JP3334014B2 - プレスフィットコネクタ - Google Patents

プレスフィットコネクタ

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JP3334014B2 JP10591594A JP10591594A JP3334014B2 JP 3334014 B2 JP3334014 B2 JP 3334014B2 JP 10591594 A JP10591594 A JP 10591594A JP 10591594 A JP10591594 A JP 10591594A JP 3334014 B2 JP3334014 B2 JP 3334014B2
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邦夫 中谷
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばプリント基板
などの電子配線基板に実装して、各種の電子部品を電気
的に基板に接続するような場合に使用されるコネクタに
関し、詳しくは、ハンダなどの接合手段を用いることな
く、基板に挿入するだけで接続可能としているプレスフ
ィットコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】順送金型で加工されるプレスフィットコ
ネクタは、その長手方向の一端側をコンタクト部とし、
かつ、他端側をプレスフィット部とするコネクタ体が所
定の間隔を隔てて並置され、これら並置された複数個の
コネクタ体を絶縁性樹脂からなるハウジングに固定保持
されてなるものであり、各コネクタ体のプレスフィット
部の基端部近くには基板への挿入にともない該基板の導
電部に接触して電気的に接続される膨出部(コンプライ
アント)が形成されている。このようなコンプライアン
トの存在による形状面での特殊性に鑑みて、従来では、
絶縁性樹脂からなるハウジングとコネクタ体列とを別体
に作製した上、コネクタ体列の各コネクタ体をハウジン
グに圧入することで、両者を接合し一体化するといった
製作手段が多用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
レスフィットコネクタにおいては、製作工程が多くて生
産性が悪いために、コスト的に高くつくばかりでなく、
上述した形状面での特殊性によって、コネクタ体列のハ
ウシジングに対する接合保持力が十分でなくて、多少の
がたつきを生じやすい。その結果、プレスフィット部の
接触力が高くなって、基板への挿入に際して、専用の治
具などを用いて圧入する必要があり、実装性に欠けると
いう問題があった。
【0004】従来、これらの点を改善するため、実開平
3−16665号公報に開示されているように、複数個
のコネクタ体を絶縁性樹脂でインサートモールド成形し
て、上記絶縁性樹脂体により複数個のコネクタ体を一体
に固定保持したコネクタが開示されているけれども、こ
のコネクタにはインサートモールド金型の制約から、そ
の基端部他端側に膨出部を有するプレスフィット部を形
成することができないという課題がある。
【0005】この発明は上記の実情に鑑みてなされたも
ので、インサートモールド成形の採用により生産性及び
基板への実装性の向上を図ることができるプレスフィッ
トコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、の発明に係るプレスフィットコネクタは、長手方
向の一端側をコンタクト部とし、かつ、他端側をその基
端部近くに膨出部を有するプレスフィット部とするコネ
クタ体を、対面させて配置し、これら1対のコネクタ体
を所定の間隔を隔てて複数並置するとともに、並置され
複数個のコネクタ体の長手方向の中間部分を絶縁性樹
脂でインサートモールド成形して、上記並置方向に連続
する絶縁性樹脂体により複数個のコネクタ体が一体に固
定保持され、かつ、前記コネクタ体の基端部他端側を略
クランク形状として、そのクランク部の終了付近にイン
サートモールド金型の支持部を形成してなることを特徴
とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】の発明によるプレスフィットコネクタによれ
ば、所定の間隔を隔てて並置された複数個のコネクタ体
の長手方向の中間部分がインサートモールド成形により
絶縁性樹脂体に一体に固定保持されるものであるから、
生産性に優れ、製作コストの著しい低減が図れるだけで
