JP2665072B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP2665072B2
JP2665072B2 JP3115185A JP11518591A JP2665072B2 JP 2665072 B2 JP2665072 B2 JP 2665072B2 JP 3115185 A JP3115185 A JP 3115185A JP 11518591 A JP11518591 A JP 11518591A JP 2665072 B2 JP2665072 B2 JP 2665072B2
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健二 泉
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所謂BTL(BRIDGE TI
ED LOAD)方式の増幅回路においては、2組の増
幅器を用い、それぞれの増幅器の出力における信号の位
相が、相互に逆位相になるように駆動して、その出力端
子間に負荷を接続することにより、単体の増幅器の2倍
の出力電圧を負荷に供給している。従って、負荷インピ
ーダンスが同一である場合には、単体の増幅器に対して
4倍の電力を出力することが可能である。
【0003】図2に示されるのは、従来のBTL方式増
幅回路の一例を示す回路図である。図2において、信号
源61より入力端子106および107を介して入力さ
れる信号は、PNPトランジスタ40とダイオード37
により直流レベルがシフトされてPNPトランジスタ3
5のベースに伝達され、PNPトランジスタ35および
36を含む差動増幅器により増幅された信号は、PNP
トランジスタ36のコレクタには同相にて出力され、P
NPトランジスタ35のコレクタには逆相にて出力され
る。更に、当該同相の出力信号は、PNPトランジスタ
46とダイオード45を介して負帰還増幅器56に入力
されて増幅され、出力端子108に対して出力され、ま
た、逆相の出力信号は、PNPトランジスタ49とダイ
オード48を介して負帰還増幅器57に入力されて増幅
され、出力端子109に対して出力される。この場合、
入力段の差動増幅器の出力負荷となる抵抗41および4
2を同一抵抗値に設定し、帰還増幅器56および57の
電圧利得が同一となるように抵抗58および59の帰還
抵抗値を設定すると、出力端子108および109に
は、それぞれ同一レベルで逆位相の信号が出力され、こ
れにより、負荷62に対しては、単体増幅器の場合に比
較して4倍に相当する信号電力が供給される。
【0004】なお、定電流源50および51は、負帰還
増幅器56の出力端子108および負帰還増幅器57の
出力端子109に対して、それぞれ直流バイアス電圧
(通常、電源電圧の1/2の電圧)を与えるためのもの
であり、また、コンデンサ52および53は、負帰還増
幅器56および57に直流電圧利得を持たせないように
作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のBTL
方式による増幅回路においては、信号入力を接地端子基
準により行うようにするために、出力端子の直流電圧
(通常、電源電圧の1/2の電圧)の設定を、帰還抵抗
に直流電流を流すことによる電圧上昇を利用することに
より行っており、負帰還増幅器の直流電圧利得を除去す
る必要がある。このため、前述のように、コンデンサの
使用が不可欠となり、このコンデンサによって、増幅器
の周波数特性、特に低周波領域における周波数特性に制
約を受けるだけでなく、本増幅回路のIC化を考慮する
場合には、当該コンデンサの容量値が大きいために形状
寸法も大きくなり、ICの小型化ならびに低価格化に対
して大きな障害になるという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の増幅回路は、前
段に差動増幅器を備え、後段に、前記差動増幅器の一対
の出力電圧を入力して、それぞれ同相ならびに逆相の電
圧を出力する一対の負帰還増幅器を備える増幅回路にお
いて、前記差動増幅器を形成する第1および第2のPN
Pトランジスタと、前記第1および第2のPNPトラン
ジスタのコレクタと、低電位側の基準電位を示す接地側
端子との間に、それぞれ接続される第1および第2の定
電流源と、前記第1および第2のPNPトランジスタの
ベースと、高電位側の基準電圧源との間に、それぞれ接
続される第1および弟2のダイオードと、前記第1およ
び第2のPNPトランジスタのベースと、前記低電位側
の基準電位を示す接地側端子との間に、それぞれ増幅回
路として挿入接続される第1のNPNトランジスタ/第
3のPNPトランジスタと、第2のNPNトランジスタ
/第4のPNPトランジスタと、前記第1および第2の
PNPトランジスタのコレクタの出力電圧を、それぞれ
正相側入力端子に入力して増幅し、それぞれの出力電圧
を帰還抵抗を介して逆相側入力端子に帰還する第1およ
び第2の負帰還増幅器と、前記第1および第2の負帰還
増幅器の正相側入力端子と逆相側入力端子とに対して、
抵抗を介して基準電圧を供給する定電圧源と、を備えて
構成される。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。図1に示されるように、本実施例は、信号源18、
負荷30、信号入力端子101および102、信号出力
端子103および104、および電源端子105に対応
して、PNPトランジスタ1、7、8および12と、N
PNトランジスタ2および11と、ダイオード3〜6、
9および10と、定電流源13〜17と、抵抗19、2
0、22〜25、28および29と、直流電圧源21
と、負帰還増幅器26および27とを備えて構成され
る。
【0009】図1において、信号源18より入力端子1
01および102を介して入力される信号は、PNPト
ランジスタ1とNPNトランジスタ2により形成される
増幅器により増幅され、PNPトランジスタ7のベース
に伝達される。この時の入力信号の電圧レベルをVIN
PNPトランジスタ7のベースに伝達される信号の電圧
レベルをV1 とすると、次式が得られる。
【0010】 V1 =VIN・(re3+re4)/(re1+re2) ………………(1) 上式において、re1、re2、re3 およびre4 は、そ
れぞれPNPトランジスタ1、NPNトランジスタ2、
ダイオード3および4における等価抵抗を表わしてい
る。しかるに、これらのPNPトランジスタ1、NPN
トランジスタ2、ダイオード3および4に流れる電流は
同一であるため、V1 =VINとなる。
【0011】PNPトランジスタ7のベースに伝達され
た信号は、PNPトランジスタ7およびPNPトランジ
スタ8を含む差動増幅器により増幅されて、PNPトラ
ンジスタ8のコレクタには同相の信号として出力され、
PNPトランジスタ7のコレクタには逆相の信号として
出力される。これらの同相および逆相の出力信号の電圧
レベルをそれぞれV2-1 およびV2-2 とし、抵抗20、
23および24の抵抗値をそれぞれR20、R23およびR
24として、抵抗20の抵抗値R20の値が、PNPトラン
ジスタ7および8の等価抵抗値に比較して十分に大であ
るものとすると次式が得られる。
【0012】 V2-1 ≒V1 (R23/R20)=VIN(R23/R20)……………(2) V2-2 ≒−V2 (R24/R20)=−VIN(R24/R20)………(3) ここにおいて、抵抗値R20、R23およびR24の値を同一
の値に設定すると、明らかに、V2-1 =VIN、V2-2
−VINとなる。これらの同相および逆相の信号は、更
に、負帰還増幅器26および負帰還増幅器27に入力さ
れて増幅され、それぞれ出力端子103および104に
対して出力される。即ち、本実施例においては、信号源
18より入力され、二つの負帰還増幅器26および27
の入力段に至るまでの利得は、上述のように、抵抗値R
20、R23およびR24の値を同一の値に設定することによ
り、0dBとすることが可能であり、また、負帰還増幅
器26および27において、帰還抵抗として作用する抵
抗22、28ならびに抵抗25、29の抵抗値を適度に
設定することにより、本増幅回路の利得を任意に設定す
ることができる。
【0013】なお、本実施例の場合、PNPトランジス
タ7および8を含む差動増幅器から出力される直流電位
が浮動であるために、直流電圧源21より、それぞれ抵
抗23および24を介して直流バイアス電圧が与えられ
る。これにより、負帰還増幅器26および27の帰還抵
抗の一部を為す抵抗22および25も、その一端が直流
電圧源21に接続される。このため、負帰還増幅器26
および27においては、直流電圧源21の電位(電源電
圧の1/2の電位)を基準として動作することが可能と
なり、従来例におけるように、直流電圧利得を除去する
ためのコンデンサが不要となる。
【0014】また、PNPトランジスタ7および8によ
り形成される差動増幅器の入力側に対応するバイアス電
圧は、PNPトランジスタ1とNPNトランジスタ2に
より形成される増幅器、およびPNPトランジスタ12
とNPNトランジスタ11により形成される増幅器の出
力電圧として形成されるが、NPNトランジスタ2およ
び11のコレクタが浮動であるために、NPNトランジ
スタ7および8のベース電位は、電源端子105を基準
電位として設定されることになり、PNPトランジスタ
7および8のベース・コレクタ間電圧は広い範囲に亘り
設定される。また、入力端子101は、PNPトランジ
スタのベースに直接に接続されるために、従来通りに接
地端子基準による入力が可能であり、入力直流阻止用の
コンデンサも不要である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、前段に
差動増幅器を備え、後段に一対の負帰還増幅器を備える
増幅回路に適用されて、前記負帰還増幅器の入力側のバ
イアス電圧供給用として、所定の定電圧源を備えること
により大容量のコンデンサを用いることを不要とし、増
幅回路のIC化に対する障害を排除することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、7、8、12、35、36、40、46、49
PNPトランジスタ 2、11 NPNトランジスタ 3〜6、9、10、37、38、43、45、48
ダイオード 13〜17、31〜34、44、47、50、51
定電流源 18、61 信号源 19、20、22〜25、28、29、39、41、4
2、54、55、58〜60 抵抗 21 直流電圧源 26、27、56、57 負帰還増幅器 30、62 負荷

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段に差動増幅器を備え、後段に、前記
    差動増幅器の一対の出力電圧を入力して、それぞれ同相
    ならびに逆相の電圧を出力する一対の負帰還増幅器を備
    える増幅回路において、前記差動増幅器を形成する第1
    および第2のPNPトランジスタと、前記第1および第
    2のPNPトランジスタのコレクタと、低電位側の基準
    電位を示す接地側端子との間に、それぞれ接続される第
    1および第2の定電流源と、前記第1および第2のPN
    Pトランジスタのベースと、高電位側の基準電圧源との
    間に、それぞれ接続される第1および弟2のダイオード
    と、前記第1および第2のPNPトランジスタのベース
    と、前記低電位側の基準電位を示す接地側端子との間
    に、それぞれ増幅回路として挿入接続される第1のNP
    Nトランジスタ/第3のPNPトランジスタと、第2の
    NPNトランジスタ/第4のPNPトランジスタと、前
    記第1および第2のPNPトランジスタのコレクタの出
    力電圧を、それぞれ正相側入力端子に入力して増幅し、
    それぞれの出力電圧を帰還抵抗を介して逆相側入力端子
    に帰還する第1および第2の負帰還増幅器と、前記第1
    および第2の負帰還増幅器の正相側入力端子と逆相側入
    力端子とに対して、抵抗を介して基準電圧を供給する定
    電圧源と、を備えることを特徴とする増幅回路。
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