JP3336209B2 - ドラムブレーキのシュー間隙調整装置 - Google Patents

ドラムブレーキのシュー間隙調整装置

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JP3336209B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムブレーキ
の、手動により操作するシュー間隙調整装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本発明に近い従来のシュー間隙調整装置
としては、例えば特公平5−65734号公報に開示さ
れているようなものが知られている。
【0003】この文献に記載された従来のシュー間隙調
整装置は図6および図7に示すごときもので、図6にお
いて、51は、固定のシリンダ本体、52は、ブレーキ
作動ピストンを示す。
【0004】ブレーキ作動ピストン52はシリンダ本体
51内に摺動自在に嵌合し、室53へのブレーキ液圧の
給排によりシリンダ本体51に対し進退することができ
る。ピストン52はブレーキ液圧の供給による進出時、
シュー係合部材54を介しブレーキシュー55を図6の
左方に押動して制動作用を行い、ブレーキ液圧の排除
時、ブレーキシュー55に作用するリターンスプリング
力によりピストン52が後退され、ブレーキシュー55
が元の位置に戻ることで、制動を解除するものである。
【0005】ところで、ピストン52の端部が突出する
シリンダ本体51の開口部は、防塵や防水のために弾性
ブーツ56で覆ってあり、当該シリンダ本体51の開口
部近くには更に、シュー間隙調整リング57を配置して
設ける。
【0006】このシュー間隙調整リング57は弾性ブー
ツ56が損傷するのを防止する保護部材の用を兼ね、当
該弾性ブーツ56に被さるようこれに隣接配置してピス
トン52の突出端部に廻り止め嵌合し、リング57に
は、これを回転する工具を係合させるための切欠き溝5
7aを形成する。
【0007】シュー係合部材54は、ピストン51の突
出端面に相対回転可能に凹凸嵌合する(54aで示す)
と共に、ピストン51の突出端部に嵌着したクリップ5
8により当該ピストン51の突出端部に弾着され、脱落
して紛失するのを防止している。
【0008】クリップ58は、図7にシュー係合部材5
4を抱持した状態で明示するように、シュー係合部材5
4を抱持するリング状弾支片58aと、ピストン52の
突出端部に嵌合弾着されてシュー間隙調整リング57の
抜け止めを行うリング状弾着片58bと、これら片58
a,58b間を橋絡する連結部58cとよりなり、ほぼ
円環状に形成する。
【0009】ブレーキシューの交換などで必要になるシ
ュー間隙調整作業に当たっては、ドラムブレーキの外部
からマイナスドライバー等の工具を挿入して、工具の先
端をシュー間隙調整リング57の切欠き溝57aに係合
させた状態で、当該工具によりシュー間隙調整リング5
7を回転させる。
【0010】ここで、シューリターンスプリングのバネ
力が部材54を介してピストン52を図6の右方に押圧
しており、ピストン52に螺入された調整ボルト59の
円錐先端面59aがシリンダ本体51との摩擦接触によ
り調整ボルト59の回転を阻止している。
【0011】よってシュー間隙調整リング57の回転
は、ピストン52の回転のみを生起させ、調整ボルト5
9に対するピストン52の相対回転に伴う両者間のネジ
部59bの作用で、シュー間隙を調整することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工具の先端
をシュー間隙調整リング57の切欠き溝57aに係合さ
せる作業は、切欠き溝57aが大きいほど作業し易い。
しかし上記した従来のシュー間隙調整装置にあっては、
シュー間隙調整リング57が弾性ブーツ56の保護部材
を兼ねるために、これに形成する切欠き溝57aを大き
くすると、弾性ブーツ56を工具で損傷し易くなって、
弾性ブーツ56の保護機能が不十分になる。
【0013】かと言って、弾性ブーツ56の保護が十分
になるよう切欠き溝57aを小さくすると、切欠き溝5
7aに工具の先端を係合させる作業がし難くなり、シュ
