JP3336053B2 - 光ファイバ集積体 - Google Patents
光ファイバ集積体Info
- Publication number
- JP3336053B2 JP3336053B2 JP34699792A JP34699792A JP3336053B2 JP 3336053 B2 JP3336053 B2 JP 3336053B2 JP 34699792 A JP34699792 A JP 34699792A JP 34699792 A JP34699792 A JP 34699792A JP 3336053 B2 JP3336053 B2 JP 3336053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- optical fibers
- optical
- integrated body
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバディスプ
レイ、ラインライト、画像伝送体及び、液晶パネルなど
に用いることができる光ファイバ集積体に関する。
レイ、ラインライト、画像伝送体及び、液晶パネルなど
に用いることができる光ファイバ集積体に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバを利用した光ファイバ集積体
は、光ファイバディスプレイ、ラインライト、画像伝送
体及び、液晶パネルなどに用いることができる。従来、
光ファイバ集積体は、例えば、特開平４−２５６９０５
号公報記載のように、光ファイバシ−トの光ファイバ間
の谷部に適宜な間隔で光ファイバ積層安定化部材（所定
直径の光ファイバ）を配設し、このシートを積層して光
ファイバシ−ト積層体を得る。この光ファイバシ−ト積
層体の端面は、ほぼ正確な角型となり、光ファイバが四
方積み配列構造を安定にとり得る。また、実開平３−５
６９０１号公報には、マルチフィラメント糸によつて形
成された格子状のシ−トの個々の格子目内に、光ファイ
バが拘束された状態で格子間の間隔を縮めて集束し、一
定形状に整える為に口金に締め込んで光ファイバ集積体
を得る。
は、光ファイバディスプレイ、ラインライト、画像伝送
体及び、液晶パネルなどに用いることができる。従来、
光ファイバ集積体は、例えば、特開平４−２５６９０５
号公報記載のように、光ファイバシ−トの光ファイバ間
の谷部に適宜な間隔で光ファイバ積層安定化部材（所定
直径の光ファイバ）を配設し、このシートを積層して光
ファイバシ−ト積層体を得る。この光ファイバシ−ト積
層体の端面は、ほぼ正確な角型となり、光ファイバが四
方積み配列構造を安定にとり得る。また、実開平３−５
６９０１号公報には、マルチフィラメント糸によつて形
成された格子状のシ−トの個々の格子目内に、光ファイ
バが拘束された状態で格子間の間隔を縮めて集束し、一
定形状に整える為に口金に締め込んで光ファイバ集積体
を得る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバシートの光ファイバ間の谷部に適宜な間隔で光ファ
イバ積層安定化部材を配設し、このシートを積層して光
ファイバ積層体では、紡糸時に同時賦形すると形状の一
様性が十分ではなく、また、ドラムなどで重ね巻きする
と生産効率が上がらず量産に不向きである。他方、マル
チフィラメント糸の格子目内に光ファイバを挿入し格子
間の間隔を縮めて集束して得る光ファイバ集積体では、
多数本の光ファイバを集積する際の僅かな直径誤差が累
積され、マルチフィラメント糸の格子張力のみで矯正す
ることができず、必ずしも正確に配列された集積体とは
ならない。
イバシートの光ファイバ間の谷部に適宜な間隔で光ファ
イバ積層安定化部材を配設し、このシートを積層して光
ファイバ積層体では、紡糸時に同時賦形すると形状の一
様性が十分ではなく、また、ドラムなどで重ね巻きする
と生産効率が上がらず量産に不向きである。他方、マル
チフィラメント糸の格子目内に光ファイバを挿入し格子
間の間隔を縮めて集束して得る光ファイバ集積体では、
多数本の光ファイバを集積する際の僅かな直径誤差が累
積され、マルチフィラメント糸の格子張力のみで矯正す
ることができず、必ずしも正確に配列された集積体とは
ならない。
【０００４】この発明は上述の背景に基づきなされたも
のであり、その目的とするところは、集積体の光ファイ
バ間の間隔を一定に保持し、光ファイバ直径のバラツキ
誤差をも平均化して正確な配列した光ファイバ集積体を
提供することである。
のであり、その目的とするところは、集積体の光ファイ
バ間の間隔を一定に保持し、光ファイバ直径のバラツキ
誤差をも平均化して正確な配列した光ファイバ集積体を
提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題は、この発明に
より解決される。すなわち、この発明の光ファイバ集積
体は、多数本の光ファイバを引き揃えて３次元的に集積
したものであって、光ファイバ集積体の少なくとも端部
において、光ファイバ間に所定直径の球状体を含む接着
剤層が形成されていることを特徴とするものである。
より解決される。すなわち、この発明の光ファイバ集積
体は、多数本の光ファイバを引き揃えて３次元的に集積
したものであって、光ファイバ集積体の少なくとも端部
