JPH1039483A - 自動現像機におけるラックの固定装置 - Google Patents
自動現像機におけるラックの固定装置Info
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- JPH1039483A JPH1039483A JP19897396A JP19897396A JPH1039483A JP H1039483 A JPH1039483 A JP H1039483A JP 19897396 A JP19897396 A JP 19897396A JP 19897396 A JP19897396 A JP 19897396A JP H1039483 A JPH1039483 A JP H1039483A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- lock plate
- processing liquid
- hanging
- racks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理液中において浮き上がる浮力の大きいラ
ックの複数を同時に正確なセット状態に保持することが
できるラックの固定装置を提供する。 【解決手段】 一方向に並ぶ複数の処理液タンクT1 乃
至T6 の両側上部にラック1の両側上部の掛吊りピン
3、4を受ける受部8を設ける。受部8上にレバー11
の揺動操作によって斜め上下方向に平行移動されるロッ
クプレート9a、9bを設ける。ロックプレート9a、
9bには上方停止位置において上記受部8と上下で対向
する切欠部19を設ける。処理液タンクT1 乃至T6 内
にラック1を挿入し、両側上部の掛吊りピン3、4が切
欠部19を通過するラックの挿入状態においてレバー1
1を揺動させ、斜下方に移動するロックプレート9a、
9bで掛吊りピン3、4を押し下げて受部8に掛吊りピ
ン3、4を挿入させる。
ックの複数を同時に正確なセット状態に保持することが
できるラックの固定装置を提供する。 【解決手段】 一方向に並ぶ複数の処理液タンクT1 乃
至T6 の両側上部にラック1の両側上部の掛吊りピン
3、4を受ける受部8を設ける。受部8上にレバー11
の揺動操作によって斜め上下方向に平行移動されるロッ
クプレート9a、9bを設ける。ロックプレート9a、
9bには上方停止位置において上記受部8と上下で対向
する切欠部19を設ける。処理液タンクT1 乃至T6 内
にラック1を挿入し、両側上部の掛吊りピン3、4が切
欠部19を通過するラックの挿入状態においてレバー1
1を揺動させ、斜下方に移動するロックプレート9a、
9bで掛吊りピン3、4を押し下げて受部8に掛吊りピ
ン3、4を挿入させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムや印画
紙等の感光材料を現像処理する自動現像機に係り、詳し
くは、上記感光材料の移動を案内するラックの固定装置
に関するものである。
紙等の感光材料を現像処理する自動現像機に係り、詳し
くは、上記感光材料の移動を案内するラックの固定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現像液、漂白液、定着液、安定化液等の
各種の現像処理液を一方向に並ぶ複数の処理液タンクに
充填し、その処理液タンクの処理液中に感光材料を順に
浸漬して現像処理する自動現像機においては、各処理液
タンクの処理液中にラックを浸漬し、そのラック内にお
いて感光材料を移動させるようにしている。
各種の現像処理液を一方向に並ぶ複数の処理液タンクに
充填し、その処理液タンクの処理液中に感光材料を順に
浸漬して現像処理する自動現像機においては、各処理液
タンクの処理液中にラックを浸漬し、そのラック内にお
いて感光材料を移動させるようにしている。
【0003】ここで、感光材料の移動を案内するラック
のセットが不完全であり、隣接するラックの相互間にお
いて搬出位置と搬入位置に段差があると、ラック間にお
いて、感光材料が詰まり、搬送不能になる。
のセットが不完全であり、隣接するラックの相互間にお
いて搬出位置と搬入位置に段差があると、ラック間にお
いて、感光材料が詰まり、搬送不能になる。
【0004】このような不都合の発生を防止するため、
自動現像機においては、処理液タンク内にセットされた
ラックを固定装置によりロックしている。
自動現像機においては、処理液タンク内にセットされた
ラックを固定装置によりロックしている。
【0005】ラックの固定装置として実開平2−271
43号公報に開示されたものが従来から知られている。
この固定装置は、一方向に並ぶ処理液タンクの両側上部
にストッパプレートを設け、各ストッパプレートを処理
液タンクの配列方向に移動自在に支持し、上記処理液タ
ンク内へのラックの挿入時にそのラックの両側上部から
側方に突出するシャフトの端部をストッパプレートに形
成した切欠きに挿通し、上記ラックの両側上部に設けた
各掛吊りピンが受部で支持されるラックの懸垂状態にお
いて、ストッパプレートの切欠きがシャフト端部から位
置がずれるまでストッパプレートを移動させて、全ての
ラックを同時に固定している。
43号公報に開示されたものが従来から知られている。
この固定装置は、一方向に並ぶ処理液タンクの両側上部
にストッパプレートを設け、各ストッパプレートを処理
液タンクの配列方向に移動自在に支持し、上記処理液タ
ンク内へのラックの挿入時にそのラックの両側上部から
側方に突出するシャフトの端部をストッパプレートに形
成した切欠きに挿通し、上記ラックの両側上部に設けた
各掛吊りピンが受部で支持されるラックの懸垂状態にお
いて、ストッパプレートの切欠きがシャフト端部から位
置がずれるまでストッパプレートを移動させて、全ての
ラックを同時に固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動現像機
においては、資源の節減や環境保全の面から処理液の減
量化が推し進められ、その目的達成のため、ラックに形
成された移送路の断面をスリット状とし、そのスリット
状移送路に沿って感光材料を移送させつつ、感光材料の
乳剤面に処理液を噴射して現像処理することが考案され
てきている。
においては、資源の節減や環境保全の面から処理液の減
量化が推し進められ、その目的達成のため、ラックに形
成された移送路の断面をスリット状とし、そのスリット
状移送路に沿って感光材料を移送させつつ、感光材料の
乳剤面に処理液を噴射して現像処理することが考案され
てきている。
【0007】上記のようなスリットタイプのラックは、
内部中空の成形品とされ、浮力も大きい。このため、処
理液タンクの処理液中に単に挿入すると、浮き上がり、
受部で掛吊りピンを支持することができない。したがっ
て、スリットタイプのラックを先に述べたストッパプレ
ートで固定しようとすると、各処理液タンクの処理液中
に挿入したラックの全てを処理液中に同時に押し沈めた
状態でストッパプレートを移動させる必要が生じ、1人
の作業者によってラックを固定することはできない。
内部中空の成形品とされ、浮力も大きい。このため、処
理液タンクの処理液中に単に挿入すると、浮き上がり、
受部で掛吊りピンを支持することができない。したがっ
て、スリットタイプのラックを先に述べたストッパプレ
ートで固定しようとすると、各処理液タンクの処理液中
に挿入したラックの全てを処理液中に同時に押し沈めた
状態でストッパプレートを移動させる必要が生じ、1人
の作業者によってラックを固定することはできない。
【0008】この発明の課題は、処理液中において浮き
上がる浮力の大きい複数のラックを1人の作業者によっ
て同時に簡単にセット状態に保持することができるよう
にしたラックの固定装置を提供することである。
上がる浮力の大きい複数のラックを1人の作業者によっ
て同時に簡単にセット状態に保持することができるよう
にしたラックの固定装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、一方向に並ぶ複数の処理液
タンク内のそれぞれに写真感光材料の移動を案内するラ
ックを挿入し、各ラックの両側上部に設けられた掛吊り
ピンが処理液タンクの両側上方に設けられた受部で支持
されるラックのセット状態で各ラックを保持するラック
の固定装置において、前記受部上に処理液タンクの配列
方向に長いロックプレートを設け、そのロックプレート
を斜め上下方向に向けて平行移動可能に支持し、そのロ
ックプレートに下端部が連結されたレバーの中途を回動
自在に支持し、上記ロックプレートをスプリングによっ
て上方に付勢し、このロックプレートを上記受部と近接
する位置において停止保持させる係止手段を設け、上記
ロックプレートには上方停止位置において前記受部のそ
れぞれと上下で対向する掛吊りピン挿通用の切欠部を形
成した構成を採用している。
めに、この発明においては、一方向に並ぶ複数の処理液
タンク内のそれぞれに写真感光材料の移動を案内するラ
ックを挿入し、各ラックの両側上部に設けられた掛吊り
ピンが処理液タンクの両側上方に設けられた受部で支持
されるラックのセット状態で各ラックを保持するラック
の固定装置において、前記受部上に処理液タンクの配列
方向に長いロックプレートを設け、そのロックプレート
を斜め上下方向に向けて平行移動可能に支持し、そのロ
ックプレートに下端部が連結されたレバーの中途を回動
自在に支持し、上記ロックプレートをスプリングによっ
て上方に付勢し、このロックプレートを上記受部と近接
する位置において停止保持させる係止手段を設け、上記
ロックプレートには上方停止位置において前記受部のそ
れぞれと上下で対向する掛吊りピン挿通用の切欠部を形
成した構成を採用している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2に示される自動
現像機は6つの処理液タンクT1 乃至T6 を有し、各処
理液タンクT1 乃至T6 は一方向に配列され、各処理液
タンクT1 乃至T6 に、現像液、漂白液、定着液、安定
化液等の各種の現像処理液が充填されている。
面に基づいて説明する。図1および図2に示される自動
現像機は6つの処理液タンクT1 乃至T6 を有し、各処
理液タンクT1 乃至T6 は一方向に配列され、各処理液
タンクT1 乃至T6 に、現像液、漂白液、定着液、安定
化液等の各種の現像処理液が充填されている。
【0011】各処理液タンクT1 乃至T6 の処理液中に
は写真感光材料Aの移動を案内するラック1が挿入され
る。
は写真感光材料Aの移動を案内するラック1が挿入され
る。
【0012】ラック1は内部中空の成形品から成り、処
理液中において浮き上がる浮力を有する。また、ラック
1は、その内部において、写真感光材料Aを下向きに案
内し、ラック下部において移送方向を180°方向変換
させ、それより上向きに案内するスリット状の移送路
と、その移送路に沿って写真感光材料Aを搬送させる複
数の送りローラ2とを有する。
理液中において浮き上がる浮力を有する。また、ラック
1は、その内部において、写真感光材料Aを下向きに案
内し、ラック下部において移送方向を180°方向変換
させ、それより上向きに案内するスリット状の移送路
と、その移送路に沿って写真感光材料Aを搬送させる複
数の送りローラ2とを有する。
【0013】上記ラック1の一側上部には1本の掛吊り
ピン3が設けられ、かつ他側上部に2本の掛吊りピン4
が設けられている。
ピン3が設けられ、かつ他側上部に2本の掛吊りピン4
が設けられている。
【0014】図3は、上記ラック1を処理液タンクT1
乃至T6 の処理液中に挿入した状態を示し、ラック1は
処理液中に浮かび、各掛吊りピン3、4は処理液タンク
T1乃至T6 の両側上方に設けた位置決めプレート5の
上方に臨んでいる。
乃至T6 の処理液中に挿入した状態を示し、ラック1は
処理液中に浮かび、各掛吊りピン3、4は処理液タンク
T1乃至T6 の両側上方に設けた位置決めプレート5の
上方に臨んでいる。
【0015】位置決めプレート5の一方は処理液タンク
T1 乃至T6 の一側上部に設けた左側サイドフレーム6
の内面に取付けられている。一方、他方の位置決めプレ
ート5は処理液タンクT1 乃至T6 の他側上部に設けた
右側サイドフレーム7に一体に設けられている。
T1 乃至T6 の一側上部に設けた左側サイドフレーム6
の内面に取付けられている。一方、他方の位置決めプレ
ート5は処理液タンクT1 乃至T6 の他側上部に設けた
右側サイドフレーム7に一体に設けられている。
【0016】位置決めプレート5のそれぞれは、処理液
タンクT1 乃至T6 の配列方向に長く延び、その上縁に
は処理液タンクT1 乃至T6 の内部に挿入されるラック
1の掛吊りピン3、4と対応する位置に切欠きから成る
受部8が設けられている。
タンクT1 乃至T6 の配列方向に長く延び、その上縁に
は処理液タンクT1 乃至T6 の内部に挿入されるラック
1の掛吊りピン3、4と対応する位置に切欠きから成る
受部8が設けられている。
【0017】位置決めプレート5のそれぞれ上方にはロ
ックプレート9a、9bが設けられている。各ロックプ
レート9a、9bは処理液タンクT1 乃至T6 の配列方
向に長く延びている。
ックプレート9a、9bが設けられている。各ロックプ
レート9a、9bは処理液タンクT1 乃至T6 の配列方
向に長く延びている。
【0018】図4は一方のロックプレート9aの詳細を
示す。このロックプレート9aは、左側サイドフレーム
6に連結された2枚の平行に配置されたリンク10によ
って支持されている。このため、ロックプレート9aは
水平状態を保って斜め方向に昇降動することができる。
示す。このロックプレート9aは、左側サイドフレーム
6に連結された2枚の平行に配置されたリンク10によ
って支持されている。このため、ロックプレート9aは
水平状態を保って斜め方向に昇降動することができる。
【0019】ロックプレート9aの長さ方向中央部には
レバー11の下端部が連結されている。レバー11の中
途は左側サイドフレーム6に取付けたピン12によって
長さ方向の中央部が回動自在に支持され、そのレバー1
1を揺動させることによってロックプレート9aが水平
状態を保って斜め方向に上下動する。
レバー11の下端部が連結されている。レバー11の中
途は左側サイドフレーム6に取付けたピン12によって
長さ方向の中央部が回動自在に支持され、そのレバー1
1を揺動させることによってロックプレート9aが水平
状態を保って斜め方向に上下動する。
【0020】レバー11に連結したスプリング13は、
レバー11の回動中心であるピン12とスプリング連結
ピン14の中心を結ぶ直線をデッドポイントとしてレバ
ー11を付勢する方向が切り換わり、そのスプリング1
1によってロックプレート9aは上方に付勢されてい
る。
レバー11の回動中心であるピン12とスプリング連結
ピン14の中心を結ぶ直線をデッドポイントとしてレバ
ー11を付勢する方向が切り換わり、そのスプリング1
1によってロックプレート9aは上方に付勢されてい
る。
【0021】ロックプレート9aは左側サイドフレーム
6に設けたストッパピン15に対する当接によって上昇
位置が制限される。
6に設けたストッパピン15に対する当接によって上昇
位置が制限される。
【0022】また、ロックプレート9aは係止機構16
によって下降停止位置に保持される。係止機構16は、
左側サイドフレーム6の内面に突設した係合ピン18
と、ロックプレート9aの先端部に設けた係合片17と
から成る。
によって下降停止位置に保持される。係止機構16は、
左側サイドフレーム6の内面に突設した係合ピン18
と、ロックプレート9aの先端部に設けた係合片17と
から成る。
【0023】係合片17は、右方向に傾倒しているレバ
ー11を左方向に揺動させて起立させたとき、係合ピン
18の下方に侵入し、それよりレバー11を左方向に少
し揺動させたとき係合ピン18に下方から係合する。こ
のとき、スプリング13の弾力はレバー11を左側に傾
倒させる方向に作用するため、係合片17は係合ピン1
8に係合する係合状態に保持される。
ー11を左方向に揺動させて起立させたとき、係合ピン
18の下方に侵入し、それよりレバー11を左方向に少
し揺動させたとき係合ピン18に下方から係合する。こ
のとき、スプリング13の弾力はレバー11を左側に傾
倒させる方向に作用するため、係合片17は係合ピン1
8に係合する係合状態に保持される。
【0024】ロックプレート9aは、ストッパピン15
によって停止保持される位置がロック解除位置とされ、
また、係合片17が係合ピン18に係合する位置がロッ
ク位置とされ、そのロック位置において、ロックプレー
ト9aは位置決めプレート5の受部8に嵌合された掛吊
りピン3を抜け止めする。
によって停止保持される位置がロック解除位置とされ、
また、係合片17が係合ピン18に係合する位置がロッ
ク位置とされ、そのロック位置において、ロックプレー
ト9aは位置決めプレート5の受部8に嵌合された掛吊
りピン3を抜け止めする。
【0025】上記ロックプレート9aには、ロック解除
位置において位置決めプレート5に形成された受部8の
それぞれと上下で対向する複数の切欠部19が形成さ
れ、各切欠部19は、ラック1に設けられた掛吊りピン
3が挿通可能とされている。
位置において位置決めプレート5に形成された受部8の
それぞれと上下で対向する複数の切欠部19が形成さ
れ、各切欠部19は、ラック1に設けられた掛吊りピン
3が挿通可能とされている。
【0026】なお、他方のロックプレート9bはその詳
細を省略しているが、一方のロックプレート9aと同様
にレバー11の揺動操作によって斜め上下方向に平行移
動され、下降位置において係止機構により係止保持さ
れ、その一方のロックプレート9aとは切欠部19の数
が相違するのみである。
細を省略しているが、一方のロックプレート9aと同様
にレバー11の揺動操作によって斜め上下方向に平行移
動され、下降位置において係止機構により係止保持さ
れ、その一方のロックプレート9aとは切欠部19の数
が相違するのみである。
【0027】実施の形態で示すラックの固定装置は上記
の機構から成り、ラック1の固定に際しては、ロックプ
レート9a、9bをロック解除位置に偏位させた状態に
おいて、各処理液タンクT1 乃至T6 の上方から各タン
ク内にラック1を挿入する。
の機構から成り、ラック1の固定に際しては、ロックプ
レート9a、9bをロック解除位置に偏位させた状態に
おいて、各処理液タンクT1 乃至T6 の上方から各タン
ク内にラック1を挿入する。
【0028】図3は、各処理液タンクT1 乃至T6 の処
理液中にラック1を挿入した状態を示し、ラック1は処
理液中に浮かび、掛吊りピン3、4のそれぞれはロック
プレート9a、9bの切欠部19に挿通されてロックプ
レート9a、9bの下方に位置し、位置決めプレート5
に形成された受部8の上方に臨んでいる。
理液中にラック1を挿入した状態を示し、ラック1は処
理液中に浮かび、掛吊りピン3、4のそれぞれはロック
プレート9a、9bの切欠部19に挿通されてロックプ
レート9a、9bの下方に位置し、位置決めプレート5
に形成された受部8の上方に臨んでいる。
【0029】上記の状態において、図4に示すレバー1
1を左方向に揺動させると、ロックプレート9aは水平
状態を保って斜め下方向に移動し、その移動によって切
欠部19は掛吊りピン3に対して右方向に位置がずれ、
上記掛吊りピン3はロックプレート9aで押し下げられ
る。
1を左方向に揺動させると、ロックプレート9aは水平
状態を保って斜め下方向に移動し、その移動によって切
欠部19は掛吊りピン3に対して右方向に位置がずれ、
上記掛吊りピン3はロックプレート9aで押し下げられ
る。
【0030】レバー11を起立位置まで揺動させると、
ロックプレート9aは最下降位置に達し、掛吊りピン3
のそれぞれは位置決めプレート5に形成された受部8内
に完全に嵌り、また、ロックプレート9aに形成された
係合片17が係合ピン18の下方に臨む。その状態から
レバー11をさらに左方向に揺動させると、レバー11
はスプリング13の弾力によって左方向の回転モーメン
トが付与される。このため、ロックプレート9aは上方
に引き上げられ、係合片17が係合ピン18に係合し、
ロックプレート9aはロック位置に保持される。
ロックプレート9aは最下降位置に達し、掛吊りピン3
のそれぞれは位置決めプレート5に形成された受部8内
に完全に嵌り、また、ロックプレート9aに形成された
係合片17が係合ピン18の下方に臨む。その状態から
レバー11をさらに左方向に揺動させると、レバー11
はスプリング13の弾力によって左方向の回転モーメン
トが付与される。このため、ロックプレート9aは上方
に引き上げられ、係合片17が係合ピン18に係合し、
ロックプレート9aはロック位置に保持される。
【0031】図5は、ロックプレート9aがロック位置
に保持された状態を示し、掛吊りピン3はロックプレー
ト9aにより、受部8に嵌合された状態に保持される。
に保持された状態を示し、掛吊りピン3はロックプレー
ト9aにより、受部8に嵌合された状態に保持される。
【0032】上記と同様に、図3の右側のロックプレー
ト9bをレバー11の揺動操作によってロック位置まで
下降させると、各ラック1の他側面に形成された掛吊り
ピン4のそれぞれが同時に押し下げられて、位置決めプ
レート5の受部8に嵌合され、図6に示すように、各ラ
ック1は、掛吊りピン3、4のそれぞれが受部8に支持
される正確なセット状態に保持される。
ト9bをレバー11の揺動操作によってロック位置まで
下降させると、各ラック1の他側面に形成された掛吊り
ピン4のそれぞれが同時に押し下げられて、位置決めプ
レート5の受部8に嵌合され、図6に示すように、各ラ
ック1は、掛吊りピン3、4のそれぞれが受部8に支持
される正確なセット状態に保持される。
【0033】なお、掃除やメンテナンスによってラック
1を処理液タンクT1 乃至T6 から引き抜く必要がある
場合は、レバー11のそれぞれを上記と逆方向に揺動さ
せてストッパピン15に当接する位置までロックプレー
ト9a、9bを引上げ、切欠部19が受部8と対向する
状態においてラック1を引き上げる。
1を処理液タンクT1 乃至T6 から引き抜く必要がある
場合は、レバー11のそれぞれを上記と逆方向に揺動さ
せてストッパピン15に当接する位置までロックプレー
ト9a、9bを引上げ、切欠部19が受部8と対向する
状態においてラック1を引き上げる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ラ
ックの掛吊りピンが挿通可能な切欠部を複数有するロッ
クプレートをレバーの操作により斜め下方に平行移動さ
せるようにしたので、複数の処理液タンクに挿入された
複数のラックを同時に押し下げて各ラックに形成された
掛吊りピンを受部に嵌合させることができる。
ックの掛吊りピンが挿通可能な切欠部を複数有するロッ
クプレートをレバーの操作により斜め下方に平行移動さ
せるようにしたので、複数の処理液タンクに挿入された
複数のラックを同時に押し下げて各ラックに形成された
掛吊りピンを受部に嵌合させることができる。
【0035】このため、浮力の大きい複数のラックを1
人の作業者によって同時に簡単にセット状態とすること
ができる。
人の作業者によって同時に簡単にセット状態とすること
ができる。
【図1】この発明に係るラック固定装置を採用した自動
現像機の概略図
現像機の概略図
【図2】同上の平面図
【図3】処理液タンクの処理液中にラックを挿入した状
態の断面図
態の断面図
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】同上のロックプレートの作動状態を示す正面図
【図6】同上のラックのセット状態を示す断面図
T1 乃至T6 処理液タンク 1 ラック 8 受部 9a、9b ロックプレート 11 レバー 13 スプリング 16 係止機構 19 切欠部
Claims (1)
- 【請求項1】 一方向に並ぶ複数の処理液タンク内のそ
れぞれに写真感光材料の移動を案内するラックを挿入
し、各ラックの両側上部に設けられた掛吊りピンが処理
液タンクの両側上方に設けられた受部で支持されるラッ
クのセット状態で各ラックを保持するラックの固定装置
において、前記受部上に処理液タンクの配列方向に長い
ロックプレートを設け、そのロックプレートを斜め上下
方向に向けて平行移動可能に支持し、そのロックプレー
トに下端部が連結されたレバーの中途を回動自在に支持
し、上記ロックプレートをスプリングによって上方に付
勢し、このロックプレートを上記受部と近接する位置に
おいて停止保持させる係止手段を設け、上記ロックプレ
ートには上方停止位置において前記受部のそれぞれと上
下で対向する掛吊りピン挿通用の切欠部を形成したこと
を特徴とする自動現像機におけるラックの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19897396A JPH1039483A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 自動現像機におけるラックの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19897396A JPH1039483A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 自動現像機におけるラックの固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1039483A true JPH1039483A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16400017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19897396A Withdrawn JPH1039483A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 自動現像機におけるラックの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1039483A (ja) |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP19897396A patent/JPH1039483A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |