JP3337014B2 - 位置信号検出装置 - Google Patents

位置信号検出装置

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JP3337014B2
JP3337014B2 JP30335799A JP30335799A JP3337014B2 JP 3337014 B2 JP3337014 B2 JP 3337014B2 JP 30335799 A JP30335799 A JP 30335799A JP 30335799 A JP30335799 A JP 30335799A JP 3337014 B2 JP3337014 B2 JP 3337014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ位置決め制
御系等に適用されるエンコーダを使用した位置信号検出
装置に関し、特にエンコーダのパルス分解能以上の精度
での位置信号検出を実現する位置信号検出装置に関す
る。
【従来の技術】
【0002】従来、位相の異なる2相の近似正弦波信号
を出力するエンコーダを用いた位置信号検出器として
は、エンコーダ出力信号を比較器でコンパレートしパル
ス化した信号(以下、エンコーダパルスという)をデジ
タルカウンタで計数し、デジタルデータとしての位置検
出信号を得る方法が、一般に広く用いられている。エン
コーダパルスのみから位置検出した場合、位置検出信号
の検出精度は、デジタルカウンタの1digit、すな
わちエンコーダパルス1パルス分に相当するエンコーダ
回転角(以下、エンコーダパルス分解能という)に限ら
れる。このため、回転装置の回転量や直線装置の移動量
を制御する位置決め制御系への応用においては、位置決
め制御系で実現可能な残留位置誤差及び制御帯域がエン
コーダパルス分解能で制限され、十分な位置決め精度及
び制御帯域を得る為には、エンコーダの単位回転角あた
りのパルス数を増加させる必要があり、位置検出器の大
型化、価格の増加をまねいていた。そこで、エンコーダ
パルス分解能以上の位置信号検出精度を得る手法が、装
置の構造の簡素化及び価格低減の理由で強く望まれる。
【0003】従来のこの種の位置信号検出装置の第1の
手法として、例えば、特開平5−248889公報や特
開平5−173645公報には、回転体の回転角度によ
って、近似正弦波信号sin(θa)及び近似余弦波信
号cos(θa)を出力するエンコーダを使用し、次の
式(1)に基づき、エンコーダの回転角度:θaを導出
する手法が開示されている。 θa=tan−1 {sin(θa)/cos(θa)}・・・・(1)
【0004】また、第2の手法として、特開昭56−1
21108号公報には、90度の位相差を有する2相の
正弦波信号を出力するエンコーダを使用し、エンコーダ
パルスでの位置検出手法と、正弦波信号の第1及び第4
象限、ないし第2及び第3象限を使用した位置検出手法
とを選択的に切り替えて使用する手法が開示されてい
る。
【0005】加えて、第3の手法として、特開平11−
241927号公報や特開昭54−19773号公報に
は、位置検出対象に取り付けられたエンコーダから得ら
れる2相の正弦波信号を用い、位置検出対象の移動速度
が既知の条件下で、正弦波信号の各象限内での移動距離
が時間に比例するとし、エンコーダパルスの値が遷移す
る点にてエンコーダパルスカウント値に前記時間に比例
する移動距離を加え合わせた合成位置を使用する手法が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1の手
法は、位置検出演算処理にtanの逆関数演算及び割り
算演算といった膨大な工数を要する処理が必要となる
為、位置信号検出に要する演算装置が高価となるといっ
た問題がある。
【0007】上記第2の手法は、正弦波信号の位相±9
0度近傍の点も位置検出信号として利用する点に起因
し、位置検出信号切替に伴い、位置検出信号の実位置に
対する変化の比率が0となる場合がある。よって、位置
決め制御系に適用した場合、制御系の一巡ゲインが局所
的に0となり、制御系の不安定化を励起するといった制
御性の悪化を伴う問題がある。
【0008】上記第3の手法は、位置検出対象が近似的
に定速度運動する場合には有効であるが、一般的な位置
決め制御に要求される、速度を任意に可変させての運用
への適用が困難であるという問題がある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、エンコーダの回転角位置に近似的
に比例した、エンコーダのパルス分解能以上の検出精度
の位置検出信号を、安価に実現する位置信号検出装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の位置信号検出装置では、回転型エンコーダ
の回転位相に同期して、エンコーダ回転周期のn倍(n
は正の整数)の周期で出力される位相が互いにπ/2ず
れた近似正弦波状の第1相エンコーダ出力信号と第2相
エンコーダ出力信号のそれぞれの極性を反転してそれぞ
れ極性反転信号を出力する第1反転器及び第2反転器
と、上記第1相エンコーダ出力信号と上記第2相エンコ
ーダ出力信号及び上記第1反転器から出力される極性反
転信号と上記第2反転器から出力される極性反転信号の
いずれか2つを任意に組み合わせて比較を行い、各2つ
ずつ比較する信号の大小に応じて2値化された第1比較
信号及び第2比較信号を出力する比較手段と、上記第1
比較信号と上記第2比較信号の2つの比較信号を4逓倍
して、「1」から「4n」の範囲で円環状にアップ/ダ
ウンカウントしてカウント値を出力するループカウンタ
と、上記2つの比較信号に応じて上記第1相エンコーダ
出力信号とその極性反転信号及び上記第2相エンコーダ
出力信号とその極性反転信号の1つを選択して切替器出
力信号を出力する切替器と、あらかじめ実験的に測定し
た上記ループカウンタのアップ/ダウンカウント遷移点
での上記切替器出力信号を上記ループカウンタの出力値
に対応させて記憶した遷移値表と、上記ループカウンタ
の出力値に応じて上記遷移値表のデータを選択して上記
ループカウンタの出力値と上記切替器の出力値との積和
演算を行い、上記エンコーダ回転角の線形近似値を出力
するマルチプロセッサとを備えることを特徴とする。
【0011】そのため、比較手段で第1相エンコーダ出
力信号と第2相エンコーダ出力信号とを比較して両信号
の大小に応じて2値化された第1比較信号をループカウ
ンタと切替器に出力するとともに、第1相エンコーダ出
力信号の反転信号と第2相エンコーダ出力信号とを比較
して両信号の大小に応じて2値化された第2比較信号を
ループカウンタと切替器に出力し、第1比較信号と第2
比較信号をループカウンタにより4逓倍して「1」から
「4n」の範囲で円環状にアップ/ダウンカウントして
カウント値をマルチプロセッサに出力する。
【0012】切替器では、第1比較信号と第2比較信号
に応じて第1相エンコーダ出力信号とその反転信号及び
第2相エンコーダ出力信号とその反転信号から1つを選
択してマルチプロセッサに出力し、マルチプロセッサで
は、ループカウンタの出力値に応じて遷移値表のデータ
を選択して、このデータと上記切替器出力信号と上記ル
ープカウンタの出力値とを積和演算し、上記エンコーダ
の回転角位置に近似的に比例した位置信号を算出し出力
するようにしたので、安価に、エンコーダのパルス分解
能以上の精度の位置信号を得ることができる。
【0013】ループカウンタにおけるカウント値の規定
には次のような4つの形態がある。第1比較信号が
「H」レベルで、かつ第2比較信号が「H」レベルの状
態のときにカウント値を「1」と規定する。第1比較信
号が「H」レベルで、かつ第2比較信号が「L」レベル
の状態のときにカウント値を「1」と規定する。第1比
較信号が「L」レべルで、かつ第2比較信号が「H」レ
ベルの状態のときにカウント値を「1」と規定する。第
1比較信号が「L」レべルで、かつ第2比較信号が
「L」レベルの状態のときにカウント値を「1」と規定
する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明による位置信号検出
装置の実施の形態について図面に基づき説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図である。図1において、第1エンコー
ダ信号出力器1から第1相エンコーダ出力信号が出力さ
れて、第1反転器3、第1比較器5、第2比較器6、切
替器7にそれぞれ入力される。また、第2エンコーダ信
号出力器2から第2相エンコーダ出力信号が出力され
て、第2反転器4、第2比較器6、切替器7にそれぞれ
入力される。
【0016】第1エンコーダ信号出力器1は、次の
(2)式で近似表記されるエンコーダ回転角θ(t)の
関数Ysを出力する。第2エンコーダ信号出力器2は、
次の(3)式で近似表記されるエンコーダ回転角θ
(t)の関数Ycを出力する。 Ys=sin{n×(t)}・・・・・・・・(2) Yc=sin{n×θ(t)−π/2}・・・・(3) この(2)式及び(3)式において、tは時間を表す。
【0017】第1反転器3は、第1エンコーダ信号出力
器1から出力される第1相エンコーダ出力信号、すなわ
ち、上記(2)式で示す関数Ysを入力し、関数Ysの
極性反転信号Ysmを出力して、第2比較器6、切替器
7に送出する。同様にして、第2反転器4は、第2エン
コーダ信号出力器2から出力される第2相エンコーダ出
力信号、すなわち、上記(3)式に示す関数Ycを入力
し、関数Ycの極性反転信号Ycmを出力して、切替器
7に送出する。
【0018】第1比較器5は、上記関数YsとYcを入
力し、関数YsとYcの大小により2値化された比較信
号Cmp1を出力して、ループカウンタ8と切替器7に
出力する。第2比較器6は、第1反転器3から出力され
る極性反転信号Ysmと上記関数Ycを入力し、極性反
転信号Ysmと関数Ycの大小により2値化された比較
信号Cmp2を出力してループカウンタ8と切替器7に
送出する。この第1比較器5と第2比較器6とにより比
較手段Aを構成している。
【0019】切替器7は、比較信号Cmp1と、比較信
号Cmp2と、関数Ysと、関数Ycと、反転信号Ys
mと、反転信号Ycmを入力し、比較信号Cmp1とC
mp2の4通りの組み合せ状態にしたがい、関数Ys
と、関数Ycと、反転信号Ysmと、反転信号Ycmの
内の1つを選択し、切替器出力信号Yselとしてマル
チプロセッサ10に出力する。
【0020】ループカウンタ8は、比較信号Cmp1と
Cmp2を入力し、比較信号Cmp1とCmp2を4逓
倍し、「1」から「4n」の範囲で円環状にアップ/ダ
ウンカウントしたカウント値iを出力する。
【0021】マルチプロセッサ10は、ループカウンタ
8から出力されるカウント値iと、切替器7から出力さ
れる切替器出力信号Yselと、カウント値iに基づき
選択した遷移値表9の出力データを入力し、エンコーダ
の回転角位置に近似的に比例した位置信号θcを出力す
る。
【0022】次に、以上のように構成されたこの第1実
施の形態の動作について説明する。図2〜図4は、1回
転あたり5周期の近似正弦波信号が出力される(n=
5)回転型エンコーダに本発明の第1実施の形態を適用
した例を示す。
【0023】図2は、第1エンコーダ信号出力器1から
出力される第1相エンコーダ出力信号である関数Ys
{図2(a)}と、第1反転器3から出力される関数Y
sの極性反転信号Ysm{図2(c)}と、第2エンコ
ーダ信号出力器2から出力される第2相エンコーダ出力
信号である関数Yc{図2(b)}と、第2反転器4か
ら出力される関数Ycの極性反転信号Ycm{図2
(d)}と、エンコーダ回転角との関係を示す波形図で
ある。
【0024】図3は、関数Ysと、極性反転信号Ysm
と、関数Ycと、極性反転信号Ycm{(これらは図3
(a)に示されている)}と、図3(b)に示す比較信
号Cmp1と、Cmp2と、ループカウンタ8のカウン
ト値iと、図3(c)に示す切替器出力信号Ysel
と、エンコーダ回転角の関係を示す図である。
【0025】第1比較器5及び第2比較器6は、次の
(4)式〜(7)式にしたがい、ハイレベル(以下、H
と記す)、ローレベル(以下、Lと記す)の2値化信号
の比較信号Cmp1、Cmp2をそれぞれ出力する。
【0026】 Yc≦Ysの時、Cmp1=H・・・・・・・(4) Yc>Ysの時、Cmp1=L・・・・・・・(5) Yc≦Ysmの時、Cmp2=L・・・・・・(6) Yc>Ysmの時、Cmp2=H・・・・・・(7)
【0027】切替器7は、比較信号Cmp1、Cmp2
より、次の(8)式〜(11)式にしたがい、第1エン
コーダ信号出力器1から出力される関数Ys、第1反転
器3から出力される極性反転信号Ysm、第2エンコー
ダ信号出力器2から出力される関数Yc、第2極性反転
器4から出力される極性反転信号Ycmを切り替えてマ
ルチプロセッサ10に出力する。
【0028】比較信号Cmp1=L、かつ比較信号Cm
p2=Lのとき、 Ysel=Ycm・・・・・・(8) 比較信号Cmp1=L、かつ比較信号Cmp2=Hのと
き、 Ysel=Ys・・・・・・・・(9) 比較信号Cmp1=H、かつ比較信号Cmp2=Lのと
き、 Ysel=Ysm・・・・・・(10) 比較信号Cmp1=H、かつ比較信号Cmp2=Hのと
き、 Ysel=Yc・・・・・・・・(11)
【0029】また、ループカウンタ8は、比較信号Cm
p1、Cmp2を次の(12)式〜(19)式にしたが
い、4逓倍し、アップ/ダウンカウントする。ただし、
(20)式、(21)式にしたがった、i=1〜4nの
間の円環状のカウント動作を行う。
【0030】 Cmp1:LからHに遷移、かつCmp2=Hのとき、アップカウント ・・・・・・(12) Cmp1:HからLに遷移、かつCmp2=Lのとき、アップカウント ・・・・・・(13) Cmp1=H、かつCmp2:HからLに遷移のとき、アップカウント ・・・・・・(14) Cmp1=L、かつCmp2:LからHに遷移のとき、アップカウント ・・・・・・(15) Cmp1:HからLに遷移、かつCmp2=Hのとき、ダウンカウント ・・・・・・(16) Cmp1:LからHに遷移、かつCmp2=Lのとき、ダウンカウント ・・・・・・(17) Cmp1=H、かつCmp2:LからHに遷移のとき、ダウンカウント ・・・・・・(18) Cmp1=L、かつCmp2:HからLに遷移のとき、ダウンカウント ・・・・・・(19) i=4n+1のとき、i=1とする。・・・・・・・・・・・・・(20) i=0のとき、i=4nとする。・・・・・・・・・・・・・・・・(21)
【0031】次に、遷移値表9の作成について説明す
る。この遷移値表9には、図3に示すY(i)の値を予
め実験的に測定し、ループカウンタ出力値iと共に記憶
しておく。Y(i)はiの遷移点におけるYselの出
力値として測定できる。
【0032】マルチプロセッサ10は、切替器7から出
力される切替器出力信号Yselと、ループカウンタ8
のカウント値i及び、iの値により選択した遷移値表9
の出力値から、式(22)の積和演算を行い、図4に示
すようなエンコーダ回転角に近似的に比例した位置検出
信号θcを得る。
【0033】 θc=Kof×(2×i−1)+(−1) ×(Ysel−Y(i)) ・・ ・・・・・・・(22) この式(22)において、Kof=1/√2とする。
【0034】このように、本発明の位置信号検出装置で
は、エンコーダ回転角に近似的に比例した位置検出信号
が出力される為、エンコーダのパルス分解能以上の精度
の回転角位置信号を得ることができる。
【0035】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。上記第1実施の形態では、図3(b)に示した
ように、比較信号Cmp1=H、かつ比較信号Cmp2
=Hの状態をカウント値i=1と規定したが、比較信号
Cmp1、比較信号Cmp2の他の3通りの組み合わせ
(比較信号Cmp1=H、かつ比較信号Cmp2=
L)、(比較信号Cmp1=L、かつ比較信号Cmp2
=H)、(比較信号Cmp1=L、かつ比較信号Cmp
2=L)のいずれをカウント値i=1と規定しても同様
である。
【0036】また、第1比較器5及び第2比較器6で
は、それぞれ、関数YsとYc、極性反転信号Ysmと
関数Ycを比較する場合で説明をしたが、関数Ysと極
性反転信号Ycm、極性反転点信号YsmとYcm、な
いし関数YsとYc、関数Ysと極性反転信号Ycm、
ないし極性反転信号Ysmと関数Yc、極性反転信号Y
smと極性反転信号Ycmをそれぞれ比較するようにし
ても同様である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、切替器
から出力される切替器出力信号と、ループカウンタのカ
ウント値と、ループカウンタのカウント値により選択し
た遷移値表の出力データをマルチプロセッサで積和演算
演算することでエンコーダ回転角に近似的に比例した位
置検出信号が得られるので、エンコーダのパルス分解能
以上の検出精度の位置検出信号を、安価に実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置信号検出装置による第1の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の位置信号検出装置の動作を説明するため
の波形図である。
【図3】図1の位置信号検出装置の動作を説明するため
の波形図である。
【図4】図1の位置信号検出装置の動作を説明するため
の波形図である。
【符号の説明】
1,2 エンコーダ信号出力器 3 第1反転器 4 第2反転器 5 第1比較器 6 第2比較器 7 切替器 8 ループカウンタ 9 補正表 10 マルチプロセッサ A 比較手段

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転型エンコーダの回転位相に同期し
    て、エンコーダ回転周期のn倍(nは正の整数)の周期
    で出力される位相が互いにπ/2ずれた近似正弦波状の
    第1相エンコーダ出力信号と第2相エンコーダ出力信号
    のそれぞれの極性を反転してそれぞれ極性反転信号を出
    力する第1反転器及び第2反転器と、上記第1相エンコ
    ーダ出力信号と上記第2相エンコーダ出力信号及び上記
    第1反転器から出力される極性反転信号と上記第2反転
    器から出力される極性反転信号のいずれか2つを任意に
    組み合わせて比較を行い、各2つずつ比較する信号の大
    小に応じて2値化された第1比較信号及び第2比較信号
    を出力する比較手段と、上記第1比較信号と上記第2比
    較信号の2つの比較信号を4逓倍して、「1」から「4
    n」の範囲で円環状にアップ/ダウンカウントしてカウ
    ント値を出力するループカウンタと、上記2つの比較信
    号に応じて上記第1相エンコーダ出力信号とその極性反
    転信号及び上記第2相エンコーダ出力信号とその極性反
    転信号の1つを選択して切替器出力信号を出力する切替
    器と、あらかじめ実験的に測定した上記ループカウンタ
    のアップ/ダウンカウント遷移点での上記切替器出力信
    号を上記ループカウンタの出力値に対応させて記憶した
    遷移値表と、上記ループカウンタの出力値に応じて上記
    遷移値表のデータを選択して上記ループカウンタの出力
    値と上記切替器出力信号との積和演算を行い、上記エン
    コーダ回転角に近似的に比例した位置信号を出力するマ
    ルチプロセッサとを備えることを特徴とする位置信号検
    出装置。
  2. 【請求項2】 上記比較手段は、上記第1相エンコーダ
    出力信号と上記第2相エンコーダ出力信号とを比較して
    その両信号の大小に応じて2値化された第1比較信号を
    出力する第1比較器と、上記第1反転器により上記第1
    相エンコーダ出力信号の極性を反転した第1極性反転信
    号と上記第2相エンコーダ出力信号とを比較してその両
    信号の大小に応じて2値化された第2比較信号を出力す
    る第2比較器とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の位置信号検出装置。
  3. 【請求項3】 上記比較手段は、上記第1相エンコーダ
    出力信号と上記第2相エンコーダ出力信号を上記第2反
    転器で極性反転した極性反転信号とを比較してその両信
    号の大小に応じて2値化された第1比較信号を出力する
    第1比較器と、上記第1相エンコーダ出力信号を上記第
    1反転器で極性反転した極性反転信号と上記第2相エン
    コーダ出力信号を上記第2反転器で極性反転した極性反
    転信号とを比較してその両信号の大小に応じて2値化さ
    れた第2比較信号を出力する第2比較器とを備えること
    を特徴とする請求項1記載の位置信号検出装置。
  4. 【請求項4】 上記比較手段は、上記第1相エンコーダ
    出力信号と上記第2相エンコーダ出力信号とを比較して
    その両信号の大小に応じて2値化された第1比較信号を
    出力する第1比較器と、上記第1相エンコーダ出力信号
    と上記上記第2相エンコーダ出力信号を上記上記第2反
    転器で極性反転した極性反転信号とを比較してその両信
    号の大小に応じて2値化された第2比較信号を出力する
    第2比較器とを備えることを特徴とする請求項1記載の
    位置信号検出装置。
  5. 【請求項5】 上記比較手段は、上記第1相エンコーダ
    出力信号を上記第1反転器で極性を反転した極性反転信
    号と上記第2相エンコーダ出力信号とを比較してその両
    信号の大小に応じて2値化された第1比較信号を出力す
    る第1比較器と、上記第1相エンコーダ出力信号を上記
    第1反転器で極性を反転した極性反転信号と上記第2相
    エンコーダ出力信号を上記第2反転器で極性を反転した
    極性反転信号とを比較してその両信号の大小に応じて2
    値化された第2比較信号を出力する第2比較器とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の位置信号検出装置。
  6. 【請求項6】 上記ループカウンタは、上記第1比較信
    号が「H」レベルで、かつ上記第2比較信号が「H」レ
    ベルの状態のときにカウント値を「1」と規定すること
    を特徴とする請求項1記載の位置信号検出装置。
  7. 【請求項7】 上記ループカウンタは、上記第1比較信
    号が「H」レベルで、かつ上記第2比較信号が「L」レ
    ベルの状態のときにカウント値を「1」と規定すること
    を特徴とする請求項1記載の位置信号検出装置。
  8. 【請求項8】 上記ループカウンタは、上記第1比較信
    号が「L」レべルで、かつ上記第2比較信号が「H」レ
    ベルの状態のときにカウント値を「1」と規定すること
    を特徴とする請求項1記載の位置信号検出装置。
  9. 【請求項9】 上記ループカウンタは、上記第1比較信
    号が「L」レべルで、かつ上記第2比較信号が「L」レ
    ベルの状態のときにカウント値を「1」と規定すること
    を特徴とする請求項1記載の位置信号検出装置。
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