JPH1184617A - 自動現像機におけるラックの固定構造 - Google Patents

自動現像機におけるラックの固定構造

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JPH1184617A
JPH1184617A JP23955197A JP23955197A JPH1184617A JP H1184617 A JPH1184617 A JP H1184617A JP 23955197 A JP23955197 A JP 23955197A JP 23955197 A JP23955197 A JP 23955197A JP H1184617 A JPH1184617 A JP H1184617A
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JP
Japan
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rack
handle
processing liquid
liquid tank
lock body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23955197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Kimura
康人 木村
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラックに設ける把手を利用して、処理液タン
クに対するラックの固定及び固定解除が簡単に行え、し
かも処理液タンクに対するラックの固定解除が各ラック
ごとに行える自動現像機におけるラックの固定構造を提
供する。 【解決手段】 ラック2に、処理液タンク1に設けた係
合部5に係合して処理液タンク1内からのラック2の離
脱を阻止するロック体3を設けて、該ロック体3を、前
記係合部5に係合する位置と該係合部5から離脱する位
置とに位置変更可能とし、またラック2には把手4を上
下方向移動可能に設けると共に、この把手4にロック体
3を連動させて、把手4の下方への移動によりロック体
3を係合部5に係合させ、把手4の上方への移動により
ロック体3を係合部5から離脱させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムや印
画紙等の写真感光材料を現像処理する自動現像機におい
て、該自動現像機の処理液タンクに内装して感光材料の
移動を案内するラックの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に印画紙等の写真感光材料を現像処
理する自動現像機にあっては、現像液や定着液等の各種
現像処理液を、複数の処理液タンク内に個別に充填し
て、これら各処理液タンク内にそれぞれラックを侵漬さ
せているが、このラックのタンク内での設置位置が狂う
と、ラック内を通過させる写真感光材料が詰まったり或
いは搬送出来なくなる不具合がある。
【0003】そこで従来では、例えば実開平2−271
43号公報に示されているように、処理液タンクの上部
にロックプレートを移動自在に支持して、処理液タンク
内へのラックの挿入に伴い、該ラックに突設したピン
を、前記ロックプレートに形成した切欠に挿通し、しか
る後、ロックプレートを移動させて、該ロックプレート
を前記ピンに係合させることで、該ロックプレートを介
して複数のラックを同時に固定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上のラック
は、通常、体積が大きくて浮力を備えていることから、
このラックを処理液タンク内の処理液中に沈めようとし
ても浮き上がってくることがあり、そのため前述の固定
構造のものでは、片方の手でラックを下方に押し込ん
で、ラックの浮き上がりを防止しながら、更にもう一方
の手でロックプレートを操作する必要があり、全体とし
てラックの固定に手間がかかる問題がある。
【0005】また以上の固定構造のものでは、例えば自
動現像機の保守点検時において、処理液タンク内の複数
のラックの一つだけを取り出したい場合でも、ストッパ
プレートによるラックの固定の解除操作に伴い、処理液
タンク内の全てのラックの固定が解除されてしまって、
各ラックが不用意に浮き上がることから、再度各ラック
毎に固定作業が必要となる不具合もある。
【0006】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、通常、ラックには把手
が設けられることに着目し、この把手を有効利用して、
処理液タンクに対するラックの固定及び固定解除が簡単
に行え、しかも処理液タンクに対するラックの固定解除
が各ラックごとに行える自動現像機におけるラックの固
定構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、処理液タンク1内の処理液
中に、写真感光材料Bの移動を案内するラック2を侵漬
するようにした自動現像機において、ラック2には、処
理液タンク1に設けた係合部5に係合して処理液タンク
1内からのラック2の離脱を阻止するロック体3を設け
て、該ロック体3を、前記係合部5に係合する位置と該
係合部5から離脱する位置とに位置変更可能とし、ラッ
ク2には把手4を上下方向移動可能に設けると共に、こ
の把手4にロック体3を連動させて、把手4の下方への
移動によりロック体3を係合部5に係合させ、把手4の
上方への移動によりロック体3を係合部5から離脱させ
るようにしたのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。先ず図4は、本発明を適用する現像処理機を概
略的に示したものであって、現像処理機の機体Aに、上
端が開口する複数の処理液タンク1を併設して、これら
処理液タンク1内に現像液、定着液、安定化液等の各種
現像処理液を個別に充填すると共に、これら各タンク1
内には、前記現像処理液中における写真感光材料Bの搬
送を行うためのラック2を侵漬させるようにしている。
【0009】このラック2は、既知の通り、合成樹脂材
料により縦長とした略箱型に形成されて、その前面側と
背面側には、複数の搬送ローラ20を回転自在に取り付
けて成るものである。尚、図4においてCは写真感光材
料の乾燥ハウジングを示す。以上の自動現像機は、写真
感光材料Bを、各処理液タンク1内に充填した現像液や
定着液等の各種処理液に侵漬させて、ラック2を介して
搬送しながら、現像・定着・水洗の各処理を順次行った
後、この写真感光材料Bを乾燥ハウジングC内に更に送
り込んで、該乾燥ハウジングC内に送り込まれる乾燥空
気により乾燥するのである。
【0010】本発明は以上のラック2を処理液タンク1
内に固定するための固定構造に関するものであって、次
にこの固定構造を詳説する。まず図に示す実施形態にお
いて、各ラック2の上部には、該ラック2の上面からラ
ック2の両側面上端部に開口する嵌合溝21を形成する
と共に、ラック2の上端両側部には、前記嵌合溝21の
両端部の上方開口を閉じて、後記の把手4が該嵌合溝2
1から抜け外れるのを阻止するための阻止壁22を設け
ている。
【0011】また各ラック2における両側の上端部に
は、所定間隔開けて相対向する一対の支持片23をそれ
ぞれ突設して、これら支持片23間に支持軸24を架設
すると共に、この支持軸24には、処理液タンク1内か
らのラック2の離脱を阻止するロック体3を揺動自在に
支持して、該ロック体3を前記嵌合溝21の側部開口に
臨ませている。
【0012】そしてこのロック体3の下端部には、後記
する係合部5に係合可能なロック爪31を一体形成する
と共に、該ロック体3における前記嵌合溝21の側部開
口と対向する端縁には、前記支持軸24を挟んで第1カ
ム面32と第2カム面33とを設けている。またラック
2の上端部には、別途形成した把手4を上下方向に所定
ストローク移動可能に組み付けている。
【0013】即ち、この把手4は、略水平方向に延びる
握り部41と、この握り部41の両端から下方に屈曲す
る第1脚部42と、この第1脚部42の下端から更に水
平方向に屈曲する第2脚部43とから成り、図1に示す
ように、前記第1及び第2脚部42・43を前記嵌合溝
21内に挿通して、第2脚部43を該嵌合溝21の側部
開口に臨ませ、該第2脚部43の先端を前記ロック体3
の第1カム面乃至第2カム面32・33に当接させるよ
うにしている。
【0014】以上の把手4は、前記第2脚部43が前記
阻止壁22の下面に当接する位置から嵌合溝21の溝底
に当接する位置までの間を上下方向移動自在とされ、該
把手4の下方への移動に伴い、第2脚部43の先端で第
2カム面33を押して、ロック体3を揺動させ、ロック
爪31を係合部5に係合させるのであって、また把手4
の上方への移動に伴い、第2脚部43の先端で第1カム
面32を押して、ロック体3を前記とは逆方向に揺動さ
せ、ロック爪31を係合部5から離脱させるのである。
【0015】一方、処理液タンク1の左右内側面には、
内方に突出するブロック状の突起11を一体形成して、
該突起11の下面をロック体3のロック爪31が係合す
る係合部5としている。斯くして以上のラックの固定構
造にあっては、ラック2を処理液タンク1内に格納する
に際しては、把手4を手で持って、ラック2を持ち上げ
ながら処理液タンク1内に収納した後、把手4をラック
2に対して下方に移動させるのであって、該把手4の下
方への移動に伴い、図1に示すように、第2脚部43の
先端で第2カム面33が押されて、ロック体3が支持軸
24を支点にして揺動し、そのロック爪31が係合部5
に係合するのである。
【0016】斯くしてラック2はロック体3を介して処
理液タンク1内の所定位置に確実に固定され、不用意に
浮き上がるようなことはない。一方、例えば自動現像機
の保守点検に際して任意のラック2を処理液タンク1内
から取り出したい場合には、把手4を上方に持ち上げる
だけでよいのであって、該把手4の上方への持ち上げに
伴い、図2に示すように、第2脚部43の先端で第1カ
ム面32が押されて、ロック体3が支持軸24を支点に
して前述とは逆方向に揺動して、ロック爪31が係合部
5から直ちに離脱するので、把手4を握ったままラック
2を処理液タンク1内から即座に取り出せるのである。
【0017】従って処理液タンク1内からラック2を取
り出す際には、把手4を上方に持ち上げるだけで、直ち
にラック2を処理液タンク1内から支障なく取り出すこ
とが出来るのである。また把手4の持ち上げ操作によ
り、該把手4を持ち上げたラック2の固定のみが解除さ
れるだけであって、その他のラック2と処理液タンク1
との固定が不用意に解除されるようなことはない。
【0018】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、処理液タ
ンク1内の処理液中に侵漬するラック2には、処理液タ
ンク1に設けた係合部5に係合して処理液タンク1内か
らのラック2の離脱を阻止するロック体3を設けて、該
ロック体3を、前記係合部5に係合する位置と該係合部
5から離脱する位置とに位置変更可能とし、ラック2に
は把手4を上下方向移動可能に設けると共に、この把手
4にロック体3を連動させて、把手4の下方への移動に
よりロック体3を係合部5に係合させ、把手4の上方へ
の移動によりロック体3を係合部5から離脱させるよう
にしたことにより、把手4を手で持ってラック2を持ち
上げた状態から、このラック2を処理液タンク1内に収
納して、把手4をラック2に対して下方に移動させるだ
けで、直ちにロック体3を係合部5に係合させて、ラッ
ク2を処理液タンク1内の所定位置に確実に固定するこ
とが出来、しかも例えば自動現像機の保守点検に際して
任意のラック2を処理液タンク1内から取り出したい場
合には、把手4を上方に持ち上げるだけで、直ちにロッ
ク体3と係合部5との係合を解除して、そのままラック
2を処理液タンク1内から即座に取り出すことが出来、
従って全体として処理液タンク1に対するラック2の固
定作業及び処理液タンク1内からのラック2の取り出し
作業が迅速且つ容易に行うことが出来る。
【0019】また本発明によれば、処理液タンク1内か
ら取り出したいラック2の把手4の持ち上げ操作によ
り、所望のラック2のみの固定を解除することが出来
て、従来のようにその他のラックと処理液タンクとの固
定が不用意に解除されるようなことがなく、従って従来
のように、処理液タンク内の全てのラックの固定が解除
されて各ラックが不用意に浮き上がるような不具合がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるラックの固定構造の一実施形
態を示し、把手を下方に移動させた状態を示す要部の一
部切欠側面図。
【図2】 同、把手を上方に移動させた状態を示す要部
の一部切欠側面図。
【図3】 ラックの概略斜視図。
【図4】 本発明を適用する自動現像機の概略説明図。
【符号の説明】
1 処理液タンク 2 ラック 3 ロック体 4 把手 5 係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液タンク(1)内の処理液中に、写真
    感光材料(B)の移動を案内するラック(2)を侵漬す
    るようにした自動現像機における前記ラックの固定構造
    であって、ラック(2)には、処理液タンク(1)に設
    けた係合部(5)に係合して処理液タンク(1)内から
    のラック(2)の離脱を阻止するロック体(3)を設け
    て、該ロック体(3)を、前記係合部(5)に係合する
    位置と該係合部(5)から離脱する位置とに位置変更可
    能とし、ラック(2)には把手(4)を上下方向移動可
    能に設けると共に、この把手(4)にロック体(3)を
    連動させて、把手(4)の下方への移動によりロック体
    (3)を係合部(5)に係合させ、把手(4)の上方へ
    の移動によりロック体(3)を係合部(5)から離脱さ
    せるようにしていることを特徴とする自動現像機におけ
    るラックの固定構造。
JP23955197A 1997-09-04 1997-09-04 自動現像機におけるラックの固定構造 Withdrawn JPH1184617A (ja)

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Effective date: 20041207