JP3332641B2 - 二色多重現像方法 - Google Patents

二色多重現像方法

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JP3332641B2 JP4263295A JP4263295A JP3332641B2 JP 3332641 B2 JP3332641 B2 JP 3332641B2 JP 4263295 A JP4263295 A JP 4263295A JP 4263295 A JP4263295 A JP 4263295A JP 3332641 B2 JP3332641 B2 JP 3332641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写装置、画像記録装
置、プリンター、ファクシミリ等の電子写真方を用いた
画像形成装置において、トナーによる2回の現像で二色
画像を形成する二色多重現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二色画像の形成方法を図1の画像
形成装置により説明する。
【0003】図1において、潜像形成媒体である電子写
真感光ドラム(感光体)1の表面を帯電器2により均一
に一様帯電したのち、第1露光10を行なって第1潜像
を形成し、その第1潜像を第1現像器3により第1トナ
ー18を用いて現像し、つぎに帯電器(再帯電器)5に
より感光ドラム1の表面を再び均一に一様帯電したの
ち、第2露光11を行なって第2潜像を形成し、その第
2潜像を第2現像器6によりトナー18とは色の異なる
第2トナー19を用いて現像し、感光ドラム10上に2
色のトナーによる二色画像が形成される。いわゆる二色
多重現像方法である。
【0004】このような二色多重現像方法においては、
感光ドラム1上の第1潜像上に現像で付着した第1トナ
ー18が、画像形成枚数の増加とともに第2現像器6内
に混入し、得られる二色画像上に色の濁りを生じるとい
う問題があった。
【0005】この問題は、第2現像に、2成分磁気ブラ
シ現像法を用いた場合に特に顕著である。これは、感光
ドラム1上の第1潜像に付着した第1トナー18が、2
成分現像剤の磁気ブラシの穂の接触により機械的に剥ぎ
取られるためである。
【0006】従って、第1トナー18の第2現像器6内
への混入を防止するには、第2現像に、第2トナー19
の接触により第1トナー18を剥ぎ取ることがない非接
触現像法を用いる方が有利である。さらに、第2現像器
6に現像バイアスとしてACバイアス(AC電界)、あ
るいはAC電圧にDC電圧を重畳した交互バイアス(交
互電界)を印加することにより、濃度、階調性などの画
質も向上する。
【0007】なお、後段側の現像器のトナーの混入防
止、混色防止技術としては、後段側の現像器ほど、用い
るトナーの粒径を大きくする(特開昭58−82263
号)、トナーの帯電量を大きくする(特開昭58−13
7846号)、あるいはトナーの質量、平均粒径および
比重を大きくする(特開昭61−7852、同63−2
94579、同63−294580号)などが提案され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな措置によっても第1トナーの混入が全くなくなるわ
けではない。すなわち、感光ドラム1上の負極性の第1
潜像上に第1現像により付着した負極性の第1トナー1
8が、感光ドラム1の回転にともない第2現像器6の現
像スリーブ7が配置された第2現像領域に達した際、第
1、第2トナー18、19が同極性であることから同じ
挙動を示し、第2現像器6のACバイアスにより第1ト
ナー18も、場合によって感光ドラム1と現像器6の現
像スリーブ7との間を往復運動し、感光ドラム1から剥
ぎ取られて第2現像器6内に混入する。
【0009】以下、上記を図6の電位モデルを用いて説
明する。図6は、感光ドラムをコロナ帯電により負に一
様帯電し、露光し、現像したときの感光ドラム表面の帯
電電位の推移を示す。図のVD1は未露光部電位、VL1は
第1潜像の電位、つまり第1画像の露光部電位である。
T1 は感光ドラム上のトナー層電位、VDC1 はVL1の第
1画像の露光部を反転現像する際の第1現像バイアス
(AC電圧+DC電圧)のDC電圧である。またVDC2
は第2画像の露光部(第2潜像)を反転現像する際の第
2現像バイアス(AC電圧+DC電圧)のDC電圧であ
る。
【0010】感光ドラム上の第1画像の露光部を第1現
像して得られた第1画像部は、電位VL1+T1 が再帯電
により電位VL1+T1 ′に引き上げられる。この再帯電
後の電位は、第2現像時に、第2トナーが感光ドラム上
の第1画像部のトナー像に付着してかぶりが発生するの
を防止するために、第2現像のDCバイアスDC2 より
も高めに設定されている。そのため、図中の剥ぎ取りD
C分の逆バイアスVbがかかることになり、第1トナー
が剥ぎとられることが起こりうる。従って100%の混
入防止は非常に困難であり、長期間の使用時、画像形成
枚数の増加にともない、第1トナーが第2現像器6内に
現像スリーブを経て混入、蓄積し、混色が生じてしま
う。
【0011】本発明の目的は、第2現像に磁性1成分非
接触交互電界現像法を用いる二色多重現像方法におい
て、像担持体上の第1トナー像の高画質を維持でき、第
1トナーが第2現像器内に混入した場合に、その第1ト
ナーを第2現像器に蓄積させることなく分離回収でき、
第1トナーによる第2トナー像への影響もなく、容易に
高品質な二色画像を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる方法にて達成される。要約すれば、本発明は、電子
写真潜像形成媒体を一様帯電し、画像露光して、潜像形
成媒体上に第1静電潜像を形成し、その第1静電潜像を
第1現像器により第1トナートナーを用いて第1現像
し、ついで潜像形成媒体を再度一様帯電し、画像露光し
て、潜像形成媒体上に第2静電潜像を形成し、その第2
静電潜像を第2現像器により第1トナーと同極性で色の
異なる第2トナーを用いて第2現像し、潜像形成媒体上
に二色画像を形成する二色多重現像方法において、第2
現像器による第2現像法は、第2トナーとして磁性トナ
ーを用い、現像器のトナー担持体を潜像形成媒体と間隙
を開けて配置し、そのトナー担持体上に担持した第2ト
ナーを弾性規制部材により圧接してトナー薄層に形成
し、前記間隙に交互電界を形成して現像を実行する磁性
1成分非接触交互電界現像法であり、そしてバインダー
種および/または外添剤種による第1トナーの摩擦帯電
系列上の位置、バインダー種および/または外添剤種に
よる第2トナーの摩擦帯電系列上の位置、および弾性規
制部材の摩擦帯電系列上の位置が、第2トナー、規制部
材、第1トナーの順に後ろほど逆極性寄りにあり、第1
トナーの第2現像器内への混入後の平均帯電量が、第2
トナーの平均帯電量よりも小さいことを特徴とする二色
多重現像方法である。
【0013】本発明の他の態様では、上記の第1トナ
ー、第2トナーおよび規制部材の摩擦帯電系列上の位置
のところまで同じで、その第1トナーの第2現像器内へ
の混入後の平均帯電量が、第2現像器内への混入前の平
均帯電量よりも小さく、さらに他の態様では、第1トナ
ーの平均粒径が第2トナーの平均粒径よりも大きい。
【0014】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明による二色多重現像方法が実施される二
色画像形成装置を示す概略構成図、図2は、図1の画像
形成装置に設置された第2現像器の現像領域を示す断面
図である。
【0015】本二色画像形成装置は、図1に示されるよ
うに、潜像形成媒体である電子写真感光ドラム(感光
体)1の周囲に、第1帯電器2、第1露光10を施す第
1露光装置(図示せず)、第1現像器3、第2帯電器
(再帯電器)5および第2露光11を施す第2露光装置
(図示せず)等を備えて構成される。
【0016】二色画像形成装置は、感光ドラム1の表面
を帯電器2により均一に一様帯電したのち、第1露光1
0を行なって第1潜像を形成し、その第1潜像を第1現
像器3により第1トナー18を用いて現像して第1トナ
ー像を形成し、つぎに帯電器(再帯電器)5により感光
ドラム1の表面を再び均一に一様帯電したのち、第2露
光11を行なって第2潜像を形成し、その第2潜像を第
2現像器6によりトナー18とは色の異なる第2トナー
19を用いて現像して第2トナー像を形成する。これに
より、感光ドラム1上に二色多重現像法による二色画像
が得られる。
【0017】感光ドラム1上の二色画像は、その後、図
示しない転写帯電器により転写紙上に一括転写したの
ち、転写紙を定着器に送って2色のトナー像の定着を行
ない、2色のカラープリントとされる。かくして二色多
重現像法による二色画像の全工程が終了し、2色のカラ
ープリントは画像形成装置の機外に排出される。
【0018】上記の二色多重現像法において、第2潜像
を現像する第2トナー19が第1トナー像に接触して、
第1トナー18を剥ぎ取ると、第1トナー18の第2現
像器6内への混入が生じる。この第1トナー18の第2
現像器6内への混入防止、および混入した第1トナー1
8の効率的回収のために、磁性1成分非接触ジャンピン
グ現像方法、つまり磁性1成分非接触交互電界現像方法
が最も最適である。従って、本発明では、第2現像器6
にこれを採用した。
【0019】第2現像器6は、図1および図2に示すよ
うに、第2トナー19として磁性トナーを収容した現像
容器22を備え、この現像容器22の感光ドラム1と対
面した開口部に、矢印方向に回転する現像スリーブ7を
有している。現像スリーブ7の内部には、ローラ状のマ
グネット15が非回転に配置され、本発明によれば、現
像スリーブ7の上方に、トナー規制部材として弾性ブレ
ード12が設けられている。この弾性ブレード12は、
ホルダー12aによって現像容器22に取付けられ、現
像スリーブ7の上部にその回転方向とたとえば逆方向に
当接して、現像スリーブ7に圧接されている。現像スリ
ーブ7には、感光ドラム1との間にバイアス電源23が
接続され、現像時、現像バイアスとして、AC電圧にD
C電圧を重畳した交互電圧が印加される。
【0020】第1トナー18が第2現像器6内に混入し
たときに、第1トナー18を第2現像器6内から効率的
に分離除去するためには、混入後の第1トナー18の単
位体積あたりの平均帯電量が、第2トナーの単位体積あ
たりの平均帯電量よりも小さくなるようにすることが有
利である。
【0021】そこで、本発明では、第1トナー18およ
び第2トナー19のバインダー種および/または外添剤
種を調整し、あるいは弾性ブレード12の材質を調整す