ー間隙調整作業が困難になるという問題を生ずる。
【0014】この問題解決のためには、弾性ブーツ56
と、シュー間隙調整リング57との間に別に、弾性ブー
ツ56を保護する保護部材を介在させて、シュー間隙調
整リング57が弾性ブーツ56の保護機能を持つ必要が
ないようにすることも考えられる。
【0015】しかしこの対策では、上記の弾性ブーツ保
護部材を別部品として追加する必要が生じ、部品点数の
増大とも相俟って、コスト的に大いに不利になり、実際
的でないことを確かめた。
【0016】また従来装置においては、シュー係合部材
54をピストン52に弾着するクリップ58の形状がか
なり複雑になり、どうしてもコスト的に不利になるのを
免れなかった。
【0017】本発明は、上記工具の先端を容易にシュー
間隙調整リングに係合させ得るようにすることと、弾性
ブーツを確実に保護し得るようにすることとの両立を、
新たな部品点数の増大に頼ることなく実現するようなシ
ュー間隙調整装置の改良により上述の問題を解消するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
によるシュー間隙調整装置は、請求項1に記載のごと
く、シリンダ本体内に内蔵され、該シリンダ本体に対す
る進出によりブレーキシューを押して制動作用を生起す
るシュー押圧部材を具え、このシュー押圧部材の突出端
部とシリンダ本体の開口部との間を弾性ブーツで覆い、
該弾性ブーツを保護する保護部材を前記弾性ブーツに隣
接して前記シュー押圧部材の突出端部に付設し、ブレー
キシューに非回転的に係合するシュー係合部材を、前記
シュー押圧部材の突出先端面に突き合わせ状態で相対回
転可能に枢支し、前記シュー押圧部材の突出先端部に設
けたシュー間隙調整リングをドラムブレーキの外部から
工具で回転することにより、シュー押圧部材を回転させ
てシリンダ本体に対するシュー押圧部材の相対位置を変
更することで、シュー間隙を調整し得るようにしたドラ
ムブレーキにおいて、前記保護部材に一体に形成された
弾性片により前記シュー係合部材を弾支するよう構成し
たことを特徴とするものである。
【0019】第2発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項2に記載のごとく、第1発明において、前記シュー
間隙調整リングを前記シュー押圧部材の突出先端部に廻
り止め型式に嵌合させると共に、前記シュー間隙調整リ
ングの廻り止め嵌合孔に、前記保護部材の弾性片が貫通
してシュー係合部材の弾支位置に達し得るようにする弾
性片貫通切欠きを設けたことを特徴とするものである。
【0020】第3発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項3に記載のごとく、第1発明または第2発明におい
て、前記シュー係合部材を、前記シュー押圧部材の突出
端面に相対回転可能に凹凸嵌合させて径方向に位置決め
すると共に、前記保護部材の弾性片によるシュー係合部
材の径方向押圧力を特定の径方向へ大きくしたことを特
徴とするものである。
【0021】第4発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項4に記載のごとく、第1発明乃至第3発明のいずれ
かにおいて、前記シュー係合部材の外周面に、前記保護
部材の弾性片が進入する凹部を形成したことを特徴とす
るものである。
【0022】第5発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項5に記載のごとく、第1発明乃至第4発明のいずれ
かにおいて、前記シュー間隙調整リングまたは保護部材
の少なくとも一方を、前記シュー押圧部材の突出端部に
固設したことを特徴とするものである。
【0023】第6発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項6に記載のごとく、第1発明乃至第5発明のいずれ
かにおいて、前記シュー押圧部材が、前記シリンダ本体
内に摺動自在に嵌合したブレーキ作動ピストンであるこ
とを特徴とするものである。
【0024】第7発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項7に記載のごとく、第1発明乃至第5発明のいずれ
