JP3336731B2 - 車両用ニープロテクタ構造 - Google Patents

車両用ニープロテクタ構造

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JP3336731B2 JP06055194A JP6055194A JP3336731B2 JP 3336731 B2 JP3336731 B2 JP 3336731B2 JP 06055194 A JP06055194 A JP 06055194A JP 6055194 A JP6055194 A JP 6055194A JP 3336731 B2 JP3336731 B2 JP 3336731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は乗員の膝部を保護する
ための車両用ニープロテクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ニープロテクタ構造として
は、例えば図7に示すようなものが知られている(特開
平2−175455号公報参照)。
【0003】1はインストルメントパネルで、内部には
パイプ状のステアリングメンバ2が車幅方向に沿って配
されている。このステアリングメンバ2は両端部が車体
側方のパネルに固定され、また途中部位が支柱3に固定
されている。
【0004】このステアリングメンバ2の助手席及び運
転席の前方位置にはそれぞれブラケット4が左右一対づ
つ取付けられている。このブラケット4は、底部に折れ
線5aを有する概略V形のロアブラケット5と、上側へ
湾曲させた円弧状のアッパブラケット6とから形成され
ている。ロアブラケット5は前端部をステアリングメン
バ2に溶接し、その後端部を後方へ突出させた状態にし
ている。アッパブラケット6はそれぞれ上側に曲折させ
た前端部7と後端部8をロアブラケット5の上面に溶接
することにより、該ロアブラケット5の折れ線5aを跨
いだ状態で取付けられる。このアッパブラケット6は前
後対称形状で、しかもロアブラケット5の折れ線5aか
ら等距離に接合されている。
【0005】9がニープロテクタ本体で、上下方向でゆ
るやかに湾曲したパネル形状を呈しており、上側の左右
両端部は前記ロアブラケット5の後端部に取付けられ、
下側の一端部は図せぬ車体側方パネルに取付けられ、他
端部は支柱3に取付けられている。
【0006】以上のような構造のため、車両衝突時に乗
員の膝部Hが前側へ移動すると、その膝部Hの入力をニ
ープロテクタ本体9が受け止めると共にロアブラケット
5がアッパブラケット6の反力を受けつつ折れ線5aか
ら屈曲するため、前記膝部Hの入力を確実に吸収するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
においては、アッパブラケット6の前端部7及び後端部
8をロアブラケット5の折れ線5aから等距離位置に取
付けているため、アッパブラケット6の前後方向を誤っ
て取付けてしまうおそれがある。この従来例の場合はア
ッパブラケット6が前後対称形状をしているため、前後
逆に取付けても支障ないが、アッパブラケット6が前後
方向で非対称形状をしている場合は、前後逆に取付けて
しまうとブラケット4自体の変形モードが変化するため
使用できない。このような実情に鑑み、アッパブラケッ
ト6の前後方向を間違わずにロアブラケット5へ取付け
ることができるニープロテクタ構造の提案が望まれてい
る。また、そのニープロテクタ構造は、前後方向を間違
わないことと同時に、当然その構造において膝部の入力
を十分且つ確実に吸収できる適正な変形モードが得られ
るものでなければならない。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、アッパブラケットの前後方向を
間違わずにロアブラケットへ取付けることができ且つ確
実な変形モードが得られる車両用ニープロテクタ構造を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用ニ
ープロテクタ構造は、上記目的を達成するために、ブラ
ケットが、底部に折れ線を有する概略V字形のロアブラ
ケットに、同じく底部に折れ線を有する概略V字形のア
ッパブラケットを、ロアブラケットの折れ線を跨いだ状
態で取付けたものであり、且つ少なくとも前記ロアブラ
ケットとアッパブラケットとの前側取付点及び後側取付
点と、それぞれの折れ線を通過する多角形部が形成さ
れ、前側取付点を含む辺に沿う直線と後側取付点を含む
辺に沿う直線との交点から、前側取付点までの距離を
X、後側取付点までの距離をYとし、前側取付点から下
側の折れ線までの長さをA、下側の折れ線から後側取付
点までの前記ロアブラケットに沿った長さをB、後側取
付点から上側の折れ線までの長さをC、上側の折れ線か
ら前側取付点までの長さをDとした場合に、 (1)X≠Y (2)(A−D)≧(B−C) の関係を共に満足するものである。
【0010】
【作用】この発明によれば、多角形部の前側取付点を含
む辺と後側取付点を含む辺との交点から、前側取付点ま
での距離Xと、後側取付点までの距離Yが相違(X≠
Y)しており、アッパブラケットの前後方向を逆にする
と、前側取付点と後側取付点とが各々正規位置とは異な
