JP2002062440A - 導光体の製造方法 - Google Patents

導光体の製造方法

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JP2002062440A
JP2002062440A JP2000250970A JP2000250970A JP2002062440A JP 2002062440 A JP2002062440 A JP 2002062440A JP 2000250970 A JP2000250970 A JP 2000250970A JP 2000250970 A JP2000250970 A JP 2000250970A JP 2002062440 A JP2002062440 A JP 2002062440A
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optical fiber
optical fibers
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Masakuni Iwanaga
正国 岩永
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルの画像を拡大するための多数
の光ファイバからなる導光体の製造に際し、光ファイバ
の無駄を少なくする。 【解決手段】 一定の間隔をおいて互いに平行する多数
の光ファイバ11の各両端部を支持板15上に固定し、
両支持板15をその間隔を小さくしながら光ファイバ配
列方向に、互いに逆方向にずらし、多数の光ファイバ1
1の中央部を光ファイバ配列方向に密接させて固定し、
当該光ファイバ密接固定部20の中央部で切断し、これ
により導光体単体を2つ得る。この場合、光ファイバ1
1の無駄はほとんど無い。次に、多数の導光体単体を積
層し、その光ファイバ密接固定部20を積層して固定
し、当該積層固定部を切断する。この場合、光ファイバ
11の無駄がやや生じるが、全体として光ファイバ11
の無駄を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の光ファイ
バからなる導光体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶表示装置には、画像の拡大
を図るために、液晶表示パネルとスクリーンとの間に多
数の光ファイバからなる導光体を配置したものがある。
次に、従来のこのような導光体の一例の製造方法につい
て、図19〜図23を順に参照して説明する。まず、図
19に示すように、多数の一定長の光ファイバ1の左端
部を帯状の支持板2の上面に一定のピッチで設けられた
ほぼV字状またはほぼU字状の溝(図示せず)内に収納
し、上側から接着剤または接着テープ(図示せず)で固
定したものを用意する。この状態では、多数の光ファイ
バ1は一定の間隔をおいて互いに平行するように配列さ
れている。
【0003】次に、図20に示すように、多数の光ファ
イバ1の右端部を一対の光ファイバ整形板3でほぼ均等
に押圧することにより、多数の光ファイバ1の右端部を
光ファイバ配列方向に密接させ、当該光ファイバ密接部
4を接着剤(図示せず)で固定する。この状態では、光
ファイバ密接固定部4の右側が平面ほぼV字状となるの
で、光ファイバ密接固定部4の所定の箇所を支持板2と
平行するように切断すると、図21に示すもの(以下、
導光体単体5という。)が得られる。
【0004】次に、図22に示すように、多数の導光体
単体5の支持板2を順次積層して接着剤(図示せず)で
固定するとともに、結果的には、積層方向中心部の導光
体単体5の右端部(光ファイバ密接固定部4)に対して
その上下の導光体単体5の右端部(光ファイバ密接固定
部4)を順次積層して接着剤(図示せず)で固定する。
この状態では、当該積層固定部6の右側が側面ほぼV字
状となるので、当該積層固定部6の所定の箇所を支持板
2と平行するように切断すると、図23に示す導光体7
が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような導光体の製造方法では、図20に示す状態に
おいて、多数の光ファイバ1の右端部を密接させて固定
した光ファイバ密接固定部4の右側が平面ほぼV字状と
なるので、当該光ファイバ密接固定部4の所定の箇所で
切断し、また図22に示す状態において、多数の導光体
