JP3336388B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3336388B2 JP27653593A JP27653593A JP3336388B2 JP 3336388 B2 JP3336388 B2 JP 3336388B2 JP 27653593 A JP27653593 A JP 27653593A JP 27653593 A JP27653593 A JP 27653593A JP 3336388 B2 JP3336388 B2 JP 3336388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、更に
は差動増幅回路を具えた集積回路に適用して特に有効な
技術に関し、例えば、小信号を増幅する差動増幅回路を
具えた集積回路に利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスを用いた基本回路の1つ
に、小信号を精度良く増幅する差動増幅回路(差動アン
プ)がある。この差動増幅回路は、1対のバイポーラト
ランジスタのエミッタが、1つの定電流源に共通接続さ
れ、夫々のコレクタが、各々の抵抗を介して、定電圧電
源に共通接続され、夫々のベースが差動入力端子を構成
し、上記2つのコレクタ間の電位差が、差動出力として
一対のエミッタホロワを介して出力されるようになって
いる。このように構成された差動増幅回路にあっては、
上記2つの差動トランジスタ、及びこれに接続された2
つのコレクタ抵抗の値は、夫々、チップ上に点対称、又
は線対称となるように設計パターンが構成されて、個々
の特性のバラツキが小さくなるようにされ、2つの差動
トランジスタのコレクタ間に生じる直流成分差(オフセ
ット電圧)をなくすように設計されている。因に、オフ
セット電圧の要因としては、各トランジスタのベース−
エミッタ間電圧、及び直流電流増幅率、負荷抵抗値の差
等があげられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかにされた。即ち、上記のように2つのト
ランジスタ若くは抵抗値の間で、特性バラツキが生じな
いようにレイアウト設計を行っても、実際には僅かなバ
ラツキが生じ、オフセット電圧が発生することが分かっ
た。この傾向は、特に微小信号の増幅に使用される差動
増幅回路に関して顕著であり、当該差動増幅回路によっ
て所望のレベルの信号の増幅作用が得られないと云う不
具合が生じる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、差動増幅回路の差動出力端子を構成するコレクタ
間に、オフセット電圧が生じた場合であっても、当該オ
フセット電圧の補正を自動的に行うことができる調整機
能を具えた差動増幅回路を提供することをその主たる目
的とする。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴については、本明細書の記述および添附図面か
ら明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。即ち、本発明は、コレクタが夫々の抵抗を
介して定電圧電源に接続され、エミッタが定電流源に共
通接続された第1,及び第2のバイポーラトランジスタ
によって構成される差動増幅回路において、上記定電圧
電源と、差動出力端子たるコレクタとの間に、当該差動
増幅回路のオフセット電圧に応じて当該コレクタ電流を
調整する電流調整回路を接続したものである。
【0006】
【作用】差動増幅回路のコレクタ間にオフセット電圧が
生じている場合、当該電圧値に応じて、上記電流調整回
路が、当該コレクタ電流を調整して、上記コレクタ間の
オフセット電圧をゼロになるように動作する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は、本実施例の差動増幅回路10の入
力段を示す回路図である。この実施例の差動増幅回路1
0は、2つのバイポーラトランジスタTr1,Tr2、
抵抗R1,R2及び定電流源S1によってその入力段が
構成されている。そして、トランジスタTr1のコレク
タと抵抗R1の接続ノードn1に出力端子OUT1が接
続され、トランジスタTr2のコレクタと抵抗R2の中
間ノードn2に出力端子OUT2が接続されている。こ
れら2つの端子OUT1,OUT2の電位差が差動出力
となる。又、2つのトランジスタTr1,Tr2のエミ
ッタは定電流源S1に共通接続され、コレクタは抵抗R
1,R2を介して定電圧電源Vccに共通接続されてい
る。
【0008】この電流調整回路20は、上記2つの出力
端子OUT1,2に現れる電圧信号V3,V4の直流成
分のオフセット電圧を調整する電流調整回路20が接続
されている。この電流調整回路20は、各コレクタがノ
ードn1,n2に接続され、且つ互いにエミッタが共通
接続された一対の差動トランジスタTr3,Tr4とそ
の共通エミッタに接続された定電流源S2からなり、上
記ノードn1,n2から電流I1,I2を引き抜いてトラ
ンジスタTr1,Tr2のコレクタ電流を調整する電流
引抜き回路21と、上記入力段の差動出力を受けてオフ
セット電圧の大きさを検出し、これに応じた信号を、電
流引抜き回路21に出力する一対のエミッタホロワから
なるオフセット検出調整回路22とによって構成されて
いる。
【0009】この差動増幅回路10は、差動出力端子に
現れる信号の直流成分にオフセットが生じていた場合
に、以下のように、動作する。いま仮に、入力端子IN
1,IN2に信号が入力されていない状態で、差動出力
端子OUT1と出力端子OUT2との電位差、即ちオフ
セット電圧(直流成分)がΔVであるとする。
【0010】このように差動増幅回路10の入力端子I
N1,IN2に信号が入力されていないときには、オフ
セット電圧ΔVはトランジスタTr5、Tr6のベース
電位の差となり、一対のエミッタホロワの出力ノードn
5,n6間の電位差が当該オフセット電圧ΔVに応じた
値となる。
【0011】このとき上記ノードn5,n6間の電位差
には交流成分(信号成分)がないため、この電位差は、
そのまま電流引抜き用差動トランジスタTr3,Tr4
のベースにかかる。しかして、2つのトランジスタTr
3,Tr4を流れるコレクタ電流、即ち、ノードn3,
n4から引き抜かれる夫々の電流値I1,I2の差は、上
記オフセット電圧ΔVに応じたものとなり、当該ノード
n1,n2間(n3,n4間)に生じていたオフセット
電圧ΔVが、これら電流I1,I2による電圧降下によっ
て修正されることとなる。
【0012】差動増幅回路10の入力端子IN1,IN
2に入力があると、これら入力信号のレベルに応じた電
位が、ノードn1,n2に現れる。このノードn1,n
2の電位差(V3−V4)は、出力信号の信号成分(交
流成分)と、上記オフセット電圧(直流成分)とが重畳
されたものである。
【0013】このとき電流調整回路20は以下のように
動作する。即ち、上記2つの成分が重畳された、夫々の
電位V3,V4は、トランジスタTr5,Tr6のベー
スに印加される。この結果、2つのトランジスタTr
5,Tr6においては、直流成分(オフセット電圧)と
交流成分(信号成分)とが重畳された電位V3,V4の
夫々の値に見合った電流が、これら2つのトランジスタ
のエミッタを夫々流れる。このときのエミッタの電位
は、配線L3,L4を夫々介して、トランジスタTr
3,Tr4のベースに送られる。ところで配線L1の中
間ノードn7と、配線L2の中間ノードn8との間に
は、コンデンサC1が接続されているため、この配線L
3,L4を流れる電圧信号の交流成分は除去され、直流
成分(オフセット電圧ΔV)に応じた電位差のみが、こ
れら2つのトランジスタTr3,Tr4のベース間に発
生する。
【0014】このようにトランジスタTr3,Tr4の
ベースに、オフセット電圧ΔVに応じた電位差がかかる
と、定電流源S3に共通接続され2つのトランジスタT
r3,Tr4は、そのコレクタ電流I1,I2の差が、上
記オフセット電圧ΔVに応じたものとなる。この結果、
電流I1,I2により生じる電圧降下によって、トランジ
スタTr1,Tr2のコレクタの電位V3,V4は、そ
のオフセット電圧ΔVがなくなるように修正される。
【0015】尚、ノードn1,n2に現れるオフセット
電圧を、一旦、エミッタホロワのトランジスタTr5,
Tr6に加えるのは、当該エミッタホロワによってレベ
ルシフトを行なってから、その電位を電流引抜き回路2
2のトランジスタのベースに加えるためである。
【0016】以上説明したように、上記した差動増幅回
路10では、2つの出力端子OUT1,2の電位間にオ
フセット電圧ΔVが発生したときに、当該コレクタに接
続された配線L11,L12を介して流れる電流量の差
分|I1−I2|が、上記オフセット電圧ΔVに応じて調
整され、この電流によって生じる電圧降下により、2つ
のトランジスタTr1,Tr2のコレクタ間の電位差
(オフセット電圧)が修正されることとなる。
【0017】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、2つのトランジスタTr1,Tr2によ
って差動増幅回路の入力段が構成されている例を示した
が、例えば4つのトランジスタで入力段が構成された差
動増幅回路等にも適用することができる。
【0018】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である差動増
幅回路の入力段に適用した場合について説明したが、こ
の発明はそれに限定されるものでなく、オフセット電圧
が問題となる集積回路一般に利用することができる。
【0019】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。即ち、差動増幅回路の差動出力端子を
構成するコレクタ間に、オフセット電圧が生じた場合で
あっても、当該オフセット電圧の補正を自動的に行うこ
とができるようになる。しかして、微小入力に対しても
精度の高い増幅作用が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の差動増幅回路10の入力段を示す回
路図である。
【符号の説明】
10 差動増幅回路 20 電流調整回路 21 電流引抜き回路 22 オフセット検出回路 OUT1,2 差動出力端子 C1 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−142613(JP,A) 特開 平1−105605(JP,A) 特開 平4−351109(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/34 H03F 3/45

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタが抵抗を介して定電圧電源に接
    続され、エミッタが定電流源に共通接続された第1及び
    第2のバイポーラトランジスタによってその入力段が構
    成されると共に、各々のベースに信号が入力され、各々
    のコレクタ間の電位差が出力とされる差動増幅回路、 上記定電圧電源と各々のコレクタとの間に接続され、上
    差動増幅回路のオフセット電圧に応じて当該コレクタ
    電流を調整する電流調整回路とを具えてなることを特徴
    とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記電流調整回路は、 エミッタが第2の定電流源に共通接続され、コレクタが
    上記第1,第2のバイポーラトランジスタの各々のコレ
    クタに接続され、ベースに上記出力の直流成分の大きさ
    に応じた信号が入力される第3及び第4のバイポーラト
    ランジスタを具えてなることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記電流調整回路は、 上記第1,第2のトランジスタのコレクタに接続された
    一対のエミッタホロワ回路を具え、上記第3,第4の
    イポーラトランジスタの各々のベースには、上記エミッ
    タホロワ回路の出力ノードが夫々接続されると共に、当
    該ベース端子間にはコンデンサが接続されていることを
    特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
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