かにおいて、前記シュー押圧部材が、前記シリンダ本体
内に摺動自在に嵌合したブレーキ作動ピストンに螺合さ
れているシュー間隙調整ボルトであることを特徴とする
ものである。
【0025】第8発明によるシュー間隙調整装置は、請
求項8に記載のごとく、第1発明乃至第7発明のいずれ
かにおいて、シュー間隙自動調整機構をもシリンダ本体
内に具備したことを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1および図2は、本発明の
一実施の形態になるドラムブレーキのシュー間隙調整装
置を示す。
【0027】図1において、1は車体の静止部に固定さ
れているドラムブレーキのバックプレートで、これに
は、シュー間隙の手動調整に際して前記ドライバー等の
工具を挿入するための開口1aを形成するが、当該開口
1aを、シュー間隙調整時以外は盲栓(図示せず)によ
って塞いでおくこととする。
【0028】ドラムブレーキ内には、制動作用を行うた
めの一端開口型ホイールシリンダ2を設け、そのシリン
ダ本体3をボルト等で以てバックプレート1に固設す
る。シリンダ本体3内には、シュー押圧部材としてのブ
レーキ作動ピストン4を摺動自在に嵌合し、両者間の摺
動部にピストンカップ5を介在させると共に、該ピスト
ンカップ5のベース部の食われ防止作用をなすバックア
ップリング6を設ける。
【0029】上記によりピストン4とシリンダ本体閉塞
端3aとの間に画成された室内に突出させてアジャスト
ボルト7を設け、このアジャストボルト7を非可逆ネジ
7aによりピストン4内に同軸に螺入させる。ここで上
記の非可逆ネジとは、相互に螺合しているピストン4お
よびアジャストボルト7間に軸線方向のスラスト推力が
作用しても、これらがネジ作用によって相対回転するこ
とのないような螺合関係を意味するものとする。
【0030】ピストン4から遠いアジャストボルト7の
先端部近くには円錐部7bを形成し、この円錐部7bが
シリンダ本体閉塞端3aにおける対応円錐面に押しつけ
られて、ブレーキ非作動時におけるアジャストボルト7
の回転を阻止する作用をなすものである。そして、アジ
ャストボルト7の円錐部7bより先端部7cはOリング
8を介してシリンダ本体閉塞端3aの対応孔内に嵌合
し、これによりアジャストボルト7の振動防止作用を生
起させることとする。
【0031】アジャストボルト7の円錐部7bを挟ん
で、先端部7cとは反対側の胴部外周面に、リードの大
きい多条ねじ7dを形成し、この多条ねじ7dに駆動リ
ング9の内周を可逆的に螺合し、該駆動リング9の外周
面は円錐状に形成して、対向するシリンダ本体閉塞端3
aの円錐面に対し摩擦係合させる。そして駆動リング9
は、アジャストボルト7の鍔部7eに着座するコイルス
プリング10により、上記シリンダ本体閉塞端3aの円
錐面に向け付勢される。
【0032】なお上記多条ねじ部7dと駆動リング9と
の間における可逆的なネジ結合とは、一方の部材の軸方
向変位によって他方の部材が回転し、またその逆も成り
立つ関係をもつネジ結合を意味するものとする。ネジ結
合部がかように可逆的であるか、前記ネジ部7aのよう
に非可逆的であるかは、ネジのピッチとフランク角度と
両部材間の摩擦係数によって定まるものである。
【0033】またアジャストボルト7の中心には、これ
を貫通する中心孔7fを形成し、この中心孔7fは、段
差部7gから先端部7cに近い側を大径部7hとした段
付き孔とする。そしてこの大径部7hにはロケーター1
1を挿入し、ロケーター11と段差部7gとの間にコイ
ルスプリング12を縮設してアジャストボルト7の非可
逆的ネジ部7aにおける回転抵抗を増大させる。
【0034】シリンダ本体3の開口端を、シリンダ本体
3とピストン4の突出端部4aとの間に封止して設け
た、ゴム等の弾性物製の弾性ブーツ13で覆い、これに
よりシリンダ本体3内への塵埃、泥水等の侵入を防止す
る。
【0035】ピストン4の突出端部4aには、該ピスト
ン4を回転させて後述のようにシュー間隙調整を行うた
めのシュー間隙調整リング14、シュー係合部材として
のピストンヘッド15、および弾性ブーツ13を保護す
る保護部材としてのブーツカバー16を設ける。
