JP2009036332A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

ディスクブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009036332A
JP2009036332A JP2007202510A JP2007202510A JP2009036332A JP 2009036332 A JP2009036332 A JP 2009036332A JP 2007202510 A JP2007202510 A JP 2007202510A JP 2007202510 A JP2007202510 A JP 2007202510A JP 2009036332 A JP2009036332 A JP 2009036332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder hole
camshaft
cylinder
fitting
dust seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007202510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4823984B2 (ja
Inventor
Akifumi Watada
明文 綿田
Taketoku Tsuchiya
竹徳 土屋
Kazuo Koyama
一夫 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2007202510A priority Critical patent/JP4823984B2/ja
Publication of JP2009036332A publication Critical patent/JP2009036332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4823984B2 publication Critical patent/JP4823984B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】操作レバーを回動してパーキングブレーキ操作を行う際に、カムシャフトの突出部を覆って、カムシャフトの突出部外面に塵等が付着することを確実に防止するダストシールを備えたディスクブレーキ装置を提供する。
【解決手段】シリンダ孔底壁8bにダストシール取付部8dを突設し、ダストシール取付部8dとカムシャフト22の突出部との間にダストシール9を配置する。ダストシール9は、ダストシール取付部8dに形成したシール嵌着溝8eに嵌着する第1嵌着部9aと、第1嵌着部9aから突出しシリンダ孔底壁外面に密着する第1リップ部9cと、カムシャフト22のシール嵌着部22eに嵌着される第2嵌着部9bと、第2嵌着部9bの外周部から操作レバー側に突出して操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aに密着する第2リップ部9dと、第1嵌着部9aと第2嵌着部9bとを繋ぐ伸縮部9eとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクブレーキ装置に係り、詳しくは、液圧によって摩擦パッドを押圧するピストンと、摩擦パッドとディスクロータとの間隙を自動調整するためのアジャスタと、ボールランプ型の推力変換機構により前記アジャスタを介してピストンを押圧するディスクブレーキ装置に関する。
四輪自動車等に用いられるディスクブレーキ装置として、ブレーキペダルによる液圧式作動機構と、ハンドレバーやフットペダルによって牽引操作される機械式作動機構とを備えたパーキングブレーキ付きのものがある。このパーキングブレーキ付きのディスクブレーキ装置は、一般に、キャリパボディに設けたシリンダ孔の先端開口側に液圧式作動機構を構成するピストンを配置し、このピストンの後面側にアジャストナット及びアジャストボルトを有するアジャスタを配置するとともに、シリンダ孔の底部側に機械式作動機構を構成する推力変換機構を配置している。
推力変換機構としては、従来からボールランプ型が広く用いられている。このボールランプ型の推力変換機構は、シリンダ孔底部側に設けられる固定側カム板と、シリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフトのシリンダ孔開口側端部に設けられ、前記固定側カム板と対向する駆動側カム板とに、カムベアリングを収容するランプ溝をそれぞれ形成し、カムシャフトのシリンダ孔から突出する突出部にダストシールを介して取り付けられた操作レバーを回動させることにより、ランプ溝とカムベアリングとのカム作用で、ピストンをディスクロータ側に移動させる推力を発生させ、この推力によりアジャスタを介してピストンをディスクロータ方向に押動し、摩擦パッドをディスクロータに圧接して制動力を得るようにしている。
このダストシールは、操作レバーとシリンダ孔底壁とにシールされて、カムシャフトの突出部を覆い、該突出部の外面に塵芥が付着することを防止するもので、シリンダ孔底壁とカムシャフトとの間に形成される嵌着溝に嵌着される嵌着基部と、該嵌着基部の外周側から操作レバー方向に突出し操作レバーのシリンダ孔底壁側面に密着するリップ部とから構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2739879号公報
しかし、上述のダストシールでは、パーキングブレーキ操作を行う際に、操作レバーを回動して、カムシャフトを回転させながら操作レバーとともにシリンダ軸方向に移動させると、操作レバーの移動に伴ってダストシールが圧縮されて、嵌着基部とカムシャフトの突出部とリップ部とで区画される空間部の内圧が変化し、シール性が損なわれる虞があった。
そこで本発明は、操作レバーを回動してパーキングブレーキ操作を行う際に、カムシャフトの突出部を覆って、カムシャフトの突出部外面に塵等が付着することを確実に防止するダストシールを備えたディスクブレーキ装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本発明は、シリンダ孔の先端開口側に収納されたピストンと、シリンダ孔の底部側に配設された推力変換機構と、該推力変換機構と前記ピストンとの間に設けられたアジャストナット及びアジャストボルトを有するアジャスタとを備え、推力変換機構からアジャスタを介して前記ピストンを押動するディスクブレーキ装置であって、前記推力変換機構は、前記シリンダ孔の底壁に取り付けられる固定側カム板と、前記シリンダ孔底壁と固定側カム板とに対して回動可能、且つ、シリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフトと、該カムシャフトのシリンダ孔開口側端部に設けられた駆動側カム板と、該駆動側カム板及び前記固定側カム板の対向位置にそれぞれ形成したランプ溝及び該ランプ溝に収容されるカムベアリングとを備え、前記アジャスタは、アジャストナットとアジャストボルトのいずれか一方の前記駆動側カム板に対向するシリンダ孔底部側端部に推力伝達板と、該推力伝達板を前記駆動側カム板の方向に付勢するカムスプリングとを備えたディスクブレーキ装置において、前記シリンダ孔底壁から突出するカムシャフトの突出端に操作レバーを連結し、前記シリンダ孔底壁に貫通形成されたシリンダ孔に連通するカムシャフト挿通孔の外周側に、ダストシール取付部を突設し、該ダストシール取付部と前記カムシャフトの前記シリンダ孔底壁から突出する突出部との間にダストシールを配置し、該ダストシールは、前記ダストシール取付部の外周に形成されたシール嵌着溝に嵌着される第1嵌着部と、該第1嵌着部の外周部からシリンダ孔開口側に突出してシリンダ孔底壁外面に密着する第1リップ部と、前記カムシャフトの突出部に嵌着される第2嵌着部と、該第2嵌着部の外周部から前記操作レバー側に突出して前記操作レバーのシリンダ孔底壁側面に密着する第2リップ部と、前記第1嵌着部と第2嵌着部とを繋ぐ伸縮部とを有するとともに、前記第1嵌着部と前記第1リップ部とで区画される第1空間部と、前記第2嵌着部と前記第2リップ部とで区画される第2空間部と、前記第1嵌着部と前記第2嵌着部と前記伸縮部とで区画される第3空間部とを備えていることを特徴とし、前記カムシャフトの突出部に、前記第2嵌着部のシリンダ軸方向の移動を規制する段部を形成すると好適である。
上述のように、本発明はダストシールは、第1嵌着部と第1リップ部とで区画される第1空間部と、第2嵌着部と第2リップ部とで区画される第2空間部と、第1嵌着部と第2嵌着部と伸縮部とで区画される第3空間部とを備えていることから、パーキングブレーキ操作を行う際に、操作レバーを回動させてカムシャフトを回転させながら、操作レバーとともにカムシャフトをシリンダ軸方向に移動させるのに伴って、操作レバーがダストシールを押し込んで圧縮しても、前記第3空間部の内圧のみが上昇し、第1空間部及び第2空間部の内圧を上昇させることがないことから、第1リップ部と第2リップ部とでダストシールのシール性を確保することができる。また、パーキングブレーキ操作の解除時に、操作レバーの軸方向の移動に伴ってダストシールが初期状態に戻る際にも、前記第3空間部の内圧のみが減少し、第1空間部及び第2空間部の内圧を変化させることがないことから、ダストシールのシール性が確保される。
また、前記カムシャフトの突出部に、前記第2嵌着部のシリンダ軸方向の移動を規制する段部を形成したことにより、パーキングブレーキ操作を解除する際に、第2嵌着部と第2リップ部とを所定位置に保持し、ダストシールのシール性を損なう虞がない。
以下、本発明の一形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1はディスクブレーキ装置の要部拡大断面図、図2はディスクブレーキ装置の要部分解斜視図、図3はディスクブレーキ装置の正面図、図4は図3のIV-IV断面図、図5はディスクブレーキ装置の推力変換機構を示す断面図、図6は推力変換機構を示す分解斜視図である。
本形態例のディスクブレーキ装置1は、キャリパボディ2に図示しないブレーキペダルにて操作される液圧式作動機構3と、図示しないハンドレバーやフットペダルにて操作されるパーキングブレーキ用の機械式作動機構4とを併設したパーキングブレーキ付きのディスクブレーキ装置であって、キャリパボディ2は、ディスクロータ5の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット6に、図示しない一対の摺動ピンを介してディスク軸方向へ移動可能に支持される。
前記キャリパボディ2は、ディスクロータ5の両側に対向配置される作用部2a及び反作用部2bと、ディスクロータ5の外側を跨いでこれらを連結するブリッジ部2cとを有しており、作用部2aと反作用部2bとの間には、一対の摩擦パッド7,7がディスクロータ5を挟んで配置されている。
作用部2aには、ディスク軸方向に突出するシリンダ部8を有し、シリンダ部8は、ディスクロータ側に開口するシリンダ孔8aと、該シリンダ孔8aに連通しシリンダ孔底壁8bをディスク軸方向に貫通するカムシャフト挿通孔8cと、シリンダ孔底壁8bのカムシャフト挿通孔8cの周囲の外面に突設したダストシール取付部8dとを備え、該ダストシール取付部8dの外周には、ダストシール9の第1嵌着部9aを嵌着するシール嵌着溝8eが形成されている。シリンダ孔8aは、先端開口側に大径部8f、シリンダ孔底部側に小径部8gがそれぞれ形成され、大径部8fには開口側にシール溝8hとブーツ溝8iが周設され、小径部8gにはシリンダ軸方向に3本の係合溝8jが小径部8gの周方向に等間隔に設けられるとともに、これら係合溝8jの軸方向中間部を繋ぐ周方向溝8kが形成されている。また、作用部2aの上部側には、前記係合溝8jの1つと、周方向溝8kとに連通し、車体取り付け時に、車体上方に位置するブリーダ孔8mが穿設されている。
シリンダ孔8aの大径部8fには、液圧式作動機構3を構成する有底円筒状のピストン10が収容され、小径部8gには、機械式作動機構4を構成する推力変換機構11が収容されるとともに、ピストン10と推力変換機構11との間には、ディスクロータ5と摩擦パッド7との制動間隙を自動的に調節するためのアジャスタ12が配設されている。また、シリンダ孔8aのシリンダ孔底壁8bには、固定側カム板13が配設されている。
アジャスタ12は、アジャストボルト14とアジャストナット15とで構成され、アジャストボルト14の頭部には、小径ピストン14aとクラッチ板14bとが設けられている。アジャストナット15は、内部にアジャストボルト14と螺合する多条ねじ15aが形成され、シリンダ孔底部側の端部に推力伝達板15bが設けられている。また、アジャストナット15の外周側には、カムスプリング16と推力伝達板15bとを収容する円筒状のハウジング17が配設されている。
前記ピストン10は、底部10aをディスクロータ側に向けてシリンダ孔8aの大径部8fに収容されており、ピストン10の内部中心軸上に、前記アジャストナット15とアジャストボルト14とが設けられている。ピストン10の底部内面には、嵌合孔10bが設けられ、該嵌合孔10bに、前記小径ピストン14aがシール材を介して嵌合し、クラッチ板14bは、嵌合孔10bの開口部から拡開する円錐面10cに、ばね部材18の作用で圧接している。
ばね部材18は、一端がベアリング受け19に、他端がアジャストナット15の外周部分に設けられた止め輪20に当接し、ベアリング受け19及びベアリング21を介してアジャストボルト14を底部10a側に回動可能な状態で付勢している。
前記推力変換機構11は、シリンダ孔底壁8bと固定側カム板13とに対して回動可能、且つ、シリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフト22と、該カムシャフト22のシリンダ孔開口側端部に設けられた駆動側カム板22aと該駆動側カム板22a及び前記固定側カム板13の対向位置にそれぞれ形成される3つのランプ溝23及び該ランプ溝23に収容される3つのカムベアリング24とを備えている。
カムシャフト22は、シリンダ部8から突出する突出部の先端側に小径部22bが形成される。該小径部22bには、操作レバー25を取り付ける操作レバー取付部22cと、操作レバー取付部22cの先端に形成される雄ねじ部22dとが設けられるとともに、操作レバー取付部22cのシリンダ部8側に、前記ダストシール9の第2嵌着部9bを嵌着するシール嵌着部22eが形成され、該シール嵌着部22eのシリンダ部8側に、前記第2嵌着部9bの軸方向の移動を規制する段部22fが形成される。
駆動側カム板22aは、シリンダ孔開口側端部の中央に、円筒部22gが突設され、シリンダ孔開口側面に、スラストベアリング26とスペーサー27とを介して前記推力伝達板15bが当接する。
推力伝達板15bは、シリンダ孔底部側端部の中央に、前記円筒部22gと、アジャストボルト14のねじ部先端を収容する収容孔15cが形成される。また、外周には3つの係合用突部15dが周方向に等間隔で設けられ、該係合用突部15dは、アジャストナット15をハウジング17に組み付けた際に、後述するハウジング17の大径筒部17aの内周側に収容可能で、且つ、ハウジング17の小径筒部17bの外周側に突出する大きさに形成される。
固定側カム板13は、円盤状に形成され、中央にはカムシャフト22を挿通させる挿通孔13aが、シリンダ部8のカムシャフト挿通孔8cと同軸上に形成され、外周側にはシリンダ孔8aの各係合溝8jにそれぞれ係合する3つの係合リブ13bが周方向に等間隔に突設されている。さらに、隣り合う係合リブ13b,13bの間のシリンダ孔底壁側面には、ハウジング17の係止溝13cが周方向に等間隔に形成されている。
ハウジング17は、シリンダ孔8aの小径部8gの内径よりもやや小さな外径に形成される大径筒部17aと、アジャストナット15に形成した推力伝達板15bの外径よりも大きな内径を有する小径筒部17bとを一体に備えたもので、小径筒部17bの周壁にはハウジング17の内外を貫通する通孔17cが周方向に等間隔で3箇所に設けられている。また、小径筒部17bの周壁には、該周壁の円弧面の一部を内周側に平面状に凹ませたシリンダ軸方向の平坦部17dが、周方向に等間隔で3箇所に形成され、該平坦部17dのシリンダ孔開口側から、大径筒部17aのシリンダ孔底部側に亘って、前記推力伝達板15bの各係合用突部15dが軸方向にのみ移動可能に係合する3つの係合孔17eがそれぞれ設けられている。
さらに、小径筒部17bのシリンダ開口部側端部にはカムスプリング16の支持片17fが内周側に突設されている。大径筒部17aのシリンダ孔底部側には、シリンダ孔8aの各係合溝8jにそれぞれ係合されるとともに、周方向溝8kに嵌着する3つの係合リブ17gが周方向に等間隔で突設され、大径筒部17aの隣り合う係合リブ17g間の周壁は、シリンダ孔底部側に延設され、前記固定側カム板13の係止溝13cに係合させる折曲げ片17hが形成されている。また、係合リブ17gのシリンダ孔底部側で、隣り合う折曲げ片17h間は、空間部となっており、この空間部が、ディスクブレーキ装置を組み立てた後に、ハウジング17の内外を連通させる連通孔17iとなる。
ダストシール9は、シリンダ部8に設けたダストシール取付部8dの外周に形成されたシール嵌着溝8eに嵌着される前記第1嵌着部9aと、該第1嵌着部9aの外周部からシリンダ孔開口側に突出して先端がシリンダ孔底壁8bの外面に密着する第1リップ部9cと、カムシャフト22のシール嵌着部22eと操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aとの隅部に嵌着される前記第2嵌着部9bと、該第2嵌着部9bの外周部から操作レバー25側に突出して先端が操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aに密着する第2リップ部9dと、第1嵌着部9aと第2嵌着部9bとを繋ぐ伸縮部9eとを備えている。
このように形成した本形態例のディスクブレーキ装置1の組み立ては、ハウジング17のシリンダ孔底部側の開口から、カムスプリング16を挿入し、その一端を支持片17fに当接させ、カムスプリング16の内周にアジャストナット15を挿通する。該アジャストナット15に設けた推力伝達板15bのシリンダ孔開口側端部にカムスプリング16の他端を当接させ、アジャストナット15の係合用突部15dをハウジング17の係合孔17eに係合させて、推力伝達板15bをシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めする。
次に、推力伝達板15bの収容孔15cに、スペーサー27とスラストベアリング26とを挿通した駆動側カム板22aの円筒部22gを収容させ、推力伝達板15bのシリンダ孔底部側と駆動側カム板22aのシリンダ孔開口端部とをスペーサー27とスラストベアリング26とを介して当接させる。次いで、各カムベアリング24を各ランプ溝23に収容するように固定側カム板13の挿通孔13aにカムシャフト22を通し、固定側カム板13の係合リブ13bとハウジング17の係合リブ17gの位置をシリンダ軸方向に合わせ、ハウジング17の折曲げ片17hを折り曲げて固定側カム板13の底面に係止させる。
これにより、固定側カム板13がハウジング17のシリンダ孔底部側に配設され、推力変換機構11と、推力伝達板15bと、カムスプリング16とをハウジング17内に組み付けてユニット化することができ、また、固定側カム板13の係合リブ13bとハウジング17の係合リブ17gとは、同一のシリンダ軸方向線上にそれぞれ1つずつ配設される。
