JP3326948B2 - チップジャンパーの製造方法 - Google Patents

チップジャンパーの製造方法

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JP3326948B2
JP3326948B2 JP00564394A JP564394A JP3326948B2 JP 3326948 B2 JP3326948 B2 JP 3326948B2 JP 00564394 A JP00564394 A JP 00564394A JP 564394 A JP564394 A JP 564394A JP 3326948 B2 JP3326948 B2 JP 3326948B2
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和彦 汐谷
修治 服部
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/225Correcting or repairing of printed circuits

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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ抵抗の中で抵抗値
が0Ωと表示され、プリント基板上のジャンパー接続の
ために使用されるチップジャンパーおよびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のチップジャンパーについ
て図面を用いて説明する。
【0003】図17は従来のチップジャンパーの構成を
示す断面図であり、アルミナ基板91上に銀系電極93
を塗布し、この上にガラス92を印刷、焼成して絶縁被
膜形成を行い、さらに両電極部94に銅下メッキ95を
形成して後に錫あるいは半田メッキ96を施し、電極半
田メッキ部96aをプリント基板のパターンに半田付け
することにより銀系電極93を通して電気的に導通する
ことができるように構成されたものであった。
【0004】また、この従来のチップジャンパーは、ア
ルミナ基板91の表裏面に上記構成の説明に従って印
刷、焼成を複数回繰り返し、まずチップジャンパーの幅
相当に一次のスリット加工をし、さらに端面の電極を形
成するため印刷、焼成を行い、次に二次のスリット加工
を行ってチップジャンパーの形状にするという製造方法
で作られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のチップジャンパーおよびその製造方法は、アルミナ基
板91を用いて印刷、焼成を繰り返して製造しているた
めに複雑な構造を有し、且つ多くの工程を有するために
コスト的に高くなるという課題があった。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、簡単な構成で且つ工数が少なく、設備コス
ト、製品コストも安いチップジャンパーおよびその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のチップジャンパーおよびその製造方法は、
面矩形状の鉄、銅、黄銅、あるいはアルミなどの金属材
料からなる導体素子の長さ方向の中央部に絶縁特性を有
する耐熱性樹脂、セラミックのいずれかからなる保護膜
を形成したチップジャンパーの製造方法において、鉄、
銅、黄銅、あるいはアルミなどの金属線を少なくとも一
方の外周面を断面凸型とした回転する1組のローラ間を
通し長さ方向に連続した溝部を設けた断面矩形状の上記
導体素子に圧延加工し、この溝部の長さ方向に定間隔で
穴加工を施して後、この溝部に上記保護膜を形成して上
記穴の中心間を所定長さとして切断する構成としたもの
である。
【0008】
【作用】この構成により、断面矩形状の鉄、銅、黄銅、
あるいはアルミなどの金属材料からなる導体素子の両端
部を電極部として残し、中央部に絶縁特性を有する保護
膜を形成した極めて簡単な構成のチップジャンパーを得
ることができ、その製造方法も工数が少なく、製造設備
も簡略化することができ、大幅なコストダウンを図るこ
とができる。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は同第1の実施例におけるチップジャ
ンパーの構成を示す斜視図であり、同図において11は
長さ方向の両端に電極部11aを露出したチップジャン
パーの導体素子であり、断面形状が矩形状に形成された
鉄、銅、黄銅、あるいはアルミ材などの金属材料により
構成されている。12は保護膜であり、絶縁特性を有す
る耐熱性樹脂粘着テープを用いて形成されている。
【0011】図2(a)〜(g)は上記同実施例による
チップジャンパーの製造方法を示す製造工程図であり、
まず図2(a)に示すようにボビン13に巻かれた鉄、
銅、黄銅、あるいはアルミの線材14を準備する。図2
(b)はこの線材14を拡大して図示したもので、図2
(c)に示すように線材14に定間隔で耐熱性樹脂粘着
テープ12aを貼付け、図2(d)に示すように保護膜
12を形成する。
【0012】次に図2(e)に示すように保護膜12を
形成した線材14を回転する1組のローラ15a,15
bの間を通すことにより、図2(f)に示すような断面
矩形状の導体素子11に圧延加工し、図2(g)に示す
ように上記保護膜12が長さ方向の中央部になるように
所定の長さに切断してチップジャンパーを得るものであ
る。
【0013】なお、上記線材14はあらかじめローラ1
5a,15bにより断面矩形状の導体素子11に圧延加
工して後に保護膜12を形成しても良いことは言うまで
もない。
【0014】以上のように本発明の第1の実施例による
チップジャンパーは、材料として鉄、銅、黄銅、あるい
はアルミの線材14と耐熱性樹脂粘着テープ12aのみ
で構成されたものであり、その製造方法も上記図2
(a)〜(g)で示すように線材14に耐熱性樹脂粘着
テープ12aを巻き付け、これを断面矩形状に圧延加工
し、所定ピッチで切断するというように概略3工程で製
造することができ、簡単な構成で工数が少なく、設備、
製品コストともに安いチップジャンパーを実現すること
ができるものである。
【0015】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0016】図3は本発明の第2の実施例におけるチッ
プジャンパーの構成を示す斜視図であり、同図において
21は長さ方向の両端に電極部21aを露出したチップ
ジャンパーの導体素子であり、断面形状が矩形状に形成
された鉄、銅、黄銅、あるいはアルミ材により構成され
ている。22は保護膜であり、絶縁特性を有する耐熱性
熱収縮チューブを用いて形成されている。
【0017】図4(a)〜(g)は同実施例によるチッ
プジャンパーの製造方法を示す製造工程図であり、まず
図4(a)に示すようにボビン13に巻かれた鉄、銅、
黄銅、もしくはアルミの線材14を準備する。図4
(b)はこの線材14を拡大して図示したもので、図4
(c)に示すように線材14の外周に定間隔で耐熱性熱
収縮チューブ22aをかぶせ、図4(d)に示すように
この耐熱性熱収縮チューブ22aを熱風26により加熱
して収縮させて保護膜22を形成する。
【0018】次に図4(e)に示すように保護膜22を
形成した線材14を回転する1組のローラ15a,15
bの間を通すことにより、図4(f)に示すような断面
矩形状の導体素子21に圧延加工し、図4(g)に示す
ように上記保護膜22が長さ方向の中央部になるように
所定の長さに切断してチップジャンパーを得るものであ
る。
【0019】なお、上記線材14はあらかじめローラ1
5a,15bにより断面矩形状の導体素子21に圧延加
工して後に保護膜22を形成しても良いことは言うまで
もない。
【0020】また、本実施例による効果は上記第1の実
施例による効果と同じであり、詳細な説明は省略する。
【0021】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0022】図5は本発明の第3の実施例におけるチッ
プジャンパーの構成を示す斜視図であり、同図において
31は長さ方向の両端に電極部31aを露出したチップ
ジャンパーの導体素子であり、断面形状が矩形状に形成
された鉄、銅、黄銅、あるいはアルミ材により構成され
ている。32は保護膜であり、絶縁特性を有する耐熱性
樹脂またはセラミックにより形成されている。
【0023】図6(a)〜(g)は同実施例によるチッ
プジャンパーの製造方法を示す製造工程図であり、まず
図6(a)に示すようにボビン13に巻かれた鉄、銅、
黄銅、あるいはアルミの線材14を準備する。図6
(b)はこの線材14を拡大して図示したもので、図6
(c)に示すように線材14の外周に定間隔で耐熱性樹
脂32aをコーティングし、図6(d)に示すようにこ
の耐熱性樹脂32aによる保護膜32を形成する。
【0024】次に図6(e)に示すように保護膜32を
形成した線材14を回転する1組のローラ15a,15
bの間を通すことにより、図6(f)に示すような断面
矩形状の導体素子31に圧延加工し、図6(g)に示す
ように上記保護膜32が長さ方向の中央部になるように
所定の長さに切断してチップジャンパーを得るものであ
る。
【0025】なお、上記線材14はあらかじめローラ1
5a,15bにより断面矩形状の導体素子31に圧延加
工して後に保護膜32を形成しても良いことは言うまで
もない。
【0026】また、本実施例による効果は上記第1の実
施例による効果と同じであり、詳細な説明は省略する。
【0027】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0028】図7は本発明の第4の実施例におけるチッ
プジャンパーの構成を示す斜視図であり、同図において
41は長さ方向の両端に電極部41aを露出したチップ
ジャンパーの導体素子であり、断面形状が矩形状に形成
された鉄、銅、黄銅、あるいはアルミ材により構成され
ている。42は保護膜であり、絶縁特性を有する耐熱性
樹脂により形成され、上記導体素子41の幅方向の上下
面に溝部41bを形成し、この溝部41bに保護膜42
を形成した構成としている。
【0029】図8(a)〜(g)は同実施例によるチッ
プジャンパーの製造方法を示す製造工程図であり、まず
図8(a)に示すようにボビン13に巻かれた鉄、銅、
黄銅、あるいはアルミの線材44を準備する。図8
(b)はこの線材44を拡大して図示したもので、図8
(c)に示すように外周面を断面凸型とした(図8
(g)にその要部を拡大して図示している)回転する1
組のローラ45a,45bの間を通すことにより、図8
(d)に示すような長さ方向の中央部上下面に連続した
溝部41bを形成した断面矩形状の導体素子41に圧延
加工する。
【0030】次に、図8(e)に示すように上記溝部4
1bに耐熱性樹脂42aをコーティングして保護膜42
を形成した後、図8(f)に示すように所定の長さに切
断してチップジャンパーを得るものである。
【0031】また、本実施例による効果は上記第1の実
施例による効果(省略)の他に、保護膜42が導体素子
41と同一面に形成されるため、プリント基板へ実装す
る際に安定性が向上するという効果が得られるものであ
る。
【0032】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0033】図9は本発明の第5の実施例におけるチッ
プジャンパーの構成を示す斜視図であり、同図において
51は長さ方向の両端に電極部51aを露出したチップ
ジャンパーの導体素子であり、断面形状が矩形状に形成
された鉄、銅、黄銅、あるいはアルミ材により構成され
ている。52は保護膜であり、絶縁特性を有する耐熱性
樹脂により形成され、上記導体素子51の幅方向の上下
面及び両側面に溝部を形成し、この溝部に保護膜52を
形成した構成としている。
【0034】図10(a)〜(h)は同実施例によるチ
ップジャンパーの製造方法を示す製造工程図であり、ま
ず図10(a)に示すようにボビン13に巻かれた鉄、
銅、黄銅、あるいはアルミの線材54を準備する。図1
0(b)はこの線材54を拡大して図示したもので、図
10(c)に示すように外周面を断面凸型とした(図1
0(h)にその要部を拡大して図示している)回転する
1組のローラ45a,45bの間を通すことにより、図
10(d)に示すような長さ方向の中央部上下面に連続
した溝部51bを形成した断面矩形状の導体素子51に
圧延加工する。
【0035】次に、図10(e)に示すようにポンチ5
7により上記溝部51bに定間隔で穴あけ加工を行って
穴51cを設けて後に図10(f)に示すように上記溝
部51bに耐熱性樹脂52aをコーティングして保護膜
52を形成し、図10(g)に示すように上記穴51c
の中心間を所定の長さとして切断してチップジャンパー
を得るものである。
【0036】また、本実施例による効果は上記第1の実
施例による効果(省略)の他に、保護膜52が導体素子
51と同一面に形成されるため、プリント基板へ実装す
る際に安定性が向上するという効果が得られるものであ
る。
【0037】また、保護膜52が上下および両側面の4
面に形成されるために絶縁性が向上するという効果も得
られるものである。
【0038】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0039】図11は本発明の第6の実施例におけるチ
ップジャンパーの構成を示す斜視図であり、同図におい
て61は長さ方向の両端に電極部61aを露出したチッ
プジャンパーの導体素子であり、断面形状が矩形状に形
成された鉄、銅、黄銅、あるいはアルミ材により構成さ
れている。62は保護膜であり、絶縁特性を有する耐熱
性樹脂により形成され、上記導体素子61の幅方向の上
下面に溝部61bを形成し、この溝部61bに保護膜6
2を形成した構成としている。
【0040】図12(a)〜(g)は同実施例によるチ
ップジャンパーの製造方法を示す製造工程図であり、ま
ず図12(a)に示すようにボビン13に巻かれた鉄、
銅、黄銅、あるいはアルミの線材64を準備する。図1
2(b)はこの線材64を拡大して図示したもので、図
12(c)に示すように外周面に歯車状に複数の凸部を
設けた(図12(g)にその要部を拡大して図示してい
る)回転する1組のローラ65a,65bの間を通すこ
とにより、図12(d)に示すような長さ方向に定間隔
で複数の溝部61bを形成した断面矩形状の導体素子6
1に圧延加工する。
【0041】次に、図12(e)に示すように上記溝部
61bに耐熱性樹脂62aをコーティングして保護膜6
2を形成した後、図12(f)に示すように上記溝部6
1bが長さ方向中央部となるような所定の長さに切断し
てチップジャンパーを得るものである。
【0042】また、本実施例による効果は上記第1の実
施例による効果(省略)の他に、保護膜62が導体素子
61と同一面に形成されるため、プリント基板へ実装す
る際に安定性が向上するという効果が得られるものであ
る。
【0043】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0044】図13は同第7の実施例におけるチップジ
ャンパーの構成を示す斜視図であり、同図において71
は長さ方向の両端に半田メッキ処理を施した電極部71
aを露出したチップジャンパーの導体素子であり、断面
形状が矩形状に加工された鉄、銅、黄銅、あるいはアル
ミにより構成されている。72は保護膜であり、絶縁特
性を有する耐熱性樹脂を用いて形成されている。
【0045】図14(a)〜(e)は上記同実施例によ
るチップジャンパーの製造方法を示す製造工程図であ
り、まず図14(a)に示すようにボビン13に巻かれ
た半田メッキ鉄線、半田メッキ角銅線、半田メッキ角黄
銅線、あるいは半田メッキアルミ線などからなる線材7
4を準備する。ここで、線材74が丸線の場合はロール
もしくはダイスなどにて角線化する。図14(b)はこ
の線材74を拡大して図示したものである。図2(c)
に示すように線材74の長手方向ほぼセンターにカッタ
ー75a,75bなどを用いて切削溝74aを片面もし
くは両面に加工する。これは断面矩形状にし溝面の半田
メッキを取り去り導体素子の素材面とするためである。
【0046】次に、図14(d)に示すように上記切削
溝74aに耐熱性樹脂72aをコーティングして保護膜
72を形成し、図14(e)に示すように所定の長さに
切断してチップジャンパーを得るものである。
【0047】以上のように本発明の第7の実施例による
チップジャンパーは、材料として半田メッキされた鉄、
銅、黄銅、あるいはアルミの線材74と耐熱性樹脂72
aのみで構成されたものであり、その製造方法も上記図
14(a)〜(e)で示すように簡単な構成で工数が少
なく、材料投入から製品取り出しまで一貫した設備で構
造することが可能となり、製品コストも安いチップジャ
ンパーを実現することができるものである。
【0048】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0049】図15は同第8の実施例におけるチップジ
ャンパーの構成を示す斜視図であり、同図において81
は長さ方向の両端に半田メッキ処理を施した電極部81
aを露出したチップジャンパーの導体素子であり、断面
形状が矩形状に加工された鉄、銅、黄銅、あるいはアル
ミにより構成されている。82は保護膜であり、絶縁特
性を有する耐熱性樹脂を用いて形成されている。
【0050】図16(a)〜(g)は上記同実施例によ
るチップジャンパーの製造方法を示す製造工程図であ
り、まず図16(a)に示すようにボビン13に巻かれ
た裸角銅線もしくは裸角黄銅線の線材84を準備する。
ここで、線材84が丸線の場合はロールもしくはダイス
などにて角線化する。図16(b)はこの線材84を拡
大して図示したものである。図16(c)に示すように
線材84の長手方向ほぼセンターにローラもしくはダイ
スなどにて断面凹形状の溝加工84aを片面もしくは両
面に行う。
【0051】次に全面に半田メッキを施し図16(d)
の半田メッキ線84bとする。これは上記裸角銅線もし
くは裸角黄銅線が半田メッキ角銅線もしくは半田メッキ
角黄銅線に該断面凹形状の溝加工を行うことによっても
同様の結果が得られることは容易に推測できる。さらに
図16(e)のように断面凹形状の溝部のみ半田付け可
能な表面処理層を取り除く切削加工を行い切削溝84c
とする。これは溝面の表面処理層を取り去り、導体素子
の素材面とするためである。
【0052】次に、図16(f)に示すように上記切削
溝84cに耐熱性樹脂82aをコーティングして保護膜
82を形成し、図16(g)に示すように所定の長さに
切断してチップジャンパーを得るものである。
【0053】以上のように本発明の第8の実施例による
チップジャンパーは、材料として鉄、銅、黄銅、あるい
はアルミの角線材84と耐熱性樹脂82aのみで構成さ
れたものであり、その製造方法も工数が少なく、製品コ
スト、設備コストとも安いチップジャンパーを実現する
ことができるものである。
【0054】なお、上記第1〜第8の実施例では導体素
子は鉄、銅、黄銅、あるいはアルミなどの金属材料と
し、保護膜は絶縁特性を有する耐熱性樹脂粘着テープ、
耐熱性熱収縮チューブ、耐熱性樹脂、セラミックとした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、導電性を
有した金属材料であれば導体素子として何でも使用で
き、絶縁と耐熱特性を有したものであれば保護膜用の材
料として使用できることは言うまでもない。
【0055】また同様に、上記実施例では導体素子の両
面に溝部を設ける例を示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、導体素子の少なくとも片面に溝部を
設ければ目的を達成するものであることは言うまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によるチップジャン
パーの製造方法は、断面矩形状の鉄、銅、黄銅、あるい
はアルミなどの金属材料からなる導体素子の両端部を電
極部として残し、中央部に絶縁特性を有する耐熱性樹
脂、セラミックのいずれかからなる保護膜を形成した極
めて簡単な構成の、かつプリント基板への実装安定性が
良好なチップジャンパーを得ることができる。
【0057】また、その製造方法も工数が少なく、製造
設備も簡略化することができ、材料費、工数共に大幅な
コストダウンを図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるチップジャンパ
ーを示す斜視図
【図2】同実施例によるチップジャンパーの製造工程図
【図3】本発明の第2の実施例におけるチップジャンパ
ーを示す斜視図
【図4】同実施例によるチップジャンパーの製造工程図
【図5】本発明の第3の実施例におけるチップジャンパ
ーを示す斜視図
【図6】同実施例によるチップジャンパーの製造工程図
【図7】本発明の第4の実施例におけるチップジャンパ
ーを示す斜視図
【図8】同実施例によるチップジャンパーの製造工程図
【図9】本発明の第5の実施例におけるチップジャンパ
ーを示す一部切欠斜視図
【図10】同実施例によるチップジャンパーの製造工程
【図11】本発明の第6の実施例におけるチップジャン
パーを示す斜視図
【図12】同実施例によるチップジャンパーの製造工程
【図13】本発明の第7の実施例におけるチップジャン
パーを示す斜視図
【図14】同実施例によるチップジャンパーの製造工程
【図15】本発明の第8の実施例におけるチップジャン
パーを示す斜視図
【図16】同実施例によるチップジャンパーの製造工程
【図17】従来のチップジャンパーを示す断面図
【符号の説明】
11 チップジャンパーの導体素子 11a 電極部 12 保護膜 12a 耐熱性樹脂粘着テープ 13 ボビン 14 線材 15a,15b ローラ 21 チップジャンパーの導体素子 21a 電極部 22 保護膜 22a 耐熱性熱収縮チューブ 26 熱風 31 チップジャンパーの導体素子 31a 電極部 32 保護膜 32a 耐熱性樹脂 41 チップジャンパーの導体素子 41a 電極部 41b 溝部 42 保護膜 42a 耐熱性樹脂 44 線材 45a,45b ローラ 51 チップジャンパーの導体素子 51a 電極部 51b 溝部 51c 穴 52 保護膜 52a 耐熱性樹脂 54 線材 57 ポンチ 61 チップジャンパーの導体素子 61a 電極部 61b 溝部 62 保護膜 62a 耐熱性樹脂 64 線材 65a,65b ローラ 71 チップジャンパーの導体素子 71a 電極部 72 保護膜 72a 耐熱性樹脂 74 線材 74a 切削溝 75a,75b カッター 81 チップジャンパーの導体素子 81a 電極部 82 保護膜 82a 耐熱性樹脂 84 線材 84a 加工溝 84b 半田メッキ線 84c 切削溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳中 毅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 正本 敞 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−103994(JP,A) 実開 昭62−43471(JP,U) 実開 昭57−94980(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 11/01 H01R 43/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面矩形状の鉄、銅、黄銅、あるいはア
    ルミなどの金属材料からなる導体素子の長さ方向の中央
    部に絶縁特性を有する耐熱性樹脂、セラミックのいずれ
    かからなる保護膜を形成したチップジャンパーの製造方
    法において、鉄、銅、黄銅、あるいはアルミなどの金属
    線を少なくとも一方の外周面を断面凸型とした回転する
    1組のローラ間を通し長さ方向に連続した溝部を設けた
    断面矩形状の上記導体素子に圧延加工し、この溝部の長
    さ方向に定間隔で穴加工を施して後、この溝部に上記保
    護膜を形成して上記穴の中心間を所定長さとして切断す
    るチップジャンパーの製造方法。
  2. 【請求項2】 断面矩形状の鉄、銅、黄銅、あるいはア
    ルミなどの金属材料からなる導体素子の長さ方向の中央
    部に絶縁特性を有する耐熱性樹脂、セラミックのいずれ
    かからなる保護膜を形成したチップジャンパーの製造方
    法において、鉄、銅、黄銅、あるいはアルミなどの金属
    線を少なくとも一方に歯車状に複数の凸部を設けた回転
    する1組のローラ間を通し定間隔で溝部を設けた断面矩
    形状の上記導体素子に圧延加工し、上記溝部に上記保護
    膜を形成して後、溝部が長さ方向中央部となるように切
    断するチップジャンパーの製造方法。
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