【0036】ピストンヘッド15は、ピストン4から遠
い端面に、ブレーキシューを進入させるべき溝15aを
有すると共に、他方の端面の凹凸嵌合15bによりピス
トン4の突出端面に相対回転可能にして径方向に位置決
めする。
【0037】シュー間隙調整リング14は、図2(a)
に2点鎖線で示す非円形開口14aを中心に有する金属
円環体とし、これをピストン4の、同じく図2(a)に
2点鎖線で示す非円形先端4bに嵌合することにより、
シュー間隙調整リング14をピストン4の突出端に廻り
止め型式に嵌合する。そして、シュー間隙調整リング1
4の抜け止めはピストンヘッド15によりこれを行う。
【0038】ピストンヘッド15をピストン4から抜け
落ちないようこれに弾着するために、ブーツカバー16
を弾性ブーツ13とシュー間隙調整リング14との間に
配置し、このブーツカバー16を特に図2(a),
(b)に明示する構成にする。先ずブーツカバー16
は、本来の目的である弾性ブーツ13の保護のために、
金属板を素材として図1に示すごとく、弾性ブーツ13
の断面形状に倣う皿形に成形する。
【0039】そしてブーツカバー16の中心には、ピス
トン4の非円形先端4bに廻り止め嵌合する同形の中心
孔16aを設け、該中心孔16aからピストンヘッド1
5に向けて軸線方向へ延在する一対の正対配置した弾性
片16bを一体成形する。
【0040】これら弾性片16bはピストンヘッド15
の外周面に係合して、シュー間隙調整リング14とピス
トンヘッド15とブーツカバー16を一体化する用をな
し、そして、ピストンヘッド15をピストン4に突合わ
せた状態で相対回転自在に枢支させる。ここで、弾性片
16bは1個のみでも良いし、3個以上でも良く、個数
に制限はない。
【0041】なお弾性片16bはそれぞれ、シュー間隙
調整リング14の非円形孔14aをなす内周面に形成し
た弾性片貫通切欠き14bに貫通させて、ピストンヘッ
ド15の外周面に至らしめる。
【0042】シュー間隙調整リング14の外周には、図
1に示すように工具係合切欠き14cを円周方向に多数
個配列して形成し、同図に示すようにバックプレート1
に形成した開口1aから挿入される工具の先端を切欠き
14cに係合することで、リング14を回転可能とす
る。
【0043】上記実施の形態になるシュー間隙調整装置
を具えたドラムブレーキの作用を次に説明する。図1の
非制動状態において、ポート17からブレーキ液圧PB
を供給すると、これがピストン4を図1における左方へ
押動する。かかるピストン4の左動によりピストンヘッ
ド15はブレーキシューを同方向に押し、これによりブ
レーキシューをブレーキドラム内周面に押しつけて所定
の制動を行うことができる。
【0044】次に、手動によるシュー間隙調整操作を説
明するに、ブレーキシューの交換などでシュー間隙を手
動調整する必要が生じた場合、開口1aから工具を挿入
してその先端を切欠き14cに係合させ、リング14を
回転させる。ここで、ピストンヘッド15は溝15aに
係合したブレーキシューにより回転を阻止されており、
また、ブレーキシューのリターンスプリング力がピスト
ン4を介しアジャストボルト7の円錐部7bをシリンダ
本体閉塞端3aに押しつけてアジャストボルト7の回転
を阻止している。
【0045】よって、リング14の回転はピストン4の
みを回転させ、非可逆的ネジ螺合部7aのネジ作用によ
りピストン4がアジャストボルト7に対して軸線方向に
変位される。これによりシリンダ本体4に対するピスト
ン4の相対位置が変化し、シュー間隙を調整することが
できる。
【0046】次いでシュー間隙の自動調整作用を説明す
るに、前記の制動時、ピストン4とアジャストボルト7
が一体的に図1の左方へストロークする。摩耗によりシ
ュー間隙が大きくなり、ピストン4およびアジャストボ
ルト7のストローク量が可逆的ネジ部7dの遊隙(バッ
クラッシュ量)を越えると、駆動リング9の外周円錐面
とシリンダ本体閉塞端3aの対応円錐面との間の摩擦力
が低下して駆動リング9が回転可能になる。よって、コ
イルスプリング10のばね力が駆動リング9を、可逆的
ネジ螺合部7dのネジ傾斜に沿って回転させる。
【0047】そして制動を解除すると、シューリターン
スプリングによりピストン4とアジャストボルト7が非
制動位置に向けて退動される。この時、可逆的ネジ螺合
部7dの遊隙(バックラッシュ量)分だけは、ピストン
4とアジャストボルト7が一体となって退動するが、以
後は、駆動リング9がシリンダ本体閉塞端3aの対応円
錐面に食い込むため、アジャストボルト7の円錐部7b
がシリンダ本体閉塞端3aの対応円錐面に当接するまで
は、アジャストボルト7が回転しながら戻る。
【0048】従って、アジャストボルト7の非可逆的ネ
ジ螺合部7aも回転し、ブレーキシューの摩耗量に相当
する分だけピストン4が前進されることで、シュー間隙
の自動調整がなされる。
【0049】なお図3(a)に示すように、自由状態で
一対の弾性片16bのうち、一方の弾性片(図示例では
図面の上方における弾性片)を、他方の弾性片よりも大
きく径方向内方へ張出すように成形するなどにより、同
図(b)に太いベクトルαと細いベクトルβとで差(α
>β)を付けて示すように、ピストンヘッド15に図3
の上から下に向かう特定の径方向に大きな力が作用する
ようにすれば、ピストンヘッド15の凹凸嵌合部15b
における摩擦力が大きくなり、ピストン4に対するピス
トンヘッド15の保持力で以てシュー間隙調整リング1
4とブーツカバー16の抜脱も防止できる。
【0050】また図1乃至図3では、一端開口型ホイー
ルシリンダに対して本発明によるシュー間隙調整装置を
適用した例を示したが、両端開口型ホイールシリンダで
あって、両端にシュー間隙調整装置を有する場合も、本
発明によるシュー間隙調整装置は同様に適用可能である
し、更にシュー間隙自動調整装置を内蔵した図示例のも
のに限らず、シュー間隙自動調整装置を有しないドラム
ブレーキにも本発明のシュー間隙調整装置は同様に適用
可能であること、勿論である。
【0051】そして図4に示すように、ピストン4では
なくアジャストボルト7により、シュー係合部材15を
介してブレーキシューを押動するようにした構成の、つ
まりシュー押圧部材がピストン4ではなくアジャストボ
ルト7であり、このアジャストボルト7を回転すること
によりシュー間隙の手動調整を行うようにしたドラムブ
レーキにおいても、本発明によるシュー間隙調整装置は
同様に適用可能である。
【0052】つまり、ブレーキ作動ピストン4から突出
するアジャストボルト7の突出端部7iと、シリンダ本
体3の開口端との間に封止して弾性ブーツ13を設け、
これによりシリンダ本体3の開口端を塞いで、シリンダ
本体3内への塵埃、泥水等の侵入を防止する。
【0053】そしてアジャストボルト7の突出端部7i
には、該アジャストボルト7を回転させてシュー間隙調
整を行うためのシュー間隙調整リング14、シュー係合
部材15(前記のピストンヘッド15と同じものである
ため、同符号で示す)、および弾性ブーツ13を保護す
る保護部材としてのブーツカバー16を設ける。
【0054】しかしてこれらは全て、取り付ける対象が
ピストン4の端部4aからアジャストボルト7に変更に
なる以外、前記実施の形態におけると同じものであるか
ら、明細書の重複を避けるためにもここでは更なる詳細
な説明を省略した。
【0055】但し、本実施の形態においては特に、ブー
ツカバー16に設けた弾性片16bが進入するようシュ
ー係合部材15の外周面に凹部15cを設け、弾性片1
6bによるシュー係合部材15の保持力を大きくするこ
ととする。
【0056】また、いずれの実施形態を採用する場合に
も可能であるが、図1乃至図3に示す実施の形態を採用
した場合を例にとって説明すると図5に示すように、ピ
ストン4の非円形先端4bに対するシュー間隙調整リン
グ14の非円形開口14aの嵌合を、圧嵌型式にするな
どしてシュー間隙調整リング14の非円形孔14aをピ
ストン4の非円形先端4bに固設すれば、ピストンヘッ
ド15を取り付ける前からシュー間隙調整リング14お
よびブーツカバー16をピストン4に一体のものとして
取扱うことができるし、また、ピストンヘッド15をピ
ストン4に取付けた状態で取り扱うこともできる。
【0057】なお上記の固設に際しては、上記したごと
く非円形先端4bに対する非円形孔14aの圧嵌により
当該固設を実現する代わりに、溶接等の他の方法を採用