このように組み付けられたユニットは、固定側カム板13の係合リブ13bとハウジング17の係合リブ17gとを、シリンダ孔8の小径部8gに形成された係合溝8jにそれぞれ係合させてシリンダ孔底壁8b側に向けてシリンダ孔8内に挿入し、係合リブ17gを周方向溝8kの位置まで挿入した状態でハウジング17を回転させ、ハウジング17の係合リブ17gを周方向溝8kに係合させるとともに、折曲げ片17hを固定側カム板13の係止溝13cに係合させ、固定側カム板13から突出したカムシャフト22をシリンダ孔底壁8bのカムシャフト挿通孔8cから外部に突出させる。ハウジング17は、係合リブ17gが周方向溝8kのシリンダ孔開口側端面8iに係合することにより確実に抜け止めされ、また、固定側カム板13の係合リブ13bを、シリンダ孔8の係合溝8jにそれぞれ係合させることによって、固定側カム板13とハウジング17の回動を規制することができる。また、ハウジング17に形成した連通孔17iが、ブリーダ孔8mに連通する前記係合溝8jの位置に配設され、ハウジング17の内部と前記ブリーダ孔8mとが、連通孔17iと係合溝8jとを介して連通する。一方、ピストン10の内部には、アジャストボルト14,ベアリング21,ベアリング受け19,ばね部材18,止め輪20を順に装着し、こちらも1つのユニットとし、アジャストボルト14をアジャストナット15に螺合させながら、ピストン10をシリンダ孔8aに押し込む。
次に、シリンダ部8のカムシャフト挿通孔8cから外部に突出するカムシャフト22のシール嵌着部22eにダストシール9の第2嵌着部9bを嵌着するとともに、ダストシール取付部8dに形成したシール嵌着溝8eにダストシール9の第1嵌着部9aを嵌着し、第1リップ部9cの先端をシリンダ孔底壁8bの外面に密着させる。カムシャフト22の操作レバー取付部22cに操作レバー25を挿通し、該操作レバー25から突出するカムシャフト22の雄ねじ部22dにワッシャ28を介してナット部材29を締結し操作レバー25をカムシャフト22に取り付け、操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aに第2リップ部9dの先端を密着させる。この取り付けにより、第1嵌着部9aと第1リップ部9cとシリンダ孔底壁8bとの間に第1空間部E1が区画され、第2嵌着部9bと第2リップ部9dと操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aとの間に第2空間部E2が区画され、第1嵌着部9aと第2嵌着部9bと伸縮部9eとダストシール取付部8dの外面とカムシャフト22の突出部の周面との間に第3空間部E3が区画される。
このディスクブレーキ装置1は、液圧式作動機構3を用いたブレーキ操作では、シリンダ孔8a内に導入された作動液の圧力によってピストン10がディスクロータ方向に押動され、作用部2aの摩擦パッド7をディスクロータ5の一側面に押圧するとともに、その反力によってキャリパボディ2が作用部2a方向に移動し、反作用部2bが反作用部2b側の摩擦パッド7をディスクロータ5の他側面に押圧し、制動作用が行われる。
このとき、摩擦パッド7とディスクロータ5との制動間隙が所定範囲内にある場合は、ピストン10の移動量がアジャストボルト14とアジャストナット15とのバックラッシ分を移動するのみでアジャスト作用は行われない。摩擦パッド7の摩耗によってディスクロータ5との制動間隙が所定値を超えると、ピストン10が前記バックラッシ分を超えてディスクロータ側に大きく移動するので、アジャストボルト14が回って前進し、クラッチ板14bとピストン10の円錐面10cとが当接する。この状態でブレーキ操作を解除すると、ピストン10及びアジャストボルト14がバックラッシ分を後退することにより、摩擦パッド7とディスクロータ5との制動間隙が所定範囲に自動的に調節されることになる。
また、機械式作動機構4によるパーキングブレーキ操作では、ハンドレバーやフットペダルによって操作レバー25が回動操作されると、カムシャフト22とともに駆動側カム板22aが回動し、駆動側カム板22aの各ランプ溝23と非回動状態の固定側カム板13の各ランプ溝23との位相がずれることにより、各カムベアリング24がランプ溝23の浅い部分にそれぞれ移動し、固定側カム板13から駆動側カム板22aが離反するようにしてディスクロータ側に移動する。この駆動側カム板22aの軸方向の移動は、アジャストナット15からアジャストボルト14を介してピストン10に伝達され、該ピストン10をディスクロータ側に押動する推力となり、前記液圧式作動機構3による制動作用と同じようにして制動作用が行われる。
上述のようにパーキングブレーキ操作を行う際に、操作レバー25の回動操作によって、カムシャフト22と操作レバー25とは、回転しながらシリンダ軸方向に移動し、ダストシール9はこれに伴って、第2嵌着部9bが操作レバー25に押されて、第1嵌着部9aと第2嵌着部9bと伸縮部9eとダストシール取付部8dの外面とカムシャフト22の突出部の周面との間に区画される前記第3空間部E3の容積が減少して内圧が上昇する。一方、第1嵌着部9aと第1リップ部9cとシリンダ孔底壁8bとの間に区画される第1空間部E1と、第2嵌着部9bと第2リップ部9dと操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aとの間に区画される第2空間部E2とは、その容積が共にほとんど減少しないので、内圧が変化することがないので、各リップ部9c,9dでダストシール9のシール性を確保することができる。これにより、カムシャフトの突出部外面に塵等が付着することを確実に防止でき、常に安定したパーキングブレーキ操作を保持することができる。
また、パーキングブレーキ操作を解除する際には、カムシャフト22と操作レバー25とが初期位置に戻り、これに伴い、第3空間部E3の容積が増大して内圧が低下する。この時も、第1空間部E1と第2空間部E2とは、容積が共にほとんど変化しないので、内圧が変化することがなく、ダストシール9のシール性が確保される。さらに、シール嵌着部22eのシリンダ部8側に形成した段部22fにより、第2嵌着部9bのシリンダ軸方向の移動が規制され、第2嵌着部9bと第2リップ部9dとが所定位置に保持されることから、第2リップ部9dが操作レバー25のシリンダ孔底壁側面25aから離れることがなく、ダストシール9のシール性が損なわれる虞がない。
尚、本発明は、アジャストナットに推力伝達板を形成し、アジャストナットをハウジングに収容するようにするものに限らず、アジャストボルトに推力伝達板を形成し、アジャストボルトをハウジングに収容しても良い。また、固定側カム板と、推力変換機構と、推力伝達板と、カムスプリングとをハウジング内に組み付けてユニット化して組み付けるものに限らず、ボールランプ型の推力変換機構を備えたどのようなディスクブレーキ装置にも適用できる。
本発明の一形態例を示すディスクブレーキ装置の要部拡大断面図である。 同じくディスクブレーキ装置の要部分解斜視図である。 同じくディスクブレーキ装置の正面図である。 図3のIV-IV断面図である。 同じくディスクブレーキ装置の推力変換機構を示す断面図である。 同じくディスクブレーキ装置の推力変換機構を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…ディスクブレーキ装置、2…キャリパボディ、2a…作用部、2b…反作用部、2c…ブリッジ部、3…液圧作動機構、4…機械式作動機構、5…ディスクロータ、6…キャリパブラケット、7…摩擦パッド、8…シリンダ部、8a…シリンダ孔、8b…シリンダ孔底壁、8c…カムシャフト挿通孔、8d…ダストシール取付部、8e…シール嵌着溝、8f…大径部、8g…小径部、8h…シール溝、8i…ブーツ溝、8j…係合溝、8k…周方向溝、8m…ブリーダ孔、9…ダストシール、9a…第1嵌着部、9b…第2嵌着部、9c…第1リップ部、9d…第2リップ部、9e…伸縮部、10…ピストン、10a…底部、10b…嵌合孔、10c…円錐面、11…推力変換機構、12…アジャスタ、13…固定側カム板、13a…挿通孔、13b…係合リブ、13c…係止溝、14…アジャストボルト、14a…小径ピストン、14b…クラッチ板、15…アジャストナット、15a…多条ねじ、15b…推力伝達板、15c…収容孔、15d…係合用突部、16…カムスプリング、17…ハウジング、17a…大径筒部、17b…小径筒部、17c…通孔、17d…平坦部、17e…係合孔、17f…支持片、17g…係合リブ、17h…折り曲げ片、17i…連通孔、18…ばね部材、19…ベアリング受け、20…止め輪、21…ベアリング、22…カムシャフト、22a…駆動側カム板、22b…小径部、22c…操作レバー取付部、22d…雄ねじ部、22e…シール嵌着部、22f…段部、22g…円筒部、23…ランプ溝、24…カムベアリング、25…操作レバー、25a…シリンダ孔底壁側面、26…スラストベアリング、27…スペーサ、28…ワッシャ、29…ナット部材、E1…第1空間部、E2…第2空間部、E3…第3空間部

Claims (2)

  1. シリンダ孔の先端開口側に収納されたピストンと、シリンダ孔の底部側に配設された推力変換機構と、該推力変換機構と前記ピストンとの間に設けられたアジャストナット及びアジャストボルトを有するアジャスタとを備え、推力変換機構からアジャスタを介して前記ピストンを押動するディスクブレーキ装置であって、前記推力変換機構は、前記シリンダ孔の底壁に取り付けられる固定側カム板と、前記シリンダ孔底壁と固定側カム板とに対して回動可能、且つ、シリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフトと、該カムシャフトのシリンダ孔開口側端部に設けられた駆動側カム板と、該駆動側カム板及び前記固定側カム板の対向位置にそれぞれ形成したランプ溝及び該ランプ溝に収容されるカムベアリングとを備え、前記アジャスタは、アジャストナットとアジャストボルトのいずれか一方の前記駆動側カム板に対向するシリンダ孔底部側端部に推力伝達板と、該推力伝達板を前記駆動側カム板の方向に付勢するカムスプリングとを備えたディスクブレーキ装置において、前記シリンダ孔底壁から突出するカムシャフトの突出端に操作レバーを連結し、前記シリンダ孔底壁に貫通形成されたシリンダ孔に連通するカムシャフト挿通孔の外周側に、ダストシール取付部を突設し、該ダストシール取付部と前記カムシャフトの前記シリンダ孔底壁から突出する突出部との間にダストシールを配置し、該ダストシールは、前記ダストシール取付部の外周に形成されたシール嵌着溝に嵌着される第1嵌着部と、該第1嵌着部の外周部からシリンダ孔開口側に突出してシリンダ孔底壁外面に密着する第1リップ部と、前記カムシャフトの突出部に嵌着される第2嵌着部と、該第2嵌着部の外周部から前記操作レバー側に突出して前記操作レバーのシリンダ孔底壁側面に密着する第2リップ部と、前記第1嵌着部と第2嵌着部とを繋ぐ伸縮部とを有するとともに、前記第1嵌着部と前記第1リップ部とで区画される第1空間部と、前記第2嵌着部と前記第2リップ部とで区画される第2空間部と、前記第1嵌着部と前記第2嵌着部と前記伸縮部とで区画される第3空間部とを備えていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  2. 前記カムシャフトの突出部に、前記第2嵌着部のシリンダ軸方向の移動を規制する段部を形成したことを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ装置。
JP2007202510A 2007-08-03 2007-08-03 ディスクブレーキ装置 Expired - Fee Related JP4823984B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007202510A JP4823984B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 ディスクブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007202510A JP4823984B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 ディスクブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009036332A true JP2009036332A (ja) 2009-02-19
JP4823984B2 JP4823984B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=40438419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007202510A Expired - Fee Related JP4823984B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 ディスクブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4823984B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102242784A (zh) * 2010-05-11 2011-11-16 株式会社万都 停车制动器
JP2013160255A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ディスクブレーキ装置
KR101361319B1 (ko) 2012-07-20 2014-02-11 주식회사 만도 캘리퍼 브레이크
KR20140065809A (ko) * 2012-11-22 2014-05-30 현대모비스 주식회사 차량용 브레이크 장치의 실링구조
KR101405190B1 (ko) * 2012-10-26 2014-06-10 기아자동차 주식회사 디스크 타입 주차 브레이크 실링부재
JP2014190415A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Nissin Kogyo Co Ltd 機械式ディスクブレーキ
US10184536B2 (en) 2016-09-23 2019-01-22 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Brake piston

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084806A (ja) * 1994-06-14 1996-01-12 Sumitomo Electric Ind Ltd ディスクブレーキのキャリパリトラクト機構
JPH1038083A (ja) * 1996-07-25 1998-02-13 Akebono Brake Ind Co Ltd 嵌合部用ブーツ
JP2739879B2 (ja) * 1989-01-11 1998-04-15 ルーカス・インダストリーズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 車両用ブレーキの自動再調節機能つき作動装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2739879B2 (ja) * 1989-01-11 1998-04-15 ルーカス・インダストリーズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 車両用ブレーキの自動再調節機能つき作動装置
JPH084806A (ja) * 1994-06-14 1996-01-12 Sumitomo Electric Ind Ltd ディスクブレーキのキャリパリトラクト機構
