JP3334537B2 - 半導体歪み検出装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体歪み検出装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP3334537B2
JP3334537B2 JP01814397A JP1814397A JP3334537B2 JP 3334537 B2 JP3334537 B2 JP 3334537B2 JP 01814397 A JP01814397 A JP 01814397A JP 1814397 A JP1814397 A JP 1814397A JP 3334537 B2 JP3334537 B2 JP 3334537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
fixed storage
compensation
silicon substrate
resistance value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01814397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10185726A (ja
Inventor
拓郎 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP01814397A priority Critical patent/JP3334537B2/ja
Publication of JPH10185726A publication Critical patent/JPH10185726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3334537B2 publication Critical patent/JP3334537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動車、航空
機、家電製品等に用いられる圧力センサや加速度センサ
等の半導体歪み検出装置及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 半導体歪み検出装置として主なものに
は、圧力センサや加速度センサ等があるが、ここでは加
速度センサについて説明する。
【0003】まず、加速度センサの一例を図11及び図
12に示す。図11は、加速度センサの基板上に構成さ
れる素子の配置図及びそのA−B間における断面図であ
り、図12は、前記基板上に構成されるブリッジ回路で
ある。
【0004】1は単結晶シリコン基板であり、歪みゲー
ジ(歪み量に応じて抵抗値が変化する拡散抵抗)R1〜
R4、慣性質量部(以下、マスと表記)3、薄肉化した
部分(以下、ビームと表記)5、電極パッドP1〜P
5、フレーム7により構成される。
【0005】なお、歪みゲージR1〜R4は、r1=r
2=r3=r4(以下、歪みゲージR1〜R4の各抵抗
値をr1〜r4とする)であり、R1、R3は、図11
の縦方向、R2、R4は、横方向が素子の長手方向とな
るように配置され、図12に示すようなブリッジ回路を
構成している。また、マス3は、フレーム7により取り
囲まれ、ビーム5により懸架支持された片持ち梁形状の
構造となっている。
【0006】次に、動作原理について説明する。静止状
態のときは、ブリッジの両端に電圧を印加してもr1=
r2=r3=r4であるので、静止状態でのブリッジ出
力電圧であるオフセット電圧は0である。単結晶シリコ
ン基板1に対して垂直方向に加速度が加わると、マス3
が振れてビーム5に歪みが発生するため歪みゲージR1
〜R4の抵抗値が変化し、かつR1、R3及びR2、R
4とで抵抗値の変化の仕方が異なるのでオフセット電圧
出力に差異が生じ、オフセット電圧として加速度が検出
されることになる。
【0007】ただし、静止状態であっても実際には、ビ
ーム5の初期歪みや歪みゲージR1〜R4の初期抵抗値
のばらつき等により歪みゲージR1〜R4の抵抗値に差
異が生じ、オフセット電圧は0とならない。このように
静止状態のブリッジ出力が0にならなければ、正確に加
速度を検出できないため、図13に示すように補償抵抗
R1a〜R1d、R5a〜R5dによりオフセット電圧
の零点補償を行っている。
【0008】図13は、図11に示す半導体歪み検出装
置に補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜R5d(以下、
補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜R5dの各々の抵抗
値をr1a〜r1d、r5a〜r5dとする)をそれぞ
れ直列に付加すると共に、電極パッドP1a〜P1d、