った位置となるため、アッパブラケットの前後方向の違
いを確実に知ることができる。特に、決められた正規位
置を溶接ロボットにてスポット接合する場合は、アッパ
ブラケットの向きを前後逆にすると、正規位置にアッパ
ブラケットの対応部が存在しなくなるため、アッパブラ
ケットとロアブラケットとの接合作業自体が行えなくな
る。
【0011】また、多角形部の各辺(以下、A辺、B辺
・・・という)の長さが、(A−D)≧(B−C)の関
係になっているため、多角形部が入力を受けてB辺及び
C辺が前側へ屈曲する際に、上側の折れ線が必ずA辺に
当たり、このA辺を前側へ押すこととなる。従って、多
角形部のB辺及びC辺が前側へ屈曲した後には、今度は
多角形部全体がA辺上端の前側取付点付近を中心に更に
前側へ回転するように変形するため、変形ストロークが
拡大され、多角形部の十分にして適正な変形モードが得
られる。尚、(A−D)=(B−C)にすると、上側の
折れ線がA辺に当たった際に、B辺がA辺に対して完全
に重なり、多角形部が完全に潰れた状態となるため、更
に好ましい変形モードが得られる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0013】図1〜図5はこの発明の第1実施例を示す
図である。まず、ニープロテクタ11の構造を図1に基
づいて説明する。ステアリングメンバ2には、左右一対
の取付部12が溶接により取付けられている。この取付
部12には平面状の取付面12aが後向きに形成されて
おり、その取付面12aの中央には内部側から外側へ向
けて突出させた溶接ボルト12bが設けられている。
【0014】13がブラケットで、それぞれロアブラケ
ット14とアッパブラケット15とから形成されてい
る。ロアブラケット14は底部に折れ線14aを有する
概略V字形を呈している。この折れ線14aはゆるやか
に曲折されたもので、入力を受けた際にロアブラケット
14はこの折れ線14aから屈曲しはじめる。そして、
このロアブラケット14の前端部16及び後端部17も
それぞれ別の折れ線16a、17aを介して上側へ曲折
された状態となっている。このロアブラケット14は断
面逆ハット形の基本断面形状を有し、且つその前端部1
6及び後端部17以外の部分の中央に上向きのビード1
8を形成している。加えて、このロアブラケット14
は、図2等に示す如く、側面視において、折れ線14a
よりも前側部分の方が後側部分よりも上下幅が太く設定
されている。しかも、前端部16へ向けて漸次太くなっ
ている。従って、このロアブラケット14は折れ線14
aよりも前側部分の方が後側部分よりも高強度となって
おり、ブラケット13全体が上下に振動しにくくなって
いる。更に、前端部16には前記溶接ボルト12bを挿
通するための取付孔19が形成されており、その上端に
は前記取付部12の上面へ係合する前向きの突片20が
形成されている。
【0015】一方、アッパブラケット15も底部に折れ
線15aを有する概略V字形を呈しており、別の折れ線
21a、22aを介して前端部21と後端部22も形成
されている。アッパブラケット15の底部に形成された
折れ線15aは前端部21と後端部22の中央から前側
にずれた位置にあり、前後方向で非対称形状となってい
る。また、このアッパブラケット15の基本断面形状
ハット形で、中央には下向きのビード23が形成されて
いる。
【0016】そして、このアッパブラケット15の前端
部21をロアブラケット14の前端部16の下側部位に
溶接し、後端部22をロアブラケット14の後端部17
に溶接している。この溶接作業はアッパブラケット15
とロアブラケット14の対応するフランジ同士を溶接ロ
ボットにてスポット溶接することにより行われている。
この溶接ロボットによるスポット溶接は予めスポット位
置がコンピュータにて定められている。このように溶接
されることにより、アッパブラケット15がロアブラケ
ット14の折れ線14aを跨いだ状態で取付けられると
共に、このアッパブラケット15とロアブラケット14
とで、ブラケット13中に変則的な五角形をした多角形
部25が形成される。
【0017】次に、このようにして出来た2つのブラケ
ット13におけるロアブラケット14の折れ線14aよ
りも後側部分に、ニープロテクタ本体24の左右両端部
をボルト24a(図2参照)にて取付け、このニープロ
テクタ本体24とブラケット13とを一体化し、この実
施例のニープロテクタ11が完成される。この実施例で
用いられるニープロテクタ本体24は左右のブラケット
13間のみに架設されるタイプのものであり、複数のビ
ードが形成された断面凹凸形をしており、後側へゆるや
かに湾曲した全体形状を呈している。
【0018】そして、前記のように組立てられたニープ
ロテクタ11をステアリングメンバ2に取付けるべく、
ロアブラケット14の前端部16に形成された取付孔1
9内に取付部12の溶接ボルト12bに挿通して、その
溶接ボルト12bにナット16bを締結する。ナット1
6bが締結された時点で、ロアブラケット14の前端部
16と取付部12の取付面12aとが密着すると共に上
端の突片20が取付部12の上面に係合するため、ブラ
ケット13はステアリングメンバ2の取付部12に対し
て確実に取付けられた状態となる。
【0019】次に、図3及び図4に基づいて、ロアブラ
ケット14に対するアッパブラケット15の取付性と、
ブラケット13の変形モードについて説明する。
【0020】アッパブラケット15の取付性(図3参
照)
【0021】この実施例のアッパブラケット15は前述
のように前後方向で非対称形状であるため、このアッパ
ブラケット15の前後方向を間違わないような構造にな
っている。以下、その構造を説明する。
【0022】ブラケット13中に形成される多角形部2
5は、図3に示す如く、アッパブラケット15の前端部
21とロアブラケット14との前側取付点αと、ロアブ
ラケット14の折れ線14aと、別の折れ線17aと、
アッパブラケット15の後端部22とロアブラケット1
4の後端部17との後側取付点βと、アッパブラケット
15の折れ線15aとを結んだ構造のものである。
【0023】そして、この多角形部25の前側取付点α
から下側の折れ線14aまでの長さがAで、下側の折れ
線14aから後側取付点βまでの前記ロアブラケット1
4に沿った長さがB(尚、この長さBは折れ線17aを
境にしてB1 とB2 に分かれている)で、後側取付点β
から上側の折れ線15aまでの長さがCで、上側の折れ
線15aから前側取付点αまでの長さがDとなってい
る。
【0024】次に、前側取付点αを含む辺(長さBに相
当する部分、以下B辺という)に沿う直線L1 と、後側
取付点βを含む辺(後端部17)に沿う直線L2 とを考
え、これらの直線L1 、L2 の交点Pを求める。
【0025】そして、このアッパブラケット15は正規
に取付けられた状態において、前記交点Pから前側取付
点αまでの距離Xと、後側取付点βまでの距離Yとが相
違するようになっている(X<Y、すなわちX≠Y)。
従って、図3中に想像線(二点鎖線)で示すように、間
違ってアッパブラケット15′を前後逆に取付けると、
その間違って取付けられた前側取付点α′と後側取付点
β′は、正規の前側取付点α及び後側取付点βに対し
て、(Y−X)分の位置の違いが生じるため、作業者は
その取付方向が違いであることを容易に知ることができ
る。しかも、このように前側取付点αと後側取付点βの
位置が正規位置からずれると、正規位置にスポット溶接
するように予め設定されている溶接ロボットで溶接作業
が行えなくなるため、そのことによっても前後方向の違
いを知ることができる。
【0026】ブラケット13の変形モード(図3〜図5
参照)
【0027】多角形部25が入力Fを受けると、多角形
部25のB辺及びC辺がそれぞれ折れ線14a、15a
を中心に前側へ屈曲する。そして、この実施例では多角
形部25の各辺A〜Dの長さ関係が(A−D)>(B−
C)となっているため、B辺及びC辺の前側への屈曲が
進むと、C辺の下端にある折れ線15aがA辺に必ず当
たる(図4参照)。従って、この折れ線15aが当たる
ことにより、A辺が前側へ押されるため、このB辺及び
C辺が前側へ屈曲した後に、今度は多角形部25全体が
A辺上端の前側取付点αを中心にして更に前側へ回転す
るように変形する。従って、多角形部25の変形ストロ
ークが拡大され、多角形部25の十分にして適正な変形
モードが得られる。
【0028】尚、この多角形部25は変形の際に、B
辺、C辺、(A−D)辺により三角形Tが形成されるが
(図5参照)、ここで更にB >(A−D)+C
る関係にしておくと、折れ線15aにおける角度θが鋭
角となって、上側の折れ線15aがA辺に沿って図中←
印側にスライドし、更に好ましい変形モードが得られる
ようになる。
【0029】図6はこの発明の第2実施例を示す図であ
る。この実施例は多角形部25の各辺の長さA〜Dを、
(A−D)=(B−C)なる関係にしたものである。こ
のようにすることにより、上側の折れ線がA辺に当たっ
た際に、B辺がA辺に対して完全に重なり、多角形部2
5が完全に潰れた状態となるため、更に好ましい変形モ
ードが得られる。
【0030】以上のように、この実施例によれば、アッ
パブラケット15をロアブラケット14に取付ける際に
前後方向を間違わずに済むと共に、ブラケット13の適
正な変形モードが得られ、ブラケット13に加わった入
力Fを十分且つ確実に吸収することができる。
【0031】尚、以上の説明では、下側の折れ線14a
と後側取付点βとの間に別の折れ線17aを形成する例
を示したが、この別の折れ線17aを形成せずに、下側
の折れ線14aと後側取付点βとを直接連結しても良
い。尚、このようにした場合は、ブラケット13中に形
成される多角形部は変則的な四角形となる。
【0032】
【発明の効果】この発明に係る車両用ニープロテクタ構
造は、以上説明してきた如き内容のものであって、多角
形部の前側取付点を含む辺と後側取付点を含む辺との交
点から、前側取付点までの距離Xと、後側取付点までの
距離Yとが相違(X≠Y)しており、アッパブラケット
の前後方向を逆にすると、前側取付点と後側取付点とが
各々正規位置とは異なった位置となるため、アッパブラ
ケットの前後方向の違いを確実に知ることができる。特
に、決まった位置を溶接ロボットにてスポット接合する
場合は、アッパブラケットの向きを前後逆にすると、決
められた位置にアッパブラケットの対応部が存在しない
ため、アッパブラケットとロアブラケットとの接合作業
