JPH0138588Y2 - - Google Patents

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JPH0138588Y2
JPH0138588Y2 JP16317084U JP16317084U JPH0138588Y2 JP H0138588 Y2 JPH0138588 Y2 JP H0138588Y2 JP 16317084 U JP16317084 U JP 16317084U JP 16317084 U JP16317084 U JP 16317084U JP H0138588 Y2 JPH0138588 Y2 JP H0138588Y2
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rack
section
processing liquid
liquid tank
photosensitive material
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JP16317084U
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ネガフイルムや写真印画紙等からな
る写真感光材料を現像処理するために、それを長
尺状態で現像装置の処理液槽内に搬送する長尺写
真感光材料の搬送装置に関するものである。
(従来の技術) ネガフイルムや写真印画紙等の写真感光材料を
自動的に現像処理するために、複数の処理液槽を
内装した現像装置が用いられ、前述の写真感光材
料を長尺状態で搬送し、これら各処理液槽に順次
浸漬することによつてその現像処理が行われるよ
うになつている。このために、上端部に長尺写真
感光材料の搬入・搬出部を設けると共に、下端部
にターン部を設け、該搬入・搬出部とターン部と
の間に写真感光材料の両側部を搬入部からターン
部に、またターン部から搬出部に向けて案内する
ガイド部材を備えたラツクを有する搬送装置を用
い、このラツクを処理液槽に吊下するように装着
して、長尺写真感光材料を該処理液槽内に搬送す
るようにしたものは従来から知られている。そし
て、このようにして処理液槽に装着されるラツク
は、点検・修理等を行うために、適宜必要に応じ
て処理液槽から取外すことができるようになつて
おり、このラツクの取外しはそれを上方に引き上
げることによつて行われる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、例えば写真印画紙を現像処理する所
謂ペーパープロセサー等現像装置の種類によつて
は薬液への浸漬時間等の関係で、底の深い処理液
槽を使用し、これに装着されるラツクも長尺のも
のが使用される場合がある。このために、ラツク
を処理液槽から引き抜く際にその先端部を床面か
ら2.7m以上の高さにまで引き上げる必要があり、
その作業が困難になるばかりでなく、現像装置の
設置場所によつてはラツクの先端が天井等に支
え、その出し入れができなくなる等の不都合があ
つた。
本考案は叙上の点に鑑みてなされたもので、ラ
ツクを可倒式とすることにより、その写真感光材
料の搬送方向における長さ寸法を短縮し、処理液
槽への出し入れを容易に行うことができるように
した長尺写真感光材料の搬送装置を提供すること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 前述の目的を達成するために、本考案は、ラツ
クを搬入・搬出部側の上部ラツク部とターン部側
の下部ラツク部とに分割し、上部ラツク部を下部
ラツク部に傾倒可能に連結すると共に、この連結
部に上部ラツク部を下部ラツク部と直線をなす状
態で固定する係止部材を係脱可能に設けたこと
を、その特徴とするものである。
(作用) 而して、前述のように上部ラツク部と下部ラツ
ク部とからなるラツクは、両ラツク部が直線をな
す状態にして現像装置の処理液槽内に吊下させる
ことによつて装着される。
そして、点検・修理や搬送物における搬送状態
にトラブルが発生した場合等において、ラツクを
処理液槽から取外すに際しては、まず上部ラツク
部を処理液槽の上縁部より上方に引き上げ、係止
部材の係止を解除する。これによつて上部ラツク
部は下部ラツク部に対して傾倒して該上部ラツク
部の先端部の高さ位置が低下し、全体としてのラ
ツクの高さ方向における寸法が短縮される。この
状態でさらに下部ラツク部を引き上げることによ
り、ラツクの処理液槽からの引き出しを行うこと
ができる。
また、引き出したラツクを再装着するには、上
部ラツク部を傾倒した状態のまま下部ラツク部を
処理液槽内に挿入し、この下部ラツク部の大半が
処理液槽内に位置したときに上部ラツク部を下部
ラツク部に対して直線状態となるように回動し、
係止部材を係止状態となすことにより両ラツク部
間を直線状態に固定する。然る後に、処理液槽の
上縁部から吊下された状態となるまでラツクを引
き下すことによつて、その装着が行われる。
前述の如く、ラツクの処理液槽への装着及び脱
着を該ラツクの実寸法より短かい状態で行うこと
