JP3327831B2 - 門袖の門扉吊下げ構造 - Google Patents

門袖の門扉吊下げ構造

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JP3327831B2
JP3327831B2 JP06411598A JP6411598A JP3327831B2 JP 3327831 B2 JP3327831 B2 JP 3327831B2 JP 06411598 A JP06411598 A JP 06411598A JP 6411598 A JP6411598 A JP 6411598A JP 3327831 B2 JP3327831 B2 JP 3327831B2
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正勝 町村
嗣男 井上
弘 鈴木
弘康 岡村
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は門袖における門扉吊
下げ構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、門袖は門柱を敷地内外の境界に沿
って袖壁状に形成したものであるが、このような門袖と
して特開平8ー210065号公報に示されるように、
一体成型されたパネル基体1と支柱10にリブ2と突起
12を形成し、これらのリブ2と突起12にタイル20
を係止させて張設したものが知られている。そして、上
記門袖に門扉を吊持させる場合は、同公報の図2、図5
に示されるように、門扉取付部16を決め、ここにヒン
ジの台座を固定して門扉36を吊持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、門扉に
は高さの異なるものがいろいろあり、それぞれに上下の
ヒンジの取付位置が異なる。また、同じ高さであって
も、これらの門扉の取付位置のピッチもデザインによっ
て600mm〜1000mm程度のものまでいろいろある。
したがって、取り付けの対応もそれぞれに応じて行なわ
なければならない。したがって、門袖に門扉取付部を固
定してしまうと、門扉用ヒンジの台座の取付位置が特定
されてしまうので、門扉も上記取付部に対応するものし
か取り付けることができない。このため、新規に門扉を
取り付ける場合や門扉を交換する場合に、取り付け可能
な門扉が限定されてしまうという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、門扉を自由
に選択して取り付けることが可能な門袖における門扉吊
下げ構造を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る門袖における門扉吊下げ構造は、地面
上に間隔をおいて立設した支柱のうち門扉取り付け側の
支柱の屋内面側の長手方向に沿って門扉のヒンジ取り付
け用の突出部を形成し、上記突出部を除いて上記支柱の
周囲を連結して覆うように板状の下地材を張設すること
によって門袖基体を形成し、上記下地材の表面にレンガ
タイルを張設し、上記突出部の高さを張設されたレンガ
タイルの表面よりも低くなるように設定し、かつ上記突
出部に取り付けたヒンジ用台座を介して門扉を吊下げた
ことを特徴とする。
【0006】なお、前記突出部は前記支柱の側面の角隅
部よりやや中央寄りに設け、前記レンガタイルは上記突
出部の両側に配置するのが好ましい。
【0007】また、前記突出部は前記支柱と一体に形成
され、前記突出部の長手方向には前記門扉のヒンジ用台
座を固定するための固定ボルトの頭部又はナットを納め
る溝状部は突出側に開口して形成するのが好ましい。
【0008】さらに、前記突出部は前記門袖基体の敷地
内に面する側に配置するのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2(a) (b) において符
号1は門袖、2は門扉を示す。門袖1は2本の支柱3を
覆うように下地材4を張設してなる門袖基体5にレンガ
タイル6を張設したものである。
【0010】支柱3は図2(a) (b) に示されるようにア
ルミニウムの押出形材から断面方形の中空体として構成
され、地面G上に間隔をおいて立設されている。そし
て、上記支柱3のうち、門扉2取り付け側の支柱3の一
側面の長手方向に沿って門扉2のヒンジ取り付け用の突
出部7が一体に形成されている。
【0011】突出部7は支柱3の側面の角隅部よりやや
中央寄りに配置されている。突出部7にはあり溝状の溝
条部8が形成され、突出側に開口している。なお、突出
部7は門袖基体5の敷地内に面する側に配置するのが好
ましい。
【0012】下地材4は図2(a) (b) 、図3に示される
ようにアルミニウムの押出形材から板状に形成され、両
支柱3の周囲外側面と上面を連結して覆うように張設さ
れている。支柱3の外側面を覆う下地材4の表面には段
状にタイル受け片9が形成されている。敷地内に面する
側の下地材4は上記突出部7を除いてその両側に張設さ
れる。また、敷地外側と敷地内側の下地材4の中間部の
間にはアルミニウムの押出形材製補強材10が配置され
ている。
【0013】このように、主に支柱3と下地材4とによ
り構成された門袖基体5の上面の下地材4にはアルミニ
ウム製の下地笠木11がその下方の突片12を下地材4
の突条13の内側に嵌合させ、さらにネジ14aを支柱
3及び補強材10のネジ受け溝19に止着することによ
って取り付けられている。
【0014】レンガタイル6は窯業系のタイルで、その
裏側には上記下地材4及び下地笠木11のタイル受け片
9に対応する係止溝14が形成され、この係止溝14を
上記タイル受け片9に係止させることにより下地材4に
張設されている。レンガタイル6は下の方から上に取り
付けていく。なお、側面の下地材4のレンガタイル6は
通常のレンガブロック状に形成されているが、コーナー
部のレンガタイル6aは図2(a) (b) に示されるよう
に、L字形とコ字形に屈曲形成されて上下が互い違いに
配置され、下地材4の突出部7を除き、その両側に配置
されている。これにより、敷地外に面する側は図1、敷
地内に面する側は図4に示されるように、上下段のレン
ガタイル6が互い違いに積み重ねられるので、全体の外
観もよい。なお、門袖基体5の下地笠木11には笠木タ
イルが張設されている。
【0015】門袖1は支柱3を地面Gに埋設することに
よって固定されるが、側面のレンガタイル6と笠木タイ
ルとを合わせたタイル部分の高さは、設置面からの門袖
1の高さよりも大きくなるように形成する。これによ
り、最下部のレンガタイル6は少なくとも地面Gより下
方に位置するように配置されるから、図1のように門袖
1の設置面G´が傾斜しているようなことがあっても、
レンガタイル6の下面の一部が地面Gから浮き上がるこ
とが防止される。
【0016】次に、一方の門袖1には門扉2が開閉自在
に吊り下げられている。すなわち、図5に示すように門
扉2の吊元側にはヒンジ取付用台座15が取り付けられ
ている。これに対し、上記門袖1を構成する支柱3の突
出部7の溝条部8にはヒンジ取付用台座15の固定ボル
ト16の頭部が納められ、台座15はこの固定ボルト1
6にナット17を止着することによって固定されてい
る。この台座15には上記門扉2のヒンジ部材18が固
定され、ヒンジ部材18には門扉2が吊下げられてい
る。
【0017】ところで、固定ボルト16の頭部は上記突
出部7の溝条部8の内部に納められ、突出部7は図4の
ように門袖1の高さ方向(支柱3の長手方向)に形成さ
れているので、固定ボルト16は上記溝条部8の長手方
向に沿って自由に移動させることができる。したがっ
て、門扉2のヒンジ部材18がどの位置にあっても、こ
れに対応する位置に台座15を取り付けることができる
から、上記門扉吊下げ構造によれば、多様なタイプの門
扉を取付けることができる。
【0018】なお、上記溝条部8には固定ボルトの頭部
ではなくナットを納め、これに固定ボルトを止着するよ
うにしてもよい。
【0019】また、門扉2の取付けは上述のものに限定
されない。門袖の構成によっては、例えば図6のよう
に、L字形の台座15を用いることにより門扉2を別の
態様で取り付けることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、門扉を吊
下げるためのヒンジ用台座は門袖を構成する支柱の突出
部に取り付けられ、突出部は支柱の長手方向に沿って形
成され、しかも突出部上には下地材が設けられていない
ので、ヒンジ部材の取り付け高さ位置を任意に可変調整
することができる。したがって、各種の門扉を自由に取
り付けることができ、その選択幅を拡大することができ
る。また、突出部は屋外側(道路側)に露出しないの
で、外観がよい。
【0021】上記効果に加え、請求項2に係る発明によ
れば、上記突出部を支柱の側面の角隅部よりやや中央寄
りに設け、前記レンガタイルは上記突出部の両側に配置
したので、レンガタイルの屈曲部が門袖基体のコーナー
部に係合するので、レンガタイルの位置決めが容易であ
るとともに、その取付け強度も高くなる。
【0022】同様に、請求項3に係る発明によれば、門
扉のヒンジ取付用台座を固定するための固定ボルトの頭
部又はナットは上記突出部の溝条部の内部に納められて
いるので、上記溝条部の長手方向に沿って自由に移動す
ることができる。したがって、門扉のヒンジ部材に対応
する位置に台座を取り付けることができるとともに、固
定ボルトやナットが上記溝条部の幅方向に動くことはな
いので、作業が楽である。
【0023】また、請求項4に係る発明によれば、突出
部は門袖基体の敷地内に面する側に配置されているの
で、敷地の外側には露出しない。したがって、門袖の外
観が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る門袖の正面図
【図2】(a) (b) は図1のXーX線及びX´ーX´線上
の断面図
【図3】図1のYーY線上の拡大断面図
【図4】上記門袖の背面図
【図5】門扉の取付態様の拡大図
【図6】門扉の他の取付態様を示す拡大図
【符号の説明】
1 門袖 2 門扉 3 支柱 4 下地材 5 門袖基体 6 レンガタイル 7 突出部 15 ヒンジ取付用台座 16 固定ボルト 18 ヒンジ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 弘康 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−2473(JP,A) 特開 平9−151683(JP,A) 実開 昭64−36498(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面上に間隔をおいて立設した支柱のう
    ち門扉取り付け側の支柱の屋内面側の長手方向に沿って
    門扉のヒンジ取り付け用の突出部を形成し、上記突出部
    を除いて上記支柱の周囲を連結して覆うように板状の下
    地材を張設することによって門袖基体を形成し、上記下
    地材の表面にレンガタイルを張設し、上記突出部の高さ
    を張設されたレンガタイルの表面よりも低くなるように
    設定し、かつ上記突出部に取り付けたヒンジ用台座を介
    して門扉を吊下げたことを特徴とする門袖における門扉
    吊下げ構造。
  2. 【請求項2】 前記突出部は前記支柱の側面の角隅部よ
    りやや中央寄りに設け、前記レンガタイルは上記突出部
    の両側に配置された請求項1記載の門袖における門扉吊
    下げ構造。
  3. 【請求項3】前記突出部は前記支柱と一体に形成され、
    前記突出部の長手方向には前記門扉のヒンジ用台座を固
    定するための固定ボルトの頭部又はナットを納める溝状
    部が突出側に開口して形成された請求項1記載の門袖に
    おける門扉吊下げ構造。
  4. 【請求項4】前記突出部は前記門袖基体の敷地内に面す
    る側に配置された請求項1記載の門袖における門扉吊下
    げ構造。
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