JP3326994B2 - 被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP3326994B2
JP3326994B2 JP24051394A JP24051394A JP3326994B2 JP 3326994 B2 JP3326994 B2 JP 3326994B2 JP 24051394 A JP24051394 A JP 24051394A JP 24051394 A JP24051394 A JP 24051394A JP 3326994 B2 JP3326994 B2 JP 3326994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
processing
wafer
processed
liquid processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24051394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0878379A (ja
Inventor
靖史 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP24051394A priority Critical patent/JP3326994B2/ja
Publication of JPH0878379A publication Critical patent/JPH0878379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3326994B2 publication Critical patent/JP3326994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハやレチクル等の
被処理材の表面を液体にて各種処理するために用いられ
る被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、
体処理方法、並びに半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体装置の製造工程において
は、ウエハを各製造装置内で搬送したり、加工処理や表
面処理を行う必要がある。そのために、ベルト搬送装置
や真空チャック、静電チャック等(以下、単にベルト等
とも呼ぶ)を用いて、ウエハの搬送や固定を行う。この
ような場合、通常、金属やセラミック、有機材料等から
成るベルト等とウエハの裏面とが接触する。それ故、ウ
エハの裏面は、パーティクルやメタル、有機物、無機物
等によって高度に汚染されてしまう。一般に、ウエハの
裏面の汚染レベルは、ウエハの表面(鏡面)と比較し
て、103〜106倍程度も高いのが実情である。これら
の汚染物質は、ベルト等を構成する材料に起因して発生
する場合がある。あるいは又、ウエハの加工処理中や表
面処理中に発生した汚染物質がベルト等に付着し、かか
るベルト等に付着した汚染物質が次にベルト等と接触し
たウエハを汚染する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような汚染レベル
の大きな相違があるにも拘らず、現状の例えばウエハ洗
浄装置等といったディップ方式の表面処理装置において
は、ウエハの表面と裏面を同一の洗浄液やリンス液(以
下、総称して、単に液体と呼ぶ場合もある)を用いて同
時に処理している。そのため、ウエハの裏面の汚染物質
が、液体を介してウエハの表面に付着し、ウエハの表面
が汚染されるという問題がある。即ち、ウエハを液体に
ディップしたとき、ウエハの裏面に付着していた汚染物
質が一旦ウエハの裏面から遊離し、液体を介してウエハ
の表面に付着するという直接的な汚染形態がある。ある
いは又、ウエハの加工処理や表面処理を行うことによっ
て、ウエハに付着していた汚染物質が一旦液体中に混入
し、次のウエハの加工処理や表面処理を行う際にこの混
入した汚染物質が次のウエハに付着するといった間接的
な汚染形態もある。
【0004】また、バッチ式スプレー型洗浄装置を用い
る場合にも、洗浄室内の壁からスプレー液が跳ね返るこ
とによって、ウエハの裏面の汚染物質がウエハの表面を
汚染することは避けられない。
【0005】枚葉式スプレー型洗浄装置を用いる場合、
ウエハの表面は上向きとなっており、ウエハの裏面の汚
染物質によってウエハの表面が汚染されることは少な
い。しかしながら、ウエハの裏面部は下方からのスプレ
ー処理となるために、ウエハの裏面を均一に処理するこ
とは困難である。また、ウエハ表面が下向きとなるよう
にウエハを配設した場合、ウエハ表面部は下方からのス
プレー処理となるために、ウエハの表面を均一に処理す
ることは困難である。更に、現行の枚葉式スプレー型洗
浄装置のウエハ搬送は真空チャック方式が殆どであるた
めに、ウエハ表面とチャックとが接触する場合があり、
このとき、ウエハの表面に汚染や傷が発生することがあ
る。
【0006】通常、ウエハの表面と裏面の両面を処理す
るための処理室(処理チャンバ)は同一である。また、
液体の供給・排液ラインは同一である。そして、汚染の
著しい裏面処理に使用した液体を再度使用する結果、ウ
エハの表面を汚染することになるという問題がある。
【0007】ウエハの洗浄が不十分な場合、拡散工程や
CVD工程における熱処理時に、ガスを媒介として金属
等のクロスコンタミネーションが生じたり、汚染物質が
ウエハの結晶の内部に拡散するという問題が生じる。従
って、このような汚染の発生は、最終的に、半導体装置
の信頼性の低下や歩留まりの低下を招いている。
【0008】半導体露光装置にて用いられるレチクル表
面のごみ等の異物を除去するために、レチクルを洗浄す
る必要がある。この場合にも、ウエハと同様に、異物に
よって洗浄液を介してレチクルが汚染されるという問題
がある。
【0009】このような問題に対処するために、洗浄処
理毎に液体を使い捨てにしたり、液体の交換頻度を高く
する方法があるが、同一の液体にてウエハの表面と裏面
を処理していることには変わりない。従って、ウエハの
裏面からの表面への汚染の抑制にも限界がある。また、
液体の使用量が通常の数倍から数十倍にも増大し、半導
体装置の製造コストの上昇を招くばかりか、省資源、省
エネルギー、環境保全に対して逆行するという新たな問
題も生じる。
【0010】従って、本発明の目的は、表面処理用の液
体の使用量を増加させることなく、被処理材の裏面に付
着した汚染物質による被処理材の表面へ汚染を確実に抑
制することができる被処理材の液体処理装置、ウエハの
液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の被処理材の液体処理装置は、 (イ)被処理材の一方の面を上に向けた状態でこの一方
の面に液体による処理を施す第1の液体処理手段と、 (ロ)被処理材の他方の面を上に向けた状態でこの他方
の面に液体による処理を施す第2の液体処理手段と、 (ハ)被処理材の一方の面を上に向けた状態で被処理材
を前記第1の液体処理手段に搬入する第1の搬送手段
と、 (ニ)被処理材の一方の面を上に向けた状態で被処理材
をこの第1の液体処理手段から搬出し、次いで、被処理
材の他方の面を上に向けた状態とし、この状態で被処理
材を前記第2の液体処理手段に搬入する第2の搬送手段
と、 (ホ)被処理材の他方の面を上に向けた状態で被処理材
を第2の液体処理手段から搬出する第3の搬送手段、か
ら成ることを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するための本発明のウエ
ハの液体処理装置は、 (イ)ウエハの一方の面を上に向けた状態で該一方の面
に液体による処理を施す第1の液体処理手段と、 (ロ)該ウエハの他方の面を上に向けた状態で該他方の
面に液体による処理を施す第2の液体処理手段と、 (ハ)ウエハの一方の面を上に向けた状態でウエハを前
記第1の液体処理手段に搬入する第1の搬送手段と、 (ニ)ウエハの一方の面を上に向けた状態でウエハを該
第1の液体処理手段から搬出し、次いで、ウエハの他方
の面を上に向けた状態とし、この状態でウエハを前記第
2の液体処理手段に搬入する第2の搬送手段と、 (ホ)ウエハの他方の面を上に向けた状態でウエハを該
第2の液体処理手段から搬出する第3の搬送手段、から
成ることを特徴とする。
【0013】本発明の被処理材の液体処理装置あるいは
ウエハの液体処理装置(以下、これらを総称して、単に
液体処理装置と呼ぶ場合がある)においては、第1及び
第2の液体処理手段はスプレー型処理装置から成ること
が好ましい。
【0014】本発明の液体処理装置においては、第1及
び第2の液体処理手段のそれぞれには、独立した液体供
給手段及び液体排出手段が備えられている形態、あるい
は又、第1及び第2の液体処理手段のそれぞれには、液
体供給手段及び液体排出手段が備えられており、一方の
液体処理手段の液体排出手段は他方の液体処理手段の液
体供給手段に接続されている形態を挙げることができ
る。
【0015】本発明の液体処理装置においては、前記第
3の搬送手段の下流に、被処理材乾燥手段、及びこの被
処理材乾燥手段から被処理材あるいはウエハを搬出する
第4の搬送手段を更に備えていることが好ましい。
【0016】各搬送手段は被処理材あるいはウエハの端
面とのみ接触することが望ましい。
【0017】上記の目的を達成するための本発明の被処
理材の液体処理方法は、 (イ)被処理材の一方の面を上に向けた状態で該一方の
面に液体による処理を施す第1の液体処理工程と、 (ロ)被処理材の他方の面を上に向けた状態とする被処
理材反転工程と、 (ハ)被処理材の他方の面を上に向けた状態で該他方の
面に液体による処理を施す第2の液体処理工程、から成
ることを特徴とする。
【0018】上記の目的を達成するための本発明の半導
体装置の製造方法は、 (イ)ウエハの一方の面を上に向けた状態で該一方の面
に液体による処理を施す第1の液体処理工程と、 (ロ)該ウエハの他方の面を上に向けた状態とするウエ
ハ反転工程と、 (ハ)該ウエハの他方の面を上に向けた状態で該他方の
面に液体による処理を施す第2の液体処理工程、から成
ることを特徴とする。
【0019】本発明の被処理材の液体処理方法あるいは
半導体装置の製造方法(以下、これらを総称して、液体
処理方法等と呼ぶ場合がある)においては、第1及び第
2の液体処理工程は、液体のスプレー工程から成ること
が望ましい。
【0020】本発明の液体処理方法等においては、第1
及び第2の液体処理工程で、独立した液体供給手段から
液体が供給され、そして独立した液体排出手段にて液体
が排出される態様、あるいは又、第2の液体処理工程に
て使用された液体を第1の液体処理工程に供給する態様
を挙げることができる。
【0021】本発明の液体処理方法等においては、第2
の液体処理工程の後、被処理材を乾燥する乾燥工程を更
に含むことができる。
【0022】
【作用】本発明においては、液体によって処理すべき被
処理材あるいはウエハの面を常に上に向けた状態として
液体による処理を行う。従って、液体による被処理材
るいはウエハの処理を均一に行うことができる。しか
も、第1の液体処理手段と第2の液体処理手段によっ
て、別個独立して第1の液体処理及び第2の液体処理を
行うので、各処理工程にて用いられる液体を分離でき、
液体による被処理材あるいはウエハの汚染発生を効果的
に防止できるだけでなく、液体の使用量の低減を図るこ
とができる。各液体処理手段をスプレー型処理装置とす
ることによって、一層均一な液体処理を行うことができ
る。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。
【0024】図1の(A)及び(B)に、本発明の被処
理材の液体処理装置あるいはウエハの液体処理装置の具
体例を示す。尚、以下の説明においては、これらを、単
に、液体処理装置と呼ぶ。図1の(A)は液体処理装置
の模式的な平面図である。また、図1の(B)は模式的
な正面図であり、液体処理装置の側壁を透視したときの
図である。液体処理装置は、例えばウエハである被処理
材70をローディングするローディング部LD、例えば
被処理材70の裏面を洗浄するための洗浄用チャンバで
ある第1の処理部10、例えば被処理材70の表面(お
もてめん)を洗浄するための洗浄用チャンバである第2
の処理部20、被処理材70を乾燥させるための被処理
材乾燥部30、及び被処理材70をアンロードするため
のアンロード部ULDの、計5つの機能部エリアから構
成されている。
【0025】第1の処理部10には、被処理材70の一
方の面を上に向けた状態でこの一方の面に液体による処
理を施す第1の液体処理手段が備えられている。第1の
液体処理手段は、好ましくはスプレー型処理装置から成
る。即ち、第1の液体処理手段は、具体的には、被処理
材70の端面を把持するチャック12、チャック12を
回転させるためのモータ11、及び液体を被処理材70
にスプレーするためのスプレーノズル13,14から構
成されている。
【0026】第2の処理部20には、被処理材70の他
方の面を上に向けた状態でこの他方の面に液体による処
理を施す第2の液体処理手段が備えられている。第2の
液体処理手段も、好ましくはスプレー型処理装置から成
る。即ち、第2の液体処理手段は、具体的には、被処理
材70の端面を把持するチャック22、チャック22を
回転させるためのモータ21、及び液体を被処理材70
にスプレーするためのスプレーノズル23,24から構
成されている。
【0027】体処理装置には、更に、第1の搬送手段
41、第2の搬送手段42、及び第3の搬送手段43が
備えられている。各搬送手段は、被処理材70の端面と
のみ接触する。第1の搬送手段41は、被処理材70の
一方の面を上に向けた状態で被処理材70をローディン
グ部LDから第1の液体処理手段に搬入する。第2の搬
送手段42は、被処理材70の一方の面を上に向けた状
態で被処理材70を第1の液体処理手段から搬出し、次
いで、被処理材70の他方の面を上に向けた状態とし、
即ち、被処理材70を180度回転(反転)させ、この
状態で被処理材70を第2の液体処理手段に搬入する。
第3の搬送手段43は、被処理材70の他方の面を上に
向けた状態で被処理材70を第2の液体処理手段から搬
出する。
【0028】第3の搬送手段43の下流には被処理材乾
燥部30が備えられている。被処理材乾燥部30には被
処理材乾燥手段が配設されている。被処理材乾燥手段
は、具体的には、被処理材70の端面を把持するチャッ
ク32、チャック32を回転させるためのモータ31、
及び例えば純水から成る液体を被処理材70にスプレー
するためのスプレーノズル34から構成されている。液
体処理装置には、更に、被処理材乾燥手段から被処理材
70を搬出する第4の搬送手段44が備えられている。
第3の搬送手段43によって被処理材乾燥部30に搬入
された被処理材70は、被処理材乾燥部30にて乾燥処
理が施され、第4の搬送手段44によってアンロード部
ULDに搬送される。
【0029】第1の搬送手段41、第3の搬送手段43
及び第4の搬送手段44は、被処理材搬送用の多関節ロ
ボットから成り、被処理材70は、端面(周辺)部分の
接触のみで固定される。第2の搬送手段42も被処理材
搬送用の多関節ロボットから成るが、第1の搬送手段4
1等と比較して、被処理材70を180度回転(反転)
できる機能が付加されている点が異なる。第1の搬送手
段41及び第2の搬送手段42を、図2及び図3に模式
的に図示する。尚、第3の搬送手段43及び第4の搬送
手段44を第1の搬送手段41の動きと同様としてもよ
いし、どちらか一方を搬送手段42と同様とし、ローデ
ィング部LDとアンロード部ULDの両方において、同
じ方向に被処理材70の表面が向くようにしてもよい。
【0030】図2の(A)に示した第1の搬送手段41
は3つの腕部材41A,41B,41Cから構成されて
おり、各腕部材はそれぞれ1つの垂直軸で連結されてお
り、かかる垂直軸を中心に回動可能である。腕部材41
Cの先端には、被処理材70を固定するための把持部4
1Dが配設されている。図2の(B)〜(E)に、腕部
材41Cの先端の模式的な側面図及び平面図を示す。被
処理材70を固定する前には、把持部41Dは開いてお
り(図2の(B)及び(C)参照)、把持部41Dが相
互に近づく方向に動くことで、把持部41は被処理材7
0を把持、固定する。把持部41Dの内側側壁には切欠
きが設けられており、これによって、搬送手段11は被
処理材70の端面とのみ接触する。各腕部材及び把持部
は、例えばサーボモータによって動かされる。
【0031】図3の(A)に示した第2の搬送手段は4
つの腕部材42A,42B,42C,42Dから構成さ
れており、各腕部材はそれぞれ1つの垂直軸で連結され
ており、かかる垂直軸を中心に回動可能である。腕部材
42Dの先端には、被処理材70を固定するための把持
部42Eが配設されている。腕部材の軸線を中心に、腕
部材42Dは腕部材42Cに対して回動可能である。こ