JPH1038083A (ja) * 1996-07-25 1998-02-13 Akebono Brake Ind Co Ltd 嵌合部用ブーツ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102242784A (zh) * 2010-05-11 2011-11-16 株式会社万都 停车制动器
US8668057B2 (en) 2010-05-11 2014-03-11 Mando Corporation Parking brake
DE102011100599B4 (de) * 2010-05-11 2020-02-20 Mando Corporation Feststellbremse
JP2013160255A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ディスクブレーキ装置
KR101361319B1 (ko) 2012-07-20 2014-02-11 주식회사 만도 캘리퍼 브레이크
KR101405190B1 (ko) * 2012-10-26 2014-06-10 기아자동차 주식회사 디스크 타입 주차 브레이크 실링부재
KR20140065809A (ko) * 2012-11-22 2014-05-30 현대모비스 주식회사 차량용 브레이크 장치의 실링구조
KR101995075B1 (ko) * 2012-11-22 2019-07-01 현대모비스 주식회사 차량용 브레이크 장치의 실링구조
JP2014190415A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Nissin Kogyo Co Ltd 機械式ディスクブレーキ
US10184536B2 (en) 2016-09-23 2019-01-22 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Brake piston

Also Published As

Publication number Publication date
JP4823984B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4789853B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP4823984B2 (ja) ディスクブレーキ装置
US7331432B2 (en) Disk brake apparatus
JP4355311B2 (ja) ディスクブレーキ装置
KR930000191B1 (ko) 디스크 브레이크식 캘리퍼 조립장치
US8177038B2 (en) Disk brake apparatus
WO2019198509A1 (ja) ディスクブレーキ及び遊星歯車減速機構
KR20160016610A (ko) 디스크 브레이크
JP6316456B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2007100725A (ja) ディスクブレーキ
JP4205073B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP4767227B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP2007146957A (ja) ディスクブレーキ装置
JP4381336B2 (ja) ディスクブレーキ装置及びディスクブレーキ装置におけるシリンダ孔の形成方法
JP6448362B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4782738B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP2011190876A (ja) ディスクブレーキ装置
JP4469801B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP4381335B2 (ja) ディスクブレーキ装置及びディスクブレーキ装置におけるシリンダ孔の形成方法
JP2006002867A (ja) ディスクブレーキ装置
JP2006250325A (ja) ディスクブレーキ装置
JP4381334B2 (ja) ディスクブレーキ装置及びディスクブレーキ装置におけるシリンダ孔の形成方法
JP6632397B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2006002785A (ja) ディスクブレーキ装置
JP6994916B2 (ja) ディスクブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4823984

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees