JP3337342B2 - 単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置 - Google Patents
単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置Info
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- JP3337342B2 JP3337342B2 JP06861295A JP6861295A JP3337342B2 JP 3337342 B2 JP3337342 B2 JP 3337342B2 JP 06861295 A JP06861295 A JP 06861295A JP 6861295 A JP6861295 A JP 6861295A JP 3337342 B2 JP3337342 B2 JP 3337342B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漁業用の調査等のため
所要水域で微速航行を行なう船舶に用いて好適の単一ハ
ンドル操作型制御系付き舶用推進装置に関する。
所要水域で微速航行を行なう船舶に用いて好適の単一ハ
ンドル操作型制御系付き舶用推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調査船におけるハンドル操作型制
御系付き舶用推進装置としては図5に示すようなものが
あり、2基の主機23,23により共通の減速ギア28および
クラッチ24を介しプロペラ25aを有する単一の主軸25を
回転駆動する推進装置において、各主機23のガバナ26の
制御とプロペラピッチ調整機構29の制御とをコンビネー
ション制御手段27を介して行なう第1のハンドル21と、
各ガバナ26の制御とクラッチ24のスリッピング制御とを
行なう第2のハンドル22とが装備されている。
御系付き舶用推進装置としては図5に示すようなものが
あり、2基の主機23,23により共通の減速ギア28および
クラッチ24を介しプロペラ25aを有する単一の主軸25を
回転駆動する推進装置において、各主機23のガバナ26の
制御とプロペラピッチ調整機構29の制御とをコンビネー
ション制御手段27を介して行なう第1のハンドル21と、
各ガバナ26の制御とクラッチ24のスリッピング制御とを
行なう第2のハンドル22とが装備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のハンドル操作型舶用推進装置では、調査水域へ
到達するまでの巡航状態では、第1のハンドル21による
制御が行なわれ、調査水域における微速航行状態では第
2のハンドル22による制御が行なわれるが、これらのハ
ンドル21,22の切換え操作が煩わしいという不具合があ
る。本発明は、このような問題点の解消をはかろうとす
るもので、低速航行から高速航行までの全範囲にわたり
単一のハンドルで的確に制御を行なえるようにした舶用
推進装置を提供することを目的とする。
な従来のハンドル操作型舶用推進装置では、調査水域へ
到達するまでの巡航状態では、第1のハンドル21による
制御が行なわれ、調査水域における微速航行状態では第
2のハンドル22による制御が行なわれるが、これらのハ
ンドル21,22の切換え操作が煩わしいという不具合があ
る。本発明は、このような問題点の解消をはかろうとす
るもので、低速航行から高速航行までの全範囲にわたり
単一のハンドルで的確に制御を行なえるようにした舶用
推進装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装
置は、主機によりスリッピング制御の可能なスリッピン
グクラッチおよび主軸を介して回転駆動される可変ピッ
チプロペラをそなえた舶用推進装置において、上記主機
の回転数を制御するガバナ制御手段と、上記可変ピッチ
プロペラのプロペラピッチを制御するプロペラピッチ制
御手段と、上記スリッピングクラッチのスリッピングを
制御するクラッチ制御手段と、上記のガバナ制御手段,
プロペラピッチ制御手段およびクラッチ制御手段を総合
的に制御するコンビネーション制御手段とをそなえ、同
コンビネーション制御手段が上記主機の燃料消費率を最
適に保つべく上記のガバナ制御手段とプロペラピッチ制
御手段とを総合的に制御する通常航行制御回路と、微速
航行時に上記ガバナ制御手段におけるガバナ制御量を一
定に保ちながら上記クラッチ制御手段およびプロペラピ
ッチ制御手段を総合的に制御する微速航行制御回路と、
上記主機の回転数が上記所定の回転数を超えた状態では
上記通常航行制御回路を作動状態にするとともに上記微
速航行制御回路を不作動状態とし、かつ、上記主機の回
転数が上記所定の回転数まで低下すると上記微速航行制
御回路を作動状態にするとともに上記通常航行制御回路
を不作動状態とするように切換え制御を行なう回転数判
定回路とをそなえて構成されて、上記の通常航行制御回
路および微速航行制御回路のいずれかに指令信号を送る
単一ハンドル操作系が設けられたことを特徴としてい
る。
め、本発明の単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装
置は、主機によりスリッピング制御の可能なスリッピン
グクラッチおよび主軸を介して回転駆動される可変ピッ
チプロペラをそなえた舶用推進装置において、上記主機
の回転数を制御するガバナ制御手段と、上記可変ピッチ
プロペラのプロペラピッチを制御するプロペラピッチ制
御手段と、上記スリッピングクラッチのスリッピングを
制御するクラッチ制御手段と、上記のガバナ制御手段,
プロペラピッチ制御手段およびクラッチ制御手段を総合
的に制御するコンビネーション制御手段とをそなえ、同
コンビネーション制御手段が上記主機の燃料消費率を最
適に保つべく上記のガバナ制御手段とプロペラピッチ制
御手段とを総合的に制御する通常航行制御回路と、微速
航行時に上記ガバナ制御手段におけるガバナ制御量を一
定に保ちながら上記クラッチ制御手段およびプロペラピ
ッチ制御手段を総合的に制御する微速航行制御回路と、
上記主機の回転数が上記所定の回転数を超えた状態では
上記通常航行制御回路を作動状態にするとともに上記微
速航行制御回路を不作動状態とし、かつ、上記主機の回
転数が上記所定の回転数まで低下すると上記微速航行制
御回路を作動状態にするとともに上記通常航行制御回路
を不作動状態とするように切換え制御を行なう回転数判
定回路とをそなえて構成されて、上記の通常航行制御回
路および微速航行制御回路のいずれかに指令信号を送る
単一ハンドル操作系が設けられたことを特徴としてい
る。
【0005】また、本発明の単一ハンドル操作型制御系
付き舶用推進装置は、上記主軸の回転数が所定の回転数
を超えた状態で、上記主軸の回転計の計測値を切換え手
段を介して表示する通常表示手段と、上記主軸の回転数
が上記所定の回転数まで低下すると、上記切換え手段に
おける切換え作動により上記主軸の回転計の計測値を上
記通常表示手段よりも拡大された目盛りで表示する拡大
表示手段とが設けられたことを特徴としている。
付き舶用推進装置は、上記主軸の回転数が所定の回転数
を超えた状態で、上記主軸の回転計の計測値を切換え手
段を介して表示する通常表示手段と、上記主軸の回転数
が上記所定の回転数まで低下すると、上記切換え手段に
おける切換え作動により上記主軸の回転計の計測値を上
記通常表示手段よりも拡大された目盛りで表示する拡大
表示手段とが設けられたことを特徴としている。
【0006】さらに、本発明の単一ハンドル操作型制御
系付き舶用推進装置は、上記主機が複数基併設され、こ
れらの主機が主機選択用クラッチと共通の減速ギアとを
介し上記スリッピングクラッチに接続されて単一の主軸
を駆動するように構成されていることを特徴としてい
る。
系付き舶用推進装置は、上記主機が複数基併設され、こ
れらの主機が主機選択用クラッチと共通の減速ギアとを
介し上記スリッピングクラッチに接続されて単一の主軸
を駆動するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上述の本発明の単一ハンドル操作型制御系付き
舶用推進装置では、主機の回転数が所定の回転数を超え
た状態で、主軸(プロペラ軸)を所要の回転数にしよう
とする単一のハンドルの操作位置に応じ、コンビネーシ
ョン制御手段における通常航行制御回路を介して主機の
ガバナ制御手段による制御と可変ピッチプロペラのプロ
ペラピッチ制御手段による制御とが、主機の燃料消費率
を最適に保つようにして行なわれる。
舶用推進装置では、主機の回転数が所定の回転数を超え
た状態で、主軸(プロペラ軸)を所要の回転数にしよう
とする単一のハンドルの操作位置に応じ、コンビネーシ
ョン制御手段における通常航行制御回路を介して主機の
ガバナ制御手段による制御と可変ピッチプロペラのプロ
ペラピッチ制御手段による制御とが、主機の燃料消費率
を最適に保つようにして行なわれる。
【0008】そして、本船が調査水域に入り微速航行を
行なう際には、上記ハンドルを主軸の低速回転位置へ操
作するのに応じて、上記通常航行制御回路およびガバナ
制御手段を介し、主機の回転数を低速回転域へ低下させ
る作用が行なわれ、このようにして、主機の回転数が上
記所定の回転数まで低下すると、回転数判定回路による
切換え制御に伴い、上記通常航行制御回路から微速航行
制御回路への切換えが行なわれ、上記ハンドルの操作に
応じて上記微速航行制御回路を介しクラッチ制御手段に
よるスリッピングクラッチのスリッピング制御とプロペ
ラピッチ制御手段によるプロペラピッチ制御とが行なわ
れ、ガバナ制御手段におけるガバナ制御量は一定に保た
れて主機は一定回転数に維持される。
行なう際には、上記ハンドルを主軸の低速回転位置へ操
作するのに応じて、上記通常航行制御回路およびガバナ
制御手段を介し、主機の回転数を低速回転域へ低下させ
る作用が行なわれ、このようにして、主機の回転数が上
記所定の回転数まで低下すると、回転数判定回路による
切換え制御に伴い、上記通常航行制御回路から微速航行
制御回路への切換えが行なわれ、上記ハンドルの操作に
応じて上記微速航行制御回路を介しクラッチ制御手段に
よるスリッピングクラッチのスリッピング制御とプロペ
ラピッチ制御手段によるプロペラピッチ制御とが行なわ
れ、ガバナ制御手段におけるガバナ制御量は一定に保た
れて主機は一定回転数に維持される。
【0009】また、上記主軸の回転数が所定の回転数を
超えた状態では、通常表示手段により上記主軸の回転計
からの計測値が表示されるが、主軸の回転数が上記所定
の回転数まで低下すると、上記切換え手段の切換え作動
に伴い、上記主軸の回転計からの計測値は上記通常表示
手段よりも拡大された目盛りで拡大表示手段に表示され
る。
超えた状態では、通常表示手段により上記主軸の回転計
からの計測値が表示されるが、主軸の回転数が上記所定
の回転数まで低下すると、上記切換え手段の切換え作動
に伴い、上記主軸の回転計からの計測値は上記通常表示
手段よりも拡大された目盛りで拡大表示手段に表示され
る。
【0010】本装置は、複数の主機をそなえて調査水域
で微速航行する調査船の場合でも、各主機が主機選択用
クラッチと共通の減速ギアとを介しスリッピング制御の
可能なスリッピングクラッチに接続されて単一の主軸を
駆動するように構成されていると、前述の各作用を支障
なく行なうことができる。
で微速航行する調査船の場合でも、各主機が主機選択用
クラッチと共通の減速ギアとを介しスリッピング制御の
可能なスリッピングクラッチに接続されて単一の主軸を
駆動するように構成されていると、前述の各作用を支障
なく行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例としての単
一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置について説明
すると、図1はその制御系の全体構成を示すブロック線
図、図2はそのコンビネーションハンドル盤を示す平面
図、図3(a)はその主軸回転数についての通常表示手段
を示す平面図、図3(b)はその主軸回転数についての拡
大表示手段を示す平面図であり、図4(a)〜(e)はそのハ
ンドル操作に対応した制御特性を示すグラフである。
一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置について説明
すると、図1はその制御系の全体構成を示すブロック線
図、図2はそのコンビネーションハンドル盤を示す平面
図、図3(a)はその主軸回転数についての通常表示手段
を示す平面図、図3(b)はその主軸回転数についての拡
大表示手段を示す平面図であり、図4(a)〜(e)はそのハ
ンドル操作に対応した制御特性を示すグラフである。
【0012】本実施例では、図1に示すように、2基の
主機9,9を有する調査船に本装置が装備されている。
すなわち主機9,9により、主機選択用クラッチ16,1
6、共通の減速ギア8およびスリッピング制御の可能な
スリッピングクラッチ7を介して、可変ピッチプロペラ
5a付き主軸5の回転駆動が行なわれる舶用推進装置に
おいて、各主機9のガバナ11を制御して同主機9の回転
数を制御するガバナ制御手段14が設けられるほか、可変
ピッチプロペラ5aのプロペラピッチ調整機構6へ制御
指令を送るプロペラピッチ制御手段12と、クラッチ7の
スリッピング制御を行なうクラッチ制御手段13とが設け
られている。
主機9,9を有する調査船に本装置が装備されている。
すなわち主機9,9により、主機選択用クラッチ16,1
6、共通の減速ギア8およびスリッピング制御の可能な
スリッピングクラッチ7を介して、可変ピッチプロペラ
5a付き主軸5の回転駆動が行なわれる舶用推進装置に
おいて、各主機9のガバナ11を制御して同主機9の回転
数を制御するガバナ制御手段14が設けられるほか、可変
ピッチプロペラ5aのプロペラピッチ調整機構6へ制御
指令を送るプロペラピッチ制御手段12と、クラッチ7の
スリッピング制御を行なうクラッチ制御手段13とが設け
られている。
【0013】また、プロペラピッチ制御手段12、クラッ
チ制御手段13およびガバナ制御手段14を総合的に制御す
るコンビネーション制御手段15が設けられており、この
コンビネーション制御手段15は、主機9の燃料消費率を
最適に保てるようにガバナ制御手段14とプロペラピッチ
制御手段12とを総合的に制御する通常航行制御回路15b
と、微速航行時にガバナ制御手段14によるガバナ制御量
を一定に保ちながら、スリッピングクラッチ7を制御す
るクラッチ制御手段13およびプロペラピッチ制御手段12
を総合的に制御する微速航行制御回路15cとをそなえる
ほか、主機9の回転数が所定の回転数を超えた状態では
通常航行制御回路15bを作動状態にするとともに微速航
行制御回路15cを不作動状態とし、かつ、主機9の回転
数が上記所定の回転数まで低下すると微速航行制御回路
15cを作動状態にするとともに通常航行制御回路15bを
不作動状態とするように切換え制御を行なう回転数判定
回路15aをそなえて構成されていて、同判定回路15aは
主機9の回転計10に接続されている。
チ制御手段13およびガバナ制御手段14を総合的に制御す
るコンビネーション制御手段15が設けられており、この
コンビネーション制御手段15は、主機9の燃料消費率を
最適に保てるようにガバナ制御手段14とプロペラピッチ
制御手段12とを総合的に制御する通常航行制御回路15b
と、微速航行時にガバナ制御手段14によるガバナ制御量
を一定に保ちながら、スリッピングクラッチ7を制御す
るクラッチ制御手段13およびプロペラピッチ制御手段12
を総合的に制御する微速航行制御回路15cとをそなえる
ほか、主機9の回転数が所定の回転数を超えた状態では
通常航行制御回路15bを作動状態にするとともに微速航
行制御回路15cを不作動状態とし、かつ、主機9の回転
数が上記所定の回転数まで低下すると微速航行制御回路
15cを作動状態にするとともに通常航行制御回路15bを
不作動状態とするように切換え制御を行なう回転数判定
回路15aをそなえて構成されていて、同判定回路15aは
主機9の回転計10に接続されている。
【0014】そして、通常航行制御回路15bおよび微速
航行制御回路15cのいずれかに指令信号を送る単一ハン
ドル2の操作系が設けられている。また、主軸5の回転
数が上記所定の回転数を超えた状態では、回転計19から
の信号を受ける切換え手段17のスイッチ17aが閉じた状
態で、主軸5の回転計19の表示がコンビネーションハン
ドル盤1の通常表示手段3aに表示されるようになって
いる。
航行制御回路15cのいずれかに指令信号を送る単一ハン
ドル2の操作系が設けられている。また、主軸5の回転
数が上記所定の回転数を超えた状態では、回転計19から
の信号を受ける切換え手段17のスイッチ17aが閉じた状
態で、主軸5の回転計19の表示がコンビネーションハン
ドル盤1の通常表示手段3aに表示されるようになって
いる。
【0015】そして、主軸5の回転数が所定回転数まで
低下した際に切換え手段17の切換え作動が行なわれる
と、スイッチ17aが開いてスイッチ17bが閉じるように
なっており、これに伴い、回転計19で検出された主軸5
の回転数は、切換え手段17におけるスイッチ17bを介し
コンビネーションハンドル盤1における拡大表示手段3
bに表示されるようになっていて、同表示手段3bは回
転計19の計測値を通常表示手段3aよりも拡大された目
盛りで表示するようになっている。
低下した際に切換え手段17の切換え作動が行なわれる
と、スイッチ17aが開いてスイッチ17bが閉じるように
なっており、これに伴い、回転計19で検出された主軸5
の回転数は、切換え手段17におけるスイッチ17bを介し
コンビネーションハンドル盤1における拡大表示手段3
bに表示されるようになっていて、同表示手段3bは回
転計19の計測値を通常表示手段3aよりも拡大された目
盛りで表示するようになっている。
【0016】図3(a),(b)に示すような通常表示手段3
aおよび拡大表示手段3bの各目盛りは、図2に示すよ
うにコンビネーションハンドル盤1に設けられた表示窓
3に、切換え表示されるようになっており、ハンドル2
の操作は表示窓3における所要の目盛りにハンドル指針
2aを合わせるようにして行なわれる。なお、本装置で
は、2個の主機9,9の一方を選択して用いるための主
機選択装置20がコンビネーションハンドル盤1に設けら
れ、同装置20は主機選択用クラッチ16,16にそれぞれ接
続されている。
aおよび拡大表示手段3bの各目盛りは、図2に示すよ
うにコンビネーションハンドル盤1に設けられた表示窓
3に、切換え表示されるようになっており、ハンドル2
の操作は表示窓3における所要の目盛りにハンドル指針
2aを合わせるようにして行なわれる。なお、本装置で
は、2個の主機9,9の一方を選択して用いるための主
機選択装置20がコンビネーションハンドル盤1に設けら
れ、同装置20は主機選択用クラッチ16,16にそれぞれ接
続されている。
【0017】本実施例の単一ハンドル操作型制御系付き
舶用推進装置は、上述のように構成されているので、主
機9の回転数が所定の回転数を超えた通常の航行状態で
は、単一のハンドル2の操作位置に応じた制御指令が、
コンビネーション制御手段15における通常航行制御回路
15bに入り、同制御回路15bからの信号に応じ、主機9
のガバナ制御手段14による制御と可変ピッチプロペラ調
整機構6のプロペラピッチ制御手段12による制御とが行
なわれて、主機9,9の燃料消費率が最適に保たれる。
舶用推進装置は、上述のように構成されているので、主
機9の回転数が所定の回転数を超えた通常の航行状態で
は、単一のハンドル2の操作位置に応じた制御指令が、
コンビネーション制御手段15における通常航行制御回路
15bに入り、同制御回路15bからの信号に応じ、主機9
のガバナ制御手段14による制御と可変ピッチプロペラ調
整機構6のプロペラピッチ制御手段12による制御とが行
なわれて、主機9,9の燃料消費率が最適に保たれる。
【0018】そして、本船が調査水域に入り微速航行を
行なう際には、単一のハンドル2を低速位置へ操作する
のに応じて、通常航行制御回路15bおよびガバナ制御手
段14を介し、図4(a)に示すごとく主機9の回転数を低
速回転域へ低下させる作用が行なわれ、このようにし
て、主機9の回転数が上記所定の回転数まで低下する
と、回転数判定回路15aによる切換え制御に伴い、微速
航行制御回路15cが作動状態になるとともに通常航行制
御回路15bが不作動状態になり、ハンドル2の操作に応
じたクラッチ制御手段13のスリッピング制御が図4(b)
に示すごとく行なわれるようになる。
行なう際には、単一のハンドル2を低速位置へ操作する
のに応じて、通常航行制御回路15bおよびガバナ制御手
段14を介し、図4(a)に示すごとく主機9の回転数を低
速回転域へ低下させる作用が行なわれ、このようにし
て、主機9の回転数が上記所定の回転数まで低下する
と、回転数判定回路15aによる切換え制御に伴い、微速
航行制御回路15cが作動状態になるとともに通常航行制
御回路15bが不作動状態になり、ハンドル2の操作に応
じたクラッチ制御手段13のスリッピング制御が図4(b)
に示すごとく行なわれるようになる。
【0019】また、主機9の回転数が上記所定の回転数
まで低下した微速航行状態では、主軸5の回転数に応
じ、回転計19からの検出信号が微速航行制御回路15cに
入り、同制御回路15cからの信号を受けるプロペラピッ
チ制御手段12がハンドル2からの指令信号と主軸回転数
とに応じたプロペラピッチの調整を図4(c)に示すよう
に行ない、ガバナ制御手段14における制御量は一定に保
たれて、主機9は、図4(a)に示すごとく、一定回転数
に維持されるようになっている。このようにして、単一
のハンドル2の操作により、通常航行状態および微速航
行状態の全範囲にわたり、図4(d),(e)に示すごとく、
推力および主軸回転数の制御が円滑に行なわれるように
なる。
まで低下した微速航行状態では、主軸5の回転数に応
じ、回転計19からの検出信号が微速航行制御回路15cに
入り、同制御回路15cからの信号を受けるプロペラピッ
チ制御手段12がハンドル2からの指令信号と主軸回転数
とに応じたプロペラピッチの調整を図4(c)に示すよう
に行ない、ガバナ制御手段14における制御量は一定に保
たれて、主機9は、図4(a)に示すごとく、一定回転数
に維持されるようになっている。このようにして、単一
のハンドル2の操作により、通常航行状態および微速航
行状態の全範囲にわたり、図4(d),(e)に示すごとく、
推力および主軸回転数の制御が円滑に行なわれるように
なる。
【0020】主機9の回転数が上記所定の回転数を超え
た状態では、通常表示手段3aにより主軸5の回転計19
からの計測値が表示されるが、主機9の回転数が上記所
定の回転数まで低下すると、切換え手段17の切換え作動
により主軸5の回転計19からの計測値は通常表示手段3
aよりも拡大された目盛りで拡大表示手段3bに表示さ
れるようになる。
た状態では、通常表示手段3aにより主軸5の回転計19
からの計測値が表示されるが、主機9の回転数が上記所
定の回転数まで低下すると、切換え手段17の切換え作動
により主軸5の回転計19からの計測値は通常表示手段3
aよりも拡大された目盛りで拡大表示手段3bに表示さ
れるようになる。
【0021】本装置は、複数の主機9,9をそなえて調
査水域まで高速航行し、同水域で微速航行するような調
査船の場合でも、各主機9が主機選択用クラッチ16およ
び共通の減速ギア8を介しスリッピング制御の可能なク
ラッチ7に接続されて単一の主軸5を駆動するように構
成されていると、前述の作用を支障なく行なうことがで
きる。
査水域まで高速航行し、同水域で微速航行するような調
査船の場合でも、各主機9が主機選択用クラッチ16およ
び共通の減速ギア8を介しスリッピング制御の可能なク
ラッチ7に接続されて単一の主軸5を駆動するように構
成されていると、前述の作用を支障なく行なうことがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の単一ハン
ドル操作型制御系付き舶用推進装置によれば、次のよう
な効果が得られる。 (1) 主機の回転数が所定の回転数を超えた状態で、主軸
(プロペラ軸)を所要の回転数にしようとする単一のハ
ンドルの操作位置に応じ、コンビネーション制御手段に
おける通常航行制御回路を介して主機のガバナ制御手段
による制御と可変ピッチプロペラのプロペラピッチ制御
手段による制御とが、主機の燃料消費率を最適に保つよ
うにして行なわれる。 (2) 本船が調査水域に入り微速航行を行なう際には、上
記単一のハンドルを主軸の低速回転位置へ操作するのに
応じて、コンビネーション制御手段における通常航行制
御回路およびガバナ制御手段を介し、主機の回転数を低
速回転域へ低下させる作用が行なわれ、このようにして
主機の回転数が上記所定の回転数まで低下すると、回転
数判定回路の切換え制御に伴い、微速航行制御回路が作
動状態になるとともに通常航行制御回路が不作動状態に
なり、上記ハンドルの操作に応じてクラッチ制御手段に
より行なわれるクラッチのスリッピング制御と、プロペ
ラピッチ制御手段によるプロペラピッチの調整とが行な
われ、ガバナ制御手段における制御量は一定に保たれて
主機は一定回転数に維持される。 (3) 上記(1),(2)項により、単一のハンドルの操作に応
じて、航行状態の全範囲にわたりプロペラ推力および主
軸回転数の制御が円滑に行なわれるようになる。 (4) 主軸の回転数が所定の回転数を超えた状態では、通
常表示手段により上記主軸の回転計からの計測値が表示
されるが、主軸の回転数が所定の回転数まで低下する
と、切換え手段の切換え作動に伴い、上記主軸の回転計
からの計測値は上記通常表示手段よりも拡大された見や
すい目盛りで拡大表示手段に表示される。 (5) 本装置は、複数の主機をそなえて調査水域で微速航
行する調査船の場合でも、各主機が主機選択用クラッチ
と、共通の減速ギアとを介し、スリッピング制御の可能
なスリッピングクラッチに接続されて、単一の主軸を駆
動するように構成されるので、前述の各作用を単一のハ
ンドルの操作により支障なく行なうことができる。
ドル操作型制御系付き舶用推進装置によれば、次のよう
な効果が得られる。 (1) 主機の回転数が所定の回転数を超えた状態で、主軸
(プロペラ軸)を所要の回転数にしようとする単一のハ
ンドルの操作位置に応じ、コンビネーション制御手段に
おける通常航行制御回路を介して主機のガバナ制御手段
による制御と可変ピッチプロペラのプロペラピッチ制御
手段による制御とが、主機の燃料消費率を最適に保つよ
うにして行なわれる。 (2) 本船が調査水域に入り微速航行を行なう際には、上
記単一のハンドルを主軸の低速回転位置へ操作するのに
応じて、コンビネーション制御手段における通常航行制
御回路およびガバナ制御手段を介し、主機の回転数を低
速回転域へ低下させる作用が行なわれ、このようにして
主機の回転数が上記所定の回転数まで低下すると、回転
数判定回路の切換え制御に伴い、微速航行制御回路が作
動状態になるとともに通常航行制御回路が不作動状態に
なり、上記ハンドルの操作に応じてクラッチ制御手段に
より行なわれるクラッチのスリッピング制御と、プロペ
ラピッチ制御手段によるプロペラピッチの調整とが行な
われ、ガバナ制御手段における制御量は一定に保たれて
主機は一定回転数に維持される。 (3) 上記(1),(2)項により、単一のハンドルの操作に応
じて、航行状態の全範囲にわたりプロペラ推力および主
軸回転数の制御が円滑に行なわれるようになる。 (4) 主軸の回転数が所定の回転数を超えた状態では、通
常表示手段により上記主軸の回転計からの計測値が表示
されるが、主軸の回転数が所定の回転数まで低下する
と、切換え手段の切換え作動に伴い、上記主軸の回転計
からの計測値は上記通常表示手段よりも拡大された見や
すい目盛りで拡大表示手段に表示される。 (5) 本装置は、複数の主機をそなえて調査水域で微速航
行する調査船の場合でも、各主機が主機選択用クラッチ
と、共通の減速ギアとを介し、スリッピング制御の可能
なスリッピングクラッチに接続されて、単一の主軸を駆
動するように構成されるので、前述の各作用を単一のハ
ンドルの操作により支障なく行なうことができる。
【図1】本発明の一実施例としての単一ハンドル操作型
制御系付き舶用推進装置の制御系の全体構成を示すブロ
ック線図である。
制御系付き舶用推進装置の制御系の全体構成を示すブロ
ック線図である。
【図2】図1の装置におけるコンビネーションハンドル
盤を示す平面図である。
盤を示す平面図である。
【図3】(a)図は図1の装置における主軸回転数の通常
表示手段を示す平面図であり、(b)図は上記主軸回転数
の拡大表示手段を示す平面図である。
表示手段を示す平面図であり、(b)図は上記主軸回転数
の拡大表示手段を示す平面図である。
【図4】(a)〜(e)図は、いずれも図1の装置のハンドル
操作に対応した制御特性を示すグラフである。
操作に対応した制御特性を示すグラフである。
【図5】従来のハンドル操作型制御系付き舶用推進装置
の制御系の全体構成を示すブロック線図である。
の制御系の全体構成を示すブロック線図である。
1 コンビネーションハンドル盤 2 ハンドル 2a 指針 3 表示窓 3a 通常表示手段 3b 拡大表示手段 5 主軸(プロペラ軸) 5a プロペラ 6 プロペラピッチ調整機構 7 スリッピングクラッチ 8 減速ギア 9 主機 10 主機の回転計 11 ガバナ 12 プロペラピッチ制御手段 13 クラッチ制御手段 14 ガバナ制御手段 15 コンビネーション制御手段 16 主機選択用クラッチ 17 切換え手段 17a,17b スイッチ 19 主軸の回転計 20 主機選択装置 21 第1のハンドル 22 第2のハンドル 23 主機 24 クラッチ 25 主軸 25a プロペラ 26 ガバナ 27 コンビネーション制御手段 28 減速ギア 29 プロペラピッチ調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 21/21 - 21/22 B63H 23/30
Claims (3)
- 【請求項1】 主機によりスリッピング制御の可能なス
リッピングクラッチおよび主軸を介して回転駆動される
可変ピッチプロペラをそなえた舶用推進装置において、
上記主機の回転数を制御するガバナ制御手段と、上記可
変ピッチプロペラのプロペラピッチを制御するプロペラ
ピッチ制御手段と、上記スリッピングクラッチのスリッ
ピングを制御するクラッチ制御手段と、上記のガバナ制
御手段,プロペラピッチ制御手段およびクラッチ制御手
段を総合的に制御するコンビネーション制御手段とをそ
なえ、同コンビネーション制御手段が上記主機の燃料消
費率を最適に保つべく上記のガバナ制御手段とプロペラ
ピッチ制御手段とを総合的に制御する通常航行制御回路
と、微速航行時に上記ガバナ制御手段におけるガバナ制
御量を一定に保ちながら上記クラッチ制御手段およびプ
ロペラピッチ制御手段を総合的に制御する微速航行制御
回路と、上記主機の回転数が所定の回転数を超えた状態
では上記通常航行制御回路を作動状態にするとともに上
記微速航行制御回路を不作動状態とし、かつ、上記主機
の回転数が上記所定の回転数まで低下すると上記微速航
行制御回路を作動状態にするとともに上記通常航行制御
回路を不作動状態とするように切換え制御を行なう回転
数判定回路とをそなえて構成されて、上記の通常航行制
御回路および微速航行制御回路のいずれかに指令信号を
送る単一ハンドル操作系が設けられたことを特徴とす
る、単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の単一ハンドル操作型制
御系付き舶用推進装置において、上記主軸の回転数が上
記所定の回転数を超えた状態で、上記主軸の回転計の計
測値を切換え手段を介して表示する通常表示手段と、上
記主軸の回転数が上記所定の回転数まで低下すると、上
記切換え手段における切換え作動により上記主軸の回転
計の計測値を上記通常表示手段よりも拡大された目盛り
で表示する拡大表示手段とが設けられたことを特徴とす
る、単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の単一ハンドル
操作型制御系付き舶用推進装置において、上記主機が複
数基併設され、これらの主機が主機選択用クラッチと共
通の減速ギアとを介し上記スリッピングクラッチに接続
されて単一の主軸を駆動するように構成されていること
を特徴とする、単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06861295A JP3337342B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06861295A JP3337342B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08239093A JPH08239093A (ja) | 1996-09-17 |
JP3337342B2 true JP3337342B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=13378770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06861295A Expired - Fee Related JP3337342B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 単一ハンドル操作型制御系付き舶用推進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3337342B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101332869A (zh) * | 2003-10-28 | 2008-12-31 | 艾姆博里治有限公司 | 可控螺距船用螺旋桨的控制方法和控制系统 |
JP2008062905A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Yamaha Marine Co Ltd | 船舶推進機およびその運転方法 |
CN104590526B (zh) * | 2014-12-09 | 2017-07-07 | 倪杰峰 | 船舶节能航行的控制方法及装置 |
CA2921006C (en) * | 2015-02-27 | 2017-07-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Control apparatus for outboard motor |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP06861295A patent/JP3337342B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08239093A (ja) | 1996-09-17 |
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