れによって、第2の搬送手段42は、被処理材70を1
80度回転(反転)できる。図3の(B)には、第2の
搬送手段42が、第1の液体処理手段(図示せず)から
被処理材70を搬出する状態を示す。図3の(C)に
は、第2の搬送手段42が、第2の液体処理手段(図示
せず)の上方で被処理材70を反転している最中の状態
を示す。図3の(D)には、第2の搬送手段42が、第
2の液体処理手段(図示せず)に被処理材70を載置す
る状態を示す。尚、搬送手段の構造は、以上に説明した
構造に限定されず、如何なる構造とすることもできる。
【0032】ウエハから成る被処理材70を必要に応じ
て昇降させる必要があるので、第1の搬送手段41、第
2の搬送手段42、第3の搬送手段43及び第4の搬送
手段44には昇降機能を付加することが望ましい。即
ち、これらの搬送手段を、例えば昇降装置に載置するこ
とが望ましい。例えば、第1の液体処理手段を構成する
チャック12に、被処理材70を第1の搬送手段41を
用いて載置する場合の第1の搬送手段41の動きを図4
に模式的に示す。尚、昇降装置の図示、及び把持部41
Dの図示は省略した。ローディング部LD及びアンロー
ド部ULDの被処理材を収納するキャリア部71,72
に、この昇降動作を行う機能を付加してもよい。
【0033】図1及び図4に、各チャンバ内で被処理材
70を固定するためのチャック12,22,32を示
す。各チャックの構造は基本的には同一である。各チャ
ックは、被処理材70を固定し回転することが可能であ
る。チャックは、モータ11,21,31によって回転
させられる。図4に示したチャックは、チャック部12
Aに固定用の邪魔板あるいは爪12Bを取り付けた構造
を有する。この場合、図4の(A)及び(B)に示すよ
うに、チャックの上方から被処理材70を降ろしてチャ
ック部12Aに被処理材70を固定する。尚、被処理材
70を固定しない場合にはチャック部の上端が開いた状
態となり(図1の(A)及び(B)に示した被処理材乾
燥部30に設けられたチャック32を参照)、被処理材
70を固定して回転させるときのみ、チャック部が閉じ
る構造とすることもできる(図1の(A)及び(B)に
示した第1の処理部10に設けられたチャック12を参
照)。尚、チャックの構造は、以上に説明した構造に限
定されず、如何なる構造とすることもできる。
【0034】各スプレーノズル13,23から、被処理
材70の上面に薬液や洗浄液等から成る液体がスプレー
される。また、各スプレーノズル14,24,34か
ら、被処理材70の上面にリンスのための純水から成る
液体がスプレーされる。図5に、被処理材70の上面に
液体をスプレーノズルにてスプレーする方法を示す。ス
プレーノズルからの液体のスプレーは、被処理材70を
回転しながら行ってもよいし(図5の(A)参照)、静
止状態の被処理材70の上面にスプレーノズルから液体
をスプレーして、被処理材70の上面にある所定時間、
液盛りし放置した後に(図5の(B)参照)、被処理材
70を回転させてもよい。尚、図5の(A)に示すよう
に、スプレーノズルを被処理材70の半径方向に移動さ
せ、被処理材70の上面全体に液体をスプレーできる構
造とすることが望ましい。
【0035】図6には、薬品、洗浄液やリンス液等から
成る液体の流れを示す。第1及び第2の液体処理手段の
それぞれには、独立した液体供給手段及び液体排出手段
が備えられている。第1の液体処理手段に備えられた液
体供給手段は、液体を貯蔵するタンク50A、配管51
A、フィルター52A、ポンプ53Aから構成されてい
る。タンク50Aにはヒーター(図示せず)を配設し、
タンク50A内の液体を所望の温度に制御することが望
ましい。配管51Aはスプレーノズル13に接続されて
いる。液体排出手段は配管54Aから成り、第1の処理
部10から排出された液体はタンク50Aに回収され
る。このような系により、液体を循環しながら再利用す
る。第2の液体処理手段に備えられた液体供給手段及び
液体排出手段も同様の構造とすることができる。尚、第
2の液体処理手段に関しては、参照番号に「B」を付し
た。第1の液体供給手段には、純水にて被処理材70を
リンスするための配管55Aがスプレーノズル14に接
続されている。また、第1の処理部10から排液を排出
するためのドレイン部56Aが、第1の処理部10の底
部に設けられている。図中57A,58A,59A,6
0A,61A,62Aはバルブである。
【0036】第1及び第2の液体処理手段をこのような
構成にすることで、被処理材70の一方の面を処理した
液体と他方の面を処理した液体とが混ざり合うことがな
く、液体による処理材の汚染発生を効果的に防止するこ
とができる。また、被処理材70の一方の面を処理する
ための液体の交換頻度と、被処理材70の他方の面を処
理するための液体の交換頻度を異ならせることができ、
更には、液体の損失を抑制することができるので、液体
の使用量の低減を図ることができる。また、被処理材7
0の一方の面を処理する液体の種類と、他方の面を処理
する液体の種類を変えることができ、被処理材70の表
面と裏面の異なる処理を1回の液体処理にて行うことが
可能である。
【0037】あるいは又、図7に示すように、第1及び
第2の液体処理手段のそれぞれには、液体供給手段及び
液体排出手段が備えられており、一方の液体処理手段
(例えば、第2の液体処理手段)の液体排出手段の配管
54Bが他方の液体処理手段(例えば、第1の液体処理
手段)の液体供給手段のタンク50Aに接続されている
形態であってもよい。第1及び第2の液体処理手段をこ
のような構成にすることで、場合によっては、液体によ
る処理材の汚染発生を効果的に防止することができ、し
かも液体の総使用量を減少させることが可能になる。
【0038】図8には、被処理材70を乾燥させるため
の被処理材乾燥部30内でのリンス液のフローを示す。
この被処理材乾燥部30では洗浄液を使用しないため、
スプレーノズル34からスプレーされたリンス液は、全
てドレイン部から排出される。
【0039】以下、液体処理装置を上から眺めた図であ
る図9〜図15を参照して、本発明の被処理材の液体処
理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明する。尚、
説明の上で直接関係の無い部分の図示は省略した。
【0040】液体処理装置で、例えばウエハから成る被
処理材70の洗浄を行う場合には、被処理材70を1枚
ずつ洗浄する。即ち、ローディング部LDから第1の処
理部10、第2の処理部20、被処理材乾燥部30、及
びアンロード部ULDの5つの機能部エリアに順に被処
理材70を1枚ずつ送り、被処理材70の液体による処
理を行う。尚、汚染の度合が高い面を先に処理すること
が望ましい。被処理材70が例えばウエハから成る場合
には、ウエハの鏡面及び裏面の洗浄は、第1の処理部1
0及び第2の処理部20のいずれの方で液体による処理
を行ってもよいが、裏面の方を先ず第1の処理部10で
例えば洗浄することが望ましい。
【0041】[工程−100](第1の液体処理工程) 先ず、被処理材70の一方の面を上に向けた状態でこの
一方の面に液体による処理を施す。そのために、被処理
材70の一方の面を上に向けた状態で被処理材70を第
1の液体処理手段に搬入する第1の搬送手段41を用い
て、例えばウエハから成る被処理材70を、ローディン
グ部LDから、例えば被処理材70の裏面を洗浄するた
めの洗浄用チャンバである第1の処理部10に搬入す
る。尚、図9の(A)には、第1の搬送手段41によっ
てキャリア部71から被処理材70を搬出する状態を示
す。また、図9の(B)には、第1の搬送手段41によ
って被処理材70を第1の液体処理手段のチャック12
に搬入する状態を示す。そして、被処理材70の一方の
面(例えば裏面)を上に向けた状態で被処理材70の端
面をチャック12で把持し、チャック12をモータ11
で回転させる。
【0042】第1の液体処理手段のバルブ57A,58
Aを閉じておき、バルブ59A,60Aを開き、例えば
洗浄液をスプレーノズル13から被処理材70の一方の
面にスプレーし、一方の面(例えば裏面)に液体による
処理を施す(図10の(A)参照)。尚、液体の供給・
排出系は図6あるいは図7に示した系を用いることがで
きる。その後、バルブ59A,60Aを閉じ、バルブ6
1Aを開く。そして、バルブ62Aを開き、純水をスプ
レーノズル14から被処理材70の一方の面にスプレー
してリンスを行い、処理後の純水をドレイン部56Aか
ら排出する(図10の(B)参照)。尚、この際、バル
ブ58Aを開いておき、液体の循環・濾過を常時行うこ
とが望ましい。以上の操作が完了したならば、純水のス
プレーを止め、ドレイン部56Aのバルブ61Aを閉じ
る。そして、モータ11を停止させる。尚、所定回数の
被処理材70の処理を行った液体や所定時間被処理
材70の処理を行った液体は、バルブ57Aを開いてタ
ンク50Aから排出した後、新たに洗浄液等の液体をタ
ンク50Aに供給・調製することが望ましい。
【0043】[工程−110](被処理材反転工程) 次に、被処理材70の他方の面を上に向けた状態とす
る。そのために、第2の搬送手段42を用いて、被処理
材70の一方の面(例えば裏面)を上に向けた状態で被
処理材70を第1の液体処理手段から搬出し(図11の
(A)参照)、次いで、被処理材70を180度回転
(反転)させて、被処理材70の他方の面(例えば表
面)を上に向けた状態とし、この状態で被処理材70を
第2の液体処理手段に搬入する。尚、図11の(B)に
は、第2の液体処理手段の上方で、第2の搬送手段42
によって被処理材70が90度回転させられている状態
を示す。そして、第2の液体処理手段のチャック22に
よって、被処理材70を把持する(図12の(A)参
照)。
【0044】[工程−120](第2の液体処理工程) その後、被処理材70の他方の面(例えば表面)を上に
向けた状態でこの他方の面に液体による処理を施す(図
12の(B)及び図13の(A)参照)。この工程は、
第2の液体処理手段を用いる点を除き、実質的には[工
程−100]と同様とすることができるので、詳細な説
明は省略する。
【0045】[工程−130](乾燥工程) 次に、第3の搬送手段43を用いて、被処理材の他方の
面(例えば表面)を上に向けた状態で被処理材70を第
2の液体処理手段から搬出し(図13の(B)参照)、
第3の搬送手段の下流に配設された被処理材乾燥部30
に搬入する(図14の(A)参照)。そして、被処理材
乾燥部30に配設された被処理材乾燥手段にて被処理材
70を乾燥する。即ち、被処理材70の端面をチャック
32で把持し、モータ31によってチャック32を回転
させながら、例えば純水から成る液体をスプレーノズル
34を介して被処理材70にスプレーする(図14の
(B)参照)。その後、スプレーを止め、チャック32
を回転させ続けて、遠心力によって被処理材70から液
体を除去し、被処理材70を乾燥させる。その後、第4
の搬送手段44を用いて、被処理材乾燥手段から被処理
材70を搬出し(図15の(A)参照)、アンロード部
ULDに被処理材70を搬入し、被処理材70をキャリ
ア部72に収納する(図15の(B)参照)。
【0046】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。実施例にて説明した液体処理装置の構造は例示であ
り、適宜設計変更することができる。
【0047】実施例においては、専らウエハから成る被
処理材の洗浄を例にとり説明したが、本発明の被処理材
の液体処理装置並びに液体処理方法は他の被処理材の液
体処理にも適用することができる。ウエハだけでなく、
レチクル、その他、如何なる被処理材に対しても本発明
を適用することができる。また、実施例にて説明した処
理用の液体は例示であり、適宜変更することができる。
【0048】例えば、被処理材をウエハとし、ウエハの
裏面に形成された酸化膜を除去する場合に、本発明の被
処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処
理方法、並びに半導体装置の製造方法を適用することが
できる。例えばRTA(Rapid Thermal Annealing)法
にてウエハをアニール処理する場合の温度制御は、ウエ
ハの裏面からの熱放射を放射温度計にて測定することで
行う。この場合、ウエハの裏面に酸化膜が形成されてい
ると、放射温度計によるウエハの温度測定に誤差が生じ
る。それ故、ウエハの裏面に形成された酸化膜を除去す
る必要がある。この場合には、第1の液体処理手段にお
いて、ウエハの裏面にフッ酸やリンス液をスプレーし
て、ウエハの裏面に形成された酸化膜の除去を行う。そ
の後、第2の液体処理手段において、ウエハの表面にリ
ンス液をスプレーして、ウエハの表面の洗浄を行う。
【0049】尚、ウエハの裏面に形成されたシリコンナ
イトライドを除去する場合には、第1の液体処理手段に
おいて、150゜C前後に加熱したH3PO4を液体とし
て用いればよい。また、ウエハの裏面に形成されたポリ
シリコンを除去する場合には、第1の液体処理手段にお
いて、KOHを液体として用いればよい。更に、被処理
材裏面のパーティクルやメタルを除去するためには、第
1の液体処理手段において、NH4OH+H22+H2
混合液やHCl+H22+H2O混合液、あるいは希フ
ッ酸等を液体として用いればよい。
【0050】尚、第2の液体処理手段においては、ウエ
ハの表面に形成されたレジスト材を剥離するためにH2
SO4+H22混合液を用いたり、自然酸化膜の除去の
ために希フッ酸を用いたり、パーティクルやメタル除去
のためにNH4OH+H22+H2O混合液やHCl+H
22+H2O混合液を用いればよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の被処理材の液体
処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並び
に半導体装置の製造方法においては、被処理材あるいは
ウエハの一方の面と他方の面を処理する液体がそれぞれ
分離できるため、被処理材あるいはウエハの処理効果が
著しく向上する。即ち、被処理材あるいはウエハの例え
ば裏面の汚染物質が表面を汚染することを効果的に抑制
できる。これにより、例えば半導体装置の性能(信頼性
等)の向上と、製造歩留りの向上、製造コストの低減が
可能となる。更に、被処理材あるいはウエハの一方の面
を処理した液体と、裏面を処理した液体を分離して回収
するため、液体の再利用や液体交換頻度の低減が可能と
なり、ひいては、薬品の使用量や廃棄量の低減につなが
ることから、省資源、省エネ、環境保全、薬品経費の低
減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体処理装置の模式的な平面図及び正
面図である。
【図2】第1の搬送手段の動きを模式的に示す図であ
る。
【図3】第2の搬送手段の動きを模式的に示す図であ
る。
【図4】第1の搬送手段の昇降を模式的に示す図、及び
チャックの模式図である。
【図5】被処理材の上面に液体をスプレーノズルにてス
プレーする方法を模式的に示す図である。
【図6】液体供給手段及び液体排出手段の構成を模式的
に示す図である。
【図7】液体供給手段及び液体排出手段の構成を模式的
に示す図である。
【図8】被処理材乾燥部内でのリンス液のフローを模式
的に示す図である。
【図9】本発明の被処理材の液体処理方法あるいは半導
体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図10】図9に引き続き、本発明の被処理材の液体処
理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明するための
模式図である。
【図11】図10に引き続き、本発明の被処理材の液体
処理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明するため
の模式図である。
【図12】図11に引き続き、本発明の被処理材の液体
処理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明するため
の模式図である。
【図13】図12に引き続き、本発明の被処理材の液体
処理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明するため
の模式図である。
【図14】図13に引き続き、本発明の被処理材の液体
処理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明するため
の模式図である。
【図15】図14に引き続き、本発明の被処理材の液体
処理方法あるいは半導体装置の製造方法を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
10 第1の処理部 20 第2の処理部 30 被処理材乾燥部 LD ローディング部 ULD アンロード部 11,21,31 モータ 12,22,32 チャック 13,14,23,24,34 スプレーノズル 41 第1の搬送手段 42 第2の搬送手段 43 第3の搬送手段 44 第4の搬送手段 50A,50B タンク 51A,51B,54A,54B,55A,55B 配
