JP3331680B2 - サンドイッチ成形品の製造方法及び成形装置 - Google Patents

サンドイッチ成形品の製造方法及び成形装置

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JP3331680B2 JP17342493A JP17342493A JP3331680B2 JP 3331680 B2 JP3331680 B2 JP 3331680B2 JP 17342493 A JP17342493 A JP 17342493A JP 17342493 A JP17342493 A JP 17342493A JP 3331680 B2 JP3331680 B2 JP 3331680B2
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
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    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、見栄えの良いゲート切
断面を有するサンドイッチ成形品の製造方法及び成形装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示されるように、従来のサンドイ
ッチ成形品の成形装置70(特願昭4−346240号
明細書)は、固定型71と、固定型71との間でサンド
イッチ成形品の形状を有したキャビテー73を形成する
可動型72とを備えている。固定型71には、キャビテ
ー73の図4右側に位置し且つキャビテー73に連通す
るようにゲート76が形成されている。固定型71の図
4上端には、注入口74が形成され、表皮層78の材料
及びコア層77の材料が注入口74を介して注入され
る。この注入口74から固定型71を介して可動型72
に渡って樹脂通路75が形成され、ゲート76に連通し
ている。可動型72内には、樹脂通路75に対向するよ
うにピン79が固定されている。可動型72内には、可
動部材80が図示上下方向に摺動自在に配設され、ゲー
ト76のキャビテー側端部76aに対向している。この
可動部材80は油圧シリンダ81により図示上下方向に
移動可能である。
【0003】次に、図4に示す成形型70を用いた従来
技術に係るサンドイッチ成形品の製造方法について説明
する。
【0004】注入口74から樹脂通路75及びゲート7
6を介してキャビテー73内に表皮層材料を注入し、そ
の途中でその表皮層材料の中にコア層材料を注入してキ
ャビテー73内に充填する。ここで、時間の経過に伴い
成形型70内の温度が低下してキャビテー73内に充填
されている表皮層材料及びコア層材料が収縮してキャビ
テー73内にヒケが発生する恐れがある為、キャビテー
73内に微量の表皮層材料又はコア層材料を圧送する。
(即ち、キャビテー73内の表皮層材料及びコア層材料
を保圧する。)保圧時即ち表皮層材料及びコア層材料の
軟化状態時に油圧シリンダ81により可動部材80を図
4の位置から図示上方(固定型81側)に向かって移動
させてゲート76のキャビテー側端部76a及びキャビ
テー73のゲート側端部に充填されている軟化状態にあ
る表皮層材料を固定型71に向かって押し込むことによ
り、ゲート切断面におけるコア層の露出を防ごうとして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の成形装置及び方法であると、可動部材80はゲート
76のキャビテー側端部76aに対向するように配設さ
れ、且つキャビテー73内の表皮層材料及びコア層材料
の保圧時に油圧シリンダ81により可動部材80を図示
上方に移動させてゲート76のキャビテー側端部76a
に存在する表皮層材料を固定型71に向かって押し込ん
でいるので、ゲート76のキャビテー73との連通幅が
狭くなり、完全にはキャビテー73内の表皮層材料及び
コア層材料を保圧できなくなる。その結果、温度低下に
よりキャビテー73内にて発生するヒケを消滅し難くな
り、特に、ゲート76から最も遠い部分に位置するキャ
ビテー73内にて発生するヒケを消滅することが不可能
になる。
【0006】又、保圧を行うためにゲート76をキャビ
テー73に連通させなければならない為、保圧時にはゲ
ート76のキャビテー73との連通幅がゼロになるまで
可動部材80を押し込むことはできない。その結果、ゲ
ート76のキャビテー側端部76aに存在する表皮層材
料をキャビテー73のゲート側端部に位置するコア層材
料に完全に被せることができず、ゲート切断面において
コア層が露出して成形品の見栄えが悪くなる。
【0007】ここで、上記の問題点を解消するために保
圧終了後に可動部材80によりゲート76のキャビテー
側端部76aに存在する表皮層材料を固定型71に向か
って押し込むことも考えられるが、その場合、凝固状態
にある表皮層材料を無理に押し込むことになり、その反
動によりキャビテー73のゲート側端部に位置し且つ固
定型71に接触する表皮層材料の表面に欠陥が生じる恐
れがある。
【0008】故に、本発明は、ゲート切断面におけるコ
ア層の露出幅を低減し、又キャビテー内の材料を確実に
保圧し、更にキャビテーのゲート側端部に位置し且つ固
定型に接触する表皮層材料の表面欠陥を防ぐことを、そ
の技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1の発明において講じた技術的手段(第
1の技術的手段)は、注入口から樹脂通路及びゲートを
介して成形品の形状を有したキャビテー内に表皮層の材
料を注入する第1工程と、第1工程の途中で表皮層材料
の中にコア層の材料を注入する第2工程と、キャビテー
内に充填された表皮層材料及びコア層材料を保圧する第
3工程と、固定型,可動型の内の一方の型内に他方の型
に向かって摺動自在に配設された可動部材を保圧終了後
に振動させながら他方の型に向かって押圧してキャビテ
ーのゲート側端部に存在する凝固状態にある表皮層材料
を振動エネルギーにより軟化させて他方の型側に押し込
みサンドイッチ成形品を成形する第4工程とを有したこ
とである。
【0010】上記技術的課題を解決するために請求項2
の発明において講じた技術的手段(第2の技術的手段)
は、固定型と、固定型との間でサンドイッチ成形品の形
状を有したキャビテーを形成する可動型と、キャビテー
の一端に連通するように固定型,前記可動型の内の一方
の型に形成されたゲートと、表皮層の材料及びコア層の
材料を注入するために固定型の一端に形成された注入口
と、注入口及びゲートに連通するように固定型から可動
型に渡って形成された樹脂通路と、キャビテーのゲート
側端部に対向するように一方の型内に他方の型に向かっ
て摺動自在に配設された可動部材と、キャビテー内に充
填された表皮層材料及びコア層材料の保圧終了時に可動
部材を振動させながら他方の型に向かって摺動させる加
振手段とを備えたことである。
【0011】
【作用】上記第1の技術的手段によれば、キャビテー内
の表皮層材料及びコア層材料の保圧終了後に可動部材を
キャビテーのゲート側端部に向かって摺動させたので、
キャビテーのゲート側端部に存在する凝固状態にある表
皮層材料をゲートのキャビテーとの連通幅がゼロになる
まで押し込むことが可能になる。その結果、成形品のゲ
ート切断面(即ちキャビテーのゲート側端面)にてコア
層が露出することが確実に防がれ、ゲート切断面の見栄
えが良くなり、耐久性に優れた成形品が得られる。又、
保圧終了後にキャビテーのゲート側端部に存在する表皮
層材料を押し込んだので、保圧時にゲートのキャビテー
との連通幅を減少させずに済み、表皮層材料及びコア層
材料の充填時に温度降下によりキャビテー内にて発生す
るヒケが確実に消滅される。
【0012】更に、保圧終了後に可動部材を振動させな
がらキャビテーのゲート側端部に向かって摺動させたの
で、振動エネルギーが発生して熱エネルギーに変換さ
れ、その熱エネルギーによりキャビテーのゲート側端部
に存在する凝固状態にある表皮層材料が再び軟化する。
その結果、キャビテーのゲート側端部に位置し且つ可動
部材が配設されていない型に接触する表皮層材料の表面
欠陥が防がれる。
【0013】上記第2の技術的手段によれば、キャビテ
ー内に充填された表皮層材料及びコア層材料の保圧終了
時に可動部材を振動させながら可動部材が配設されてい
ない型に向かって摺動させる加振手段を備えたので、振
動エネルギーが発生して熱エネルギーに変換され、その
熱エネルギーによりキャビテーのゲート側端部に存在す
る凝固状態にある表皮層材料が再び軟化する。その結
果、キャビテーのゲート側端部に位置し且つ可動部材が