単体5の右端部を積層させて固定した積層固定部6の右
側が側面ほぼV字状となるので、当該積層固定部6の所
定の箇所で切断しており、このため光ファイバの無駄が
比較的多くなり、コスト高になってしまうという問題が
あった。この発明の課題は、光ファイバの無駄を少なく
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一定の間隔をおいて互いに平行する多数の光ファイ
バの両端部を2つの帯状の支持板上に固定し、前記両支
持板をその間隔を小さくしながら光ファイバ配列方向
に、互いに逆方向にずらし、前記多数の光ファイバの中
央部を光ファイバ配列方向に密接させて固定し、当該光
ファイバ密接固定部の中央部で切断するようにしたもの
である。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発
明において、一定の間隔をおいて互いに平行する多数の
光ファイバの両端部を2つの帯状の支持板上に固定した
ものを、ボビンから繰り出された多数の光ファイバの各
所定の箇所を2つの帯状の支持板上に固定し、該両支持
板の各幅方向ほぼ中央部で当該繰り出された多数の光フ
ァイバと共に切断することにより、得るようにしたもの
である。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発
明において、一定の間隔をおいて互いに平行する多数の
光ファイバの両端部を2つの帯状の支持板上に固定した
ものを、ボビンから繰り出された多数の光ファイバの各
所定の箇所を2つの帯状の支持板上に固定し、該両支持
板の各外側において当該繰り出された多数の光ファイバ
を切断することにより、得るようにしたものである。請
求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載
の発明において、前記多数の光ファイバの両端部におけ
る光ファイバ配列方向の長さをAとし、前記多数の光フ
ァイバの光ファイバ密接固定部における光ファイバ配列
方向の長さをBとしたとき、前記両支持板の光ファイバ
配列方向へのずれ量Cをほぼ(A−B)とするようにし
たものである。請求項5に記載の発明は、一定の間隔を
おいて互いに平行する多数の光ファイバの両端部を2つ
の帯状の支持板上に固定し、前記両支持板をその間隔を
小さくしながら光ファイバ配列方向に、互いに逆方向に
ずらし、前記多数の光ファイバの中央部を光ファイバ配
列方向に密接させて固定し、当該光ファイバ密接固定部
の中央部で切断し、これにより導光体単体を2つ形成
し、次いで前記導光体単体を多数積層するようにしたも
のである。請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の
発明において、前記多数の導光体単体を積層するとき、
最下層の導光体単体の光ファイバ密接固定部上に最下層
以外の導光体単体の光ファイバ密接固定部を積層して固
定するようにしたものである。請求項7に記載の発明
は、請求項6に記載の発明において、前記多数の導光体
単体の積層固定された光ファイバ密接固定部をその反対
側の面に平行するように切断するようにしたものであ
る。請求項8に記載の発明は、一定の間隔をおいて互い
に平行する多数の光ファイバの両端部を2つの帯状の支
持板上に固定し、前記両支持板をその間隔を小さくしな
がら光ファイバ配列方向に、互いに逆方向にずらし、前
記多数の光ファイバの中央部を光ファイバ配列方向に密
接させて固定し、これにより導光体単体を形成し、次い
で前記導光体単体を多数積層し、前記多数の導光体単体
の両端部をその間隔を小さくしながら導光体単体積層方
向にずらし、前記多数の導光体単体の中央部における光
ファイバを導光体単体積層方向に密接させて固定し、当
該光ファイバ密接固定部の中央部で切断するようにした
ものである。請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、前記多数の光ファイバの両端部におけ
る光ファイバ配列方向の長さをAとし、前記多数の光フ
ァイバの光ファイバ密接固定部における光ファイバ配列
方向の長さをBとしたとき、前記両支持板の光ファイバ
配列方向へのずれ量Cをほぼ(A−B)とし、前記多数
の導光体単体の両端部における導光体単体積層方向の長
さをDとし、前記多数の導光体単体の光ファイバ密接固
