JP3330370B2 - 低摩擦球面軸受 - Google Patents

低摩擦球面軸受

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JP3330370B2 JP2001002172A JP2001002172A JP3330370B2 JP 3330370 B2 JP3330370 B2 JP 3330370B2 JP 2001002172 A JP2001002172 A JP 2001002172A JP 2001002172 A JP2001002172 A JP 2001002172A JP 3330370 B2 JP3330370 B2 JP 3330370B2
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0619Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
    • F16C11/0623Construction or details of the socket member
    • F16C11/0628Construction or details of the socket member with linings
    • F16C11/0633Construction or details of the socket member with linings the linings being made of plastics
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の操舵装置等
に使用される低摩擦球面軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来例に係る球面軸受1を示す。
同図において符号3はハウジングを示し、このハウジン
グ3は鋼材によって構成されている。ハウジング3には
内部空間5が形成され、この内部空間5には柔軟性を有
するプラスチック製のシート7が備えられている。シー
ト7は底部を有する円筒状に形成され、シート7の上面
には開口9が形成されている。符号11は軸を示し、こ
の軸11は棒状部12と棒状部の下端に一体に形成され
た球状部13とによって構成されている。球状部13は
シート7に収容されている。
【0003】球面軸受1は軸11の球状部13をグリー
スが注入されたシート7に収容し、これをハウジング3
の内部空間5に圧入して組み付けられている。球状部1
3はシート7の内周面に接する部分の直径が同じに形成
されているので、球状部13とハウジング3との間にシ
ート7を介して生じる圧力はどの部分でもほぼ一定であ
る。この球面軸受1は軸11の棒状部12が他の駆動軸
等に連結され、球状部13をシート7に圧接する状態で
回動させながら棒状部12が図5においてA−B方向へ
動作させられる。
【0004】この球面軸受1は一般的に軸11を動作さ
せるのに、かなり大きな力をかけるようにしている。そ
の理由は、ハウジング3や球状部13の寸法誤差等によ
って、軸11を動作させるのに加えなければならない力
に個体毎のバラツキが大きいからである。言い換えれ
ば、軸11を動作させるのに必要な力の最大値を想定
し、この最大値の力を加えて軸11を動作させている。
この球面軸受1の軸11を動かすための力の個体差は、
最小値と最大値とでは数倍に及ぶこともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように軸11
を動かすために想定する力の最大値を極端に大きいもの
にすると、軸11を動かすための駆動源も大出力のもの
としなければならない問題がある。例えば、この種の球
面軸受は自動車の操舵装置に使用されているが、軸11
を動かすのに上記した最大値を想定して、パワーステア
リングの油圧ポンプや電動モータの出力を設定している
ので、どうしても油圧ポンプ等が大型のものとなりコス
トがアップしてしまう問題がある。さらに、軸11を動
かすために想定した力の最大値を超えるものは不良品と
なってしまう。
【0006】本発明は上記した問題点に鑑みて為された
ものであり、軸を動かすのに必要な力の最大値を引き下
げて、最大値と最小値の幅を少なくして、軸を動かすの
に必要な駆動源の出力を小さくでき、油圧ポンプや電動
モータ等の駆動源としてコストの低いものを使用でき
て、しかも、不良品の発生率が低い球面軸受を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジングと、前記ハウジングに備えられ柔軟性のある材料
によって構成される収容体と、前記収容体に収容される
球状部と前記球状部に一体に形成され前記ハウジングか
ら突出する棒状部とからなる軸とを具備し、前記球状部
が前記収容体と共に前記ハウジングの内部空間に圧入さ
れており、前記球状部が前記収容体に圧接した状態で前
記軸が所定方向に回動する低摩擦球面軸受において、前
記球状部と前記ハウジングとの間に前記収容体を介して
生じる圧力のうち、前記の動作方向に生じる圧力より
前記軸の動作方向に直交する方向に生じる圧力を小さく
したことを特徴とする低摩擦球面軸受である。
【0008】請求項2の発明は、ハウジングと、前記ハ
ウジングに備えられ柔軟性のある材料によって構成され
る収容体と、前記収容体に収容される球状部と前記球状
部に一体に形成され前記ハウジングから突出する棒状部
とからなる軸とを具備し、前記球状部が前記収容体と共
に前記ハウジングの内部空間に圧入されており、前記球
状部が前記収容体に圧接した状態で前記軸が所定方向に
回動する低摩擦球面軸受において、前記収容体は前記軸
の動作方向の外径より前記軸の動作方向へ直交する方向
の外径が小さく形成されていることを特徴とする低摩擦
球面軸受である。
【0009】請求項3の発明は、ハウジングと、前記ハ
ウジングに備えられ柔軟性のある材料によって構成され
る収容体と、前記収容体に収容される球状部と前記球状
部に一体に形成され前記ハウジングから突出する棒状部
とからなる軸とを具備し、前記球状部が前記収容体と共
に前記ハウジングの内部空間に圧入されており、前記球
状部が前記収容体に圧接した状態で前記軸が所定方向に
回動する低摩擦球面軸受において、前記収容体は前記軸
の動作方向の内径より前記軸の動作方向へ直交する方向
の内径が大きく形成されていることを特徴とする低摩擦
球面軸受である。
【0010】請求項4の発明は、ハウジングと、前記ハ
ウジングに備えられ柔軟性のある材料によって構成され
る収容体と、前記収容体に収容される球状部と前記球状
部に一体に形成され前記ハウジングから突出する棒状部
とからなる軸とを具備し、前記球状部が前記収容体と共
に前記ハウジングの内部空間に圧入されており、前記球
状部が前記収容体に圧接した状態で前記軸が所定方向に
回動する低摩擦球面軸受において、前記ハウジングの内
部空間は前記軸の動作方向の寸法より前記軸の動作方向
に直交する方向の寸法が大きく形成されていることを特
徴とする低摩擦球面軸受である。
【0011】請求項5の発明は、請求項2または3に記
載した低摩擦球面軸受において、収容体にはハウジング
に対しラジアル方向の位置を規定するための位置決め部
が備えられていることを特徴とする低摩擦球面軸受であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態に係る低摩擦球面軸受21を図面に従って説明する。
符号23は鋼材製のハウジングを示し、このハウジング
23の収容部24には内部空間25が形成されている。
また収容部24の上面には長穴27が形成され、この長
穴27は内部空間25に連通している。さらにハウジン
グ23の収容部24の下面には、後述する蓋体29によ
って閉鎖される開口が形成されている。またハウジング
23は延長部30を有しており、この延長部30の端部
には雌ネジが形成されている。
【0013】軸33は棒状部37とこの棒状部37の下
端に一体に形成された球状部35とによって構成されて
いる。符号39はゴム製のブーツを示し、このブーツ3
9の中心には穴41が形成されている。符号42はクリ
ップを示し、このクリップ42は弾性変形できる鋼線に
よって構成されている。符号43は柔軟性のある材料に
よって構成された収容体としてのシートを示す。シート
43は底部を有する円筒状に形成され、上面に開口44
が形成されている。
【0014】軸33の球状部35はグリースを注入され
たシート43に開口44から圧入され、さらにシート4
3はハウジング23の内部空間25に球状部35と共に
圧入されている。そして収容部24の下面の開口が蓋体
29によって閉鎖され、収容部24の下面の外周部をか
しめることによって、蓋体29が収容部24に固定され
る。また、収容部24の上端部にはブーツ39が被せら
れ、このブーツ39はクリップ42によって抜け止めさ
れる。棒状部37の上端部はブーツ39の丸穴41から
突出する。
【0015】この低摩擦球面軸受21は棒状部37が他
の駆動軸等に連結されて、長穴27が延びる方向へ動作
させられる(以下、軸33が動作させられる方向をA−
B方向という)。この際、球状部35がシート43に圧
接した状態で回動し棒状部37がA−B方向へ動作す
る。図3に示すようにシート43は、A−B方向の外径
L1より、A−B方向へ直交する方向(以下C−D方向
という)の外径M1が僅かに小さく設定されている。こ
の外径L1と外径M1との差は0.05mm〜0.3m
m程度であり、通常0.1mm程度ある。なお、図面で
は外径L1と外径M1との差を誇張して示してある。外
径L1が最大寸法であり外径M1が最小寸法である。な
お、球状部35の直径はA−B方向、C−D方向を含め
どの部分でも同じ寸法に設定されている。
【0016】上記のようにシート43は、外径L1より
外径M1が小さく設定されているので、球状部35とハ
ウジング23との間にシート43を介して生じる圧力
は、A−B方向に生じる圧力よりC−D方向へ生じる圧
力が小さい。従って、従来例の球面軸受1と比べて、軸
33が動作する際の摩擦抵抗としてはたらく力が減少す
ることになる。即ち、従来例に係る球面軸受1は球状部
13とハウジング3との間にシート7を介して生じる圧
力がどの部分でもほぼ一定であるのに対して、低摩擦球
面軸受21はC−D方向を中心にしたシート43の外径
が小さくなっている範囲α1において球状部35とハウ
ジング23との間にシート43を介して生じる圧力が小
さくなる。
【0017】上述のようにシート43の外径が小さくな
っている範囲α1で球状部35とハウジング24との間
にシート43を介して生じる圧力が小さくなるので、こ
の圧力が小さくなった分だけ、軸33が動作する際の摩
擦抵抗が減少し、軸33を動作させるための力を小さく
することができる。その結果、軸33を動かすのに必要
な力の最大値を従来例の球面軸受1より引き下げること
が可能となる。従って、軸33を動かすのに必要な駆動
源の出力を小さくでき、油圧ポンプや電動モータ等の駆
動源としてコストの低いものを使用できるようになる。
【0018】なお、球状部35のA−B方向の外径L1
は従来例の球面軸受1と同様なので、棒状部37の動作
方向における精度は確保される。上記のように低摩擦球
面軸受21は力のかかる方向(A−B方向)が構造的に
決まっており、この力のかかる方向と直交する方向(C
−D方向)はあまり力がかからない。そこで、低摩擦球
面軸受21では、あまり力のかからない方向の圧力を軽
減して軸33が動作する際の摩擦抵抗を減少させ、軸3
3が軽く動作するように工夫したものである。また、軸
33を動かすのに必要な力の最大値を引き下げることが
できるので、多数生産する低摩擦球面軸受21の軸33
を動かすのに必要な力の最小値と最大値の幅を小さくで
きて、不良品の発生率を低く抑えることができるように
なる。
【0019】次に、本発明の第2の実施の形態に係る低
摩擦球面軸受51を図面に従って説明する。低摩擦球面
軸受51は第1の実施の形態に係る低摩擦球面軸受21
と、以下に説明する点を除いて構成を同様とするので、
同様の構成部分については第1の実施の形態と同じ符号
を付して、その説明を省略する。
【0020】球状部53の直径はA−B方向、C−D方
向を含めどの部分でも同じ寸法に設定されている。シー
ト43aの外径はA−B方向、C−D方向いずれも同じ
寸法である。また、ハウジング55の内部空間57はA
−B方向の寸法L2よりC−D方向の寸法M2が大きく
設定されている。従って、低摩擦球面軸受51は、C−
D方向を中心にしたハウジング55の内部空間57の寸
法が大きくなっている範囲α2で、球状部53とハウジ
ング55との間にシート43aを介して生じる圧力が小
さくなる。よって、この圧力が小さくなった分だけ、軸
33が動作する際の摩擦抵抗が減少することになる。従
って、低摩擦球面軸受51は第1の実施の形態に係る低
摩擦球面軸受21と同様の効果を得ることができる。寸
法L2と寸法M2との差は第1の実施の形態の外径L1
とM2との差と同じである。なお、内部空間57のA−
B方向の寸法L2は従来例の球面軸受1と同様なので、
棒状部37の動作方向における精度は確保される。
【0021】図6から図9によって、第3の実施の形態
に係る低摩擦球面軸受60について説明する。符号61
はシートを示し、このシート61は底面の縁に位置決め
部としての一対の凹部63が形成されている。この一対
の凹部63は、最大寸法となる外径L1に対応する部位
に配置されている。即ち、シート61の外径の最大寸法
部における仮想中心線Sが凹部63の中心を通るように
一対の凹部63が配置されている。このシート61は凹
部63が形成されていること以外は、第1の実施の形態
に係るシート41と同じであり、また低摩擦球面軸受6
0はシート61を除いて低摩擦球面軸受21と同じ構成
になっている。従って、以下の説明においては第1の実
施の形態で符号を引用する。
【0022】符号65はシート61をハウジング23へ
圧入するための治具を示す。この治具65の先端部はシ
ート61の外径より僅かに小さい直径の円柱状に形成さ
れている。治具65の先端面には一対の凸部67が形成
されており、この一対の凸部67はシート61の凹部6
3に対応して形成されている。
【0023】治具65を用いてシート61をハウジング
23に設けられた収容部24の内部空間25へ圧入する
作業について説明する。治具65はケーシング23に対
向し、且つケーシング23に対し一対の凸部67がA−
B方向へ並ぶように備えられている。治具65は回転方
向には固定されており、上下動のみができるようになっ
ている。軸33の球状部35をシート61へ収容してか
ら、シート61を収容部24の収容空間25に対向し、
且つ凹部63がA−B方向へ並ぶように配置する。そし
て治具65を下降させ、治具65の凸部67が凹部63
にはまり込むようにする。治具65を下降させて、さら
にシート61を押圧し収容部24の内部空間25へ圧入
する。
【0024】前記のように治具65の一対の凸部67は
ケーシング23に対しA−B方向へ並ぶように配置され
ているので、凸部65がシート61の凹部63にはまり
込めば、シート61は最大寸法部がA−B方向へ、また
最小寸法部がC−D方向を向いた姿勢でケーシング23
の内部空間25に圧入させる。上記のようにシート61
に凹部63を設け、治具65を用いて、シート61をケ
ーシング23の内部空間25に圧入すれば、シート61
を確実に所定の姿勢に組み付けることが可能となる。
【0025】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
定の変更などがあっても発明に含まれる。例えば、第1
の実施例に係る低摩擦球面軸受21では、シート43の
外径22をA−B方向とC−D方向とで変更したが、シ
ート43の外径はA−B方向とC−D方向とにおいて同
じ寸法とし、内径をA−B方向とC−D方向とで変更す
るようにしてもよい。即ち、図3に示すようにシート4
3のA−B方向の内径L1aより、C−D方向の内径M
1aが僅かに大きくなるように設定してもよい。この場
合も、第1の実施の形態と同様に、シート43の内径
を、C−D方向を中心とした所定の範囲で大きく設定し
ている。この内径L1aと内径M1aとの差は0.05
mm〜0.3mm程度であり、通常0.1mm程度あ
る。
【0026】さらに、シート43の外径と内径の両方と
も、A−B方向の寸法より、C−D方向の寸法が僅かに
大きくなるように設定してもよい。これらの構成のいず
れにおいても、上記実施の形態に係る低摩擦球面軸受と
同様の効果を得ることができる。第3の実施の形態で
は、シート61に凹部63を設け、また治具65に凸部
67を設けたが、シート側に凸部を、治具側に凹部を設
けるようにしてもよい。また、治具として、先端面に凸
部または凹部が形成されていないものを用い、その代わ
りにシートに凹部を設け、ケーシングにシートの凹部に
嵌合する凸部を形成し、これらの凹部と凸部が嵌合する
ことによりシートのケーシングに対する位置決めを行う
ようにしてもよい。この場合、シート側を凸部、ケーシ
ング側を凹部にしてもよいのは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば軸を動か
すのに必要な力の最大値を引き下げて、軸を動かすのに
必要な駆動源の出力を小さくでき、油圧ポンプや電動モ
ータ等の駆動源としてコストの低いものを使用できるよ
うになる。さらに軸が軽く動くようになるので、低摩擦
球面軸受を自動車の操舵装置等に組み付ける作業が行い
易くなる。また、不良品の発生率を低く抑えることがで
きると共に、軸を動作させるのに必要な力(トルク)の
バラツキの範囲を小さくでき、品質の安定化を図ること
が可能となる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受の縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受のハウジングの上端部で切断した部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受のハウジングの上端部で切断した部分断面図である。
【図5】従来例に係る低摩擦球面軸受のハウジングの上
端部で切断した部分断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受の斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受をハウジングに圧入するための用いる治具の先端部の
斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受をハウジングに治具を用いて圧入する様子を示す側面
図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る低摩擦球面軸
受をハウジングに治具を用いて圧入する様子を示す平面
図である。
【符号の説明】
21、51 低摩擦球面軸受 23、55 ハウジング 25、57 内部空間 33 軸 35、53 球状部 37 棒状部 43、61 シート 63 凹部 65 治具 67 凸部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−43804(JP,U) 特公 平7−109213(JP,B2) 実公 昭62−15537(JP,Y1) 実公 昭63−32979(JP,Y1) 実公 昭52−44774(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 11/06 - 11/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、前記ハウジングに備えられ
    柔軟性のある材料によって構成される収容体と、前記収
    容体に収容される球状部と前記球状部に一体に形成され
    前記ハウジングから突出する棒状部とからなる軸とを具
    備し、前記球状部が前記収容体と共に前記ハウジングの
    内部空間に圧入されており、前記球状部が前記収容体に
    圧接した状態で前記軸が所定方向に回動する低摩擦球面
    軸受において、前記球状部と前記ハウジングとの間に前
    記収容体を介して生じる圧力のうち、前記の動作方向
    に生じる圧力より前記軸の動作方向に直交する方向に生
    じる圧力を小さくしたことを特徴とする低摩擦球面軸
    受。
  2. 【請求項2】ハウジングと、前記ハウジングに備えられ
    柔軟性のある材料によって構成される収容体と、前記収
    容体に収容される球状部と前記球状部に一体に形成され
    前記ハウジングから突出する棒状部とからなる軸とを具
    備し、前記球状部が前記収容体と共に前記ハウジングの
    内部空間に圧入されており、前記球状部が前記収容体に
    圧接した状態で前記軸が所定方向に回動する低摩擦球面
    軸受において、前記収容体は前記軸の動作方向の外径よ
    り前記軸の動作方向へ直交する方向の外径が小さく形成
    されていることを特徴とする低摩擦球面軸受。
  3. 【請求項3】ハウジングと、前記ハウジングに備えられ
    柔軟性のある材料によって構成される収容体と、前記収
    容体に収容される球状部と前記球状部に一体に形成され
    前記ハウジングから突出する棒状部とからなる軸とを具
    備し、前記球状部が前記収容体と共に前記ハウジングの
    内部空間に圧入されており、前記球状部が前記収容体に
    圧接した状態で前記軸が所定方向に回動する低摩擦球面
    軸受において、前記収容体は前記軸の動作方向の内径よ
    り前記軸の動作方向へ直交する方向の内径が大きく形成
    されていることを特徴とする低摩擦球面軸受。
  4. 【請求項4】ハウジングと、前記ハウジングに備えられ
    柔軟性のある材料によって構成される収容体と、前記収
    容体に収容される球状部と前記球状部に一体に形成され
    前記ハウジングから突出する棒状部とからなる軸とを具
    備し、前記球状部が前記収容体と共に前記ハウジングの
    内部空間に圧入されており、前記球状部が前記収容体に
    圧接した状態で前記軸が所定方向に回動する低摩擦球面
    軸受において、前記ハウジングの内部空間は前記軸の動
    作方向の寸法より前記軸の動作方向に直交する方向の寸
    法が大きく形成されていることを特徴とする低摩擦球面
    軸受。
  5. 【請求項5】請求項2または3に記載した低摩擦球面軸
    受において、収容体にはハウジングに対しラジアル方向
    の位置を規定するための位置決め部が備えられているこ
    とを特徴とする低摩擦球面軸受。
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