P5a〜P5dを付加したものであり、図14は、その
際に構成されるブリッジ回路を示している。
【0009】なお、補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜
R5dにより構成される回路を零点補償回路9と呼ぶ。
零点補償の方法としては、歪みゲージR1〜R4の抵抗
値を測定した結果をもとに、ブリッジ回路の平衡条件r
1・r3=r2・r4が成り立ち、オフセット電圧が0
に近くなるように歪みゲージR1側もしくは歪みゲージ
R4側のどちらかに補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜
R5dを1〜4個加えてブリッジ回路を組むわけである
が、そのために実装段階でタップ補正を行っている。
【0010】タップ補正とは、電極パッドP1、P1a
〜P1d及びP5、P5a〜P5dの中からそれぞれ最
適な電極パッドを選択してワイヤボンディングを行うこ
とである。例えば、電極パッドP1と電極パッドP5c
にワイヤボンディングをすると、歪みゲージR4の抵抗
値がr4+r5a+r5b+r5cの抵抗値に置き換わ
って閉じられたブリッジ回路となる。
【0011】
【発明の解決しようとする課題】 ところが、上述のよ
うな従来の補償抵抗によるオフセット電圧の零点補償で
は、ワイヤボンディング工程でボンディングする電極
ッドを選択しなければならないので、オフセット電圧が
ウェハ面内でばらつくようなことがあれば、基板ごとに
ボンディングする電極パッドを指定することになり、非
常に生産性が悪いという問題があった。
【0012】また、オフセット電圧のデータと基板との
対応がずれること等によりボンディングする電極パッド
の選択を誤り、不良の発生する危険があった。
【0013】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、ブリッジ回路のオフ
セット電圧の零点補償を効率的かつ確実に行うことがで
きるような零点補償回路を備える半導体歪み検出装置
びその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の半導
体歪み検出装置は、図2乃至図4にその一例を示すよう
に、一部に薄肉状の起歪み領域(図2においては、ビー
ム5)が形成されたシリコン基板(図2においては、単
結晶シリコン基板1)と、該シリコン基板(単結晶シリ
コン基板1)上にある起歪み領域(ビーム5)の歪み量
に応じて抵抗値が変化する歪みゲージR1〜R4により
構成されるブリッジ回路と、少なくとも1つの歪みゲー
ジR1〜R4に付加され、抵抗値を変化させることでオ
フセット電圧の零点補償を行う零点補償回路9とを有す
る半導体歪み検出装置において、前記零点補償回路9の
抵抗値を決定する固定記憶素子M1a〜M1e、M5a
〜M5eを前記零点補償回路9に設け、該固定記憶素子
M1a〜M1e、M5a〜M5eに情報を書き込むため
の電極パッドP1、P1a〜P1e、P5、P5a〜P
5eをスクライブレーン13上に配置し、前記シリコン
基板(単結晶シリコン基板1)をウェハから切りわける
際に同時に前記電極パッドP1、P1a〜P1e、P
5、P5a〜P5eを除去可能としたことを特徴とする
ものである。
【0015】また、請求項2に記載の半導体歪み検出装
置の製造方法は、図2及び図3にその一例を示すよう
に、一部に薄肉状の起歪み領域(図2においては、ビー
ム5)が形成されたシリコン基板(図2においては、単
結晶シリコン基板1)と、該シリコン基板(単結晶シリ
コン基板1)上にある起歪み領域(ビーム5)の歪み量
に応じて抵抗値が変化する歪みゲージR1〜R4により
構成されるブリッジ回路と、少なくとも1つの歪みゲー
ジR1〜R4に付加され、抵抗値を変化させることでオ
フセット電圧の零点補償を行う零点補償回路9とを有す
る半導体歪み検出装置の製造方法において、前記零点補
償回路9に該零点補償回路9の抵抗値を決定する固定記
憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eを設ける工程
と、該固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eに
情報を書き込むための電極パッドP1、P1a〜P1
e、P5、P5a〜P5eをスクライブレーン13上に
配置する工程と、前記シリコン基板(単結晶シリコン基
板1)をウェハから切りわける際に同時に前記電極パッ
ドP1、P1a〜P1e、P5、P5a〜P5eを除去
する工程とを備えてなることを特徴とするものである。
【0016】なお、固定記憶素子M1a〜M1e、M5
a〜M5e(図10においては、M1a〜M1d、M5
a〜M5d)は、例えば、図4にその一例を示すよう
に、直列に接続した複数の抵抗R1a〜R1d、R5a
〜R5dに電流が導通するか否かを制御できるように各
