JP2000319834A - 道路用防護柵 - Google Patents
道路用防護柵Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防護柵の機械的強度を下げることなく発光方
向も最適化できる発光表示機能を備えた道路用防護柵の
提供。 【解決手段】 支柱1及びガード板2を備えるガードレ
ール等の道路用防護柵において、支柱1周りまたはガー
ド板2の表面の取り付け面に倣って変形可能な発光表示
装置3を備え、電源として支柱1またはガード板2に太
陽電池4a,4bを備え、発光表示装置3には支柱1ま
たはガード板2にビス等の固定具を介さずに貼り付ける
ことができる接着層3fを設ける。
向も最適化できる発光表示機能を備えた道路用防護柵の
提供。 【解決手段】 支柱1及びガード板2を備えるガードレ
ール等の道路用防護柵において、支柱1周りまたはガー
ド板2の表面の取り付け面に倣って変形可能な発光表示
装置3を備え、電源として支柱1またはガード板2に太
陽電池4a,4bを備え、発光表示装置3には支柱1ま
たはガード板2にビス等の固定具を介さずに貼り付ける
ことができる接着層3fを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般道路や高速道
路の路肩や中央分離帯などに施工されるガードレール等
の道路用防護柵に係り、特に遠距離からでも夜間でも確
認しやすく交通安全に有効に利用できる発光表示機能を
備えた道路用防護柵に関する。
路の路肩や中央分離帯などに施工されるガードレール等
の道路用防護柵に係り、特に遠距離からでも夜間でも確
認しやすく交通安全に有効に利用できる発光表示機能を
備えた道路用防護柵に関する。
【0002】
【従来の技術】一般道路や高速道路等に設けられる防護
柵として、ガードレール、ガードフェンス、ガードパイ
プ等が従来から広く知られている。これらの防護柵は、
自動車等の車両がスピンやスリップ等によって道路外へ
飛び出さないようにすることを一つの目的としたもので
ある。特に、路肩に沿って配置されるガードレールは、
道路に臨んで帯状に走るように施工されるので、急カー
ブ等の道路の状況変化を誘導するための設備としても有
用である。そして、ガードレールの表面に蛍光塗料を塗
ったものでは、夜間の自動車のヘッドライトを浴びたと
きの蛍光色の反射を利用することで、車両の誘導に非常
に便利なものとなる。
柵として、ガードレール、ガードフェンス、ガードパイ
プ等が従来から広く知られている。これらの防護柵は、
自動車等の車両がスピンやスリップ等によって道路外へ
飛び出さないようにすることを一つの目的としたもので
ある。特に、路肩に沿って配置されるガードレールは、
道路に臨んで帯状に走るように施工されるので、急カー
ブ等の道路の状況変化を誘導するための設備としても有
用である。そして、ガードレールの表面に蛍光塗料を塗
ったものでは、夜間の自動車のヘッドライトを浴びたと
きの蛍光色の反射を利用することで、車両の誘導に非常
に便利なものとなる。
【0003】一方、近来になって、ソーラー式電池で自
発光する道路石鋲や道路縁石鋲等が広く普及してきた。
交差点や道路のカーブ地点等にこれらの発光する鋲を設
置することで、歩行者や自動車の運転手の視線を誘導す
るとともに危険を知らせることができ、道路交通の安全
性の向上が更に向上したといえる。したがって、ガード
レール等のような道路用防護柵についても、このような
自発光の鋲を備えるようにすれば、昼間では更に明瞭な
標識や誘導機能が得られ、夜間や濃霧の発生時期でも発
光による誘導効果を持たせることができる。
発光する道路石鋲や道路縁石鋲等が広く普及してきた。
交差点や道路のカーブ地点等にこれらの発光する鋲を設
置することで、歩行者や自動車の運転手の視線を誘導す
るとともに危険を知らせることができ、道路交通の安全
性の向上が更に向上したといえる。したがって、ガード
レール等のような道路用防護柵についても、このような
自発光の鋲を備えるようにすれば、昼間では更に明瞭な
標識や誘導機能が得られ、夜間や濃霧の発生時期でも発
光による誘導効果を持たせることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のソー
ラー電池を利用した自発光式の鋲を用いるとき、たとえ
ば鋲をガードレールの表面に配置してビス等で固定する
ことになる。そして、路肩に設置して急カーブの誘導用
として利用しようとすれば、多数の鋲を配列して表示し
なければ誘導用としては用をなさない。このように多数
の鋲をガードレールに備えるとき、ビスを通すための孔
をガードレールに開ける必要があり、このような孔の開
口面積の総和が機械的強度の低下を招く。したがって、
ガードレールの本来の機能が損なわれることになり、そ
の肉厚を大きくしたりする等の対応が必要となる。
ラー電池を利用した自発光式の鋲を用いるとき、たとえ
ば鋲をガードレールの表面に配置してビス等で固定する
ことになる。そして、路肩に設置して急カーブの誘導用
として利用しようとすれば、多数の鋲を配列して表示し
なければ誘導用としては用をなさない。このように多数
の鋲をガードレールに備えるとき、ビスを通すための孔
をガードレールに開ける必要があり、このような孔の開
口面積の総和が機械的強度の低下を招く。したがって、
ガードレールの本来の機能が損なわれることになり、そ
の肉厚を大きくしたりする等の対応が必要となる。
【0005】また、ガードパイプやガードフェンスは、
円柱状のパイプまたはポールを間隔を開けて配列してそ
れぞれの間にワイヤロープ等を架装するという設備であ
る。このため、自発光の鋲を備えるにはパイプやポール
の周面に取り付ける施工しかできない。しかし、パイプ
やポールの周面の曲がりに沿わせて鋲を取り付けると
き、その発光方向が道路側を向きしかも接近して来る車
両の方向に発光するように姿勢を合わせて施工すること
は非常にむずかしい。たとえば、工場でパイプやポール
に予め鋲を取り付けて出荷しても、施工現場の道路がカ
ーブしていたり勾配があったりすると、発光方向が車両
側を向かなくなることが頻発する。これに代えて、現場
施工で現物合わせによって鋲を取り付けることも考えら
れるが、その作業性を考えれば効率が悪く施工費用にも
大きく影響する。
円柱状のパイプまたはポールを間隔を開けて配列してそ
れぞれの間にワイヤロープ等を架装するという設備であ
る。このため、自発光の鋲を備えるにはパイプやポール
の周面に取り付ける施工しかできない。しかし、パイプ
やポールの周面の曲がりに沿わせて鋲を取り付けると
き、その発光方向が道路側を向きしかも接近して来る車
両の方向に発光するように姿勢を合わせて施工すること
は非常にむずかしい。たとえば、工場でパイプやポール
に予め鋲を取り付けて出荷しても、施工現場の道路がカ
ーブしていたり勾配があったりすると、発光方向が車両
側を向かなくなることが頻発する。これに代えて、現場
施工で現物合わせによって鋲を取り付けることも考えら
れるが、その作業性を考えれば効率が悪く施工費用にも
大きく影響する。
【0006】このようにガードレール等の防護柵に自発
光する鋲等を備えれば、より鮮明な表示や誘導が可能で
あるものの、防護柵自身の強度低下を伴うほか発光方向
の調整が難しく、実用面での問題が残る。
光する鋲等を備えれば、より鮮明な表示や誘導が可能で
あるものの、防護柵自身の強度低下を伴うほか発光方向
の調整が難しく、実用面での問題が残る。
【0007】本発明は、防護柵の機械的強度を下げるこ
となくその表面に倣って発光面を持たせ発光方向も最適
化できる発光表示機能を備えた道路用防護柵を提供する
ことを目的とする。
となくその表面に倣って発光面を持たせ発光方向も最適
化できる発光表示機能を備えた道路用防護柵を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、支柱及びガー
ド板を備えるガードレール等の道路用防護柵において、
前記支柱周りまたは前記ガード板の表面の取り付け面に
倣って変形可能な発光表示装置を備えたことを特徴とす
る。
ド板を備えるガードレール等の道路用防護柵において、
前記支柱周りまたは前記ガード板の表面の取り付け面に
倣って変形可能な発光表示装置を備えたことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、支柱及び
ガード板を備えるガードレール等の道路用防護柵におい
て、前記支柱周りまたは前記ガード板の表面の取り付け
面に倣って変形可能な発光表示装置を備えたことを特徴
とする道路用防護柵であり、支柱やガード板の形状に関
係なく表示装置を簡単に備え付けることができるという
作用を有する。
ガード板を備えるガードレール等の道路用防護柵におい
て、前記支柱周りまたは前記ガード板の表面の取り付け
面に倣って変形可能な発光表示装置を備えたことを特徴
とする道路用防護柵であり、支柱やガード板の形状に関
係なく表示装置を簡単に備え付けることができるという
作用を有する。
【0010】請求項2記載の発明は、前記支柱またはガ
ード板に、前記発光表示装置の電源として太陽電池を備
えていることを特徴とする請求項1記載の道路用防護柵
であり、電源や配線等が不要な施工ができるという作用
を有する。
ード板に、前記発光表示装置の電源として太陽電池を備
えていることを特徴とする請求項1記載の道路用防護柵
であり、電源や配線等が不要な施工ができるという作用
を有する。
【0011】請求項3記載の発明は、前記発光表示装置
は、配線パターンを形成した弾性変形可能なフレキシブ
ル基板と、前記フレキシブル基板に導通固定した発光ダ
イオードと、前記フレキシブル基板及び発光ダイオード
を封止する弾性変形可能であって光透過性のパッケージ
と、前記パッケージの裏面に配置され前記取り付け面に
固定するための接着層とを備えていることを特徴とする
請求項1または2記載の道路用防護柵であり、支柱やガ
ード板の表面に倣わせながら接着層によって簡単に取り
付け施工できるという作用を有する。
は、配線パターンを形成した弾性変形可能なフレキシブ
ル基板と、前記フレキシブル基板に導通固定した発光ダ
イオードと、前記フレキシブル基板及び発光ダイオード
を封止する弾性変形可能であって光透過性のパッケージ
と、前記パッケージの裏面に配置され前記取り付け面に
固定するための接着層とを備えていることを特徴とする
請求項1または2記載の道路用防護柵であり、支柱やガ
ード板の表面に倣わせながら接着層によって簡単に取り
付け施工できるという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記発光表示装
置は、単色の発光ダイオードの集合またはフルカラー発
光対応の多色の発光ダイオードの集合による光源と、前
記発光ダイオードの点滅を制御する制御手段とを備えて
いることを特徴とする請求項3記載の道路用防護柵であ
り、施工現場の条件に応じて発光色を選択したり色を変
えたりして使用できるという作用を有する。
置は、単色の発光ダイオードの集合またはフルカラー発
光対応の多色の発光ダイオードの集合による光源と、前
記発光ダイオードの点滅を制御する制御手段とを備えて
いることを特徴とする請求項3記載の道路用防護柵であ
り、施工現場の条件に応じて発光色を選択したり色を変
えたりして使用できるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1は本発明の発光表示装置を備えた道路
用防護柵の一実施の形態であって、道路の路肩等に設備
されるガードレールの例を示す。
用防護柵の一実施の形態であって、道路の路肩等に設備
されるガードレールの例を示す。
【0015】図1において、ガードレールは従来周知の
もので、地盤中に埋設した基礎ブロック(図示せず)に
よって支持される支柱1と、ガード板2との組合せとし
たものである。すなわち、支柱1は路肩または歩道との
境界に沿って間隔をおいて配列され、これらの支柱1に
ガード板2の両端がボルト(図示せず)等によって連結
され、ガード板2の配列により道路用防護柵が構築され
る。
もので、地盤中に埋設した基礎ブロック(図示せず)に
よって支持される支柱1と、ガード板2との組合せとし
たものである。すなわち、支柱1は路肩または歩道との
境界に沿って間隔をおいて配列され、これらの支柱1に
ガード板2の両端がボルト(図示せず)等によって連結
され、ガード板2の配列により道路用防護柵が構築され
る。
【0016】ガード板2の表面には、発光ダイオード
(以下、「LED」と記す)を光源として利用した発光
表示装置3を備える。そして、この発光表示装置3の電
源用として、ガード板2の上端側であって斜め上を向く
面に太陽電池4aを備えるか、真上を向いている支柱1
の上端面に太陽電池4bを設ける。なお、これらの太陽
電池4a,4bはいずれか一方または両方とするかは任
意であり、施工現場での太陽光の照射量と昼夜の時間の
長さ関係に基づいて決めればよい。たとえば、南国のよ
うに陽光の照射量が多くて昼に比べて夜の時間が短いと
いう条件であれば、受光面積が小さい支柱1上の太陽電
池4bだけで足り、逆の条件のときには受光面積が広い
ガード板2に設ける太陽電池4aとすればよい。
(以下、「LED」と記す)を光源として利用した発光
表示装置3を備える。そして、この発光表示装置3の電
源用として、ガード板2の上端側であって斜め上を向く
面に太陽電池4aを備えるか、真上を向いている支柱1
の上端面に太陽電池4bを設ける。なお、これらの太陽
電池4a,4bはいずれか一方または両方とするかは任
意であり、施工現場での太陽光の照射量と昼夜の時間の
長さ関係に基づいて決めればよい。たとえば、南国のよ
うに陽光の照射量が多くて昼に比べて夜の時間が短いと
いう条件であれば、受光面積が小さい支柱1上の太陽電
池4bだけで足り、逆の条件のときには受光面積が広い
ガード板2に設ける太陽電池4aとすればよい。
【0017】図2は発光表示装置3の構成であって、
(a)はその概略を示す透視斜視図、(b)は概略横断
面図、(c)はブロック図である。
(a)はその概略を示す透視斜視図、(b)は概略横断
面図、(c)はブロック図である。
【0018】発光表示装置3は、同図の(b)に示すよ
うに配線パターンを形成したフレキシブル基板3a、こ
のフレキシブル基板3aの表面側に導通搭載した複数の
LED3b、フレキシブル基板3aの裏面側に配置され
各LED3bの点滅を制御する制御回路3c、フレキシ
ブル基板3aの裏面に取り付けられた補助電源用として
バッテリー3dを主部として備えたものである。そし
て、これらの部材は樹脂によるパッケージ3eによって
樹脂封止され、このパッケージ3eの裏面には接着層3
fを一体に備えている。
うに配線パターンを形成したフレキシブル基板3a、こ
のフレキシブル基板3aの表面側に導通搭載した複数の
LED3b、フレキシブル基板3aの裏面側に配置され
各LED3bの点滅を制御する制御回路3c、フレキシ
ブル基板3aの裏面に取り付けられた補助電源用として
バッテリー3dを主部として備えたものである。そし
て、これらの部材は樹脂によるパッケージ3eによって
樹脂封止され、このパッケージ3eの裏面には接着層3
fを一体に備えている。
【0019】フレキシブル基板3aは、従来周知のフィ
ルム状の樹脂シートに配線パターンを形成するとともに
制御回路3cを実装したものであり、弾性的な撓み変形
ができるようにしたものである。そして、フレキシブル
基板3aの配線パターンには、図1で示した太陽電池4
aまたは4bからのリード線4cが接続される。
ルム状の樹脂シートに配線パターンを形成するとともに
制御回路3cを実装したものであり、弾性的な撓み変形
ができるようにしたものである。そして、フレキシブル
基板3aの配線パターンには、図1で示した太陽電池4
aまたは4bからのリード線4cが接続される。
【0020】LED3bは図示のように砲弾型のパッケ
ージによって発光素子を封止したもので、この発光素子
の電極を面実装型としてフレキシブル基板3aの配線パ
ターンに導通固定されている。なお、LED3bは全て
をたとえば赤色または黄色の同じ発光色のものとする
か、光の三原色である赤,緑,青の発光色の組合せとす
ればよい。そして、前者の場合では全てのLED3bを
発光させることで赤または黄色の発光色とし、後者の場
合では制御回路3cによって各LED3bの点滅を制御
することによって様々な色に変換した発光色とすること
ができる。
ージによって発光素子を封止したもので、この発光素子
の電極を面実装型としてフレキシブル基板3aの配線パ
ターンに導通固定されている。なお、LED3bは全て
をたとえば赤色または黄色の同じ発光色のものとする
か、光の三原色である赤,緑,青の発光色の組合せとす
ればよい。そして、前者の場合では全てのLED3bを
発光させることで赤または黄色の発光色とし、後者の場
合では制御回路3cによって各LED3bの点滅を制御
することによって様々な色に変換した発光色とすること
ができる。
【0021】フレキシブル基板3aとLED3bの間に
反射板9を設けている。これにより、LEDの光を効率
よく発光表示装置3の外側へ取り出すことができ、運転
者にとって見やすくなる。
反射板9を設けている。これにより、LEDの光を効率
よく発光表示装置3の外側へ取り出すことができ、運転
者にとって見やすくなる。
【0022】また、パッケージ3eは樹脂を素材とする
が、その成形後においても柔軟性を持ちフレキシブル基
板3aとともに自在に撓み変形できる構成とする。この
ような柔軟性を持つようなパッケージ3eの素材として
は、たとえばスチレン系熱可塑性エラストマーやアクリ
ル系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
が、その成形後においても柔軟性を持ちフレキシブル基
板3aとともに自在に撓み変形できる構成とする。この
ような柔軟性を持つようなパッケージ3eの素材として
は、たとえばスチレン系熱可塑性エラストマーやアクリ
ル系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
【0023】更に、接着層3fは、強力な接着力によっ
てガード板2の表面に接着できる粘着テープや、ガード
板2が一般的には鋼板が利用されていることから磁力に
よって吸着できるフレキシブル磁石等が利用できる。粘
着テープは市販のものがそのまま利用でき、フレキシブ
ル磁石はパッケージ3eの裏面に貼り付ける樹脂シート
に磁性粉末を混入したものであればよい。
てガード板2の表面に接着できる粘着テープや、ガード
板2が一般的には鋼板が利用されていることから磁力に
よって吸着できるフレキシブル磁石等が利用できる。粘
着テープは市販のものがそのまま利用でき、フレキシブ
ル磁石はパッケージ3eの裏面に貼り付ける樹脂シート
に磁性粉末を混入したものであればよい。
【0024】なお、図2の(c)のブロック図において
示す光センサは制御回路3cに付帯されたもので、外部
の明るさの状況に応じて信号を出力し、LED3bへの
通電量を適正に制御するのに利用する。
示す光センサは制御回路3cに付帯されたもので、外部
の明るさの状況に応じて信号を出力し、LED3bへの
通電量を適正に制御するのに利用する。
【0025】図1に戻って、LED3bを光源とする発
光表示装置3がガード板2の表面に配置されているの
で、これを点灯させることで、車両の運転者に十分な注
意を促すことができる。特に、夜間や濃霧の発生時期に
点灯させると、ガード板2の表面を反射面とするように
発光表示装置3からの発光が得られ、ガード板2が帯の
ように連なった発光面となる。このため、発光表示装置
3自身からの発光とガード板2の帯状の発光面とによっ
て、車両に対する誘導灯としての機能を十分に発揮で
き、事故防止が図れる。
光表示装置3がガード板2の表面に配置されているの
で、これを点灯させることで、車両の運転者に十分な注
意を促すことができる。特に、夜間や濃霧の発生時期に
点灯させると、ガード板2の表面を反射面とするように
発光表示装置3からの発光が得られ、ガード板2が帯の
ように連なった発光面となる。このため、発光表示装置
3自身からの発光とガード板2の帯状の発光面とによっ
て、車両に対する誘導灯としての機能を十分に発揮で
き、事故防止が図れる。
【0026】また、先に述べたように、発光表示装置3
に備える複数のLED3bを赤,緑,青の3色の組合せ
として制御回路3cによって各発光色のLED3bの点
滅を制御することで、発光表示装置3のそれぞれから色
の異なる発光が得られる。したがって、雨や霧で視界が
悪いときや夜間の状況等に応じて発光色を変えること
で、運転者にとって最も見やすい誘導指標を提供でき
る。
に備える複数のLED3bを赤,緑,青の3色の組合せ
として制御回路3cによって各発光色のLED3bの点
滅を制御することで、発光表示装置3のそれぞれから色
の異なる発光が得られる。したがって、雨や霧で視界が
悪いときや夜間の状況等に応じて発光色を変えること
で、運転者にとって最も見やすい誘導指標を提供でき
る。
【0027】更に、発光表示装置3はフレキシブル基板
3aと柔軟性のあるパッケージ3eによってLED3b
を保持しているので、ガード板2の表面が平坦でなくて
もこれに倣わせた取り付けができる。したがって、道路
の急カーブ部分に設置するガードレールであっても、発
光表示装置3を無理なくガード板2の表面に固定できる
だけでなく、LED3bの発光方向も道路側に適切に合
わせることができ、道路指標や誘導灯としての機能を損
ねることはない。
3aと柔軟性のあるパッケージ3eによってLED3b
を保持しているので、ガード板2の表面が平坦でなくて
もこれに倣わせた取り付けができる。したがって、道路
の急カーブ部分に設置するガードレールであっても、発
光表示装置3を無理なくガード板2の表面に固定できる
だけでなく、LED3bの発光方向も道路側に適切に合
わせることができ、道路指標や誘導灯としての機能を損
ねることはない。
【0028】このような発光表示装置3の柔軟性はガー
ド板2に備える場合よりも、ガードパイプ等に取り付け
るときより一層効果的であり、その例を図3及び図4に
示す。
ド板2に備える場合よりも、ガードパイプ等に取り付け
るときより一層効果的であり、その例を図3及び図4に
示す。
【0029】図3の例はガイドパイプ5の外周面に図2
で示した発光表示装置3を複数個配列した概略図であ
る。
で示した発光表示装置3を複数個配列した概略図であ
る。
【0030】図3において、ガイドパイプ5の上端側の
外周に面状の太陽電池5aを巻き付けるとともにこの太
陽電池5aからリード線5bを下に引き出し、その下端
に防水処理を施した主基板5cを巻き付けている。この
主基板5cは表面に防水コーティングしたフレキシブル
基板を利用したもので、その配線パターンに発光表示装
置3を導通固定している。図示の例では、発光表示装置
3は長辺方向を縦向きの姿勢として配置され、図2の
(a)において矢印Wで示す幅方向をガイドパイプ5の
円周方向に一致させている。このような配列であれば、
発光表示装置のフレキシブル基板3aやパッケージ3e
の曲がり度は小さくて済むが、それぞれの柔軟性によっ
てガイドパイプ5の周面に倣わせることができる。した
がって、発光表示装置3の取付け面が曲面状であって
も、その曲面に沿ってそれぞれの発光表示装置3を配置
でき、発光方向もガイドパイプ5の中心から半径方向に
向かうものとなる。
外周に面状の太陽電池5aを巻き付けるとともにこの太
陽電池5aからリード線5bを下に引き出し、その下端
に防水処理を施した主基板5cを巻き付けている。この
主基板5cは表面に防水コーティングしたフレキシブル
基板を利用したもので、その配線パターンに発光表示装
置3を導通固定している。図示の例では、発光表示装置
3は長辺方向を縦向きの姿勢として配置され、図2の
(a)において矢印Wで示す幅方向をガイドパイプ5の
円周方向に一致させている。このような配列であれば、
発光表示装置のフレキシブル基板3aやパッケージ3e
の曲がり度は小さくて済むが、それぞれの柔軟性によっ
てガイドパイプ5の周面に倣わせることができる。した
がって、発光表示装置3の取付け面が曲面状であって
も、その曲面に沿ってそれぞれの発光表示装置3を配置
でき、発光方向もガイドパイプ5の中心から半径方向に
向かうものとなる。
【0031】図4の例はワイヤロープのガイドフェンス
の支柱に発光表示装置を配置した例である。
の支柱に発光表示装置を配置した例である。
【0032】図4において、間隔をおいて配列した円柱
状の支柱6に上下3列の配置としたワイヤロープ7が架
装接続され、各支柱6の上端にはそれぞれ太陽電池8a
を設けている。そして、この太陽電池8aからリード線
8bにそれぞれ接続された3帯の主基板8c,8d,8
eが各ワイヤーロープ7の下側に配置されている。これ
らの主基板8c,8d,8eは、図3の例と同様に配線
パターンを形成して支柱6の全周に巻かれて固定された
ものである。そして、路肩用として用いる場合では道路
側を向く面だけ、または中央の分離帯として用いるとき
は全周に発光表示装置3を配列する。この場合でも、発
光表示装置3のフレキシブル基板3a及びパッケージ3
eの柔軟性によって安定して固定できるとともに、発光
方向も適切な向きに設定することができる。
状の支柱6に上下3列の配置としたワイヤロープ7が架
装接続され、各支柱6の上端にはそれぞれ太陽電池8a
を設けている。そして、この太陽電池8aからリード線
8bにそれぞれ接続された3帯の主基板8c,8d,8
eが各ワイヤーロープ7の下側に配置されている。これ
らの主基板8c,8d,8eは、図3の例と同様に配線
パターンを形成して支柱6の全周に巻かれて固定された
ものである。そして、路肩用として用いる場合では道路
側を向く面だけ、または中央の分離帯として用いるとき
は全周に発光表示装置3を配列する。この場合でも、発
光表示装置3のフレキシブル基板3a及びパッケージ3
eの柔軟性によって安定して固定できるとともに、発光
方向も適切な向きに設定することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明では、ガードレール等の支柱やガ
ード板の表面に倣わせて発光表示装置を備えるので、そ
の点滅や色を変えること等によって明瞭で鮮明な標識や
誘導の機能を持たせることができ、車両の安全交通に貢
献できる。また、接着剤や磁性材による接着層とした場
合では、ガード板等に取り付け用のビス孔等を開けるこ
とは不要となり、施工が簡単にできるほかガード板の強
度低下を招くこともなく、防護柵としての本来の機能を
損ねることもない。
ード板の表面に倣わせて発光表示装置を備えるので、そ
の点滅や色を変えること等によって明瞭で鮮明な標識や
誘導の機能を持たせることができ、車両の安全交通に貢
献できる。また、接着剤や磁性材による接着層とした場
合では、ガード板等に取り付け用のビス孔等を開けるこ
とは不要となり、施工が簡単にできるほかガード板の強
度低下を招くこともなく、防護柵としての本来の機能を
損ねることもない。
【図1】本発明の発光表示装置を備えた道路用防護柵の
一実施の形態であってガードレールに発光表示装置を備
えた例の概略斜視図
一実施の形態であってガードレールに発光表示装置を備
えた例の概略斜視図
【図2】本発明における発光表示装置の構成を示す図で
あって、 (a)は概略透視斜視図 (b)は概略横断面図 (c)はブロック図
あって、 (a)は概略透視斜視図 (b)は概略横断面図 (c)はブロック図
【図3】ガイドパイプの外周面に発光表示装置を備える
例を示す概略図
例を示す概略図
【図4】ガードフェンスの支柱に発光表示装置を備える
例を示す概略図
例を示す概略図
1 支柱 2 ガード板 3 発光表示装置 3a フレキシブル基板 3b LED 3c 制御回路 3d バッテリー 3e パッケージ 3f 接着層 4a,4b 太陽電池 4c リード線 5 ガイドパイプ 5a 太陽電池 5b リード線 5c 主基板 6 支柱 7 ワイヤロープ 8a 太陽電池 8b リード線 8c,8d,8e 主基板 9 反射板
Claims (4)
- 【請求項1】 支柱及びガード板を備えるガードレール
等の道路用防護柵において、前記支柱周りまたは前記ガ
ード板の表面の取り付け面に倣って変形可能な発光表示
装置を備えたことを特徴とする道路用防護柵。 - 【請求項2】 前記支柱またはガード板に、前記発光表
示装置の電源として太陽電池を備えていることを特徴と
する請求項1記載の道路用防護柵。 - 【請求項3】 前記発光表示装置は、配線パターンを形
成した弾性変形可能なフレキシブル基板と、前記フレキ
シブル基板に導通固定した発光ダイオードと、前記フレ
キシブル基板及び発光ダイオードを封止する弾性変形可
能であって光透過性のパッケージと、前記パッケージの
裏面に配置され前記取り付け面に固定するための接着層
とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載
の道路用防護柵。 - 【請求項4】 前記発光表示装置は、単色の発光ダイオ
ードの集合またはフルカラー発光対応の多色の発光ダイ
オードの集合による光源と、前記発光ダイオードの点滅
を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする請
求項3記載の道路用防護柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13227899A JP2000319834A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 道路用防護柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13227899A JP2000319834A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 道路用防護柵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000319834A true JP2000319834A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15077554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13227899A Pending JP2000319834A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 道路用防護柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000319834A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003166220A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-13 | Sekisui Jushi Co Ltd | 両面型太陽電池パネルを備えた屋外工作物 |
KR101027119B1 (ko) | 2010-04-20 | 2011-04-05 | 극동엔지니어링(주) | 콘크리트 방호벽 |
KR101060087B1 (ko) * | 2011-03-14 | 2011-08-29 | (주)한동알앤씨 | 태양 전지를 이용한 가드레일용 도로 표시 장치 |
KR200457600Y1 (ko) * | 2008-09-11 | 2011-12-28 | 지안구오 천 | 태양 엘이디 안내 표시기 |
JP2012158884A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Ssc:Kk | フェンス |
KR101234299B1 (ko) | 2011-02-24 | 2013-02-18 | 소홍수 | 도로용 펜스 |
KR101262212B1 (ko) * | 2010-12-10 | 2013-05-15 | 김학기 | 태양전지 셀이 구비된 펜스 |
WO2013077426A1 (ja) * | 2011-11-24 | 2013-05-30 | Fujimoto Hiromichi | 蓄電装置設置用フェンス併設交通道 |
JP2015038268A (ja) * | 2011-11-24 | 2015-02-26 | 藤本 広慶 | 蓄電装置設置用フェンス併設交通道 |
CN104532763A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-04-22 | 马根昌 | 具有车速预警功能的交通隔离栏 |
JP2020066982A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 貴義 坂井 | 膨大存在数ガードレール防護柵併用活用新規膨大電力発電方法 |
JP7168924B1 (ja) * | 2021-09-11 | 2022-11-10 | 株式会社エー・ピー・エス | 注意喚起用安全点灯具 |
-
1999
- 1999-05-13 JP JP13227899A patent/JP2000319834A/ja active Pending
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