において、光ファイバ間に所定直径の球状体を含む接着
剤層が形成されていることを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】上記構成を有するこの発明による光ファイバ集
積体は、以下のように作用する。光ファイバを３次元的
に集積した場合、隣接する回りの光ファイバとの間に間
隙が生じる。最少の間隙のとき、所謂、俵積み配列構造
をとり、この間隙を広げるに従って、光ファイバの積み
上げ構造が変化し、次いで、四方積み配列構造となる。
光ファイバ間に所定直径の球状体を含む接着剤層を形成
すると、球状体の直径に応じて光ファイバの積み上げ構
造が変化させることができ、スペーサーとして球状体が
働き、光ファイバ間を一定の間隔に保つ。
積体は、以下のように作用する。光ファイバを３次元的
に集積した場合、隣接する回りの光ファイバとの間に間
隙が生じる。最少の間隙のとき、所謂、俵積み配列構造
をとり、この間隙を広げるに従って、光ファイバの積み
上げ構造が変化し、次いで、四方積み配列構造となる。
光ファイバ間に所定直径の球状体を含む接着剤層を形成
すると、球状体の直径に応じて光ファイバの積み上げ構
造が変化させることができ、スペーサーとして球状体が
働き、光ファイバ間を一定の間隔に保つ。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
具体的に説明する。この発明による光ファイバ集積体の
一実施例を、図１の光ファイバ集積体の部分断面図に示
す。この実施例の態様では、光ファイバ集積体は、多数
本の光ファイバ１を引き揃えて３次元的に集積したもの
であって、光ファイバ集積体の端部において、光ファイ
バ間に所定直径の球状体７を含む接着剤層８が形成され
ている。この態様での球状体７の直径は、光ファイバが
四方積み配列構造となるように設定されている。
具体的に説明する。この発明による光ファイバ集積体の
一実施例を、図１の光ファイバ集積体の部分断面図に示
す。この実施例の態様では、光ファイバ集積体は、多数
本の光ファイバ１を引き揃えて３次元的に集積したもの
であって、光ファイバ集積体の端部において、光ファイ
バ間に所定直径の球状体７を含む接着剤層８が形成され
ている。この態様での球状体７の直径は、光ファイバが
四方積み配列構造となるように設定されている。
【０００８】次いで、光ファイバ集積体の製造方法を説
明する。光ファイバをシート状に引き揃え、この光ファ
イバシート９に接着剤８を塗布し、図２に示すように、
光ファイバ間の谷部に所定直径の球状体７を散布し、別
の光ファイバシートを積層し、口金（図示せず）でこれ
を繰り返して光ファイバシート積層体を得る。また、別
の製造方法では、図３に示すように、マルチフィラメン
ト糸２によって形成された格子状シート５の個々の格子
目４内に、光ファイバ１を挿入し、所定直径の球状体７
を含有する接着剤に含浸し、光ファイバが拘束された状
態で格子間の間隔を縮めて集束し、一定形状に整えるた
めに口金（図示せず）に締め込んで光ファイバ集積体を
得る。
明する。光ファイバをシート状に引き揃え、この光ファ
イバシート９に接着剤８を塗布し、図２に示すように、
光ファイバ間の谷部に所定直径の球状体７を散布し、別
の光ファイバシートを積層し、口金（図示せず）でこれ
を繰り返して光ファイバシート積層体を得る。また、別
の製造方法では、図３に示すように、マルチフィラメン
ト糸２によって形成された格子状シート５の個々の格子
目４内に、光ファイバ１を挿入し、所定直径の球状体７
を含有する接着剤に含浸し、光ファイバが拘束された状
態で格子間の間隔を縮めて集束し、一定形状に整えるた
めに口金（図示せず）に締め込んで光ファイバ集積体を
得る。
【０００９】この発明は、上記実施例に限定されず、こ
の発明で開示された技術思想に包含される種々の変形例
もこの発明の範囲内である。
の発明で開示された技術思想に包含される種々の変形例
もこの発明の範囲内である。
【００１０】
【発明の効果】上記実施例に具体的に説明されたこの発
明の光ファイバ集積体は、光ファイバ間の間隔を一定に
保持し、光ファイバ直径のバラツキ誤差をも平均化して
正確な配列した正方配列構造とすることができる。
明の光ファイバ集積体は、光ファイバ間の間隔を一定に
保持し、光ファイバ直径のバラツキ誤差をも平均化して
正確な配列した正方配列構造とすることができる。
【図１】図１は、この発明による光ファイバ集積体の一
実施例の部分断面図である。
実施例の部分断面図である。
【図２】図２は、この発明による光ファイバ集積体を製
造する工程例を示す概略斜視図である。
造する工程例を示す概略斜視図である。
【図３】図２は、この発明による光ファイバ集積体を製
造する別の工程例を示す概略斜視図である。
造する別の工程例を示す概略斜視図である。
１ 光ファイバ ２ マルチフィラメント糸 ４ 格子目 ５ 格子状シート ７ 球状体 ８ 接着剤層 ９ 光ファイバシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 慎 東京都中央区京橋二丁目３番19号 三菱 レイヨン株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−256905（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−140808（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−9915（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02B 6/04 - 6/08