抵抗R1a〜R1d、R5a〜R5dに接続されたり、
図7にその一例を示すように、並列に接続した複数の抵
抗R1a〜R1d、R5a〜R5dに電流が導通するか
否かを制御できるように各抵抗R1a〜R1d、R5a
〜R5dに接続されたり、図10にその一例を示すよう
に、固定記憶素子M1a〜M1d、M5a〜M5d自体
を抵抗体として使用したりするようにして、零点補償回
路9に設けられている。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施形態につ
いて図1に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施
形態に係る半導体歪み検出装置の回路図である。
【0018】R1〜R4は、半導体歪み検出装置におい
てブリッジ回路を構成する歪みゲージであり、歪みゲー
ジR1〜R4に発生する歪み量に応じて抵抗値が変化す
る。9は、零点補償回路であり、ブリッジ回路のオフセ
ット電圧が0となるように歪みゲージR1〜R4に対し
て抵抗値の補償を行う。
【0019】本実施形態では、零点補償回路9を歪みゲ
ージR1に直列に接続し、その抵抗値を変化させるとで
ブリッジ回路のオフセット電圧の零点補償を行う。M
は、固定記憶素子であり、零点補償回路9に設けられ、
電極パッドP6、電極パッドP7から電気的に書き込ま
れた情報を記憶する。
【0020】零点補償回路9の抵抗値は、固定記憶素子
Mに書き込まれた情報により決定される。つまり、零点
補償回路9を構成する抵抗素子の中から合成抵抗の値が
所望の値となるものを選択し、選択された抵抗素子に電
流が導通するように固定記憶素子に情報を書き込む。
なお、零点補償回路9は、歪みゲージR1〜R4に並列
に接続するようにしてもよい。
【0021】次に、本実施形態の半導体歪み検出装置回
の動作を説明する。まず、歪みゲージR1〜R4の抵
抗値を測定した結果をもとに、ブリッジ回路の平衡条件
よりオフセット電圧が0に近くなるように歪みゲージR
1に直列に接続された零点補償回路9の抵抗値を決定す
る。
【0022】零点補償回路9の抵抗値は、固定記憶素子
Mに情報を書き込むことで決定される。仮に、零点補償
回路9の抵抗値が、電極パッドP6、電極パッドP7か
ら固定記憶素子に対して電気的に情報を書き込むこと
でrに固定されたとすると、歪みゲージR1の抵抗値
は、r+r1となる。
【0023】本実施形態の半導体歪み検出装置の回路を
用いれば、実装工程でのタップ補正が不要となるため、
ワイヤボンディングに要する時間を大幅に削減でき、半
導体歪み検出装置におけるブリッジ回路のオフセット電
圧の零点補償を効率的かつ確実に行うことができる。
【0024】次に、補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜
R5dを直列に接続した本発明の他の実施形態を、図2
乃至図4に基づいて説明する。図2は、本発明の他の実
施形態に係る半導体歪み検出装置の基板上に構成される
素子の配置図及びそのA−B間における断面図である。
また、図3は、本実施形態に係る半導体歪み検出装置の
基板を一部拡大した図であり、図4は、本実施形態に係
る半導体歪み検出装置の回路図である。
【0025】なお、以降、従来の技術で示した図11乃
至図13との同一箇所には同一符号を付して、共通部分
の説明は省略する。
【0026】なお、本実施形態における半導体歪み検出
装置の基板は、加速度センサのものである。M1a〜M
1e、M5a〜M5eは、固定記憶素子であり、零点補
償回路9に設けられ、電気的に書き込まれた情報を記憶
する。P1a〜P1f、P5a〜P5fは、電極パッド
であり、固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5e
に電気的に情報を書き込む際に用いられる。
【0027】ここで、R1a〜R1d、R5a〜R5d
は、図4に示すように、直列に接続された補償抵抗であ
り、どの抵抗を用いて補償を行うかを固定記憶素子M1
a〜M1e、M5a〜M5eに情報を書き込むことで決
定する。なお、本実施形態では、固定記憶素子M1a〜
M1e、M5a〜M5eとしては、例えば、Pチャネル
SAMOS構造のEPROMを用いている。
【0028】固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M
5eは、図4に示すように、直列に接続した補償抵抗R
1a〜R1d、R5a〜R5dに電流が導通するか否か
を制御できるように各抵抗R1a〜R1d、R5a〜R
5dに接続されている。
【0029】なお、本実施形態においては、電極パッド
P1、P1a〜P1e、P5、P5a〜P5eは、図3
に示すように、スクライブレーン13上に配置されてい
る。
【0030】ここで、以下に、半導体歪み検出装置の製
造方法を説明する。まず、図3及び図4に示すように、