自体が行えなくなる。
【0033】また、多角形部の各辺の長さが、(A−
D)≧(B−C)の関係になっているため、多角形部が
入力を受けてB辺及びC辺が前側へ屈曲する際に、上側
の折れ線が必ずA辺に当たり、このA辺を前側へ押すこ
ととなる。従って、多角形部のB辺及びC辺が前側へ屈
曲した後には、今度は多角形部全体がA辺上端の前側取
付点付近を中心に更に前側へ回転するように変形するた
め、変形ストロークが拡大され、多角形部の十分にして
適正な変形モードが得られる。尚、(A−D)=(B−
C)にすると、上側の折れ線がA辺に当たった際に、B
辺がA辺に対して完全に重なり、多角形部が完全に潰れ
た状態となるため、更に好ましい変形モードが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るニープロテクタを
示す斜視図である。
【図2】図1中矢示DA方向から見た側面図である。
【図3】変形前の多角形部を示す説明図である。
【図4】折れ線がA辺に当たった状態を示す多角形部の
説明図である。
【図5】多角形部に三角形が形成された状態を示す図4
相当の説明図である。
【図6】この発明の第2実施例を示す多角形部の説明図
である。
【図7】従来の車両用ニープロテクタ構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
2 ステアリングメンバ 13 ブラケット 14a (ロアブラケットの)下側の折れ線 14 ロアブラケット 15 アッパブラケット 15a アッパブラケットの折れ線17a (ロアブラケットの)別の折れ線 24 ニープロテクタ本体 25 多角形部 α 前側取付点 β 後側取付点 P 交点 L1 、L2 直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 博文 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (72)発明者 小出 修一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (72)発明者 小林 盛光 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (72)発明者 田村谷 誠 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−175455(JP,A) 特開 平5−105012(JP,A) 実開 平5−561(JP,U) 実開 平4−59558(JP,U) 実開 昭62−40060(JP,U) 実開 昭62−86437(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/00 - 21/05

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のステアリングメンバに屈曲変形可
    能なブラケットの前端部を取付けると共に、該ブラケッ
    トの後端部に乗員膝部からの入力を受けるニープロテク
    タ本体を取付けた車両用ニープロテクタ構造において、
    前記ブラケットが、底部に折れ線を有する概略V字形の
    ロアブラケットに、同じく底部に折れ線を有する概略V
    字形のアッパブラケットを、ロアブラケットの折れ線を
    跨いだ状態で取付けたものであり、且つ少なくとも前記
    ロアブラケットとアッパブラケットとの前側取付点及び
    後側取付点と、それぞれの折れ線を通過する多角形部が
    形成され、前側取付点を含む辺に沿う直線と後側取付点
    を含む辺に沿う直線との交点から、前側取付点までの距
    離をX、後側取付点までの距離をYとし、前側取付点か
    ら下側の折れ線までの長さをA、下側の折れ線から後側
    取付点までの前記ロアブラケットに沿った長さをB、後
    側取付点から上側の折れ線までの長さをC、上側の折れ
    線から前側取付点までの長さをDとした場合に、(1)
    X≠Y(2)(A−D)≧(B−C) の関係を共に満足することを特徴とする車両用ニープロ
    テクタ構造。
  2. 【請求項2】 (A−D)=(B−C)である請求項1
    記載の車両用ニープロテクタ構造。
  3. 【請求項3】 前記ロアブラケットには、下側の折れ線
    から後側取付点に至るまでの間に前記下側の折れ線以外
    に別の折れ線が存在している請求項1又は請求項2記載
    の車両用ニープロテクタ構造。
  4. 【請求項4】 ロアブラケットの折れ線よりも前側部分
    が、後側部分に比べて高強度になっている請求項1〜3
    記載のいずれか1項に記載の車両用ニープロテクタ構
    造。
  5. 【請求項5】 ニープロテクタ本体が左右のブラケット
    間のみに架設されるタイプであり、該ニープロテクタ本
    体の左右両端部がロアブラケットの折れ線よりも後側部
    分に各々取付けられている請求項1〜4記載のいずれか
    1項に記載の車両用ニープロテクタ構造。
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