JP3331412B2 - 基板スルーホール接続用コンタクトおよびコネクタ - Google Patents
基板スルーホール接続用コンタクトおよびコネクタInfo
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Description
の接続構造、特に、基板スルーホール接続用コンタクト
およびコネクタに関するものである。
は、SMT、基板スルーホール半田、プレスフィト等を
用いた接続構造がある。この種の従来例として、特開平
10−241759号、実開平5−61962号、実公
昭49−7670号、および実開昭60−153568
号がある。
接続構造では、リペア作業をするには、まず最初に、半
田吸取工具を用いて半田を加熱溶融しながら吸い取って
除去している。そのとき、コンタクトが座屈して破損し
ないようにコンタクトを取り外してから基板またはコネ
クタの離脱を行っている。その後、半田こてを用いて、
基板またはコネクタの半田付け作業を繰り返している。
リペア作業時にはプレスフィト抜去治具を用いてプレス
フィトを抜いている。
作業に、いちいち半田吸取工具やプレスフィト抜去治具
を使用するのは面倒である。そして、リペア作業の際、
位置ずれによりコンタクトが座屈して基板のスルーホー
ルめっきにダメージを与えてしまって、基板が再利用で
きないこともある。詳しく述べると、コンタクトのエッ
ジ部分が、スルーホールめっきに切れ目を入れ、スルー
ホールめっきを剥がす結果、パターン導通不良等の問題
がある。
びレセプタクルから成るツーピースコネクタであり、別
個にそれぞれの金型、製造工程等の費用がかかって、高
コストである。
て、半田吸取工具やプレスフィト抜去治具が不要で、コ
ンタクトが座屈せず、基板の再利用が可能であり、スル
ーホールめっきの導通不良を防止でき、低コストの基板
スルーホール接続用コンタクトおよびコネクタを提供す
ることにある。
決するため、次の手段を採用する。
されたスルーホールを持つ基板と接続する端子部を有す
るコンタクトであって、該端子部は、長手方向に延びる
端子本体と、該端子本体から折曲部を介して逆向きに終
端まで折り曲げられて付勢されたターンバック部とから
成り、該ターンバック部は、前記端子本体との離間距離
を予め定められた値に保つように前記折曲部から前記長
手方向に略平行に弾性を持って延設し、前記基板スルー
ホールへの遊挿を案内する仮挿入部と、該仮挿入部から
前記終端まで更に山形状に延びる本挿入部であって、前
記スルーホールめっきと内接する山形状の接触部とを有
し、前記仮挿入部が前記スルーホール内に遊挿された
後、前記離間距離が前記予め定められた値より小さくな
るように、前記仮挿入部が前記折曲部を支点として前記
端子本体の近傍まで撓んで弾性変形する結果、前記部山
形状の接触部が完全に本挿入され、それにより、前記タ
ーンバック部が前記端子本体と共に前記スルーホール内
に嵌合されることを特徴とする基板スルーホール接続用
コンタクト。
接続用コンタクトにおいて、前記端子部は、板幅および
板厚を持つ平板から形成されており、該板幅および板厚
は、前記スルーホールの内径以下であり、かつ、前記平
板の板幅方向の外側両隅は、前記長手方向に沿って面取
が施されていることを特徴とする基板スルーホール接続
用コンタクト。
接続用コンタクトにおいて、前記端子部は、R面取が施
されていることを特徴とする基板スルーホール接続用コ
ンタクト。
接続用コンタクトを複数用い、インシュレータに保持固
定したことを特徴とするコネクタ。
端子部を基板スルーホール内に接続するときには、ま
ず、仮挿入部がスルーホール内に遊挿される。
を支点として撓むので、コンタクトの端子部は座屈せ
ず、スルーホール内に山形状の接触部が完全に本挿入さ
れる。このとき、仮挿入部の端子本体との離間距離が予
め定められた値より小さくなり、仮挿入部が山形状の接
触部と共に端子本体に近接するように撓んで変形する。
クトのターンバック部が、端子本体部とともに、基板の
スルーホール内へ挿入され、嵌合が完了する。これによ
り、コンタクトの端子部は、基板スルーホール内に接続
される。
ルーホール接続用コンタクトおよびコネクタを図面を用
いて説明する。
態による基板スルーホール接続用コンタクトは、略筒状
のスルーホールめっき19−1が施された基板スルーホ
ール19を持つ基板17と接続する端子部11を有す
る。
る端子本体12と、端子本体12から折曲部を介して逆
向きに終端20−1まで折り曲げられて付勢されたター
ンバック部15とから成る。ターンバック部15は、端
子本体12から折曲部で約180度、折り返して形成さ
れる。尚、コンタクトの加工法としては、プレス曲げ、
プレス抜き、その他、何でも良い。
と、山形状の接触部14とが、形成される。仮挿入部1
3は、端子本体12との離間距離を予め定められた値に
保つように折曲部から長手方向に略平行に弾性を持って
延設し、基板スルーホール19への遊挿を案内するため
の誘い部である。また、山形状の接触部14は、仮挿入
部13から終端20−1まで更に山形状に外側に延びる
本挿入部である。山形状の接触部14は、基板スルーホ
ール19内へ嵌合されるときには、筒状のスルーホール
めっき19ー1の内周面に内接する。
された後、山形状の接触部14が完全に本挿入され、離
間距離が予め定められた値より小さくなって仮挿入部1
3が端子本体12に近接して弾性変形して撓む。その結
果、端子部11がスルーホール19内にガタツクことな
くジャストフィットし嵌合し、基板スルーホールに接続
される。
6であるが、図6に示すように、端子部11にはR面取
18を施しても良い。
第1実施例の基板スルーホール接続用コンタクトは、L
字形状に形成されライトアングル型として使用される。
始端20−2側が、インシュレータ27に取り付けら
れ、ピンコネクタ23用のピンコンタクト25として使
用される。このコネクタ23は相手側ソケットコネクタ
(図示せず)と嵌合する。
向端)20−1側すなわち端子部11は、基板17のス
ルーホール19に弾性接続される。
明の第2実施例による基板スルーホール接続用コンタク
トを用いたコネクタ30を説明する。
ル接続用コンタクトがインシュレータ31に取り付けら
れたものをドーターボード21に挿入したものである。
ネクタでは、通常レセプタクルおよびプラグの2ピース
必要であった。
30では、コンタクトの始端20−2(対向端)側をド
ーターボードと半田22で接続(図17)可能である。
この場合、直接、マザーボード17のスルーホール19
と嵌合(図18)または挿抜できるので、1ピースで済
み、コストが低減される。その結果、安価な基板スルー
ホール接続用コネクタが得られる。
クトおよびコネクタは、仮挿入部および山形状の接触部
を有するターンバック部を備えている。本発明の基板ス
ルーホール接続用コンタクトは、スルーホール内に山形
状の接触部が完全に本挿入されると、仮挿入部は、弾性
を持っているので、仮挿入部の端子本体との離間距離が
予め定められた値より小さくなって、弾性変形し撓んで
嵌合される。
タクトは、基板との接続時に、コンタクトが座屈しても
スルーホールめっきへのダメージは少なく基板が再利用
できる。
り外すことができる。
スフィト接続では保持力が大きいため大掛かりな抜去治
具およびその反力を受ける部材が必要であったが、本発
明では、治具およびその反力を受ける部材が不要であ
る。
では、通常レセプタクルおよびプラグの2ピース必要で
あった。本発明では、コンタクトの始端側をドーターボ
ードと半田で接続すると、マザーボードと直接接続でき
る。そのため、1ピースとして製造でき、コストが安価
になる。
ネクタの接続部、コネクタ同士の接続部、ドーターボー
ドとコネクタの接続部の3接続部が必要で、インピーダ
ンス特性が乱れ易くなり高速信号の伝送特性を悪くして
いた。本発明では、接続部が2つに減少するため、イン
ピーダンス特性が乱れ難くなる結果、高速信号の伝送特
性が良くなる。
タクトの面取部分がスルーホルーめっきと内接するの
で、基板スルーホールめっきに切れ目が出来たり剥がれ
ることが減少する。
略等しいかまたは小さくので、スルーホール内でガタツ
クことなく保持され、接続するので、安定して嵌合がな
される。また、コンタクトを複数または多芯用いた場合
でも、弾性的に位置ずれを吸収するので、ピッチ方向の
ずれがなくなり、座屈が防止できる。
続用コンタクトの端子部11を基板17に仮挿入し嵌合
する前の状態を示す断面図である。
ある。
図であって、基板スルーホール接続用コンタクトの端子
部11を基板17に本挿入して嵌合した状態を示す断面
図である。
線に沿って切断した断面図である。
続用コンタクトの斜視図である。
線に沿って切断した断面図である。
コンタクトを用いたコネクタ23を基板17に接続した
ときの断面図である。
ンタクトを用いたコネクタ23の斜視図である。
ンタクトを用いたコネクタ23の背面図である。
コンタクトを用いたコネクタ23の正面図である。
コンタクトを用いたコネクタ23の右断面図である。
コンタクトを用いたコネクタ23の左断面図である。
ル接続用コンタクトを用いたコネクタ23の一部断面斜
視図である。
接続用コンタクトをインシュレータ31に取り付けたも
のをドーターボード21に挿入したコネクタ30の斜視
図である。
嵌合する前の断面図である。
30をマザーボード17に嵌合した後の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 略筒状のスルーホールめっきが施された
スルーホールを持つ基板と接続する端子部を有するコン
タクトであって、 該端子部は、長手方向に延びる端子本体と、該端子本体
から折曲部を介して逆向きに終端まで折り曲げられて付
勢されたターンバック部とから成り、 該ターンバック部は、 前記端子本体との離間距離を予め定められた値に保つよ
うに前記折曲部から前記長手方向に略平行に弾性を持っ
て延設し、前記基板スルーホールへの遊挿を案内する仮
挿入部と、 該仮挿入部から前記終端まで更に山形状に延びる本挿入
部であって、前記スルーホールめっきと内接する山形状
の接触部とを有し、 前記仮挿入部が前記スルーホール内に遊挿された後、前
記離間距離が前記予め定められた値より小さくなるよう
に、前記仮挿入部が前記折曲部を支点として前記端子本
体の近傍まで撓んで弾性変形する結果、前記部山形状の
接触部が完全に本挿入され、それにより、前記ターンバ
ック部が前記端子本体と共に前記スルーホール内に嵌合
されることを特徴とする基板スルーホール接続用コンタ
クト。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板スルーホール接続
用コンタクトにおいて、 前記端子部は、板幅および板厚を持つ平板から形成され
ており、該板幅および板厚は、前記スルーホールの内径
以下であり、かつ、 前記平板の板幅方向の外側両隅は、前記長手方向に沿っ
て面取が施されていることを特徴とする基板スルーホー
ル接続用コンタクト。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板スルーホール接続
用コンタクトにおいて、 前記端子部は、R面取が施されていることを特徴とする
基板スルーホール接続用コンタクト。 - 【請求項4】 請求項3に記載の基板スルーホール接続
用コンタクトを複数用い、インシュレータに保持固定し
たことを特徴とするコネクタ。
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JP33091699A JP3331412B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 基板スルーホール接続用コンタクトおよびコネクタ |
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Family Applications (1)
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JP33091699A Expired - Fee Related JP3331412B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 基板スルーホール接続用コンタクトおよびコネクタ |
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1999
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