管 52A,52B フィルター 53A,53B ポンプ 56A,56B ドレイン部 57A,57B,58A,58B,59A,59B,6
0A,60B,61A,61B バルブ 70 被処理材 71、72 キャリア部

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)被処理材の一方の面を上に向けた状
    態で該一方の面に液体による処理を施す第1の液体処理
    手段と、 (ロ)該被処理材の他方の面を上に向けた状態で該他方
    の面に液体による処理を施す第2の液体処理手段と、 (ハ)被処理材の一方の面を上に向けた状態で被処理材
    を前記第1の液体処理手段に搬入する第1の搬送手段
    と、 (ニ)被処理材の一方の面を上に向けた状態で被処理材
    を該第1の液体処理手段から搬出し、次いで、被処理材
    の他方の面を上に向けた状態とし、この状態で被処理材
    を前記第2の液体処理手段に搬入する第2の搬送手段
    と、 (ホ)被処理材の他方の面を上に向けた状態で被処理材
    を該第2の液体処理手段から搬出する第3の搬送手段、 から成り、 第1及び第2の液体処理手段のそれぞれには、液体供給
    手段及び液体排出手段が備えられており、一方の液体処
    理手段の液体排出手段は他方の液体処理手段の液体供給
    手段に接続されている ことを特徴とする被処理材の液体
    処理装置。
  2. 【請求項2】第1及び第2の液体処理手段はスプレー型
    処理装置から成ることを特徴とする請求項1に記載の被
    処理材の液体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の搬送手段の下流に、被処理材乾
    燥手段、及び該被処理材乾燥手段から被処理材を搬出す
    る第4の搬送手段を更に備えていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の被処理材の液体処理装置。
  4. 【請求項4】 各搬送手段は被処理材の端面とのみ接触す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の被処理材の液体処理装置。
  5. 【請求項5】 (イ)被処理材の一方の面を上に向けた状
    態で該一方の面に液体による処理を施す第1の液体処理
    工程と、 (ロ)該被処理材の他方の面を上に向けた状態とする被
    処理材反転工程と、 (ハ)該被処理材の他方の面を上に向けた状態で該他方
    の面に液体による処理を施す第2の液体処理工程、 から成り、 第2の液体処理工程にて使用された液体を第1の液体処
    理工程に供給することを特徴とする 被処理材の液体処理
    方法。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の液体処理工程は、液体のス
    プレー工程から成ることを特徴とする請求項5に記載の
    被処理材の液体処理方法。
  7. 【請求項7】 第2の液体処理工程の後、被処理材を乾燥
    する乾燥工程を更に含むことを特徴とする請求項5又は
    請求項6に記載の被処理材の液体処理方法。
  8. 【請求項8】 (イ)ウエハの一方の面を上に向けた状態
    で該一方の面に液体による処理を施す第1の液体処理手
    段と、 (ロ)該ウエハの他方の面を上に向けた状態で該他方の
    面に液体による処理を施す第2の液体処理手段と、 (ハ)ウエハの一方の面を上に向けた状態でウエハを前
    記第1の液体処理手段に搬入する第1の搬送手段と、 (ニ)ウエハの一方の面を上に向けた状態でウエハを該
    第1の液体処理手段から搬出し、次いで、ウエハの他方
    の面を上に向けた状態とし、この状態でウエハを前記第
    2の液体処理手段に搬入する第2の搬送手段と、 (ホ)ウエハの他方の面を上に向けた状態でウエハを該
    第2の液体処理手段から搬出する第3の搬送手段、 から成り、 第1及び第2の液体処理手段のそれぞれには、液体供給
    手段及び液体排出手段が備えられており、一方の液体処
    理手段の液体排出手段は他方の液体処理手段の液体供給
    手段に接続されている ことを特徴とするウエハの液体処
    理装置。
  9. 【請求項9】第1及び第2の液体処理手段はスプレー型
    処理装置から成ることを特徴とする請求項8に記載のウ
    エハの液体処理装置。
  10. 【請求項10】前記第3の搬送手段の下流に、被処理材
    乾燥手段、及び該被処理材乾燥手段から被処理材を搬出
    する第4の搬送手段を更に備えていることを特徴とする
    請求項8又は請求項9に記載のウエハの液体処理装置。
  11. 【請求項11】各搬送手段は被処理材の端面とのみ接触
    することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれ
    か1項に記載のウエハの液体処理装置。
  12. 【請求項12】 (イ)ウエハの一方の面を上に向けた状
    態で該一方の面に液体による処理を施す第1の液体処理
    工程と、 (ロ)該ウエハの他方の面を上に向けた状態とするウエ
    ハ反転工程と、 (ハ)該ウエハの他方の面を上に向けた状態で該他方の
    面に液体による処理を施す第2の液体処理工程、 から成り、 第2の液体処理工程にて使用された液体を第1の液体処
    理工程に供給することを特徴とする 半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】第1及び第2の液体処理工程は、液体の
    スプレー工程から成ることを特徴とする請求項12に記
    載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】第2の液体処理工程の後、被処理材を乾
    燥する乾燥工程を更に含むことを特徴とする請求項12
    又は請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
JP24051394A 1994-09-08 1994-09-08 被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3326994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24051394A JP3326994B2 (ja) 1994-09-08 1994-09-08 被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24051394A JP3326994B2 (ja) 1994-09-08 1994-09-08 被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0878379A JPH0878379A (ja) 1996-03-22
JP3326994B2 true JP3326994B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=17060643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24051394A Expired - Fee Related JP3326994B2 (ja) 1994-09-08 1994-09-08 被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3326994B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284345A (ja) * 2004-03-17 2007-11-01 Nishiyama Stainless Chem Kk フラットパネルディスプレイ用ガラス板の製造方法及びその装置
JP4848402B2 (ja) * 2008-08-20 2011-12-28 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0878379A (ja) 1996-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3171807B2 (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
JP6000822B2 (ja) 基板洗浄方法および基板洗浄システム
TW202117821A (zh) 基板處理系統及基板處理方法
US11342204B2 (en) Method and apparatus for cleaning semiconductor wafers
JP6279037B2 (ja) 基板洗浄方法および基板洗浄システム
TWI829726B (zh) 基板處理裝置之微粒去除方法及基板處理裝置
JP3171822B2 (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
US7556697B2 (en) System and method for carrying out liquid and subsequent drying treatments on one or more wafers
US20180169720A1 (en) Substrate compartment cleaning
JP5374961B2 (ja) 塗布、現像装置、及び塗布、現像装置の搬送アーム洗浄方法、並びに記憶媒体
JP3326994B2 (ja) 被処理材の液体処理装置、ウエハの液体処理装置、液体処理方法、並びに半導体装置の製造方法
JP4286336B2 (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
TW201819057A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JP3194592B2 (ja) 枚葉式ウェハー洗浄装置
US6869486B2 (en) Methods for removing metallic contamination from wafer containers
JP3057163B2 (ja) 洗浄方法及び洗浄装置
JP7262594B2 (ja) 塗布、現像装置
TWI819538B (zh) 基板處理設備及基板處理方法
JP7504269B2 (ja) 基板処理システム、及び基板処理方法
JP2000334399A (ja) 基板処理装置
KR20110077045A (ko) 로봇 세정 모듈 및 이를 포함하는 기판 세정 장치
JP3451567B2 (ja) 洗浄処理装置
JP2010034211A (ja) 半導体ウェーハ並びにその洗浄装置及びその洗浄方法
TW202341336A (zh) 基板處理系統、基板處理方法及電腦可讀取記錄媒體
JPH04186860A (ja) 搬送機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees