JP3334785B2 - 方向性電磁鋼板の製造に用いる金属ストリップのレジスト剥離設備列 - Google Patents

方向性電磁鋼板の製造に用いる金属ストリップのレジスト剥離設備列

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方向性電磁鋼板の
製造に用いる金属ストリップのレジスト剥離設備列に関
し、特に低鉄損方向性電磁鋼板の製造に適した金属スト
リップのレジスト剥離設備列に関する。
【0002】
【従来の技術】低鉄損方向性電磁鋼板を得る方法とし
て、磁区細分化のために鋼板に線状溝を導入する方法が
提案されている(例えば、特公平8-6140号公報あるいは
特開平6-108300号公報参照)。これは、最終冷延後の金
属ストリップ表面にエッチングレジスト(以下単にレジ
ストという)を塗布したのち、エッチング処理を施して
該金属ストリップ表面に線状溝を形成し、しかるのち該
レジストを除去するという方法である。
【0003】しかしながら、金属ストリップ表面のレジ
ストを工業的・連続的に剥離除去し次いで該表面を清浄
化するための設備に関してはこれまでに適当なものが見
当たらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、エッ
チング後の金属ストリップ表面に固着したレジストを工
業的・連続的に剥離除去し次いで該表面を清浄化でき
、方向性電磁鋼板の製造に用いる金属ストリップのレ
ジスト剥離設備列を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属ストリッ
プ表面に固着したレジストを化学的処理により次工程で
除去可能な状態にする化学的処理設備、レジストを除去
する物理的除去設備、金属ストリップ表面を洗浄する洗
浄設備をこの順に配置してなる金属ストリップのレジス
ト剥離設備列において、前記化学的処理設備が処理液を
入れた浸漬槽であ前記物理的除去設備ブラシ設備
であ前記洗浄設備が洗浄槽と水噴射ノズルからな
り、さらに化学的処理設備と物理的除去設備とが分離し
て配置されたことを特徴とする、方向性電磁鋼板の製造
に用いる金属ストリップのレジスト剥離設備列である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明によれば、金属ストリップ
はまず化学処理設備に導かれて、その表面に固着したレ
ジストを化学的処理により次工程で除去可能な状態すな
わち剥離しやすい状態にされ、次いで除去設備に導かれ
て、既に除去可能状態にあるレジストを容易に除去さ
れ、次いで洗浄設備に導かれて、後工程で有害となる表
面の残留物(化学的処理液等)を洗浄除去されるので、
金属ストリップのレジストを工業的・連続的に剥離除去
し次いで表面を清浄にすることが可能となる。
【0007】化学的処理設備としては、処理液を入れた
浸漬槽が処理の安定性・設備の保全性等の観点から最適
である。除去設備としては、物理的なものと化学的なも
のとが挙げられるが、化学的除去設備とした場合、現在
用いられている除去用処理液(例えば水酸化ナトリウ
ム、オルソ珪酸ソーダ等)では除去時間が長くかかりす
ぎ、また、設備長が長くなって除去されたレジスト滓の
排出機構も複雑化することから実際的でないため、物理
的除去設備とする。
【0008】さらに物理的除去設備としては、ブラシに
よるものが、除去効率(除去時間)、金属ストリップ表
面のカキ疵防止、ランニングコスト等の観点からして最
適である。また、浸漬槽内で物理的除去を行うと、除去
されたレジスト滓が浸漬槽内に堆積してしまい、槽の清
掃や液交換の頻度が高くなり操業能率が低下する。その
ため、化学的処理設備と物理的除去設備とは分離して配
置する。なお、除去設備底に堆積するレジスト滓はフィ
ルタ等を設置して取り去ることが望ましい。さらに、金
属ストリップ表面に残留した化学的処理液を効率よく除
去するために、洗浄設備としては、洗浄槽と水噴射ノズ
ルとからなるものとする。
【0009】
【実施例】図1は、本発明設備列の実施例を示す模式図
である。図1において、1は浸漬槽(化学的処理設
備)、2および7はデフレクタロール、3および8はシ
ンクロール、4はブラシ設備((物理的)除去設備)、
5はブラシロール、6は洗浄槽(洗浄設備)、9は金属
ストリップ、10は水噴射ノズルである。
【0010】図示のように、金属ストリップ9が入側の
デフレクタロール2に巻回されて浸漬槽1内の処理液
(ここでは水酸化ナトリウム水溶液)中に搬入浸漬され
てからシンクロール3を経て出側のデフレクタロール2
に巻回されて処理液外に搬出される間に、その表面に固
着したレジスト(ここでは樹脂)が膨潤して除去されや
すい状態になる。
【0011】浸漬槽1内ではレジストは膨潤するだけで
金属ストリップ9表面から剥離しないので、浸漬槽1底
にレジスト滓が堆積することはなく、よって約15mも
の長大な浸漬槽1をレジスト滓除去のために清掃する必
要がないから、本発明は生産能率面、作業工数面で大い
に有利である。次いで、金属ストリップ9は、浸漬槽1
とは分離して独立に配置されたブラシ設備4内を通過
し、この通過時にブラシ設備4内に上下二対に設けられ
た駆動回転するブラシロール5によって金属ストリップ
9表面に膨潤状態で付着しているレジストがブラッシン
グ除去される。これらブラシロール5は金属ストリップ
9に対する押圧力の制御が自在に設けられており、かか
る押圧力を調整することにより当該設備を通過中の金属
ストリップ9表面にカキ疵をつけずにそこからレジスト
を完全に除去できる。
【0012】なお、図示しないが、ブラシ設備4の底部
にはフィルタを備えた循環系統が設けられて、ブラッシ
ング除去されたレジスト滓を効率よく系外に排出できる
ようになっており、レジスト滓は設備運転中に自動排出
されるので、清掃のためのライン停止は不要である。次
いで、金属ストリップ9は洗浄槽6に搬入される。ここ
では洗浄槽6の入側と出側にデフレクタロール7、槽内
の洗浄水中にシンクロール8を設けて、これらロールに
金属ストリップ9を巻回して通過させながら、デフレク
タロール7とシンクロール8との間に設けた水噴射ノズ
ル10から金属ストリップ9表面に水を噴射するとともに
洗浄水中を潜らせることによって洗浄するように構成し
ている。これにより、該表面に残留した水酸化ナトリウ
ム水溶液が効率よく除去されて表面が清浄化されるの
で、後工程に悪影響を及ぼすことがない。
【0013】図1に示した設備列を電磁鋼板のエッチン
グ処理ラインの出側に設置して操業に供したところ、金
属ストリップ表面に固着したレジストを連続的に完全に
剥離除去することができ、また、洗浄槽出側の金属スト
リップ表面に水酸化ナトリウムの残留は認められなかっ
た。なお、本発明がこの実施例の開示内容のみに限定さ
れるものでないことはいうまでもない。すなわち、ここ
では、化学的処理液に水酸化ナトリウム水溶液を用いた
が、これ以外に例えば各種有機溶剤等も使用でき、物
的除去設備であるブラシ設備の構成を上下二対のブラシ
ロールを有する形態としたが、適宜別の形態も採用で
き、洗浄設備にしても、状況に応じてこの実施例以外の
形態を種々選択して使用可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、金属ストリップのレジ
ストを工業的・連続的に剥離除去し次いで表面を清浄に
することが可能となるので、低鉄損方向性電磁鋼板を円
滑に製造できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明設備列の実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 浸漬槽(化学的処理設備) 2,7 デフレクタロール 3,8 シンクロール 4 ブラシ設備((物理的)除去設備) 5 ブラシロール 6 洗浄槽(洗浄設備) 9 金属ストリップ 10 水噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 1/08 101 C23G 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ストリップ表面に固着したレジスト
    を化学的処理により次工程で除去可能な状態にする化学
    的処理設備、レジストを除去する物理的除去設備、金属
    ストリップ表面を洗浄する洗浄設備をこの順に配置して
    る金属ストリップのレジスト剥離設備列において、前
    記化学的処理設備が処理液を入れた浸漬槽であり、前記
    物理的除去設備がブラシ設備であり、前記洗浄設備が洗
    浄槽と水噴射ノズルからなり、さらに、前記化学的処理
    設備と前記物理的除去設備とが分離して配置されたこと
    を特徴とする、方向性電磁鋼板の製造に用いる金属スト
    リップのレジスト剥離設備列。
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