JP3330457B2 - 自発光式標識装置 - Google Patents
自発光式標識装置Info
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- JP3330457B2 JP3330457B2 JP33025194A JP33025194A JP3330457B2 JP 3330457 B2 JP3330457 B2 JP 3330457B2 JP 33025194 A JP33025194 A JP 33025194A JP 33025194 A JP33025194 A JP 33025194A JP 3330457 B2 JP3330457 B2 JP 3330457B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- resin
- self
- light emitting
- fixed
- Prior art date
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F13/00—Illuminated signs; Luminous advertising
- G09F13/20—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
- G09F13/22—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
Landscapes
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路工事に際して交通
規制をしたり、走行中の車両や歩行者に対して車線変更
や通行方向を案内指示したりする標識装置に係り、特に
可撓性及び通気性を有するシート本体の表面に複数の発
光部ユニットを所定標識を表示する文字、図形又は記号
等を形成することができるように配列して成る自発光式
標識装置に関するものである。
規制をしたり、走行中の車両や歩行者に対して車線変更
や通行方向を案内指示したりする標識装置に係り、特に
可撓性及び通気性を有するシート本体の表面に複数の発
光部ユニットを所定標識を表示する文字、図形又は記号
等を形成することができるように配列して成る自発光式
標識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路工事等に際して使用する上記従来の
標識装置50は、一般的には図9に示すように、コンク
リート等の重量物で形成された支持台51上に立設した
支柱52の上端に金属製の表示板本体53を取り付けた
ものが多用されている。これらの表示板本体53は、車
両の運転者や歩行者に対して、遠方からも表示内容に対
する視認性を確保することができるようにするため、支
柱52の高さ寸法や表示板本体53の表示面積や形状等
を大きく形成しなければならず、また表示板本体53自
体を自立支持するためには、上記支持台51自体の重量
を表示板本体53に風圧等がかかった場合でも転倒しな
い程度の固定支持力を有するような大きさに形成したも
のであった。しかも、このような標識装置50は、道路
工事等に際して適宜所望の箇所に設置して使用するもの
であり、常時工事箇所の変更等に応じて、設置箇所を頻
繁に移動させる必要性を有するものであった。
標識装置50は、一般的には図9に示すように、コンク
リート等の重量物で形成された支持台51上に立設した
支柱52の上端に金属製の表示板本体53を取り付けた
ものが多用されている。これらの表示板本体53は、車
両の運転者や歩行者に対して、遠方からも表示内容に対
する視認性を確保することができるようにするため、支
柱52の高さ寸法や表示板本体53の表示面積や形状等
を大きく形成しなければならず、また表示板本体53自
体を自立支持するためには、上記支持台51自体の重量
を表示板本体53に風圧等がかかった場合でも転倒しな
い程度の固定支持力を有するような大きさに形成したも
のであった。しかも、このような標識装置50は、道路
工事等に際して適宜所望の箇所に設置して使用するもの
であり、常時工事箇所の変更等に応じて、設置箇所を頻
繁に移動させる必要性を有するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の標識装
置50は、それ自体が有する重量や大きさのために、設
置箇所の変更に際しての運搬作業等が極めて困難である
ばかりでなく、表示板本体53がその全面で風圧を受け
る構成になっているため、強風に対しての支持台51の
立設支持力が弱く、標識装置50が転倒する等の危険性
を有するものであった。
置50は、それ自体が有する重量や大きさのために、設
置箇所の変更に際しての運搬作業等が極めて困難である
ばかりでなく、表示板本体53がその全面で風圧を受け
る構成になっているため、強風に対しての支持台51の
立設支持力が弱く、標識装置50が転倒する等の危険性
を有するものであった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、標識装置の表示板本体を通気性及び可撓性を
有するシート本体によって形成することにより支持構造
物である支柱から自在に着脱させることができると共
に、軽量で折り畳み可能で、可搬性や格納性及び使用中
の安全性に優れ、かつ夜間視認性にも優れた自発光式の
標識装置を提案することを目的とするものである。
のであり、標識装置の表示板本体を通気性及び可撓性を
有するシート本体によって形成することにより支持構造
物である支柱から自在に着脱させることができると共
に、軽量で折り畳み可能で、可搬性や格納性及び使用中
の安全性に優れ、かつ夜間視認性にも優れた自発光式の
標識装置を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自発光式標識装置は、可撓性及び通気
性を有するシート本体の表面に複数の発光部ユニットを
所定の標識を表示する文字、図形又は記号等を形成する
ように配列した標識装置において、上記発光部ユニット
が帯状の弾性部材によって形成され、表面側には長手方
向に沿って透明カバーによって被覆密閉して成る発光部
を構成したボディと、該ボディの内底に収容され、前記
発光部に沿ってその内側に並列するように配列した複数
の発光体を搭載した可撓性基板とを具備して成り、かつ
前記シート本体の裏面側に溶接固定した樹脂シート面上
に発光ユニットの電源接続用のリード線や中継基板等の
配電用部品を配設すると共に、該配電用部品の裏面側を
シリコン樹脂や軟質樹脂等で成る保護シートによって被
覆したことを要旨とするものである。
に、本発明に係る自発光式標識装置は、可撓性及び通気
性を有するシート本体の表面に複数の発光部ユニットを
所定の標識を表示する文字、図形又は記号等を形成する
ように配列した標識装置において、上記発光部ユニット
が帯状の弾性部材によって形成され、表面側には長手方
向に沿って透明カバーによって被覆密閉して成る発光部
を構成したボディと、該ボディの内底に収容され、前記
発光部に沿ってその内側に並列するように配列した複数
の発光体を搭載した可撓性基板とを具備して成り、かつ
前記シート本体の裏面側に溶接固定した樹脂シート面上
に発光ユニットの電源接続用のリード線や中継基板等の
配電用部品を配設すると共に、該配電用部品の裏面側を
シリコン樹脂や軟質樹脂等で成る保護シートによって被
覆したことを要旨とするものである。
【0006】また、可撓性を有すると共に通気性を有す
るメッシュ状のシート本体の表裏両面に、所定の標識を
表示する文字、図形又は記号を形成するように切り抜き
裁断された軟質樹脂材料で成る同形の2枚の樹脂シート
を上記シート本体を挟持するように相互に相対させて溶
接固着し、表面側の樹脂シート面上に、前記裁断形状に
沿って複数の発光部ユニットを配列固定した構造にする
こともできる。
るメッシュ状のシート本体の表裏両面に、所定の標識を
表示する文字、図形又は記号を形成するように切り抜き
裁断された軟質樹脂材料で成る同形の2枚の樹脂シート
を上記シート本体を挟持するように相互に相対させて溶
接固着し、表面側の樹脂シート面上に、前記裁断形状に
沿って複数の発光部ユニットを配列固定した構造にする
こともできる。
【0007】上記発光部ユニットは、発光体として複数
の発光素子を用いて構成したものである。また、上記シ
ート本体の裏面側に溶接固定した樹脂シート面上に発光
部ユニットの電源接続用のリード線や中継基板等の配電
用部品を配設すると共に、該配電用部品の表面側をシリ
コン樹脂や塩化ビニルシート等の保護シートによって被
覆した構成にすることもできる。
の発光素子を用いて構成したものである。また、上記シ
ート本体の裏面側に溶接固定した樹脂シート面上に発光
部ユニットの電源接続用のリード線や中継基板等の配電
用部品を配設すると共に、該配電用部品の表面側をシリ
コン樹脂や塩化ビニルシート等の保護シートによって被
覆した構成にすることもできる。
【0008】
【作用】上記構成によれば、標識装置を金属製の表示板
本体に代えて可撓性及び通気性を有するシート本体によ
って形成したものであるため、標識装置自体を軽量化す
ることができると共に、必要に応じて折り畳み、可搬性
及び格納性を向上し、また強風に対する対向力を低減さ
せることができる。また、文字、図形又は記号等で形成
される標識表示部に発光部ユニットが装着してあるため
夜間、遠方からの視認性が向上する。
本体に代えて可撓性及び通気性を有するシート本体によ
って形成したものであるため、標識装置自体を軽量化す
ることができると共に、必要に応じて折り畳み、可搬性
及び格納性を向上し、また強風に対する対向力を低減さ
せることができる。また、文字、図形又は記号等で形成
される標識表示部に発光部ユニットが装着してあるため
夜間、遠方からの視認性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る自発光式標識装置の実施
例を図面に従って説明する。図1乃至図7は、本発明に
係る自発光式標識装置に関する好適な一実施例を示すも
のである。図面において、1は可撓性及び通気性を有す
るシート本体である。本実施例において、このシート本
体1は、全面をメッシュ状シートによって形成すると共
に、周縁部を折り曲げ縫合して周縁部強度を持たせ(矢
印A部)、コーナー部分に固定環2,2…をその挿通孔
がシート本体1の表裏面に貫通するように固定すると共
に、該シート本体1をそれぞれ支持台3,3上に立設し
た一対の支柱4,4間に張設し、適宜上記固定環2,2
…に挿通させた紐又は連結帯等の固定部材5,5…を用
いて両支柱4,4間に固定する構造に成っている。この
シート本体1は、所望により支柱4,4から取り外して
巻回又は折り畳んで、該支柱4,4や支持台3,3とは
別々に運搬又は格納することができるように構成したも
のである。上記シート本体1は、メッシュ状シート以外
の通気性を有する他のシート材によって構成することは
勿論である。
例を図面に従って説明する。図1乃至図7は、本発明に
係る自発光式標識装置に関する好適な一実施例を示すも
のである。図面において、1は可撓性及び通気性を有す
るシート本体である。本実施例において、このシート本
体1は、全面をメッシュ状シートによって形成すると共
に、周縁部を折り曲げ縫合して周縁部強度を持たせ(矢
印A部)、コーナー部分に固定環2,2…をその挿通孔
がシート本体1の表裏面に貫通するように固定すると共
に、該シート本体1をそれぞれ支持台3,3上に立設し
た一対の支柱4,4間に張設し、適宜上記固定環2,2
…に挿通させた紐又は連結帯等の固定部材5,5…を用
いて両支柱4,4間に固定する構造に成っている。この
シート本体1は、所望により支柱4,4から取り外して
巻回又は折り畳んで、該支柱4,4や支持台3,3とは
別々に運搬又は格納することができるように構成したも
のである。上記シート本体1は、メッシュ状シート以外
の通気性を有する他のシート材によって構成することは
勿論である。
【0010】交通規制標識や案内標識等の所定の標識B
を表示する文字、図形又は記号等は、先ず、上記シート
本体1の表裏面側からそれぞれ所定標識形状に切り抜き
裁断した例えば塩化ビニルシート、ポリエチレンシート
等の透明又は半透明軟質樹脂材から成る2枚の樹脂シー
ト6,7を相対させ、該シート本体1を挟持するような
状態で相互に溶着(ウエルド加工)して張り合わせ固定
した後、表面側の樹脂シート6の表面側に略同形状に切
り抜き裁断し、所望により適宜標識色(赤色、黄色又は
白色等)で着色して成る反射シート8を貼着し、更に該
反射シート8の表面に適宜長さに形成された複数の帯状
の発光部ユニット9,9…を標識形状に形成された上記
表面側の樹脂シート6上の略中央長手方向に沿って固着
する。上記標識Bを表示すべく所定形状に切り抜き裁断
され、シート本体1の表裏面に配設される各樹脂シート
6,7は、シート本体1が上記の如く通気性を有する多
数の織目やメッシュ孔を有するシート材で形成されてお
り、特にメッシュ状シートによって形成されたシート本
