JP2984243B2 - 圧延装置 - Google Patents
圧延装置Info
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Description
鋼、平鋼などを圧延するための圧延装置に関し、詳しく
はロールの組み替えを容易にする機構を備えた圧延装置
に関するものである。
ールは圧延作業中に傷付いたり摩耗したりし、また種類
やサイズの異なる鋼材を圧延する必要があることから、
ロールの組み替えが頻繁に行われる。従来の一般的な圧
延装置におけるロールの組み替えは、ハウジングを定位
置に固定した状態で、少なくとも上下の水平ロールをそ
れぞれ回動自在に支持する上下のチョックとともに一体
化したロールセットを、ハウジングの窓を通して出し入
れすることによって行われている。
に記載されているように、偏心圧下機構を有するミルハ
ウジングを水平ロールの軸方向に2以上に分割し、係合
装置を介して結合・解放自在に構成したユニバーサル圧
延装置が提案されている。
た従来の一般的な圧延装置あるいは上記公報に記載の圧
延装置では、次のような点で改良すべき余地がある。
が通れる大きさの、間口の広い窓(開口)をハウジング
に設ける必要がある。このため、ハウジングの剛性・強
度が低下するおそれがあり、補強を要するので、これが
装置全体の重量がアップする要因の一つになっている。
ールの組み替えに際して、駆動軸からミルハウジングを
ロールやそのチョックなどとともに切り離したうえ、圧
延装置の大部分をクレーン等でロールショップへ搬送
し、専用の組み替え装置を使用して作業を行う必要があ
る。このため、クレーン等による搬送作業が繁雑で搬送
に時間がかかるうえに、組み替え作業にも多くの手間を
要する。
めにロール交換用の予備スタンドを使用する方法がある
が、この方法を用いると、予備スタンドの余分な費用が
かかるうえに、ロールショップ又はスタンド交換位置に
予備スタンドを設置するためのかなり広い余分なスペー
スが必要になる。
で、ロールの組み替え作業が簡略化され、作業時間の短
縮を図ることができ、またロールショップ又はスタンド
交換位置に予備スタンドを設置するための余分なスペー
スを必要としない圧延装置を提供することを目的として
いる。
めに本発明にかかる圧延装置は、駆動側ロールハウジン
グと操作側ロールハウジングとを、上下の水平ロールの
軸方向に分離可能に構成するとともに、前記上下の水平
ロールをそれぞれ回動自在に支持する上下のチョックと
ともに圧延ガイド装置を介して一体化したロールセット
と、前記操作側ロールハウジングとを、それぞれ独立し
て前記駆動側ロールハウジングから離間する方向に移動
できるようにしている。
れば、水平ロールの組み替えが必要になると、ロールセ
ットと操作側ロールハウジングとをそれぞれ水平ロール
の軸方向に沿って移動させることにより、駆動側ロール
ハウジングから離間させる。そして、ロールセットを所
定位置(ロール交換位置)まで移動させたのち、操作側
ロールハウジングをロールセットの移動先よりもさらに
遠方に移動させる。これにより、ロールセットが所定位
置に残され、操作側ロールハウジングから完全に切り離
されて全体が露呈するので、ロールの組み替えを容易に
かつ効率よく行うことができる。一方、ロールの組み替
えが終了すると、操作側ロールハウジングを駆動側ロー
ルハウジングの方向に移動させ、組み替え作業の終了し
たロールセットとともに駆動側ロールハウジングの方向
に移動させてそれぞれを元の圧延作業位置に戻し、ロー
ルセットを操作側ロールハウジングによって駆動側ロー
ルハウジングとの間で挟み込み、一体化させる。これに
より、圧延作業が可能になる。本発明の圧延装置では以
上のような手順によってロールの組み替えを行うので、
従来と違ってロールハウジングにはロールセットを通せ
るような大きな開口を設ける必要がないので、特に補強
しなくてもロールハウジングの剛性・強度が向上するの
で、逆にロールハウジングを容易に小型化でき、装置全
体の重量を削減できる。さらに、従来、ハウジングを分
割したタイプの圧延機で行われていたようにロールショ
ップにスタンドを移動させ、そこにロールの組み替え専
用の装置を設置する必要がなくなるので、圧延ラインの
近傍にロールの組み替え場所(ロール交換場所)を設け
ることができ、圧延設備全体のスペースを縮小できると
ともに、取り扱いが容易になる。
トは、回動自在に支持されている左右の竪ロールを備え
ることができる。
ニバーサル圧延装置であって、一対の竪ロールおよび水
平ロールやそれらのチョックとともに圧延ガイド装置に
一体的に支持させてロールセットが構成される。したが
って、本請求項にかかる発明の圧延装置では、水平ロー
ルなどとともに竪ロールも同時に組み替えることになる
