JP3327097B2 - 自動現像機におけるラックの固定装置 - Google Patents
自動現像機におけるラックの固定装置Info
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Description
紙等の感光材料を現像処理する自動現像機に係り、詳し
くは、上記感光材料の移動を案内するラックの固定装置
に関するものである。
各種の現像処理液を一方向に並ぶ複数の処理液タンクに
充填し、その処理液タンクの処理液中に感光材料を順に
浸漬して現像処理する自動現像機においては、各処理液
タンクの処理液中にラックを浸漬し、そのラック内にお
いて感光材料を移動させるようにしている。
のセットが不完全であり、隣接するラックの相互間にお
いて搬出位置と搬入位置に段差があると、ラック間にお
いて、感光材料が詰まり、搬送不能になる。
自動現像機においては、処理液タンク内にセットされた
ラックを固定装置によりロックしている。
43号公報に開示されたものが従来から知られている。
この固定装置は、一方向に並ぶ処理液タンクの両側上部
にストッパプレートを設け、各ストッパプレートを処理
液タンクの配列方向に移動自在に支持し、上記処理液タ
ンク内へのラックの挿入時にそのロックの両側上部から
側方に突出するシャフトの端部をストッパプレートに形
成した切欠きに挿通させ、上記ラックの両側上部に設け
た掛吊りピンが受部で支持されるラックの懸垂状態にお
いて、ストッパプレートの切欠きがシャフト端部から位
置がずれるまでストッパプレートを移動させて、全ての
ラックを同時に固定している。
においては、資源の節減や環境保全の面から処理液の減
量化が推し進められ、その目的達成のため、ラックに形
成された移送路の断面をスリット状とし、そのスリット
状移送路に沿って感光材料を移送させつつ、感光材料の
乳剤面に処理液を噴射して現像処理することが考案され
てきている。
体積が大きく、浮力も大きいため、処理液タンクの処理
液中に沈めた場合、浮き上がってくる。このため、スリ
ットタイプのラックを先に述べたストッパプレートで固
定しようとすると、各処理液タンクの処理液中に挿入し
たラックの全てを処理液中に同時に沈めた状態でストッ
パプレートを移動させる必要が生じ、ラックの固定に手
間がかかるという問題が生じる。
っても、処理液タンクに挿入する簡単なセット操作によ
り自動的にロックすることができるラックの固定装置を
提供することである。
めに、この発明においては、一方向に並ぶ複数の処理液
タンク内の処理液中に写真感光材料の移動を案内するラ
ックを浸漬し、上記ラックの両側上部に設けられた掛吊
りピンが処理液タンクの両側上方に設けた受部で支持さ
れるラックのセット状態でラックをロックする自動現像
機におけるラックの固定装置において、前記受部の外側
方に処理液タンクの配列方向に伸びるロックプレートを
設け、そのロックプレートの前記各受部と対向する位置
に係合片を、各係合片毎に独立して設け、各係合片を、
処理液タンクへのラックの挿入時に、上記掛吊りピンで
押されて逃げ、掛吊りピンの通過後、掛吊りピンと係合
する位置に復帰するよう変位可能に支持し、全ての係合
片が対応する掛吊りピンから同時に係合解除される位置
に向けて前記ロックプレートを変位可能に支持した構成
を採用している。
液タンク内の処理液中にラックを挿入し、その挿入時に
ラックの両側面に設けた掛吊りピンの押圧により係合片
を外側方に移動させ、掛吊りピンの通過後、係合状態に
復帰する係合片により掛吊りピンの浮き上がりを防止し
てラックをセット状態に保持する。
吊りピンの外周上部から外れる係合解除位置までロック
プレートを変位させたのち、ラックを引き上げる。
面に基づいて説明する。図1に示すように、複数の処理
液タンクT1 乃至Tn は一方向に並べられ、各処理液タ
ンクT1 乃至Tn に現像液、漂白液、定着液、安定化液
等の各種の現像処理液が充填されている。
には写真感光材料の移動を案内するラック1が浸漬され
ている。
1は、一対の側枠2の中央部に中間ブロック3a、3b
を上下に設け、下部中間ブロック3bの下方に設けた下
部ターンガイド4上に一方向に回転駆動されるターンロ
ーラ5を設け、そのターンローラ5の両側に押えローラ
6を接触させている。
ロック3a、3bの両側にラックプレート7を着脱自在
に取付け、そのラックプレート7と中間ブロック3a、
3bとの間に断面がスリット状の下向き移送路8aと上
向き移送路8bとを形成し、下向き移送路8a上に一対
の送り込みローラ9を設け、かつ上向き移送路8b上に
一対の送り出しローラ10を設けている。また、各移送
路8a、8bの中間部に送りローラ11を設けている。
9の回転により下向き移送路8aに沿って搬送され、下
部ターンガイド4とターンローラ5とによって搬送方向
が180°変換される。搬送方向が変換された写真感光
材料Aは、次に上向き搬送路8bに沿って搬送され、一
対の送り出しローラ10の回転によってラック1から送
り出される。
材料Aは上部ターンガイド12に誘導されて隣接する処
理液タンク内のラック1に送り込まれる。
とき、ラックプレート7に形成した通路13には処理液
が圧送され、その処理液は通路13に連通するノズル1
4から下向き搬送路8aおよび上向き搬送路8bに沿っ
て搬送される写真感光材料Aに向けて噴射される。この
ため、写真感光材料Aは処理液との接触により現像処理
される。
の両側面上部には掛吊りピン15が設けられている。一
方、一方向に並ぶ複数の処理液タンクT1 乃至Tn の上
方両側には位置決めプレート16が設けられている。位
置決めプレート16は固定の支持とされている。この位
置決めプレート16は処理液タンクT1 乃至Tn の配列
方向に長く延び、その上部にはラック1に設けられた上
記掛吊りピン15を支持する受部としての複数の支持溝
17が位置決めプレート16の長さ方向に所要の間隔を
おいて形成されている。
レート18が設けられている。ロックプレート18は処
理液タンクT1 乃至Tn の配列方向に長く延び、上下に
はフランジ19が設けられている。
ト16の支持溝17と対向する位置に、その支持溝17
より幅寸法の大きい切欠部20が、上部フランジ19の
一部を切除する形で形成されている。
切欠部20の一側に板ばね21が設けられ、その板ばね
21の下部がロックプレート18に固定されている。板
ばね21は係合片22を上部に有し、その係合片22の
先端部は切欠部20と対向している。また、係合片22
はロックプレート18の外側面に対して傾斜し、かつ、
切欠部20と対向する先端に外側方に向けて傾斜する折
曲片23が設けられている。
びるガイド孔24が形成され、位置決めプレート16の
外側面に設けたガイドピン25が上記ガイド孔24に挿
入されている。ロックプレート18はガイド孔24の両
端がガイドピン25に当接する範囲においてスライド自
在とされ、そのロックプレート18のスライド操作用の
操作片26が上部フランジ19の端部に設けられてい
る。
24の一端がガイドピン25に当接する位置がロック位
置とされ、そのロック位置において、係合片22の先端
部が位置決めプレート16の支持溝17と対向する。
4の他端がガイドピン25に当接する位置がロック解除
位置とされ、そのロック解除位置において折曲片23の
先端が支持溝17と対向する。
変位させた状態において、処理液タンクT1 乃至Tn の
いずれかにラック1を差し込むと、ラック1の両側上部
に設けられた掛吊りピン15が位置決めプレート16に
形成された支持溝17に沿って下降する。その下降途中
において、掛吊りピン15は板ばね21の係合片22を
押圧し、その押圧によって係合片22は外側方に逃げ
る。掛吊りピン15が係合片22の位置を通過して支持
溝17で支持されると、係合片22は自然状態に復帰し
て掛吊りピン15の外周上部に臨み、ラック1の上方向
への移動を防止する。
されたセット状態に保持される。
差し込むことによって、ラック1はセット状態に保持さ
れるため、ラック1が図2に示すような浮力の大きいス
リットタイプのラックであっても、ラック1を1本づつ
確実にセットすることができる。
ように、ロックプレート18をロック解除位置まで変移
させ、掛吊りピン15の外周上部から係合片22を退避
させたのち、ラック1を引き上げる。ここで、ロックプ
レート18は処理液タンクT1 乃至Tn の配列方向に長
く、そのロックプレート18に複数のラック1の各掛吊
りピン15をロックする板ばね21を設けているため、
ロックプレート18のロック解除位置への変位によって
全てのラック1を同時にロック解除することができる。
ート18を処理液タンクT1 〜Tnの配列方向にスライ
ド自在に支持し、そのロックプレート18のスライドに
より複数の係合片22を同時に係合解除させるようにし
たが、ロックプレート18の移動方向はこれに限定させ
るものではない。例えば、ロックプレート18を位置決
めプレート16に対して接離自在に支持し、そのロック
プレート18を図5の左方向に移動させて複数の係合片
22を同時に係合解除させるようにしてもよい。
19が連設された下部コーナ部を中心として回動自在に
支持し、そのロックプレート18を位置決めプレート1
6から離反する方向(図5の左方向)に揺動させて複数
の係合片22を同時に係合解除させるようにしてもよ
い。この場合、ロックプレート18が位置決めプレート
16に衝合する方向にロックプレート18をスプリング
で偏向させるようにしておくのが好ましい。
に係合片22を設け、その板ばね21の弾性を利用して
係合片22を係合位置から係合解除位置まで逃がすよう
にしたが、係合片22が設けられた板体をロックプレー
トに対して接離自在に支持し、その板体にスプリングの
弾力を付与して係合片22を係合位置に偏向させるよう
にしてもよい。
理液タンク内にラックを差し込むことにより、係合片が
掛吊りピンの外周上部に対向するため、浮力の大きいス
リットタイプのラックであっても、各ラックを1本ずつ
確実に能率よくロックすることができる。
の概略図
変位させた状態の正面図
Claims (1)
- 【請求項1】 一方向に並ぶ複数の処理液タンク内の処
理液中に感光材料の移動を案内するラックを浸漬し、上
記ラックの両側上部に設けられた掛吊りピンが処理液タ
ンクの両側上方に設けた受部で支持されるラックのセッ
ト状態でラックをロックする自動現像機におけるラック
の固定装置において、前記受部の外側方に処理液タンク
の配列方向に伸びるロックプレートを設け、そのロック
プレートの前記各受部と対向する位置に係合片を、各係
合片毎に独立して設け、各係合片を、処理液タンクへの
ラックの挿入時に、上記掛吊りピンで押されて逃げ、掛
吊りピンの通過後、掛吊りピンと係合する位置に復帰す
るよう変位可能に支持し、全ての係合片が対応する掛吊
りピンから同時に係合解除される位置に向けて前記ロッ
クプレートを変位可能に支持したことを特徴とする自動
現像機におけるラックの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03778596A JP3327097B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 自動現像機におけるラックの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03778596A JP3327097B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 自動現像機におけるラックの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09230565A JPH09230565A (ja) | 1997-09-05 |
JP3327097B2 true JP3327097B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=12507149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03778596A Expired - Fee Related JP3327097B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 自動現像機におけるラックの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3327097B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP03778596A patent/JP3327097B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09230565A (ja) | 1997-09-05 |
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