JP3328653B2 - ねじりばね取付装置 - Google Patents

ねじりばね取付装置

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JP3328653B2
JP3328653B2 JP14526292A JP14526292A JP3328653B2 JP 3328653 B2 JP3328653 B2 JP 3328653B2 JP 14526292 A JP14526292 A JP 14526292A JP 14526292 A JP14526292 A JP 14526292A JP 3328653 B2 JP3328653 B2 JP 3328653B2
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智文 末久
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松下電送システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支点軸線を中心として
回動可能な部材に対してばね力を作用させるよう、ねじ
りばねを取り付けるねじりばね取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等において、装
置本体に対して支点軸線を中心として回動可能に取り付
けられた開閉部に、ねじりばねにより一方向の(通常、
開方向)の回転力を与えることが行われている。このね
じりばねを取り付ける場合、図3に示すように、装置本
体又は開閉部(いずれも図示せず)に取り付けられたシ
ャフト1にねじりばね2を保持させ、その一端2aを装
置本体側の規制部3に押しつけ、他端2bを開閉部側の
規制動作部4に押しつけており、シャフト1により、ね
じりばね2の変形を防ぐと共に移動を規制し、規制動作
部4にばね力Fを作用させていた。
【0003】また、図4に示すように、シャフトを全く
使用せず、ねじりばね2の一端2aを装置本体側の規制
部3Aに形成した段部に係合させ、他端2bを開閉部側
の規制動作部4Aに形成した段部に係合させることによ
り、定位置に保持し、規制動作部4Aにばね力Fを作用
させるようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示すよ
うにねじりばねの保持にシャフトを用いる場合には、ば
ね力を強くするほど、シャフト自体の強度及びシャフト
の根元を支える力が必要となり、シャフト材質として樹
脂の使用が不可となり、このため、シャフトを開閉部や
装置本体とは別部品として金属で製作し、取り付けねば
ならず、製作が面倒でコストがかかるという問題があっ
た。また、シャフト径、シャフト長さ(ねじりばねの巻
数の多くすると長くなる)等に制約があり、更に、シャ
フト強度を重視すると装置が大きくなるという問題もあ
った。
【0005】一方、図4に示すようにねじりばねの中心
部をシャフトで支えない場合には、ばね力が大きくなる
と、図5に示すように、ねじりばね2のコイル状巻部2
cが二点鎖線で示す正規の位置から実線で示す位置に不
都合に変形してしまい、正規のばね力が得られないとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、樹脂等によって作った部材によってねじりばね
の不都合な変形を防止し、正規のばね力を得ることの可
能なねじりばね取付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、装置本体に対して回動可能に保持された開
閉部に回転力を与えるねじりばねと、前記装置本体に対
して前記開閉部と一緒に回動可能に保持され、前記ねじ
りばねの中心軸線と前記開閉部の支点軸線とが一致する
位置で前記ねじりばねのコイル状巻部の外面を拘束して
前記コイル状巻部の変形を押さえつつ保持し且つ前記ね
じりばねの一端を内部のストッパに係合すると共に他端
を外部に延び出させるボックス部材とを具備するもので
ある。
【0008】
【作用】本発明は上述の構成により、ねじりばねがボッ
クス部材にばね力を作用させており、その際、ねじりば
ねのコイル状巻部はボックス部によってその外周を拘束
されるので、不都合な変形を生じることがなく、正規の
ばね力を得ることができる。また、ボックス部材はねじ
りばねの外周を拘束するので、中心に通すシャフトに比
べて大きい強度を得やすく、樹脂製で十分必要な強度を
確保でき、製造コストを低減できる。
【0009】
【実施例】以下、図1、図2に示す本発明の実施例を説
明する。なお、この実施例は、ファクシミリ装置等にお
いて、装置本体に対して回動可能に取り付けられる開閉
部に対してばね力を作用させるためのものである。
【0010】図1は本発明の一実施例によるねじりばね
取付装置を示すもので、(a)はその平面図、(b)は
そのA−A矢視断面図、図2(a)はそのねじりばね取
付装置を、ねじりばねを取り付ける前の状態で示す平面
図、(b)はそのねじりばね取付装置にねじりばねを落
とし込んだ状態で示す断面図である。図1、図2におい
て、11は支点軸線X−Xを中心として、装置本体12
に対して回動可能に保持されるボックス部材、13はそ
のボックス部材11に保持されたねじりばねである。こ
のボックス部材11は、装置本体12に対して回動可能
に保持される開閉部の一部であってもよいし、或いは開
閉部と一緒に回動するように設けられる別部品であって
もよい。ボックス部材11は通常、樹脂の成形品で作ら
れる。
【0011】ボックス部材11は、装置本体12に回動
可能に保持されるためのボックスピン15と、ねじりば
ね13を、その中心軸線が支点軸線X−Xと一致する位
置に落とし込んで保持するボックス部16と、ねじりば
ね13の一端13aを係合させるストッパ部17と、ね
じりばね13の他端13bをボックス部16の外に延び
出させる穴18を有している。ここでボックス部16
は、ねじりばね13のコイル状巻部13cの外面を拘束
する両側面16a、16bと底面16cを有しており、
上面はねじりばねを落とし込むことができるよう開放し
ている。穴18はそのボックス部16の一端の底面に形
成されている。図1において、20は装置本体側に取り
付けられた規制部であり、ボックス部材11から外に延
び出したねじりばね13の一端13bを支持する位置に
設けられている。前記した穴18の長さは、ボックス部
材11を必要な角度に渡って回動させた際に、その穴1
8から延びだしているねじりばねの端部13bに干渉し
ないように定められており、且つ、ボックス部材11を
図1(b)に実線で示す位置とした時には、その穴18
の上端18aがねじりばねの端部13bに接触してそれ
を拘束するように定められている。
【0012】上記構成のねじりばね取付装置では、図2
(b)に示すように、ボックス部材11のボックス部1
6の上方からねじりばね13を落とし込み、その一端1
3aをストッパ部17に係合させ、他端13bを穴18
から外に延び出させ、その他端13bを図1(b)に示
すように、規制部20上に支持させることにより取り付
けられる。この状態において、ねじりばね13はそのコ
イル状巻部13cの外面をボックス部16によって拘束
されており、且つボックス部材11に対して一端13a
がばね力Fを作用させている。ボックス部材11は、実
線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動可能であ
り、その移動中においてもコイル状巻部13cの外面が
ボックス部16によって拘束されている。かくして、ボ
ックス部材11がどの位置にあっても、ねじりばね13
はそのボックス部16によって拘束され、不都合な変形
を生じることがなく、正規のばね力をボックス部材11
に作用させることができる。
【0013】なお、上記実施例において、ボックス部材
11が実線で示す位置にある時、ねじりばね13がボッ
クス部材11に対して最も大きいばね力Fを作用させて
おり、ねじりばね13には変形が生じやすいが、この
時、穴18の上端18aがねじりばね13の一端13b
を抑えており、これにより、ねじりばねの不都合な変形
が一層確実に防止され、好ましい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ねじりばねを保持する手段として、そのねじりばね
を落とし込んで保持するボックス部を備えたボックス部
材を用いたことにより、樹脂製等のボックス部材によっ
てねじりばねを、不都合な変形を生じさせることなく保
持することができ、正規のばね力を得ることができ、且
つ製造コストを低減できる等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるねじりばね取付装置を
示すもので、 (a)はその平面図 (b)はそのA−A矢視断面図
【図2】(a)はそのねじりばね取付装置を、ねじりば
ねを取り付ける前の状態で示す平面図 (b)はそのねじりばね取付装置にねじりばねを落とし
込んだ状態で示す断面図
【図3】従来のねじりばね取付構造を示すもので、 (a)はその側面図 (b)はその正面図
【図4】従来のねじりばね取付構造の他の例を示すもの
で、 (a)はその側面図 (b)はその正面図
【図5】図4に示すねじりばねが不都合に変形した状態
を示すもので、 (a)はその側面図 (b)はその正面図
【符号の説明】
11 ボックス部材 12 装置本体 13 ねじりばね 15 ボックスピン 16 ボックス部 17 ストッパ部 18 穴 20 規制部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して回動可能に保持された
    開閉部に回転力を与えるねじりばねと、前記装置本体に
    対して前記開閉部と一緒に回動可能に保持され、前記ね
    じりばねの中心軸線と前記開閉部の支点軸線とが一致す
    る位置で前記ねじりばねのコイル状巻部の外面を拘束し
    て前記コイル状巻部の変形を押さえつつ保持し且つ前記
    ねじりばねの一端を内部のストッパに係合すると共に他
    端を外部に延び出させるボックス部材とを具備するねじ
    りばね取付装置
JP14526292A 1992-06-05 1992-06-05 ねじりばね取付装置 Expired - Fee Related JP3328653B2 (ja)

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