定部における導光体単体積層方向の長さをEとしたと
き、前記多数の導光体単体の両端部の導光体単体積層方
向へのずれ量Fをほぼ(D−E)とするようにしたもの
である。請求項10に記載の発明は、一定の間隔をおい
て互いに平行する多数の光ファイバの両端部を2つの帯
状の支持板上に固定し、これにより導光体単体を形成
し、次いで前記導光体単体を多数積層し、前記多数の導
光体単体の両端部をその間隔を小さくしながら当該端部
の対角線方向に、互いに逆方向にずらし、前記多数の導
光体単体の中央部における光ファイバを光ファイバ配列
方向および導光体単体積層方向に密接させて固定し、当
該光ファイバ密接固定部の中央部で切断するようにした
ものである。請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、前記多数の導光体単体の両端部に
おける当該端部の対角線方向の長さをGとし、前記多数
の導光体単体の光ファイバ密接固定部における当該端部
の対角線方向の長さをHとしたとき、前記多数の導光体
単体の両端部の当該端部の対角線方向へのずれ量Iをほ
ぼ(G−H)とするようにしたものである。そして、請
求項1または5に記載の発明によれば、多数の光ファイ
バをその両端部を両支持板に支持させた状態で整形し、
この整形品の光ファイバ密接固定部の中央部で切断し、
これにより導光体単体を2つ得ているので、この時点に
おいて光ファイバの無駄がほとんど無く、したがって光
ファイバの無駄を少なくすることができる。また、請求
項8または10に記載の発明によれば、多数の光ファイ
バをその両端部を両支持板に支持させた状態で導光体単
体を形成しているので、この時点において光ファイバの
無駄が全く無く、次いで多数の導光体単体を積層して整
形し、この整形品の光ファイバ密接固定部の中央部で切
断し、これにより導光体を2つ得ているので、この時点
において光ファイバの無駄がほとんど無く、したがって
全体として光ファイバの無駄がほとんど無いようにする
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の第1実施形態に
おける導光体の製造方法について、図1〜図9を順に参
照して説明する。まず、図1に示すように、多数(例え
ば400本)の長尺な光ファイバ11が並列的に巻き付
けられたボビン12を用意する。そして、ボビン12か
ら繰り出された多数の光ファイバ11の各先端部を光フ
ァイバ配列板13に一定のピッチで設けられた円孔14
に挿通する。次に、この挿通された多数の光ファイバ1
1の各先端部をその下に配置された帯状の支持板15の
上面に一定のピッチで設けられたほぼV字状またはほぼ
U字状の溝16内に収納し、上側から接着剤または接着
テープ(図示せず)で固定する。
【0008】次に、図2に示すように、支持板15と共
に多数の光ファイバ11を所定の長さだけ引き出す。次
に、この引き出された多数の光ファイバ11の各所定の
箇所をその下に配置された別の支持板15の上面に一定
のピッチで設けられたほぼV字状またはほぼU字状の溝
16内に収納し、上側から接着剤または接着テープ(図
示せず)で固定する。次に、ブレード等を用いて、2つ
の支持板15の各幅方向ほぼ中央部を光ファイバ11と
共に切断する。
【0009】すると、図3に示すように、2つの支持板
15(この支持板15の幅は図2に示す支持板15の幅
のほぼ半分であるが、同じ名称および同じ符号とす
る。)間に多数の光ファイバ11が一定のピッチで架け
渡されたものが得られる。この状態では、多数の光ファ
イバ11は一定の間隔をおいて互いに平行するように配
列されている。また、光ファイバ11は各支持板15の
外側には突出されていない。なお、この場合、多数の光
ファイバ11を支持板15と共にただ単に切断するだけ
であるので、光ファイバ11の無駄はほとんど無い。
【0010】次に、図4に示すように、右側の支持板1
5を固定し、且つ、右側の支持板15のすぐ左側におけ
る多数の光ファイバ11を右下側の光ファイバ整形板1
7等で動かないようにした状態で、左側の支持板15お
よびそのすぐ右側における多数の光ファイバ11を左上
側の光ファイバ整形板18等で押圧して右下方に移動さ
せることにより、左側の支持板15を右下方に平行移動
させながら、多数の光ファイバ11の中央部を右側から
左下側に向かって所期の通り傾斜するように整形する。
【0011】次に、図5に示すように、両支持板15を
固定した状態で、多数の光ファイバ11の傾斜部分の中
央部を上下一対の光ファイバ整形板19でほぼ均等に押
圧することにより、多数の光ファイバ11の傾斜部分の
中央部を光ファイバ配列方向に密接させ、次いで当該光
ファイバ密接部20を接着剤(図示せず)で固定する。
【0012】ここで、多数の光ファイバ11の両端部に
おける光ファイバ配列方向の長さをAとし、多数の光フ
ァイバ11の光ファイバ密接固定部20における光ファ
イバ配列方向の長さをBとしたとき、両支持板15の光
ファイバ配列方向へのずれ量Cがほぼ(A−B)となる
ようにする。すると、図5に示す状態では、多数の光フ
ァイバ11のうち最も上側の光ファイバ11の光ファイ
バ整形板19に対応する部分から左側はほぼ直線状とな
り、最も下側の光ファイバ11の光ファイバ整形板19
に対応する部分から右側はほぼ直線状となる。また、こ
こで、図5に示す状態におけるものの斜視図を図6に示
す。
【0013】次に、多数の光ファイバ11の光ファイバ
密接固定部20の中央部で切断すると、図7に示すもの
(以下、導光体単体21という。)が2つ得られる。こ
の場合、多数の光ファイバ11の光ファイバ密接固定部
20の中央部でただ単に切断するだけであるので、光フ
ァイバ11の無駄はほとんど無い。
【0014】次に、図8に示すように、多数の導光体単
体21の支持板15を順次積層して接着剤(図示せず)
で固定するとともに、最下層の導光体単21の右端部
(光ファイバ密接固定部20)上に最下層以外の導光体
単21の右端部(光ファイバ密接固定部20)を順次積
層して接着剤(図示せず)で固定する。この状態では、
当該積層固定部22の右側がやや傾斜した状態となるの
で、当該積層固定部22の所定の箇所を支持板15と平
行するように切断すると、図9に示す導光体23が得ら
れる。次に、この導光体23の積層固定部22の切断面
および支持板15の前面を研磨すると、この実施形態に
おける導光体23が得られる。
【0015】以上のように、この導光体の製造方法で
は、図3〜図5に示すように、多数の光ファイバ11を
その両端部を両支持板15に支持させた状態で整形し、
この整形品の光ファイバ密接固定部20の中央部で切断
し、これにより図7に示す導光体単体21を2つ得てい
るので、この時点において光ファイバ11の無駄がほと
んど無いようにすることができる。また、図8に示すよ
うに、多数の導光体単体21を積層しながら整形し、こ
の整形品の積層固定部22の所定の箇所で切断し、これ
により図9に示す導光体23を得ているので、この時点
において光ファイバ11の無駄がやや生じるが、全体と
して光ファイバ11の無駄を少なくすることができ、ひ
いてはコストを低減することができる。
【0016】次に、この発明の第2実施形態について説
明するに、図6に示すものを得るまでは、上記第1実施
形態の場合と同じであるので、その後の製造工程につい
て説明する。この場合、図6に示すものを導光体単体3
1という。次に、図10に示すように、多数の導光体単
体31の両支持板15を順次積層して接着剤(図示せ
ず)で固定する。
【0017】次に、図11に示すように、右側の支持板
15を固定した状態で、左側の支持板15右上方に移動
させることにより、左側の支持板15を右上方に平行移
動させながら、多数の導光体単体31の中央部における
光ファイバ11を導光体単体積層方向に密接させて接着
剤(図示せず)で固定する。次に、当該光ファイバ密接
固定部32の中央部で切断すると、図12に示す導光体
33が2つ得られる。次に、この導光体33の光ファイ
バ密接固定部32の切断面および支持板15の前面を研
磨すると、この実施形態における導光体33が得られ
る。
【0018】ここで、図11に示す状態において、多数
の導光体単体31の両端部における導光体単体積層方向
の長さをDとし、多数の導光体単体31の光ファイバ密
接固定部32における導光体単体積層方向の長さをEと
したとき、多数の導光体単体31の両端部つまり左側の
支持板15と右側の支持板15との導光体単体積層方向
へのずれ量Fがほぼ(D−E)となるようにする。する
と、図12に示す導光体33は、図9に示す導光体23
とほぼ同じ構造となる。
【0019】そして、この第2実施形態の場合には、図
3に示す状態から図6に示す導光体単体31を得る時点
までは、光ファイバ11の無駄が全く無いようにするこ
とができる。また、図11に示すように、多数の導光体