しても良く、これら固設の場合はピストン4の先端4b
に対するシュー間隙調整リング14の嵌合を必ずしも非
円形による回り止め嵌合にする必要がなくなり、嵌合部
に係わる加工性が向上して好都合である。
【0058】また、上記のようにシュー間隙調整リング
14をピストン4の先端4bに固設する代わりに、ブー
ツカバー16をピストン4の先端4bに固設しても、上
記と同様な組み立て性の効果が得られるし、勿論、シュ
ー間隙調整リング14およびブーツカバー16の双方を
ピストン4の先端4bに固設しても良いことは言うまで
もない。
【0059】
【発明の効果】第1発明によるシュー間隙調整装置は、
ブレーキシューを押して制動作用を生起するシュー押圧
部材4(または7)の突出端部4a(または7i)とシ
リンダ本体3の開口部との間が弾性ブーツ13で覆われ
ており、この弾性ブーツを保護する保護部材16を、弾
性ブーツ13に隣接して上記シュー押圧部材4(または
7)の突出端部4a(または7i)に付設し、ブレーキ
シューに非回転的に係合するシュー係合部材15を、シ
ュー押圧部材の突出端部4a(または7i)先端面に突
き合わせ状態で相対回転可能に枢支し、シュー押圧部材
の突出先端部4a(または7i)に設けたシュー間隙調
整リング14をドラムブレーキの外部から工具で回転す
ることにより、シュー押圧部材4(または7)を回転さ
せてシリンダ本体3に対するシュー押圧部材の相対位置
を変更することで、シュー間隙を調整し得るようにした
ドラムブレーキを基礎前提とし、上記保護部材16に一
体に形成された弾性片により上記シュー係合部材15を
弾支するよう構成したから、シュー間隙調整リング14
が弾性ブーツ13を保護する用をなす必要がなくなり、
従って、シュー間隙調整リング14に形成する工具切欠
き14cを工具先端の係合がし易くなるよう大きくして
も、弾性ブーツ13の保護は保護部材16により保証さ
れており、弾性ブーツ13を工具で損傷するという惧れ
はない。
【0060】これがため、シュー間隙調整リング14の
工具切欠き14cに工具先端を係合し易くする要求と、
弾性ブーツ13の保護機能を十分なものにするという要
求との、相反する2つの要求を同時に満足させることが
できる。
【0061】更に、工具先端を保護部材16に当てがっ
た状態でこれに沿って滑らせながらシュー間隙調整リン
グ14の工具切欠き14cに係合させることができ、目
視確認しなくても当該係合が可能となり、一層シュー間
隙調整リング14の工具切欠き14cに工具先端を係合
し易くなる。
【0062】また、弾性ブーツ13を保護する保護部材
16と、シュー間隙調整リング14とが別体であるとい
えども、シュー係合部材15を弾支する弾性片16b
を、保護部材16に一体に成形したから、全体として部
品点数が増大することにはならず、しかも、当該弾性片
16bが保護部材16の成形時に同時に形成され得るこ
ととも相俟って、コスト的に不利になるものでなく、一
層実際的な問題解決策となり得る。
【0063】更にシュー係合部材15を弾支する弾性片
16b自身の形状は、保護部材16から軸線方向に突出
する舌片形状で事足りるため、ほとんど保護部材16の
成型に当たってこれを困難にしたり、コスト高にするよ
うなものではないことを確かめた。
【0064】第2発明によるシュー間隙調整装置は、シ
ュー間隙調整リング14をシュー押圧部材4(または
7)の突出端部4a(または7i)に廻り止め型式に嵌
合させると共に、シュー間隙調整リング14の廻り止め
嵌合孔14aに、上記保護部材16の弾性片16bが貫
通してシュー係合部材15の弾支位置に達し得るように
する弾性片貫通切欠き14bを設けたから、シュー間隙
調整リング14の取着構造が簡単、且つ安価であると共
に、弾性片16bをシュー係合部材15の弾支位置に最
短距離で到達させ得て、その専有スペースを最小限にす
ることができる。
【0065】第3発明によるシュー間隙調整装置は、シ
ュー係合部材15を、シュー押圧部材4(または7)の
突出端面に相対回転可能に凹凸嵌合(15bで例示し
た)させて径方向に位置決めすると共に、保護部材16
の弾性片16bによるシュー係合部材15の径方向押圧
力を、図3(b)にαで例示するような特定の径方向へ
大きくしたから、上記凹凸嵌合部15bの摩擦力が増大
し、シュー押圧部材4(または7)の突出端部4a(ま
たは7i)に対するシュー係合部材15の保持力で以て
シュー間隙調整リング14および保護部材16の抜脱も
防止することができる。
【0066】第4発明によるシュー間隙調整装置は、シ
ュー係合部材15の外周面に、保護部材16の弾性片1
6bが進入する凹部15cを形成したから、弾性片16
bによるシュー係合部材15の保持力を更に増大させる
ことができる。
【0067】第5発明によるシュー間隙調整装置は、シ
ュー間隙調整リング14または保護部材16の少なくと
も一方を、シュー押圧部材4(または7)の突出端部4
a(または7i)に固設したため、シュー係合部材15
をシュー押圧部材4(または7)の突出端部4a(また
は7i)先端面に取り付ける前から、少なくとも保護部
材16をシュー押圧部材4(または7)に一体のものと
して取り扱うことができるし、シュー間隙調整リング1
4および保護部材16の双方、更にはシュー係合部材1
5をシュー押圧部材4(または7)に組付けた状態でも
取り扱うことができる。
【0068】第6発明によるシュー間隙調整装置は、シ
リンダ本体3内に摺動自在に嵌合したブレーキ作動ピス
トン4を前記シュー押圧部材としたから、ピストン4で
直接的にブレーキシューを押動してブレーキ作用を生じ
させる型式のドラムブレーキでも上記の各種作用効果を
達成することができる。
【0069】第7発明によるシュー間隙調整装置は、シ
リンダ本体3内に摺動自在に嵌合したブレーキ作動ピス
トン4に螺合されているシュー間隙調整ボルト7を上記
シュー押圧部材としたから、ピストン4によりシュー間
隙調整ボルト7を介しブレーキシューを押動してブレー
キ作用を生じさせる型式のドラムブレーキでも上記の各
種作用効果を達成することができる。
【0070】第8発明によるシュー間隙調整装置は、シ
ュー間隙自動調整機構9をもシリンダ本体3内に具備し
たから、シュー間隙自動調整機構9を具えたドラムブレ
ーキにおいても、上記の各種作用効果を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になるシュー間隙調整装
置を内蔵したドラムブレーキのホイールシリンダ装着部
分を示す縦断側面図である。
【図2】(a)は、弾性ブーツを保護するブーツカバー
の正面図であり、(b)は、同ブーツカバーを同図
(a)のA−A線上で断面とし、矢の方向に見て示す縦
断側面図である。
【図3】図1および図2におけるシュー間隙調整装置の
変形例を示し、(a)は、ピストンヘッドをピストンに
嵌入させ始めた直後の状態で示す同シュー間隙調整装置
の要部に係わる部分拡大断面図、(b)は、ピストンヘ
ッドの嵌入が完了した状態を示す、同シュー間隙調整装
置の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態になるシュー間隙調整
装置を示す要部拡大断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施の形態になるシュー間隙
調整装置で用いる弾性ブーツ保護カバーを示す、図2
(a)におけると同様な正面図である。
【図6】従来のシュー間隙調整装置を具えたドラムブレ
ーキのホイールシリンダ装着部分を示す縦断側面図であ
る。
【図7】同シュー間隙調整装置におけるピストンヘッド
弾着クリップを、ピストンヘッドを抱持した状態で示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 バックプレート 1a 工具挿入開口 2 ホイールシリンダ 3 シリンダ本体 4 ブレーキ作動ピストン(シュー押圧部材) 4a 同突出端部 5 ピストンカップ 6 バックアップリング 7 アジャストボルト(シュー押圧部材) 7i 同突出端部 9 駆動リング 10 コイルスプリング 11 ロケーター 12 コイルスプリング 13 弾性ブーツ 14 シュー間隙調整リング 14a 非円形孔 14b 弾性片貫通切欠き 14c 工具係合切欠き 15 ピストンヘッド(シュー係合部材) 15a シュー進入溝 15b 凹凸嵌合部 15c 弾性片進入凹部 16 ブーツカバー(保護部材) 16a 非円形孔 16b 弾性片(弾着手段) 17 ブレーキ液圧給排ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 浩夫 愛知県名古屋市南区豊田5−14−25 日 清紡績株式会社 名古屋工場内 (56)参考文献 実開 昭62−122938(JP,U) 特公 平5−65734(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 65/38 - 65/48