ることにより、これらの摩擦帯電系列上の位置を、第2
トナー19>弾性ブレード12>第1トナー18である
ように、つまり第2トナー、弾性ブレード、第1トナー
の順に後ろほど逆極性寄りに設定した。
【0022】これによれば、第2現像器6内に混入した
第1トナー18が、現像スリーブ7との接触摩擦により
本来の極性方向に帯電することを考慮しても、第2トナ
ー19との接触摩擦により、なおそれを打ち消すように
逆極性方向の帯電を受け、第1トナーの帯電量が十分に
低下する。従って、混入後の第1トナー18の平均帯電
量が第2トナーの平均帯電量よりも小さくなり、第1ト
ナー18を第2現像器6内から効率的に分離除去するの
に好都合になる。
【0023】また、磁性トナーの第2トナー19は、静
電気力のみで現像スリーブ7上に担持される非磁性トナ
ーの第1トナー18と違って、磁気的吸引力をあわせ持
つので、現像器6内で現像スリーブ7上に選択的に塗布
される。このため第1トナー18は現像スリーブ7と接
触摩擦する機会を失い、この面から第1トナー18の帯
電量がさらに低下する。
【0024】また、たとえば第1現像時に第1トナー1
8の飛散、漏れなどが偶発的に起き、多量の第1トナー
18が第2現像器6内に混入した場合、第1トナー18
の帯電量を下げる媒体が第2トナー19のみであるとき
は、その混入した第1トナー18の帯電量を低下させ
て、第2現像器6内から分離させるまでに長時間を要
し、その前に画像の混色を発生することにつながる。
【0025】本発明では、第2現像器6のトナー規制部
材として、現像スリーブ7上に弾性的に当接した弾性ブ
レード12を用いているので、その当接部において混入
した第1トナー18を第2トナー19および弾性ブレー
ド12と強く摩擦して、第1トナー18の帯電量低下を
さらに促進できる。従って、第1トナー18が第2現像
器6内に一時的に多量に混入しても、早期にその帯電量
を低下することができる。
【0026】本発明において、第1トナー18が第2現
像器6内に混入後に帯電量が低下することの意義は、第
1トナー18の第2現像器6の現像スリーブ7に対する
鏡映力が弱められ、第2現像器6の現像領域において、
第1トナー18が現像スリーブ7から分離しやすくなる
ことにある。
【0027】つまり、第2トナー19は弾性ブレード1
2との摩擦により適切な帯電量を保持するが、混入した
第1トナー18は、上記したように、弾性ブレード12
と第2トナー19との摩擦により帯電量が低下するの
で、第2トナー19の方が相対的に帯電量が高くなり、
その結果、第2トナー19の現像スリーブ7に対する鏡
映力は強い。そのため第2現像器6の現像領域におい
て、第2トナー19は現像バイアスの交流バイアスによ
り、フルイにかけられたような形で選択的に現像スリー
ブ7上に塗布、もしくは感光ドラム1上に付着してい
く。一方、帯電量の低下した第1トナー18は、逆に現
像スリーブ7に対する鏡映力が弱く、第2現像器6の現
像領域において、現像バイアスの交流バイアスにより、
現像スリーブ7と感光ドラム1間を浮遊し、しだいに感
光ドラム1および現像スリーブ7上に維持されなくな
り、第2現像器6外で現像スリーブ7の下方に落下して
いく。
【0028】従って本発明によれば、第1トナー18が
第2現像器6外に分離、排出され、第2現像器6内に蓄
積されることがない。また第1トナー18による第2ト
ナー像への画像上の影響がない。第2現像そのものに関
しては、弾性ブレード12による第2トナー19の現像
スリーブ7上への薄層塗布により、第2トナーが十分な
摩擦帯電量を得るので、高画質の第2トナー像を形成す
ることができる。
【0029】本発明では、さらに、第2現像器6の現像
スリーブ7の近くに、第2現像器6内に混入した第1ト
ナー18を分離回収する手段を設置している。本実施例
によれば、該分離回収手段は、現像スリーブ7と感光ド
ラム1が対向した間隙部よりも下方に位置した受け皿1
4とされている。この受け皿14は、第2現像器6の容
器22の開口部の下部に取付けられている。上記の第2
現像器6外に排出されて落下した第1トナー18は、上
記の受け皿14に受けられて回収される。
【0030】本実施例では、第1現像器3は2成分磁気
ブラシ現像法を採用している。第1現像器3は、現像容
器24内に、非磁性トナー(第1トナー)18と磁性キ
ャリア17とを混合した2成分現像剤16が収容されて
いる。この現像剤16を現像スリーブ4上にその内部の
ローラ状のマグネット21の汲上げ極により担持し、現
像スリーブ4が回転することにより感光ドラム1と対向
した現像領域へ搬送し、その搬送途上、磁性ブレード1
3とマグネット21の規制極により、現像スリーブ4上
の現像剤16の層厚を磁気的に規制して薄層に塗布し、
現像領域においてマグネット21の現像極により、その
薄層の現像剤16に磁気ブラシに形成させる。そして、
現像スリーブ4に印加した交互バイアスにより現像領域
に交互電界を発生させ、現像スリーブ4上の現像剤16
中の第1トナー18を感光ドラム1に飛翔して、感光ド
ラム1上の第1潜像を現像し、トナー像として可視化す
るものである。
【0031】本実施例は、以上のように構成され、第2
現像に磁性1成分非接触交互電界現像法を採用し、そし
て第1現像で用いる第1トナー、第2現像で用いる第2
トナーについて、バインダー種および/または外添剤種
を調整し、あるいは第2現像器の弾性ブレードの材質を
調整することにより、第1トナー、第2トナーおよび第
2現像器の弾性ブレードの摩擦帯電系列上の位置を、第
2トナー>弾性ブレード>第1トナーの順に後ろほど逆
極性寄りにして、第1トナーの平均帯電量を第2現像器
内への混入後に第2トナーの平均帯電量よりも小さくし
た。従って第1トナーが第2現像器内に混入した場合
に、第2現像器の現像スリーブに対する第1トナーの鏡
映力を第2トナーよりも弱めて、その混入した第1トナ
ーを第2現像器に蓄積させることなく分離回収できる。
従って、第1トナーによる感光ドラム上の第1トナー像
の高画質を維持する一方、第1トナーによる第2トナー
像の混色等の影響をなくせ、容易に高品質な二色画像を
得ることができた。
【0032】以上では、第1現像器3による第1現像
は、2成分磁気ブラシ現像法を採用したが、本発明で
は、第1現像に、非磁性トナーのみを用いる非磁性1成
分現像法、詳しくは非磁性1成分非接触交互電界現像法
を採用することもでき、より好ましい。
【0033】この場合、その非磁性トナーを現像スリー
ブに圧接した弾性ブレードにより規制して薄層化して、
現像に供する方法を用いると、第1現像としてはなおよ
い。これは、非磁性トナーを弾性ブレードにより現像ス
リーブ上で薄層化すると、帯電量を十分に高くすること
ができ、従って、これを第2現像器6内に混入後に帯電
量を低くされる第1トナーとすれば、帯電量が十分な状
態の第1トナーで第1現像を行なわせることができ、そ
の結果、第1現像時のトナー飛散、かぶりを防止できる
ので、その面からの第1トナー像の高画質を維持できる
からである。また帯電量が高く、感光ドラムに対する付
着力が大きいため、第2現像器の現像領域での第1トナ
ー像の剥ぎ取りが起こりづらくなるので、剥ぎ取りによ
る第1トナーの第2現像器内への混入を減少することが
できるからである。
【0034】また本実施例では、第1トナー、第2トナ
ーのバインダー種、外添剤種、弾性ブレードの材質を調
整することにより、摩擦帯電系列上の位置を第2トナー
>弾性ブレード>第1トナーに設定したが、トナーの平
均粒径が大きいほどトナー単位体積あたりの帯電量が小
さくなるので、第1トナー、第2トナーおよび弾性ブレ
ードの摩擦帯電系列上の位置の設定に加えて、第1トナ
ーの平均粒径を第2トナーの平均粒径よりも大にすれ
ば、第1トナーの混入後の帯電量をさらに低下すること
ができる。従って、混入した第1トナーの分離回収の効
果をより効率的にすることができる。
【0035】本実施例の具体例を示す。
【0036】図1の画像形成装置を用い、二色多重現像
方法により二色の画像形成を行なった。第1現像器3に
よる第1現像は、2成分磁気ブラシ現像法を採用した。
第2現像器6による第2現像は、磁性一成分非接触現像
法である。
【0037】第1現像、第2現像で使用した第1トナ
ー、第2トナー等の条件の詳細は、つぎのとおりであ
る。
【0038】第1現像 第1トナー:非磁性トナー、赤 バインダー樹脂:スチレンアクリル 外添剤 :シリカ 0.5重量部 平均粒径 :8.5μm キャリア:フッ素・アクリル樹脂コートフェライト磁性
粒子 平均粒径 :55μm トナーとキャリアの混合比:10% 現像方法:2成分磁気ブラシ現像法
【0039】第2現像 第2トナー:磁性トナー、黒 バインダー樹脂:ポリエステル 外添剤 :疎水処理シリカ 1.0重量部 平均粒径 :8.5μm 現像方法:磁性1成分非接触交互電界現像法 弾性ブレード:アクリルコートウレタンゴムブレード
【0040】上記のように、アクリルコートウレタンゴ
ムの弾性ブレードによりスチレンアクリルのトナーを現
像スリーブ上で規制した場合、トナーはほとんど帯電し
ないことは事前の実験により確認されている。これによ
り本実施例では、摩擦帯電列上の位置に、第2トナー>
弾性ブレード>第1トナーの関係が成立している。この
ため、混入した第1トナーが第2トナーおよび弾性ブレ
ードの双方と接触摩擦し、第1トナーの帯電量が低下
し、第1トナーの第2現像器内からの分離回収さが期待
される。
【0041】上記の条件を第1現像、第2現像に用い
て、二色多重現像方法により10000枚の二色画像形
成を行なった。その結果、得られた二色画像には、第1
トナーの混入による混色が認められず、第2現像器6下
部の受け皿14には、第2現像器6内に混入した第1ト
ナーが約30mg回収されていた。
【0042】また第1トナーの平均帯電量は、第1現像
器の現像スリーブ上で−20〜−40μC/gあったも
のが、回収時にはほぼ0μC/gであった。第2トナー
の平均帯電量は第1トナーの混入前後で変化がなく、約
−10〜−20μC/gであった。
【0043】比較例1 第1トナーとして、平均粒径8.5μmのポリエステル
の非磁性トナーを用い、第2トナーとして、平均粒径
9.0μmのスチレンアクリルの磁性トナーを用いた。
それ以外は実施例1と同様にして、二色の画像形成を行
なった。
【0044】その結果、100枚程度の画像形成を行な
った時点で、第2現像器の現像スリーブ上に混入した第
1トナー(赤トナー)が蓄積され、その後、第2現像の
みにより黒1色の画像形成をすると、黒画像は混入した
第1トナーにより赤味を帯びて再現された。
【0045】実施例2 本実施例では、実施例1において、第1現像器3を図示
しない非磁性一成分現像器に変えて、第1現像を非磁性
