JP3331902B2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP3331902B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板とその上に
たとえばシールド用として被せられる金属ケースとを備
える電子部品に関するもので、特に、基板と金属ケース
との半田付け部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある電子部品とし
て、たとえばマイクロ波発振器のような回路モジュール
部品があり、このような電子部品は、所要のチップ状電
子部品等が搭載された基板を備え、また、この基板によ
って与えられる電気回路を外部に対してシールドするた
め、金属ケースが基板を覆うように取り付けられてい
る。
【0003】図3には、上述したような構造を有する電
子部品1の一部が断面図で示されている。電子部品1
は、金属ケース2および基板3を備えている。金属ケー
ス2は、上面壁(図示せず。)および側面壁4を有し、
かつ下面が開口5とされている。他方、基板3は、金属
ケース2内に空間6を残して開口5を閉じるように配置
される。この基板3の側面7および下面8上には、端子
電極9が一連に延びるように形成されている。また、金
属ケース2の側面壁4は、基板3の側面7に対向してお
り、端子電極9の少なくとも一部に対して半田10をも
って半田付けされている。
【0004】このような電子部品1は、しばしば、表面
実装可能な部品として用いられ、適宜の回路基板(図示
せず。)上に実装されるとき、端子電極9が回路基板上
のアースランドに接続され、それによって、金属ケース
2が端子電極9を介してアース接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の電子部品1にあっては、端子電極9における、
基板3の側面7に沿って延びる部分と下面8に沿って延
びる部分とは、互いに垂直に交わりながら、外部に対し
て露出した状態で形成されているので、端子電極9と金
属ケース2との半田付け時に半田が過多に付与される傾
向がある。
【0006】それゆえ、適量の半田をもって半田付けを
安定して行なうには、比較的熟練した技術が必要であ
り、作業効率が悪い、という問題がある。また、半田が
過多に付与された場合、図3において図示したように、
半田10が、基板3の下面8より下方へ垂れ、その結
果、はみ出し部分10aを生じることがある。このよう
なはみ出し部分10aは、電子部品1の下面、すなわち
表面実装に際して回路基板側に向けられる面の平坦度を
悪化させ、電子部品1の適正な表面実装を阻害する、と
いう問題を引き起こす。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決し得る、電子部品の構造を提供しようとすること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上面壁およ
び側面壁を有し、かつ下面が開口とされている金属ケー
スと、この金属ケース内に空間を残して上述の開口を閉
じるように配置される基板とを備え、この基板の側面お
よび下面上に、端子電極が一連に延びるように形成さ
れ、金属ケースの側面壁が、基板の側面に対向するとと
もに、端子電極の少なくとも一部に対して半田付けされ
ている、そのような電子部品に向けられるものであっ
て、上述した技術的課題を解決するため、半田付けされ
る部分であって、基板の側面と下面とが交差する部分
に、切欠きを設け、端子電極が、この切欠きを規定する
面に沿って延びる部分を含んでいることを特徴としてい
る。
【0009】上述した切欠きは、金属ケースと端子電極
とを半田付けするための半田の一部、特に半田の余剰分
を受け入れるように機能する。この発明において、上述
の切欠きは、基板の側面と下面とに対してそれぞれ内側
で平行に延びる、L字状断面を与える2つの面によって
規定される形状を有することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よる電子部品11の一部を示す、図2の線I−Iに沿う
拡大断面図であり、前述した図3に相当するものであ
る。図2は、図1に示した電子部品11の全体の外観を
示す斜視図である。まず、図2に示すように、電子部品
11は、たとえばマイクロ波発振器のような回路モジュ
ール部品であって、所要のチップ状電子部品12等が搭
載された基板13と、この基板13によって与えられる
電気回路を外部に対してシールドするために基板13を
覆うように取り付けられる金属ケース14とを備えてい
る。
【0011】より詳細には、図1および図2を参照し
て、金属ケース14は、上面壁15および側面壁16を
有し、かつ下面が開口17とされている。他方、基板1
3は、金属ケース14内に空間18を残して開口17を
閉じるように配置される。この基板13の側面19およ
び下面20上には、端子電極21が一連に延びるように
形成されている。また、金属ケース14の側面壁16
は、その下端縁部において、基板13の側面19に対向
しており、端子電極21の少なくとも一部に対して半田
22をもって半田付けされている。なお、図2では、半
田22は、想像線で示されている。
【0012】ここまで述べた構成は、図3に示した従来
の電子部品1においても採用されている。この実施形態
における特徴的構成として、上述のように半田付けされ
る部分であって、基板13の側面19と下面20とが交
差する部分には、切欠き23が設けられていて、端子電
極21の一部21aは、この切欠き23を規定する面に
沿って延びている。
【0013】上述の切欠き23は、より特定的には、基
板13の側面19と下面20とに対してそれぞれ内側で
平行に延びる、L字状断面を与える2つの面24および
25によって規定される形状を有している。このような
切欠き23は、たとえば、面24の延びる方向である高
さ方向寸法が0.2mm、面25の延びる方向である奥行
き方向寸法が0.5mm、切欠き23の正面方向から見た
ときの幅方向寸法が3.0mmとなるように選ばれる。こ
の寸法の選択にあたっては、半田22の付着量のばらつ
きが考慮される。
【0014】このような切欠き23は、金属ケース14
と端子電極21とを半田付けするための半田22の一
部、特に半田22の余剰分を受け入れるように機能す
る。したがって、半田付け工程において半田22が過多
に付与されても、この半田22の余剰分は、切欠き23
内に有利に受け入れられるので、図3に示したようなは
み出し部分10aが生じることを防止できる。そのた
め、このようなはみ出し部分によって、電子部品11の
下面、すなわち表面実装に際して回路基板(図示せ
ず。)側に向けられる面の平坦度を悪化させることを防
止でき、電子部品11の適正な表面実装に対する信頼性
を向上させることができる。また、半田22をはみ出さ
ない状態で安定して付与するのに、熟練した技術が必要
でなく、それゆえ、作業効率の向上を期待できる。
【0015】切欠き23が、上述のように、L字状断面
を与える2つの面24および25によって規定される形
状を有していると、基板13の限られた外形寸法内で余
剰の半田22の受け入れを許容する容積を比較的大きく
とることができる、という利点を奏する。しかしなが
ら、切欠きの形態は任意であり、上述のような利点を望
まないならば、切欠きは、たとえば、基板13の側面1
9と下面20とが交差する部分において面取りを施すこ
とによって形成されてもよい。
【0016】この電子部品11が、適宜の回路基板上に
実装されるとき、端子電極21が回路基板上のアースラ
ンドに接続され、それによって、金属ケース14が端子
電極21を介してアース接続される。以上、この発明を
図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範
囲内において、その他、種々の変形が可能である。
【0017】たとえば、図2に示した電子部品11は、
その外観および内部構造に関して、この発明が適用され
得る電子部品の一例にすぎず、この発明は、前述したよ
うに、上面壁および側面壁を有し、かつ下面が開口とさ
れている金属ケースと、この金属ケース内に空間を残し
て上述の開口を閉じるように配置される基板とを備え、
この基板の側面および下面上には、端子電極が一連に延
びるように形成され、金属ケースの側面壁は、基板の側
面に対向するとともに、端子電極の少なくとも一部に対
して半田付けされている、電子部品であれば、どのよう
な電子部品に対しても適用されることができる。
【0018】
【発明の効果】このように、この発明によれば、基板の
端子電極と金属ケースとが半田付けされる部分であっ
て、基板の側面と下面とが交差する部分に、切欠きを設
け、端子電極が、この切欠きを規定する面に沿って延び
る部分を含むように構成されているので、切欠きによっ
て、金属ケースと端子電極とを半田付けするための半田
の一部、特に半田の余剰分が受け入れられることができ
る。
【0019】したがって、半田付け工程において半田が
過多に付与されても、この半田の余剰分がはみ出すこと
を防止でき、そのため、このようなはみ出し部分によっ
て、電子部品の下面の平坦度を悪化させることを防止で
きる。たとえば、当該電子部品が表面実装されるもので
あれば、表面実装に際して回路基板側に向けられる面の
平坦度を悪化させることを防止できることになり、電子
部品の適正な表面実装に対する信頼性を向上させること
ができる。また、半田をはみ出さない状態で安定して付
与するのに、熟練した技術が必要でなく、それゆえ、作
業効率の向上を期待できる。
【0020】また、この発明において、上述の切欠き
が、基板の側面と下面とに対してそれぞれ内側で平行に
延びる、L字状断面を与える2つの面によって規定され
る形状を有していると、基板の限られた外形寸法内で余
剰の半田の受け入れを許容する容積を比較的大きくとる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による電子部品11の一
部を示す、図2の線I−Iに沿う拡大断面図である。
【図2】図1に示した電子部品11の全体の外観を示す
斜視図である。
【図3】この発明にとって興味ある従来の電子部品1の
一部を示す、図1に相当する断面図である。
【符号の説明】
11 電子部品 13 基板 14 金属ケース 15 上面壁 16 側面壁 17 開口 18 空間 19 側面 20 下面 21 端子電極 21a 端子電極の切欠きに沿って延びる部分 22 半田 23 切欠き 24,25 切欠きを規定する面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/02 H01L 23/00 H01L 23/04 H03B 5/02 H05K 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面壁および側面壁を有し、かつ下面が
    開口とされている金属ケースと、前記金属ケース内に空
    間を残して前記開口を閉じるように配置される基板とを
    備え、前記基板の側面および下面上には、端子電極が一
    連に延びるように形成され、前記金属ケースの側面壁
    は、前記基板の側面に対向するとともに、前記端子電極
    の少なくとも一部に対して半田付けされている、電子部
    品において、 前記半田付けされる部分であって、前記基板の側面と下
    面とが交差する部分には、切欠きが設けられ、前記端子
    電極は、前記切欠きを規定する面に沿って延びる部分を
    含むことを特徴とする、電子部品。
  2. 【請求項2】 前記切欠きは、前記基板の側面と下面と
    に対してそれぞれ内側で平行に延びる、L字状断面を与
    える2つの面によって規定される形状を有することを特
    徴とする、請求項1に記載の電子部品。
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