が、それらの組み替え作業は請求項1の圧延装置と基本
的に共通している。
トと前記操作側ロールハウジングとは、前記水平ロール
の軸方向上のロール交換位置(ロール組み替え位置)ま
で同時に移動でき、かつ当該ロール交換位置で前記操作
側ロールハウジングを前記ロールセットと切り離したう
えで、前記操作側ロールハウジングを前記駆動側ロール
ハウジングからさらに離間する方向に移動できるように
するのがよい。なお、前記操作側ロールハウジングには
前記ロールセットに対し着脱可能な連結具、たとえばロ
ールセットのチョックに凹設した凹部に係合可能なキー
パープレートが設けてあり、このキーパープレートを開
放することでロールセットが操作側ロールハウジングか
ら切り離せるようにし、切離時以外は両者が一体に連結
されるようにすればよい。
は、ロールセットと操作側ロールハウジングとは、ロー
ル組み替え位置と圧延ライン上の作業位置との間におい
て同時に移動させられるように、通常は一体的に接続さ
れているから、搬送用駆動台車などにより操作側ロール
ハウジング側だけを牽引あるいは押して両者を移動でき
るので、搬送作業が容易になる。
装置の下端部に車輪を軸支するとともに、前記操作側ロ
ールハウジングの下端部に車輪を軸支し、前記各車輪を
これらに対応して転動自在に支持する軌道を水平ロール
の軸方向に沿って敷設し、前記駆動側又は操作側ロール
ハウジングから前記操作側又は駆動側ロールハウジング
に向けて複数本のタイロッドを延設するとともに、前記
各タイロッドの端部を嵌挿しかつ緊締可能なクランプ装
置を、前記操作側又は駆動側ロールハウジングに設ける
ことが好ましい。つまり、前記タイロッドは前記操作側
又は駆動側ロールハウジングのどちらでも設けることが
でき、そのタイロッドと相対向する側のロールハウジン
グにクランプ装置が設けられる。
ば、ロールの組み替えに際してロールセットおよび操作
側ロールハウジングを移動させるときに、軌道上を車輪
によって走行させることにより移動させられるので、ク
レーン等による圧延装置本体の搬送作業が一切不要にな
り、搬送作業が容易にかつ確実に行え、搬送時間も短縮
される。また操作側ロールハウジングと駆動側ロールハ
ウジングとの間にロールセットを挟み込んで一体化する
場合あるいは一体化を解消して駆動側ロールハウジング
から分離する場合に、タイロッド端部をクランプ装置に
より緊締したり緊締状態を解除したりすればよいので、
駆動側ロールハウジングとの結合および分離のための作
業が簡単で迅速に行い得る。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は圧
延装置の実施例を示す正面図で、本来は図の右側に設置
されている駆動装置を省略した圧延作業状態を表し、図
1(b)は図1の圧延装置の一部を拡大し、一部を断面で
表した平面図で、圧延ロール・チョックは省略してい
る。図2は図1の圧延装置の平面図、図3は図1の圧延
装置のロール組み替え作業状態を示す正面図、図4は図
3の圧延装置の平面図である。
1は上下一対の水平ロール2・3を備えた二段圧延機と
称される装置で、上部水平ロール2は、軸受(図示せ
ず)を内蔵した両側のチョック4・4により回動自在に
軸支されており、下部水平ロール3も、軸受(図示せ
ず)を内蔵した両側のチョック5・5により回動自在に
軸支されている。図3・図4に示すように、上下の右側
のチョック4・5の端部には、水平ロール2・3の回動
軸と一体に接続された連結部2C・3Cが右側方に突出
し、図示を省略した駆動装置の駆動軸に連結される。圧
延ガイド装置6は上下の水平ロール2・3間をロールの
軸と直交する方向に延びる圧延ガイド部材6Aを備え、
この圧延ガイド装置6の上下に上下の水平ロール2・3
がチョック4・5とともに一体に組み込まれている。し
たがって本例においては、上記の水平ロール2・3乃至
圧延ガイド装置6の各構成部材(正確には、下記の車輪
7を含む)によってロールセット9が構成されることに
なる。
れレストバー6Bを介して両側の装置本体6Cに支承さ
れ、各装置本体6Cの下端部に一対の車輪7・7が転動
自在に配設されている。圧延ガイド部材6Aの上端に、
上部水平ロール2を支持する対をなすサポート部6Dが
配設され、各サポート部6Dは圧延作業状態では、正面
より見て左右に開放され(逃げ)て上部水平ロール2の
圧下を可能にする。また圧延ガイド部材6Aの両側面に
は、作業状態で図1のようにH形のガイド孔6Eが形成
され、H形鋼が一方のガイド孔6Eを通って上下の水平
ロール2・3間に導かれ、圧延されたのち、他方のガイ
ド孔(図示せず)から送り出される。さらに、両側の車
輪7・7が転動可能に載置される軌道としての一対のガ
イドレール8・8が水平ロール2・3の軸方向と平行に
敷設され、前記圧延ガイド装置6はガイドレール8・8
に沿って圧延作業位置(図1)とロール組み替え位置
(図3)との間を走行して移動できる。なお図1(a)中
の符号6Pはガイドである。
ジング10Lとの切り離しおよび連結は本例では次のよ
うにして行うようにしている。すなわち、図1(b)に示
すように、操作側ロールハウジング10Lの両側に、ロ
ールセット9の上部チョック4の両側に凹設した各凹部
4Aに、それぞれL形のキーパープレート4Bを油圧シ
リンダ4Cを介して開閉することにより係合・離脱可能
にしてあり、このキーパープレート4Bを開放すること
でロールセット9を操作側ロールハウジング10Lから
切り離せるようにし、キーパープレート4Bを閉じるこ
とでロールセット9を操作側ロールハウジング10Lに
連結できるようにしている。この連結・切り離し機構
は、上記では上部チョック4について説明したが、下部
チョック5についても同様である。
3のように正面より見て幅方向の左右に分離可能で、左
右のハウジング部(ロールハウジング)10R・10L
から構成されている。本例では駆動側(図3の右側)の
ハウジング部(駆動側ロールハウジング)10Rの上下
両端から、合計4本のタイロッド11が操作側(図3の
左側)のハウジング部(操作側ロールハウジング)10
Lに向けて延設されている。各タイロッド11の先端部
分11Aは他の部分に比べて外径がやや小さく形成され
ており、ハウジング部10Lには各タイロッド11の先
端部分11Aを挿通可能な貫通孔が設けられ、また同先
端部分11Aを挿入した状態で緊締するクランプ装置1
2が装着されている。ロールの組み替え作業時以外は、
図1・図2のように駆動側と操作側のハウジング部10
R・10Lによってロールセット9を挟み込むように一
体的に保持し、各タイロッド11の先端部分11Aをク
ランプ装置12で緊締して連結した状態の、圧延作業状
態に維持される。また駆動側のハウジング部10Rは圧
延ライン上の所定位置に固設されているが、操作側のハ
ウジング部10Lは、上記のロール組み替え位置を通り
越してさらに遠方まで移動できるようになっている。
両側下端部には、それぞれ一対の車輪13・13が転動
自在に配設されており、両側の車輪13・13が転動可
能に載置される軌道としての一対のガイドレール14・
14が上記ガイドレール8・8の内側で水平ロール2・
3の軸方向と平行に敷設されている。また各ガイドレー
ル14・14は、図1のようにガイドレール8・8より
もやや低い位置に敷設され、ガイドレール8・8よりも
遠方まで延長されている。なお、図示は省略するが、操
作側ハウジング部10Lなど(途中まではロールセット
9なども)を、牽引あるいは押して移動させるプッシュ
プラーと称される搬送駆動台車が操作側ハウジング部1
0L側に配備されている。
延方向に移動できる構造にして、あらかじめ準備した新
ロールセット(図示せず)を旧ロールセット9と入れ替
えて迅速に組み込めるようにしている。すなわち、ロー
ル組み替え位置に該当するガイドレール8・8の部分8
A・8Aおよび同部分8A・8Aに対応するガイドレー
ル14・14の部分14A・14Aを他のレール部分と
分離できるようにし、これらの分離可能なレール部分8
A・8Aおよび同レール部分14A・14Aと共通の間
隔を有するもう一組のレール部分8A・8Aおよびレー
ル部分14A・14Aとを、横行台車などの共通の搬送
機構21上に圧延(ライン)方向に間隔をあけてそれぞ
れ敷設しておき、各組のレール部分8A・8A・14A
・14Aを圧延方向に沿って入れ替えられるようにして
いる。なお、搬送機構21には図示のように圧延方向に
シフトする方式のほか、ターンテーブル方式や昇降方式
などを適用できる。
置1が構成されるが、本例の圧延装置1によれば、次の
ような手順で水平ロール2・3をチョック4・5および
圧延ガイド装置6とともに組み替えることができる。
装置12によるタイロッド11の先端部分11Aに対す
る緊締状態を解除し、操作側ハウジング部10Lを分離
可能な状態にする。
9を操作側ハウジング部分10Lとともに、駆動側ハウ
ジング部10Rから離間する方向、いいかえれば水平ロ
ール2・3の軸方向外方に、ガイドレール8・8・14
・14に沿ってロール組み替え位置まで移動させる。
上のロール組み替え位置に残し、プッシュプラーによ
り、操作側ハウジング部10Lをガイドレール14・1
4に沿ってさらに駆動側ハウジング部10Rから離間す
る方向へ移動させる(図3参照)。
あらかじめ準備している新ロールセットを上記ロールセ
ット9と入れ替える。
ング部10Lをガイドレール14・14に沿って駆動側
ハウジング部10Rの方向に移動させ、ロール組み替え
位置まで移動させた後、新ロールセット9とともにガイ
ドレール8・8に沿って操作側ハウジング部10Lを駆
動側ハウジング部10Rの方向に移動させる。
装置12によりタイロッド11の先端部分11Aを緊締
し、ロールセット9を駆動側ハウジング部10Rととも
に挟み込んで一体的に連結することにより、元の圧延作
業状態に戻す(図1参照)。
用した実施例を図面に基づいて説明する。
圧延装置を一部を断面で表した正面図、図6は図5のA
−A線断面図、図7は図5の圧延装置の左半分(操作
側)を一部を断面で表した平面図である。
上記実施例の圧延装置1と違って左右一対の軸15Aに
より軸受15Bを介して回動自在に支持された竪ロール
15・15を、それぞれ竪ロールチョック16とともに
備えており、これらの竪ロール15は圧下装置17によ
り相対向する方向に進退自在に構成されている。ロール
セット9’の一部を構成する圧延ガイド装置6’は次の
ような構成からなる。すなわち、図6のように下部水平
ロール3の軸に直交する方向に延びる接続部材6Fが両
側の装置本体6Cに跨がって接続され、その接続部材6
Fの長さ方向の中間位置付近の両側に、下部水平ロール
3の回転軸3Aを支持する支持片6Gが上向きに突設さ
れている。両側の装置本体6Cの両端から支持板6Hが
上向きにそれぞれ突設され、両支持板6Hの上端部間に
跨がってレストバー6Bが配設されている。レストバー
6Bには、左右一対の圧延ガイド部材6Aの下部挿通孔
(図示せず)が相対向方向に摺動自在に外挿され、圧延
ガイド部材6A同士を相接近させて閉じた状態で図5の
ように正面より見て、それらの両側面にH形のガイド孔
6Eが形成される。
のようにH形鋼の中間水平部が通過する挿通口6E’が
圧延方向にわたって形成されている。さらに、図6のよ
うに圧延ガイド部材6Aの上面には、上部水平ロール2
の回転軸2Aを必要に応じて支持する一対のサポート部
(支持片)6D’が、それぞれラック&ピニオン6Lを
介して油圧シリンダ6Mの進退動により起伏できるよう
に構成されている。図6は上部水平ロール2を後述の圧
下装置18により圧下可能な状態を示し、サポート部6
D’が起立しているが、非圧延状態ではサポート部6
D’を相互に内側に傾倒させることによって上部水平ロ
ール2の回転軸2Aが支持される。また図7中の符号6
Pは前後一対のガイドで、それぞれ圧延ガイド部材6A
の側面に間隔をあけて突設され、圧延ガイド部材6Aの
開閉時に各ハウジング部10L・10Rのガイド孔(図
示せず)に沿って案内される。
・10Rには、水平ロール2・3のチョック4・5が通
る大きさの窓2B・3Bがそれぞれ開口され、また窓2
B・3Bの上下方向の中間位置には、竪ロール15が出
入り可能な長方形の窓15C(図7)が開口されてい
る。各ハウジング部10L・10Rは上下左右が閉じた
縦向きの長方形で、それぞれの上下両端部に圧下装置1
8・圧上装置19が内蔵されている。各圧下・圧上装置
18・19の圧下・圧上スクリュー18A・19Aの先
端には、各水平ロール2・3のチョック4・5の上面あ
るいは下面に設けられた凹状係合部20(図5)に係脱
可能な凸状係合部18B(図5)がそれぞれ一体的に配
設されている。なお、上記実施例の圧延装置6と共通す
る部材は同一の符号を用いて示し、説明を省略する。
かるユニバーサル圧延装置1’が構成されるが、この圧
延装置1’の場合にも、ロールの組み替え作業は基本的
には上記第1実施例にかかる圧延装置1と共通してい
る。異なっているところは、ロールセット9’の圧延ガ
イド装置6’が、竪ロール15とその軸15Aおよび軸
受15B、水平ロール2・3やそれらのチョック4・5
などとともに一体に支持している点である。したがって
ロール組み替えの際には、水平ロール2・3などととも
に竪ロール15やその軸15Aおよび軸受15Bなども
同時に交換される。なお、4本のタイロッド11は図6
に示すように、圧延ガイド装置6’の圧延ガイド部材6
Aに干渉しない位置に配置されている。
本発明にかかる圧延装置には、次のような優れた効果が
ある。
え作業が簡略化され、作業時間が大幅に短縮され、圧延
作業の効率が向上する。
ロールセットを通せるような大きな開口を設ける必要が
ないので、ロールハウジングの剛性・強度が向上し、ロ
ールハウジングを小型化でき、装置全体の重量を軽減で
きる。
場合のロールの組み替え専用の装置を備えたロールショ
ップを設ける必要がなく、圧延ラインの近傍でロールの
組み替えが可能になるので、圧延設備全体のスペースを
削減できる。
延装置についても請求項1の発明と同様に各ロールの組
み替えが可能であり、請求項1と共通の効果を奏する。
操作側ロールハウジングとをロール組み替え位置と圧延
作業位置との間で同時に移動できるので、搬送作業が一
層容易にかつ効率よく行える。
よび操作側ロールハウジングを軌道上に沿って車輪を用
いて移動させられるので、クレーン等による圧延装置の
搬送作業が一切不要になり、搬送作業が容易にかつ確実
に行える。
ルハウジング間における結合とその解除とをクランプ装
置の緊締と解除により行えるので、結合および分離の作
業をそれぞれ簡単でかつ迅速に行える。
示す正面図で、本来図の右側に設置されている駆動装置
を省略した圧延作業状態を表している。図1(b)は図1
(a)の圧延装置の一部を拡大し、一部を断面で表した平
面図で、圧延ロール・チョックは省略している。
装置を示す正面図である。
おけるユニバーサル圧延装置を一部を断面で表した正面
図である。
面で表した平面図である。
グ) 10L 操作側ハウジング部(操作側ロールハウジン
グ) 11 タイロッド 12 クランプ装置 15 竪ロール 16 竪ロールチョック 17・18 圧下装置 19 圧上装置 21 搬送機構
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動側ロールハウジングと操作側ロール
ハウジングとを、上下の水平ロールの軸方向に分離可能
に構成するとともに、 前記上下の水平ロールをそれぞれ回動自在に支持する上
下のチョックとともに圧延ガイド装置を介して一体化し
たロールセットと、前記操作側ロールハウジングとを、
それぞれ独立して前記駆動側ロールハウジングから離間
する方向に移動できるようにしたことを特徴とする圧延
装置。 - 【請求項2】 前記ロールセットが、回動自在に支持さ
れている左右の竪ロールを備えている請求項1記載の圧
延装置。 - 【請求項3】 前記ロールセットと前記操作側ロールハ
ウジングとは、前記水平ロールの軸方向上のロール交換
位置まで同時に移動でき、かつ当該ロール交換位置で前
記操作側ロールハウジングを前記ロールセットと切り離
したうえで、前記操作側ロールハウジングを前記駆動側
ロールハウジングからさらに離間する方向に移動できる
ようにした請求項1又は2記載の圧延装置。 - 【請求項4】 前記圧延ガイド装置の下端部に車輪を軸
支するとともに、前記操作側ロールハウジングの下端部
に車輪を軸支し、前記各車輪をこれらに対応して転動自
在に支持する軌道を水平ロールの軸方向に沿って敷設
し、 前記駆動側又は操作側ロールハウジングから前記操作側
又は駆動側ロールハウジングに向けて複数本のタイロッ
ドを延設するとともに、前記各タイロッドの端部を嵌挿
しかつ緊締可能なクランプ装置を、前記操作側又は駆動
側ロールハウジングに設けた請求項1〜3のいずれか記
載の圧延装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP9336710A JP2984243B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 圧延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP9336710A JP2984243B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 圧延装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11169920A JPH11169920A (ja) | 1999-06-29 |
JP2984243B2 true JP2984243B2 (ja) | 1999-11-29 |
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ID=18301999
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JP9336710A Expired - Fee Related JP2984243B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 圧延装置 |
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CN110893416A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-03-20 | 山东钢铁集团日照有限公司 | 一种平整机双侧自动换辊方法 |
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- 1997-12-08 JP JP9336710A patent/JP2984243B2/ja not_active Expired - Fee Related
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