一成分現像法により行なった。第2現像を行なう第2現
像器6には、図3に示すように、分離回収手段としてエ
アー集塵機26を設置した。本実施例のその他の構成
は、実施例1と基本的に同様である。
【0046】エアー集塵機26は、ダクト30内にファ
ン29およびその後方の排気口30aに配置されたフィ
ルター28を収容し、ダクト30のフィルタ28側に開
口部27を設けてなっており、その開口部27を現像ス
リーブ7と感光ドラム1とが対向した間隙部よりも下方
の位置に望ませている。
【0047】ファン29を回転してダクト30内の空気
をその排気口30aから排出すると、現像スリーブ7と
感光ドラム1との間隙部からダクト27を通ってダクト
30内に向けて空気を流動させる吸引力が生じる。従っ
て、図3に示す如く、第トナー18が第2現像器6外に
分離、排出され、現像スリーブ7の下方に落下すると、
第1トナー18が開口部27を通ってダクト30内に回
収される。
【0048】本実施例における第1現像、第2現像の詳
細はつぎのとおりである。
【0049】第1現像 第1トナー:非磁性トナー、赤 バインダー樹脂:ポリエステル 外添剤 :湿式処理シリカ 2.5重量部 平均粒径 :8.5μm 現像方法:非磁性1成分非接触交互電界現像法 弾性ブレード:ウレタンゴム表層にナイロンをコートし
たブレード
【0050】第2現像 第2トナー:磁性トナー、黒 バインダー樹脂:ポリエステル 外添剤 :疎水処理シリカ 2.5重量部 平均粒径 :8.5μm 現像方法:磁性1成分非接触交互電界現像法 弾性ブレード:乾式処理シリカ分散ウレタンゴムブレー
【0051】シリカは、その処理の仕方により帯電性に
差異を生じ、摩擦帯電系列は、疎水処理シリカ>乾式処
理シリカ>湿式処理シリカの順に前ほど帯電性が高くな
る。本実施例では、第1トナーは外添した湿式処理シリ
カにより、第2トナーは外添した疎水処理シリカによ
り、それぞれ被覆され、また弾性ブレードは乾式処理シ
リカが分散されている。従って、摩擦帯電列上の位置関
係に、第2トナー>弾性ブレード>第1トナーが成立し
ている。このため、混入した第1トナーが第2トナーお
よび弾性ブレードの双方と接触摩擦して、第1トナーの
帯電量が低下し、第1トナーの第2現像器内からの分離
回収が期待される。
【0052】本実施例において、第1現像、第2現像に
上記条件を用い、二色多重現像方法により10000枚
の二色画像形成を行なった。
【0053】その結果、得られた二色画像には、第1ト
ナーの混入による混色が認められず、第2現像器6下部
の電極ローラ36に、第2現像器6内に混入した第1ト
ナーが回収されていた。
【0054】また第1トナーの平均帯電量は、第1現像
器の現像スリーブ上で−25〜−50μC/gあったも
のが、回収時にはほぼ0μC/gであった。第2トナー
の平均帯電量は第1トナーの混入前後で変化がなく、約
−10〜−20μC/gであった。
【0055】実施例3 本実施例では、実施例1において、第1トナー18、第
2トナー19および第2現像器6の弾性ブレード12の
摩擦帯電系列上の位置関係の設定に加え、第1トナー1
8の平均粒径を第2トナー19の平均粒径よりも大きく
することを行なった。また図4に示すように、第2現像
を行なう第2現像器6には、分離回収手段として電気集
塵機32を設置した。本実施例のその他の構成は、実施
例1と基本的に同様である。
【0056】電気集塵機32は、直流電源36が接続さ
れた電極ローラ33と、これを収容したボックス34と
を備えてなっており、ボックス34は、現像スリーブ7
と感光ドラム1とが対向した間隙部よりも下方の位置に
開口部を有し、電極ローラ33は、その開口部内に配置
されている。第2現像器6外に分離、排出されて、現像
スリーブ7の下方に落下する第1トナー18を電気的に
吸引、回収するために、電極ローラ33にはたとえば−
1000V程度の直流電圧が印加され、これにより電極
ローラ33に吸引、付着した第1トナー18は、電極ロ
ーラ33に当接したスクレーパ35により除去される。
【0057】本実施例における第1現像、第2現像の詳
細はつぎのとおりである。
【0058】第1現像 第1トナー:非磁性トナー、赤 バインダー樹脂:スチレンアクリル 外添剤 :0.5重量部 平均粒径 :8.5μm 現像方法:2成分磁気ブラシ現像法
【0059】第2現像 第2トナー:磁性トナー、黒 バインダー樹脂:ポリエステル 外添剤 :シリカ 1.0重量部 平均粒径 :6.0μm 弾性ブレード:アクリルコートウレタンゴムブレード 現像方法:磁性一成分非接触交互電界現像法
【0060】本実施例において、第1現像、第2現像に
上記条件を用い、二色多重現像方法により10000枚
の二色画像形成を行なった。その結果、得られた二色画
像には、第1トナーの混入による混色が認められず、第
2現像器6下部の電極ローラ33に、第2現像器6内に
混入した第1トナーが実施例1と同等量回収されてい
た。
【0061】また第1トナーの平均帯電量は、第1現像
器の現像スリーブ上で−20〜−40μC/gであった
ものが、回収時には+8μC/gになった。これは、本
実施例ではトナーの粒径差を付け加えたので、第1トナ
ーの帯電量を低下させる効果が、その分だけ実施例1よ
りも大きくなり、第1トナーの帯電極性が反転するまで
に至ってしまったものと思われる。このように、混入し
た第1トナーが極性反転するまでになると、電極ローラ
33による回収がより効果的になる。第2トナーの平均
帯電量は第1トナーの混入前後で変化がなく、約−10
〜−20μC/gであった。
【0062】実施例4 本実施例は、実施例3において、第2現像器6による第
2現像に用いる現像バイアスとして、図5(b)に示す
デューティバイアスを用いた。それ以外は実施例3と同
様にした。このデューティバイアスは、感光ドラム1と
第2現像器6の現像スリーブ7との間に形成される交互
電界において、図5(a)に示す矩形波バイアスと比
べ、その下側のピーク電圧値を小さくかつ印加時間を長
くしたものである。
【0063】上記のデューティバイアスによれば、交互
電界の現像スリーブ7からトナーを感光ドラム1側へ移
動させる方向のピーク値が、トナーを感光ドラム1から
現像スリーブ7側に引き戻すピーク値よりも大きくな
る。従って本実施例によれば、第1トナー18が第2現
像器6内に混入すること自体をかなり軽減することがで
きる。
【0064】本実施例において、上記構成により、10
000枚の二色画像形成を行なったところ、得られた二
色画像には、第1トナーの混入による混色が認められ
ず、第2現像器6下部の電極ローラ33に、第2現像器
6内に混入した第1トナーが回収された。この第1トナ
ーの回収量は、実施例3のときの約半分であり、デュー
ティバイアスにより第1トナーの混入量低減効果が現れ
ていることが分かる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
方法は、第2トナーとして磁性トナーを用い、第2現像
器の現像スリーブを感光ドラムと間隙を開けて配置し、
該間隙に交互電界を形成して現像を実行する磁性一成分
非接触交互電界現像法を、第2現像法に用いる二色多重
現像方法である。
【0066】本発明では、第1トナー、第2トナーのバ
インダー種および外添剤種の少なくとも1種、および弾
性ブレードの材質を調整することにより、摩擦帯電系列
上の位置を第2トナー、規制部材、第1トナーの順に後
ろほど逆極性寄りにしたので、第1トナーの第2現像器
内への混入後の平均帯電量を第2トナーの平均帯電量よ
りも小さくでき、混入した第1トナーを第2現像器内に
蓄積させずに、分離回収できる。また画像上にも影響さ
せず、長期にわたり安定して二色画像を得ることができ
る。
【0067】また第1現像に、現像剤として非磁性トナ
ーの第1トナーのみを用いる非磁性1成分非接触交互電
界現像法を採用し、その非磁性トナーを現像スリーブに
圧接した弾性ブレードにより規制して薄層化して、現像
に供した場合には、非磁性トナーの帯電量を十分に高く
して第1現像を行なわせることができるので、第1現像
時のトナー飛散、かぶりを防止して、その面からの第1
トナー像の高画質を維持でき、また第2現像器の現像領
域での第1トナー像の剥ぎ取りによる第1トナーの第2
現像器内への混入を減少することができる。勿論、この
第1トナーの混入後の分離回収には支障はなく、第2現
像器に混入後に第1トナーの帯電量が低下することによ
り、第2現像器内から有効に分離回収される。
【0068】さらに、第1トナーの平均粒径を第2トナ
ーの平均粒径よりも大きくした場合には、混入した第1
トナーの分離回収効果を一層向上することができる。ま
た第1トナー、第2トナーおよび弾性ブレードの摩擦帯
電系列上の関係を上記のように設定するには、トナーの
バインダー種、外添剤あるいは弾性ブレードの材質の調
整の他、トナーの荷電制御剤、ワックス等の添加調整に
よっても可能である。
【0069】第2現像そのものに関しては、弾性ブレー
ドによる第2トナーの現像スリーブ上への薄層塗布によ
り、第2トナーに十分な摩擦帯電量を確保することがで
きるので、容易に高画質を維持することができる。
【0070】以上、本発明を特定の実施例について説明
したが、本発明を逸脱しない範囲で、各種の代替えおよ
び変更が可能であり、これらは全て本発明に含まれるこ
とを了解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二色多重現像方法が実施される二
色画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された第2現像器の
現像領域を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例で使用したエアー集塵機を
設置した第2現像器の要部を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例で使用した電気集塵
機を設置した第2現像器の要部を示す断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例で使用した現像バイ
アスおよび従来の現像バイアスを示す図である。
【図6】二色多重現像方法により感光ドラムを負に一様
帯電し、露光し、現像したときの感光ドラム表面の帯電
電位の推移を示す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 3 第1現像器 4 現像スリーブ 6 第2現像器 7 現像スリーブ 12 弾性ブレード 14 受け皿 15 マグネット 18 第1トナー 19 第2トナー 23 バイアス電源 25 バイアス電源 26 エアー集塵機 32 電気集塵機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/08 507 G03G 15/09 101 15/09 101 15/08 507C (56)参考文献 特開 平2−132466(JP,A) 特開 平6−180533(JP,A) 特開 昭54−23544(JP,A) 特開 昭56−24359(JP,A) 特開 昭58−105173(JP,A) 特開 昭61−174566(JP,A) 特開 昭55−43561(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/08 - 15/095

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真潜像形成媒体を一様帯電し、画
    像露光して、潜像形成媒体上に第1静電潜像を形成し、
    その第1静電潜像を第1現像器により第1トナーを用い
    て第1現像し、ついで潜像形成媒体を再度一様帯電し、
    画像露光して、潜像形成媒体上に第2静電潜像を形成
    し、その第2静電潜像を第2現像器により第1トナーと
    同極性で色の異なる第2トナーを用いて第2現像し、潜
    像形成媒体上に二色画像を形成する二色多重現像方法に
    おいて、第2現像器による第2現像法は、第2トナーと
    して磁性トナーを用い、現像器のトナー担持体を潜像形
    成媒体と間隙を開けて配置し、そのトナー担持体上に担
    持した第2トナーを弾性規制部材により圧接してトナー
    薄層に形成し、前記間隙に交互電界を形成して現像を実
    行する磁性1成分非接触交互電界現像法であり、そして
    バインダー種および/または外添剤種による第1トナー
    の摩擦帯電系列上の位置、バインダー種および/または
    外添剤種による第2トナーの摩擦帯電系列上の位置、お
    よび弾性規制部材の摩擦帯電系列上の位置が、第2トナ
    ー、規制部材、第1トナーの順に後ろほど逆極性寄りに
    あり、第1トナーの第2現像器内への混入後の平均帯電
    量が、第2トナーの平均帯電量よりも小さいことを特徴
    とする二色多重現像方法。
  2. 【請求項2】 第2現像器のトナー担持体の近くに、混
    入した第1トナーを分離回収する手段を設置した請求項
    1の二色多重現像方法。
  3. 【請求項3】 分離回収手段が、第2現像器のトナー担
    持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置した受
    け皿からなる請求項2の二色多重現像方法。
  4. 【請求項4】 分離回収手段が、第2現像器のトナー担
    持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置した、
    電気的にトナーを吸引する手段からなる請求項2の二色
    多重現像方法。
  5. 【請求項5】 分離回収手段が、第2現像器のトナー担
    持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置した、
    空気の流動によりトナーを吸引する手段からなる請求項
    2の二色多重現像方法。
  6. 【請求項6】 第1現像器による第1現像法は、第1ト
    ナーが単独で用いられる非磁性トナーからなり、現像器
    のトナー担持体上に第1トナーの薄層を形成して、これ
    を潜像形成媒体と接触させて現像を実行する非磁性1成
    分接触現像法である請求項1〜5のいずれかの項に記載
    二色多重現像方法。
  7. 【請求項7】 前記第2現像法に用いる交互電界は、第
    2現像器のトナー担持体上からトナーを潜像形成媒体側
    へ移動させる向きのピーク電界の方が、潜像形成媒体上
    からトナーをトナー担持体に引き戻す向きのピーク電界
    よりも大きい請求項1〜6のいずれかの項に記載の二色
    多重現像方法。
  8. 【請求項8】 電子写真潜像形成媒体を一様帯電し、画
    像露光して、潜像形成媒体上に第1静電潜像を形成し、
    その第1静電潜像を第1現像器により第1トナーを用い
    て第1現像し、ついで潜像形成媒体を再度一様帯電し、
    画像露光して、潜像形成媒体上に第2静電潜像を形成
    し、その第2静電潜像を第2現像器により第1トナーと
    同極性で色の異なる第2トナーを用いて第2現像し、潜
    像形成媒体上に二色画像を形成する二色多重現像方法に
    おいて、第2現像器による第2現像法は、第2トナーと
    して磁性トナーを用い、現像器のトナー担持体を潜像形
    成媒体と間隙を開けて配置し、そのトナー担持体上に担
    持した第2トナーを弾性規制部材により圧接してトナー
    薄層に形成し、前記間隙に交互電界を形成して現像を実
    行する磁性1成分非接触交互電界現像法であり、そして
    バインダー種および/または外添剤種による第1トナー
    の摩擦帯電系列上の位置、バインダー種および/または
    外添剤種による第2トナーの摩擦帯電系列上の位置、お
    よび弾性規制部材の摩擦帯電系列上の位置が、第2トナ
    ー、規制部材、第1トナーの順に後ろほど逆極性寄りに
    あり、第1トナーの第2現像器内への混入後の平均帯電
    量が、第2現像器内への混入前の平均帯電量よりも小さ
    いことを特徴とする二色多重現像方法。
  9. 【請求項9】 第2現像器のトナー担持体の近くに、混
    入した第1トナーを分離回収する手段を設置した請求項
    8の二色多重現像方法。
  10. 【請求項10】 分離回収手段が、第2現像器のトナー
    担持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置した
    受け皿からなる請求項9の二色多重現像方法。
  11. 【請求項11】 分離回収手段が、第2現像器のトナー
    担持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置し
    た、電気的にトナーを吸引する手段からなる請求項9の
    二色多重現像方法。
  12. 【請求項12】 分離回収手段が、第2現像器のトナー
    担持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置し
    た、空気の流動によりトナーを吸引する手段からなる請
    求項9の二色多重現像方法。
  13. 【請求項13】 第1現像器による第1現像法は、第1
    トナーが単独で用いられる非磁性トナーからなり、現像
    器のトナー担持体上に第1トナーの薄層を形成して、こ
    れを潜像形成媒体と接触させて現像を実行する非磁性1
    成分接触現像法である請求項8〜12のいずれかの項に
    記載の二色多重現像方法。
  14. 【請求項14】 前記第2現像法に用いる交互電界は、
    第2現像器のトナー担持体上からトナーを潜像形成媒体
    側へ移動させる向きのピーク電界の方が、潜像形成媒体
    上からトナーをトナー担持体に引き戻す向きのピーク電
    界よりも大きい請求項8〜13のいずれかの項に記載の
    二色多重現像方法。
  15. 【請求項15】 電子写真潜像形成媒体を一様帯電し、
    画像露光して、潜像形成媒体上に第1静電潜像を形成
    し、その第1静電潜像を第1現像器により第1トナーを
    用いて第1現像し、ついで潜像形成媒体を再度一様帯電
    し、画像露光して、潜像形成媒体上に第2静電潜像を形
    成し、その第2静電潜像を第2現像器により第1トナー
    と同極性で色の異なる第2トナーを用いて第2現像し、
    潜像形成媒体上に二色画像を形成する二色多重現像方法
    において、第2現像器による第2現像法は、第2トナー
    として磁性トナーを用い、現像器のトナー担持体を潜像
    形成媒体と間隙を開けて配置し、そのトナー担持体上に
    担持した第2トナーを弾性規制部材により圧接してトナ
    ー薄層に形成し、前記間隙に交互電界を形成して現像を
    実行する磁性1成分非接触交互電界現像法であり、そし
    てバインダー種および/または外添剤種による第1トナ
    ーの摩擦帯電系列上の位置、バインダー種および/また
    は外添剤種による第2トナーの摩擦帯電系列上の位置、
    および弾性規制部材の摩擦帯電系列上の位置が、第2ト
    ナー、規制部材、第1トナーの順に後ろほど逆極性寄り
    にあり、さらに第1トナーの平均粒径が第2トナーの平
    均粒径よりも大きいことを特徴とする二色多重現像方
    法。
  16. 【請求項16】 第2現像器のトナー担持体の近くに、
    混入した第1トナーを分離回収する手段を設置した請求
    項15の二色多重現像方法。
  17. 【請求項17】 分離回収手段が、第2現像器のトナー
    担持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置した
    受け皿からなる請求項16の二色多重現像方法。
  18. 【請求項18】 分離回収手段が、第2現像器のトナー
    担持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置し
    た、電気的にトナーを吸引する手段からなる請求項16
    の二色多重現像方法。
  19. 【請求項19】 分離回収手段が、第2現像器のトナー
    担持体と潜像形成媒体との間隙部よりも下方に位置し
    た、空気の流動によりトナーを吸引する手段からなる請
    求項16の二色多重現像方法。
  20. 【請求項20】 第1現像器による第1現像法は、第1
    トナーが単独で用いられる非磁性トナーからなり、現像
    器のトナー担持体上に第1トナーの薄層を形成して、こ
    れを潜像形成媒体と接触させて現像を実行する非磁性1
    成分接触現像法である請求項15〜19のいずれかの項
    に記載の二色多重現像方法。
  21. 【請求項21】 前記第2現像法に用いる交互電界は、
    第2現像器のトナー担持体上からトナーを潜像形成媒体
    側へ移動させる向きのピーク電界の方が、潜像形成媒体
    上からトナーをトナー担持体に引き戻す向きのピーク電
    界よりも大きい請求項15〜20のいずれかの項に記載
    二色多重現像方法。
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