体1を使用した場合には、上記メッシュ孔を介して両樹
脂シート6,7の接着面における溶着加工の精度や密着
性が高く、シート本体1に対する固着性が極めて高い加
工を行うことができる。また、シート本体1の表面側に
固定した樹脂シート6と反射シート8間、及び該反射シ
ート8と発光部ユニット9間の貼着又は固着方法につい
ては、両面接着テープや接着剤等(図示していない)の
任意の固着方法を用いることができるが、製品としての
耐久性を考慮した場合、接着面の剥離防止作用に優れた
接着剤を用いて完全に固定することが望ましい。
を表示する文字、図形又は記号等は、先ず、上記シート
本体1の表裏面側からそれぞれ所定標識形状に切り抜き
裁断した例えば塩化ビニルシート、ポリエチレンシート
等の透明又は半透明軟質樹脂材から成る2枚の樹脂シー
ト6,7を相対させ、該シート本体1を挟持するような
状態で相互に溶着(ウエルド加工)して張り合わせ固定
した後、表面側の樹脂シート6の表面側に略同形状に切
り抜き裁断し、所望により適宜標識色(赤色、黄色又は
白色等)で着色して成る反射シート8を貼着し、更に該
反射シート8の表面に適宜長さに形成された複数の帯状
の発光部ユニット9,9…を標識形状に形成された上記
表面側の樹脂シート6上の略中央長手方向に沿って固着
する。上記標識Bを表示すべく所定形状に切り抜き裁断
され、シート本体1の表裏面に配設される各樹脂シート
6,7は、シート本体1が上記の如く通気性を有する多
数の織目やメッシュ孔を有するシート材で形成されてお
り、特にメッシュ状シートによって形成されたシート本
体1を使用した場合には、上記メッシュ孔を介して両樹
脂シート6,7の接着面における溶着加工の精度や密着
性が高く、シート本体1に対する固着性が極めて高い加
工を行うことができる。また、シート本体1の表面側に
固定した樹脂シート6と反射シート8間、及び該反射シ
ート8と発光部ユニット9間の貼着又は固着方法につい
ては、両面接着テープや接着剤等(図示していない)の
任意の固着方法を用いることができるが、製品としての
耐久性を考慮した場合、接着面の剥離防止作用に優れた
接着剤を用いて完全に固定することが望ましい。
【0011】上記発光部ユニット9は、ウレタンゴム等
の弾性合成樹脂材により帯状に形成した細幅のボディ1
0の長手方向に沿う上面に、発光部11を形成するため
の開口12を穿設すると共に、内側に向かって拡開した
内腔13を形成し、該内腔13の底部に上記発光部11
に沿ってその内側に略等間隔で並列するように配列した
複数の発光ダイオードや発光チップ等の発光体14,1
4…を略等間隔で搭載した可撓性回路基板15を収容
し、上記開口12を透明カバー16によって被覆密閉す
ると共に、発光部ユニット9が全体として略均一に輝光
するように構成し、上記発光体14,14…間には、所
望により適宜抵抗等の電気部品(図示していない)を配
置してある。また、17は、ボディ10の端部から導出
した電源接続用のリード線である。このリード線17
は、ボディ10の側端部から標識Bを構成する樹脂シー
ト6,7 反射シート8及びこれらを固着しているシー
ト本体1等を表裏に貫通する孔18を介して裏面側の樹
脂シート7面上に導出させると共に、該裏面側の樹脂シ
ート7面上に這設させるように構成し、シート本体1の
表面に形成される標識Bの形成部外へはみ出さないよう
に構成してある。
の弾性合成樹脂材により帯状に形成した細幅のボディ1
0の長手方向に沿う上面に、発光部11を形成するため
の開口12を穿設すると共に、内側に向かって拡開した
内腔13を形成し、該内腔13の底部に上記発光部11
に沿ってその内側に略等間隔で並列するように配列した
複数の発光ダイオードや発光チップ等の発光体14,1
4…を略等間隔で搭載した可撓性回路基板15を収容
し、上記開口12を透明カバー16によって被覆密閉す
ると共に、発光部ユニット9が全体として略均一に輝光
するように構成し、上記発光体14,14…間には、所
望により適宜抵抗等の電気部品(図示していない)を配
置してある。また、17は、ボディ10の端部から導出
した電源接続用のリード線である。このリード線17
は、ボディ10の側端部から標識Bを構成する樹脂シー
ト6,7 反射シート8及びこれらを固着しているシー
ト本体1等を表裏に貫通する孔18を介して裏面側の樹
脂シート7面上に導出させると共に、該裏面側の樹脂シ
ート7面上に這設させるように構成し、シート本体1の
表面に形成される標識Bの形成部外へはみ出さないよう
に構成してある。
【0012】発光部11を構成するためにボディ10の
上面に穿設した開口12を密閉する透明カバー16は、
本実施例においては、該開口12部から乳白色シリコン
等のコーティング材を注入して弾性樹脂レンズと成るよ
うに形成したものであり、上記注入に際して、コーティ
ング材がボディ10の内底部の周辺部まで侵入して固化
後に該透明カバー16自体がボディ10の開口12部か
ら抜け出ることがないように構成してある。この透明カ
バー16は、上記発光体14,14…の放射光を発光部
11を介してボディ10外へ拡散出射すると共に、ボデ
ィ10の開口12部に対する防水機能を奏するように構
成したものである。而して、発光部ユニット9は、この
透明カバー16の拡散作用による発光部11の均一的な
輝光を可能にするため、ボディ10に内装すべき発光体
14,14…の装着個数を削減することができる。
上面に穿設した開口12を密閉する透明カバー16は、
本実施例においては、該開口12部から乳白色シリコン
等のコーティング材を注入して弾性樹脂レンズと成るよ
うに形成したものであり、上記注入に際して、コーティ
ング材がボディ10の内底部の周辺部まで侵入して固化
後に該透明カバー16自体がボディ10の開口12部か
ら抜け出ることがないように構成してある。この透明カ
バー16は、上記発光体14,14…の放射光を発光部
11を介してボディ10外へ拡散出射すると共に、ボデ
ィ10の開口12部に対する防水機能を奏するように構
成したものである。而して、発光部ユニット9は、この
透明カバー16の拡散作用による発光部11の均一的な
輝光を可能にするため、ボディ10に内装すべき発光体
14,14…の装着個数を削減することができる。
【0013】裏面側の樹脂シート7上に這設した複数の
発光部ユニット9,9…から導出したリード線17は、
中継基板19を経由して相互に結線し、最終的には外部
商用電源20側に接続する構造に成っている。この中継
基板19は、本実施例においては略30mm角程度の大
きさに形成したリジッドな基板21面上にプラス電極と
マイナス電極とを形成する2個のランド22a,22b
を搭載形成すると共に、各ランド22a,22bのリー
ド線固定部23に対してリード線17a,17bの端部
を半田付け固定、又はリベット固定24することによっ
て結線し(図5参照)、複数の発光部ユニット9,9…
間を電気的に接続し、更に両面テープ、接着剤等25を
用いて裏面側の樹脂シート7面上の適宜位置に固着する
(矢印C)。この中継基板19に形成したプラス電極側
のランド22aとマイナス電極側のランド22bは、図
6に示すように、基板21の表面側と裏面側に各別に装
着し、発光部ユニット9から導出したプラス側及びマイ
ナス側のリード線17a,17bを基板21の表面側か
ら各ランド22a,22bに結線するように構成するこ
とも可能である。この場合基板21の表面側から裏面側
に配設したマイナス電極側のランド22bに対する電気
的導通を得るためには、対応するリード線17bを導電
性のリベット26等を用いて固定しなければならないこ
とは勿論である。
発光部ユニット9,9…から導出したリード線17は、
中継基板19を経由して相互に結線し、最終的には外部
商用電源20側に接続する構造に成っている。この中継
基板19は、本実施例においては略30mm角程度の大
きさに形成したリジッドな基板21面上にプラス電極と
マイナス電極とを形成する2個のランド22a,22b
を搭載形成すると共に、各ランド22a,22bのリー
ド線固定部23に対してリード線17a,17bの端部
を半田付け固定、又はリベット固定24することによっ
て結線し(図5参照)、複数の発光部ユニット9,9…
間を電気的に接続し、更に両面テープ、接着剤等25を
用いて裏面側の樹脂シート7面上の適宜位置に固着する
(矢印C)。この中継基板19に形成したプラス電極側
のランド22aとマイナス電極側のランド22bは、図
6に示すように、基板21の表面側と裏面側に各別に装
着し、発光部ユニット9から導出したプラス側及びマイ
ナス側のリード線17a,17bを基板21の表面側か
ら各ランド22a,22bに結線するように構成するこ
とも可能である。この場合基板21の表面側から裏面側
に配設したマイナス電極側のランド22bに対する電気
的導通を得るためには、対応するリード線17bを導電
性のリベット26等を用いて固定しなければならないこ
とは勿論である。
【0014】各発光部ユニット9,9…から導出した多
数のリード線17,17を上記のような中継基板19を
経由して結線することにより標識Bを形成している裏面
側の樹脂シート7面上において各部で交差したり、重な
り合ったりすることに成る部分の各配線を整理し、この
ような部分がシート本体1の表面上に異常に突出した
り、これが配線上の故障原因に成ることを防止すること
が可能である。
数のリード線17,17を上記のような中継基板19を
経由して結線することにより標識Bを形成している裏面
側の樹脂シート7面上において各部で交差したり、重な
り合ったりすることに成る部分の各配線を整理し、この
ような部分がシート本体1の表面上に異常に突出した
り、これが配線上の故障原因に成ることを防止すること
が可能である。
【0015】上記のように、裏面側の樹脂シート7面上
に這設した各リード線17や中継基板19の表面側に
は、特に中継基板19の表面側に防水用の樹脂コーティ
ング27を施した後、図7に示すように、シリコン樹脂
や標識B形状に切り抜き裁断された上記樹脂シート7と
略同大同形状の軟質樹脂材から成る保護シート28を重
合し、該重合部全面又は両者7,28の外周周縁部を接
着又は溶着(矢印D部をウエルド加工)し、複数の発光
部ユニット9,9…全体の充電部や配線部を密閉する。
に這設した各リード線17や中継基板19の表面側に
は、特に中継基板19の表面側に防水用の樹脂コーティ
ング27を施した後、図7に示すように、シリコン樹脂
や標識B形状に切り抜き裁断された上記樹脂シート7と
略同大同形状の軟質樹脂材から成る保護シート28を重
合し、該重合部全面又は両者7,28の外周周縁部を接
着又は溶着(矢印D部をウエルド加工)し、複数の発光
部ユニット9,9…全体の充電部や配線部を密閉する。
【0016】図8は、本発明に係る自発光式標識装置に
関し、シート本体1の他の展開使用方法を示す正面図で
あり、上記実施例と異なる部分のみを説明する。本図に
示すシート本体1は、その周縁部に支持台29,29上
に立設する一対の支柱30,30及び該支柱30,30
間に横架設する上下2本の横杆31,31によって張設
される構造に成るものであり、各支柱30,30及び横
杆31,31を挿通させる筒状部32,32…をシート
本体1の外周部に縫合形成したものである。本実施例に
おいて、上記支柱30,30と横杆31,31間の接続
構造については、特に限定されるものではなく、支柱3
0に対して横杆31をねじ込み又は差し込み固定し、ま
た両者30,31をボルトナット締め固定する等、従来
公知の適宜方法を採用し得ることは勿論である。
関し、シート本体1の他の展開使用方法を示す正面図で
あり、上記実施例と異なる部分のみを説明する。本図に
示すシート本体1は、その周縁部に支持台29,29上
に立設する一対の支柱30,30及び該支柱30,30
間に横架設する上下2本の横杆31,31によって張設
される構造に成るものであり、各支柱30,30及び横
杆31,31を挿通させる筒状部32,32…をシート
本体1の外周部に縫合形成したものである。本実施例に
おいて、上記支柱30,30と横杆31,31間の接続
構造については、特に限定されるものではなく、支柱3
0に対して横杆31をねじ込み又は差し込み固定し、ま
た両者30,31をボルトナット締め固定する等、従来
公知の適宜方法を採用し得ることは勿論である。
【0017】また、本実施例に係る図面に示す標識B
(交通方向を示す矢印)の形状に切り抜き裁断された樹
脂シート6,7は大型に形成されており、表面側の標識
Bを表示する樹脂シート6の表面上には、その輪郭に沿
って複数の発光部ユニット9,9…を配列した構造を示
している。本発明に係る自発光式標識装置は、本実施例
の如く、標識B形状に切り抜き裁断された樹脂シートの
輪郭を表示する配列構造としても変様実施することがで
きるものである。
(交通方向を示す矢印)の形状に切り抜き裁断された樹
脂シート6,7は大型に形成されており、表面側の標識
Bを表示する樹脂シート6の表面上には、その輪郭に沿
って複数の発光部ユニット9,9…を配列した構造を示
している。本発明に係る自発光式標識装置は、本実施例
の如く、標識B形状に切り抜き裁断された樹脂シートの
輪郭を表示する配列構造としても変様実施することがで
きるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る自発光式標識装置は、以上
のように構成したから、極めて軽量であり、また簡単に
支柱等の支持構造物から取り外することができるもので
あるため、容易に巻回したり、折り曲げたりして格納す
ることができると共に、可搬性に優れている。また、通
気性の有るシート本体に標識を表示したものであるた
め、使用中に強風をうけてもシート本体の表面から風力
を透過させて風に対する対抗力を向上することができる
ため、転倒したり、吹き飛ばされることもなく、安定し
た使用状態を確保することができる。しかも、自発光式
の標識装置として構成したものであるため、夜間におけ
る標識の視認性に優れ、車両や歩行者に対する交通安全
に寄与するところが大きい。
のように構成したから、極めて軽量であり、また簡単に
支柱等の支持構造物から取り外することができるもので
あるため、容易に巻回したり、折り曲げたりして格納す
ることができると共に、可搬性に優れている。また、通
気性の有るシート本体に標識を表示したものであるた
め、使用中に強風をうけてもシート本体の表面から風力
を透過させて風に対する対抗力を向上することができる
ため、転倒したり、吹き飛ばされることもなく、安定し
た使用状態を確保することができる。しかも、自発光式
の標識装置として構成したものであるため、夜間におけ
る標識の視認性に優れ、車両や歩行者に対する交通安全
に寄与するところが大きい。
【図1】本発明に係る自発光式標識装置を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】発光部ユニットを標識を形成する樹脂シート上
に装着した状態を示す斜視図である。
に装着した状態を示す斜視図である。
【図3】同じく発光部ユニットの一部を切り欠いて内部
構造を示す平面図である。
構造を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線拡大分解断面図であ
る。
る。
【図5】中継基板の構造を示す拡大平面図である。
【図6】同じく中継基板の変形例を示すものであり、
(イ)は表面図、(ロ)は裏面図、(ハ)は要部拡大縦
断面図である。
(イ)は表面図、(ロ)は裏面図、(ハ)は要部拡大縦
断面図である。
【図7】裏面側の樹脂シートに対するリード線の配線そ
の他電気部品取付に対する処理方法を示す裏面側から見
た説明図である。
の他電気部品取付に対する処理方法を示す裏面側から見
た説明図である。
【図8】本発明に係る自発光式標識装置の他の使用構造
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図9】従来の標識装置の一例を示す正面図である。
1 シート本体 2 固定環 3 支持台 4 支柱 5 固定部材 6 表面側の樹脂シート 7 裏面側の樹脂シート 8 反射シート 9 発光部ユニット 10 ボディ 11 発光部 12 開口 13 内腔 14 発光体 15 可撓性回路基板 16 透明カバー 17 リード線 18 孔 19 中継基板 20 外部電源 21 基板 22 ランド 23 リード線固定部 24 固定部材 25 接着材 26 リベット 27 樹脂コーティング 28 保護シート 29 支持台 30 支柱 31 横杆 32 筒状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−6895(JP,U) 実開 昭53−87070(JP,U) 実開 平5−72572(JP,U) 実開 平5−37577(JP,U) 実開 平2−41293(JP,U) 実開 平2−36892(JP,U) 実開 平6−85412(JP,U) 実開 平3−67389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 7/00 - 7/22 G09F 13/00 - 13/46 G09F 17/00 E01F 9/00 - 11/00
Claims (3)
- 【請求項1】 可撓性及び通気性を有するシート本体の
表面に複数の発光部ユニットを所定の標識を表示する文
字、図形又は記号等を形成するように配列した標識装置
において、 前記発光部ユニットが帯状の弾性部材によって形成さ
れ、表面側には長手方向に沿って透明カバーによって被
覆密閉して成る発光部を構成したボディと、該ボディの
内底に収容され、前記発光部に沿ってその内側に並列す
るように配列した複数の発光体を搭載した可撓性基板と
を具備して成り、かつ前記シート本体の裏面側に溶接固
定した樹脂シート面上に発光ユニットの電源接続用のリ
ード線や中継基板等の配電用部品を配設すると共に、該
配電用部品の裏面側をシリコン樹脂や軟質樹脂等で成る
保護シートによって被覆したことを特徴とする自発光式
標識装置。 - 【請求項2】 可撓性を有すると共に通気性を有するメ
ッシュ状のシート本体の表裏両面に、所定の標識を表示
する文字、図形又は記号を形成するように切り抜き裁断
された軟質樹脂材料で成る同形の2枚の樹脂シートを前
記シート本体を挟持するように相互に相対させて溶接固
着し、表面側の樹脂シート面上に、前記裁断形状に沿っ
て複数の発光部ユニットを配列固定したことを特徴とす
る自発光式標識装置。 - 【請求項3】 前記シート本体の裏面側に溶接固定した
樹脂シート面上に発光部ユニットの電源接続用のリード
線や中継基板等の配電用部品を配設すると共に、該配電
用部品の裏面側をシリコン樹脂や軟質樹脂等で成る保護
シートによって被覆したことを特徴とする請求項2の自
発光式標識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33025194A JP3330457B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 自発光式標識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33025194A JP3330457B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 自発光式標識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160894A JPH08160894A (ja) | 1996-06-21 |
JP3330457B2 true JP3330457B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=18230556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33025194A Expired - Fee Related JP3330457B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 自発光式標識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3330457B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100377883B1 (ko) | 1997-03-18 | 2003-03-29 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 광학식 표시 장치 |
JP2005208412A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Denso:Kk | 発光表示装置 |
JP5060463B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2012-10-31 | ワヨー株式会社 | 吊下げ装置 |
CN114937407B (zh) * | 2022-06-13 | 2024-03-26 | 国网河北省电力有限公司邯郸市新区供电分公司 | 一种悬挂式配电设备安全警示装置 |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP33025194A patent/JP3330457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08160894A (ja) | 1996-06-21 |
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