配設されていない型に接触する表皮層材料の表面欠陥が
防がれる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0015】図1は、本実施例に係る成形型の要部断面
図であり、図2は、本実施例に係るサンドイッチ成形品
の要部断面図である。
【0016】図2に示されるように、サンドイッチ成形
品30は、コア層材料からなるコア層17の全表面に表
皮層材料からなる表皮層18を被覆したものであり、本
実施例は、このサンドイッチ成形品30の製造方法に関
するものである。
【0017】図1に示されるように、本実施例において
用いるサンドイッチ成形品30の成形装置1は、固定型
11と固定型11から離脱可能に配設された可動型12
とからなる成形型10を備えている。固定型11と可動
型12との間には、サンドイッチ成形品30の形状を有
したキャビテー13が区画形成されている。可動型12
にはゲート16が形成され、キャビテー13の図1右側
に位置し且つキャビテー13に連通するようになってい
る。
【0018】固定型11の図1上端には注入口14が形
成され、表皮層18の材料及びコア層17の材料が注入
口14から注入されるようになっている。この注入口1
4から固定型11を介して可動型12に渡って樹脂通路
15が形成され、この樹脂通路15はゲート16に連通
している。可動型11内には、樹脂通路15に対向する
ようにピン19が固定されている。ピン19の上端には
切欠部19aが形成され、この切欠部19aが樹脂通路
15内に収容されるようになっている。従って、ピン1
9を可動型12と一体に図示下方に移動させることによ
り、樹脂通路15内に残った表皮層18及びコア層17
(以下、スプルーと称する。)が取り出されるようにな
っている。
【0019】可動型12内には孔12aが形成され、孔
12aはキャビテー13のゲート16側端部13aに対
向し且つキャビテー13に連通している。空間部12a
内には、可動部材20が図示上下方向に摺動自在に配設
され、可動部材20の右端面は、キャビテー13のゲー
ト側端面13b(即ちゲート切断面)に対向している。
【0020】可動部材20には、ロッド21を介して可
動部材20を図示上下方向に振動させながら摺動させる
ための加振手段22が連結されている。加振手段22
は、加振シリンダ23と、オイルパン24と、第1油圧
供給通路25と、第2油圧供給通路26と、高速比例弁
27と、第1油圧排出通路28と、第2油圧排出通路2
9と、第1,第2オイルポンプ30,31と、基本振動
波形出力器32と、比例弁アンプ33と、変位計34
と、変位計アンプ35とから構成されている。
【0021】加振シリンダ23の内部には、ピストン2
3aが摺動自在に配設され、ロッド21を介して可動部
材20に連結されている。このピストン23aは、加振
シリンダ23内を第1油圧室23bと第2油圧室23c
とに区画している。第1油圧室23bは、第1油圧供給
通路25を介してオイルパン24に連通しており、又、
第1油圧排出通路28を介してオイルパン24に連通し
ている。第1油圧供給通路25の途中には、第1オイル
ポンプ30が配設され、オイルパン24内の油を所定圧
力で第1油圧室23bに圧送するようになっている。従
って、第1油圧供給通路25を介して第1油圧室23b
に供給される油圧によりピストン23aが図示上方向に
押され、その結果、可動部材20が図示上方向に押され
る。
【0022】一方、第2油圧供給通路26は、高速比例
弁27を介して第1油圧室23b又は第2油圧室23c
に連通可能になっている。第2油圧供給通路26の途中
には、第2オイルポンプ31が配設され、オイルパン2
4内の油を第1,第2油圧室23b,23cの何れかに
圧送するようになっている。尚、第2油圧排出通路29
が高速比例弁27に接続されている。
【0023】基本振動波形出力器32は、所定の周波
数,振幅の基本振動波形(−10V〜+10V)を出力
するものである。比例弁アンプ33は基本振動波形出力
器32からの出力信号を増幅し、この増幅した信号を高
速比例弁27に伝達する。変位計34は、加振シリンダ
23内のピストン23aの変位量を検出しそれを電圧に
変換するものである。変位計アンプ35は、変位計34
からの出力信号を増幅するもので、この変位計アンプ3
5で増幅された信号は比例弁アンプ33にフィードバッ
クされる。従って、高速比例弁27により微量の油を第
1,第2油圧室23b,23cに供給したり第1,第2
油圧室23b,23cから排出したりする動作を所定の
周波数で繰り返すことにより、ピストンが所定の周波数
で振動し、その結果、可動部材20が所定の周波数で振
動する。
【0024】尚、本実施例に係る成形型10において
は、ゲート16,可動部材20,ロッド21及び加振手
段22を可動型12に設けたが、これに限定される必要
は全くなく、固定型11に設けても良い。又、図1にお
いては、可動部材20はキャビテー13のゲート側端部
13aに対向しているが、これに限定される必要は全く
なくゲート16のキャビテー側端部16aに対向させて
も良い。更に、図1において、可動部材20の上端面は
平坦面になっているが、これに限定される必要は全くな
く、例えば、傾斜面にしても良い。
【0025】次に、本実施例に係るサンドイッチ成形品
の製造方法について説明する。
【0026】注入口14から樹脂通路15及びゲート1
6を介して成形品30の形状を有したキャビテー13内
に表皮層材料を注入し、その途中でその表皮層材料の中
にコア層材料を注入してキャビテー13内に充填した。
ここで、時間の経過に伴いキャビテー13内の温度が低
下してキャビテー13内に充填されている表皮層材料及
びコア層材料が収縮してキャビテー13内にヒケが発生
する為、キャビテー13内に微量の表皮層材料又はコア
層材料を圧送した。即ち、キャビテー13内の表皮層材
料及びコア層材料を略25分間保圧した。尚、保圧開始
後15秒が経過した時には、キャビテー13内の表皮層
材料及びコア層材料は殆ど凝固している。
【0027】保圧終了後に図3に示すように加振手段2
2により可動部材20を一定周波数10〜30Hz,一定
振幅0.2mmで振動させながら図1の位置から徐々に図
示上方(固定型11側)に向かって移動させることによ
り、キャビテー13のゲート側端部13a内に存在する
凝固状態にある表皮層材料をキャビテー13内に押し込
んだ。この動作をt3 秒間(=0.5〜2.0秒間)行
い、t3 秒後即ち可動部材20の上端面がゲート10の
上端面まで達した後、可動部材20を押し込むのを止め
た。その後、加振手段22により可動部材20をt4
間(=1.0秒間)一定周波数10〜30Hz,一定振幅
0.2mmで振動させることにより、可動部材20に対向
する表皮層A及び反対側に位置する表皮層Bの面取り仕
上げを行った。その後、ゲート切断面13bにて切断し
た。
【0028】最後に、可動型12を固定型11から離脱
する方向に移動させて一端がキャビテー13内に配設さ
れ且つキャビテー13に対向するように可動型12内に
固定されたピン(図示せず)を介して図2に示されるよ
うな成形品30を固定型11から離型した。これと同時
に、ピン19を介して樹脂通路15に残されたスプルー
を樹脂通路15から取り出した。
【0029】このように、本実施例においては、キャビ
テー13内の表皮層材料及びコア層材料の保圧終了後に
可動部材20をキャビテー13のゲート側端部13aに
向かって押し込んだので、キャビテー13のゲート側端
部13aに存在する表皮層材料をゲート16のキャビテ
ー13との連通幅がゼロになるまで押し込むことが可能
になる。その結果、成形品30のゲート切断面13bに
てコア層が露出することが確実に防がれ、実際、コア層
の露出幅は0.05mm以内であった。尚、従来技術に係
る製法によって形成された成形品のゲート切断面13b
におけるコア層の露出幅は0.2〜0.3mmであった。
従って、ゲート切断面の見栄えが良くなり、耐久性に優
れた成形品が得られる。
【0030】又、キャビテー13のゲート側端部13a
に存在する表皮層材料を保圧終了後に押し込んだので、
保圧時にゲート16のキャビテー13との連通幅を減少
させる必要がなくなり、表皮層材料及びコア層材料の充
填時に温度降下によりキャビテー13内にて発生するヒ
ケが確実に消滅される。
【0031】更に、保圧終了後に加振手段22により可
動部材20を振動させながらキャビテー13のゲート側
端部13aに向かって押し込んだので、振動エネルギー
が発生して熱エネルギーに変換され、その熱エネルギー
によりキャビテー13のゲート側端部13aに存在する
凝固状態にある表皮層材料が再び軟化する。その結果、
キャビテー13のゲート側端部13aに位置し且つ固定
型11に接触する表皮層材料Bの表面欠陥を確実に防ぐ
ことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以下の如く効果を有する。
【0033】成形品のゲート切断面(即ちキャビテーの
ゲート側端面)にてコア層が露出することを確実に防止
でき、ゲート切断面の見栄えが良くなり、耐久性に優れ
た成形品が得られる。
【0034】又、表皮層材料及びコア層材料の充填時に
温度降下によりキャビテー内にて発生するヒケを確実に
消滅させることができる。
【0035】更に、キャビテーのゲート側端部に位置し
且つ可動部材が配設されていない型に接触する表皮層材
料の表面欠陥を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るサンドイッチ成形品の成形装置
の要部断面図である。
【図2】本実施例に係る製法によって形成されたサンド
イッチ成形品の要部断面図である。
【図3】可動部材の移動後の経過時間と可動部材の変位
量との関係を示すグラフである。
【図4】従来技術に係るサンドイッチ成形品の成形装置
の要部断面図である。
【符号の説明】
1 サンドイッチ成形品の成形装置 10 成形型 11 固定型 12 可動型 13 キャビテー 13a キャビテーのゲート側端部 14 注入口 15 樹脂通路 16 ゲート 17 コア層 18 表皮層 20 可動部材 22 加振手段 30 サンドイッチ成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村 松 義 敏 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 審査官 中村 浩 (56)参考文献 特開 平6−190868(JP,A) 特公 昭53−9787(JP,B1) 特公 平5−9254(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型とを有する成形型内でコ
    ア層の全表面に表皮層を形成するサンドイッチ成形品の
    製造方法であって、 注入口から樹脂通路及びゲートを介して前記成形品の形
    状を有したキャビテー内に前記表皮層の材料を注入する
    第1工程と、 前記第1工程の途中で前記表皮層材料の中に前記コア層
    の材料を注入する第2工程と、 前記キャビテー内に充填された表皮層材料及びコア層材
    料を保圧する第3工程と、 前記固定型,前記可動型の内の一方の型内に前記他方の
    型に向かって摺動自在に配設された可動部材を保圧終了
    後に振動させながら前記他方の型に向かって押圧して前
    記キャビテーのゲート側端部に存在する凝固状態にある
    表皮層材料を振動エネルギーにより軟化させて前記他方
    の型側に押し込み前記サンドイッチ成形品を成形する第
    4工程とからなることを特徴とするサンドイッチ成形品
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 固定型と、 前記固定型との間でサンドイッチ成形品の形状を有した
    キャビテーを形成する可動型と、 前記キャビテーの一端に連通するように前記固定型,前
    記可動型の内の一方の型に形成されたゲートと、 表皮層の材料及びコア層の材料を注入するために前記固
    定型の一端に形成された注入口と、 前記注入口及び前記ゲートに連通するように前記固定型
    から前記可動型に渡って形成された樹脂通路と、 前記キャビテーの前記ゲート側端部に対向するように前
    記一方の型内に前記他方の型に向かって摺動自在に配設
    された可動部材と、 前記キャビテー内に充填された表皮層材料及びコア層材
    料の保圧終了時に前記可動部材を振動させながら前記他
    方の型に向かって摺動させる加振手段とを備えたことを
    特徴とするサンドイッチ成形品の成形装置。
JP17342493A 1993-07-13 1993-07-13 サンドイッチ成形品の製造方法及び成形装置 Expired - Fee Related JP3331680B2 (ja)

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