Claims (1)
- 【請求項１】 多数本の光ファイバを引き揃えて３次元
的に集積した光ファイバ集積体であって、 光ファイバ集積体の少なくとも端部において、光ファイ
バ間に所定直径の球状体を含む接着剤層が形成されてい
ることを特徴とする光ファイバ集積体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34699792A JP3336053B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 光ファイバ集積体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34699792A JP3336053B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 光ファイバ集積体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06194532A JPH06194532A (ja) | 1994-07-15 |
| JP3336053B2 true JP3336053B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=18387227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34699792A Expired - Fee Related JP3336053B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 光ファイバ集積体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3336053B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111025460B (zh) * | 2019-12-27 | 2021-05-28 | 广州宏晟光电科技股份有限公司 | 一种球面显示光纤面板的制造方法 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34699792A patent/JP3336053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06194532A (ja) | 1994-07-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100863865B1 (ko) | 면광원 장치 및 이에 사용되는 도광체 | |
| JPH06313815A (ja) | 表示装置 | |
| JP3336053B2 (ja) | 光ファイバ集積体 | |
| JP2563922B2 (ja) | 印刷用ゴムブランケツト | |
| EP0312267A2 (en) | Image display panel using multifilament optical fibers | |
| JP3257565B2 (ja) | 光ファイバアレイ部品 | |
| JP2920769B2 (ja) | 光ファイバー素線の最密結束方法 | |
| JPH03208001A (ja) | 画像表示装置と光ファイバ群の製造方法 | |
| JPS63208809A (ja) | 偏波保持光フアイバ | |
| WO2001040834A1 (fr) | Piece optique | |
| JP3098552B2 (ja) | 光ファイバシート及びその積層体の製造方法 | |
| WO2021131773A1 (ja) | 光学フィルムロール | |
| JPS6146483Y2 (ja) | ||
| JP2001350069A (ja) | 光ファイバケーブル | |
| JPH05215559A (ja) | 光ファイバコイル | |
| JPH05297204A (ja) | マイクロレンズアレイ | |
| JPH1138284A (ja) | 光ファイバケーブル | |
| JP2002062440A (ja) | 導光体の製造方法 | |
| JPS61133907A (ja) | 光分岐合波回路の製造方法 | |
| JP3022475U (ja) | 光コード及び光ケーブル | |
| JPS6323684Y2 (ja) | ||
| JPH01198789A (ja) | イメージディスプレイパネル | |
| JPH0449603Y2 (ja) | ||
| JPS61138902A (ja) | イメ−ジガイド | |
| JP4412730B2 (ja) | 光ファイバーアレイおよび光ファイバーアレイの製作方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |