JP3335771B2 - アドレスデコード回路 - Google Patents
アドレスデコード回路Info
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Description
に関し、特に、半導体メモリのアドレスデコードを行う
アドレスデコード回路に関する。
地に対応するメモリマット内のコアセルに0または1の
情報を読み書きするものである。このとき、アドレス選
択方法は、通常の場合、ローデコーダという上位アドレ
スに対応する回路と、カラムデコーダという下位アドレ
スに対応する回路とで行われる。すなわち、最初にワー
ド線に接続する全てのデバイスが選択され、次にその中
から1本のカラム線を選択することになる。
コーダは選択されたワード線だけを異なる電圧レベルと
して、メモリセルへの(からの)データ書き込み(読み
出し)を可能にする回路である。ここで、ワード線の電
圧レベルを決定するために、選択メモリマットの選択さ
れたワード線だけを有効にするスタティックな回路構成
をダイナミックに行う回路で、メモリマットが複数存在
する場合には、それぞれのメモリマットにダイナミック
動作を制御する回路をもたせるのが普通である。
複雑化によるシステムの大規模化に伴って、部品である
半導体集積回路も高速化が進んでいる。特に、システム
内のスピードを律しているのは不揮発メモリやMASK
・ROMを含む記憶素子であり、演算処理などを行う阻
止が高速化されてもデータの記憶や読み出しができない
ために、システムの動作速度を落とさざるを得ない場合
も出ている。また半導体集積回路の内部にメモリが存在
する場合においても、これがチップ全体のスピードを決
定する場合が少なくない。
き込み時と読み出し時とを比較すると読み出し時の方が
厳しいのが普通である。このとき、読み出しのスピード
とは、アドレスを入力してから出力データが確定するま
での時間を指すため、従来のようにスタティックな回路
構成でワード線の選択を行うとすると、アドレスをデコ
ードする時間が同じでも選択信号の立ち上がりで遅れを
生じることになる。またワード線の選択をダイナミック
に行う場合に、その制御回路を各メモリマットにもたせ
るとすると、回路規模が大きくなるためチップ面積を抑
えることができないという問題がある。
明の主な目的は、動作を高速化し得るアドレスデコード
回路を提供することにある。
明によれば、少なくとも1ビットの上位アドレスを共通
にする第1及び第2のメモリマットを備えたメモリ装置
において、前記第1及び第2のメモリマットが、それぞ
れワード線に接続され、かつ前記ワード線をプリチャー
ジ状態にするためのプリチャージ用トランジスタ回路
と、前記ワード線をディスチャージ状態にするためのデ
ィスチャージ用トランジスタ回路と、前記ディスチャー
ジ用トランジスタ回路を制御する制御用トランジスタ回
路とをそれぞれ有し、前記上位アドレスに応じて、前記
第1及び第2のメモリマットの一方を選択しかつ他方の
メモリマットを非選択状態にするための第1の選択手段
と、前記第1及び第2のメモリマット間に設けられかつ
予め定められたアドレスを有する第2の選択手段とを有
し、前記第1の選択手段により選択された側のメモリマ
ットでは、前記ワード線がプリチャージされかつ前記デ
ィスチャージ用トランジスタ回路が前記制御用トランジ
スタ回路によりプリチャージ信号の終了時に前記ワード
線をディスチャージするためのオン状態にされ、非選択
側のメモリマットでは、前記ワード線がプリチャージさ
れないようにされかつ前記ディスチャージ用トランジス
タ回路が前記制御用トランジスタ回路によりオフ状態に
され、前記第2の選択手段が、下位アドレスが前記予め
定められたアドレスと一致する時に、前記第1及び前記
第2のメモリマットの前記ディスチャージ用トランジス
タ回路および前記制御用トランジスタ回路の各ノード間
を短絡して、前記選択された側の前記ディスチャージ用
トランジスタ回路を前記非選択側のメモリマットの前記
制御用トランジスタ回路によりオフ状態にすることによ
り、前記選択された側の前記メモリマットの前記ワード
線のレベルが保持されることを特徴とするアドレスデコ
ード回路を提供することにより達成される。
ドレスを選択する第2の選択手段としてのデコーダを分
割したメモリマット間に共有させる。ここでメモリに入
力される少なくとも1ビットの上位アドレス信号によ
り、これらの分割されたメモリマットの内の一方のワー
ド線が第1の選択手段により選択されることになるが、
デコーダは選択側のマットと非選択マットとの間の電気
的スイッチとして働く。すなわち、アドレスによって選
択マットと非選択マットとを接続するかどうかを決定す
る。これにより、アドレス選択の際に選択されるマット
で有効になる信号を、非選択側の回路で制御することが
できる。アドレスデコード回路をこのような回路構成と
することで、ワード線の選択をダイナミックに行うこと
が可能であり、メモリの動作を高速化できる。また回路
規模を小さくすることになり、これを利用した半導体素
子のチップサイズを小型化できる。
いて詳しく説明する。
のアドレスデコード回路の一部分である。第1の選択手
段として互いに並列な2入力NAND回路1・2が設け
られている。一方のNAND回路1には、プリチャージ
信号PREと、少なくとも1ビットの上位アドレスとし
てのアドレス信号AD3とがそれぞれ入力し、他方のN
AND回路2には、上記プリチャージ信号PREと上記
アドレス信号AD3の反転信号とがそれぞれ入力する。
一方のNAND回路1の出力は第1のメモリマット3に
入力し、他方のNAND回路2出力は第2のメモリマッ
ト4に入力する。
地との間で直列に接続されたプリチャージ用トランジス
タ回路としてのトランジスタTr1・Tr2およびディ
スチャージ用トランジスタ回路としてのトランジスタT
r3と、同様に電源ラインと接地との間で直列に接続さ
れた制御用トランジスタ回路としてのトランジスタTr
4・Tr5とを有している。NAND回路1の出力信号
によりトランジスタTr1・Tr2・Tr4が制御さ
れ、アドレス信号AD3の反転入力信号によりトランジ
スタTr5が制御され、2つのトランジスタTr4・T
r5の接続点の電位によりトランジスタTr3が制御さ
れるようになっている。また、トランジスタTr1・T
r2間からワード線WORD1が取出されている。
トランジスタ回路としてのトランジスタTr6・Tr7
およびディスチャージ用トランジスタ回路としてのトラ
ンジスタTr8と、制御用トランジスタ回路としてのト
ランジスタTr9・Tr10とを有し、第1のメモリマ
ット3と同様に構成されている。また、NAND回路2
の出力信号によりトランジスタTr6・Tr7・Tr9
が制御され、アドレス信号AD3の入力信号によりトラ
ンジスタTr10が制御され、2つのトランジスタTr
9・Tr10の接続点の電位によりトランジスタTr8
が制御されるようになっている。また、トランジスタT
r6・Tr7間からワード線WORD2が取出されてい
る。
ンジスタTr4・Tr5の接続点とトランジスタTr3
とのノードAと、第2のメモリマット4の2つのトラン
ジスタTr9・Tr10の接続点とトランジスタTr8
とのノードBとが、アドレスデコーダ5の互いに直列に
接続された3つのトランジスタTr11・Tr12・T
r13を介して互いに接続されている。トランジスタT
r11にはアドレス信号AD0が入力し、トランジスタ
Tr12にはアドレス信号AD1が入力し、トランジス
タTr13にはアドレス信号AD2が入力している。
る。先ずプリチャージ信号PREとアドレス信号AD3
とによって、選択されるメモリマットが決定される。プ
リチャージ信号PREとアドレス入力信号AD3との共
に論理Hの信号がNAND回路1に入力されると、その
出力によりトランジスタTr1・Tr4が共にオンし
て、ノードAとワード線WORD1とにそれぞれ電圧が
印加され、プリチャージ状態になる。このとき、NAN
D回路2の反転出力により、メモリマット4側は非選択
になる。
スタTr6・Tr9がオフになり、トランジスタTr7
・Tr10がオンし、トランジスタTr8がオフである
ことから、ノードBの電位は論理Lの状態である。この
間に、アドレスデコーダ5によってアドレスAD0〜A
D2のデコードが行われ、デコーダ内のトランスファー
MOSトランジスタによって、両ノードA・B間を短絡
させるか否かが決定される。
Sトランジスタは、アドレスAD0〜AD2が予め定め
られたアドレスに一致する時だけ全てのトランジスタが
オンするように設計されているので、アドレスAD0〜
AD2が予め定められたアドレスに一致する時だけ両ノ
ードA・Bは短絡される。
アドレスに一致しない場合には、両ノードA・Bは短絡
されないので、ノードAの電位は、2つのトランジスタ
Tr4・Tr5の接続点の電位に依存する。プリチャー
ジ信号PREが論理Hの間、すなわちプリチャージが行
われている間は、上記したようにトランジスタTr1・
Tr4が共にオンし、ノードAの電位は、論理Hの状態
にあり、トランジスタTr3がオンしている。プリチャ
ージ信号PREが論理Lに変わると、トランジスタTr
1・Tr4が共にオフし、トランジスタTr2がオンす
ることから、ワード線WORD1にプリチャージされた
電荷は、トランジスタTr2・Tr3を介してディスチ
ャージされる。すなわち、ワード線WORD1は、プリ
チャージ終了と同時にディスチャージされる。
られたアドレスに一致する場合には、両ノードA・Bは
短絡されるので、ノードAはアドレスデコーダ5のトラ
ンジスタTr11・Tr12・Tr13を介してノード
Bに接続されるので、ノードAは論理Lになり、トラン
ジスタTr3がオフする。これにより、プリチャージ終
了後も、ワード線WORD1のレベルが保持され、メモ
リセルにデータの読み書きを行うことができる。
リのアドレス選択時のワード線選択をダイナミックに行
えるため、動作を高速化することができる。またデコー
ド回路を小型化できるため、チップサイズを抑えること
が可能となる。
るためのアドレスデコード回路及びワード線選択回路示
す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1ビットの上位アドレスを
共通にする第1及び第2のメモリマットを備えたメモリ
装置において、前記第1及び第2のメモリマットが、そ
れぞれワード線に接続され、かつ前記ワード線をプリチ
ャージ状態にするためのプリチャージ用トランジスタ回
路と、前記ワード線をディスチャージ状態にするための
ディスチャージ用トランジスタ回路と、前記ディスチャ
ージ用トランジスタ回路を制御する制御用トランジスタ
回路とをそれぞれ有し、 前記上位アドレスに応じて、前記第1及び第2のメモリ
マットの一方を選択しかつ他方のメモリマットを非選択
状態にするための第1の選択手段と、 前記第1及び第2のメモリマット間に設けられかつ予め
定められたアドレスを有する第2の選択手段とを有し、前記第1の選択手段により選択された側のメモリマット
では、前記ワード線がプリチャージされかつ前記ディス
チャージ用トランジスタ回路が前記制御用トランジスタ
回路によりプリチャージ信号の終了時に前記ワード線を
ディスチャージするためのオン状態にされ、非選択側の
メモリマットでは、前記ワード線がプリチャージされな
いようにされかつ前記ディスチャージ用トランジスタ回
路が前記制御用トランジスタ回路によりオフ状態にさ
れ、 前記第2の選択手段が、下位アドレスが前記予め定めら
れたアドレスと一致する時に、前記第1及び前記第2の
メモリマットの前記ディスチャージ用トランジスタ回路
および前記制御用トランジスタ回路の各ノード間を短絡
して、前記選択された側の前記ディスチャージ用トラン
ジスタ回路を前記非選択側のメモリマットの前記制御用
トランジスタ回路によりオフ状態にすることにより、前
記選択された側の前記メモリマットの前記ワード線のレ
ベルが保持されることを特徴とするアドレスデコード回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16325594A JP3335771B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | アドレスデコード回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16325594A JP3335771B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | アドレスデコード回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087572A JPH087572A (ja) | 1996-01-12 |
JP3335771B2 true JP3335771B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=15770325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16325594A Expired - Fee Related JP3335771B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | アドレスデコード回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3335771B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP16325594A patent/JP3335771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH087572A (ja) | 1996-01-12 |
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