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体内に内蔵され、該シリンダ
    本体に対する進出によりブレーキシューを押して制動作
    用を生起するシュー押圧部材を具え、 このシュー押圧部材の突出端部とシリンダ本体の開口部
    との間を弾性ブーツで覆い、 該弾性ブーツを保護する保護部材を前記弾性ブーツに隣
    接して前記シュー押圧部材の突出端部に付設し、 ブレーキシューに非回転的に係合するシュー係合部材
    を、前記シュー押圧部材の突出先端面に突き合わせ状態
    で相対回転可能に枢支し、 前記シュー押圧部材の突出先端部に設けたシュー間隙調
    整リングをドラムブレーキの外部から工具で回転するこ
    とにより、シュー押圧部材を回転させてシリンダ本体に
    対するシュー押圧部材の相対位置を変更することで、シ
    ュー間隙を調整し得るようにしたドラムブレーキにおい
    て、 前記保護部材に一体に形成された弾性片により前記シュ
    ー係合部材を弾支するよう構成したことを特徴とするド
    ラムブレーキのシュー間隙調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シュー間隙調整
    リングを前記シュー押圧部材の突出先端部に廻り止め型
    式に嵌合させると共に、 前記シュー間隙調整リングの廻り止め嵌合孔に、前記保
    護部材の弾性片が貫通してシュー係合部材の弾支位置に
    達し得るようにする弾性片貫通切欠きを設けたことを特
    徴とするドラムブレーキのシュー間隙調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記シュー
    係合部材を、前記シュー押圧部材の突出端面に相対回転
    可能に凹凸嵌合させて径方向に位置決めすると共に、 前記保護部材の弾性片によるシュー係合部材の径方向押
    圧力を特定の径方向へ大きくしたことを特徴とするドラ
    ムブレーキのシュー間隙調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記シュー係合部材の外周面に、前記保護部材の弾
    性片が進入する凹部を形成したことを特徴とするドラム
    ブレーキのシュー間隙調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、前記シュー間隙調整リングまたは保護部材の少なく
    とも一方を、前記シュー押圧部材の突出端部に固設した
    ことを特徴とするドラムブレーキのシュー間隙調整装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、前記シュー押圧部材が、前記シリンダ本体内に摺動
    自在に嵌合したブレーキ作動ピストンであることを特徴
    とするドラムブレーキのシュー間隙調整装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、前記シュー押圧部材が、前記シリンダ本体内に摺動
    自在に嵌合したブレーキ作動ピストンに螺合されている
    シュー間隙調整ボルトであることを特徴とするドラムブ
    レーキのシュー間隙調整装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項におい
    て、シュー間隙自動調整機構をもシリンダ本体内に具備
    したことを特徴とするドラムブレーキのシュー間隙調整
    装置。
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