ができるようになり、従つて現像装置を天井の低
い場所に設置しても、円滑かつ容易にラツクの装
着及び取外しを行うことができる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
るものとするに、第1図中1はラツクを示し、該
ラツク1は現像装置に内装した現像液槽、定着液
槽、漂白液槽や水洗槽等の処理液槽に吊下するよ
うに装着されて、該各処理液槽内にネガフイルム
や写真印画紙等からなる写真感光材料を長尺状態
で搬送せしめることができるようになつている。
そして、ラツク1は略等しい長さ寸法の上部ラツ
ク部2と下部ラツク部3とから構成され、上部ラ
ツク部2は左右のラツクプレート4,4の一側端
部に上部側板5,5を固着して設けると共に、他
側端部には中間側板6,6が固着して設けられて
いる。上部側板5,5間には搬入用のローラ群か
らなる写真感光材料の搬入部7と搬出用のローラ
群からなる搬出部8とが設けられており、また中
間側板6,6間には写真感光材料を垂直方向上方
及び下方に案内するガイドローラ9が設置されて
いる。一方、下部ラツク部3もラツクプレート1
0,10を有し、該ラツクプレート10,10の
一側端部には写真感光材料の搬送方向を下方から
上方へと方向転換させるための方向転換用ローラ
群からなるターン部11を支持する下部側板1
2,12が固着して設けられ、他側端部には中間
側板13,13が固着して設けられている。そし
て、上部ラツク部2には搬入部7とガイドローラ
9との間及びガイドローラ9と搬出部8との間に
写真感光材料の左右の各側部を案内する断面V字
状のガイド部材14が設けられている。また、下
部ラツク部3にも同様のガイド部材15が設けら
れており、この下部ラツク部3側のガイド部材1
5はターン部11から中間側板13の配設位置ま
での間に設けられ、上部ラツク部2と下部ラツク
部3とを直線状態に保持したときには、ガイド部
材15の上端部はガイドローラ9に近接する位置
にまで延在せしめられるように構成されている。
前述のように構成される上部ラツク部2と下部
ラツク部3とはそれぞれの中間側板6,13間で
相互に連結され、第1図に実線で示したように両
ラツク部2,3が直線をなす状態と、一点鎖線で
示したように上部ラツク部2が傾倒した状態との
間に変位させることができるようになつている。
このために、第2図及び第3図で示したように、
上部ラツク部2の中間側板6,6にはボス部材1
6,16が固着して設けられると共に、下部ラツ
ク部3の中間側板13,13間には支軸17が架
設されて、該支軸17を前記ボス部16に挿通さ
せることによつて両ラツク部2,3は相互に連結
され、しかも上部ラツク部2は支軸17を中心と
して回動させることができるようになつている。
そして、中間側板13には上部ラツク部2が第1
図の一点鎖線の位置にまで回動したときにボス部
材16と当接することによりその回動を規制する
ストツパ18が固着して設けられている。
また、中間側板6,13間の前述の連結部材配
設位置とは反対側(即ち第2図における左方部
位)には上部ラツク部2を下部ラツク部3に対し
て直線をなす状態に固定する係止部材19が設け
られている。この係止部材19は、第4図及び第
5図に示したように、板体をコ字状に曲成してな
る連結金具20とレバー21とで構成され、レバ
ー21には中間側板13,13間に架設した軸2
2が回動自在に挿通せしめられている。そして、
レバー21と連結金具20との間はピン23によ
つて回動可能に連結されており、また連結金具2
0における左右の両側片部には凹部24がそれぞ
れ形設されて、該凹部24には軸22の収納部2
4aと、中間側板6,6間に架設した軸25を収
納する収納部24bとが形設されている。
次に、第1図において、26は処理液槽上部に
位置するフレームに係合することにより、ラツク
を槽内に吊下支持するラツクピンを示し、また下
部ラツク部3のラツクプレート10の上方部位に
もラツクピン27が植設されており、該ラツクピ
ン27はラツク1の処理液槽への着脱時に前述の
フレームに係合させることにより係止部材19の
係脱操作を容易ならしめるために設けられてい
る。
なお、図中28は搬送される写真感光材料の中
央部に沿つて設けられ、該写真感光材料の円滑な
搬送を可能ならしめるために設けられるガイド部
片、29は該ガイド部片28を固定的に支持する
ための固定部材である。
本考案に係る長尺写真感光材料の搬送装置は前
述した構成のラツク1を備えており、このラツク
1はペーパープロセサーやフイルムプロセサーの
如き現像装置の処理液槽内に上部ラツク部2と下
部ラツク部3とを直線状態で吊下することによつ
て装着され、写真感光材料は長尺状態でこれら各
処理液槽内を搬送せしめられる。
そこで、点検・修理等の必要から、ラツクを処
理液槽から脱着させるには、まず上部ラツク2を
処理液槽の上方に引き上げ、ラツクプレート10
に植設したラツクピン27を処理液槽上に設置し
たフレームに係着する。これによつて、ラツクは
その上部ラツク2が処理液槽の上方に位置した状