単体31を積層して整形し、この整形品の光ファイバ密
接固定部32の中央部で切断し、これにより図12に示
す導光体33を2つ得ているので、この時点において光
ファイバ11の無駄がほとんど無いようにすることがで
きる。したがって、全体として光ファイバ11の無駄が
ほとんど無いようにすることができ、ひいてはコストを
より一層低減することができる。
【0020】ところで、上記各実施形態で得られた導光
体23、33を背面側(支持板15とは反対側)から見
た場合、図13において点線で示すように、導光体2
3、33の背面41は、前面(支持板15側の面)に対
して右下隅に位置する。そこで、導光体23、33の背
面41側に液晶表示パネル42を配置すると、この液晶
表示パネル42の左側および上側に空間が形成されるの
で、これらの空間にバックライト43を配置すると、空
間をうまく利用することができる。
【0021】また、図14に示すように、上記各実施形
態で得られた導光体23、33を2行2列に密接させて
配置し、且つ、その各背面41を中央部に集めて互いに
密接させて配置すると、その背面側に1枚の液晶表示パ
ネル42を配置するようにすることもできる。この場合
も、バックライト配置用の空間を十分に確保することが
できる。
【0022】なお、上記第2実施形態では、図10に示
すように、図6に示す導光体単体31を多数積層し、次
いで図11に示すように、多数の導光体単体31の両端
部をその間隔を小さくしながら導光体単体積層方向にず
らす場合について説明したが、これに限定されるもので
はない。例えば、図示していないが、次に説明するこの
発明の第3実施形態のようにしてもよい。すなわち、図
3に示すもの(以下、導光体単体という。)を多数積層
し、多数の導光体単体の両端部をその間隔を小さくしな
がら当該端部の対角線方向にずらし、多数の導光体単体
の中央部における光ファイバを光ファイバ配列方向およ
び導光体単体積層方向に密接させて固定し、当該光ファ
イバ密接固定部の中央部で切断するようにしてもよい。
【0023】この場合、多数の導光体単体の両端部にお
ける当該端部の対角線方向の長さをGとし、多数の導光
体単体の光ファイバ密接固定部における当該端部の対角
線方向の長さをHとしたとき、多数の導光体単体の両端
部の当該端部の対角線方向へのずれ量Iをほぼ(G−
H)となるようにする。すると、この実施形態で得られ
る導光体は、図12に示す導光体33とほぼ同じ構造と
なる。
【0024】また、上記各実施形態では、図2に示す状
態において、2つの支持板15の各幅方向ほぼ中央部を
光ファイバ11と共に切断し、これにより図3に示すも
のを得る場合について説明したが、これに限定されるも
のではない。例えば、図2に示す状態において、2つの
支持板15の各外側における光ファイバ11を切断し、
これにより図3に示すものを得るようにしてもよい。
【0025】また、上記第2および第3実施形態では、
図3に示すものを基にして導光体を得る場合について説
明したが、これに限定されるものではない。例えば、図
2に示す状態において支持板15および光ファイバ11
を切断せず、図15に示すように、多数の光ファイバ1
1の先端側を巻取ロール51に巻き取り可能な状態とす
る。この場合、光ファイバ配列板13はボビン12およ
び巻取ロール51に対して上側に移動されている。
【0026】そして、図16に示すように、両支持板1
5間の光ファイバ11を図5に示すように整形する。こ
の場合、光ファイバ配列板13をボビン12および巻取
ロール51に対して下側に移動させる。次に、この整形
された部分を巻取ロール51に巻き取る。この巻き取っ
た状態では、図17に示すように、ボビン12から光フ
ァイバ11が所定の長さだけ引き出される。そこで、次
に、この引き出された光ファイバ11の各所定の箇所を
2つの支持板15上に固定する。次に、図18に示すよ
うに、両支持板15間の光ファイバ11を図5に示す場
合と左右対称となるように整形し、次いでこの整形され
た部分を巻取ロール51に巻き取る。以下、上記工程を
繰り返す。
【0027】次に、図示していないが、巻取ロール51
から繰り出された図16に示すものおよび図18に示す
ものを交互に折り返して積層することにより、図10に
示すものに対応するものを形成し、次いで図11に対応
する整形を行い、次いでこれにより得られた整形品の両
端部および中央部を切断し、これにより図12に示す導
光体31が2つ得られる。このようにした場合、光ファ
イバ11の無駄が生じるが、製造工程を連続したものと
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または5
に記載の発明によれば、多数の光ファイバをその両端部
を両支持板に支持させた状態で整形し、この整形品の光
ファイバ密接固定部の中央部で切断し、これにより導光
体単体を2つ得ているので、この時点において光ファイ
バの無駄がほとんど無く、したがって光ファイバの無駄
を少なくすることができ、ひいてはコストを低減するこ
とができる。また、請求項8または10に記載の発明に
よれば、多数の光ファイバをその両端部を両支持板に支
持させた状態で導光体単体を形成しているので、この時
点において光ファイバの無駄が全く無く、次いで多数の
導光体単体を積層して整形し、この整形品の光ファイバ
密接固定部の中央部で切断し、これにより導光体を2つ
得ているので、この時点において光ファイバの無駄がほ
とんど無く、したがって全体として光ファイバの無駄が
ほとんど無いようにすることができ、ひいてはコストを
より一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における導光体の製造
に際し、当初の工程を示す斜視図。
【図2】図1に続く工程の斜視図。
【図3】図2に続く工程の平面図。
【図4】図3に続く工程の平面図。
【図5】図4に続く工程の平面図。
【図6】図5に示す状態におけるものの斜視図。
【図7】図6に続く工程の斜視図。
【図8】図7に続く工程の斜視図。
【図9】図8に示す工程を経て得られた導光体の斜視
図。
【図10】この発明の第2実施形態における導光体の製
造に際し、所定の工程を示す斜視図。
【図11】図10に続く工程の斜視図。
【図12】図11に示す工程を経て得られた導光体の斜
視図。
【図13】導光体を備えた液晶表示装置の一例の背面
図。
【図14】導光体を備えた液晶表示装置の他の例の背面
図。
【図15】導光体を連続した工程で製造する際の所定の
工程を示す平面図。
【図16】図15に続く工程の平面図。
【図17】図16に続く工程の平面図。
【図18】図17に続く工程の平面図。
【図19】従来の導光体の一例の製造に際し、当初の工
程を示す平面図。
【図20】図19に続く工程の平面図。
【図21】図20に続く工程の斜視図。
【図22】図21に続く工程の斜視図。
【図23】図22に示す工程を経て得られた導光体の斜
視図。
【符号の説明】
11 光ファイバ 12 ボビン 13 光ファイバ配列板 15 支持板 20 光ファイバ密接固定部 21 導光体単体 22 積層固定部 23 導光体 31 導光体単体 32 光ファイバ密接固定部 33 導光体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔をおいて互いに平行する多数
    の光ファイバの両端部を2つの帯状の支持板上に固定
    し、前記両支持板をその間隔を小さくしながら光ファイ
    バ配列方向に、互いに逆方向にずらし、前記多数の光フ
    ァイバの中央部を光ファイバ配列方向に密接させて固定
    し、当該光ファイバ密接固定部の中央部で切断すること
    を特徴とする導光体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、一定の
    間隔をおいて互いに平行する多数の光ファイバの両端部
    を2つの帯状の支持板上に固定したものを、ボビンから
    繰り出された多数の光ファイバの各所定の箇所を2つの
    帯状の支持板上に固定し、該両支持板の各幅方向ほぼ中
    央部で当該繰り出された多数の光ファイバと共に切断す
    ることにより、得ることを特徴とする導光体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発明において、一定の
    間隔をおいて互いに平行する多数の光ファイバの両端部
    を2つの帯状の支持板上に固定したものを、ボビンから
    繰り出された多数の光ファイバの各所定の箇所を2つの
    帯状の支持板上に固定し、該両支持板の各外側において
    当該繰り出された多数の光ファイバを切断することによ
    り、得ることを特徴とする導光体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記多数の光ファイバの両端部における光ファ
    イバ配列方向の長さをAとし、前記多数の光ファイバの
    光ファイバ密接固定部における光ファイバ配列方向の長
    さをBとしたとき、前記両支持板の光ファイバ配列方向
    へのずれ量Cをほぼ(A−B)とすることを特徴とする
    導光体の製造方法。
  5. 【請求項5】 一定の間隔をおいて互いに平行する多数
    の光ファイバの両端部を2つの帯状の支持板上に固定
    し、前記両支持板をその間隔を小さくしながら光ファイ
    バ配列方向に、互いに逆方向にずらし、前記多数の光フ
    ァイバの中央部を光ファイバ配列方向に密接させて固定
    し、当該光ファイバ密接固定部の中央部で切断し、これ
    により導光体単体を2つ形成し、次いで前記導光体単体
    を多数積層することを特徴とする導光体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、前記多
    数の導光体単体を積層するとき、最下層の導光体単体の
    光ファイバ密接固定部上に最下層以外の導光体単体の光
    ファイバ密接固定部を積層して固定することを特徴とす
    る導光体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発明において、前記多
    数の導光体単体の積層固定された光ファイバ密接固定部
    をその反対側の面に平行するように切断することを特徴
    とする導光体の製造方法。
  8. 【請求項8】 一定の間隔をおいて互いに平行する多数
    の光ファイバの両端部を2つの帯状の支持板上に固定
    し、前記両支持板をその間隔を小さくしながら光ファイ
    バ配列方向に、互いに逆方向にずらし、前記多数の光フ
    ァイバの中央部を光ファイバ配列方向に密接させて固定
    し、これにより導光体単体を形成し、次いで前記導光体
    単体を多数積層し、前記多数の導光体単体の両端部をそ
    の間隔を小さくしながら導光体単体積層方向にずらし、
    前記多数の導光体単体の中央部における光ファイバを導
    光体単体積層方向に密接させて固定し、当該光ファイバ
    密接固定部の中央部で切断することを特徴とする導光体
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の発明において、前記多
    数の光ファイバの両端部における光ファイバ配列方向の
    長さをAとし、前記多数の光ファイバの光ファイバ密接
    固定部における光ファイバ配列方向の長さをBとしたと
    き、前記両支持板の光ファイバ配列方向へのずれ量Cを
    ほぼ(A−B)とし、前記多数の導光体単体の両端部に
    おける導光体単体積層方向の長さをDとし、前記多数の
    導光体単体の光ファイバ密接固定部における導光体単体
    積層方向の長さをEとしたとき、前記多数の導光体単体
    の両端部の導光体単体積層方向へのずれ量Fをほぼ(D
    −E)とすることを特徴とする導光体の製造方法。
  10. 【請求項10】 一定の間隔をおいて互いに平行する多
    数の光ファイバの両端部を2つの帯状の支持板上に固定
    し、これにより導光体単体を形成し、次いで前記導光体
    単体を多数積層し、前記多数の導光体単体の両端部をそ
    の間隔を小さくしながら当該端部の対角線方向に、互い
    に逆方向にずらし、前記多数の導光体単体の中央部にお
    ける光ファイバを光ファイバ配列方向および導光体単体
    積層方向に密接させて固定し、当該光ファイバ密接固定
    部の中央部で切断することを特徴とする導光体の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の発明において、前
    記多数の導光体単体の両端部における当該端部の対角線
    方向の長さをGとし、前記多数の導光体単体の光ファイ
    バ密接固定部における当該端部の対角線方向の長さをH
    としたとき、前記多数の導光体単体の両端部の当該端部
    の対角線方向へのずれ量Iをほぼ(G−H)とすること
    を特徴とする導光体の製造方法。
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