JP3332875B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP3332875B2
JP3332875B2 JP33877598A JP33877598A JP3332875B2 JP 3332875 B2 JP3332875 B2 JP 3332875B2 JP 33877598 A JP33877598 A JP 33877598A JP 33877598 A JP33877598 A JP 33877598A JP 3332875 B2 JP3332875 B2 JP 3332875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気的一括消去機能
を備えた不揮発性半導体記憶装置に係り、特に一括消去
動作後のしきい値電圧ばらつきを抑制可能な不揮発性半
導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記憶内容を書き換えることができ
る不揮発性半導体記憶装置としては、EPROMとEE
PROMが広く用いられてきた。EPROMは高集積度
とそれに伴う低コストを、EEPROMは記憶内容を電
気的に(すなわち機器に実装した状態で)1ビット毎に
書き替えることができる高機能(使い易さ)をそれぞれ
特徴としてきたが、これら両者の特徴をかねそなえた不
揮発性半導体記憶装置に対する要求は強い、フラッシュ
型EEPROMは、電気的書替機能が消去に関してチッ
プ一括(あるいはブロック一括)に限定されることを除
けば、この要求を満たすものとして位置付けられ、これ
を実現するための新しい構造の記憶素子が数多く提案さ
れている。
【0003】特開昭62−276878号で開示されて
いる記憶素子は、その代表的なものである。以下、この
記憶素子をFAST(Floating gate Asymmetric Sourc
e and drain Tunnel oxide)型と呼ぶことにする。図3
はその断面構造の概略を示した図である。この記憶素子
は、EPROMのFAMOS型記憶素子と同様1素子/
ビットの浮遊ゲート型電界効果トランジスタ構造を有し
ており、高集積性に優れている。
【0004】書き込みはEPROMと同様にドレイン1
接合近傍で発生させたホットキャリアを浮遊ゲート2に
注入することにより行なう。書き込みによりメモリセル
の制御ゲート4からみたしきい値は高くなる。一方、消
去は制御ゲート4を接地し、ソース3に高電圧を印加す
る事により浮遊ゲート2とソース3の間に高電界を発生
させ、薄い酸化膜5をとおしたトンネル現象を利用して
浮遊ゲート2に蓄積された電子をソース3に引き抜くこ
とによって行なう。消去により制御ゲート4からみたし
きい値は低くなる。読み出しはドレイン1に弱い書き込
みが起こりにくいよう1V程度の低電圧を印加し、制御
ゲート4に5V程度を印加し、流れるチャネル電流の大
小を情報の0と1に対応させる。なお、図中6はp型シ
リコン基板、7はn型拡散層、8は低濃度のn型拡散
層、9はp型拡散層である。
【0005】このように電子のトンネルによって消去動
作を行う記憶素子では、消去電圧を印加する領域(ここ
ではソース領域)と浮遊ゲート電極間の静電容量結合を
如何に小さく抑えるかが、セルの微細化と消去の低電圧
化を両立させるためのポイントとなる。FAST型記憶
素子では、浮遊ゲート電極下のゲート酸化膜を全面的に
薄膜化する(トンネル酸化膜にする)とともに、浮遊ゲ
ート電極とソース領域の重なり部分を同領域の拡散、回
り込みによって自己整合的に形成することにより、電子
のトンネル領域を極限まで微細化し、上記容量結合の低
減を図っている。
【0006】IEEE主催1989年2月国際固体回路
会議の論文集140頁〜141頁(IEEE 1nt.Solid-St
ateCircuits Conference, Digest of Technical Paper
s, p.140-141, Feb., 1989)では、上記FAST型記憶
素子と同様の記憶素子を用いた1MbフラッシュEEP
ROMチップ一括電気的消去特性が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術であるF
AST型記憶素子を用いたフラッシュEEPROMで
は、電気的一括消去動作によって実現される“1”状態
しきい値電圧(しきい値電圧低レベル)の制御性確保が
重要な課題となる。これは、消去後しきい値電圧が高す
ぎても低すぎても、後に続く読み出し動作で不良となる
ためである。
【0008】消去後しきい値電圧が高すぎる場合は、
“1”読み出しに必要な電流が不足するため、読み出し
電源電圧下限値あるいは読み出し速度の劣化が起こる。
すなわち、当然のことであるが、消去動作が不足しては
ならない。
【0009】一方、消去後しきい値電圧が低く、ディブ
リート状態になると、読み出し時にワード線が選択され
ない記憶素子にも電流がながれてしまうため、本来は電
流がながれない“0”状態の読み出しが不可能となる。
FAST型記憶素子は選択トランジスタを持たないた
め、過消去を行なうこともできないことになる。
【0010】この結果、FAST型記憶素子を用いたフ
ラッシュEEPROMにおいて、共通ソース線に消去電
圧を印加し、多数の記憶素子を同時に一括して消去する
ためには、個々の記憶素子の消去特性にばらつきが無い
こと、あるいは少なくともそのばらつきが小さく抑えら
れていることが重要な前提条件となる。
【0011】しかしながら、現実には、素子構造のばら
つき、あるいはトンネル酸化膜特性のばらつき等、様々
な要因の影響により、LSIレベルで一括消去動作を行
なうと、消去特性間に大きなばらつきが現れており、こ
れを如何に使いこなしていくかが設計上の大きな問題と
なっている。
【0012】本発明の目的は、上記FAST型記憶素子
を用いた不揮発性半導体記憶装置であって、一括消去動
作を行なう記憶素子の消去特性間に大きなばらつきがあ
っても、消去後のしきい値電圧のばらつきを充分に小さ
く抑えることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明の新たなる側面
は、電気的に消去可能にされた不揮発性記憶素子からな
るメモリセルが複数個マトリックス配置され、ワード線
方向に複数のメモリブロックに分割された不揮発性半導
体記憶装置において、メモリセルに情報を書き込む書込
モード、メモリセルのしきい電圧の状態を読み出す読み
出しモード、複数のメモリブロックの一つのメモリブロ
ック内のメモリセルのしきい電圧を所定の範囲内にする
ための電圧を印加する消去動作とメモリブロック内の上
記メモリセルのしきい電圧の状態を読み出す動作とを行
う消去モードとを備え、消去モードにおける読み出し動
作の際の情報に基づいて消去動作の継続、停止を行う消
去制御回路を具備し、消去制御回路がメモリブロック内
のメモリセルを選択するためのアドレス発生回路を含む
ことを特徴とする。
【0014】すなわち、具体的回路が図8に示されるよ
うに、本願発明ではメモリの内部で消去動作のためのア
ドレスを形成するため、外部でアドレスを形成して入力
する必要がなく、メモリ装置自体が消去動作を自立的に
制御することができる。
【0015】また、すでに述べた目的は、一括消去動作
の実質的な終点を、各記憶素子の個々の消去速度に応じ
て、各記憶素子ごとに、あるいはいくつかの記憶素子の
まとまりごとに個別に制御することにより実現される。
具体的には、図1に示すように以下に述べる手段を組み
合わせることによって、実現される。
【0016】図1に、メモリアレイM−ARRAYが2
つ以上のブロック(図1ではMB1〜MB4)に分割さ
れており、各ブロックは少なくとも1つの記憶素子から
なり、各ブロックごとに独立に電気的消去を行なう手段
(図中ではED1〜4)を有する。
【0017】第二に、電気的消去に先だって各ブロック
ごとにブロック内の全ての記憶素子のしきい電圧が低
く、消去する必要がないか、あるいは1つでもしきい電
圧の高い素子があるかを判定する手段(図中では読出し
装置SA)を備える。
【0018】第三に、ブロック内の全ての記憶素子のし
きい電圧が低く、消去する必要がない時には一括消去の
消去動作を行なわないよう消去電圧の印加を阻止する手
段を備える。即ち、ED1〜4にSAの出力を受けて消
去電圧を印加するか否かを判定する機能を有する。
【0019】最後に、対象となる全記憶素子に対して必
要充分な消去動作が行なわれた時点で一括消去は終了す
る。これは装置内部で判定しても良いし、外部の制御装
置で判定しても良い。
【0020】図1ではメモリアレイ(M−ARRAY)
に読出し装置SAが1つの場合を示したが、一般には8
ビット単位あるいは16ビット単位での読出し,書込み
が行なえるようメモリアレイと読出し装置SAは合計で
8組あるいは16組設けられるよう構成される。8組の
場合には図2に示すような構成となる。
【0021】また図1では、メモリアレイM−ARRA
Y全体を消去する事を想定していたが、このうちの一部
だけを消去する部分消去であっても良い。即ち、ブロッ
クMB1,MB2を同時に消去する際にはMB1,MB
2がそれを構成するブロックとなる。
【0022】上記手段によれば、チップとしての一括消
去動作は、対象となる全記憶素子の中で消去が最も遅い
ものが終了するまで続けられるが、個々の消去ブロック
に注目すれば、必要なレベルまで消去が進んだ記憶素子
にたいしては、それ以上実質的な消去が行なわれること
はない。その結果、一括消去の対象となる記憶素子の消
去特性間にばらつきがあっても、消去終了後のしきい値
電圧を精度良く所望の値に揃えることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下の実施例において、以下に列
挙する技術が説明される。
【0024】1.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなるメモリセルが複数個マトリックス配置さ
れてなるメモリアレイにおいて、上記メモリセルのコン
トロールゲートに負の電圧を印加し、フローティングゲ
ートに蓄積された情報電荷をソース、ドレインもしくは
ウェルに引き抜く事によってしきい電圧変化か行われる
ものであることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【0025】2.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなるメモリセルが複数個マトリックス配置さ
れてなるメモリアレイにおいて、上記メモリアレイはワ
ード線方向に分割され、上記メモリセルを複数個有して
なるメモリブロックを複数有し、上記複数のメモリブロ
ックの各メモリブロックごとに共通化された共通ソース
線を持つことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【0026】3.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなるメモリセルが複数個マトリックス配置さ
れてなるメモリアレイと、上記メモリセルのゲートに接
続されたワード線に負の電圧を印加する負電圧発生回路
とを具備し、上記負電圧発生回路がチャージボンプ型で
あることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【0027】4.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなるメモリセルが複数個マトリックス配置さ
れてなるメモリアレイと、上記メモリセルのゲートに接
続されたワード線に負の電圧を印加する負電圧発生回路
と、上記負電圧発生回路に上記ワード線を介して接続さ
れるアドレスデコーダと、上記ワード線と上記アドレス
デコーダとの間に接続されたトランジスタとを具備する
ことを特徴とする不揮発性半導体回路装置。
【0028】5.第1の電源線と、第2の電源線と、そ
のソース電極が固定電位に接続され、そのゲート電極が
入力線に接続された第1導電型の第1MOSFETと、
そのドレイン電極が上記第1MOSFETのドレイン電
極に接続され、そのソース電極が上記第1の電源線に接
続され、そのゲート電極が制御線に接続された第2導電
型の第2MOSFETと、そのゲート電極が上記制御線
に接続され、そのドレイン電極が上記第2MOSFET
のドレイン電極に接続され、そのソース電極が固定電位
に接続された第1導電型の第3MOSFETと、そのソ
ース電極が上記入力線に接続され、そのゲート電極が上
記第3MOSFETのドレイン電極に接続され、そのド
レイン電極が出力線に接続された第1導電型の第4MO
SFETと、そのドレイン電極が上記第4MOSFET
のドレイン電極に接続され、そのソース電極が第2の電
源線に接続され、そのゲート電極が固定電位に接続され
た第2導電型の第5MOSFETとを具備することを特
徴とするセンスアンプ。
【0029】6.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなるメモリセルが複数個マトリックス配置さ
れ、ワード線方向に複数のメモリブロックに分割された
不揮発性半導体記憶装置において、上記メモリセルに情
報を書き込む書込モード、上記メモリセルのしきい電圧
の状態を読み出す読み出しモード、上記複数のメモリブ
ロックの一つのメモリブロック内の上記メモリセルのし
きい電圧を所定の範囲内にするための電圧を印加する消
去動作と上記メモリブロック内の上記メモリセルのしき
い電圧の状態を読み出す動作とを行う消去モードとを備
え、上記消去モードにおける読み出し動作の際の情報に
基づいて上記消去動作の継続、停止を行う消去制御回路
を具備し、上記消去制御回路が上記メモリブロック内の
上記メモリセルを選択するためのアドレス発生回路を含
むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【0030】7.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなるメモリセルに情報を書き込む書込モード
と、上記メモリセルのしきい電圧を読み出す読み出しモ
ードと、上記メモリセルのしきい電圧を所定の範囲内に
するための電圧を印加する消去動作及び上記メモリセル
のしきい電圧の状態を読み出す動作とを行う消去モード
とを備え、上記消去モードにおける読み出し動作の際に
上記メモリセルのゲートに接続されたワード線に印加さ
れる電圧は、上記読み出しモードの際に上記ワード線に
印加される電圧より小さいことを特徴とする不揮発性半
導体記憶装置。
【0031】8.電気的に消去可能にされた不揮発性記
憶素子からなる複数のメモリセル具備する不揮発性半導
体記憶装置において、上記複数のメモリセルのしきい電
圧を所定の範囲内に変化させるための電圧を印加する消
去動作と上記メモリセルのしきい電圧の状態を順次読み
出す読み出し動作とを行う消去モードを備え、上記消去
モードにおける読み出し動作中、しきい電圧が上記所定
の範囲内にないメモリセルが検出された時点で、上記読
み出し動作を中止し、上記消去動作に移ることを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置。
【0032】(実施例1)以下、本発明の一実施例を図
4〜図11を用いて説明する。本実施例ではメモリセル
として図3に示したものを想定している。即ち、消去は
ゲートを接地し、ソースに高電圧を印加して行なう。
【0033】図の各回路素子は特に制限されないが、公
知のCMOS(相補型MOS)集積回路の製造技術によ
り、1個の単結晶シリコンのような半導体基板上におい
て形成される。
【0034】特に制限されないが、集積回路は単結晶p
型シリコンからなる半導体基板上に形成される。nチャ
ネルMOSFETはかかる半導体基板装置に形成された
ソース領域、ドレイン領域及びソース領域とドレイン領
域との間の半導体基板上に薄い厚さのゲート絶縁膜を介
して形成されたポリシリコンからなるようなゲート電極
から構成される。
【0035】pチャネルMOSFETは上記半導体基板
表面に形成されたn型ウェル領域に形成される。これに
よって半導体基板はその上に形成された複数のnチャネ
ルMOSFETの共通の基板ゲートを構成し、回路の接
地電位が供給される。pチャネルMOSFETの共通の
基板ゲート、即ちn型ウェル領域は電源電圧Vccに接
続される。あるいは高電圧回路であれば外部から与えら
れた高電圧Vpp、内部発生高電圧等に接続される。あ
るいは集積回路は単結晶n型シリコンからなる半導体基
板上に形成しても良い。この場合nチャネルMOSFE
Tはp型ウェル領域に形成される。
【0036】特に制限されないが、この実施例のEEP
ROMは外部端子から供給されるアドレス信号AX,A
Yを受けるアドレスバッファADBを通して形成された
相補アドレス信号がアドレスデコーダXDCR,YDC
Rに供給される。特に制限されないが、上記アドレスバ
ッファXADB,YADBは内部チップ選択信号 ̄ce
により活性化され、外部端子からのアドレス信号AX,
AYを取り込み、外部端子から供給されたアドレス信号
と同相の内部アドレス信号と逆送のアドレス信号とから
なる相補アドレス信号を形成する。
【0037】行アドレスデコーダXDCRはアドレスデ
コーダ活性化信号DEにより活性化され、アドレスバッ
ファXADBの相補アドレス信号に従ったメモリアレイ
M−ARRAYのワード線Wの選択信号を形成する。
【0038】列アドレスデコーダYDCRはアドレスデ
コーダ活性化信号DEにより活性化され、アドレスバッ
ファADBの相補アドレス信号に従ったメモリアレイM
−ARRAYのデータ線D1〜D4の選択信号を形成す
る。
【0039】上記メモリアレイM−ARRAYは代表と
して例示的に2つのメモリブロックMB1,MB2が示
されている。メモリブロックMB1は記憶素子(メモリ
セル)M1〜M8とワード線W1〜W4及びデータ線D
1〜D2とにより、メモリブロックMB2は記憶素子M
9〜M16とワード線W1〜W4及びデータ線D3〜D
4とにより構成されている。
【0040】上記メモリブロックにおいて同じ行に配置
された記憶素子のゲートはそれぞれ対応するワード線に
接続され、同じ列に配置された記憶素子のドレインはそ
れぞれ対応するデータ線に接続されている。上記記憶素
子のソースはソース線CS1〜CS2に結合される。こ
の実施例では上記ソース線CS1〜CS2には消去制御
回路ED1〜ED2が設けられる。
【0041】特に制限されないが、先に述べたように8
ビットあるいは16ビット単位での書込み・読出しを行
なうため、上記メモリアレイは合計で8組あるいは16
個設けられるよう構成される。
【0042】上記1つのメモリアレイM−ARRAYを
構成する各データ線D1〜D4は上記アドレスデコーダ
YDCRによって形成された選択信号を受ける列選択ス
イッチMOSFETQ1〜Q4を介して共通データ線C
Dに接続される。共通データ線CDには外部端子I/O
から入力される書込み信号を受ける書込み用データ入力
バッファDIBの出力端子が書込み時オンとなるMOS
FETQ5を介して接続される。同様に他のメモリアレ
イに対しても上記同様な列選択スイッチMOSFETが
設けられ、それに対応したアドレスデコーダにより選択
信号が形成される。
【0043】上記メモリアレイM−ARRAYに対応し
て設けられる共通データ線CDには、スイッチMOSF
ETQ6を介してセンスアンプSAに結合される。
【0044】図5にセンスアンプSAの回路を示すが、
上記共通データ線CDは読出し制御信号reによりオン
状態にされるMOSFETQ6を介してそのソースが接
続されるnチャネル型MOSFETQ7のソースに接続
される。このnチャネル型MOSFETQ7のドレイン
と電源電圧端子Vccとの間にはそのゲートに回路の接
地電位の印加されたpチャネル型の負荷MOSFETQ
8が設けられている。上記負荷MOSFETQ8は読出
し動作のために共通データ線CDにプリチャージ電流を
流すような動作を行なう。
【0045】上記MOSFETQ7の感度を高くするた
め、及びデータ線電位はほぼ一定の低い電圧に保ち、読
出し中の弱い書込みを防止するため、スイッチMOSF
ETQ6を介した共通データ線CDの電位はnチャネル
型の駆動MOSFETQ9とpチャネル型の負荷MOS
FETQ10からなる反転増幅回路の入力である駆動M
OSFETQ9のゲートに供給される。
【0046】この反転増幅回路の出力電圧は上記MOS
FETQ7のゲートに供給される。さらにセンスアンプ
の非動作期間での無駄な電源消費を防ぐため上記MOS
FETQ7のゲートと回路の接地電位点との間にはnチ
ャネル型MOSFETQ11が設けられる。このMOS
FETQ11と上記p型MOSFETQ10のゲートに
は共通にセンスアンプの動作タイミング信号 ̄scが供
給される。
【0047】タイミング制御回路CNTRは特に制限さ
れないが、外部端子 ̄CE, ̄OE, ̄WE, ̄EE及
びVppに供給されるチップイネーブル信号、アウトプ
ットイネーブル信号、ライトイネーブル信号、イレーズ
イネーブル信号及び書込み/消去用高電圧に応じて内部
制御信号 ̄ce, ̄sc等のタイミング信号、及びアド
レスデコーダ等に選択的に供給する読出し用低電圧Vc
c/書込み用高電圧Vpp等を発生する。例えば図6の
ような各モードと外部信号の関係を仮定すると、これを
実現するためのタイミング制御回路CNTRとしては図
7に示すものが例として考えられる。
【0048】読出しモードでは上記内部信号 ̄ceはロ
ウレベル,DE,reがハイレベル, ̄scがロウレベ
ルにされる。アドレスデコーダ回路XDCR,YDCR
が活性化され、1つのワード線、1つのデータ線が選択
される。アドレスデコーダ回路XDCR,YDCR,デ
ータ入力回路DIBにはその動作電圧として低電圧Vc
cが供給される。MOSFETQ10はオン状態に、M
OSFETQ11はオフ状態にされる。
【0049】メモリセルは予め書込まれたデータに従っ
てワード線の選択レベルに対して高いしきい値か、低い
しきい値を持つものである。各アドレスデコーダXDC
R,YDCRによって選択されたメモリセルのしきい値
が高く、ワード線が選択レベルにされているにもかかわ
らずオフ状態にされている 場合、共通データ線CDは
MOSFETQ8とQ7からの電流供給によって比較的
高いハイレベルにされる。一方、選択されたメモリセル
がワード線選択レベルによってオン状態にされている場
合、共通データ線CD葉比較的低いロウレベルにされ
る。
【0050】この場合、共通データ線CDのハイレベル
はこれを受ける反転増幅回路により形成された比較的低
いロウレベルの出力電圧MOSFETQ7のゲートに供
給されることによって比較的低い電位に制限される。一
方、共通データ線CDのロウレベルはこれを受ける反転
増幅回路により形成された比較的高いハイレベルの出力
電圧がMOSFETQ7のゲートに供給されることによ
って比較的高い電位に制限される。
【0051】なお、上記増幅用のMOSFETQ7はゲ
ート接地型ソース入力の増幅動作を行ない、その出力信
号をCMOSインバータ回路INVIに伝える。そして
この出力信号はインバータINV2で波形整形される。
信号SOはメモリのしきい値が高い場合ハイレベルとな
り、低い場合ロウレベルとなる。対応したデータ出力バ
ッファDOBによって、特に制限されないが、増幅され
て上記外部端子I/Oから送出される。このデータ出力
バッファDOBはデータ出力バッファ制御信号DO, ̄
DOにより制御される。DOが読出しモード,書込み後
のベリファイモードではハイレベルとなり、データ出力
バッファDOBを活性化し、I/O端子にデータを送出
する。他のメモリブロックに対応した共通データ線と外
部端子との間においても上記同様なセンスアンプならび
にデータ出力バッファからなる読出し回路がそれぞれ設
けられる。
【0052】書込みモードでは上記内部信号 ̄ceはロ
ウレベル,DE,wr, ̄seはハイレベルとされ、r
e,DOはロウレベルにされる。アドレスデコーダ回路
XDCR,YDCRが活性化され、1つのワード線、1
つのデータ線が選択される。アドレスデコーダ回路XD
CR,YDCR,データ入力回路DIBにはその動作電
圧として高電圧Vppが供給される。MOSFETQ6
はオフとされ、データ出力バッファDOB,センスアン
プは非活性化される。書込みが行なわれるワード線はそ
の電圧が上記高電圧Vppになる。浮遊ゲートに電子を
注入すべき記憶素子が接続されたデータ線はMOSFE
TQ5,DIBを介して高電圧Vppに接続される。こ
れにより記憶素子に書込みが行なわれる。書き込まれた
状態の記憶素子はその浮遊ゲートに電子が蓄積され、し
きい電圧は高くなり、ワード線を選択してもドレイン電
流は流れない。電子の注入が行なわれない場合にはしき
い電圧は低くワード線を選択すると電流が流れる。他の
メモリブロックに対応した共通データ線と外部端子との
間においても上記同様な入力段回路及びデータ入力バッ
ファからなる書込み回路とがそれぞれ設けられる。
【0053】書込み後のベリファイモードでは高電圧が
Vpp端子に印加されている以外は読出しモードと同じ
状態になる。アドレスデコーダ回路、XDCR,YDC
R,データ入力回路DIBにはその動作電圧として高電
圧VppからVccに切り替えられて供給される。使用
者は書き込まれたか、どうかの確認を行なう。
【0054】書込み/消去インヒビットモードでは各デ
コーダは活性化されているが、書込み/消去用の高電圧
が各デコーダには供給されない。
【0055】消去モードについて図8〜図11を用いて
説明する。図8は図4中に示した消去制御回路ECNT
Rを、図9は図4中の消去電圧印加回路EDを、図10
はアドレスバッファ回路ADBデコーダ回路XDCR,
YDCRを、図11は消去モードのタイミングチャート
をそれぞれ示す。
【0056】消去モードでは、制御信号DE,wr,r
e,DOがロウレベル,scがハイレベルとなる。
【0057】 ̄EE0がハイレベルからロウレベルに変
化すると消去モードの開始となる。まず遅延回路D1に
より決められた時間だけリセットパルスRSTがハイレ
ベルとなり、消去電圧印加回路EDをセットする。次に
フリップフロップ回路FFがセットされ、消去したいブ
ロックの読出しを行なう。この間消去前読出しモード信
号EVがロウレベルとされ、発振器OSCが発振を開始
し、内部アドレスを発生する。2進カウンタBCにより
順次分周された信号A0I,A1I,A2Iがアドレス
バッファADBに供給され、これで1つのワード線、1
つの列選択スイッチが選ばれる。この時EE1がハイレ
ベルのため、アドレスバッファADBはA3を除き、外
部からの入力を受け付けない。アドレス信号A3は外部
より与えられ、内部ブロックMB1あるいはMB2の選
択に用いられる。
【0058】内部アドレスにより選択されたメモリの読
出しが行なわれるとその結果が消去電圧印加回路EDに
帰還される。図9に示したようにメモリブロックMB1
については列選択信号Y1,Y2のいずれかがハイレベ
ルの期間で発振パルスOSがロウレベルの時に、センス
アンプSAの出力SOがハイレベル、即ちメモリセルの
しきい電圧が高いと判定されるとフリップフロップがリ
セットされ、あとで述べる消去期間に共通ソース線CS
1に高電圧が印加される。センスアンプSAの出力SO
にハイレベルが検出されないと、あとで述べる消去期間
に消去パルス ̄EPがロウレベルとなっても共通ソース
線CS1には高電圧が印加されない。メモリブロック内
のすべてのメモリセルについて読出しが完了すると読出
し完了信号ERがハイレベルとなり、フリップフロップ
FFをリセットし、 ̄EVをロウレベルにする。次に消
去期間となり、遅延回路D2で決められた期間の時間が
経過後、消去パルス ̄EPがロウレベルとなり、全ワー
ド線をロウレベルにし、共通ソース線CS1に高電圧が
印加される。
【0059】図4に示した場合にはメモリブロックに1
つの消去電圧印加回路EDが1つしかないので、8組あ
るいは16組ある各I/O(メモリアレイ)ごとに最適
化が実行される。またチップ全体を消去する際にはさら
にメモリブロックMB1,MB2ごとに最適化が実行さ
れる。
【0060】上記、読出しにおいては動作電源電圧マー
ジンを確保するためにセンスアンプSA,デコーダ回路
XDCR,YDCRに通常の読出し電圧(例えば5V)
より低い電圧Vev,例えば3.5Vが供給される。こ
れは記憶装置内部で発生させる事が好ましいが、外部よ
り与えてもよい。
【0061】本発明の効果を図18に示す。縦軸は消去
後の装置内のしきい電圧ばらつきを、横軸は1つのメモ
リブロック内の記憶素子数を示す。ここでは数値内には
メモリアレイM−ARRAYが8個存在し、8ビット単
位の書き込み、読出しを行なうものを対象とした。メモ
リブロック内の記憶素子が小さいほど効果が大きいのは
言うまでもないが、周辺回路が複雑となる。しきい電圧
ばらつきの抑圧効果と周辺回路の複雑さの兼ね合いでメ
モリブロックの大きさを決めればよい。
【0062】本実施例では消去前の読出しをメモリブロ
ック内すべての記憶素子について行なう場合を示した
が、本発明はこれに限定されるものではない。8組の読
出し/書込み単位で構成されている場合にはすべての読
出し/書込み単位内でしきい電圧の高いメモリセルが検
出された時点で読出しを打ち切り、消去動作に移っても
良い。これにより消去前の読出し時間を短縮できる。
【0063】本実施例では書込み/消去を外部からの高
電圧Vppを用いて行なう場合を対象としたが本発明は
これに限定されるものではない。書込み/消去時に流れ
る電流が小さければ装置内部でVccから所望の高電圧
を発生させ、これを書込み/消去に用いても良い。ま
た、この内部昇圧電源を外部高電圧Vppと併用しても
構わない。
【0064】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
でない事は言うまでもない。通常の書込み/読出し等の
制御を行なう回路部分や消去を制御する回路部分等の構
成は上記原理を実現するものであればどのようなもので
あっても構わない。
【0065】(実施例2)本発明の第2の実施例を図1
2〜図14を用いて説明する。
【0066】図12は本実施例による不揮発性記憶装置
の内部ブロック図であり、実施例1の図4に相当するも
のである。ここでメモリセルとしては消去時にゲートに
負の電圧を印加し、ソースに正の電圧(ここでは外部電
源であるVcc)を印加し、ゲートとソース間の高電界
により浮遊ゲート中の電子をソースに引き抜く方式のメ
モリを用いている。
【0067】この消去動作を除けば本実施例は実施例1
と本質的な動作上の差はないので、実施例1との違いの
みを述べる。
【0068】トランジスタQ12〜15はデプレッショ
ン型のpMOSFETであり、消去時にフード線にかか
る負の電圧がデコーダ回路に印加されるのを防ぐ役割を
している。同時に読出し/書込み動作時にはこのトラン
ジスタでの電圧降下,速度低下を防ぐためデプレッショ
ン型としている。
【0069】消去電圧印加回路ED1,ED2は図13
に示すように最終段を除けば図9と同じであり、図9で
は共通ソース線CS1にVppを印加するようにしてい
たが、この場合にはVccを印加する。
【0070】図14は負電圧印加回路NEGの回路を示
している。いわゆるチャージポンプ回路である。消去信
号 ̄EPがロウレベルにされると遅延回路D3で決めら
れた時間経過後、信号 ̄EPDLYがロウレベルにさ
れ、デコーダ切り離し信号SETがハイレベルとなる。
これにより行デコーダ回路XDCRはワード線から電気
的に切り離される。次に発振器OSC2が発振を開始
し、相補的パルス信号PU1とPU2が発生し、これに
よりチャージポンプの原理により負電圧Vppnが発生
する。これをさらにパルスPU1を用いて同じくチャー
ジポンプの原理に従ってワード線に印加する。消去信号
 ̄EPがハイレベルにされるとパルスPU1とPU2は
停止されるが、信号 ̄EPDLYがハイレベルとなるま
での期間負電圧リセット信号PRSTとERSTが負電
位の節点を0Vないし正の電圧とし、消去を停止する。
【0071】本実施例における消去モード中の動作は実
施例1の場合と同じように実行される。実施例1ではソ
ースに高電圧を印加して消去していたのが、ソースにV
cc,ゲートに負電圧を印加する点が異なる。
【0072】(実施例3)本発明の第3の実施例を図1
5〜図17を用いて説明する。
【0073】図15は本実施例による不揮発性記憶装置
の内部ブロック図であり、実施例1の図4、実施例2の
図12に相当するものである。ここでメモリセルとして
は実施例2と同じく、消去時にゲートに負の電圧を印加
し、ソースに正の電圧(ここでは外部電源であるVc
c)を印加し、ゲートとソース間の高電界により浮遊ゲ
ート中の電子をソースに引き抜く方式のメモリを用いて
いる。
【0074】実施例2と本質的な動作上の差はないが、
メモリブロックがソースだけでなくソースとワード線に
よって決まっている点が異なる。以下、実施例1,実施
例2との違いのみを述べる。
【0075】図16は負電圧印加回路NEGの回路を示
し、図14とはメモリブロックを選択するためのデコー
ド機能が内蔵されている点が異なる。
【0076】またアドレスバッファ回路は図17に示す
ように外部入力A1,A3がブロックの選択に用いられ
る点が異なる。さらにワード方向のメモリブロックの選
択、即ちメモリブロックMB1とMB3,MB2とMB
4の選択を行なうために、アドレスバッファ回路ADB
のうちA0入力部、行デコーダXDCR消去電圧印加時
にもメモリブロックの選択が行なえるようになってい
る。即ち、a0, ̄a0共にロウレベルとなり、A1ア
ドレス入力により決まる2本のワード出力WI1とWI
2、あるいはWI3とWI4がハイレベルとなる。この
出力WI1〜WI4は負電圧印加回路NEGに供給され
る。しかし、トランジスタQ12〜Q15の働きによ
り、消去時にはデコーダ回路の出力はワード線W1〜W
4には印加されない。
【0077】本実施例における消去モード中の動作は実
施例2の場合と同じように実行される。但し、実施例2
に対して図8中の2進カウンタBCが1段不要となる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、消去動作時の消費電流
が小さく、かつ、信頼性に優れた電気的書替可能な微細
不揮発性メモリセルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための半導体記憶装置
のブロック図。
【図2】本発明の原理を説明するための半導体記憶装置
のブロック図。
【図3】メモリセルを構成する半導体素子の断面図。
【図4】本発明の実施例の半導体記憶装置の概略回路
図。
【図5】本発明の実施例の半導体記憶装置における部分
回路図。
【図6】本発明の実施例の装置の動作モードと外部信号
の関係を示す説明図。
【図7】本発明の実施例の半導体記憶装置におけるタイ
ミング制御回路回路図。
【図8】本発明の実施例の半導体記憶装置における消去
制御回路回路図。
【図9】本発明の実施例の半導体記憶装置における消去
電圧印加回路回路図。
【図10】本発明の実施例の半導体記憶装置におけるア
ドレスバッファ回路とデコーダ回路回路図。
【図11】本発明の実施例の半導体記憶装置の消去モー
ドの動作タイミング図。
【図12】本発明の実施例の半導体記憶装置の概略回路
図。
【図13】本発明の実施例の半導体記憶装置における部
分回路図。
【図14】本発明の実施例の半導体記憶装置における部
分回路図。
【図15】本発明の実施例の半導体記憶装置の概略回路
図。
【図16】本発明の実施例の半導体記憶装置における部
分回路図。
【図17】本発明の実施例の半導体記憶装置における部
分回路図。
【図18】本発明の実施例の半導体記憶装置におけるメ
モリブロック内の記憶素子数と消去後のしきい値のバラ
ツキの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
ADB…アドレスバッファ、XDCR…行アドレスデコ
ーダ、YDCR…列アドレスデコーダ、M1〜M16…
メモリアレイ、CNTR…タイミング制御回路、ECN
TR…消去制御回路、ED1,ED2…消去電圧印加回
路、DOB…データ出力バッファ、DIB…データ入力
バッファ、CS1〜CS2…共通ソース線、CD…共通
データ線、SA…センスアンプ、MB1〜MB4…メモ
リブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−103593(JP,A) 特開 平1−273296(JP,A) 特開 平1−158777(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に消去可能にされた不揮発性記憶素
    子からなるメモリセルが、半導体基板上に、複数個マト
    リックス配置され、複数のメモリブロックに分割され各
    ブロック毎の電気的一括消去機能を有する不揮発性半導
    体記憶装置において、 上記メモリセルに情報を書き込む書き込みモードと、 上記メモリセルのしきい電圧の状態を読み出す読み出し
    モードと、 選択されたメモリブロック内の各メモリセルのしきい電
    圧を所定の範囲内に変化させるための電圧を印加する消
    去動作と該メモリブロック内のメモリセルのしきい電圧
    の状態を順次読み出す読み出し動作とを行なう消去モー
    ドと、を備え、 上記消去モードにおける読み出し動作の際の情報に基づ
    いて上記消去動作の継続,停止を行う消去回路を、上記
    半導体基板と同一基板上に具備し、 上記消去回路が、上記消去モードにおける読み出し動作
    を行う上記メモリブロック内の上記メモリセルを選択す
    るためのアドレス発生回路を含み、 上記不揮発性半導体記憶装置は、上記消去モードにおけ
    る読み出し動作中、しきい電圧が上記所定の範囲内にな
    いメモリセルが検出された時点で、上記読み出し動作を
    中止し、上記消去動作を開始することを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記メモリセルは、フローティングゲート
    とコントロールゲートとの2層ゲート構造を持つMOS
    FETであることを特徴とする請求項1記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記フローティングゲートに蓄積された電
    荷をトンネル現象を利用してソース,ドレインもしくは
    ウェルに引き抜く事によって電気的消去が行われるもの
    であることを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  4. 【請求項4】上記複数のメモリセルのしきい電圧を所定
    の範囲内に変化させるための電圧を印加する消去動作に
    おいて、上記コントロールゲートに負の電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記メモリセルのコントロールゲートに接
    続されたワード線に負の電圧を印加する負電圧発生回路
    と、上記負電圧発生回路に上記ワード線を介して接続さ
    れるアドレスデコーダと、上記ワード線と上記アドレス
    デコーダとの間に接続されたトランジスタとを具備する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の不揮発性半導
    記憶装置。
  6. 【請求項6】上記メモリセルが複数個マトリックス配置
    されてメモリアレイを構成し、上記メモリアレイはワー
    ド線方向に分割され、上記メモリセルを複数個有してな
    るメモリブロックを複数有し、上記複数のメモリブロッ
    クの各メモリブロックごとに共通化された共通ソース線
    を持つことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれ
    かに記載不揮発性半導体記憶装置。
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