JP3330818B2 - 両持式ローラ矯正機及びローラ組替装置 - Google Patents

両持式ローラ矯正機及びローラ組替装置

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JP3330818B2
JP3330818B2 JP13719696A JP13719696A JP3330818B2 JP 3330818 B2 JP3330818 B2 JP 3330818B2 JP 13719696 A JP13719696 A JP 13719696A JP 13719696 A JP13719696 A JP 13719696A JP 3330818 B2 JP3330818 B2 JP 3330818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形鋼製造設備のロ
ーラ矯正機に係わり、特に、ローラ支持構造を両持式と
した大形の両持式矯正機とその割ローラの間隔の調整方
法及びローラ組替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラ矯正機には、ローラの取り付けら
れる支持構造の方式から、片持式と両持式がある。
【0003】両持式は片持式に比べて、ローラ組替えや
調整が難しく長時間を要するため、大部分の工場は片持
式を採用している。
【0004】また、矯正ローラは、孔型の調整やローラ
組替えを容易且つ短時間で行うように、割ローラ化やス
リーブはめ込み方式に変わってきている。
【0005】従来の矯正機のローラ組替えは、スリーブ
にスペーサで割ローラを位置決めしネジリングにて固定
したローラユニットの交換で実施される。ローラユニッ
トの組替作業は通常ホイストやクレーンを使用し、人手
も2〜3人で30〜40分の短時間で実施出来るように
なってきた。
【0006】各々のサイズに対するローラの共用化
は、ローラユニットのスリーブに組み込まれているスペ
ーサを交換する方式があり、最近ではネジ付きスペーサ
と油圧ピストンの併用で割ローラの位置を変更する方式
や、ローラユニットをシャフトに固定するのを油圧クラ
ンプ方式にすることが実用に供され、圧延ラインの量産
体制に伴って矯正処理能力の増強が図られている。
【0007】ところで、片持式ローラ矯正機はローラの
支持方式が片持ちであるため矯正力に制約があり、断面
係数の大きいものや、高精度を要求される製品はプレス
矯正機が用いられている。特に、最近の矯正作業に関し
ては、断面係数の大きなものや、高精度品が多くなり、
片持式ローラ矯正機では処理能力が不足すると言う問題
が生じている。
【0008】特開昭58−61922号公報には、ロー
ル引き出し方向にマンドレルを有するロール交換装置を
配置し、マンドレルとロールの軸心とを結合して、ロー
ルチョックとロール付きスリーブを同時に引き出し、外
部でロール付きスリーブを交換し挿入出来るロール交換
方法及び両持式ローラ矯正機が記載されている。
【0009】実開昭59−157724号公報には、ロ
ーラ矯正機のラインと直交する方向に進退可能で、高さ
が調整出来るマンドレルを走行台車に取り付け、ロール
をマンドレル軸心方向に押引するロール着脱機構を有す
るローラ矯正機のロール組替装置が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、片持式
ローラ矯正機はローラの支持方式より矯正力に制約があ
り、断面係数の大きいものや、高精度を要求される製品
はプレス矯正機が用いられている。最近の矯正作業に関
しては、断面係数の大きなものや、高精度品が多くな
り、処理能力が不足すると言う問題が生じている。
【0011】また、特開昭58−61922号公報に記
載の両持式ローラ矯正機では、外部でロール付きスリー
ブを交換する際に、ロール付きスリーブをクレーンでつ
り下げて、組替作業をしなければならない。このように
組替作業にクレーン作業を含むため、クレーン作業に関
わる作業効率、作業の安全性に問題があった。さらに、
マンドレルを使用して、ロールを引き出すために、マン
ドレルの先端のチョック引き出し装置部は、複雑な構造
となり、マンドレル先端のチョック引き出し装置のフッ
クとロールスリーブとの結合時には、時間を要した。
【0012】特に、大形の矯正機においては、多数の組
替作業を行う際に、クレーンの使用は、作業を迅速に進
める上で問題であった。
【0013】実開昭59−157724号公報に記載の
両持式矯正機においても、スリーブの引き出しをスムー
ズに行うためにマンドレルを使用している。この場合、
スリーブを引き出すとき、スリーブ等の自重によって生
じるたわみがあり、このたわみが、スリーブの引き出し
の妨げになっていた。そこで、この従来技術では、その
たわみによる引き出しの妨げを取り除くために、マンド
レルの高さを調整している。しかし、マンドレルとロー
ルとの同軸度を精度よくすることには限度があり、引き
出し及び挿入時に、スリーブをスムーズに引き出し、挿
入することは困難であった。
【0014】また、引き出し及び挿入時に、マンドレル
は、スリーブ等と接触しながらすべるために摩耗し、こ
のためマンドレルのメンテナンスが重要であった。
【0015】また、従来、形鋼のサイズや形鋼の内面R
が変更するとローラの組替えを行っていた。すなわち、
形鋼の内面Rに合わせてローラユニットを選択し、形鋼
のサイズに合わせてローラユニットを設置していたため
に、形鋼のサイズや形鋼の内面Rが変更する毎にローラ
の組替作業を実施しなければならず、異なる形鋼の矯正
を実施する際の段取り作業等に時間を要した。
【0016】本発明の第1の目的は、大断面係数を有す
る形鋼を高精度に矯正し、形鋼のサイズ替えに伴うロー
ラ組替えの作業を省略もしくは効率良く行う両持式ロー
ラ矯正機及びその2つの割ローラ間隔の調整方法を提供
することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、大断面係数を有す
る形鋼を高精度に矯正するローラ矯正機の形鋼サイズ替
えに伴うローラ組替えの作業を、安全に効率良く行う両
持式ローラ矯正機のローラ組替装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明は、上記第1の目的を達成するため、以
下の技術的手段を採用する。
【0019】すなわち、形鋼を矯正する両持式ローラ矯
正機において、相互にはまり合い、それぞれに設けた割
ローラの間隔を任意の値に設定可能な2つのローラユニ
ットと、前記2つのローラユニットのうちの一方のロー
ラユニットを軸方向に移動させる移動機構を有する操作
側軸受けユニットと、回転駆動装置からの駆動力を前記
2つのローラユニットに伝達し、これらを回転させるシ
ャフトを固定支承する駆動側軸受けユニットとを備え、
前記2つのローラユニット、操作側軸受けユニット及び
駆動側軸受けユニットをローラ組替作業時にそれら2つ
のローラユニットと操作側軸受けユニットと駆動側軸受
けユニットの3点に相互に分離可能に構成し、前記一方
のローラユニットの一端をこれに対向する操作側軸受け
ユニットの一端と着脱自在に構成した1組のローラ及び
軸受け構成体を矯正機本体内に必要組数配置したものと
する。
【0020】以上のように構成した本発明の両持式ロー
ラ矯正機は、ローラの支持構造を両持式とすることによ
り、高剛性ローラ矯正機となり、大断面係数の形鋼の矯
正や、高精度の矯正を効率良く実施出来る。
【0021】また、ローラの支持構造を両持式として、
操作側軸受けユニットとローラユニットと駆動側軸受け
ユニットとを分離可能とした1組のローラ及び軸受け構
成体を構成し、一方のローラユニットの一端を操作側軸
受けユニットの一端と着脱自在に構成することによっ
て、大断面係数の形鋼の矯正や高精度の矯正を効率良く
出来、さらにローラユニットのみの組替えと1組のロー
ラ及び軸受け構成体単位の組替えの両方が可能となる。
【0022】2つのローラユニットのうちの一方のロー
ラユニットをローラ軸方向に移動させる移動機構を操作
側軸受けユニットに設けることによって、下記(7)
方法ように、2つのローラユニット間の距離を調整し、
2つの割ローラの間隔を調整することが実施出来るよう
になり、これによりローラの共用の拡大が出来、割ロー
ラの位置を任意に変更し、ローラ組替えなしで矯正材の
サイズ替えが出来る。
【0023】すなわち、従来、矯正する形鋼のサイズ及
び形鋼の内面Rが変更するとローラの組替作業を実施し
なければならなかったが、1つのローラユニットをロー
ラ軸方向に移動する移動機構を有しているために、2つ
のローラユニット間の距離を調整して2つの割ローラの
間隔を調整することが出来、形鋼の内面Rが同じであれ
ば、形鋼のサイズが変更してもローラの組替作業を行わ
ずに、形鋼の矯正作業を実施することが出来る。
【0024】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記回転駆動装置はモータ及び減速機を有する駆動装置
と、前記駆動側軸受けユニットのシャフトの一端を前記
駆動装置に連結するスピンドルカップリングとを有し、
このスピンドルカップリングのシャフト側部分の位置を
保持する手段を設けるものとする。
【0025】(3)また、上記(1)又は(2)におい
て、好ましくは、前記矯正機本体内から本体外の所定位
置までローラ軸方向にレールを配置し、前記レールに沿
って前記操作側軸受けユニット及び駆動側軸受けユニッ
トを移動可能とする手段を設け、前記操作側軸受けユニ
ットを前記レールを介して牽引する手段を装備する。 (4)さらに、上記(1)又は(2)において、好まし
くは、前記ローラ及び軸受け構成体の操作側軸受けユニ
ット及び駆動側軸受けユニットの各々のベアリングケー
スに車輪を取り付け、前記矯正機本体内から本体外の所
定位置までローラ軸方向に前記車輪用のレールを配置
し、前記操作側軸受けユニットのベアリングケースの車
輪を前記レールを介して牽引するプッシュプル台車を装
備する。
【0026】(5)また、上記(4)において、好まし
くは、前記矯正機本体外の前記レールの途中位置で前記
レールと直交する方向に移動可能な横行台車を設置し、
この横行台車に前記ローラユニットを支承する昇降架台
を設ける。
【0027】(6)上記(5)において、好ましくは、
前記横行台車は、新ローラユニットと旧ローラユニット
との積載を区分した2台が配置され、それぞれの横行台
車のローラユニット支承数を矯正機1台分とする。
【0028】(7)また、本発明は、上記第1の目的を
達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0029】すなわち、形鋼を矯正する両持式ローラ矯
正機の2つの割ローラの間隔の調整方法において、前記
両持式ローラ矯正機は、相互にはまり合い、それぞれに
設けた割ローラの間隔を任意の値に設定可能な2つのロ
ーラユニットと、前記2つのローラユニットのうちの一
方のローラユニットを軸方向に移動させる移動機構を有
する操作側軸受けユニットと、回転駆動装置からの駆動
力を前記2つのローラユニットに伝達し、これらを回転
させるシャフトを固定支承する駆動側軸受けユニットと
を備え、前記2つのローラユニット、操作側軸受けユニ
ット及び駆動側軸受けユニットをローラ組替作業時にそ
れら2つのローラユニットと操作側軸受けユニットと駆
動側軸受けユニットの3点に相互に分離可能に構成し、
前記一方のローラユニットの一端をこれに対向する操作
側軸受けユニットの一端と着脱自在に構成した1組のロ
ーラ及び軸受け構成体を矯正機本体内に必要組数配置し
て構成され、前記2つのローラユニットのうち駆動側の
ローラユニットを軸方向に移動して、前記2つのローラ
ユニット間の距離を調整し、2つの割ローラの間隔を調
整するものとする。
【0030】上記(1)で述べたように、操作側軸受け
ユニットに一方のローラユニットをローラ軸方向に移動
する移動機構を設けることによって、上記のように2つ
のローラユニット間の距離を調整し、2つの割ローラの
間隔を調整することが出来るようになり、これによりロ
ーラの共用の拡大が出来、割ローラの位置を任意に変更
し、ローラ組替えなしで矯正材のサイズ替えが出来る。
【0031】(8)また、本発明は、上記第2の目的を
達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0032】すなわち、形鋼を矯正する両持式ローラ矯
正機のローラ組替装置において、前記両持式ローラ矯正
機は、2つのローラユニットと、前記2つのローラユニ
ットのうちの一方のローラユニットを軸方向に移動させ
る移動機構を有する操作側軸受けユニットと、回転駆動
装置からの駆動力を前記2つのローラユニットに伝達
し、これらを回転させるシャフトを固定支承する駆動側
軸受けユニットとを備え、前記2つのローラユニット、
操作側軸受けユニット及び駆動側軸受けユニットをロー
ラ組替作業時にそれら2つのローラユニットと操作側軸
受けユニットと駆動側軸受けユニットの3点に相互に分
離可能に構成し、前記一方のローラユニットの一端をこ
れに対向する操作側軸受けユニットの一端と着脱自在に
構成した1組のローラ及び軸受け構成体を矯正機本体内
に必要組数配置して構成され、前記矯正機本体内から本
体外の所定位置までローラ軸方向に前記操作側軸受けユ
ニットを移動させるレールを配置し、かつ前記ローラユ
ニットを積載する横行台車及び交換用のローラユニット
を積載する横行台車の2台の横行台車を配置し、前記2
台の横行台車を前記レールと直交する方向に移動可能に
したものとする。
【0033】以上のように構成した本発明の両持式ロー
ラ矯正機のローラ組替装置は、矯正機本体内から本体外
の所定位置までローラ軸方向に配置されたレールに沿っ
て操作側軸受けユニットを移動し、2台の横行台車の一
方にローラユニットを積載し、他方の横行台車には交換
用のローラユニットを積載し、一方の走行台車を移動し
た後、一方の横行台車のあった位置に他方の横行台車を
移動し、交換用のローラユニットを前記レールに沿って
移動して矯正機本体に取り付けることにより、容易且つ
安全に効率良くローラを組替えることが出来る。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面を用い
て以下に説明する。
【0035】図5は本発明の大形ローラ矯正機全体正面
を示し、図6はその組替え前、すなわち矯正時のローラ
矯正機全体側面断面を示す。
【0036】図5において、矯正機本体46は、フレー
ム1を昇降させる昇降装置2を備えるとともに、フレー
ム1内に、上ローラ及び軸受け構成体4、上レール6を
付随する上ローラ支持体7、下ローラ及び軸受け構成体
5、下レール8を付随させ下ローラ及び軸受け構成体5
の昇降機能を有する下ローラ支持体9を図示のように交
互に配置して構成される。
【0037】上下のローラ及び軸受け構成体4,5のロ
ーラの支持構造は両持式であり(後述)、このように両
持式の矯正機とすることにより、大断面係数の形鋼の矯
正や高精度の矯正を効率良く実施出来る。
【0038】上下ローラ支持体7,9は、フレーム1内
をガイドとし、パス方向に移動可能であり、形鋼である
矯正材の種類、仕様等に応じて最適ローラピッチを形成
する機能を有する。
【0039】すなわち、形鋼に応じてローラピッチを調
整する。
【0040】図6において、上ローラ及び軸受け構成体
4のローラ(後述)は、モータ及び減速機を有している
駆動装置10によってスピンドルカップリング11を介
して駆動される。
【0041】スピンドルカップリング11のローラ側
(シャフト側)部分は、カップリングクランプ12によ
りローラ組替え時に位置保持される。
【0042】このようにローラをカップリング保持装置
(カップリングクランプ12)を有するスピンドルカッ
プリング11を介して駆動することは、1組のローラ及
び軸受け構成体の組替えを容易とし、且つモータを含む
駆動装置10が矯正機本体46でなくその外に分離設置
されているので、駆動装置10のメンテナンスが容易と
なる。また、上ローラ及び軸受け構成体4の操作側軸受
けユニットA及びローラユニットB(図1参照;後述)
を抜き去った状態でシャフト32(同)はカップリング
クランプ12と駆動側軸受けユニットCの駆動側ベアリ
ングケース13b(同)との2点支持となるので、シャ
フト32が撓まない。
【0043】すなわち、モータ及び減速機を有する駆動
装置10とローラ及び軸受け構成体4のシャフト32の
一端とをスピンドルカップリング11で連結し、シャフ
ト側部分の位置を保持する手段を有しているため、ロー
ラ及び軸受け構成体の組替えが容易に出来、モータを含
む駆動装置10が分離して設置されているので、装置の
メンテナンスが容易に行える。また、駆動装置10が組
替のじゃまにならないので、組替えが容易になる。
【0044】図1は、1組の上ローラ及び軸受け構成体
4を示す。
【0045】本構成体4は、主として、(1)操作側軸
受けユニットA、(2)ローラユニットB、(3)駆動
側軸受けユニットCからなり、これらが分離可能に構成
されている。以下、操作側軸受けユニットA、ローラユ
ニットB、駆動側軸受けユニットCの詳細を図1〜図4
により説明する。
【0046】(1)操作側軸受けユニットAは、図1及
び図2に示すように、車輪14aを取り付けた操作側ベ
アリングケース13a、ベアリング15a、ベアリング
15aのインナーリング16に設けられ、外周にギヤ1
7aを形成した回転リング17、この回転リング17に
ネジ係合する内ネジを有し且つ外周にギヤ18aを形成
した溝付きネジリング18、ローラユニットBの移動機
構としての溝20を内周側に有する移動体ケース19、
ウォームギヤ21、ウォームギヤ21とネジで係合する
スライダー22、スラストベアリング23、回転用突起
部にギヤ24aを形成したインナースライドリング2
4、インナースライドリング24にネジ係合する内ネジ
を有しかつ外周にギヤ25aを形成したスライドネジリ
ング25、移動量を確認するセンサー26で構成され
る。
【0047】(2)ローラユニットBは、図1〜図3、
特に図3に示すように、割ローラ27a、伸縮ネジリン
グ28a、ストッパーリング29a、操作側ローラスリ
ーブ30よりなる操作側ローラユニットB1と、割ロー
ラ27aとともに矯正機としてのローラを構成する割ロ
ーラ27b、伸縮ネジリング28b、ストッパーリング
29b、スペーサ130、駆動側ローラスリーブ31よ
りなる駆動側ローラユニットB2の2つのローラユニッ
トB1,B2で構成される。
【0048】操作側ローラユニットB1のローラスリー
ブ30は、駆動側ローラユニットB2のローラスリーブ
31にはまり合って、1組のローラユニットを構成す
る。この操作側ローラスリーブ30と駆動側ローラスリ
ーブ31の嵌合は、ローラスリーブ31がローラスリー
ブ30に対して軸方向に移動出来、且つローラスリーブ
31の回転がローラスリーブ30に伝わるように、キー
(図示せず)を介して行われている。
【0049】操作側ローラユニットB1のローラスリー
ブ30は、図2に示すように、溝付ネジリング18に着
脱自在の結合をし、駆動側ローラユニットB2のローラ
スリーブ31は、インナースライドリング24に着脱自
在に結合させる。
【0050】結合の実施の一例として、駆動側ローラユ
ニットB2の着脱部の詳細を図4に示す。
【0051】駆動側ローラスリーブ31の連結側端部の
内側に図示の凸部31aを形成し、インナースライドリ
ング24の連結側端部の外側に凸部24bを形成し、ロ
ーラスリーブ31の凹部31bにインナースライドリン
グ24の凸部24bとを対面させ、インナースライドリ
ング24をローラスリーブ31に押し込み、両方の凸部
24b,31aが重なる位置までインナースライドリン
グ24を回転させ、スライドネジリング25を締めるこ
とで、軸方向の遊びがなく連結される。
【0052】駆動側ローラスリーブ31とインナースラ
イドリング24とを切り放す時はこの逆の動作となる。
【0053】操作側ローラユニットB1も、溝付ネジリ
ング18とローラスリーブ30に同様な凸部と凹部が形
成され、溝付ネジリング18の回転と回転リング17の
締め付けにより、同様な方法で着脱される。
【0054】(3)駆動側軸受けユニットCは、図1に
示すように、車輪14bを取り付けた駆動側ベアリング
ケース13b、ベアリング15b、このベアリング15
bを介してベアリングケース13bに位置決めされたシ
ャフト32により構成される。
【0055】シャフト32の一方は、ローラスリーブ3
1、インナースライドリング24にはまり合い、他方
は、スピンドルカップリング11にはまり合う。このシ
ャフト32とローラスリーブ31との嵌合は、ローラス
リーブ31がシャフト32に対して軸方向に移動出来、
且つシャフト32の回転がローラスリーブ31に伝わる
ようにキー(図示せず)を介して行われている。
【0056】下ローラ及び軸受け構成体5も、ベアリン
グケースの上下が逆になる点を除いて上ローラ及び軸受
け構成体4と同様に構成されている。
【0057】また、以上において、図2は、ローラ組替
え時、矯正機本体46より引き出され、駆動側軸受けユ
ニットCから切り離された操作側軸受けユニットA及び
ローラユニットBの結合体を示している。
【0058】図3は、その結合体の駆動側ローラスリー
ブ31とインナースライドリング24の結合部を切り離
し、操作側軸受けユニットAを抜き取ったローラユニッ
トBを示している。
【0059】ローラユニットBは、図3に示す状態でロ
ーラショップに搬送される。
【0060】すなわち、矯正機本体46内のローラ組替
えはこのローラユニットBの交換をすることになる。
【0061】ローラショップでは、各々のローラユニッ
トの割ローラ27a,27bを交換し、スペーサ130
により割ローラ27a,27bの位置を調整固定し、図
3の状態で組替装置に搬入される。
【0062】また、割ローラ27a,27bを共用出来
る形鋼のサイズにおいては、形鋼のサイズ変更の際、ま
ず、モータ65及びウォーム66で、ウォームギヤ21
を回転させる。
【0063】ウォームギヤ21と係合するウォーム66
は、モータ65によって回転する。
【0064】ウォームギヤ21は、ウォーム66の回転
によって、ローラ円周方向に回転する。スライダー22
の外面にはねじ22aが切られ、ウォームギヤ21の内
面とスライダー22の外面とは、ねじ係合しており、ウ
ォームギヤ21の回転によって、スライダー22は軸方
向に移動する。
【0065】この際、スライダー22は、スライダー2
2の先端に設けられたキー22bを移動体ケース19の
内周面に形成した軸方向の溝20に係合させることによ
り廻り止めされ、移動体ケース19の内部で軸方向にス
ライドする。
【0066】スライダー22の軸方向移動と同時にスラ
イダー22に接続されたインナースライドリング24
と、これに連結されている駆動側ローラスリーブ31と
がシャフト32上をスライドする。
【0067】例えば、図1のH形鋼34から狭幅のH形
鋼へのサイズ変更する場合は、操作側割ローラ27aは
固定されているので、前記要領でローラスリーブ31を
移動させ、駆動側の割ローラ27bを点線の位置に設置
することが出来、容易にローラユニットB1,B2間の
距離を調整し割ローラ27a,27bの間隔を調整する
ことが出来る。
【0068】ここで、駆動側の割ローラ27bの位置設
定に関し、割ローラ27bの移動量を検知するセンサー
26を設けておくことが望ましい。
【0069】この移動量の検出する手段としては、ウォ
ームギヤ21の回転量、スライダー22の移動量、イン
ナースライドリング24の移動量、駆動側ローラスリー
ブ31の移動量、駆動側の割ローラ27bの移動量等を
センサー等で検出しても良い。
【0070】この際の調整方法の一例を図7に示す。
【0071】この調整機構は、形鋼サイズ設定部59、
駆動側溝ローラ移動量検出部60、比較部61、指令部
62、ウォームギヤ回転制御部63、ウォームギヤ回転
駆動部64を有し、上記の例ではウォームギヤ回転駆動
部64としてモータ65を用いている。
【0072】まず、形鋼サイズ設定部59では、変更前
及び変更後の形鋼サイズを入力し、駆動側割ローラ27
bの移動量を設定する。駆動側割ローラ移動量検出部6
0では、実際の移動量を検出する。
【0073】次に、形鋼サイズ設定部59で得られた移
動量設定値と駆動側溝ローラ移動量検出部60で得られ
た移動量測定値とを比較部61で比較してその比較結果
を指令部62に伝達する。
【0074】移動量測定値が移動量設定値の許容範囲外
であれば、許容範囲内にするように指令部62からウォ
ームギヤ回転制御部63に指令が与えられ、ウォームギ
ヤ回転制御部63でウォームギヤ回転駆動部64(モー
タ65)を駆動制御する。
【0075】以上のように、要求する狭幅H形鋼矯正位
置に割ローラ27bを遠隔操作で正確に合わせることが
出来、ローラの組替作業が省ける。
【0076】すなわち、駆動側ローラスリーブ31の駆
動手段であるモータ65及びウォーム66にセンサー2
6の信号をフィードバックさせることにより、容易にロ
ーラユニットB1,B2間の距離、すなわち割ローラ2
7a,27bの間隔を調整することが出来る。
【0077】次にローラ組替えについて、説明する。
【0078】図8は、ローラユニット組替途中のローラ
矯正機全体の側面断面を示す。
【0079】矯正機本体46外側にローラ組替装置が位
置し、このローラ組替装置は、矯正機本体46内の組替
位置にあるレール6,8の延長上に位置する矯正機本体
46外の上レール37及び下レール35、上レール37
及び下レール35の途中位置でこれらレール37,35
直交する方向に配置された横行用レール49、この
行用レール49上を移動可能な2台の横行台車36A,
36B、上レール37及び下レール35をそれぞれ走行
上ローラ及び軸受け構成体4及び下ローラ及び軸受
け構成体5のそれぞれの操作側軸受けユニットA及びロ
ーラユニットBを牽引する上下のプッシュプル台車38
a,38bより構成されている。
【0080】図9は、ローラユニットBの積載前の横行
台車35Aの断面を示し、図10は、ローラユニットB
の積載時の断面を示す。
【0081】横行台車36Aは、昇降装置41にて昇降
するローラユニット受け架台40、下プッシュプル台車
38bが走行する台車内レール39で構成され、ローラ
ユニット受け架台40は矯正機1台分のローラユニット
を収納可能とする。
【0082】以上のように構成されたローラ組替装置で
の組替作業を順を追って説明する。
【0083】矯正機本体46内のそれぞれのローラ及び
軸受け構成体4,5を所定のローラ組替位置とし、カッ
プリングクランプ12を閉とする。
【0084】空の横行台車36Aを組替位置47(図1
2参照)に待機させ、プッシュプル台車38a,38b
を図8の点線の位置まで前進させる。
【0085】プッシュプル台車38a,38bがそれぞ
れ上下の操作側ベアリングケース13aをつかみ、横行
台車36AのローラユニットBの支承位置まで後退して
中途で停止する。
【0086】このとき、プッシュプル台車38aの先端
には、図11に示すように、ピン70を中心に回転する
クランプ71を設け、操作側ベアリングケース13aの
操作側端部にフック部72を形成し、クランプ71を図
示しないシリンダにより開閉することによりクランプ7
1をフック部72に引っ掛け、操作側ベアリングケース
13aをつかむものとする。プッシュプル台車38bが
下操作側ベアリングケースをつかむ場合も同様である。
【0087】また、上操作側ベアリングケース13aと
上レール6との間、下操作側ベアリングケース13aと
下レール8との間、上駆動側ベアリングケース13bと
上レール6との間、下駆動側ベアリングケース13bと
下レール8との間には、それぞれ、図示しないチョック
クランプが設けられ、プッシュプル台車38a,38b
が上下の操作側ベアリングケース13aをつかんだ後
は、操作側のチョッククランプのみを開にする。
【0088】これにより、プッシュプル台車38a,3
8bが後退して停止したときには、駆動側軸受けユニッ
トCは矯正機本体46内に残り、操作側軸受けユニット
AとローラユニットBは図2の状態でシャフト32より
抜けている。
【0089】次に、横行台車36Aの昇降装置41でロ
ーラユニット受架台40を上昇させローラユニットを支
承する。
【0090】次に、操作側軸受けユニットAとローラユ
ニットBの各々の連結部の連結を解除する。この連結の
解除は、プッシュプル台車38a,38bに設けた回転
機構(図示せず)のギヤを回転リング17のギヤ17
a、溝付きネジリング18のギヤ18a、インナースラ
イドリング24のギヤ24a、スライドネジリング25
のギヤ25aにかみ合わせ、回転リング17及びスライ
ドネジリング25の締め付けを緩め、凸部と凹部が対面
する位置まで溝付きネジリング18及びインナースライ
ドリング24を回転させることにより行われる。
【0091】このように連結を解除した後、プッシュプ
ル台車38a,38bはスタート点まで後退する。
【0092】この状態を図8及び図10に示す。矯正機
本体46内には駆動側軸受けユニットCが残り、横行台
車36Aには図3に示すローラユニットBが積載され、
プッシュプル台車38a,38bには操作側軸受けユニ
ットAのみが付帯している。
【0093】次に、旧ローラユニットを積載した横行台
車36Aを横行させ、新ローラユニットを積載した別の
横行台車36Bを組替位置47(図12参照)まで横行
させ停止させる。
【0094】次の工程は、新ローラユニットの組み込み
であるが、前記引き出しの逆の手順で実施する事でロー
ラ組替作業が完了する。
【0095】以上のように、1台分のローラユニットが
同時に遠隔操作で組替えられるので短時間組替えが実施
されることになる。
【0096】また、各々のベアリングケース13a,1
3bに車輪14a,14bを取り付け、レール6,37
及びレール8,35,39とプッシュプル台車38a,
38bを設けることにより、ローラユニット組替えを容
易にする。
【0097】すなわち、ベアリングケース13a,13
bの車輪14a,14bを介してレール6,37及びレ
ール8,35,39に沿って操作側軸受けユニットA及
びローラユニットBをプッシュプル台車38a,38b
で牽引してローラ軸方向に移動することが出来る。その
ため、従来のクレーン作業を必要とせず、効率よく安全
に組替作業を実施することが出来る。
【0098】また、上記組替作業では、ローラユニット
Bのみの組替を行ったが、1組のローラ及び軸受け構成
体4,5を丸ごと抜き出して交換してもよいことは勿論
である。
【0099】以上の組替作業の際、レール6,37及び
レール8,35,39に沿って操作側軸受けユニットA
と駆動側軸受けユニットCとを移動させる手段として
は、上記のようにベアリングケース13a,13bに車
輪14a,14bを取り付け、プッシュプル台車38
a,38bで牽引することが挙げられるが、レールに沿
って各々のベアリングケース13a,13bを移動させ
ればよく、ベアリングケース13a,13bにレールと
かみ合う部分を作り、ベアリングケースとレールとをそ
のかみ合いにより移動させても良い。
【0100】また、以上のようにローラユニットBを支
承して昇降出来る架台40を有し、レール37及びレー
ル35の途中位置でこれらレールと直交する方向に移動
可能な横行台車36A,36Bを設置することにより、
容易にローラユニットBの交換が出来る。
【0101】すなわち、横行台車36A,36Bは、矯
正機本体46外のレール37,35の途中位置でこれら
レール37,35を直交する方向に配置されたレール4
9を移動可能であるとともに、ローラユニットBを支承
して昇降する手段40を有しており、プッシュプル台車
38a,38bで牽引された操作側軸受けユニットA及
びローラユニットBから容易にローラユニットBを取り
外し、支承することが出来、取り外したローラユニット
Bを他の位置にクレーン等を使用せずに移動出来る。ま
た、組み入れの際には、矯正機本体46の前面に容易に
横行台車36Bを設置することが出来、容易にローラユ
ニットBを操作側軸受けユニットAに取り付けることが
出来る。
【0102】さらに、矯正機一台分の全ローラユニット
を支承する架台40を横行台車36A,36Bに設ける
ことによって、全ローラユニットの同時組替を可能と
し、組替作業の時間の短縮が可能となる。
【0103】また、矯正機1台に対し、横行台車36
A,36Bの2台の横行台車を設けることにより、新旧
のローラユニットをそれぞれ積載することが出来、ロー
ラユニットの抜き取り、組み込みが連続的に実施出来
る。
【0104】すなわち、1台の横行台車36Bに新ロー
ラユニットを設置し、もう1台の横行台車36Aに取り
外した旧ローラユニットを積載することが出来、組替位
置に新ローラユニットを移動するので、容易にローラユ
ニットの交換が出来る。また、従来のような人的なクレ
ーン作業を含まないため、遠隔操作で連続的な作業が可
能となる。
【0105】次に、図12に上部から見たロール組替部
の構成を示し、ロール組替を説明する。
【0106】図12に示すように、パス方向50に直交
する上レール37がロール軸方向51に矯正機本体46
外部の所定位置まで延びている。図12では分からない
が、下レール35も同様である。ただし、下レール35
は図6、図8に示すように途中位置で分断されている。
上レール37の途中位置及び下レール35の分断位置に
これらレール37,35に直交するように横行台車36
A,36Bの横行用レール49が設置され、横行台車3
6A,36Bは走行方向52の方向に移動出来る。
【0107】空の横行台車36A(旧ローラユニット
用)を組替位置47に待機させ、上下プッシュプル台車
38a,38bを上レール37と下レール35及び横行
台車36A内レール39に沿って矯正機本体46に前進
させる。
【0108】プッシュプル台車38a,38bが矯正機
本体46から操作側ベアリングケース13aをつかみ、
横行台車36Aのローラユニットの支承位置まで後退し
て中途で停止する。
【0109】次に、横行台車36Aのローラユニット受
架台40を上昇させローラユニットBを支承する。
【0110】操作側軸受けユニットAとローラユニット
Bの各々の連結部の連結を解除して、上下プッシュプル
台車38a,38bはスタート点まで後退する。
【0111】次に、旧ローラユニットを積載した横行台
車36Aを退避位置55に横行させ、新ローラユニット
を積載した別の横行台車36Bを待機位置54から組替
位置47まで横行用レール49に沿って横行して停止さ
せる。
【0112】次の工程は、新ローラユニットの組み込み
であるが、上記と同様に、引き出しの逆の手順で実施す
る事でローラ組替作業が完了する。
【0113】従って、本実施形態では、両持式にする事
によりシャフト軸撓みが減少し高剛性のローラ矯正機と
なり、大断面の形鋼を高精度に矯正出来る。
【0114】ローラユニットの組替えで小断面から大断
面までの形鋼の矯正が可能であり、且つプレス矯正作業
を必要としないので、設備費の節減と高能率の矯正作業
が出来る。
【0115】ローラを共用出来る範囲で、矯正機内での
幅変更率の拡大が図れるのでローラ組替回数が減少す
る。
【0116】また、1台分が同時連続で且つ遠隔操作で
組替えられるので、組替時間の短縮と、作業員の低減が
図れ、クレーン等を使用せずに組替作業を行えるので、
作業員の作業安全性が向上する。
【0117】以上のように、実矯正作業時間の拡大、す
なわち矯正処理能力の大きな大形ローラ矯正機を提供出
来る。
【0118】
【発明の効果】本発明のローラ矯正機によれば、操作側
軸受けユニットとローラユニットと駆動側軸受けユニッ
トとを分離可能とした1組のローラ及び軸受け構成体を
構成し、2つのローラユニットのうちの一方のローラユ
ニットをローラ軸方向に移動させる移動機構を操作側軸
受けユニットに設け、一方のローラユニットの一端を操
作側軸受けユニットの一端と着脱自在に構成することに
よって、大断面係数の形鋼の矯正や高精度の矯正を効率
良く出来、さらにローラユニットのみの組替えと1組の
ローラ及び軸受け構成体単位の組替えの両方が可能とな
るという効果を奏する。また、ローラの共用の拡大と遠
隔操作で割ローラの位置を任意に変更し、ローラ組替え
なしで矯正材のサイズ替えが出来るという効果を奏す
る。
【0119】本発明のローラ矯正機の2つの割ローラの
間隔の調整方法によれば、ローラユニット間の距離を調
整し、2つの割ローラの間隔を調整することにより、ロ
ーラ組替えなしで矯正材のサイズ替えが出来るという効
果を奏する。
【0120】本発明のローラ矯正機のローラ組替装置に
よえれば、容易且つ安全に効率良くローラの組替作業が
出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による両持式ローラ矯正機
の1組のローラ及び軸受け構成体の断面図である。
【図2】ローラ組替に時引き出される操作側軸受けユニ
ット及びローラユニットの断面図である。
【図3】ローラユニットの断面図である。
【図4】ローラユニット着脱部の詳細図である。
【図5】ローラ矯正機全体の正面断面図である。
【図6】組替前のローラ矯正機全体の側面断面図。
【図7】形鋼サイズ変更に伴うローラユニット間調整の
フローを示す図である。
【図8】組替時のローラ矯正機全体の側面断面図であ
る。
【図9】ローラユニット積載前の横行台車の断面図であ
る。
【図10】ローラユニット積載時の横行台車の断面図で
ある。
【図11】プッシュプル台車のつかみ機構の側面図であ
る。
【図12】上部から見たロール組替部を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 昇降装置 4 上ローラ及び軸受け構成体 5 下ローラ及び軸受け構成体 6 上レール 7 上ローラ支持体 8 下レール 9 下ローラ支持体 10 駆動装置 11 スピンドルカップリング 12 カップリングクランプ 13a,13b 操作側ベアリングケース 14a,14b 車輪 15a,15b ベアリング 16 インナーリング 17 回転リング 18 溝付きネジリング 19 移動体ケース 20 溝 21 ウォームギヤ 22 スライダー 23 スラストベアリング 24 インナースライドリング 25 スライドネジリング 26 センサー 27a,27b 割ローラ 28a,28b 伸縮ネジリング 29a,29b ストッパーリング 30 操作側ローラスリーブ 31 駆動側ローラスリーブ 34 H形鋼 35 下レール 36A,36B 横行台車 37 上レール 38a,38b プッシュプル台車 39 台車内レール 40ローラユニット受け架台 41 昇降装置 46 矯正機本体 49 横行用レール 65 モータ 66 ウォーム A 操作側軸受けユニット B ローラユニット B1 操作側ローラユニット B2 駆動側ローラユニット C 駆動側軸受けユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−179018(JP,A) 特開 平8−141641(JP,A) 特開 平6−312219(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 3/05

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形鋼を矯正する両持式ローラ矯正機におい
    て、相互にはまり合い、それぞれに設けた割ローラの間
    隔を任意の値に設定可能な2つのローラユニットと、前
    記2つのローラユニットのうちの一方のローラユニット
    を軸方向に移動させる移動機構を有する操作側軸受けユ
    ニットと、回転駆動装置からの駆動力を前記2つのロー
    ラユニットに伝達し、これらを回転させるシャフトを固
    定支承する駆動側軸受けユニットとを備え、前記2つの
    ローラユニット、操作側軸受けユニット及び駆動側軸受
    けユニットをローラ組替作業時にそれら2つのローラユ
    ニットと操作側軸受けユニットと駆動側軸受けユニット
    の3点に相互に分離可能に構成し、前記一方のローラユ
    ニットの一端をこれに対向する操作側軸受けユニットの
    一端と着脱自在に構成した1組のローラ及び軸受け構成
    体を矯正機本体内に必要組数配置したことを特徴とする
    両持式ローラ矯正機。
  2. 【請求項2】請求項1記載に記載の両持式ローラ矯正機
    において、前記回転駆動装置はモータ及び減速機を有す
    る駆動装置と、前記駆動側軸受けユニットのシャフトの
    一端を前記駆動装置に連結するスピンドルカップリング
    とを有し、このスピンドルカップリングのシャフト側部
    分の位置を保持する手段を設けたことを特徴とする両持
    式ローラ矯正機。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の両持式ロー
    ラ矯正機において、前記矯正機本体内から本体外の所定
    位置までローラ軸方向にレールを配置し、前記レールに
    沿って前記操作側軸受けユニット及び駆動側軸受けユニ
    ットを移動可能とする手段を設け、前記操作側軸受けユ
    ニットを前記レールを介して牽引する手段を装備したこ
    とを特徴とする両持式ローラ矯正機。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2に記載の両持式ロー
    ラ矯正機において、前記ローラ及び軸受け構成体の操作
    側軸受けユニット及び駆動側軸受けユニットの各々のベ
    アリングケースに車輪を取り付け、前記矯正機本体内か
    ら本体外の所定位置までローラ軸方向に前記車輪用のレ
    ールを配置し、前記操作側軸受けユニットのベアリング
    ケースの車輪を前記レールを介して牽引するプッシュプ
    台車を装備したことを特徴とする両持式ローラ矯正
    機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の両持式ローラ矯正機にお
    いて、前記矯正機本体外の前記レールの途中位置で前記
    レールと直交する方向に移動可能な横行台車を設置し、
    この横行台車に前記ローラユニットを支承する昇降架台
    を設けたことを特徴とする両持式ローラ矯正機。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の両持式ローラ矯正機にお
    いて、前記横行台車は、新ローラユニットと旧ローラユ
    ニットとの積載を区分した2台が配置され、それぞれの
    横行台車のローラユニット支承数を矯正機1台分とした
    ことを特徴とする両持式ローラ矯正機。
  7. 【請求項7】形鋼を矯正する両持式ローラ矯正機の2つ
    の割ローラの間隔の調整方法において、前記両持式ロー
    ラ矯正機は、相互にはまり合い、それぞれに設けた割ロ
    ーラの間隔を任意の値に設定可能な2つのローラユニッ
    トと、前記2つのローラユニットのうちの一方のローラ
    ユニットを軸方向に移動させる移動機構を有する操作側
    軸受けユニットと、回転駆動装置からの駆動力を前記2
    つのローラユニットに伝達し、これらを回転させるシャ
    フトを固定支承する駆動側軸受けユニットとを備え、前
    記2つのローラユニット、操作側軸受けユニット及び駆
    動側軸受けユニットをローラ組替作業時にそれら2つの
    ローラユニットと操作側軸受けユニットと駆動側軸受け
    ユニットの3点に相互に分離可能に構成し、前記一方の
    ローラユニットの一端をこれに対向する操作側軸受けユ
    ニットの一端と着脱自在に構成した1組のローラ及び軸
    受け構成体を矯正機本体内に必要組数配置して構成さ
    れ、前記2つのローラユニットのうち駆動側のローラユ
    ニットを軸方向に移動して、前記2つのローラユニット
    間の距離を調整し、2つの割ローラの間隔を調整するこ
    とを特徴とする両持式ローラ矯正機の2つの割ローラの
    間隔の調整方法。
  8. 【請求項8】形鋼を矯正する両持式ローラ矯正機のロー
    ラ組替装置において、前記両持式ローラ矯正機は、2つ
    のローラユニットと、前記2つのローラユニットのうち
    の一方のローラユニットを軸方向に移動させる移動機構
    を有する操作側軸受けユニットと、回転駆動装置からの
    駆動力を前記2つのローラユニットに伝達し、これらを
    回転させるシャフトを固定支承する駆動側軸受けユニッ
    トとを備え、前記2つのローラユニット、操作側軸受け
    ユニット及び駆動側軸受けユニットをローラ組替作業時
    にそれら2つのローラユニットと操作側軸受けユニット
    と駆動側軸受けユニットの3点に相互に分離可能に構成
    し、前記一方のローラユニットの一端をこれに対向する
    操作側軸受けユニットの一端と着脱自在に構成した1組
    のローラ及び軸受け構成体を矯正機本体内に必要組数配
    置して構成され、前記矯正機本体内から本体外の所定位
    置までローラ軸方向に前記操作側軸受けユニットを移動
    させるレールを配置し、かつ前記ローラユニットを積載
    する横行台車及び交換用のローラユニットを積載する横
    行台車の2台の横行台車を配置し、前記2台の横行台車
    を前記レールと直交する方向に移動可能にしたことを特
    徴とする両持式ローラ矯正機のローラ組替装置。
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