安定性に優れていること、およびこのポ
リマーポリオールを使用すれば脱型時のフォーム硬度な
どの物性に優れたホットモールドポリウレタンフォーム
が得られることを見出し、遂に本発明を完成させるに至
った。
マーポリオールは、下記構成を有する。ポリオール中で
エチレン性不飽和単量体を重合させて得られるポリマー
ポリオールであって、下記の条件を満たすポリマー粒子
を含有することを特徴とする。 (1)粒子の投影画の真円度が0.74〜0.85であ
る、および (2)粒子の投影画と粒子の投影画に外接する包絡線に
囲まれる部分の全面積の粒子の投影画の面積に対する割
合が1.0〜3.0%である。 また、本発明に係るホットモールド用ポリマーポリオー
ルの好ましい実施態様は、粒子の粒度分布のピークが、
0.01〜1.0μmの間に存在することを特徴とす
る。
マーポリオールの製造法は、下記構成を有する。ポリオ
ール中でエチレン性不飽和単量体を重合させて下記の条
件を満たすポリマー粒子を含有するポリマーポリオール
を製造する方法であって、連鎖移動剤としてのアミン類
の存在下で該重合を行うことによりポリマーのガラス転
移温度を105〜115℃に調節することを特徴とす
る。 (1)粒子の投影画の真円度が0.74〜0.85であ
る、および (2)粒子の投影画と粒子の投影画に外接する包絡線に
囲まれる部分の全面積の粒子の投影画の面積に対する割
合が1.0〜3.0%である。 さらに、本発明に係るホットモールド用ポリマーポリオ
ールの製造法の好ましい実施態様は、(a)アミン類が
トリエチルアミンであること、(b)水酸基1個あたり
の分子量が600〜3000であるポリオールを使用す
ること、(c)エチレン性不飽和単量体がアクリロニト
リルとスチレンの混合物であること、(d)アクリロニ
トリルとスチレンの混合物がアクリロニトリル含量50
〜90重量%であること、を特徴とする。
リウレタンフォームは、上記方法で製造したポリマーポ
リオールとイソシアネートを発泡剤、触媒、整泡剤およ
びその他の助剤存在下に反応させて得られるホットモー
ルドポリウレタンフォームである。
個あたりの分子量が600〜3000、好ましくは10
00〜2000のものが適当である。例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,4−ブチレングリ
コール等のジオール類、グリセリン、ヘキサントリオー
ル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、スクロース等のポリオール類、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールF、ジヒドロキシジフェニル
エーテル、ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、
レゾルシン、フロログルシン、ナフタレンジオール、ア
ミノフェノール、アミノナフトール、フェノールホルム
アルデヒド縮合物等の芳香族化合物、メチルジエタノー
ルアミン、エチルジイソプロパノールアミン、トリエタ
ノールアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタン、アニ
リン、トルイジン、トリレンジアミン、ジフェニルメタ
ンジアミン、ナフタレンジアミン等のアミン化合物等
の、1種または2種以上の混合物に、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等のアルキ
レンオキシドを1種または2種以上付加せしめて得られ
るポリオキシアルキレンポリオールが挙げられる。さら
にこれらのポリオキシアルキレンポリオールの中から選
ばれた2種以上の混合物も使用できる。
は、重合しうるエチレン性不飽和基を少なくとも1個有
するものが適当である。例えば、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、アクリル酸、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸メチル、無水メタクリル酸、アクリルアミ
ド、スチレン、メチルスチレン、フェニルスチレン、ク
ロルスチレン、ブタジエン、1,4−ペンタジエン、酢
酸ビニル等の1種または2種以上の混合物が挙げられ
る。好ましくは、アクリロニトリルとスチレンの混合物
である。
0/10〜50/50(重量比)である。エチレン性不
飽和単量体の使用量は、ポリオールと該単量体の全量に
対し20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%で
ある。
リエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミ
ン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルモルホリン等のアミン類が挙げら
れる。連鎖移動剤の使用量は、連鎖移動剤によって調節
されるポリマーのガラス転移温度に応じて決められ、ポ
リマーのガラス転移温度が105〜115℃に調節され
るような量の連鎖移動剤が用いられる。ポリマーのガラ
ス転移温度が105℃未満では、ポリウレタンフォーム
にした場合の脱型時の硬度等の物性が低下し、ポリマー
のガラス転移温度が115℃を越える場合には目的とす
る低粘度のポリマーポリオールが得られない。このよう
なポリマーのガラス転移温度を与える連鎖移動剤の量
は、エチレン性不飽和単量体100重量部に対して0.
1〜3.0重量部である。
させる目的で分散安定化剤の存在下に重合を行うことも
可能である。このような分散安定化剤として特公昭49
−46556号公報に記載されているような炭素−炭素
不飽和結合含有ポリエーテルエステルポリオールやアク
リル基、メタクリル基、アリル基等を末端に有する変性
ポリオール等が挙げられ、特開昭63−146912号
公報に記載されているようなフマレート基からなる不飽
和結合含有マクロマーは除かれる。
ビニル重合反応用触媒が用いられる。例えば、過酸化水
素、ベンゾイルパーオキシド、アセチルパーオキシド、
t−ブチルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシ
ド、のような過酸化物、アゾイソブチロニトリルのよう
なアゾ化合物、あるいは過硫酸塩、過コハク酸、ジ−イ
ソプロピルパーオキシ・ジカーボネート等のような過酸
化化合物が挙げられる。本発明において触媒は、ポリエ
ーテルポリオールとエチレン性不飽和単量体の合計重量
に対して0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜2.
0重量%が添加される。
記ポリオール、エチレン性不飽和単量体、連鎖移動剤、
触媒を用いて重合反応を行う。
続式でも行うことができる。重合温度は触媒の種類に応
じて決められるが、触媒の分解温度以上、好ましくは6
0〜200℃、さらに好ましくは90〜160℃で行
う。また、重合反応は加圧系でも、常圧系でも行うこと
ができる。
ールはそのままポリウレタンの原料として使用できる
が、未反応単量体、触媒の分解生成物や連鎖移動剤等を
減圧処理して除去した後に使用することが好ましい。
ールは下記の特徴を具備するポリマー粒子を含有する。 (1)粒子の投影画の真円度が0.74〜0.85であ
る、および(2)粒子の投影画と粒子の投影画に外接す
る包絡線に囲まれる部分の全面積Sbの粒子の投影画の
面積Saに対する割合(Sb/Sa)(以下、粗度とい
う。)が1.0〜3.0%である。
るポリマーポリオールは他の方法によって得られた場合
であっても本発明の範囲に含まれる。
及び(2)の条件に加えて、(3)粒子の粒度分布のピ
ークが0.01〜1.0μmの間、特に0.05〜1.
0μmの間に存在する条件を満足することである。
の助剤をイソシアネートと混合し、発泡硬化させて得ら
れるが、その硬化温度により、いわゆるホットキュアモ
ールドフォームとコールドキュアモールドフォームに大
別される。コールドキュアモールドフォームの硬化温度
は30〜120℃、ホットキュアモールドフォームの硬
化温度は150〜200℃である。本発明のポリマーポ
リオールはホットモールド用ポリマーポリオールとして
用いられ、得られたホットモールドフォームは、車輛用
シートクッション、家具、雑貨として用いられる。
は、前述したものがすべてそのまま適用できる。上記ポ
リマーポリオールにその他のポリオールを混合して用い
ることもできる。その他のポリオールとしては、前述の
ポリオールが好ましく用いられる。
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、この両イソシアネートの80/20
重量比(80/20−TDI)または65/35重量比
(65/35−TDI)の混合物、粗製トリレンジイソ
シアネート(粗製TDI)、4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(4,4’−MDI)、2,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4’−MD
I)、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(2,2’−MDI)、ジフェニルメタンジイソシアネ
ートの異性体混合物(MDI)、ポリメチレンポリフェ
ニルイソシアネート(粗製MDI)、トルイジンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、およびこれ
らのイソシアネートのカルボジイミド変性体、ビュレッ
ト変性体、二量体、三量体、またはこれらのプレポリマ
ーである。イソシアネートは1種または2種以上混合し
て使用する。
モノフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、2,
2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン、1,
1−ジクロロ−1−フルオロエタン、メチレンクロリ
ド、トリクロロトリフルオロエタン、ジブロモテトラフ
ルオロエタン、トリクロロエタン、ペンタン、n−ヘキ
サン等の1種または2種以上の混合物である。
は、従来公知のもので特に限定はない。例えば、アミン
系触媒としては、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、ポリイソプロパノールアミン、トリブチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサメチルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジ
エチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチ
ルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチ
ルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルブタンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチ
ル−1,3−ブタンジアミン、N,N,N’,N’−テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン、ビス〔2−(N,
N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、N,N−ジメ
チルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシル
アミン、N,N,N’,N’−ペンタメチルジエチレン
トリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレンジア
ミンのギ酸塩および他の塩、第1および第2アミンのア
ミノ基のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキル
ピペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN,N’,
N’’−トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリ
アジン類、特公昭52−43517号公報のβ−アミノ
カルボニル触媒、特公昭53−14278号公報のβ−
アミノニトリル触媒等が挙げられる。また、有機金属系
触媒としては、酢酸錫、オクチル酸錫、オレイン酸錫、
ラウリル酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジ
ラウレート、ジブチル錫ジクロリド、オクタン酸鉛、ナ
フテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト
等が挙げられる。これらの触媒は1種または2種以上混
合して用い、その使用量は活性水素を持つ化合物100
重量部に対して0.0001〜10.0重量部である。
けい素界面活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の
L−520、L−532、L−540、L−544、L
−550、L−3550、L−5305、L−360
0、L−5305、L−5307、L−5710、L−
5720、L−5740M、L−6202等、トーレ・
シリコーン社製のSH−190、SH−194、SH−
200、SPX−253、PX−274C、SF−29
61、SF−2962、SPX−280A、SPX−2
94A等、信越シリコーン社製のF−114、F−12
1、F−122、F−220、F−230、F−25
8、F−260B、F−317、F−341、F−60
1、F−606、X−20−200、X−20−201
等、東芝シリコーン社製のTFA−4200、TFA4
202等が挙げられる。これらの整泡剤の使用量は活性
水素をもつ化合物とポリイソシアネートとの総量100
重量部に対して0.1〜5重量部である。
充填剤、着色剤、難燃剤等を使用することができる。
は、以下のとおりである。ポリマーポリオール、その他
のポリオール、発泡剤、触媒、整泡剤、およびその他の
助剤の所定量を混合してレジン液をつくる。ポリイソシ
アネート中のNCO基とポリオールの活性水素との当量
比(NCO/H)が0.70〜1.40となるようにポ
リイソシアネート、およびポリオールの使用量を決め
る。レジン液とポリイソシアネートを所定温度に調製し
た後、急速混合し、所定温度に温調された型に流し込
む。反応混合液が型内で発泡充填した後、150〜20
0℃のオーブンにて所定時間硬化させ、ポリウレタンフ
ォームを脱型し所望のポリウレタンフォームを得る。
に、ポリオールを満液状態に仕込み、攪拌しながら12
0℃まで昇温した。あらかじめ表1に示す比率で混合し
た、ポリオール、アゾイソブチロニトリル(AIB
N)、アクリロニトリル、スチレン、トリエチルアミン
の混合液を連続的に装入し、排出口より連続的にポリマ
ーポリオールを得た。このとき、反応圧力3.5kg/
cm2 、滞留時間50分であった。得られたポリマーポ
リオールを120℃、20mmHgで4時間減圧吸引処
理し、未反応単量体およびトリエチルアミンを除去し
た。結果を表1に示す。
例と同様の方法で行った。結果を表1に示す。
キシド、次いでエチレンオキシドを付加重合して得られ
るポリオキシプロピレンオキシエチレントリオール(水
酸基価:55mgKOH/g) TEA:トリエチルアミン ポリマーのガラス転移温度:示差熱分析法により測定す
る。
ター社LS100粒子アナライザーにより測定する。
社の画像解析装置(エクセル)により、ポリマー粒子の
電子顕微鏡写真を画像解析することにより計測する。1
00個の平均値で表す。
の投影画に外接する包絡線に囲まれる部分の全面積Sb
の粒子の投影画の面積Saに対する割合(Sb/Sa)
は、日本アビオニクス社の画像解析装置(エクセル)に
より、ポリマー粒子の電子顕微鏡写真を画像解析するこ
とによって得られる粒子の投影画の面積Saおよび粒子
の投影画と粒子の投影画に外接する包絡線に囲まれる部
分の全面積Sbの計測値により算出する。100個の平
均値で表す。
g、水酸基価33mgKOH/gのポリオキシプロピレ
ンオキシエチレントリオール200g、シリコーンL5
305(日本ユニカー社製)4g、ダブコ(Dabc
o)33LV(33%トリエチレンジアミン、ジプロピ
レングリコール溶液)1g、水14.2gを攪拌混合し
てレジン液をつくった。さらにT−9(オクチル酸第一
スズ)0.35gを加え攪拌混合した液と、NCO基と
活性水素の当量比1.05になる量の80/20−TD
Iをそれぞれ25℃に調整し、急速に攪拌混合してすば
やく37℃のアルミ製金型(400mm×400mm×
100mm)に投入した。熱風オーブン中160℃で1
3分硬化させた。フォーム物性ならびに脱型直後のフォ
ーム表面硬度測定結果を表2に示す。
の方法に従う。
を用いて測定する。
脱型時の硬度は十分(71)であるが粘度が高く(11
000cps/25℃)実用性に欠ける。また、比較例
2で得られたポリマーポリオールは十分低粘度化されて
いる(3000cps/25℃)が脱型時の硬度が低下
し生産性が悪い。これに対して実施例1のポリマーポリ
オールは、粘度(3400cps/25℃)、脱型時の
硬度(72)ともに満足のゆく実用的なポリマーポリオ
ールである。
かつ分散安定性の良いホットモールド用ポリマーポリオ
ールが得られるようになり、ポリマー濃度を高くするこ
とが可能になった。こうして得られたポリマーポリオー
ルは脱型時の硬度の高いホットモールドポリウレタンフ
ォームを提供する。
である。
である。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
重合させて得られるポリマーポリオールであって、下記
の条件を満たすポリマー粒子を含有することを特徴とす
るホットモールド用ポリマーポリオール。 (1)粒子の投影画の真円度が0.74〜0.85であ
る、および (2)粒子の投影画と粒子の投影画に外接する包絡線に
囲まれる部分の全面積の粒子の投影画の面積に対する割
合が1.0〜3.0%である。 - 【請求項2】ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を
重合させて下記の条件を満たすポリマー粒子を含有する
ポリマーポリオールを製造する方法であって、連鎖移動
剤としてのアミン類の存在下で該重合を行うことにより
ポリマーのガラス転移温度を105〜115℃に調節す
ることを特徴とするホットモールド用ポリマーポリオー
ルの製造法。 (1)粒子の投影画の真円度が0.74〜0.85であ
る、および (2)粒子の投影画と粒子の投影画に外接する包絡線に
囲まれる部分の全面積の粒子の投影画の面積に対する割
合が1.0〜3.0%である。 - 【請求項3】アミン類がトリエチルアミンであることを
特徴とする請求項2に記載のポリマーポリオールの製造
法。 - 【請求項4】水酸基1個あたりの分子量が600〜30
00であるポリオールを使用することを特徴とする請求
項2又は3に記載のポリマーポリオールの製造法。 - 【請求項5】エチレン性不飽和単量体がアクリロニトリ
ルとスチレンの混合物であることを特徴とする請求項
2、3又は4に記載のポリマーポリオールの製造法。 - 【請求項6】アクリロニトリルとスチレンの混合物がア
クリロニトリル含量50〜90重量%であることを特徴
とする請求項5に記載のポリマーポリオールの製造法。 - 【請求項7】粒子の粒度分布のピークが、0.01〜
1.0μmの間に存在することを特徴とする請求項1に
記載のホットモールド用ポリマーポリオール。 - 【請求項8】請求項2〜6のいずれかの方法で製造した
ポリマーポリオールとイソシアネートを発泡剤、触媒、
整泡剤およびその他の助剤存在下に反応させて得られる
ホットモールドポリウレタンフォーム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15628793A JP3338515B2 (ja) | 1992-08-31 | 1993-06-02 | ホットモールド用ポリマーポリオールおよびその製造法並びにホットモールドポリウレタンフォーム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23111592 | 1992-08-31 | ||
JP4-231115 | 1992-08-31 | ||
JP15628793A JP3338515B2 (ja) | 1992-08-31 | 1993-06-02 | ホットモールド用ポリマーポリオールおよびその製造法並びにホットモールドポリウレタンフォーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06122740A JPH06122740A (ja) | 1994-05-06 |
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ID=26484092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15628793A Expired - Lifetime JP3338515B2 (ja) | 1992-08-31 | 1993-06-02 | ホットモールド用ポリマーポリオールおよびその製造法並びにホットモールドポリウレタンフォーム |
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JP (1) | JP3338515B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP15628793A patent/JP3338515B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH06122740A (ja) | 1994-05-06 |
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