態で支持される。而して、第5図に示した係止状
態にある係止部材19のレバー21を同図中矢印
の方向に回動させることにより、連結金具20と
軸25との係合状態が解除されるようになり、上
部ラツク2は支軸17を中心として回動すること
ができるようになる。そして、上部ラツク部2が
第1図に一点鎖線で示した傾倒位置にまで回動す
ると、ボス部材16がストツパ18に当接し、該
上部ラツク部2の回動が規制される。これによ
り、第1図に示したようにラツク1の高さ方向に
おける寸法がHだけ低くなり、ラツク1をこの状
態からさらに引き上げることによつて処理液槽か
らの取外しを行うことができる。
また、前述のようにして取外したラツク1を再
装着するには、それを傾倒状態のまま下部ラツク
部3を処理液槽内に挿入し、ラツクピン27をフ
レームに係合させることにより固定する。そし
て、上部ラツク部2を第1図に実線で示したよう
に下部ラツク部3と直線をなす状態に変位させ、
この状態で係止部材19を構成する連結金具20
の凹部24内に軸25を嵌入させ、レバー21を
ピン23を中心として回動させると、軸25は収
納部24b内に収納されると共に、レバー21と
連結した軸22は収納部24a内に進入して係止
部材19が係止状態となり、両ラツク部2,3間
は直線状態に固定される。この状態で、さらに上
部ラツク部2を処理液槽内に引き下し、ラツクピ
ン26をフレームに係合させることにより、ラツ
ク1の装着を行うことができる。
前述したように、ラツク1を可倒式となすこと
によつて、その処理液槽への着脱操作時にはそれ
を実寸法よりHだけ短縮することができ、天井の
低い場所でもこの操作を容易かつ円滑に行うこと
ができる。
なお、前述の実施例では上部ラツク部2と下部
ラツク部3とをボス部材16と支軸17とで連結
する構成としたが、要は両ラツク部2,3が傾倒
可能に連結されておれば、他の手段、例えば蝶番
等で連結してもよい。また、上部ラツク部2の傾
倒方向は写真感光材料の搬入部7側から搬出部8
側に向けて傾倒させるようにしたが、必ずしもこ
れらに限らず任意の方向に傾倒させることができ
る。そして、それぞれ片側の中間側板6,13間
に蝶番を取付けるように構成すれば、前述の実施
例における方向に対して直角の方向に傾倒させる
ことができる。さらに、連結金具20、レバー2
1からなる係止部材19に代えて、他のクランプ
手段や連結ピン等の手段を用いることもできる。
さらにまた、係止部材にクリツクストツプ機構や
トグル機構等を付設すれば、ストツパ18を設け
なくとも傾倒位置に上部ラツク部2を位置決めす
ることができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案に係る長尺写
真感光材料の搬送装置は、ラツクを上部ラツク部
と下部ラツク部とからなる可倒式となしたから、
上部ラツク部を傾倒させて、ラツクの高さ寸法を
実寸法より短縮した状態で処理液槽に着脱するこ
とができ、現像装置が天井の低い場所に設置され
ている場合でも容易かつ円滑にラツクの着脱操作
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の搬送装置におけるラツクの一
実施例を示す正面図、第2図は第1図の要部拡大
図、第3図はその斜視図、第4図は係止部材の分
解斜視図、第5図は係止状態を示す係止部材の斜
視図である。 1……ラツク、2……上部ラツク部、3……下
部ラツク部、7……搬入部、8……搬出部、9…
…ガイドローラ、11……ターン部、14,15
……ガイド部材、16……ボス部材、17……支
軸、18……係止部材、20……連結金具、21
……レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部に長尺写真感光材料の搬入・搬出部を設
    けると共に、下端部にターン部を設け、該搬入・
    搬出部とターン部との間に前記写真感光材料の両
    側部を案内するガイド部材を備えたラツクを有
    し、写真感光材料の処理液槽に着脱可能に装着さ
    れて、該処理液槽内に写真感光材料を搬送する長
    尺写真感光材料の搬送装置において、前記ラツク
    を前記搬入・搬出部側の上部ラツク部とターン部
    側の下部ラツク部とに分割し、該上部ラツク部を
    下部ラツク部に傾倒可能に連結すると共に、該上
    部ラツク部を下部ラツク部と直線をなす状態に固
    定する係止部材を両ラツク部間に係脱可能に設け
    たことを特徴とする長尺写真感光材料の搬送装
    置。
JP16317084U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0138588Y2 (ja)

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JPS6179331U JPS6179331U (ja) 1986-05-27
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