なく、各コネクタ体のコンタクト部とハウジングである
絶縁性樹脂体との接合保持力が強力となり、その結果、
プレスフィット部の接触力を低くすることが可能で、治
具を用いずとも基板へ実装することができる。
【0012】特に、各プレスフィット部の基端部を略ク
ランク形状とすることによって、インサートモールド成
形時において、クランク部の終了付近でインサートモー
ルド金型を支持させることが可能となり、これによっ
て、コンプライアントの存在にかかわらず、モールド樹
脂の流出を防ぎつつ、コネクタ体列の2つを互いに対面
させて同時にインサートモールド成形し、生産性の一層
の向上が図れる。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1はこの発明に係るプレスフィットコネ
クタの完成製品を示す縦断側面図、図2は正面図であ
り、同図において、1,1は所定の間隔を隔てて複数個
のコネクタ体2,2をそれぞれ並置してなり、互いに平
行姿勢で2列に対面させたプレスフィットコネクタ体列
である。
【0015】3は上記2列のプレスフィットコネクタ体
列1,1それぞれにおける複数個のコネクタ体2,2の
長手方向の中間部分を一体に固定保持する絶縁性樹脂体
(ハウジング)であり、この絶縁性樹脂体3は、上記2
列のプレスフィットコネクタ体列1,1それぞれにおけ
る複数個のコネクタ体2,2の長手方向の中間部分をイ
ンサートモールド成形することにより各コネクタ体2,
2の並置方向に連続するように形成されている。
【0016】上記2列のプレスフィットコネクタ体列1
それぞれにおける複数個のコネクタ体2は、上記絶縁性
樹脂体3の一方側に突出するコンタクト部2Aと、他方
側に突出してプリント基板(図示省略)への挿入により
プレスフィット接続されるプレスフィット部2Bとを有
しており、各プレスフィット部2Bの基端部には略クラ
ンク形状のクランク部2bが形成され、このクランク部
2bに隣接する箇所には上記プリント基板へ挿入したと
き、そのプリント基板側の導電部に接触して電気的に導
通される膨出部2cがそれぞれ形成されている。
【0017】5はコネクタ用外装ケースであって、該外
装ケース5は上記絶縁性樹脂体3の幅方向の両側から外
方に突出させて一体形成された突起部3a,3aに弾性
的に係合する係合孔5a,5aを有し、上記絶縁性樹脂
体3の外周を包囲するケース部分5Aと、上記2列のプ
レスフィットコネクタ体列1,1それぞれにおける複数
個のコネクタ体2,2のコンタクト部2A,2Aの一定
範囲にわたる内外方向への弾性変位を許容するように、
該コンタクト部2A,2Aの先端部2a,2aにその内
側から係合する折返し係合片5b,5bを有し、上記複
数個のコネクタ体2,2のコンタクト部2A,2Aの外
側を覆うケース部分5Bとを一体に樹脂成形してなる。
この構成によって、上記2列のプレスフィットコネクタ
体列1,1それぞれにおける複数個のコネクタ体2,2
のコンタクト部2A,2A間に電子部品(図示省略)の
挿入接続部5Cが形成されている。
【0018】次に、上記のようなプレスフィットコネク
タの実際の製造方法について説明する。図3は順送金型
で加工されたプレスフィットコネクタ体列1を示す正面
図、図4は同側面図であり、この加工段階では、所定の
間隔を隔てて並置されている複数個のコネクタ体2の長
手方向の一端部(プレスフィット部2B側)にはそれら
コネクタ体2を連続状に連結する本キャリア部6が形成
されているとともに、各コネクタ体2の長手方向の他端
部(コンタクト部2A側)には隣接するコネクタ体2,
2同志を相互に連結するキャリア部4が形成されてお
り、これらキャリア部6,4は製品完成後に切り取り除
去されるものである。なお、図3中、7は本キャリア部
6に形成されている金型順送用の貫通孔である。
【0019】ついで、上記のようなプレスフィットコネ
クタ体列1の2列を対面させ、これら2列のプレスフィ
ットコネクタ体列1,1それぞれにおける複数個のコネ
クタ体2,2の中間部分の左右両外側に、図5に示すよ
うに、左右の金型9L,9Rをセットするとともに、2
列のプレスフィットコネクタ体列1,1間を通して上下
の金型9U,9Dをセットする。このとき、下金型9D
は、プレスフィット部2Bのクランク部2bが終了した
直後のストレート部分に当接して支持されることにな
る。
【0020】このような金型9L,9R,9U,9Dの
セット状態で絶縁性樹脂をモールドすることにより、上
記の絶縁性樹脂体3を形成させて、図6および図7に示
すように、複数個のコネクタ体2,2が並置された2列
のプレスフィットコネクタ体列1,1を絶縁性樹脂体3
にインサートさせる。
【0021】そして、上記絶縁性樹脂体3が硬化して2
列のプレスフィットコネクタ体列1,1それぞれの複数
個のコネクタ体2,2が絶縁性樹脂体3に一体に固定保
持された段階で、上記本キャリア部6およびキャリア部
4を切り取り除去することによって、外装ケース5との
結合前のプレスフィットコネクタが製造され、これに外
装ケース5を上述したような係合手段により結合するこ
とで、図1および図2に示す完成製品としてのプレスフ
ィットコネクタを得る。
【0022】なお、上記実施例では、2列のプレスフィ
ットコネクタ体列1,1を単一の絶縁性樹脂体3で一体
に固定保持させてなるインサートモールドプレスフィッ
トコネクタについて説明したが、2列を2組とした4列
のインサートモールドプレスフィットコネクタに適用し
ても、実施例と同様な効果を奏する。
【0023】
【0024】
【発明の効果】以上のように、の発明によれば、所定
の間隔を隔てて並置された複数個のコネクタ体の長手方
向の中間部分がインサートモールド成形により絶縁性樹
脂体に一体に固定保持されてなるものであるから、従来
の圧入接合手段に比べて製作工程が少なくて、生産性に
優れ、製品コストの著しい低減を図ることができるだけ
でなく、各コネクタ体のコンタクト部と絶縁性樹脂体と
の接合保持力を強力にしてガタツキなどの発生をなくす
ることができ、その結果、プレスフィット部の接触力を
低くして、治具を用いずとも基板へ実装することができ
るといった実装性に優れた効果を奏する。
【0025】特に、各プレスフィット部の基端部を略ク
ランク形状とすることによって、インサートモールド成
形時において、クランク部の終了付近でインサートモー
ルド金型を支持させることが可能となり、これによっ
て、コンプライアントの存在にかかわらず、モールド樹
脂の流出を防ぎ、2列のコネクタ体列を互いに対面させ
て、その2列を同時にインサートモールド成形すること
ができ、これによって、生産性の一層の向上を図ること
が可能となる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるプレスフィットコネ
クタの完成製品を示す縦断側面図である。
【図2】同上実施例におけるプレスフィットコネクタの
完成製品を示す正面図である。
【図3】順送金型で加工されたプレスフィットコネクタ
体列を示す正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】同上プレスフィットコネクタ体列の2列を対面
させてインサートモールドするときの金型の配置状態を
示す概略側面図である。
【図6】インサートモールド成形直後のプレスフィット
コネクタを示す縦断側面図である。
【図7】図6の正面図である。
【符号の説明】
1 プレスフィットコネクタ体列 2 コネクタ体 2A コンタクト部 2B プレスフィット部 2b クランク部 2c 膨出部 3 絶縁性樹脂体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−62733(JP,A) 特開 平5−114427(JP,A) 特開 昭63−24572(JP,A) 実開 平3−16665(JP,U) 実開 平4−72470(JP,U) 実開 昭63−117069(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/16 H01R 12/32 H01R 13/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の一端側をコンタクト部とし、
    かつ、他端側をその基端部近くに膨出部を有するプレス
    フィット部とするコネクタ体を、対面させて配置し、こ
    れら1対のコネクタ体を所定の間隔を隔てて複数並置す
    るとともに、並置された複数個のコネクタ体の長手方向
    の中間部分を絶縁性樹脂でインサートモール円成形し
    て、上記並置方向に連続する絶縁性樹脂体により複数個
    のコネクタ体が一体に固定保持され、かつ、前記コネク
    タ体の基端部他端側を略クランク形状として、そのクラ
    ンク部の終了付近にインサートモールド金型の支持部を
    形成してなることを特徴とするプレスフィットコネク
    タ。
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