固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eを零点補
償回路9に設ける。次に、固定記憶素子M1a〜M1
e、M5a〜M5eに情報を書 き込むための電極パッド
P1、P1a〜P1e、P5、P5a〜P5eをスクラ
イブレーン13上に配置するようにし、上述のような固
定記憶素子M1a〜M1eへの情報の書き込みが完了す
れば、図3に示した破線に沿ってウェハ(図示せず)か
ら単結晶シリコン基板1を切りわける際に、スクライブ
レーン13ともども電極パッドP1、P1a〜P1e、
P5、P5a〜P5eを同時に除去する。
【0031】次に、本実施形態の半導体歪み検出装置
動作を説明する。まず、ブリッジ回路の歪みゲージR1
〜R4の各抵抗値を測定し、その結果をもとにオフセッ
ト電圧を算出する。次に、このオフセット電圧を0に近
い値に補正するために適当な抵抗を補償抵抗R1a〜R
1d、R5a〜R5dの中から選択し、選択された補償
抵抗に導通するために必要な固定記憶素子M1a〜M1
e、M5a〜M5eに情報を書き込む。
【0032】本実施形態のように固定記憶素子M1a〜
M1e、M5a〜M5eにEPROMを用い補償抵抗
としてR1aとR1bを選択する場合には、電極パッド
P1fをアースとして電極パッドP1cに所定電圧を印
加すればよい。これにより、固定記憶素子M1cは、電
流を導通するようになるため、歪みゲージR1に補償抵
抗R1aと補償抵抗R1bとが直列接続された構成とな
る。(ただし、固定記憶素子M1c自体も抵抗値を持つ
ため、正確には、歪みゲージR1に補償抵抗R1aと補
償抵抗R1bと抵抗体M1cとが直列接続された構成と
なる。)
【0033】かかる半導体歪み検出装置及びその製造方
法においては、固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜
M5eに情報を書き込むための電極パッドP1、P1a
〜P1e、P5、P5a〜P5eをスクライブレーン1
3上に配置するようにし、ウェハ(図示せず)から単結
晶シリコン基板1を切りわける際に、スクライブレーン
13ともども電極パッドP1、P1a〜P1e、P5、
P5a〜P5eを同時に除去するため、固定記憶素子M
1a〜M1e、M5a〜M5eに情報を書き込んだ後に
不要となる電極パッドP1、P1a〜P1e、P5、P
5a〜P5eをチップ上に残す必要がないので、チップ
面積を大幅に削減することができる。
【0034】また、かかる半導体歪み検出装置において
は、固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eに電
気的に情報を書き込むことにより零点補償回路9の抵抗
値を決定することができるので、半導体歪み検出装置に
おけるブリッジ回路のオフセット電圧の零点補償を効率
的かつ確実に行うことができる。
【0035】次に、補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜
R5dを並列に接続した実施形態を、本発明の他の実施
形態として、図5乃至図7に基づいて説明する。図5
は、本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検出装置の
基板上に構成される素子の配置図及びそのA−B間にお
ける断面図である。
【0036】また、図6は、本実施形態に係る半導体歪
み検出装置の基板を一部拡大した図であり、図7は、本
実施形態に係る半導体歪み検出装置の回路図である。
お、図2乃至図4を用いて示した他の実施形態との同一
箇所には同一符号を付して、共通部分の説明は省略す
る。
【0037】本実施形態では、図2、図3及び図4に示
した実施形態において、図7に示すように、補償抵抗R
1a〜R1d、R5a〜R5dを並列に接続した構成と
なっている。
【0038】ここで、固定記憶素子M1a〜M1e、M
5a〜M5eは、図7に示すように、並列に接続した補
償抵抗R1a〜R1d、R5a〜R5dに電流が導通す
るか否かを制御できるように各抵抗R1a〜R1d、R
5a〜R5dに接続されている。
【0039】なお、図2乃至図4を用いて示した前述の
他の実施形態と同様に、零点補償回路9に設けられた固
定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eに情報を書
き込むための電極パッドP1、P1a〜P1e、P5、
P5a〜P5eは、図6に示すように、スクライブレー
ン13上に配置されている。
【0040】ここで、半導体歪み検出装置の製造方法
は、前述の他の実施形態と同様であるので詳細な説明は
省略するが、電極パッドP1、P1a〜P1e、P5、
P5a〜P5eをスクライブレーン13上に配置して、
図6に示した破線に沿ってウェハ(図示せず)から単結
晶シリコン基板1を切りわける際に、スクライブレーン
13ともども電極パッドP1、P1a〜P1e、P5、
P5a〜P5eを同時に除去する。
【0041】次に、本実施形態の半導体歪み検出装置
動作を説明する。まず、ブリッジ回路の歪みゲージR1
〜R4の各抵抗値を測定し、その結果をもとにオフセッ
ト電圧を算出する。次に、このオフセット電圧を0に近
い値に補正するために適当な抵抗を補償抵抗R1a〜R
1d、R5a〜R5dの中から選択し、選択された補償
抵抗に導通するために必要な固定記憶素子M1a〜M1
e、M5a〜M5eに情報を書き込む。
【0042】本実施形態においても、固定記憶素子M1
a〜M1e、M5a〜M5eにEPROMを用いるが、
この場合、補償抵抗としてR1aとR1bを選択する
と、電極パッドP1fをアースとして電極パッドP1b
及び電極パッドP1cに所定電圧を印加すればよい。
【0043】これにより、固定記憶素子M1bと固定記
憶素子M1cは、電流を導通するようになるため、並列
に接続された補償抵抗R1aと補償抵抗R1bとが歪み
ゲージR1に直列に接続された構成となる。(ただし、
固定記憶素子M1bと固定記憶素子M1cは、抵抗値を
持つため、正確には、補償抵抗R1aと抵抗体M1bの
直列接続と補償抵抗R1bと抵抗体M1cの直列接続と
がそれぞれ歪みゲージR1に直列に接続された構成とな
る。)
【0044】なお、本実施形態では、補償抵抗R1a〜
R1d、R5a〜R5dを並列に接続しているので、任
意の組み合わせで補償抵抗R1a〜R1d、R5a〜R
5dを選択することができる。従って、例えば、補償抵
抗R1a〜R1dの抵抗値を互いに異なる適当な値とす
ることで様々な抵抗値を設定することができる。
【0045】かかる半導体歪み検出装置及びその製造方
法においては、固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜
M5eに情報を書き込むための電極パッドP1、P1a
〜P1e、P5、P5a〜P5eをスクライブレーン1
3上に配置するようにし、単結晶シリコン基板1をウェ
ハから切りわける際に同時に電極パッドP1、P1a〜
P1e、P5、P5a〜P5eを除去することで、固定
記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eに情報を書き
込んだ後に不要となる電極パッドP1、P1a〜P1
e、P5、P5a〜P5eをチップ上に残す必要がない
ので、チップ面積を大幅に削減することができる。
【0046】また、かかる半導体歪み検出装置において
は、固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M5eに電
気的に情報を書き込むことにより零点補償回路9の抵抗
値を決定することができるので、半導体歪み検出装置に
おけるブリッジ回路のオフセット電圧の零点補償を効率
的かつ確実に行うことができる。また、補償回路を構成
する補償抵抗R1a〜R1dの中から任意の組み合わせ
で選択できるので多様な抵抗値を設定することができ
る。
【0047】次に、固定記憶素子M1a〜M1d、M5
a〜M5d自体を抵抗体として用いる実施形態を、本発
明の他の実施形態として、図8乃至図10に基づいて説
明する。図8は、本発明の他の実施形態に係る半導体歪
み検出装置の基板上に構成される素子の配置図及びその
A−B間における断面図である。
【0048】また、図9は、本実施形態に係る半導体歪
み検出装置の基板を一部拡大した図であり、図10は、
本実施形態に係る半導体歪み検出装置の回路図である。
なお、図2乃至図4及び図5乃至図7を用いて示した他
の実施形態との同一箇所には同一符号を付して、共通部
分の説明は省略する。
【0049】本実施形態では、補償回路として、図10
に示すように、固定記憶素子M1a〜M1d、M5a〜
M5dが並列に接続され固定記憶素子M1a〜M1
d、M5a〜M5d自体を抵抗体として用いる。P1a
〜P1、P5a〜P5は、電極パッドであり、零点
補償回路9に設けられた固定記憶素子M1a〜M1d、
M5a〜M5dに情報を書き込むために用いられる。
【0050】抵抗体として用いる固定記憶素子M1a〜
M1d、M5a〜M5dに情報を書き込むための電極パ
ッドP1、P1a〜P1d、P5、P5a〜P5dは、
図9に示すように、スクライブレーン13上に配置され
ている。
【0051】ここで、半導体歪み検出装置の製造方法
は、前述の他の実施形態と同様であるので詳細な説明は
省略するが、電極パッドP1、P1a〜P1d、P5、
P5a〜P5dをスクライブレーン13上に配置して、
図10に示した破線に沿ってウェハから単結晶シリコン
基板1を切りわける際に、スクライブレーン13ともど
も電極パッドP1、P1a〜P1d、P5、P5a〜P
5dを同時に除去する。
【0052】次に、本実施形態の半導体歪み検出装置
動作を説明する。ブリッジ回路の歪みゲージR1〜R4
の各抵抗値を測定し、その結果をもとにオフセット電圧
を算出する。次に、このオフセット電圧を0に近い値に
補正するために抵抗体として機能する固定記憶素子M1
a〜M1d、M5a〜M5dを選択し、選択された固定
記憶素子M1a〜M1d、M5a〜M5dが導通するよ
うに情報を書き込む。
【0053】本実施形態においても、固定記憶素子M1
a〜M1d、M5a〜M5dにEPROMを用いるが、
補償抵抗として固定記憶素子M1aと固定記憶素子M1
bを選択する場合には、電極パッドP1eをアースとし
て電極パッドP1a及び電極パッドP1bに所定電圧を
印加すればよい。
【0054】これにより、固定記憶素子M1aと固定記
憶素子M1bは、電流を導通するとともに、補償抵抗と
して機能し、並列に接続された補償抵抗(固定記憶素
子)M1aと補償抵抗(固定記憶素子)M1bとが歪み
ゲージR1に直列接続された構成となる。
【0055】かかる半導体歪み検出装置及びその製造方
法においては、固定記憶素子M1a〜M1d、M5a〜
M5dに情報を書き込むための電極パッドP1、P1a
〜P1d、P5、P5a〜P5dをスクライブレーン1
3上に配置するようにし、単結晶シリコン基板1をウェ
ハから切りわける際に同時に電極パッドP1、P1a〜
P1d、P5、P5a〜P5dを除去することで、固定
記憶素子M1a〜M1d、M5a〜M5dに情報を書き
込んだ後に不要となる電極パッドP1、P1a〜P1
d、P5、P5a〜P5dをチップ上に残す必要がない
ので、チップ面積を大幅に削減することができる。
【0056】また、かかる半導体歪み検出装置において
は、抵抗体として機能する固定記憶素子M1a〜M1
d、M5a〜M5dに電気的に情報を書き込むことによ
り零点補償回路9の抵抗値を決定することができるの
で、半導体歪み検出装置におけるブリッジ回路のオフセ
ット電圧の零点補償を効率的かつ確実に行うことができ
るとともに、固定記憶素子M1a〜M1d、M5a〜M
5d自体を抵抗体として機能させることができるので、
デバイス構造を簡略化することができる。
【0057】ここで、以上、図2乃至図4、図5乃至図
7、図8乃至図10を各々用いて示した3つの実施形態
においては、固定記憶素子M1a〜M1e、M5a〜M
5e(但し、図8乃至図10を用いて示した他の実施形
態では、M1a〜M1d、M5a〜M5d)として例え
ば、PチャンネルSAMOS構造のEPROMを用いて
いるが、電気的に電流の導通や絶縁を制御することが可
能な素子であればよく、MOS構造以外にバイポーラ構
造等のROMやヒューズ等の素子でもよい。
【0058】また、これまでの実施形態において、半導
体歪み検出装置の基板は加速度センサのものであるが、
ブリッジ回路のオフセット電圧に関して零点補償を行う
ものであり、これまでの実施形態と同様のブリッジ回路
を有するものであれば圧力センサ等の他のセンサにも応
用することが可能である。
【0059】また、これまでの実施形態において、零点
補償は、電気特性検査の際には、ブリッジ回路の歪みゲ
ージR1〜R4の抵抗値を測定するとともに、この測定
値から判断されるオフセット電圧の零点からのずれに応
じて、零点補償回路9の特定の固定記憶素子に情報を書
き込むことで行われるようにしたので、人間が介在する
従来のタップ補正の工程を行うことなく、機械的にオフ
セット電圧の零点補償を行うことが可能となり、補償抵
抗の選択を誤ることがなくなり、従来のタップ補正によ
る方法に比べて、オフセット電圧の零点補償の歩留りを
向上させるとともに、ワイヤボンディング等にかかる人
件費を削減することができる。
【0060】
【発明の効果】 上記のように本願の請求項1に係る発
明の半導体歪み検出装置にあっては、一部に薄肉状の起
歪み領域が形成されたシリコン基板と、シリコン基板上
にある起歪み領域の歪み量に応じて抵抗値が変化する歪
みゲージにより構成されるブリッジ回路と、少なくとも
1つの歪みゲージに付加され、抵抗値を変化させること
でオフセット電圧の零点補償を行う零点補償回路とを有
する半導体歪み検出装置において、零点補償回路の抵抗
値を決定する固定記憶素子を零点補償回路に設け、固定
記憶素子に情報を書き込むための電極パッドをスクライ
ブレーン上に配置し、シリコン基板をウェハから切りわ
ける際に同時に電極パッドを除去可能とするので、固定
記憶素子に情報を書き込んだ後に不要となる電極パッド
をチップ上に残す必要がないので、チップ面積を大幅に
削減することができるという効果を奏する。
【0061】また、本願の請求項2に係る発明の半導体
歪み検出装置の製造方法にあっては、一部に薄肉状の起
歪み領域が形成されたシリコン基板と、シリコン基板上
にある起歪み領域の歪み量に応じて抵抗値が変化する歪
みゲージにより構成されるブリッジ回路と、少なくとも
1つの歪みゲージに付加され、抵抗値を変化させること
でオフセット電圧の零点補償を行う零点補償回路とを有
する半導体歪み検出装置の製造方法において、零点補償
回路に零点補償回路の抵抗値を決定する固定記 憶素子を
設ける工程と、固定記憶素子に情報を書き込むための電
極パッドをスクライブレーン上に配置する工程と、シリ
コン基板をウェハから切りわける際に同時に電極パッド
を除去する工程とを備えてなるので、固定記憶素子に情
報を書き込んだ後に不要となる電極パッドをチップ上か
ら除去することが可能であるため、チップ面積を大幅に
削減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る半導体歪み検出装
置の回路図である。
【図2】 本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検出
装置の基板上に構成される素子の配置図及びそのA−B
間における断面図である。
【図3】 本発明の他の実施形態に係る基板を一部拡大
した図である。
【図4】 本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検出
装置の回路図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検出
装置の基板上に構成される素子の配置図及びそのA−B
間における断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態に係る基板を一部拡大
した図である。
【図7】 本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検出
装置の回路図である。
【図8】 本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検出
装置の基板上に構成される素子の配置図及びそのA−B
間における断面図である。
【図9】 本発明の他の実施形態に係る基板を一部拡大
した図である。
【図10】 本発明の他の実施形態に係る半導体歪み検
出装置の回路図である。
【図11】 従来の半導体歪み検出装置の基板上に構成
される素子の配置図及びそのA−B間における断面図で
ある。
【図12】 従来の半導体歪み検出装置を構成するブリ
ッジ回路である。
【図13】 従来の半導体歪み検出装置の基板上に構成
される素子の配置図及びそのA−B間における断面図で
ある。
【図14】 従来の半導体歪み検出装置を構成するブリ
ッジ回路である。
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 3 マス 5 ビーム 7 フレーム 9 零点補償回路 R1〜R4 歪みゲージ R1a〜R1d、R5a〜R5d 補償抵抗 M、M1a〜M1e、M5a〜M5e 固定記憶素子 P1〜P7、P1a〜P1f、P5a〜P5f 電極パ
ッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に薄肉状の起歪み領域が形成された
    シリコン基板と、該シリコン基板上にある起歪み領域の
    歪み量に応じて抵抗値が変化する歪みゲージにより構成
    されるブリッジ回路と、少なくとも1つの歪みゲージに
    付加され、抵抗値を変化させることでオフセット電圧の
    零点補償を行う零点補償回路とを有する半導体歪み検出
    装置において、前記零点補償回路の抵抗値を決定する固定記憶素子を前
    記零点補償回路に設け、該固定記憶素子に情報を書き込
    むための電極パッドをスクライブレーン上に配置し、 前記シリコン基板をウェハから切りわける際に同時に前
    記電極パッドを除去可能としたことを特徴とする半導体
    歪み検出装置。
  2. 【請求項2】 一部に薄肉状の起歪み領域が形成された
    シリコン基板と、該シリコン基板上にある起歪み領域の
    歪み量に応じて抵抗値が変化する歪みゲージにより構成
    されるブリッジ回路と、少なくとも1つの歪みゲージに
    付加され、抵抗値を変化させることでオフセット電圧の
    零点補償を行う零点補償回路とを有する半導体歪み検出
    装置の製造方法において、 前記零点補償回路に該零点補償回路の抵抗値を決定する
    固定記憶素子を設ける工程と、該固定記憶素子に情報を
    書き込むための電極パッドをスクライブレーン上に配置
    する工程と、前記シリコン基板をウェハから切りわける
    際に同時に前記電極パッドを除去する工程とを備えてな
    ることを特徴とする半導体歪み検出装置の製造方法。
