JP3329123B2 - ディーゼルエンジンの吸気温度制御装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの吸気温度制御装置Info
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- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気還流を行うディーゼ
ルエンジンの吸気温度制御装置に関する。
ルエンジンの吸気温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンから排出されるNO
を低減する目的から、排気の一部を吸気中に還流するこ
とはよく知られている。
を低減する目的から、排気の一部を吸気中に還流するこ
とはよく知られている。
【0003】しかし、この場合、エンジン低速、低負荷
時など、排気中のSOF、HCや白煙が増加する傾向に
あり、このため、特開昭61−55358号公報によっ
て、低速、低負荷時などに吸気温度を高め、これらの排
出量を低減するようにした吸気温度制御方法が提案され
ている。
時など、排気中のSOF、HCや白煙が増加する傾向に
あり、このため、特開昭61−55358号公報によっ
て、低速、低負荷時などに吸気温度を高め、これらの排
出量を低減するようにした吸気温度制御方法が提案され
ている。
【0004】これは、排気還流通路の合流点よりも上流
側の吸気通路にインテークヒータを設け、エンジンの低
速、低負荷時などこのインテークヒータにバッテリから
通電し、吸気を加熱するようにしたもので、これにより
SOF、HCや白煙の排出を減少させている。
側の吸気通路にインテークヒータを設け、エンジンの低
速、低負荷時などこのインテークヒータにバッテリから
通電し、吸気を加熱するようにしたもので、これにより
SOF、HCや白煙の排出を減少させている。
【0005】なお、この例では、エンジンの燃焼特性が
良好となる高負荷時などインテークヒータへの通電を停
止すると共に、さらにその上流側に配置したインターク
ーラにより吸気を冷却し、エンジンの吸気充填効率を高
め、出力の向上を図っている。ただし、低速、低負荷時
などはインタークーラをバイパスして吸気を流し、吸気
温度が低下するのを防いでいる。
良好となる高負荷時などインテークヒータへの通電を停
止すると共に、さらにその上流側に配置したインターク
ーラにより吸気を冷却し、エンジンの吸気充填効率を高
め、出力の向上を図っている。ただし、低速、低負荷時
などはインタークーラをバイパスして吸気を流し、吸気
温度が低下するのを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンの低速、低負荷時などインテークヒータにより吸気加
熱を行う方法では、吸気加熱のために必要なインテーク
ヒータの容量が大きく、大型化するだけでなく、バッテ
リの消費電力も大きくなり、かつ市街地走行時などのよ
うに低速、低負荷状態での運転頻度が高く、インテーク
ヒータに通電する機会が増えると、バッテリの寿命も低
下しやすいという問題もあった。
ンの低速、低負荷時などインテークヒータにより吸気加
熱を行う方法では、吸気加熱のために必要なインテーク
ヒータの容量が大きく、大型化するだけでなく、バッテ
リの消費電力も大きくなり、かつ市街地走行時などのよ
うに低速、低負荷状態での運転頻度が高く、インテーク
ヒータに通電する機会が増えると、バッテリの寿命も低
下しやすいという問題もあった。
【0007】また、このように電気式のインテークヒー
タでは通電してから発熱するまでに時間的な遅れもあ
り、運転条件の変動によりインテークヒータに通電して
も、すぐには吸気温度が上昇せず、この応答遅れの間
は、白煙やパティキュレートの発生量が増加してしま
う。
タでは通電してから発熱するまでに時間的な遅れもあ
り、運転条件の変動によりインテークヒータに通電して
も、すぐには吸気温度が上昇せず、この応答遅れの間
は、白煙やパティキュレートの発生量が増加してしま
う。
【0008】その一方で、低速低負荷域での排気還流に
より排気中のNOが低減されるが、エンジン負荷の増加
に伴い、例えば比較的緩やかな加速時などでも、還流排
気の温度は250℃を越えて上昇する。この高温排気が
そのまま吸気に合流するため吸気温度は上昇し、エンジ
ンの吸気充填効率が低下し、これによりパーティキュー
レートも増加する。本発明は、エンジン冷却水を利用し
て吸気加熱すると共に排気還流通路の途中に配置した水
冷式冷却器と吸気加熱のための水循環式熱交換器とにエ
ンジン冷却水を導入するに際して水循環式熱交換器の上
流に水冷式冷却器を接続することにより、このような問
題を解決することを目的とする。
より排気中のNOが低減されるが、エンジン負荷の増加
に伴い、例えば比較的緩やかな加速時などでも、還流排
気の温度は250℃を越えて上昇する。この高温排気が
そのまま吸気に合流するため吸気温度は上昇し、エンジ
ンの吸気充填効率が低下し、これによりパーティキュー
レートも増加する。本発明は、エンジン冷却水を利用し
て吸気加熱すると共に排気還流通路の途中に配置した水
冷式冷却器と吸気加熱のための水循環式熱交換器とにエ
ンジン冷却水を導入するに際して水循環式熱交換器の上
流に水冷式冷却器を接続することにより、このような問
題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、排気の一
部を吸気中に還流する排気還流通路と、少なくともエン
ジン低負荷域で所定の排気還流率となるように排気還流
量を制御する排気還流制御弁とを備えたディーゼルエン
ジンにおいて、排気還流通路の合流点よりも上流の吸気
通路に配置した水循環式熱交換器と、前記排気還流通路
の途中に配置した水冷式冷却器と、これら水循環式熱交
換器と水冷式冷却器にエンジン冷却水を導入する循環通
路であって水循環式熱交換器の上流に水冷式冷却器を接
続する循環通路と、水循環式熱交換器を迂回するバイパ
ス通路と、吸気の流れを水循環式熱交換器またはバイパ
ス通路に切換える切換弁と、少なくともエンジン低負荷
域で水循環式熱交換器に吸気が流れるように切換弁を切
換える制御手段を備える。
部を吸気中に還流する排気還流通路と、少なくともエン
ジン低負荷域で所定の排気還流率となるように排気還流
量を制御する排気還流制御弁とを備えたディーゼルエン
ジンにおいて、排気還流通路の合流点よりも上流の吸気
通路に配置した水循環式熱交換器と、前記排気還流通路
の途中に配置した水冷式冷却器と、これら水循環式熱交
換器と水冷式冷却器にエンジン冷却水を導入する循環通
路であって水循環式熱交換器の上流に水冷式冷却器を接
続する循環通路と、水循環式熱交換器を迂回するバイパ
ス通路と、吸気の流れを水循環式熱交換器またはバイパ
ス通路に切換える切換弁と、少なくともエンジン低負荷
域で水循環式熱交換器に吸気が流れるように切換弁を切
換える制御手段を備える。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、前記
制御手段は、エンジン冷却水温度が一定値以下のとき
は、バイパス通路に吸気を流すように切換弁を切換え
る。
制御手段は、エンジン冷却水温度が一定値以下のとき
は、バイパス通路に吸気を流すように切換弁を切換え
る。
【0011】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記制御手段は、エンジン高負荷域でバイパス通
路に吸気を流すように切換弁を切換える。
いて、前記制御手段は、エンジン高負荷域でバイパス通
路に吸気を流すように切換弁を切換える。
【0012】
【0013】
【0014】第4の発明は、第1の発明において、前記
水循環式熱交換器の上流の吸気通路に排気エネルギによ
り吸気を過給する過給機を備える。
水循環式熱交換器の上流の吸気通路に排気エネルギによ
り吸気を過給する過給機を備える。
【0015】第5の発明は、第4の発明において、前記
制御手段は、エンジン冷却水温度が一定値以下のときだ
けバイパス通路に吸気を流し、それ以外は常に水循環式
熱交換器に吸気を流すように切換弁を切換える。
制御手段は、エンジン冷却水温度が一定値以下のときだ
けバイパス通路に吸気を流し、それ以外は常に水循環式
熱交換器に吸気を流すように切換弁を切換える。
【0016】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記水循環式熱交換器はインタークーラである。
て、前記水循環式熱交換器はインタークーラである。
【0017】
【作用】第1の発明では、エンジンの低速、低負荷時な
ど、エンジン冷却水が循環される水循環式熱交換器によ
り吸気を加熱して温度を上昇させる。このため、排気還
流が行われても、吸気温度の上昇により、SOF、HC
や白煙などの発生が抑制される。
ど、エンジン冷却水が循環される水循環式熱交換器によ
り吸気を加熱して温度を上昇させる。このため、排気還
流が行われても、吸気温度の上昇により、SOF、HC
や白煙などの発生が抑制される。
【0018】また、低速、低負荷時以外の運転領域か
ら、低速、低負荷運転に移行すると、切換弁の切換によ
り、直ちに水循環式熱交換器による吸気加熱が開始さ
れ、運転条件が変化しても、応答よく吸気加熱を行うこ
とができ、このような切換直後におけるSOF、HCや
白煙等の増加を確実に防止できる。また、水冷式冷却装
置により、とくに加速時などに高温化する還流排気の温
度を下げることにより、吸気充填効率を高め、ドライス
ートを減少させ、トータルとしてのパーティキュレート
の発生量を低減できる。また、水循環式熱交換器と水冷
式冷却器とに同一の循環通路によりエンジン冷却水が導
かれるので、通路構成が簡略化する。
ら、低速、低負荷運転に移行すると、切換弁の切換によ
り、直ちに水循環式熱交換器による吸気加熱が開始さ
れ、運転条件が変化しても、応答よく吸気加熱を行うこ
とができ、このような切換直後におけるSOF、HCや
白煙等の増加を確実に防止できる。また、水冷式冷却装
置により、とくに加速時などに高温化する還流排気の温
度を下げることにより、吸気充填効率を高め、ドライス
ートを減少させ、トータルとしてのパーティキュレート
の発生量を低減できる。また、水循環式熱交換器と水冷
式冷却器とに同一の循環通路によりエンジン冷却水が導
かれるので、通路構成が簡略化する。
【0019】第2の発明では、エンジン冷却水温度が一
定値以下の低温時には、吸気をバイパス通路に流すの
で、エンジン始動直後のアイドル運転時など、低温の水
循環式熱交換器を吸気が流れることで、かえって吸気温
度が低下するのを防げる。
定値以下の低温時には、吸気をバイパス通路に流すの
で、エンジン始動直後のアイドル運転時など、低温の水
循環式熱交換器を吸気が流れることで、かえって吸気温
度が低下するのを防げる。
【0020】第3の発明では、エンジン高負荷時など水
循環式熱交換器を迂回してバイパス通路に吸気を流すこ
とにより、吸気温度の上昇を防ぎ、吸気充填効率の低下
を回避できる。
循環式熱交換器を迂回してバイパス通路に吸気を流すこ
とにより、吸気温度の上昇を防ぎ、吸気充填効率の低下
を回避できる。
【0021】
【0022】
【0023】第4の発明では、過給機により吸気を過給
するので、高負荷域での吸気充填効率が高まり、エンジ
ン出力性能が向上する。
するので、高負荷域での吸気充填効率が高まり、エンジ
ン出力性能が向上する。
【0024】第5の発明では、エンジンの高負荷域な
ど、過給により上昇した吸気温度を、エンジン冷却水に
よる水循環式熱交換器の冷却作用により、下げることが
でき、吸気充填効率を高め、パーティキュレートの発生
量も低減できる。また、エンジンの暖機中以外は水循環
式熱交換器に吸気を流すだけのため、切換弁の制御が簡
略化する。
ど、過給により上昇した吸気温度を、エンジン冷却水に
よる水循環式熱交換器の冷却作用により、下げることが
でき、吸気充填効率を高め、パーティキュレートの発生
量も低減できる。また、エンジンの暖機中以外は水循環
式熱交換器に吸気を流すだけのため、切換弁の制御が簡
略化する。
【0025】第6の発明では、水循環式熱交換器をイン
タークーラとすることにより、低速、低負荷域など効率
よく吸気温度を高めることができる。
タークーラとすることにより、低速、低負荷域など効率
よく吸気温度を高めることができる。
【0026】
【実施例】図1には参考例を示す。
【0027】図中、1はディーゼルエンジンの本体部、
2は吸気通路、3は排気通路を示し、排気通路3から吸
気通路2へと排気の一部を還流する排気還流通路4が設
けられる。
2は吸気通路、3は排気通路を示し、排気通路3から吸
気通路2へと排気の一部を還流する排気還流通路4が設
けられる。
【0028】吸気通路2には、排気還流通路4が合流す
るよりも上流側に、水循環式熱交換器であるインターク
ーラ5が設けられ、同時にこのインタークーラ5を迂回
して吸気を流すバイパス通路6が形成される。
るよりも上流側に、水循環式熱交換器であるインターク
ーラ5が設けられ、同時にこのインタークーラ5を迂回
して吸気を流すバイパス通路6が形成される。
【0029】インタークーラ5には、エンジン冷却水の
一部を循環させる循環通路15a,15bが設けられ
る。
一部を循環させる循環通路15a,15bが設けられ
る。
【0030】バイパス通路6の入口側には吸気の流れを
切換える切換弁7が介装される。切換弁7はダイヤフラ
ムアクチュエータ8により駆動され、このダイヤフラム
アクチュエータ8には電磁弁9を介してバキューポンプ
10からの負圧が選択的に導入され、これにより切換弁
7が切換作動し、吸気の流れを切換える。
切換える切換弁7が介装される。切換弁7はダイヤフラ
ムアクチュエータ8により駆動され、このダイヤフラム
アクチュエータ8には電磁弁9を介してバキューポンプ
10からの負圧が選択的に導入され、これにより切換弁
7が切換作動し、吸気の流れを切換える。
【0031】この電磁弁9への通電を運転条件に応じて
制御するために、コントローラ11が備えられる。コン
トローラ11にはエンジン負荷に相当するアクセルペダ
ルの開度を検出するアクセル開度センサ12、エンジン
回転数を検出する回転数センサ13、エンジン冷却水温
度を検出する冷却水温センサ14からの各信号が入力
し、これらに基づいて、後述するように電磁弁9への通
電を制御する。
制御するために、コントローラ11が備えられる。コン
トローラ11にはエンジン負荷に相当するアクセルペダ
ルの開度を検出するアクセル開度センサ12、エンジン
回転数を検出する回転数センサ13、エンジン冷却水温
度を検出する冷却水温センサ14からの各信号が入力
し、これらに基づいて、後述するように電磁弁9への通
電を制御する。
【0032】また、前記排気還流通路4には排気還流量
を制御する排気還流制御弁16が設けられ、この排気還
流制御弁16はダイヤフラムアクチュエータ17によっ
て開度が制御される。
を制御する排気還流制御弁16が設けられ、この排気還
流制御弁16はダイヤフラムアクチュエータ17によっ
て開度が制御される。
【0033】このダイヤフラムアクチュエータ17は、
デューティ制御される三方電磁弁18によりコントロー
ルされる負圧に応じて作動し、この三方電磁弁18を前
記したコントローラ11が後述するようにして制御し、
運転条件に応じて排気還流率を0%〜80%の範囲で変
化させる。
デューティ制御される三方電磁弁18によりコントロー
ルされる負圧に応じて作動し、この三方電磁弁18を前
記したコントローラ11が後述するようにして制御し、
運転条件に応じて排気還流率を0%〜80%の範囲で変
化させる。
【0034】ここで、コントローラ11で実行される制
御内容につき、図2を参照しながら説明する。
御内容につき、図2を参照しながら説明する。
【0035】ステップ1で、コントローラ11はアクセ
ル開度Acc、エンジン回転数Ne、冷却水温Twをそ
れぞれセンサの出力から読み込み、まず、冷却水温Tw
が一定値T(例えば80℃)以上かどうかを判定し、一
定値以下ならば、エンジンの始動後十分に暖機が進んで
いないものと判断し、ステップ5に進み、切換弁7がバ
イパス通路6に吸気を流すように電磁弁9を制御する。
ル開度Acc、エンジン回転数Ne、冷却水温Twをそ
れぞれセンサの出力から読み込み、まず、冷却水温Tw
が一定値T(例えば80℃)以上かどうかを判定し、一
定値以下ならば、エンジンの始動後十分に暖機が進んで
いないものと判断し、ステップ5に進み、切換弁7がバ
イパス通路6に吸気を流すように電磁弁9を制御する。
【0036】これに対して、冷却水温Twが一定値T以
上のときは、ステップ3において、アクセル開度Acc
とエンジン回転数Neが共に所定値A、N以下であるか
どうか判定し、共に所定値以下の低速、低負荷状態のと
きにステップ4で切換弁7がインタークーラ5側に吸気
を流すように電磁弁9を切換制御する。
上のときは、ステップ3において、アクセル開度Acc
とエンジン回転数Neが共に所定値A、N以下であるか
どうか判定し、共に所定値以下の低速、低負荷状態のと
きにステップ4で切換弁7がインタークーラ5側に吸気
を流すように電磁弁9を切換制御する。
【0037】それ以外の運転域ではステップ5に移行
し、バイパス通路6に吸気を流すように切換弁7を切換
える。なお、図3はこの制御領域をあらわし、斜線領域
がインタークーラ5に吸気を流す領域を示す。
し、バイパス通路6に吸気を流すように切換弁7を切換
える。なお、図3はこの制御領域をあらわし、斜線領域
がインタークーラ5に吸気を流す領域を示す。
【0038】次に、ステップ6において、アクセル開度
Acc、エンジン回転数Ne、冷却水温Twに基づい
て、これらをパラメータとして、予め設定してある排気
還流制御率(EGR率)を読み出す。そして、ステップ
7でこのEGR率がえられるように三方電磁弁18の開
度を制御する。
Acc、エンジン回転数Ne、冷却水温Twに基づい
て、これらをパラメータとして、予め設定してある排気
還流制御率(EGR率)を読み出す。そして、ステップ
7でこのEGR率がえられるように三方電磁弁18の開
度を制御する。
【0039】図3にもあるように、排気還流率は低速、
低負荷域で最も高く、これから回転数、負荷の上昇に伴
い減少し、高速、高負荷域では排気還流率は0となり、
排気還流は停止される。なお、エンジンの暖機が終了し
ない間(例えば、エンジン冷却水温が80℃以下)も排
気還流は停止する。
低負荷域で最も高く、これから回転数、負荷の上昇に伴
い減少し、高速、高負荷域では排気還流率は0となり、
排気還流は停止される。なお、エンジンの暖機が終了し
ない間(例えば、エンジン冷却水温が80℃以下)も排
気還流は停止する。
【0040】次に参考例の全体の作用について説明す
る。
る。
【0041】エンジンの暖機が完了するまでの間は、切
換弁7はバイパス通路6に吸気を流すように切換わって
おり、このため、エンジン暖機中はインタークーラ5を
通過しない吸気のみが供給される。
換弁7はバイパス通路6に吸気を流すように切換わって
おり、このため、エンジン暖機中はインタークーラ5を
通過しない吸気のみが供給される。
【0042】暖機が完了すると、エンジンの低速、低負
荷域を中心にして、切換弁7が切換わり、吸気をインタ
ークーラ5に流す。インタークーラ5は例えば80℃以
上の冷却水温により、吸気を60〜70℃に加熱する。
荷域を中心にして、切換弁7が切換わり、吸気をインタ
ークーラ5に流す。インタークーラ5は例えば80℃以
上の冷却水温により、吸気を60〜70℃に加熱する。
【0043】一方、排気還流制御弁17は暖機後に開か
れ、排気の一部を吸気中に還流するが、このときの還流
率は、図3のように、エンジン回転数と負荷に応じて変
化し、低速、低負荷域で最大の排気還流率となる。
れ、排気の一部を吸気中に還流するが、このときの還流
率は、図3のように、エンジン回転数と負荷に応じて変
化し、低速、低負荷域で最大の排気還流率となる。
【0044】この排気還流により排気中のNOが低減さ
れるが、反面、SOF(可溶性排出物)、HCや白煙が
増加する傾向にある。しかし、このように、吸気をイン
タークーラ5により加熱することで、燃焼状態が改善さ
れ、これらの排出を抑制することができる。とくにSO
Fの低減により、トータルとしてのパーティキュレート
の発生率が低下する。
れるが、反面、SOF(可溶性排出物)、HCや白煙が
増加する傾向にある。しかし、このように、吸気をイン
タークーラ5により加熱することで、燃焼状態が改善さ
れ、これらの排出を抑制することができる。とくにSO
Fの低減により、トータルとしてのパーティキュレート
の発生率が低下する。
【0045】エンジンの回転数、負荷が変化し、高速、
高負荷域になると、切換弁7はインタークーラ5を経由
せずにバイパス通路6に吸気を流すように切換わる。
高負荷域になると、切換弁7はインタークーラ5を経由
せずにバイパス通路6に吸気を流すように切換わる。
【0046】このような運転域は排気還流率も小さく、
または停止され、またエンジンの燃焼条件も良好となる
ので、吸気加熱する必要はなく、むしろ体積膨張を伴う
吸気加熱により、また、インタークーラ5を通過すると
きの吸気抵抗により、エンジンの吸気充填効率が低下す
る。そこで、このような運転域では吸気加熱を停止し、
エンジンの出力性能を向上させる。
または停止され、またエンジンの燃焼条件も良好となる
ので、吸気加熱する必要はなく、むしろ体積膨張を伴う
吸気加熱により、また、インタークーラ5を通過すると
きの吸気抵抗により、エンジンの吸気充填効率が低下す
る。そこで、このような運転域では吸気加熱を停止し、
エンジンの出力性能を向上させる。
【0047】他方、エンジンの減速時など回転数、負荷
が低下すると、切換弁7がインタークーラ5側に吸気を
流すように切換わるが、この切換直後からインタークー
ラ5は即座に吸気を加熱することができ、従来問題とな
っていた低負荷域に移行した直後に加熱応答遅れによる
SOF、白煙等の一時的な増加現象を確実に防止でき
る。
が低下すると、切換弁7がインタークーラ5側に吸気を
流すように切換わるが、この切換直後からインタークー
ラ5は即座に吸気を加熱することができ、従来問題とな
っていた低負荷域に移行した直後に加熱応答遅れによる
SOF、白煙等の一時的な増加現象を確実に防止でき
る。
【0048】図4は、吸気加熱をすることにより、従来
に比較して、パーティキュレートの発生が大幅に低下し
たことを示すグラフである。なお、このグラフは、加速
時などでもそのまま吸気加熱を行った場合を示してあ
る。このように、加速時などでもインタークーラ5を経
由して吸気を流すときは、吸気加熱と、吸気抵抗の増大
による吸気充填効率の低下に伴い、増量した加速燃料と
の関係から、インタークーラ5を通さないものに比較し
て、パーティキュレートが増加する。したがって、加速
時など切換弁7をバイパス通路6側に切換えることによ
り、このようなパーティキュレートの発生も抑制でき
る。
に比較して、パーティキュレートの発生が大幅に低下し
たことを示すグラフである。なお、このグラフは、加速
時などでもそのまま吸気加熱を行った場合を示してあ
る。このように、加速時などでもインタークーラ5を経
由して吸気を流すときは、吸気加熱と、吸気抵抗の増大
による吸気充填効率の低下に伴い、増量した加速燃料と
の関係から、インタークーラ5を通さないものに比較し
て、パーティキュレートが増加する。したがって、加速
時など切換弁7をバイパス通路6側に切換えることによ
り、このようなパーティキュレートの発生も抑制でき
る。
【0049】また、図5は運転領域と吸気温度との対応
関係を示すものである。この場合、運転領域〜は図
3の領域と対応させてある。特性1は吸気加熱をそのま
ま続行した例、特性2は吸気加熱を、の領域では停
止した例を示してある。
関係を示すものである。この場合、運転領域〜は図
3の領域と対応させてある。特性1は吸気加熱をそのま
ま続行した例、特性2は吸気加熱を、の領域では停
止した例を示してある。
【0050】吸気加熱を行わない従来例と比較して加熱
時の吸気温度は平均的に上昇し、これにより、低速、低
負荷域を中心にして、SOF、HCや白煙の排出を大幅
に低減できるのである。
時の吸気温度は平均的に上昇し、これにより、低速、低
負荷域を中心にして、SOF、HCや白煙の排出を大幅
に低減できるのである。
【0051】次に、図6には本発明の第1の実施例を説
明する。
明する。
【0052】この実施例は、排気還流通路4の排気還流
制御弁16の下流に水冷式の冷却器21を介装し、還流
排気の温度を低下させるようにしたものである。
制御弁16の下流に水冷式の冷却器21を介装し、還流
排気の温度を低下させるようにしたものである。
【0053】水冷式冷却器21にエンジン冷却水を循環
させるため、前記インタークーラ5からの循環通路15
a,15bが連通する。この冷却器21は、図7、図8
にも示すように、流路断面積を徐々に縮小する入口部2
2Aと、逆に拡大する出口部22Bとの間に、還流排気
と熱交換を行う偏平形状の本体部23が挟まれ、この本
体部23に形成した偏平な排気通路24の上下を取り囲
むようにして冷却水路25が形成され、これにより還流
排気の温度を効率的に低下させる。
させるため、前記インタークーラ5からの循環通路15
a,15bが連通する。この冷却器21は、図7、図8
にも示すように、流路断面積を徐々に縮小する入口部2
2Aと、逆に拡大する出口部22Bとの間に、還流排気
と熱交換を行う偏平形状の本体部23が挟まれ、この本
体部23に形成した偏平な排気通路24の上下を取り囲
むようにして冷却水路25が形成され、これにより還流
排気の温度を効率的に低下させる。
【0054】なお、冷却水路25の入口27と出口28
は、前記循環通路15a,15bのいずれか一方と接続
される。
は、前記循環通路15a,15bのいずれか一方と接続
される。
【0055】排気還流通路4を流れる還流排気の温度
は、アイドル時などは例えば90℃付近で、冷却装置2
1を流れる冷却水温度とほとんど変わりはなく、この状
態では冷却効果はほとんど無い。
は、アイドル時などは例えば90℃付近で、冷却装置2
1を流れる冷却水温度とほとんど変わりはなく、この状
態では冷却効果はほとんど無い。
【0056】しかし、エンジン負荷の増加に伴い、例え
ば比較的緩やかな加速時などでも、還流排気の温度は2
50℃を越えて上昇する。この高温排気がそのまま吸気
に合流するため吸気温度は上昇し、エンジンの吸気充填
効率が低下し、これによりパーティキュレートも増加す
る。
ば比較的緩やかな加速時などでも、還流排気の温度は2
50℃を越えて上昇する。この高温排気がそのまま吸気
に合流するため吸気温度は上昇し、エンジンの吸気充填
効率が低下し、これによりパーティキュレートも増加す
る。
【0057】ところが、このように冷却器21におい
て、エンジン冷却水を利用して還流排気を冷却すること
により、図9にも示すように、この還流排気が合流する
吸気の温度が低下する。
て、エンジン冷却水を利用して還流排気を冷却すること
により、図9にも示すように、この還流排気が合流する
吸気の温度が低下する。
【0058】なお、この場合、運転領域、について
は、排気還流率が0となり、排気還流を停止しているた
め、参考例と同じ温度特性となっている。
は、排気還流率が0となり、排気還流を停止しているた
め、参考例と同じ温度特性となっている。
【0059】このようにして吸気温度を下げることがで
きる結果、吸気充填効率が向上し、図10にも示すよう
に、排気中のパーティキュレートが、領域を含む加速
時などでも、大幅に低減できるようになった。
きる結果、吸気充填効率が向上し、図10にも示すよう
に、排気中のパーティキュレートが、領域を含む加速
時などでも、大幅に低減できるようになった。
【0060】加速時など燃料の増量により、パーティキ
ュレートの発生量が増加する傾向にあるが、吸気温度を
下げ、エンジンの吸気充填効率を高めことにより、燃焼
を改善し、パーティキュレートを抑制でき、この結果、
トータルとしての、パーティキュレートの発生量を著し
く低減することが可能となった。
ュレートの発生量が増加する傾向にあるが、吸気温度を
下げ、エンジンの吸気充填効率を高めことにより、燃焼
を改善し、パーティキュレートを抑制でき、この結果、
トータルとしての、パーティキュレートの発生量を著し
く低減することが可能となった。
【0061】また、この実施例において、図示はしない
が、エンジンの排気エネルギで回転する排気タービンに
より、吸気コンプレッサを駆動し、吸気を過給する過給
機を備えることもできる。
が、エンジンの排気エネルギで回転する排気タービンに
より、吸気コンプレッサを駆動し、吸気を過給する過給
機を備えることもできる。
【0062】この場合、エンジンの高負荷時などの過給
領域において、吸気温度はインタークーラ5を流れる冷
却水温度よりもはるかに高くなる。したがって、このと
きには、インタークーラ5により吸気は冷却作用を受
け、温度が低下する。
領域において、吸気温度はインタークーラ5を流れる冷
却水温度よりもはるかに高くなる。したがって、このと
きには、インタークーラ5により吸気は冷却作用を受
け、温度が低下する。
【0063】したがって、図11にも示すように、イン
タークーラ5を備えない場合に比較して、高速、高負荷
域での吸気温度が低下し、吸気充填効率が高まり、エン
ジン出力性能が向上すると共に、パーティキュレートの
排出量も低減できる。
タークーラ5を備えない場合に比較して、高速、高負荷
域での吸気温度が低下し、吸気充填効率が高まり、エン
ジン出力性能が向上すると共に、パーティキュレートの
排出量も低減できる。
【0064】なお、この場合には、切換弁7はエンジン
暖機が終了するまでは、バイパス通路6に吸気を流す
が、それ以後はすべてインタークーラ5に吸気を流すよ
うに切換保持しておくだけでよく、制御機構は簡略とな
る。
暖機が終了するまでは、バイパス通路6に吸気を流す
が、それ以後はすべてインタークーラ5に吸気を流すよ
うに切換保持しておくだけでよく、制御機構は簡略とな
る。
【0065】このように、高速、高負荷域などではイン
タークーラ5が本来の機能、すなわち冷却機能を発揮
し、吸気充填効率を高め、エンジン出力性能の向上が図
れ、また、低速、低負荷域などでは吸気温度よりもイン
タークーラ5の温度が高いので、前記と同じように、吸
気加熱を行い、排気清浄化に寄与できることに変わりは
ない。
タークーラ5が本来の機能、すなわち冷却機能を発揮
し、吸気充填効率を高め、エンジン出力性能の向上が図
れ、また、低速、低負荷域などでは吸気温度よりもイン
タークーラ5の温度が高いので、前記と同じように、吸
気加熱を行い、排気清浄化に寄与できることに変わりは
ない。
【0066】
【発明の効果】第1の発明によれば、エンジンの低速、
低負荷時など、水循環式熱交換器により吸気を加熱して
温度を上昇させ、排気還流が行われても、吸気温度の上
昇により、SOF、HCや白煙などの発生が抑制される
一方、低速、低負荷時以外の運転領域から、低速、低負
荷運転に移行したときは、切換弁の切換により、直ちに
水循環式熱交換器による吸気加熱が開始され、このよう
に運転条件が変化しても、応答よく吸気加熱を行うこと
ができ、このような切換直後におけるSOF、HCや白
煙等の増加を確実に防止できる。また、水冷式冷却器に
より、とくに加速時などに高温化する還流排気の温度を
下げることにより、吸気温度を下げて吸気充填効率を高
め、ドライスートを減少させ、トータルとしてのパーテ
ィキュレートの発生量を効果的に低減できる。また、水
循環式熱交換器と水冷式冷却器とに同一の循環通路によ
りエンジン冷却水が導かれるので、冷却水の通路構成が
簡略化する。
低負荷時など、水循環式熱交換器により吸気を加熱して
温度を上昇させ、排気還流が行われても、吸気温度の上
昇により、SOF、HCや白煙などの発生が抑制される
一方、低速、低負荷時以外の運転領域から、低速、低負
荷運転に移行したときは、切換弁の切換により、直ちに
水循環式熱交換器による吸気加熱が開始され、このよう
に運転条件が変化しても、応答よく吸気加熱を行うこと
ができ、このような切換直後におけるSOF、HCや白
煙等の増加を確実に防止できる。また、水冷式冷却器に
より、とくに加速時などに高温化する還流排気の温度を
下げることにより、吸気温度を下げて吸気充填効率を高
め、ドライスートを減少させ、トータルとしてのパーテ
ィキュレートの発生量を効果的に低減できる。また、水
循環式熱交換器と水冷式冷却器とに同一の循環通路によ
りエンジン冷却水が導かれるので、冷却水の通路構成が
簡略化する。
【0067】第2の発明によれば、エンジン冷却水温度
が一定値以下の低温時には、吸気をバイパス通路に流す
ので、エンジン始動直後のアイドル運転時など、低温の
水循環式熱交換器を吸気が流れることで、かえって吸気
温度が低下するのを防げる。
が一定値以下の低温時には、吸気をバイパス通路に流す
ので、エンジン始動直後のアイドル運転時など、低温の
水循環式熱交換器を吸気が流れることで、かえって吸気
温度が低下するのを防げる。
【0068】第3の発明によれば、エンジン高負荷時な
ど水循環式熱交換器を迂回してバイパス通路に吸気を流
すことにより、吸気温度の上昇を防ぎ、吸気充填効率の
低下を回避し、エンジンの出力性能を向上させられる。
ど水循環式熱交換器を迂回してバイパス通路に吸気を流
すことにより、吸気温度の上昇を防ぎ、吸気充填効率の
低下を回避し、エンジンの出力性能を向上させられる。
【0069】
【0070】
【0071】第4の発明によれば、過給機により吸気を
過給するので、高負荷域での吸気充填効率が高まり、エ
ンジン出力性能が向上する。
過給するので、高負荷域での吸気充填効率が高まり、エ
ンジン出力性能が向上する。
【0072】第5の発明によれば、エンジンの高負荷域
など、過給により上昇した吸気温度を、エンジン冷却水
による水循環式熱交換器の冷却作用により、下げること
ができ、吸気充填効率を高め、パーティキュレートの発
生量も低減でき、また、エンジンの暖機中以外は水循環
式熱交換器に吸気を流すだけのため、切換弁の制御が簡
略化する。
など、過給により上昇した吸気温度を、エンジン冷却水
による水循環式熱交換器の冷却作用により、下げること
ができ、吸気充填効率を高め、パーティキュレートの発
生量も低減でき、また、エンジンの暖機中以外は水循環
式熱交換器に吸気を流すだけのため、切換弁の制御が簡
略化する。
【0073】第6の発明では、水循環式熱交換器をイン
タークーラとすることにより、低速、低負荷域など効率
よく吸気温度を高めることができる。
タークーラとすることにより、低速、低負荷域など効率
よく吸気温度を高めることができる。
【図1】参考例を示す概略構成図である。
【図2】同じくその制御動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図3】吸気加熱と排気還流特性を示す説明図である。
【図4】パーティキュレートの発生特性を従来例と比較
して示す説明図である。
して示す説明図である。
【図5】吸気温度と運転領域との関係を示す説明図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図7】水冷式冷却器を示す分解斜視図である。
【図8】同じくその断面図である。
【図9】吸気温度と運転領域との関係を示す説明図であ
る。
る。
【図10】パーティキュレートの発生特性を示す説明図
である。
である。
【図11】吸気温度と運転領域の関係を示す説明図であ
る。
る。
2 吸気通路 3 排気通路 4 排気還流通路 5 インタークーラ 6 バイパス通路 7 切換弁 11 コントローラ 16 排気還流制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02M 25/07 580 F02M 25/07 580E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 31/10 F02B 29/04 F02B 37/00 302 F02M 25/07 570 F02M 25/07 580
Claims (6)
- 【請求項1】排気の一部を吸気中に還流する排気還流通
路と、 少なくともエンジン低負荷域で所定の排気還流率となる
ように排気還流量を制御する排気還流制御弁とを備えた
ディーゼルエンジンにおいて、 前記排気還流通路の合流点よりも上流の吸気通路に配置
した水循環式熱交換器と、前記排気還流通路の途中に配置した水冷式冷却器と、 これら水循環式熱交換器と水冷式冷却器にエンジン冷却
水を導入する循環通路であって水循環式熱交換器の上流
に水冷式冷却器を接続する循環通路と、 水循環式熱交換器を迂回するバイパス通路と、 吸気の流れを水循環式熱交換器またはバイパス通路に切
換える切換弁と、 少なくともエンジン低負荷域で水循環式熱交換器に吸気
が流れるように切換弁を切換える制御手段を備えたこと
を特徴とするディーゼルエンジンの吸気温度制御装置。 - 【請求項2】前記制御手段は、エンジン冷却水温度が一
定値以下のときは、バイパス通路に吸気を流すように切
換弁を切換える請求項1に記載のディーゼルエンジンの
吸気温度制御装置。 - 【請求項3】前記制御手段は、エンジン高負荷域でバイ
パス通路に吸気を流すように切換弁を切換える請求項1
または2に記載のディーゼルエンジンの吸気温度制御装
置。 - 【請求項4】前記水循環式熱交換器の上流の吸気通路に
排気エネルギにより吸気を過給する過給機を備える請求
項1に記載のディーゼルエンジンの吸気温度制御装置。 - 【請求項5】前記制御手段は、エンジン冷却水温度が一
定値以下のときだけバイパス通路に吸気を流し、それ以
外は常に水循環式熱交換器に吸気を流すように切換弁を
切換える請求項4に記載のディーゼルエンジンの吸気温
度制御装置 - 【請求項6】前記水循環式熱交換器はインタークーラで
ある請求項1〜5のいずれか一つに記載のディーゼルエ
ンジンの吸気温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04015595A JP3329123B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ディーゼルエンジンの吸気温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04015595A JP3329123B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ディーゼルエンジンの吸気温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232784A JPH08232784A (ja) | 1996-09-10 |
JP3329123B2 true JP3329123B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=12572882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04015595A Expired - Fee Related JP3329123B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ディーゼルエンジンの吸気温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3329123B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6321697B1 (en) * | 1999-06-07 | 2001-11-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Cooling apparatus for vehicular engine |
US6408831B1 (en) * | 2000-12-20 | 2002-06-25 | Caterpillar Inc. | System for controlling the temperature of an intake air |
FR2847004B1 (fr) * | 2002-11-12 | 2005-07-29 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de regulation thermique de l'air d'admission d'un moteur et de gaz d'echappement recircules emis par ce moteur |
JP2007255262A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | インタークーラ温度制御装置 |
JP4281804B2 (ja) | 2007-01-25 | 2009-06-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気浄化システム |
JP4483873B2 (ja) | 2007-02-13 | 2010-06-16 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP2013108379A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Calsonic Kansei Corp | 排気ガス再循環システム |
JP6476829B2 (ja) * | 2014-12-18 | 2019-03-06 | 三菱自動車工業株式会社 | インタークーラ |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP04015595A patent/JP3329123B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08232784A (ja) | 1996-09-10 |
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