JP01814397A 1996-10-22 1997-01-31 半導体歪み検出装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3334537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01814397A JP3334537B2 (ja) 1996-10-22 1997-01-31 半導体歪み検出装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27974596 1996-10-22
JP8-279745 1996-10-22
JP01814397A JP3334537B2 (ja) 1996-10-22 1997-01-31 半導体歪み検出装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10185726A JPH10185726A (ja) 1998-07-14
JP3334537B2 true JP3334537B2 (ja) 2002-10-15

Family

ID=26354781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01814397A Expired - Fee Related JP3334537B2 (ja) 1996-10-22 1997-01-31 半導体歪み検出装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3334537B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016125980A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 国立大学法人 東京大学 圧力センサ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4697004B2 (ja) * 2006-03-29 2011-06-08 株式会社日立製作所 力学量測定装置
JP5334703B2 (ja) * 2009-06-24 2013-11-06 アルプス電気株式会社 磁気検出装置及び磁気検出装置のテスト方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016125980A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 国立大学法人 東京大学 圧力センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10185726A (ja) 1998-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6016706A (en) Process state detector, semiconductor sensor and display device for displaying a process state used therefor
EP0239094B1 (en) Semiconductor strain gauge bridge circuit
JP4843877B2 (ja) 半導体力学量センサ
US5460044A (en) Semiconductor acceleration detecting apparatus
EP3581952B1 (en) Sensor saturation fault detection
EP0470003A1 (en) Semiconductor device
JP2001272293A (ja) 圧力センサ
JP3334537B2 (ja) 半導体歪み検出装置及びその製造方法
JP3941193B2 (ja) 圧力センサ装置
JPH08178951A (ja) 半導体加速度検出装置
JP2582160B2 (ja) センサ装置
JP4379993B2 (ja) 圧力センサ
JP2006098321A (ja) 半導体型3軸加速度センサ
EP0407587A1 (en) Pressure sensor
JP3281217B2 (ja) 半導体式加速度センサと該センサのセンサ素子の特性評価方法
JPH09162661A (ja) 増幅回路
JP2895262B2 (ja) 複合センサ
JPH05340956A (ja) 加速度センサ
JP3019549B2 (ja) 半導体加速度センサ
JP2715738B2 (ja) 半導体応力検出装置
JP3187754B2 (ja) 半導体センサおよびその製造方法
JPH08248060A (ja) 半導体加速度検出装置
JPH0564747B2 (ja)
JPH0830716B2 (ja) 半導体加速度検出装置
JPS6029627A (ja) 半導体圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070802

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees